JPH06505132A - 雑音消去ハンドセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 雑音消去ハンドセット 本発明はマイクロホン用の雑音消去方法、特に雑音消去電話機ハンドセットに関 する。

電話機は高レベルの背景雑音の領域、例えば鉄道および地下鉄の駅、空港および 混雑した道路に近接して設置されることが多い。空間が制限されているか、或は 火災規則がそれらの使用を許可しないため、このような電話機に対して防音ハウ ジングが設けられるとは限らない。

電話機ハンドセットにおいて、遠い音源から到達した音は結果的にハンドセット の表面部分にわたって均一な圧力を生じる傾向がある。したがって、このような 点において圧力差を検出するマイクロホンシステムは小さい出力を生成するか、 或は出力を生成しない。しかしながら、近い音源から伝播した音はハンドセット の表面にわたって大きい圧力差を生成し、圧力差を検出するマイクロホンシステ ムは大きい信号を生成するように形成されることができる。

雑音消去ハンドセット設計に対する通常の方法は、第１のオーダーの圧力勾配マ イクロホンの周囲の開いたマウスピース構造に依存している。第１のオーダーの 圧力勾配マイクロホンは２つの圧力感知位置間の単一の圧力差を検出するマイク ロホンである。この方法において、マイクロホン振動膜の両側はマウスピースハ ウジングにおける１対の孔（ポート）からの音響振動に露出され、遠い雑音はそ れが振動膜の両側で実質的に等しい圧力を生成するために消去される。ポートは マイクロホン用の２つの圧力感知位置を構成する。この方法は開放構造が脆弱で あり、粉塵および湿気を侵入させがちなので、街頭電話用には不適切である。伝 統的な理論は、雑音信号間の十分な相関が存在するために２つの圧力感知位置の 分離が有効な消去に対する波長の半分よりかなり小さくなければならないことを 示唆している。実際に、これは２つの圧力感知位置間の距離が５ｍｍ程度であり 、最大で約１０ｍｍの分離を持つことを意味する。

非電話領域において、例えばパイロットによって第２のオーダーのブームマイク ロホンが使用されるが、しかしそれらは口の近くに位置されているマイクロホン に依存し、不完全に位置された場合には適切に機能しないため電話機として不適 切である。

本発明の目的は、電話機ハンドセットの改良された形態の雑音消去を提供するこ とである。

本発明は、広く間隔を隔てられた圧力感知位置からの信号間の相関が有効な雑音 消去が発生することを可能にするのに十分である予測されない実現に基づいてい る。

本発明は、第１のオーダーの圧力勾配マイクロホンを含むハウジングを具備し、 ハウジングがダクトによってマイクロホンに接続された２つの圧力感知位置を有 し、それによって音波が圧力感知位置からマイクロホンまで進行し、圧力感知位 置が局部的に発生されたスピーチ信号が圧力感知位置間において圧力勾配を生成 することを可能にするのに十分に大きい予め定められた距離だけ間隔を隔てられ 、一方遠いソースからの音響信号が圧力感知位置において実質的に等しい圧力を 生成し、それによって使用時にマイクロホンの出力が実質的に完全に局部的に発 生されたスピーチ信号から生じたものである雑音消去電話機ハンドセットを提供 する。

前記予め定められた距離は少なくとも２０ｍｍであることが有効である。前記予 め定められた距離は１００ｍｍより小さいことが好ましい。特に、前記距離は３ ０ｍｍ乃至８０ｍｍの範囲内である。

最も好ましい実施例において、前記予め定められた距離は６５ｍｍである。

以下、添付図面を参照して例示によって本発明にしたがって構成された雑音消去 ハンドセットをさらに詳細に説明する。

図１は電話機ハンドセットの概略的な平面図である。

図２は音響接続を示す。

図面を参照すると、図１は標準的なイアピース２および凹部４に配置されたマウ スピース３を有するノ１ンドセット１を示す。孔ｈｌはマウスピース凹部４に配 置され、第２の孔ｈ２はイアピース２に向かってハンドセット１のほぼ６５ｍｍ 上方に配置される。孔ｈ　およびｈ２は音響管を介してハンドセット内に配置さ れたマイクロホンｍに達する（図２参照）。

電気または電子的雑音消去技術ではなく直接的な音響雑音消去に依存した示され たタイプの雑音消去７Ｘンドセツトの重要な利点は、このようなハンドセットが 関連した電話機ベースユニット中の回路を変化することを必要とせずに標準方式 のハンドセットと置換するために使用されることが可能なことである。

特別の整合せずに管を介して孔　およびｈ２に接続された単一のマイクロホンｍ の使用は、論じられた実際の圧力勾配と一致するように孔が間隔を隔てられた場 合に優れた雑音消去を提供する。公衆電話機用に対する主な利点を有するだけで なく、この技術は多数の別の領域における適用を有していることが考察される。

