JPH0648001B2 - アキユムレ−タ - Google Patents

アキユムレ−タ

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JPH0648001B2
JPH0648001B2 JP59220670A JP22067084A JPH0648001B2 JP H0648001 B2 JPH0648001 B2 JP H0648001B2 JP 59220670 A JP59220670 A JP 59220670A JP 22067084 A JP22067084 A JP 22067084A JP H0648001 B2 JPH0648001 B2 JP H0648001B2
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cylinder
spring
wall
piston rod
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貴弘 五島
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弘己 大槻
佳久 野村
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日本電装株式会社
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    • F15B1/02Installations or systems with accumulators
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば油圧作動装置の給油配管系に介在させ
て、蓄圧あるいは油圧の脈動吸収の役目を果させるため
のアキュムレータに関する。
[従来の技術] 与圧された流体の配管系に組込んで流体圧を蓄えさせて
おき、必要持にはこの貯溜圧を一挙に放出させることの
できるアキュムレータとしては、流体圧とスプリング押
圧力とのバランスによって蓄圧量が決定されるスプリン
グ式のものが一般に広く使われている。
スプリング式アキュムレータの構造の概略を本発明に係
るアキュムレータの側断面図としての第1図およびその
部分拡大図としての第2図、並びに在来のスプリング式
アキュムレータのピストン形状の説明図としての第4図
を参照して説明すると、与圧流体の出入ポート4を備え
た蓄圧室3は、シリンダー2の内壁面とピストン1の先
端面に囲まれた空間に形成されている。6はピストン1
を押圧するためのピストンロッドであって、ロッドの押
圧用スプンリング7と8がロッド6に外嵌されており、
ロッド6およびスプリング7、8は外套管9内に納めら
れている。そして在来のピストン30は第4図にみられる
ように単純な円柱体から成り立っており、ピストンロッ
ド6の押圧側先端がピストン30の背面bに当接されるよ
うに構成されていた。5はピスントンリングである。
上記のごとき構造からなる在来アキュムレータの大きな
欠点を第1図および第4図とともに説明すると、外套管
9とスプリング7との間にスプリングのスムーズな伸縮
を許容するためのクリアランスが設けられていることに
よってピストンロッド6が軸方向に幾分傾くのでこの傾
きによってピストンロッド6の前端がピストン30の背面
を押す力が第4図の矢印Fで示されたように偏向させら
れることになり、ピストン30はシリンダー2内にあって
この偏向した押圧力Fの分力としての力Gによる曲げモ
ーメントを受けることになり、その結果としてピストン
リング5の上方部分5aは圧迫力が緩和され、下方部分5b
には逆に強い圧迫力が加重される状況がもたらされるこ
とになって、結局のところピストンリング5にはその直
径方向に著しい偏荷重がおよぼされるために、円周方向
に不均等な摩耗を生じてシーリング機能が早期に失われ
やすいことであった。
今1つの難点は、アキュムレータの外套管9は軽量化を
指向してアルミニウムなどで作られているためにスプリ
ング7の伸縮動に伴なって外套管内表面がスプリング7
との接触摩擦力によって摩滅し、上述のごとき不都合な
現象を助長しやすいことであった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明のアキュムレータは、従来技術の項で説明したご
ときスプリング式アキュムレータの欠点すなわち、内蔵
スプリングが自重等によってたわみ傾いた際にピストン
ロッドをも傾けさせ、ピストンおよびピストンリングに
その直径方向に非対称な偏荷重をおよぼすことによるピ
