JPH0649789Y2 - キャビネットにおける抽斗の二重引出し防止装置 - Google Patents

キャビネットにおける抽斗の二重引出し防止装置

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JPH0649789Y2
JPH0649789Y2 JP7773789U JP7773789U JPH0649789Y2 JP H0649789 Y2 JPH0649789 Y2 JP H0649789Y2 JP 7773789 U JP7773789 U JP 7773789U JP 7773789 U JP7773789 U JP 7773789U JP H0649789 Y2 JPH0649789 Y2 JP H0649789Y2
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JP
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drawer
cabinet
rail
stopper
side plate
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JP7773789U
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JPH0315968U (ja
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裕保 加藤
良雄 辻井
徳幸 大藤
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Itoki Corp
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Itoki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤビネット本体内に二段以上の抽斗を、各
々前後移動自在に設けたものにおいて、一つの抽斗を引
き出すと他の抽斗の引出し動を不能にする二重引出し防
止装置の構造に関するものである。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
従来から、キヤビネット本体に複数段に設ける抽斗のう
ちの一つの抽斗のを引出した状態では、他の抽斗を前方
に引き出すことができないようにして、重心が前寄りに
移動してキヤビネット全体が前方向に倒れるのを防止す
る、いわゆる二重引出し防止装置の先行技術として、実
公昭55-27329号公報では、キヤビネット本体の内側面に
軸線廻りに回動自在な作動軸を設け、該作動軸には前部
に係合腕、後部には作動軸の後向き回動時に抽斗の前移
動を阻止する係止端部を有するストッパを各抽斗に対応
して設け、抽斗のサスペンションにおける中間レールの
外面前側に凹部を設け、該凹部に押し込み状態の抽斗に
おけるストッパの係合腕先端が嵌合するように付勢し、
抽斗の前移動につれて係合腕先端が前記凹部から外れて
中間レール外面に係合することによりストッパを後向き
回動させ、押し込み状態の他の抽斗における係止片の前
方にストッパ後端の係止端部が臨んで引出し動を阻止す
る構成が開示されている。
この構成によれば、回動自在な作動軸に取付くストッパ
の前部係合腕が抽斗の前移動時に凹部から外れ、この作
動軸に取付く他の段の抽斗に対するストッパ後部の係止
端部が抽斗の係止片前方に臨んでその抽斗の前移動を阻
止するのであるから、この係止端部の抽斗側面への近付
き量そのものによって、抽斗の係止片に対する係止状態
とその解除状態とに選択するものである。
従って、ストッパの回動中心からの前部係合腕の長さに
比べて後端の係止端部までの腕長さを大きくし、且つそ
のストッパの水平方向の回動角度をある程度大きくしな
ければ前記係止状態と解除とを確実に行わしめることが
できないから、平面視において、キヤビネット本体内側
面と抽斗側板との間でストッパが前記所定の水平回動す
るための空間を大きくする必要があり、いわゆる無駄空
間を多く必要とするのであった。
本考案は、この先行技術の問題点を解消した二重引出し
防止装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案では、キヤビネット本体
内に上下多段の抽斗を各々サスペンションを介して前後
移動自在に設けて成るキヤビネットにおいて、各段の抽
斗側板外面に係止片を横向き突出する一方、キヤビネッ
ト本体内側面に縦杆を各段の抽斗側板と対面させて昇降
動自在に配設し、該縦杆にはその上昇位置で前記各抽斗
