JPH06503745A - ガス流洗浄方法及び装置 - Google Patents

ガス流洗浄方法及び装置

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JPH06503745A
JPH06503745A JP3514031A JP51403191A JPH06503745A JP H06503745 A JPH06503745 A JP H06503745A JP 3514031 A JP3514031 A JP 3514031A JP 51403191 A JP51403191 A JP 51403191A JP H06503745 A JPH06503745 A JP H06503745A
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ボチカレフ アナトリー アレクサンドロビッチ
ゴルベフ ユリ アレクサンドロビッチ
ゾロタレフ セルギー ニコラエビッチ
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ソブメストノー ソベツコ―カナドスコー プレドプリヤティエ コムポーメット キャンテック
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D47/00Separating dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent
    • B01D47/05Separating dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent by condensation of the separating agent

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ガス流洗浄方法及び装置 産業上の利用分野 本発明は、ガス流から微細な物質粒子を分離する技術に関し、特にその技術を利 用する方法及び装置に関する。
発明の背景 公知のガス流洗浄方法は、本質的には、水蒸気で過飽和にされたダスト含有ガス 流中で凝縮核形成によって微細な物質粒子を大きくし、粒子を核にして形成され た液滴を種々の力のもとで除去することにあった。しかし、この方法に関連する プロセスは複雑であり、判断を誤ればそのプロセスを無効にしかねない多くの要 因の影響を受ける。
第1に、与えられたサイズXの微細粒子を凝縮核成長(nucleation  enlagement )によって大きくするためには、ガス流中の蒸気の過飽 和レベルはケルビン・トムソンの法則によって決定されるレベルに達しなければ ならない。そのときたけ、寸法がX以上の粒子に対して蒸気の凝縮か可能である 。それより小さな粒子は、この過飽和レベルにおいては成長せず、従って失われ る。
第2に、粒子で汚染されたカス流中において特定の過飽和レベルを直ちに達成す ることはできない。過飽和は、ガス流中に注入されたスチームがそのガスと混合 してガス/スチーム混合気中に熱平衡が確立されるまで生ずることがない。達成 された過飽和しベルが凝縮の目的のために十分なものであることによってスチー ムが大きなダスト粒子のまわりに凝縮し始めると、スチームの分圧が減少し、そ のため熱が解放されてガス/スチーム混合気の平均温度が上昇し、達成可能な過 飽和レベルに限界が生しる。これは、微細なダスト粒子をガス流から除去するこ とができないことを意味する。
第3に、過飽和レベルが大きな粒子及び小さな粒子の両方の成長を刺激するのに 十分であるときでさえ、粒子の成長速度は粒子のサイズによって異なり、大きな 粒子は小さな粒子に比較して速い速度で大きさを増す。その時点での過飽和レベ ルはケルビン・トムソンの法則に従ってサイズの異なる粒子に対して異なるので 、凝縮核形成によって大きくなった粒子を含有するガス/スチーム混合気の熱的 安定化が進行するにつれて、大きな粒子はますますサイズが大きくなるのに、小 さな粒子は干上がってしまう。
第4に、凝縮核成長によって大きくなった粒子の沈降速度はそのサイズによって 大きく異なる。粒子を核にして形成されたサイズの大きな液滴は、慣性力及び重 力に応答して困難なく沈降する。ガス/スチーム流中で舞っているサイズの小さ な粒子は、その中に浮遊しており、急速かつ簡単には沈降できない。