ストンリングの片寄り摩耗の結果として、蓄圧室内の気
密性が失われてくる問題を解決することを第1目的と
し、ピストンロッド外套管と該ロッドに外嵌されたスプ
リングとの接触による外套管の摩耗進行の抑止を図るこ
とを第2目的とし、さらにピストンロッドが傾くことに
よる蓄圧室の内容積が変動する不都合を解消させること
を付随目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本願第1発明にかかるアキュムレータは、有底円筒形状
のピストンと、このピストンを摺動自在に係持する有底
シリンダーと、このシリンダー内外を連通する出入ポー
トと、一端に、前記ピストンの筒状孔内に配置される前
端部を有するピストンロッドと、このピストンロッドを
前記ピストン側へ付勢するスプリングとを備え、 前記ピストンは、その底部外壁が前記シリンダーの底部
内壁に対向するよう配置されており、前記出入ポートは
前記ピストンの底部外壁と前記シリンダーの底部内壁と
の間に形成される蓄圧室と外部とを連通しており、前記
ピストンロッドは、前記スプリングの付勢力により前記
前端部先端が前記ピストンの底部内壁に当接して、前記
ピストンを前記シリンダー側へ付勢しており、 前記出入ポートを介して前記シリンダー内へ流入し、前
記ピストンを前記スプリングの付勢方向と反対方向に付
勢する流体の圧力と前記スプリングの付勢力のバランス
によって、前記蓄圧室の内容積が決定される。
本願第2発明にかかるアキュムレータは、有底円筒状の
ピストンと、このピストンを摺動自在に保持する有底シ
リンダーと、このシリンダー内外を連通する出入ポート
と、一端に、前記ピストンの筒状孔内に配置される前端
部を有するピストンロッドと、このピストンロッドを前
記ピストン側へ付勢するスプリングと、前記ピストン、
シリンダー、ピストンロッドおよびスプリングを収納す
る外套管と、この外套管の、前記スプリング外周に対向
する壁面を覆う耐磨耗性ライニング材層とを備え、 前記ピストンは、その底部外壁が前記シリンダーの底部
内壁に対向するよう配置されており、前記出入ポートは
前記ピストンの底部外壁と前記シリンダーの底部内壁と
の間に形成される蓄圧室と外部とを連通しており、前記
ピストンロッドは、前記スプリングの付勢力により前記
前端部先端が前記ピストンの底部内壁に当接して前記ピ
ストンを前記シリンダー側へ付勢しており、 前記出入ポートを介して前記シリンダー内へ流入し、前
記ピストンを前記スプリングの付勢方向と反対方向に付
勢する流体の圧力と前記スプリングの付勢力とのバラン
スによって、前記蓄圧室の内容積が決定される。
[発明の作用効果] 本発明のアキュムレータは、スプリング式アキュムレー
タにおいて、ピストンロッドの先端部をピストンの背面
に設けた円筒状孔に摺動可能に嵌合するように構成した
ことによってピストンの背面を押圧するピストンロッド
の前端面をピストンリングの取付け位置に近づけること
が可能となり、ピストンロッドがこのロッドに外嵌され
たスプリングの自重等により傾きに伴なって傾斜させら
れた場合にも、傾いたロッドによるピストンへの曲げモ
ーメントの発生を最小にとどめることができ、ピストン
リングの片寄り摩耗による蓄圧室内の気密性低下問題が
解消する。またピストンロッドの外套管に耐摩耗性ライ
ニング材層を設けたので、ピストンロッドに外嵌されて
いるスプリングと外套管の接触による外套管の摩耗進行
を押しとどめることができ、上記のピストンロッドの傾
きが大きくなることが防がれ、アキュムレータの耐久性
が向上する。
[実施例] 本発明のアキュムレータを付図に示す実施例に基づいて
以下に説明する。
本発明のアキュムレータの側断面図としての第1図並び
にそのピストン部分の拡大図としての第2図において、
1はピストン、1aはピストン1の背面に設けられた円筒
状孔、1bは円筒状孔1aの底面、5はピストンリングであ
る。2はシリンダー、3はシリンダー内に形成されて蓄
圧室で、与圧流体の出入ポート4を備えている。6はピ
ストンロッドであり、その前端部(図の右側)6aは外径
がピストン1に設けられた円筒状孔1aの内径より小さ
く、この円筒状孔1a内に嵌合されている。またピストン
ロッド6は外套管9に覆われており、外套管9の前端部
はシリンダー2に外嵌固着され、後端部には栓体10が螺
着されている。またピストンロッド6の前方部分にはフ
ランジ状部6cが形成されておりこのフランジ状部6cと栓
体10との間にピストンロッド6に外嵌するようにして強
弱1組の伸びスプリング7と8が嵌め込まれている。1
