JPH06500865A - 銀画像漂白方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は銀画像の漂白方法及びそのための溶液に関する。

写真ハロゲン化銀画像形成プロセスはよく知られている。それによって形成され た銀画像を修正したいことは時々あり、特に不所望のスポットの画像の部分を除 去したいことは時々ある。

例えば英国特許明細書第２１０７８８９号から、例えば沃素及び沃化物を含む濃 厚溶液が所望の結果を達成することができることは知られている。このアプロー チの問題は目に見えない茶褐色汚染が生ずることである。更に英国特許明細書第 ２１０７８８９号の組成物はゼラチン層を有さない印刷版用に適するに過ぎない 。それ故、如何なる汚染（３ｔａｉｎ）を引き起こすことなく銀画像を除去し、 かつゼラチン含有量の銀画像を除去することができることが望まれている。

本発明は如何なる汚染も起こすことなく銀画像を除去する方法を提供する。

本発明に従えば、銀画像を沃素及び沃化物塩を含む第一の溶液で処理し、次に沃 素汚染をアスコルビン酸及び亜硫酸イオンを含む第二の溶液で処理することによ って除去する銀画像の漂白方法が提供される。

この画像は迅速かつ永久的に漂白され、汚染は起こらず、そして前記第−及び第 二の溶液は長い寿命を有する。

処理すべき銀画像は像状露光され完全に処理された写真フィルムもしくは紙上又 は写真銀塩拡散転写プロセスによって作られた印刷版上に位置するものとするこ とができる。このような材料はリサーチディスクロージ＋−（Ｒｅｓｅｒｃｈ　 Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ）項目３０８１１９　（１９８９年１２月発行、　Ｋｅｎ ｎｅｔｈ　Ｍａｓｏｎ　Ｐｕｂｌｉｃａｔｉｏｎｓ、　Ｅｍｓｗｏｒｔｈ、　Ｈ ａｎｔｓ、英国）。

本発明の好ましい態様においては、前記第−及び第二の溶液はフェルトチップペ ン（ｆｅｌｔ　ｔｉｐｐｅｄ　ｐｅｎ）、好ましくは正確な適用ができるような 繊細なチップを有するものを用いて銀画像に適用することができる。

第一の溶液は、銀画像の除去に用い、好ましくは水及びブチロラクトンの混合物 を含む。この有機溶媒に対する水の比率は画像保存材料上のゼラチン層中へ溶質 が急速に浸入するのに十分な水を与えるように、かつ画像を都合よく早い時間で 除去できるように沃化銀に対する高い錯生成力を得るのに十分なブチロラクトン を与えるように最適化される。第一の溶液は、他の溶媒、例えばエチル又はブチ ルアルコールのようなアルコールなどを単独又は組み合わせて使用することもで きる。

沃化物はアンモニウムの沃化物又はアルカリ金属の沃化物（例えば沃化ナトリウ ムもしくはカリウム）などの沃化物とすることができる。

第一の溶液は、好ましくは、リットル当り、２〜５０ｇ、特に２０〜４５ｇの沃 素及び５０〜２５０　ｇ　、特に１５０〜２００ｇの沃化物イオンを含むことが できる。溶媒は、好ましくは水１０〜６０重量％を含み、正確な数字は上に述べ たことを考慮した点に依存する。第一の溶液は湿潤剤及び酸も含むのが好ましい 。

第二の溶液は、好ましくは、リットル当り、１０〜ｉｏｏｇ、特に４０〜８０ｇ のアスコルビン酸及び１０〜１００　ｇ　、特に３０〜７０ｇの亜硫酸カリウム を含む。この溶液は水溶液が好ましい。

本発明は更に前に定義した第−及び第二の溶液を含む削除液キットを提供する。

これらの溶液はそれぞれフェルトチップペンに含ませるのが好ましい。　゛ 以下の例は本発明のより良い理解のために含ませるものである。

ＫＯＤＡＫ及びＰＭＴなる用語は商標である。

例 以下の溶液を調製した。

溶液Ａ 沃素　２６ｇ 沃化カリウム　１７０ｇ Ｅ、ＴＨＯＱＵＡＤ　Ｃ２５（界面活性剤＞　１ｇブチロラクトン　５１０ｇ 水　２７０ｇ 酢酸　１８ｇ 溶液溶 液スコルビン酸　６０ｇ 亜硫酸カリウム　５０ｇ 水　１リツトル 各溶液をフェルトチップペンに充満させた。

ＫＯＤＡＫ　ＰＭＴ３　ＫＮＰ陰画紙を用い、ＫＯＤＡＫ画像形成（Ｉｍａｇｅ ｍａｋｅｒ）カメラ上に露光し、ＫＯＤＡＫ　４３ＤＴイメージメート（Ｉｍａ ｇｅｍａｔｅ）プロセッサーで種々のＫＯＤＡＫ　ＰＭＴ受像紙（ｒｅｃｅｉｖ ｅｒ）上に処理した画像を形成した。これらの画像は以下の受像紙から平均時間 ２０秒で成功裡に除去された。

ＰＭＴ３　ＫＰＰＭ　艶消し受像紙 ＰＭＴ３　ＫＰＰＴ　薄葉受像紙 ＰＭＴ３　ＫＲＰＴＡ接着性薄葉受像紙ＰＭＴ３　ＫＲＰＣ光沢性受像紙 ＰＭＴ３　ＫＲＦ　受像フィルム ＰＭ７３　ＫＲＦＴ　薄葉フィルム ＰＭＴＩ［金属リソグラフ版 試験した他の材料はＫＯＤＡＫ　ＰＭＴＩＩベーパーリソグラフ版及びＫＯＤＡ Ｋｐａｇｌｓｅｔフォトタイプセツティングペーパーであった。これらの両者か らも画像は成功裡に除去できたが、除去時間は１分以上であった。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年３月号　日

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．銀画像を沃素及び沃化物塩を含む第一の溶液で処理し、次に沃素汚染をアス コルピン酸及び亜硫酸イオンを含む第二の溶液で処理することによって除去する 銀画像の漂白方法。
2. ２．処理すべき銀面像は像状露光され完全に処理された写真フィルムもしくは紙 上又は写真銀塩拡散転写プロセスによって作られた印刷版上に位置する請求の範 囲第１項に記載の方法。
3. ３．前記第一及び第二の溶液をフェルトチップペンを用いて銀画像に適用する請 求の範囲第１項又は第２項に記載の方法。
4. ４．前記第一の溶液がリットル当り２〜５０ｇ、好ましくは２０〜４５ｇの沃素 を含む請求の範囲第１〜３項のいずれかに記載の方法。
5. ５．前記第一の溶液がリットル当り５０〜２５０ｇ、好ましくは１５０〜２００ ｇの沃化カリウムを含む請求の範囲第１〜４項のいずれかに記載の方法。
6. ６．前記第一の溶液の溶媒が１０〜６０重量％の水を含む請求の範囲第１〜５項 のいずれかに記載の方法。
7. ７．前記第二の溶液が、リットル当り、１０〜１００ｇ、好ましくは４０〜８０ ｇのアスコルピン酸及び１０〜１００ｇ、好ましくは３０〜７０ｇの亜硫酸カリ ウムを含む請求の範囲第１〜６項のいずれかに記載の方法。
8. ８．請求の範囲１〜２及び４〜７のいずれかに記載の第一及び第二の溶液を含ん でなる削除液キット。
9. ９．前記第一及び第二の溶液がそれぞれフェルトチップペンに含まれている請求 の範囲第８項に記載の削除液キット。