JPH0649986Y2 - 線材の把持装置 - Google Patents

線材の把持装置

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JPH0649986Y2
JPH0649986Y2 JP1988063010U JP6301088U JPH0649986Y2 JP H0649986 Y2 JPH0649986 Y2 JP H0649986Y2 JP 1988063010 U JP1988063010 U JP 1988063010U JP 6301088 U JP6301088 U JP 6301088U JP H0649986 Y2 JPH0649986 Y2 JP H0649986Y2
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JP
Japan
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gripping
cable
wire
taper hole
wire rod
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JP1988063010U
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JPH01165872U (ja
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昭 草場
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電線,ケーブル等の線材を把持固定する装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図〜第6図は従来の線材の把持装置を示す図で,第
4図は変圧器室の縦断面図,第5図は第4図の要部拡大
図,第6図は第5図の平面図である。
図中,(1)は変圧器(2)が設置された変圧器室,
(3)は変圧器室(1)の天井部に設置された配線棚,
(4)は変圧器室(1)に立設された支柱,(5)は配
線棚(3)から垂直に立ち下がり変圧器(2)に接続さ
れたケーブル,(6)はケーブル(5)を支柱(4)に
把持する把持装置で,(7)は支柱(4)に固定された
溝形綱からなる保持台,(8),(9)は互いに対向配
置され対向部にそれぞれ複数個の円弧状の溝(8a),
(9a)が形成された2個の把持台,(10)はケーブル
(5)に巻き付けられ把持台(8),(9)の溝(8
a),(9a)内に挾持された保護材,(11)は把持台
(8),(9)を挿通して把持台(7)に締結されたボ
ルト・ナツトからなる締結具である。
従来の線材の把持装置は上記のように構成され,まず支
柱(4)の適当な位置に保持台(7)が固定される。そ
して,保持台(7)の裏側から締結具(11)を通し,こ
れに把持材(8)を通して仮支持させる。その後,ケー
ブル(5)の被把持部分に保護材(10)を巻き付け,把
持台(8)の溝(8a)内に収納する。次に,把持台
(9)を締結具(11)に挿通してナツトを締め,仮支持
されていた把持材(8)と共に保持台(7)に締結す
る。これで,配線棚(3)から立ち下げられたケーブル
(5)は,複数本一括して把持装置(6)により垂直に
保持される。
保護材(10)はケーブル(5)の把持力を大きくするた
め,厚く巻き付けられる。そのため,把持台(8),
(9)の溝(8a),(9a)は,ケーブル(5)の外径寸
法ごとに,保護材(10)の巻付け厚さ分を加味した半径
になるように加工されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来の線材の把持装置では,保護材(10)
が巻き付けられたケーブル(5)を2個の把持台
(8),(9)間で挾持するようにしているため,ケー
ブル(5)の間隔設定に際し,上記のように把持台
(8)を仮支持する必要がある。また,ケーブル(5)
の被把持部分には,ケーブル(5)ごとに保護材(10)
を巻き付け,把持台(9)で挾着して,ケーブル(5)
のそれぞれが均一に把持されるように,保護材(10)の
巻付け厚さを調整しながら,締結具(11)で固定するな
ど設置現場での作業に多くの時間を費すという問題点が
ある。また,保護材(10)は前後から挾持されているの
で,経年変化により把持力が低下するという問題点もあ
る。
この考案は上記問題点を解決するためになされたもの
で,取付作業及び線材間隔の設定が容易にでき,かつ把
持部の小形化及び強力な把持力の持続をできるようにし
た線材の把持装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る線材の把持装置は,貫通したテーパ穴を
有し線材が挿通される把持台と,軸方向に分割形成され
外面が上記テーパ穴に適合するテーパ面に形成され上記
テーパ穴と線材の間に介在する把持材と、線材と把持材
の間に介在する保護材とを設けたものである。
〔作用〕
この考案においては,把持台に貫通するテーパ穴と,こ
のテーパ穴に挿通された線材の間に,テーパ面を持つ分
割された把持材を介在させるようにしたため,線材は個
々に把持台のテーパ穴に挿通される。その後,把持材の
小径端部をテーパ穴の大径端部側から嵌入することによ
り,線材は把持台に固定される。
〔実施例〕
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示す図で,第1
図は第2図のI−I線断面図,第2図は平面図,第3図
