JPH0649768A - 高密度パイル地とその製造方法 - Google Patents

高密度パイル地とその製造方法

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JPH0649768A
JPH0649768A JP4191018A JP19101892A JPH0649768A JP H0649768 A JPH0649768 A JP H0649768A JP 4191018 A JP4191018 A JP 4191018A JP 19101892 A JP19101892 A JP 19101892A JP H0649768 A JPH0649768 A JP H0649768A
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JP
Japan
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pile fabric
tension
wefts
warps
fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP4191018A
Other languages
English (en)
Inventor
Takushi Okita
拓史 大北
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Family Co Ltd
Original Assignee
Family Co Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】加工性、染色性、光沢性に優れ、パイルの抜け
がなくて広範囲の用途に供することができる高密度パイ
ル地とその製造方法を提供することを目的としている。 【構成】経糸、緯糸に、綿、レーヨン等のセルロース系
繊維を用いて織成されたもので、経糸、緯糸のいずれに
もテンションを加えることなく、若しくはいずれか一方
にのみテンションを加えた状態で、浸漬手段若しくは噴
霧手段により20〜30度ボーメの苛性ソーダ液を所定
量だけ吸収させて収縮加工した高密度パイル地であっ
て、その製造方法は、経糸、緯糸に、綿、レーヨン等の
セルロース系の繊維に糊付けし、これを織成してパイル
地とし、順次、精練、漂白、乾燥、縫製若しくは漂白後
に染色、乾燥、縫製するパイル地の製造方法において、
精練の前若しくは漂白の後に、経糸、緯糸のいずれにも
テンションを加えることなく、若しくはいずれか一方に
のみテンションを加えて強アルカリ性液材料により20
〜35%の収縮加工するとともに水洗を行うことを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広範囲の用途に供するこ
とができる高密度パイル地とその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パイル地(タオル地)はセルロース系の
繊維を用いて織成され、これを経糸、緯糸にテンション
をかけた状態で収縮加工する、所謂マーセライズ加工し
た後、順次、精練、漂白、乾燥、縫製若しくは漂白後に
染色、乾燥、縫製することにより製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記パイル地
の経糸、緯糸の密度は、織機によって制限され、高密度
のものは織成できないために、従来のパイル地は、パイ
ルが抜け易いだけでなく、裁断した場合には裁断縁から
のほつれが著しく、また密度が粗となることから裁断、
縫製等の加工性が悪く、染色度、光沢性も好ましいもの
ではなく、タオル等の限定された用途しか確保できなか
った。
【0004】本発明は、加工性、染色性、光沢性に優
れ、パイルの抜けがなくて広範囲の用途に供することが
できる高密度パイル地とその製造方法を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、セルロース系
の繊維又はセルロース系繊維を含んだ混紡糸を用いて織
成されたパイル地を強アルカリ性液材料を用い、経糸、
緯糸のいずれにもテンションを加えることなく若しくは
いずれか一方にのみテンションを加えて収縮加工したこ
とを特徴とする高密度パイル地からなる第一発明と、セ
ルロース系の繊維又はセルロース系繊維を含んだ混紡糸
を用いて織成されたパイル地を、順次、精練、漂白、乾
燥、縫製若しくは漂白後に染色、乾燥、縫製するパイル
地の製造方法において、精練の前若しくは漂白の後に、
経糸、緯糸のいずれにもテンションを加えることなく若
しくはいずれか一方にのみテンションを加えて強アルカ
リ性液材料により20〜35%の収縮加工するとともに
水洗することを特徴とする高密度パイル地の製造方法か
らなる第二発明と、セルロース系の繊維又はセルロース
系繊維を含んだ混紡糸を順次、精練、漂白、糊付け、乾
燥して織成した後、糊抜きをした又はしないパイル地
を、経糸、緯糸のいずれにもテンションを加えることな
く若しくはいずれか一方にのみテンションを加えて強ア
ルカリ性液材料により20〜35%の収縮加工して水洗
することを特徴とする高密度パイル地の製造方法からな
る第三発明とからなる。
【0006】
【作用】上記により得られたパイル地は、経糸、緯糸の
いずれにもテンションを加えることなく、若しくはいず
れか一方にのみテンションを加えて収縮加工したことに
より、テンションを加えない方向に収縮して、織機では
織成できない高密度生地となり、加工性、染色性、光沢
性を良好とするように作用する。また収縮加工を精練の
前に実施する場合には生地が硬くなり、収縮加工を漂白
の後に実施する場合には柔らかくなり、それぞれに適し
た用途に利用できるようになる。
【0007】
【実施例】本発明の第一発明に係る高密度パイル地は、
経糸、緯糸に、綿、レーヨン等のセルロース系繊維を用
いて織成されたもので、経糸、緯糸のいずれにもテンシ
ョンを加えることなく若しくはいずれか一方にのみテン