既知の方法の多くは、上述した点の少なくともいくつかを無視しており、従って 最大効率を達成できない。例えば、既知のガス流洗浄方法によると、ダスト含有 ガス流又は煙含有量の多いガス流は液体蒸気で複数回段階的に連続して飽和され 、凝縮核形成によって大きくなった粒子は冷却領域中に凝縮液の形で段階的に沈 下し、処理される。また、この方法を具体化する装置も知られており、その装置 は、ダスト含有ガス又は煙含有量の多いガスが流入する開口を備え、スチームを 供給するためのインジェクター、クーラー、首部に配置されたフィルター付きの 集束コーン及び凝縮液のための環状ドレンラインを夫々有する連続的に配置され た複数の凝縮セクションを含む、管状容器を組み込んでいる。前記容器には、ろ 過されたガスが放出される出口も設けられている。
(米国特許第3395510号、1968年)前記既知の方法に固有の欠点は、 上述したところに帰する。第1に、通常のやり方による粒子含有ガス流中へのス チームの注入は、スチームがガスと混合してスチームとガスの間に熱平衡が確立 された後ではじめて過飽和を生じる。しかし、このプロセスは比較的遅い。第2 に、冷却手段中におけるガス/スチーム混合気の冷却は熱伝導及び対流による熱 伝達の作用で生じるので、過飽和レベルの増大速度は緩慢である。これらは全て 、過飽和の増強は既知の方法においては骨のおれるプロセスであって、大きな粒 子を核にした初期の凝縮が小さな粒子の成長を助ける過飽和レベルのそれ以上の 増大に対する障害となることを意味する。
既知の方法の他の欠点は、ガス/スチーム混合気は冷却領域中で冷却し、ある量 のスチームはクーラー中で凝縮するので、混合気の過飽和レベルはその平坦表面 上の液体の過飽和レベルに下がることである。粒子を核にして形成されたスチー ム凝縮液の液滴は、ガス流の温度より高い温度の領域に位置すると、乾燥し始め る。クーラーを通ったガス流が通過するフィルターは、干上がるまでの時間が足 りなかった粒子のみを除去する。この欠点は、達成できる過飽和レベルはクーラ ーの温度によって制限されているのて、連続するセクションで全一この操作を反 復しても除去することができない。このことは、ガス流から与えられたサイズの 粒子及びそれより粗大な粒子を除去することができることを意味する。
発明の概要 本発明の主要な目的は、ダスト含有ガス流及び煙含有量の多いガス流を汚染物質 の選択的捕捉によって効果的に洗浄することを保証する方法及び装置を提供する ことである。本発明の目的は、ガス洗浄プロセスの効率を向上することである。
この目的は、ダスト含有ガス流又は煙含有量の多いガス流を、直列的に配置され た複数の段において液体の蒸気で飽和し、各段で凝縮核形成によって成長した粒 子を凝縮液が形成されるように冷却領域に付着させ、その凝縮液を処理すること によって、ガス流を洗浄する方法を実行することによって実現される。スチーム は各段に、本発明に従って、ガス流の軸と各々ある角度をなす発散ジェットの形 で注入される。
本方法のこの実行モードは、ガスから極めて小さな粒子を効果的に除去する。注 入されたスチームのジェットは、上記粒子の凝縮核成長(nucleation  enlargement)を助けるガス/スチーム混合気の高レベルの過飽和 をもたらす。さらに、発散スチームジェットは、ガス中の成長した粒子に冷却領 域に向かう運動を付与し、それらの粒子は慣性によってクーラーの表面に衝突す る。
各段において注入されるスチームの発散シェツトは、ガス流と45°±10’の 角度をなすのが好都合である。換言すると、最適角度は35〜55°である。交 差角度を小さく (35〜0°)すると、流れの速度は増大するか、冷却領域に 向かう成長した粒子の慣性力による運動を妨げる。交差角度を大きく (55〜 90°)すると、クーラーに与えるスチームの熱的効果は増大するが、成長した 粒子の冷却領域への進行をも加速する。
スチームのシェツトによって冷却領域に向けられるガス流は、クーラーの螺旋状 に波打った壁によって渦巻運動を付与されるのも好都合である。
さらに、連続する各段におけるカス/スチーム混合気の過飽和レベルは、その前 段の過飽和レベルと異なっているのが好都合である。これは、与えられた段での 優勢(prevailing)な粒子サイズに依存する。ガス中に残留している 粒子のサイズが減少するとき、ガス/スチーム混合気中のスチームの含有量を増 加するのが好ましい。このステップは、非常に小さな粒子の捕捉効率を高める。
また、先行する段に比較して引き続く各段のスチームの圧力を10〜30%増加 するのが好適である。増加すべきスチームの圧力の大きさは、先の段で捕捉され た粒子のサイズとその段で捕捉すべき粒子のサイズの比に応じて変化する。この 方法によると、粒子はサイズによって分別して分離され、より粗い粒子は前の段 で捕捉され、より細かい粒子はそれに続く段で除去される。こうして、洗浄効果 は高められ、総合的なエネルギーの節約が達成される。
