JPH0650363B2 - フアラデ−回転シングルモ−ドフアイバ− - Google Patents

フアラデ−回転シングルモ−ドフアイバ−

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JPH0650363B2
JPH0650363B2 JP60140450A JP14045085A JPH0650363B2 JP H0650363 B2 JPH0650363 B2 JP H0650363B2 JP 60140450 A JP60140450 A JP 60140450A JP 14045085 A JP14045085 A JP 14045085A JP H0650363 B2 JPH0650363 B2 JP H0650363B2
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JP
Japan
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glass
fiber
core
jacket
light
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JP60140450A
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JPS622211A (ja
Inventor
英身 田島
勲 増田
俊晴 山下
Original Assignee
ホ−ヤ株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は3層構造からなるファラデー回転シングモード
ファイバーに関する。
[従来の技術] ファイバー型アイソレータやファラデー効果を利用した
磁界または電流計測用センサーは、ファラデー回転ガラ
スで作製される。ファラデー回転ガラスとは、直線偏光
がガラス中を伝搬する際、印加磁場により偏光面が回転
するという効果をもつガラスであり、その回転のし易さ
はベルデ定数により示される。ベルデ定数の大きなガラ
スとしては希土類元素を多く含むガラスが知られている
が、ベルデ定数の温度係数が大きいこと、光弾性定数が
大きいためファイバーにしたとき複屈折が大きくなると
いう欠点がある。一方、高鉛ガラスはベルデ定数の温度
係数が極めて小さく光弾性定数も小さく石英よりもベル
デ定数が大きいという特徴をもつ。このような特徴をも
つ高鉛ガラスを素材としてシングルモードファイバーを
線引すれば、 (1)石英よりも磁場(電流)に対して高感度である。
(2)磁場に対する感度の温度依存性が小さい。
(3)可撓性により巻くことができる。
(4)バルクに比べ小型軽量になりうる。
(5)巻いたり、圧力を加えたときの誘起複屈折が小さ
い。
などの特徴があり、電流計測及びファイバー型アイソレ
ーター用のシングルモードファイバーとして期待され
る。本発明者等はこのような効果を見い出して既に特許
出願(特願昭59-6366号)を行った。このファイバーは
光弾性定数の小さい高鉛ガラスをコアー、クラッドの素
材とし、高屈折率のジャケット層を施した3層構造にな
っているが、ファイバーに光を入射させた場合、コアー
伝搬光だけでなくジャケット層を伝搬するクラッドモー
ド光も出射される。S/N比を向上させるためには、クラ
ッドモード光を除去し、コアー伝搬光のみを取り出す必
要があり、そのためにピンホールが使用されたりジャケ
ットよりも高屈折率のマッチングオイルが使用されてき
た。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のように3層構造のシングルモードファイバーにお
いて、コアー伝搬光のみを取出すためのピンホール処理
は高精度な調整を必要とするし、回折による悪影響も考
えられるので、取り扱いにくい。一方、マッチングオイ
ルの使用は、屈折率が1.80以上のマッチングオイルが入
手しにくいし毒性もあり、マッチングオイルが液体であ
るため実用上取り扱いにくいという欠点があった。又石
英ファイバーでは、ジャケットよりも高屈折率なプラス
チック(シリコン樹脂など)をジャケット層の外側にコ
ートすることによりクラッドモードを除去しているが、
この方法は高鉛ガラスよりも高屈折率であるプラスチッ
クがないため高鉛ガラスによるファラデー回転ガラスフ
ァイバーには適用できない。このような理由で特願昭59
-6366号の発明におけるファイバーを新技術により改善
する必要が生じた。
そこで本発明は、ピンホールやマッチングオイルを使用
することなくクラッドモード光を吸収除去できるファラ
デー回転ガラスを提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明者はコアー、クラッド及びジャケットの3層構造
シングルモードファイバーにおいて、ジャケット層に使
用光源波長の光を吸収する吸収剤を含ませたものであ
る。すなわち本発明は3層構造からなるシングルモード
ファイバーにおいて、コアー及びクラッドのガラスが SiO 5〜28wt% B 0〜10wt% Al 0〜5wt% NaO+KO 0.3〜2.5wt% PbO 69.5〜83.7wt% ただし、 SiO+B+Al 16〜28wt%なる組
成のガラスであり、ジャケットのガラスが上記ガラスに
Co、Cr、CuO、NiO、Fe
、Vなどの吸収剤を含ませたガラスである
ことを特徴とするものである。
本発明のファイバーの構造は、特願昭59-6366号のごと
き高鉛ガラスをコアー、クラッドの素材とし、少量の吸
収剤を含ませた高鉛ガラスをジャケットの素材として、
コアー、クラッド、ジャケットに対応するロッドとチュ
ーブを加工により作り、ロッドインチューブ法によりシ
ングルモードになるよう線径を制御して線引することに
より達成できる。シングルモードの条件は良く知られて
いるように規格化周波数が2.4以下にすることであり、
この条件からコアー径及びコアー、クラッド間の屈折率
差を決める。さらにクラッドの屈折率はコアーよりもわ
ずかに低くなるようにし、ジャケットの屈折率はクラッ
ドとコアーとの間になるようにするのが好ましい。又ク
ラッド厚の厚さは、コアー伝搬光の一部がクラッドにも
広がるためコアー径の2倍以上にし、ジャケットの厚さ
はクラッドモード光の吸収除去を十分にもたせるため15
μm以上にするのが好ましい。本発明のファイバーによ
りピンホールやマッチングオイルを使用しなくてもクラ
ッドモードが吸収除去されるので取り扱い易く実用的な
電流(磁界)計測用及びアイソレーター用ファイバーを
提供できる。
本発明の目的に合う吸収剤としては、He−Neレーザー光
(波長633nm)に対してはCr、Coが有
効であり、780〜850nmの半導体レーザー光に対してはC
uO、Crが有効であり、1.3μ帯の半導体レー
ザー光にはCo、NiO、Fe及びV
が有効である。これらの吸収剤の量は少なすぎるとク
ラッドモード除去効果が弱く本発明の目的を達成でき
ず、一方多い場合には吸収は強くなるためクラッドモー
ド光除去効果の点で好ましいが、1.000wt%以上では高
鉛ガラスの屈折率、熱的性質及び耐失透性を変化させる
ためシングルモードファイバーの線引上好ましくない。
従って吸収剤の量は、 Co 0.001〜1.000wt% Cr 0.003〜1.000wt% CuO 0.030〜1.000wt% NiO 0.010〜1.000wt% Fe 0.050〜1.000wt% V 0.050〜1.000wt% であり、混合して用いる場合には、合量で1.000wt%以
下に限定する。
[発明の効果] 上記のように本発明によれば、鉛を多く含むベースガラ
スに各種吸収剤を加えたものであるから、クラッドモー
ド光を吸収除去することができ、またピンホールのごと
き高精度な調整やマッチングオイルの使用などが不要と
なり取り扱いが容易となる。
[実施例] 次に本発明の実施例を示す。
下表は24.1wt%SiO−0.2wt%NaO−0.5wt%K
O−74.9wt%PbOなる組成のベースガラスに、各種
吸収剤(Co、Cr、CuO、NiO、F
、V)を加えて作ったガラスの吸収損失
を示す。波長632nmの光に対してはCo、Cu
O、Crが有効であり、780nmの光に対してはC
uO、NiOが有効であり、1.3μmの光に対してはC
、CuO、NiOが有効である。この他Fe
、Vも有効であり、1wt%以下の少量で十分
大きな損失が得られている。
第1図は、表中、実施例7番のガラス(厚さ10.01mm)
の分光透過率を示す。このガラスの吸収損失は633nm、7
80nm、1.3μmの各波長に対して数cm長で十分大きくク
ラッドモード光を弱めることができる。このガラスをジ
ャケットの素材として線引した場合のファイバーの断面
図を第 2A図に示し、屈折率分布を第2B図に示す。第2A図
の断面において、例えば中心のコアー1は4μφ、クラ
ッド2は40μφとするとき、吸収剤を含むジャケット層
3は100μφとされている。また、第2B図に示すよう
にコアーの屈折率nを1.84542とすると、クラッドお
よびジャケット層はnより△n=185×10-5および△
n=140×10-5だけ屈折率を低くしている。
このファイバーは、さらにジャケットの外側にファイバ
ー保護のためシリコン樹脂をうすくコートしている。こ
のファイバーを数+cm長にして観察したところ、クラッ
ドモード光は吸収除去されており、取り扱い易いファラ
デー回転シングルモードファイバーであることが判明し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例7番のガラスの分光透過率曲線、第2A
図および第2B図は、実施例7番のガラスをジャケット
に用いた場合のファラデー回転シングルモードファイバ
ーの断面図と屈折率分布を示したものである。 1……コアー、2……クラッド、3……ジャケット層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 6/44 326 7036−2K // G02F 1/09 501