2′はブッシュ12を保持するホルダでその外径部でスプ
リング7の位置決めがなされている。
11はピストンロッド6の後端部に螺着されたボルトで、
このボルト11の後端11aと栓体10の内筒部の底面10b
が当接することにより蓄圧室3の最大蓄圧量が決定され
る。さらにボルト11によりピストンロッド6、スプリン
グ8、ホルダ12′、ブッシュ12を予め一体化し、アキュ
ムレータへの組付を容易にしている。12はピストンロッ
ド6の後端部を支承するブッシュでピストンロッド6の
傾きを防止すると共に、スプリング8の往方向の位置決
めをしており、少くともブッシュ12を摺動するピストン
ロッド6の後端部にスプリング8が接触するのを防止し
ている。なおブッシュ12は摺動持の焼付を防ぐために軸
受材例えば燐青銅が用いられている。13は外套管9の内
表面の耐摩耗性ライニング材層、14〜17はシーリングリ
ングであり、16はピストンロッド6の前端部6aとピスト
ン1の底面1bとの接触部に封入されたグリースの流出を
防止している。
また第3図は、ピストン1の背面に設けられた円筒状孔
1aの底面1bの面形状の拡大側断面図である。
さらに第5図および第6図は、本発明のアキュムレータ
の外套管9の内表面に耐摩耗性ライニング材層を設け事
例の側断面図並びに耐摩耗性ライニング材層13の斜視図
である。
次に本発明のアキュムレータが在来の同種構造のアキュ
ムレータに勝る作動上の特長について説明すると、第1
図およびその部分拡大図としての第2図にみられるよう
に、ピストン1には、その背面にピストンの外側に嵌着
されたピストンリング5の取付位置近傍に達する深さの
円筒状孔1aが設けてあり、ピストンロッド6の前端部6a
はこの円筒状孔1a内にゆるく嵌め込まれその先端面6bが
円筒状孔1aの底面1bに当接されている。このことによっ
てピストンロッド6がピストンロッドに外嵌されたスプ
リング7と外套管9との間のクリアランスの存在に由来
して傾き、第3図に示す如くピストン1への押圧力が矢
印Fで示されたように偏向されたとしても、この偏向し
た押圧力Fがピストンにおよぼされる面1bと、シリンダ
ー2内でのピストン1の支承点、この場合にはピストン
リング5の取付位置とが、力Fに加えられる方向に対し
て同一の垂直面上に存在しピストン1には力Fの分力と
しての曲げモーメントが加わる余地がなくなる。このた
めに、第4図に示す在来構造のアキュムレータごとき力
Fの分力により、ピストンリングに偏摩耗を生ずる原因
が存在しなくなる。もっともピストンリング5の取付位
置がピストンと円筒状孔の底面1bと同一の面上に正確に
合致していなくても両者が極力近接した位置関係にあれ
ば、前述の曲げモーメントの発生は最小にとどめること
ができる。さらに付言すれば、ピストン1が下死点に達
した時にも底面1bの位置がシリンダー2内にとどまる状
態にあれば、ピストンリング5の偏摩耗の発生は十分に
低く押えることができる。
次にピストン1の円筒状孔の底面1bの面形状と、この面
に当接されるピストンロッド6の先端面6bの形状に関す
る特長について第3図によって説明すると、円筒状孔の
底面1bはピストンロッド6の先端面の曲率半径R2によ
り若干大きな曲率半径R1で構成されており、これによ
りスプリング7、8の大きな荷重を確実に保持できる強
度を有することができる。
次に本発明になるアキュムレータの他の構成要素である
耐摩耗性ライニング材の機能について第5図および第6
図を参照しながら説明すると、外套管9の内表面は、ピ
ストンロッド6に外嵌された、ピストンロッド6をピス
トン1が常に上死点側に向けて移動するように付勢して
いるスプリング7(および8)が、蓄圧室3におよぼさ
れる流体圧の変動に伴なって絶えず前後動することによ
る摩耗作用力を受けている。外套管9の内径が摩耗によ
って拡大すれば、前述したスプリング7と外套管9の内
表面との間のクリアランスはしだいに広がって行くの
で、既述の理由によってピストンリング5の偏摩耗の進
行が加速され、アキュムレータの寿命はその分だけ短縮
されるのみでなく、最悪の場合には流体圧の突然の供給
停止による不測の事態も生じ兼ねない。自動車のプレー
キングシステムに組込まれているアキュムレータは軽量
化のために外套管9はアルミニウムや合成樹脂などで作
成するのが一般であるので、この傾向はさらに助長され
る。そこで本発明のアキュムレータにおいては、外套管
9の内表面に外套管の材質よりも耐摩耗性の優れた材料
からなる耐摩耗性ライニング材層13を形成させたのであ
る。
耐摩耗性ライニング材層13の材質形状の一例として第6