この方法の実行において、各段のスチーム注入領域でガス流の圧力を減少し、続 いてガス圧を上昇させるのが有用である。ガス圧の減少に起因する温度低下は、 ガス/スチーム混合気の高レベルの過飽和を達成し、従って、凝縮による粒子成 長の間に熱が解放されるのにもかかわらずガス洗浄の効率をさらに高めるのに役 立つ。
スチームの注入の間にガス流の圧力を断熱的に変化させるのも有用である。
ガス流の圧力が減少したときガス流の速度を増加させ、またガス圧の増大ととも にその速度を減少させることが推奨される。
これは、本方法の実行を簡単化する。
凝縮液は各段で別々に処理するのが賢明である。そうすることによって、サイズ 、物理的及び/又は化学的特性を異にする捕捉粒子を別々に利用する可能性が生 まれる。 本発明の目的は、また、ダスト含有ガス流又は埋合有量の多いガス流 が流入できる入口開口を備え、各々が収束コーン、スチーム注入手段、クーラー 及び凝縮液のための環状採取チャンバーを備えた凝縮核形成セクションを内部に 複数連続して配置し、さらにフィルターされたガス流が流出する出口開口を有す る管状容器を含む、ガス流を洗浄するための装置によっても実現される。ここで 、本発明によると、各セクションにスチームを注入するための手段は、容器に関 して同軸位置に配置されたジャケットの形で設けられたクーラーに向けてコーン 状のスチームジェットを噴出するスプレーヘッドからなる。
ガス流中にスチームを注入するのに用いられるスプレーヘッドは、収束コーンか らの出口に取り付けられており、従って、ガス流を加速するための吸引作用を行 うことのできるエゼクタ−として機能する。
スプレーヘッドは、マルチスプレーアトマイザ−の形で設置することができる。
この装置の構造的配置は、粒子捕捉効率を一層改善するための条件を与える。ス プレーヘッドから噴出するスチームは吸引作用を生じ、ガス流の速度を増加させ る。スチームの発散ジェットはガス/スチーム混合気の過飽和レベルを高め、そ の結果粒子の凝縮核成長を引き起こす。ガス中に浮遊している微粒子はクーラー の表面近傍のガスの速度を越える時点まで速度を増し、慣性によってクーラーの 表面に付着する。
この装置は、ガス流に対して逆向きに流れるスチームを注入する付加的スプレー ヘッドを備える少なくとも1つのセクションを組み込んでもよい。付加的スプレ ーヘッドは、主スプレーヘッドと同−設計のものであり、その下流側に配置され る。付加的スプレーヘッドはクーラー表面への粒子の付着を促進し、装置の高い 洗浄効率を保証する。
クーラーは、滑らかな内側表面を有する円筒状のウォータージャケットの形で設 けることができる。その場合、装置の構造及び操作が簡素化される。
あるいは、クーラーの内側表面は波打った表面とすることができる。その場合、 ガスとの接触面積が増加し、物質移動が改善される。クーラー壁での粒子の慣性 による付着を促進する渦巻運動をガス流に与える螺旋状の波形は望ましい形状で ある。
各セクションの環状採取チャンバーは凝縮液を分離した通路に排出することがで き、また、少なくとも2つの段からの通路を独立した凝縮液採取タンクに結合す ることができる。こうして、ガス中に含有されていた汚染物質の選択的な捕捉が 可能である。
核形成セクションに対してモジュール式の設計原理を採用し、セクションをフラ ンジによって相互に結合されるようにすることは良い方法である。そうすること によって、装置の組立及び保守か簡単になる。
本発明に従うガス流洗浄のための方法及び装置は、ダスト含有ガス及び埋合有量 の多いガス流を効果的に洗浄し、本発明によると小さなサイズ及び大きなサイズ の両方の粒子並びに特性の異なる粒子が選択的に捕捉される。
図面の簡単な説明 第1図は、ガス流を洗浄するための装置の概略立断面図、第2図は、クーラーが 螺旋形に波打った壁を有している、装置のモジュールセクションの立断面図、 第3図は、別の態様におけるガス流を洗浄するための装置の概略立断面図である 。
発明の好適実施例 本方法を具体化するやり方及び設計された装置を、例示のために図面を参照して 説明する。
第1図及び第2図に示されているように、ガス流を洗浄するための装置は管状容 器lを含む。管状容器は、入口開口IA及び出口開口IBを有し、内部をダスト 含有ガス又は埋合有量の多いカスの流れ2が通過する垂直ダクトを構成する。管 状容器1は、第2図に示されているようなモジュール設計の複数のセクション3 でできている。ガス流を洗浄するための装置を構成するセクションの数は、指定 された分離効率、微細粒子の特性、及びガス流2から捕捉するときの微細粒子の サイジング(sizing)に依存する。