特に、車両通信システムの増加は効果的な雑音消去から得るものが大きい。

図２は図１のハンドセットの使用時の管およびマイクロホンの構造を示す。シス テムは孔　およびｈ２に関して実質的に中心にハンドセットハウジング内に位置 され、管５によって接続された単一の第１のオーダーの圧力勾配マイクロホン（ ブリモＥＭ７５Ｂのような）を有する。マイクロホンは振動膜６を含み、孔　お よびｈ２はこの振動膜６の適切な側に接続される。遠いソースからの雑音は孔ｌ およびｈ２において実質的に等しい圧力を生成し、一方スピーチは２つの孔で著 しく異なった圧力を生成する。これらの圧力差は、マイクロホンｍが実質的に完 全にスピーチ依存性である出力信号を生成するように管５を介して振動膜６の両 側に伝達される。

マイクロホンｍが圧力勾配マイクロホンであるため、それは圧力差を直接検出す る。

上記の雑音消去ハンドセットのタイプの主な利点は：それは軽量の専用マイクロ ホンを含んだ簡単でコンパクトな構造として設計されることができる。

それは表面側の圧力勾配の利用に依存しているため、利用者の手によって遮蔽さ れる可能性があるハンドセットの後部上の何等の開口の必要はない。

第１のオーダーの解決方法の使用は利用者のヘッドに関するハンドセットの広範 囲の位置を許容する。

雑音の多い位置の利用者にとって局部的なサイド音調路を介して“電話機のイア ”で減少された雑音は有効であり、また遠方の利用者にはラインに送信された減 少された背景雑音が有利である。

上記の電話機ハンドセットに対する修正が可能であることは明らかになるであろ う。特に、孔ｈ　およびｈ２間の距離は異なるハンドセット構成に適合するよう に変化されることができる。この距離に対する理論上の有効範囲は２０ｍｍ乃至 ＩＱＱｍｍであるが、実際はこれは３０ｍｍ乃至ｇＱｍｍに減少される。

別の構成において、ハンドセット中に独立的に設けられている管５の代わりにダ クトがハンドセット本体中にモールドされることもできる。これはさらに堅牢な 構造を提供する。

国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き （８１）指定回　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、　ＥＳ、　ＦＲ，ＧＢ、　ＧＲ，ＩＴ、　ＬＵ、　ＮＬ、ＳＥ）、　ＡＵ 、　ＣＡ、ＪＰ、　ＫＲ，ＳＵ、　ＵＳ（７２）発明者　ウェルズビー、ケビン イギリス国、アイビート５イージー、サフォーク、イブスウィッチ、ウエストポ ールン・ロード　１０４

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．第１のオーダーの圧力勾配マイクロホンを含むハウジングを具備し、ハウジ ングが導管によってマイクロホンに接続された２つの圧力感知位置を有し、それ によって音が圧力感知位置からマイクロホンまで進行し、圧力感知位置が局部的 に発生されたスピーチ信号が圧力感知位置間において圧力勾配を生成することを 可能にするのに十分に大きい予め定められた距離だけ間隔を隔てられ、一方遠い ソースからの音響信号が圧力感知位置において実質的に等しい圧力を生成し、そ れによって使用時にマイクロホンの出力が実質的に完全に局部的に発生されたス ピーチ信号から生じたものである雑音消去電話機ハンドセット。
2. ２．前記予め定められた距離は少なくとも２０ｍｍである請求項１記載の電話機 ハンドセット。
3. ３．前記予め定められた距離は１００ｍｍより小さい請求項２記載の電話機ハン ドセット。
4. ４．前記予め定められた距離は３０ｍｍ乃至８０ｍｍの範囲内である請求項１記 載の電話機ハンドセット。
5. ５．前記予め定められた距離は６５ｍｍである請求項４記載の電話機ハンドセッ ト。
6. ６．圧力感知位置は実質的にハンドセットの縦軸に沿って位置される請求項１乃 至５のいずれか１項記載の電話機ハンドセット。
7. ７．圧力感知位置はハウジング中に形成された孔によって構成されている請求項 １乃至６のいずれか１項記載の電話機ハンドセット。
8. ８．導管は圧力感知位置からマイクロホンまでハンドセット中に延在する管を含 んでいる請求項１乃至７のいずれか１項記載の電話機ハンドセット。
9. ９．ハンドセットはモールドすることによって部分的に製造され、導管はハンド セットと一体にモールドされる請求項１乃至７のいずれか１項記載の電話機ハン ドセット。
10. １０．図１および図２を参照して実質的に説明され、それによって図示された電 話機ハンドセット。