図に示されたようにステンレススチールの薄板を円筒状
に丸めたものを用いることができる。この耐摩耗性ライ
ニング材層13の後端部に形成された外広がりの鍔状部分
13aは、スプリング7の前後動に際して筒端面の存在が
抵抗を与えないためであり、前端部の内狭まりのフラン
ジ状部分13bおよび筒長方向のスリット13cは耐摩耗性
ライニング材層13を外套管9に嵌め込みやすくするため
のものである。耐摩耗性ライニング材層13の材質として
は硬度が高く摩擦抵抗の小さい各種のエンジンニアリン
グプラスチック、例えばナイロン、ポリアセタールある
いはテフロン樹脂などを選んでもよい。また耐摩耗性ラ
イニング材層13は予め円筒状に賦形したものを外套管9
に内挿する代りに、外套管9の内表面に耐摩耗性の優れ
た合成樹脂層を塗布法等によって直接的に被着形成させ
てもよい。
上述のごとき構造と特長を備えた本発明のアキュムレー
タの使用事例として、自動車のアンチスキッド装置つま
り急制動時に起こる車輪ロックの自動予防装置の蓄圧機
構に採用した場合について、その作動のメカニズムをア
ンチスキッド装置の作動系統図としての第7図を参照し
ながら以下に説明する。
第7図において、60はブレーキペタル、61はペダルの踏
み込み力に応じた流体圧を発生するマスタシリンダー、
62と63はそれぞれ第1および第2の車輪W1とW2への
流体圧の供給制御用電磁弁、64と65はそれぞれW1とW
2の制動用ホィールシリンダー、 101は液圧ポンプ、 1
00は本発明になるアキュムレータ、 102はペダル踏み込
み時のキックバックの不快感を解消するために設けた流
体の流路切換え弁、 104は車輪W1とW2の回転数およ
び車速センサD1およびD2からの情報に基づいて供給
制御用電磁弁62および63のソレノイドをスキッド現象防
止のために働かせるためのコントロールユニット、103
はリザーバ、80、81は逆止弁である。
上記の構成からなるアンチスキッドシステムの作動の有
様について説明すると、車両の走行中にブレーキペダル
60を踏み込んだ際、踏み込み量が走行速度に相応した適
正値の範囲内に納まっている限り、マスタシリンダー61
から供給されるブレーキ液は70→71→72→73および70→
71→74→75管路をたどってホィールシリンダー64と65に
送入され、車輪W1、W2に対して車輪の回転ロックを
生じさせるに到らない適度の制動が掛けられる。
もし車両の運転者が前方に障害物を発見するなどして過
激にブレーキペダル60を踏み込めばブレーキ液圧が急昇
し、ホィールシリンダー64と65の機能が過剰に働いて車
輪がロックされるスキッド状態に近づいたことをコント
ロールユニット104 が車速センサD1およびD2からの
情報並びに車輪回転数に基づいて判断し、供給制御用電
磁弁62と63のソレノイド作動信号を発する。その結果と
してマスタシリンダー61とホィールシリンダー64および
65との連通状態は供給制御用電磁弁62と63による管路切
換え動作によって遮断され、ホィールシリンダー64およ
び65内のブレーキ液は73→76および75→77の径路をたど
ってリザーバ103 内に流入する。一方コントロールユニ
ット104 はスキッド発生の予見を液圧供給弁制御弁に報
知すると同時に液圧ポンプ101 に対して始動指示を発す
る回路を備えているので、リザーバ103 に流入したブレ
ーキ液は液圧ポンプ101 によって吸入されアキュムレー
タ100 内に貯溜すべく送り込まれ、ホィールシリンダー
内の液圧は低下して車輪の過度の制動は解かれてスキッ
ドの発生を事前に予防することができる。そして車輪の
制動が中庸状態に回復するとコントロールユニット104
はこのことを供給制御用電磁弁62と63に伝達し、弁体を
中立位置に切換えさせ管路72〜73〜76および管路74〜75
〜77の連通はそれぞれ断たれるので、ホィールシリンダ
ー64と65内へのブレーキ液の出入は遮断され一定圧が保
たれる。
次いで車輪の制動状態が一定水準以下にまで弱まるとコ
ントロールユニット104 は供給制御用電磁弁62と63にこ
のことを報知して管路72〜73および管路74〜75を再び連
通せしめるので、アキュムレータに貯溜させていた液圧
がホィールシリンダー64および65におよぼされ、制動力
が再び増大する。このために再度スキッドの恐れを生ず
れば上述のごとき制御弁の切換え動作が反復されること
になる。
所望車速にまで減速された時、ブレーキペダル60の踏み
込み力を解除すれば、ホィールシリンダー64および65内
のブレーキ液をマスタシリンダー61に戻すための管路78
