JPH06505977A - 非イオン界面活性化合物の改良された製造方法 - Google Patents
非イオン界面活性化合物の改良された製造方法Info
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- JPH06505977A JPH06505977A JP4506358A JP50635892A JPH06505977A JP H06505977 A JPH06505977 A JP H06505977A JP 4506358 A JP4506358 A JP 4506358A JP 50635892 A JP50635892 A JP 50635892A JP H06505977 A JPH06505977 A JP H06505977A
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C41/00—Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
- C07C41/01—Preparation of ethers
- C07C41/02—Preparation of ethers from oxiranes
- C07C41/03—Preparation of ethers from oxiranes by reaction of oxirane rings with hydroxy groups
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
非イオン界面活性化合物の改良された製造方法本発明は、難溶性に熱処理したア
ルカリ土類金属ホスフェートの存在丁における、活性水素原子を有する化合物の
アルコキシ化による非イオン界面活性化合物の改良された製造方法に関する。
第一アルコールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加体、
いわゆる「アルコールアルコキシレートは、その優秀な洗剤性、および冷水中に
おける高い溶解性ゆえに、洗濯用、食器洗い用およびクリーニング用配合物とし
て大変重要な非イオン界面活性剤である。しかし、アルコキシ化反応(ま一般1
こ易溶解性のアルカリ金属の水酸化物またはアルコラードの存在丁におり、Xで
行なわれており、アルコール1モルに対するエチレンオキシドおよび/また1−
!プロピレンオキシド単位の数が分離している選択的な付加とはならず、むしろ
反応(よ統計的な法則に従うものであり、アルコキシ化度が広範囲にわたってし
\る付加体の同族混合物が製造される。
アルコールアルコキンレートの混合物におけるアルコキシ化度の分布、しXわゆ
る「同族分布」が、得られた付加体の特性に大きな影響を与えることは、ジャー
ナル・オブ・アメリカン・オイル・ケミスツ・ソサイエテイ(J、 Am、 O
ilCh6m、 Soc、 ) 、第63巻、691頁(1986年)およびH
APPI、52頁(1986年)より既知である。この点に関して、いわゆる同
族分布の狭L)生成物、いわゆる「狭い範囲のアルコキシレート(narrow
−ransge alkoxylates) jは、同族分布の広い生成物より
、例えば以下の点において有益であること力(11っている。
−流動点が低い
−煙点が高い
−より少ないモル数のアルコキシドで水に溶解する− 未反応アルコールの量が
少なく、従って悪臭が少な(、z−アルコールアルコキシレートを含有する洗剤
スラリーの噴霧乾燥中の飛沫の減少。
過去において、同族分布範囲が狭く、上記の特性を有する、第一アルコールのエ
チレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加体を、アルコキシ化触媒
を変化させることによって製造しようとする試みが十分になされてきた。
すなわち、欧州特許公開0006105A1および同0033760A1には、
アルカリ土類金属の酸化物および水酸化物の使用によってこの目的を達する方法
が記載されている。欧州特許0092256B1および同0115084B1の
教示によるとアルカリ土類金属のアルコキシドおよびフェノキシトとリン酸とを
組み合わせて、並びに米国特許第4721817号によるとアルミニウムのアル
コラードまたはフェノラートとリンを含有する酸とを共に、狭い範囲のアルコキ
シレートの製造に触媒として使用することができる。しかし、上記の触媒系は全
て均一であって、すなわち反応混合物中に完全に溶解する為、反応混合物からの
除去は技術的に繁雑であり、アルコキシレートの機能特性に悪影響を与え得る。
この問題を解決しようとする試みが、反応混合物において難溶性の不均一触媒系
の使用によってなされ、例えばハイドロタルサイト[ドイツ特許3843713
A1] 、マグネシウム/アルミニウム塩[ドイツ特許3833076A1]、
ジルコニウムオキシスルフエートし米国特許第4727199号]、バリウムホ
スフェート[欧州特許0398450A2] 、またはカルシウム塩、アルミニ
ウムトリアルコキシドおよび無機酸の組み合わせ[米国特許第4775653号