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアー、クラッド、ジャケットの3層構造
    からなるシングルモードファイバーにおいて、コアー及
    びクラッドのガラスが SiO 5〜28wt% B 0〜10wt% Al 0〜5wt% NaO+KO 0.3〜2.5wt% PbO 69.5〜83.7wt% だだし、 SiO+B+Al 16〜28wt%なる組
    成のガラスであり、ジャケットのガラスが上記ガラスに Co 0.001〜1.000wt% Cr 0.003〜1.000wt% CuO 0.003〜1.000wt% NiO 0.010〜1.000wt% Fe 0.050〜1.000wt% V 0.050〜1.000wt% ただし、 Co2O3+Cr2O3+CuO+NiO+Fe2O3+V2O5≦1.000wt%なる成分
    を含んだガラスであることを特徴とするファラデー回転
    シングルモードファイバー。
JP60140450A 1985-06-28 1985-06-28 フアラデ−回転シングルモ−ドフアイバ− Expired - Lifetime JPH0650363B2 (ja)

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JP60140450A JPH0650363B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 フアラデ−回転シングルモ−ドフアイバ−

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JP60140450A JPH0650363B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 フアラデ−回転シングルモ−ドフアイバ−

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JPS622211A JPS622211A (ja) 1987-01-08
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JP60140450A Expired - Lifetime JPH0650363B2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28 フアラデ−回転シングルモ−ドフアイバ−

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JPH03119931U (ja) * 1990-03-20 1991-12-10
JPH07121567B2 (ja) * 1990-12-26 1995-12-25 日本特殊塗料株式会社 深絞り可能な軽量防音材
JPH11186869A (ja) * 1997-12-24 1999-07-09 Murata Mfg Co Ltd 積層型厚み縦圧電共振子
JP2007051030A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Mitsumi Electric Co Ltd ガラス、ガラス粉末、光ファイバー、光ファイバーアレイ及び光導波路

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JPS622211A (ja) 1987-01-08

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