ションを加えた状態で、浸漬手段若しくは噴霧手段によ
り20〜30度ボーメの苛性ソーダ液を所定量だけ吸収
させて収縮加工したものであり、収縮度合いは苛性ソー
ダ液の濃度と吸収量によって決定されるものである。
【0008】次に本発明の第二、第三発明に係る高密度
パイル地の製造方法についての実施例を説明すると以下
の通りである。第二発明の実施例は、経糸、緯糸に、
綿、レーヨン等のセルロース系の繊維にCMC、澱粉糊
等で糊付けし、これを通常の織機で織成してパイル地と
し、順次、精練、漂白、乾燥、縫製若しくは漂白後に染
色、乾燥、縫製するパイル地の製造方法において、精練
の前若しくは漂白の後に、経糸、緯糸のいずれにもテン
ションを加えることなく若しくはいずれか一方にのみテ
ンションを加えて強アルカリ性液材料により20〜35
%の収縮加工するとともに水洗を行うことを特徴とする
高密度パイル地の製造方法である。
【0009】上記方法において精練の前に収縮加工と水
洗を実施すると、生地は硬いものとなり、生地の硬いも
のが適する乾布摩擦用の健康タオル等に利用できるもの
となり、また、漂白の後に収縮加工と水洗を実施する
と、生地は柔らかいものとなり、衣料品、寝具類、テー
ブルクロス或は起毛すれば毛布、マット等に使用するこ
とができる。
【0010】第三発明の実施例は、綿、レーヨン等のセ
ルロース系の繊維を順次、精練、漂白、糊付け、乾燥し
て織成してパイル地とし、これを糊抜きした後、経糸、
緯糸のいずれにもテンションを加えることなく若しくは
いずれか一方にのみテンションを加えて強アルカリ性液
材料により20〜35%の収縮加工して水洗することを
特徴とする高密度パイル地の製造方法である。
【0011】上記実施例ではいずれも綿、レーヨン等の
セルロース系の繊維を用いた場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、セルロース系繊維にエ
ステル、ナイロン等を含んだ混紡糸を用いることもでき
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明した本発明の高密度パイル地及
び製造方法により製造された高密度パイル地は、収縮加
工によって織機では織成できない高密度の組織となるた
め、 a、形成されたパイルが強固に保持されてパイルの抜
け、特に洗濯時の糸抜けのないものとなる。 b、染料の吸収度が良好となって鮮やかな色彩に染色で
き又は文字、図柄等が鮮明に顕出される。 c、光沢性が良好となり生地が艶のある奇麗なものとな
る。 d、加工性が良好となり、切断してもほつれがなく、縫
製も容易にできるようになる。 等の効果を達成することができる。
【0013】このため、本発明に係る高密度パイル地
は、タオル等に用途が限定されず、乾布摩擦用タオル、
水分吸収性の高いタオル、縫製の必要な衣料、寝具類、
テーブルクロス或は起毛することによって毛布、マット
等に利用できる等極めて用途の広い生地を安価に提供す
ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系の繊維又はセルロース系繊
    維を含んだ混紡糸を用いて織成されたパイル地を強アル
    カリ性液材料を用い、経糸、緯糸のいずれにもテンショ
    ンを加えることなく若しくはいずれか一方にのみテンシ
    ョンを加えて収縮加工したことを特徴とする高密度パイ
    ル地。
  2. 【請求項2】 セルロース系の繊維又はセルロース系繊
    維を含んだ混紡糸を用いて織成されたパイル地を、順
    次、精練、漂白、乾燥、縫製を行い若しくは前記漂白後
    に染色、乾燥、縫製するパイル地の製造方法において、
    精練の前若しくは漂白の後に、経糸、緯糸のいずれにも
    テンションを加えることなく若しくはいずれか一方にの
    みテンションを加えて強アルカリ性液材料により20〜
    35%の収縮加工して水洗することを特徴とする高密度
    パイル地の製造方法。
  3. 【請求項3】 セルロース系の繊維又はセルロース系繊
    維を含んだ混紡糸を順次、精練、漂白、糊付け、乾燥し
    て織成した後、糊抜きをした又はしないパイル地を、経
    糸、緯糸のいずれにもテンションを加えることなく若し
    くはいずれか一方にのみテンションを加えて強アルカリ
    性液材料により20〜35%の収縮加工して水洗するこ
    とを特徴とする高密度パイル地の製造方法。
  4. 【請求項4】 強アルカリ性液材料として苛性ソーダを
    用い、これを浸漬又は噴霧手段で収縮加工する請求項2
    又は3記載の高密度パイルの製造方法。
JP4191018A 1992-07-17 1992-07-17 高密度パイル地とその製造方法 Pending JPH0649768A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7357339B2 (en) 2004-03-26 2008-04-15 Tetsuo Kondo Wet pulverizing of polysaccharides

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827638A (ja) * 1971-08-12 1973-04-12
JPS564768A (en) * 1979-06-19 1981-01-19 Unitika Ltd Production of velvet having soccar like crepe

Patent Citations (2)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7357339B2 (en) 2004-03-26 2008-04-15 Tetsuo Kondo Wet pulverizing of polysaccharides

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