コが使用された。しかしこれらの触媒系は、粒子が微細である為、その除去が困
難であり、相当の労力を伴わなければなし得ず、十分な活性を欠くものであった
り、誘導されたアルコキシ化生成物の同族分布が十分に狭くないものであった。
従って、本発明が解決しようとする問題は、上記の不利益を伴わない非界面活性
化合物の製造方法を提供することである。
本発明は、反応媒体中において難溶性であるアルカリ土類金属塩の存在下におけ
る、活性水素原子を有する化合物のアルコキシ化による非イオン界面活性化合物
の製造方法であって、熱処理したアルカリ土類金属ホスフェートをアルコキシ化
触媒として使用しアルコキシ化反応終了後に濾去する方法に関する。
短い反応時間、狭い同族分布に反映されているように、熱処理したアルカリ土類
金属ホスフェートが、他のアルカリ土類金属塩、特に無処理のストロンチウムホ
スフェートまたはバリウムホスフェートよりもアルコキシ化触媒として活性が高
いということは驚くべき発見であった。本発明の方法は更に、熱処理したアルカ
リ土類金属ホスフェートが除去しゃすく、場合により処理した後で、アルコキシ
化反応へ戻すことができるという利点も有する。
本発明の範囲において、活性水素を有する化合物は、例えば脂肪酸、ヒドロキシ
脂肪酸、アルキルフェノール、ポリグリコール、脂肪アミン、脂肪酸アルカノー
ルアミド、ビシナルヒドロキシ、アルコキシ置換アルカン、第二アルコールであ
り、特に脂肪アルコールであると理解される。
本発明の特に一つの態様において、一般式11[式中、R1は、6〜44の炭素
原子および0,1.2または3の二重結合を有する、直鎖または分枝状の、脂肪
族または脂環式の、炭化水素基を示し、R2は水素またはメチル基を示し、nは
1〜2oの自然数または分数である。]によって示される非イオン界面活性化合
物を調製する。
この態様では、一般式■、
R1−OH(n)
[式中、R1は上記と同意義である。〕によって示される第一アルコールを出発
物質とする。直鎖の炭化水素基を有する第一アルコールの典型例は、カプロンア
ルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコール、セチルアルコール、ステ
アリルアルコール、オレイルアルコール、エルシルアルコール、ペトロセリニル
アルコール、リルイルアルコール、リルニルアルコール、ベヘニルアルコールま
たはエルシルアルコールである。特に有益な洗剤特性を有する非イオン界面活性
化合物は、12〜14の炭素原子を有する、直鎖不飽和の第一アルコールを出発
物質に使用した場合に得られる。従って、ミリスチルアルコールおよびラウリル
アルコールの使用が好ましい。
油脂化学によくあるように、これらのアルコールは工業用混合物の状態で存在し
てもよ(、例えば、植物または動物起源の脂肪酸メチルエステル分画の高圧水素
化、あるいはレーレンのオキソ合成に由来する工業用アルデヒド分画の水素化に
よって得られる。
分校状の炭素鎖を有する第一アルコールの典型例は、ゲルベアルコールであり、
第一アルコールから対応するアルデヒドへの酸化、その後のアルドール縮合、生
成したアルドールの脱水、および得られたアリルアルデヒドの水素化によって得
ることができる[ソープ・コスメチックス・ケミカル・スペシャリティーズ(S
oap Co5m、Chest、5pec、 ) 、52 (1987年)]。
特に有益な洗剤特性を有する非イオン界面活性化合物は、16〜36の炭素原子
を有するゲルベアルコールから得られる。従って、2−オクチル−1−ドデカノ
ールの使用が好ましい。
本発明の範囲において、熱処理したアルカリ土類金属ホスフェートは、リン酸の
マグネシウム塩、カルシウム塩、ストロンチウム塩およびバリウム塩、並びにそ
れらの混合物であると理解され、例えば、結晶水を有するアルカリ土類金属水酸
化物と85重量%リン酸との加熱、および得られたリン酸塩の180〜300℃
における、好ましくは220〜280℃におけるその後の熱処理によって得られ
る。熱処理したストロンチムホスフェートは、アルコキシ化反応において明らか
に狭い同族分布を導き、毒性がなく安全で、アルコキシ化反応終了後に濾過によ
って容易に分離し得る為、その使用が好ましい。
活性水素を有する化合物のアルコキシ化は、アルコキシ化最終生成物に対して0
.1〜5重量%、好ましくは0.4〜2重量%の熱処理したアルカリ土類金属ホ
スフェートの存在下において行ってよい。
アルコキシ化反応は、120〜220℃の温度で、1〜5barの圧力下で行っ
てよい。適当な反応速度の為に、また生成物の温度負荷を少な(する為に、アル
コキシ化反応を160〜190℃の温度で行うことが最良であることが判った。
アルコキシ化反応は、エチレンオキシドまたはプロピレンオキシドもしくは両者
の混合物(配置はランダムまたはブロック)を用いて行い、第一アルコール1モ
ルと、平均で1〜20モルのアルキレンオキシドとを反応させる。アルコキシ化
反応は統計的に進行する為、一般式■中のnは、アルコキシ化度の平均を示すも
のであり、従って自然数または分数であって、1未満であってもよい。
以下の実施例および添付する図面は、本発明を何等制限することなく説明するも