における係止片の前面に臨むようにストッパ体を設け、
前記各段の抽斗側板外面又はサスペンションにおける中
間レール若しくは抽斗レールの外面には前後長手の案内
面を形成し、該案内面の前部には当該案内面より抽斗の
側部内方に凹む凹部を設け、キヤビネット本体内側面と
抽斗側板との間に水平回動自在な回動レバーを設け、該
回動レバーの先端を抽斗の押し込み位置で前記凹部に、
前移動につれて案内面に順次接当するように付勢すると
共に、回動レバーの他端押圧部を、前記各ストッパ体の
下面傾斜面に接当して上向き押圧するように構成したも
のである。
〔考案の作用及び効果〕
この構成によれば、キヤビネット本体内側面と抽斗側板
との間に水平回動自在に設けた回動レバーは、その先端
を抽斗の押し込み位置で前記凹部に、前移動につれて案
内面に順次接当することにより、当該回動レバーは水平
回動し、その他端押圧部にて昇降自在な縦杆に取付くス
トッパ体を押上げ、押し込み状態における抽斗の係止片
前に臨んでその前移動を阻止するものである。
従って、押上げられるストッパの下面の傾斜面の角度を
大きくすれば、回動レバーの回動角度が同じでもストッ
パ体の上昇量を大きくすることができるというように、
傾斜面の角度を変更することによって、水平回動する回
動レバーにおける押圧部の抽斗側板方向の近付き量に対
するストッパ体の上昇量も変更でき、従来の先行技術の
ように、回動レバーの水平回動角度を大きくしない、ひ
いては、キヤビネット本体内側面と抽斗側板との間の無
駄空間を少ないものにしたものでありながら、ストッパ
体を大きく上昇でき、抽斗の前移動阻止状態とその解錠
状態とに確実に選択できるのである。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に従って説明すると、図にお
いて、符号1はキヤビネット本体で、符号2はキヤビネ
ット本体1内に多段にわたって配設される抽斗を示し、
各抽斗2は各々左右一対のサスペンション3を介して前
後移動自在に懸架される。
前記各サスペンション3は、キヤビネット本体1の左右
両側板の補強枠等に着脱自在に取付けられる断面略コ字
型の本体レール4と、抽斗2の左右側板2a外面に固着し
た同じく断面略コ字型の抽斗レール5と、該抽斗レール
5と前記本体レール4の間に介挿する中間レール6とか
ら成り、抽斗レール5の上下端軌条部5a,5aと中間レー
ル6の上下中途軌条部6a,6a間にボール7,7を介在させる
一方、中間レール6の上下端軌条部6b,6bと本体レール
4の上下端軌条部4a,4a間にボール8,8を介在させて、中
間レール6が本体レール4に対して前後動し抽斗レール
5が中間レール6に対して前後動するように構成する。
符号9は、各抽斗2の側板2a外面に横向き突設した係止
片、符号10は前記係止片9より前方において、抽斗2の
側板2a外面と対面するようにキヤビネット本体1の側面
内側に昇降動自在に立設した縦杆で、断面矩形状等の縦
杆10には、それが適宜高さだけ上昇するとき、前記押し
込み状態の各抽斗2における係止片9の前方に臨むスト
ッパ体11を固着する。
該各ストッパ体11の下面にはサスペンション3に近付く
につれて下位置となる傾斜面11aを有する。
そして、符号12は前記各段の抽斗2個所に対応してキヤ
ビネット本体1の内側面と抽斗2の側板2a外面との間に
配設する水平回動自在な回動レバーで、実施例では、本
体レール4の外面に固着したブラケット13の水平板に枢
軸14を介して回動レバー12の前後中途部を取付けてあ
り、回動レバー12の先端12aは、本体レール4の縦板部
に穿設した窓孔15から中間レール6の外面である案内面
6cに臨ませる一方、回動レバー12の他端には前記ストッ
パ体11の下面傾斜面11aに接当する押圧部16を上向きに
突設する。この押圧部16の一実施例は第1図に示すよう
に、側面視三角状である。
他方、前記中間レール6の外面である案内面6cは前後長
手に形成されており、該案内面6aの前部には、前記回動
レバー12の先端が抽斗レール5側に水平方向に落ち込む
凹部17としての孔が穿設されており、前記枢軸14に遊嵌
するねじりばね18にて回動レバー12の先端12a側を、抽
斗の押し込み位置で前記凹部17に、前移動につれて案内
面6aに順次接当するように付勢するように構成するもの
である。
この構成において、キヤビネット本体1内にすべての抽
斗2を押し込む。この状態では、各段におけるサスペン
ション3の中間レール6における案内面6aの前端部に位
置する凹部17に回動レバー12の先端12aが進入し、該回
動レバー12の他端の押圧部16はサスペンション3から横