第2図を参照すると、各セクション3は支持部4及び冷却部5を有する。ベンチ ュリー管として機能する中小量ロアを有する首部(throat)を備える収束 コーン6は、セクション3の支持部4中に配置されている。収束コーン6は、セ クション3の冷却部5中に配置されたクーラー90表面を滴下する凝縮液のため の環状採取チャンバー8の内壁としても作用する。凝縮液は、環状採取チャンバ ー8から、別体のタンク11(第1図)に結合されたチューブ10を介して排出 される。タンクは、このセクションからの凝縮液の選択的採取手段として作用す る。
クーラー9は、円筒形ウォータージャケットの形で設けられている(第1図)。
クーラー9の他の態様においては、その内壁12を、螺旋を形成する波形が水平 面に対しである角度をなすように上方に延びている波形のものとすることができ る(第2図)。
この装置はスチーム供給手段を組み込んでおり、このスチーム供給手段はガス流 2中にクーラー9の表面に向かう発散ジェットの形でスチームを注入するように 配置されているスプレーヘッド13である。スチームをガス流の軸にある角度を なす円錐として噴出するリングノズル又は同じく円錐状に噴出するマルチオリフ ィスノズルは、スプレーヘッド13の適当な代替物である。ポイントは、クーラ ー9の表面に達する適当に濃いスチームジェットを形成することである。スプレ ーヘッド13は、収束コーン6の首部のすぐ下流に配置されている。スプレーヘ ッド13によって発生されたスチームジェットの傾斜角度は機構14によって制 御され、スチームの流量は弁15によって調整される。機構14及び弁15は中 央制御ユニット16に連結されている。中央制御ユニットには、収束コーン6の 上流及び下流に配置された温度トランスジューサ17及びI8も結合されている 。
ガス流を洗浄するための装置の別の態様(第3図)においては、スチームをガス 流2に対して逆向きに注入する付加的スプレーヘッド19力旬つのセクション3 、又は複数のセクション3中に設けられている。主スプレーヘッド13と同一の 設計である付加的スプレーヘッド19は、強化されたセクション3上方で、収束 コーン6、温度トランスジューサ17及び18が除去され、チューブのための開 口がプラグ20て閉鎖された支持部4に固定されている。付加的スプレーヘッド 19のオリフィスは下方に向いていることに注意すべきである。
各セクション3は、大量生産することができ、修理の際には簡単に交換すること のできる独立したユニットである(第2図)。
ユニットは、フランジ21及びボルト(図示せず)によって相互に連結される。
セクションは、各ユニットがその静加重を自身で支えるように設計されている。
従って、この装置は、上方のユニットを下方のユニット上に降ろすこと、あるい は新しいユニットを構造物の下端に付加することのいずれかによって煙突中に据 え付けることができる。装置を取り外すためには、ユニットはいずれの端部から でも除去することができる。ユニットは任意の既知の方法で、スチーム供給、凝 縮液の処理及びプロセス制御のシステムに結合することができる。
ガス流を洗浄する方法は、開示された装置を用いて、以下のようにラインに作用 する。
入口開口LAを通って管状容器lに入ったダスト含有ガス又は埋合有量の多いガ スの流れ2は、容器1の内腔及び収束コーン6.6A及び6Bを通って上昇し、 出口開口IBを通って出て行く。
ガス流の速度は収束コーン6.6A及び6B中で増大し、それを過ぎるとき減少 する。弁15を通ってスプレーヘッド13中に入ったスチームは、O°〜180 °の間の角度でクーラー9の表面に接触するように、発散ジェットとしてガス流 2中に注入される。
全ての最高結果を得るためには、スチームの発散ジェットがクーラー9の表面と 作る角度は、35〜55°てなければならない。
また、スチームジェットは、凝縮液の液滴のクーラー9に向かう慣性力による運 動を促進するように、クーラー9の表面と接触を確立するのに十分な速度及び密 度を有していなければならない。
洗浄中のガスに吸引作用を及ぼしながら、スチームのジェットはそれと混合して ガス/スチーム混合気を形成する。急速に達成されたガス/スチームの過飽和状 態は、エアロゾル粒子の凝縮核成長をもたらし、大きな粒子は他の粒子に先立っ てサイズが大きくなり始める。サイズが増大して、大きな粒子はスチームジェッ トの作用を受けてクーラー9の表面に衝突し、凝縮液滴は慣性によってそこに付 着する。凝縮液は、捕捉された粒子とともにクーラー9の表面に沿って降下して 環状採取チャンバー8に入り、そこからチューブ】0を通してタンクエ1中に排 出される。クーラーの螺旋状に波打った内部表面12はガス流に渦巻運動を付与 し、それによって粒子の慣性によるクーラー表面への付着が促進される。
セクション3中で大きな粒子が除去されたスチーム/ガス混合気は、クーラー9 の壁と収束コーン6の間を通り、そこで温度降下を起こして、次のセクションに 供給される。研究によると、クーラー9の壁の温度は、凝縮液滴がクーラーの壁 の表面に安定して付着するようにスチームの凝縮点に保たれなければならない。
