JPH0649194A - 真空反応機の軸封装置 - Google Patents

真空反応機の軸封装置

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Publication number
JPH0649194A
JPH0649194A JP4206719A JP20671992A JPH0649194A JP H0649194 A JPH0649194 A JP H0649194A JP 4206719 A JP4206719 A JP 4206719A JP 20671992 A JP20671992 A JP 20671992A JP H0649194 A JPH0649194 A JP H0649194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
gland
sealing
box
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4206719A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Muraoka
剛 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP4206719A priority Critical patent/JPH0649194A/ja
Publication of JPH0649194A publication Critical patent/JPH0649194A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸封装置グランドパッキンのシール性能を向
上させ、トラブルのない安定した運転を可能にする。 【構成】 グランドボックスに配設した、スプリングを
内設した保護リング13により適正面圧をグランドパッ
キン10に付与し、かつ真空発生手段と連通したシール
液の注入ノズル6によりシール液を反応機内部の圧力よ
り低くもしくはほぼ同圧に真空吸引保持することで、シ
ール液の反応機内部への洩込みを防止し保護リング13
の健全な作動を促進させる。同時に、グランドパッキン
10はシール液の常時潤滑が可能となり、攪拌機シャフ
トが焼付いたり、劣化ボリマーや炭化物のような異物が
機内に侵入したりするトラブルはなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高粘度液体を内部に保有
する横型真空反応機の軸封装置、特にポリエチレンテレ
フタレート又はポリエチレンテレフタレートを主成分と
するポリエステルの横型真空反応機のグランドパッキン
を用いた軸封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルの溶融ポリマーを取り扱う
横型重合真空反応機において、グランドパッキンを用い
た攪拌シャフトのシール部は攪拌シャフトの撓みによる
楔効果で機内ポリマーが侵入し易く、これが固化、炭化
して攪拌シャフトへ損傷を与え、反応機の運転が不可能
となることさえある。
【0003】これを未然に防止するため、グランドシー
ル部にシール液を注入する方法が考えられるが、該シー
ル部のシール性能は低く、加えてシール部の圧力より反
応機内部の圧力のほうが低いので、シール液は直ちに反
応機内部へ洩れ込んでしまい、その機能を十分に果たす
ことができず、運転状態も不安定となる。
【0004】また、シール液を加えるとグランドパッキ
ンのシール部への面圧が変化し、更にシール性能が低下
することもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題を
解決し、グランドパッキンの適正面圧を維持してそのシ
ール性能を向上させるとともに、グランドシール部にシ
ール液を常時潤滑させて、炭化ポリマーが攪拌シャフト
へ与える損傷を未然に防止し、安定して真空反応が行わ
れる横型真空重合反応機の軸受装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は重合
真空反応機のグランドパッキンを用いた軸封装置におい
て、グランドボックス内に組み込んだグランドパッキン
の後部に該グランドパッキンを所定圧に押圧するスプリ
ングを内設した保護リングを設けるとともに、グランド
ボックスにシール液の注入ノズルを設け、かつグランド
ボックスに該ボックス内を反応機内部圧力より低いかま
たは同圧に保持する真空発生手段と連結したことを特徴
とする真空反応機の軸封装置である。
【0007】
【作用】真空下で重合反応を行う反応機のグランドパッ
キンを用いた軸封装置において、スプリングを内設した
保護リングにより適正面圧をグランドパッキンに付与
し、かつ真空発生手段と連通したシール液の供給ポット
によりシール液を反応機内部の圧力より低くもしくはほ
ぼ同圧に真空吸引保持することによって、シール液の反
応機内部への洩込みを防止し、保護リングの健全な作動
を促進させる。同時に、グランドパッキンは常時シール
液が浸潤するためシール液の常時潤滑が可能となり、攪
拌機シャフトが焼付いたり、劣化ボリマーや炭化物のよ
うな異物が機内に侵入したりするトラブルはほぼ完全に
なくなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基いて説明する。図1
は本発明の実施例を示す断面図、図2は図1の軸封部の
要部拡大図、図3は装置全体の系統図である。
【0009】図3において、1は横型真空重合反応機、
2は真空ポンプ、3はシール液ポットであり、真空ポン
プ2によりシール液ポット3の内部の圧力を反応機1の
内部の圧力より低くできるようにされている。4はシー
ル液の抜液ポットである。
【0010】5はグランドパッキンを用いた攪拌シャフ
ト1aの軸封装置で、図1にその断面を示している。6
はシール液の注入ノズル、7はシール液の均圧ノズル、
8はシール液の抜液ノズルである。
【0011】図1において、10は軸封装置5のグラン
ドパッキンで、グランドボックス11に挿入され、シー