のである。図面は、実施例および比較例で得られた同族分布を示すものである。
実施例
■、触媒の調製
ストロンチウムホスフェート、熱処理実施(A)水酸化ストロンチムニ0水和物
239g(0,9モル)を水300m1の中で90℃にて40分間加熱し、85
重量%リン酸73g(0,6モル)を少しづつ添加した。添加後、反応混合物を
更に15分間反応させ、次いで水をロータリーエバポレーターを用いて留去した
。その後、120℃の減圧乾燥室で生成物を完全に脱水した。1重量%の懸濁水
のpH値は12.2であった。
次いで、ストロンチウムホスフェートを260℃で2時間熱処理した。1重量%
懸濁物のpH値は11,9であった。
■、アルコキシ化
実施例1ニ
ドデカノール士エチレンオキシド2モル触媒A6gをドデカノール[ロロール(
Lorol) (商標)C12、水酸価298、ヘンケル社(Henkel K
GaA)製] 407g (2,2モル)に溶解し、得られた溶液をオートクレ
ーブに移した。オートクレーブは窒素で置換し、100℃で30分間排気した。
次いでエチレンオキシド193g(4,4モル)を最大5barの圧力下で18
0℃にて90分間で少しづつ導入した。エチレンオキシド添加後、混合物を更に
300分間反応せた。吸引フィルターで触媒を濾去した。収量は601gであっ
た。同族分布は図1に示した。
比較例1
ドデカノール士エチレンオキシド2モル触媒B6gを用いて実施例1と同様に行
った。120分間の反応時間後に、エトキシ化生成物600gが得られた。同族
分布は表2に示した。
実施例2
ドデカノール士エチレンオキシド6.5モル触媒A6g、ドデカノール407g
およびエチレンオキシド630g (14゜3モル)を使用して実施例1と同様
に行った。240分間の反応時間後に、水酸価115.6のエトキシ化生成物1
031gが得られた。同族分布は図3に示した。
比較例2
ドデカノール士エチレンオキシド6.5モル触媒86gを用いて実施例2と同様
に行った。270分間反応時間後に、水酸価118.4のエトキシ化生成物10
30gが得れらた。同族分布は図4に示した。
■
国際調査報告
フロントページの続き
(72)発明者 ラトス、バーークリスティアンドイツ連邦共和国 デー−40
19モンハイム、ヴイーナーーノイシュテーターーシュトラアセ 95番
(72)発明者 プローグ、ウヴエ
ドイツ連邦共和国 デー−5657バーン、ハイデンヴエーク 6番
Claims (10)
- 1.熱処理したアルカリ土類金属ホスフェートをアルコキシ化触媒として使用し 、アルコキシ化終了後に濾去することを特徴とする、反応媒体中において難溶性 であるアルカリ土類金属塩の存在下における、活性水素原子を有する化合物のア ルコキシ化による非イオン界面活性化合物の改良された製造方法。
- 2.活性水素原子を有する化合物が第一アルコールであることを特徴とする請求 項1に記載の方法。
- 3.エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを用いてアルコキシ化 を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 4.熱処理したストロンチウムホスフェートをアルコキシ化触媒として使用する ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
- 5.非イオン界面活性剤が、一般式I、▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R1は、6〜44の炭素原子および0、1、2または3の二重結合を有 する、直鎖または分枝状の、脂肪族または脂環式の、炭化水素基を示し、R2は 水素またはメチル基を示し、nは1〜20の自然数または分数である。]によっ て示されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 6.一般式I中、R1が、12〜14の炭素原子を有する直鎖で飽和の脂肪族炭 化水素基であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- 7.一般式I中、R1が、16〜36の炭素原子を有する分枝状で飽和の脂肪族 炭化水素基であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
- 8.アルコキシ化を、1〜5barの圧力下で、120〜220℃の温度におい て行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
- 9.アルコキシ化を、アルコキシ化最終生成物に対して0.1〜5.0重量%の アルカリ土類金属ホスフェートの存在下において行うことを特徴とする請求項1 〜8のいずれかに記載の方法。
- 10.アルカリ土類金属ホスフェートの処理を180〜300℃の温度において 行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
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