第2のセクション3Aに供給されたガス/スチーム混合気は、スプレーヘッド1 3Aによって発生されたスチームジェットで再度処理されるが、このセクション 中で達成される飽和レベルは第1のセクション中の飽和レベルより高い。残留粒 子のサイズが減少するので、ガス/スチーム混合気のスチーム含有量も増加する 。
連続する各段のスチーム圧力は、その前の段に比較して10〜30%増加してい る。これらのことによってエアロゾル粒子の新しい凝縮核成長がもたらされ、ガ ス流中に残っている粒子の中で最も大きな粒子が他の粒子に先立って成長を始、 める。大きくなった粒子は、次に、スチームジェットによって引き起こされる運 動力によって第2段のクーラー9Aの表面に衝突し、凝縮液の第2の部分の液滴 が慣性によってクーラー壁に付着する。第2の部分の粒子含有凝縮液は、環状採 取チャンバー8A及びチューブIOAを介してタンクIIA中に排出される。
装置の第2段において第2の部分の粒子を除去されたスチーム/ガス混合気は、 クーラー9Aの壁によって形成された通路を通って次のセクション中に供給され 、指定されたガス流の清浄度が達成されるまで最初の2つのセクションにおける のと同様にさらに処理される。
このプロセスは、温度トランスジューサ17.18.17A、18A、17B及 び18Bを用いてモニターされる。その出力は、各スプレーヘッド13に供給さ れるスチームの流量を制御するための基礎データとなる。
ダスト又は煙の含有量が非常に多いガス流を処理すべきときは、1又は複数のセ クション3に付加的スプレーヘッド19(第3図)を設置することができる。ガ ス流2中に逆向きに流れるスチームを注入するこの付加的スプレーヘッド19は 、スプレーヘッド13から放出されるスチームの流量が十分ではなくて第1のセ クション中に付着すべきかなりの数の粒子が第2のセクションに持ち越されてい るような場合に、ガス/スチーム混合気の過飽和プロセス及び成長した粒子の付 着を促進する。
収束コーン6は、各セクションのスチーム注入場所付近のガス圧を減少させる作 用をする。その後、ガス圧は増大する。スチーム注入の間ガス圧を変化させるプ ロセスは断熱プロセスである。
ガス流の速度は、圧力の減少とともに増大し、圧力が高くなると減少する。
開示されたガス流を洗浄するための方法を2.3の例によって説明する。
例1 10のセクションを含むダスト凝縮装置を用いて、気温40±5℃の空気から、 平均9.1XIO−”kg/m3存在するカーボンブラックエアロゾルを除去し た。装置入口での空気の水蒸気含有量は0.02kg/m3であり、装置出口で は0.04kg/m3てあった。装置中で維持された加湿の最高レベルは0.8 kg / m ’であった。冷却水の温度は16℃であり、装置中での空気流の 速度は0.6m/sであった。スチームのジェットとガス/スチーム混合気の軸 のなす角度は、第1〜第4のセクションでは55°であり、第5〜第1Oセクシ ヨンでは35°であった。
捕捉された粒子のバルクのサイズは500人であった。機器によって記録された 、装置からの出口における空気のダスト含有量はゼロであった。
例2 7セクシヨンの装置を用いて、空気欠乏の条件下でのケロシンの燃焼生成物を選 択的に捕捉した。最初の5つのセクションは、ガス/スチーム流の軸に対するス チームジェットの角度55°で運転した。そこで除去された粒子のサイズは、5 0〜3000人の範囲にわたった。第6及び第7セクシヨンは、スチームジェッ トとガス/スチーム流の軸のなす角度が35°とされ、ケロシンの未燃焼蒸気、 即ち芳香族炭化水素を捕捉した。空気の水蒸気含有量は、装置への入口で0.  Ol 8 k g/m3であり、装置からの出口で0. 042 k g/m’ であった。冷却水の温度は20°Cであった。ダストも有機物質も、装置からの 流出空気中に存在することは記録されなかった。
例3 第1のセクションに付加的スプレーヘッドを備える4セクシヨン装置を用いて、 空気から石炭粒子を除去した。ガスの水蒸気含有量は、入口で0.03kg/m ’であり、出口で0.05kg/m3であった。スチームジェットがガス/スチ ーム流の軸となす角度は、メインスプレーヘッドで55°であり、付加的スプレ ーヘッドで45°であった。全ての石炭粒子は最初の3セクシヨンで捕捉され、 装置からの流出空気にはダストが存在しなかった。
例4 例1と同一構成の装置を用いて、空気中でのタバコの煙の存在を検出した。煙が 装置中に流入したとき、最初の2つのセクションからの凝縮液の流出が5%増加 した。