ルを保持するようにされている。グランドボックス11
にはシール液の注入ノズル6が設けられ、反応機のノズ
ル12に組み込まれている。
【0012】19はベアリング、20はベアリングボッ
クスであり、該ボックス20にはシール液の均圧ノズル
7およびシール液の抜液ノズル8がそれぞれ設けられて
いる。21はオイルシール、22はベアリングカバーで
ある。
【0013】ここで、グランドボックス11内の圧力と
シール液のヘッドの和を反応機内部の圧力と等しくすれ
ば、グランドボックス11内にシール液を常時保持する
ことができ、グランドパッキン10の潤滑が可能とな
る。この場合、反応機内部の圧力は通常ほぼ一定に制御
されるから、これに対応してシール液ポットもしくはグ
ランドボックス11内の圧力が所定値となるように真空
ポンプ2を作動させたり、またグランドボックス11内
の圧力が反応機内部の圧力に連動して所定値を保持する
ように真空ポンプ等の真空発生手段や調整弁などで制御
するようにしてもよい。
【0014】13は図2に示すグランドパッキン押え用
スプリングの保護リングで、該保護リング13はグラン
ドボックス11にボルト固定されており、グランドパッ
キン押え14、保護板15、支持棒16、Oリング1
7、スプリング18等を含んで構成される。スプリング
18のばね定数はグランドパッキン10の種類にもよる
が、通常1.0〜1.5kg/mmである。
【0015】ここで、シール液によりグランドパッキン
10に状態変化が生じても、スプリング18のばね力に
よりグランドパッキン押え14がそれに追従してスライ
ドするため、該パッキンに適正な面圧を常時加えること
ができる。さらに、グランドボックス11内にはシール
液が常時保持されていることから、その潤滑によりOリ
ング17は健全に作動し、スプリング18内への異物の
混入を防止することからパッキンに適正な面圧を与える
機能が損なわれることはない。
【0016】
【発明の効果】以上に説明の如く、本発明によればグラ
ンドパッキンへの適正面圧の維持とシール液の常時潤滑
が可能となり、グランドボックス内へ侵入したポリマー
が炭化し攪拌機シャフトを焼付かせたり、劣化ボリマー
や炭化物のような異物が機内に侵入したりする如きトラ
ブルをほぼ完全になくすることができるとともに、運転
もスムーズに行われ品質の優れた製品を安定して得るこ
とが可能になるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の軸封部の要部拡大図である。
【図3】本発明を説明するための系統図である。
【符号の説明】
1 横型真空重合反応機 1a 攪拌シャフト 2 真空ポンプ 3 シール液ポット 5 軸封装置 6 シール液注入ノズル 7 シール液均圧ノズル 10 グランドパッキン 11 グランドボックス 12 反応機ノズル 13 保護リング 18 スプリング 20 ベアリングボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合真空反応機のグランドパッキンを用
    いた軸封装置において、グランドボックス内に組み込ん
    だグランドパッキンの後部に該グランドパッキンを所定
    圧に押圧するスプリングを内設した保護リングを設ける
    とともに、グランドボックスにシール液の注入ノズルを
    設け、かつグランドボックスに該ボックス内を反応機内
    部圧力より低いかまたは同圧に保持する真空発生手段と
    連結したことを特徴とする真空反応機の軸封装置。
JP4206719A 1992-08-03 1992-08-03 真空反応機の軸封装置 Pending JPH0649194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4206719A JPH0649194A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 真空反応機の軸封装置

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JP4206719A JPH0649194A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 真空反応機の軸封装置

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Publication Number Publication Date
JPH0649194A true JPH0649194A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16527977

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JP4206719A Pending JPH0649194A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 真空反応機の軸封装置

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JP (1) JPH0649194A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532140A (ja) * 2006-04-07 2009-09-10 ノヴァリックス リミテッド 静脈ナビゲーション装置
GB2486948B (en) * 2010-12-20 2013-03-13 Areva Nc Arrangement for the sealed connection of a rotating cylindrical shell with a fixed structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532140A (ja) * 2006-04-07 2009-09-10 ノヴァリックス リミテッド 静脈ナビゲーション装置
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