は把持材の斜視図であり,従来装置と同様の部分は同一
符号で示す。なお,第4図はこの実施例にも共用され
る。
図中,(15)は締結具(11)で保持台(7)に固定され
た把持台で,上面が大径下面が小径の貫通したテーパ穴
(15a)が穿設されている。(16)は軸方向に2分割さ
れた筒状体からなる把持片(16a),(16b)からなる把
持材で,外面はテーパ穴(15a)に適合するテーパ面に
形成されテーパ穴(15a)と線材(5)の間に介在して
いる。(17)は把持材(16)の内周に接着された保護材
である。
上記のように構成された線材の把持装置においては,あ
らかじめ支柱(4)に固定された保持台(7)に把持台
(15)を締結具(11)で締結する。そして,ケーブル
(5)をテーパ穴(15a)に挿通し,被把持部の位置を
設定する。次に,保護材(17)が接着された把持片(16
a),(16b)を,把持台(15)の上方でケーブル(5)
の両面から挾み,その小径端部をテーパ穴(15a)の大
径端部側から嵌入押圧する。
このようにして,簡単に作業でケーブル(5)は把持台
(15)に垂直に固定される。
把持台(15)の貫通穴はテーパ穴(15a)になつている
ので,ケーブル(5)の外形の変化に対し,ある程度共
用が可能となる。また,このテーパ穴(15a)は把持材
(16)のテーパ外面と面接触することにより,ケーブル
(5)は強力に把持される。更に,ケーブル(5)の自
重により,把持材(16)には下方への力が作用するた
め,上記把持力はいつそう強力となる。したがつて,従
来装置のようなケーブル(5)の上に厚巻きしていた保
護材(10)は不要となり,把持材(16)の内面に接着し
た程度の保護材(17)を用いればよく,作業は簡略化さ
れる。なお,把持材(16)の内径は,ケーブル(5)の
外径に保護材(17)の厚さを加味した寸法に事前に仕上
げておくことができる。
なお,上記実施例はケーブル(5)を垂直に固定するも
のとしたが,水平に固定する場合にも適用し得ることは
明白である。
〔考案の効果〕
以上説明したとおりこの考案では,把持台に貫通したテ
ーパ穴を設け,このテーパ穴に線材を挿通し,テーパ穴
と線材の間に,テーパ面を持つ分割された把持材を介在
させ、線材と把持材の間に屁後材を介在させるようにし
たので,把持台は把持作業とは関係なく保持台に固定
し,線材は個々に把持台のテーパ穴に挿通すればよく,
把持台の仮位置決め等は不要となり,取付作業が容易に
できる効果がある。また,把持材はテーパ穴の一方から
嵌入し,互いのテーパ面で面接触するため,作業が容易
で,かつ強力な把持力を期待できるとともに、線材の表
面を保護できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による線材の把持装置を示す第4図の
要部拡大断面図で,第2図のI−I線断面図,第2図は
第1図の平面図,第3図は第1図の把持材の斜視図,第
4図はこの考案及び従来の線材の把持装置を示す変圧器
室の縦断面図,第5図は従来の線材の把持装置を示す図
で,第4図の要部拡大図,第6図は第5図の平面図であ
る。 図中,(5)は線材(ケーブル),(6)は把持装置,
(7)は保持台、(15)は把持台,(15a)はテーパ
穴,(16)は把持材、(17)は保護材である。 なお,図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持台と,この保持台に固定され一面から
    他面に貫通したテーパ穴を有し線材が挿通された把持台
    と,軸方向に分割された筒状体で形成され外面が上記テ
    ーパ穴に適合するテーパ面に形成され上記テーパ穴と上
    記線材の間に介在する把持材と,上記線材と上記把持材
    の間に介在する保護材とを備えてなる線材の把持装置。
JP1988063010U 1988-05-13 1988-05-13 線材の把持装置 Expired - Lifetime JPH0649986Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988063010U JPH0649986Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 線材の把持装置

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JP1988063010U JPH0649986Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 線材の把持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01165872U JPH01165872U (ja) 1989-11-20
JPH0649986Y2 true JPH0649986Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31288546

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845466U (ja) * 1981-09-22 1983-03-26 エヌオーケー株式会社 密封装置

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JPH01165872U (ja) 1989-11-20

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