向きに離れるように回動しており、該各押圧部16が前記
各ストッパ体11の下面傾斜面11aにおける高い位置側に
接当しているので、ストッパ体11ひいては縦杆10は下降
状態にあるから、押し込み状態の抽斗2における係止片
9はそれに対応するストッパ体11の上面を通過すること
ができ、抽斗を前移動させること(引き出し動するこ
と)ができる。
この状態で任意の抽斗2を前移動させると、中間レール
6も前向きに移動し、これにつれて当該中間レール6に
おける凹部17に嵌っていた回動レバー12の先端12aは横
向き外方向に押圧され案内面6cに導かれる。
このように回動レバー12は水平回動し、該回動レバー12
における他端押圧部16はサスペンション3に向かって横
近付き、その動きにつれてストッパ体11の下面傾斜面11
aを上向きに押圧するので、縦杆10を一定高さ(H)だ
け上昇させ、これに取付くストッパ体11は他の押し込み
状態の抽斗2における係止片9の前方に臨むから、最
早、この押し込み状態の段の抽斗の前移動を阻止するこ
とができ、いわゆる二重引出しを防止してキヤビネット
本体1の前方向への転倒を防止することができるのであ
る。
第4図は回動レバー19の他の実施例を示し、この回動レ
バー19における先端部に回転コロ20を、他端の押圧部と
して同じく回転コロ21を取付けてあり、これらにより回
動レバー19の他の部材への接触抵抗を極度に低下させる
ことができる。
第5図は中間レール6における案内面6c前部の凹部22の
第2実施例で、該凹部22は中間レール6における縦板部
に適宜寸法の上下一対切り溝を付けてその個所に凹み形
成するものである。
第6図は第3実施例で、中間レール6の縦板部上下一対
の前後長手の切り溝23,23を付け、その間を外向きに膨
出させて前後長手の案内面24を形成するのであり、従っ
てその案内面24より前部が凹部25となる。
なお、前記第5図乃至第6図のような案内部若しくは凹
部を各抽斗2の側板2aに形成し、これに回動レバーの先
端を接当させるように構成してもよいことは勿論であ
る。
本考案は、すべての抽斗が前鏡板付きのものや、反対に
跳ね上げ式扉を備える抽斗についても適用できることは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は二重引き出し防
止機構の要部斜視図、第2図は第1図のII-II視断面
図、第3図は第1図のIII-III視断面図、第4図は回動
レバーの他の実施例の斜視図、第5図は第2実施例の斜
視図、第6図は第3実施例の斜視図である。 1……キヤビネット本体、2……抽斗、3……サスペン
ション、4……本体レール、5……抽斗レール、6……
中間レール、9……係止片、10……縦杆、11……ストッ
パ体、12……回動レバー、15……窓孔、16……押圧部、
17,22,25……凹部、6c,24……案内面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キヤビネット本体内に上下多段の抽斗を各
    々サスペンションを介して前後移動自在に設けて成るキ
    ヤビネットにおいて、各段の抽斗側板外面に係止片を横
    向き突出する一方、キヤビネット本体内側面に縦杆を各
    段の抽斗側板と対面させて昇降動自在に配設し、該縦杆
    にはその上昇位置で前記各抽斗における係止片の前面に
    臨むようにストッパ体を設け、前記各段の抽斗側板外面
    又はサスペンションにおける中間レール若しくは抽斗レ
    ールの外面には前後長手の案内面を形成し、該案内面の
    前部には当該案内面より抽斗の側部内方に凹む凹部を設
    け、キヤビネット本体内側面と抽斗側板との間に水平回
    動自在な回動レバーを設け、該回動レバーの先端を抽斗
    の押し込み位置で前記凹部に、前移動につれて案内面に
    順次接当するように付勢すると共に、回動レバーの他端
    押圧部を、前記各ストッパ体の下面傾斜面に接当して上
    向き押圧するように構成したことを特徴とするキヤビネ
    ットにおける抽斗の二重引出し防止装置。
JP7773789U 1989-06-30 1989-06-30 キャビネットにおける抽斗の二重引出し防止装置 Expired - Lifetime JPH0649789Y2 (ja)

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JPH0315968U JPH0315968U (ja) 1991-02-18
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