産業上の利用可能性 工業用ガス洗浄装置は、本発明の最も有望な応用例である。本発明は、換気シス テム、空気調和装置、焼却装置、そして、カーボンブラック、種々の粉末、研磨 剤、ペンキ、及びダストやエアロゾルの取扱いを含むその他の材料を製造するた めの装置にも有用である。
フロントページの続き (72)発明者 ゴルベフ ユリ アレクサンドロピッチロシア連邦 1190 21 モスクワ コムソモルスキー ピーアール、ディー、14/1゜ケーオー アール、3.ケーブイ、 10(72)発明者 ゾロタレフ セルギー ニコラ エピッチロシア連邦 125195 モスクワ ニーエル、スモルナヤ ディー 、37.ケープイ、

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ダスト含有ガス流又は煙含有量の多いガス流を連続して配置された複数の段 で液体の蒸気で飽和し、各段で凝縮核形成によって成長した粒子を冷却領域中に 凝縮液の形で付着させ、その凝縮液を排出することを含むガス流を洗浄する方法 において、各段でスチームをガス流の軸と夫々ある角度をなす発散ジェットの形 で注入することを特徴とする方法。
  2. 2.スチームのジェットはガス流の軸と35〜55°の角度をなすことを特徴と する請求項1記載の方法。
  3. 3.スチームのジェットのパラメータは、与えられた段のガス流中で優勢な粒子 のサイズを適切に考慮して連続する各段で決定され、ガス流中のスチーム含有量 はその粒子のサイズに比例して増大されることを特徴とする請求項1記載の方法 。
  4. 4.スチームの圧力は、連続する各段で前の段に比較して10〜30%増加され ることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 5.ガス流の圧力は、各段のスチーム注入領域で減少され、続いてその下流で増 大されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 6.ガス流の圧力はスチームの注入中に断熱的に変化されることを特徴とする請 求項5記載の方法。
  7. 7.ガス流の速度はガス流の圧力が減少するとき増加され、ガス圧の増加ととも に減少されることを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 8.ガス流/スチーム混合気の流れは、流れの軸と同心の面内で渦巻運動を付与 されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 9.凝縮液は各段で別々に処理されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか 1項に記載の方法。
  10. 10.ダスト含有ガス流又は煙含有量の多いガス流が流入できる入口開口を備え 、各々が収束コーン、スチーム注入手段、クーラー及び凝縮液のための環状採取 チャンバーを備えた凝縮核形成セクションを内部に複数連続して配置し、さらに フィルターされたガス流が流出する出口開口を有する管状容器を含む、ガス流を 洗浄するための装置において、各セクションにスチームを注入する手段は、容器 に関して同軸位置に配置されたジャケットの形で設けられたクーラーに向けてコ ーン状のスチームジェットを噴出するスプレーヘッドからなることを特徴とする 装置。
  11. 11.スプレーヘッドは、適当なセクションの収束コーンの首部に配置されたリ ングノズルの形で設けられていることを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 12.スプレーヘッドは、適当なセクションの収束コーンの首部に配置されたマ ルチスプレーアトマイザーの形で設けられていることを特徴とする請求項11記 載の装置。
  13. 13.少なくとも1つのセクションには、主スプレーヘッドと同一であり、ガス 流に対して逆向きにスチームを注入するように主スプレーヘッドの下流に配置さ れている付加的スプレーヘッドが取り付けられていることを特徴とする請求項1 0〜12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 14.各段の環状採取チャンバーは、凝集液を採取するための別個のタンクに結 合されていることを特徴とする請求項10記載の装置。
  15. 15.各クーラーの内側表面は螺旋状に波打った表面であることを特徴とする請 求項10記載の装置。
  16. 16.各凝縮核形成セクションはモジュール設計になっており、端面にフランジ が設けられていて、それによってセクションが相互に結合されることを特徴とす る請求項10〜15のいずれか1項に記載の装置。
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