と79にそれぞれ介在させた逆止弁80および81のマスタシ
リンダー側が低圧となってホィールシリンダー64、65内
のブレーキ液はこれらの弁を経てマスタシリンダー61に
戻される。
なお、液圧ポンプ101 の作動によって加圧されたブレー
キ液の液圧が流路切換え弁102 内のボール弁を図の右方
に押しやることによってアキュムレータ100 とマスタシ
リンダー61を結ぶ管路82〜71〜70は遮断され、このこと
によって上記の加圧ブレーキ液圧がブレーキペダル60に
およぼされることによるいわゆるキックバック現象と呼
ばれる不快な踏み込み心地を解消させるもとができる。
このような装置には車両の走行安全上、極めて作動信頼
性の高いアキュムレータが要求されるものであるが、本
発明品は十分にその要望に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明になるアキュムレータの側
断面図とその部分拡大図、第3図はピストンの背面に設
けられた円筒状孔の底面形状を説明した部分拡大側断面
図、第4図は在来のアキュムレータのピストン形状を説
明した部分的側断面図、第5図と第6図は外套管の内表
面に耐摩耗性ライニング材層を設けたアキュムレータの
側断面図と、ライニング材の斜視図であり、また第7図
は本発明のアキュムレータを組込んだ自動車のアンチス
キッド装置の作動系統図である。 図中 1……ピストン、1a……円筒状孔、1b……円筒状
孔の底面、2……シリンダー、3……蓄圧室、5……ピ
ストンリング、6……ピストンロッド、6b……ピストン
ロッド先端面、7、8……スプリング、9……外套管、
13…耐摩耗性ライニング材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大槻 弘己 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 野村 佳久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 中西 伸育 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 実願 昭53−150764号(実開 昭55− 66203号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底円筒形状のピストンと、このピストン
    を摺動自在に係持する有底シリンダーと、このシリンダ
    ー内外を連通する出入ポートと、一端に、前記ピストン
    の筒状孔内に配置される前端部を有するピストンロッド
    と、このピストンロッドを前記ピストン側へ付勢するス
    プリングとを備え、 前記ピストンは、その底部外壁が前記シリンダーの底部
    内壁に対向するよう配置されており、前記出入ポートは
    前記ピストンの底部外壁と前記シリンダーの底部内壁と
    の間に形成される蓄圧室と外部とを連通しており、前記
    ピストンロッドは、前記スプリングの付勢力により前記
    前端部先端が前記ピストンの底部内壁に当接して、前記
    ピストンを前記シリンダー側へ付勢しており、 前記出入ポートを介して前記シリンダー内へ流入し、前
    記ピストンを前記スプリングの付勢方向と反対方向に付
    勢する流体の圧力と前記スプリングの付勢力のバランス
    によって、前記蓄圧室の内容積が決定されるアキュムレ
    ータ。
  2. 【請求項2】前記ピストンの底部内壁位置に近接して、
    前記ピストンの外周にピストンリングを取り付けたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアキュムレー
    タ。
  3. 【請求項3】前記ピストンの底部内壁が球状凹面形であ
    り、前記ピストンロッドの前端部先端が球状凸面形であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    のいずれかに記載のアキュムレータ。
  4. 【請求項4】有底円筒形状のピストンと、このピストン
    を摺動自在に保持する有底シリンダーと、このシリンダ
    ー内外を連通する出入ポートと、一端に、前記ピストン
    の筒状孔内に配置される前端部を有するピストンロッド
    と、このピストンロッドを前記ピストン側へ付勢するス
    プリングと、前記ピストン、シリンダー、ピストンロッ
    ドおよびスプリングを収納する外套管と、この外套管
    の、前記スプリング外周に対向する壁面を覆う耐磨耗性
    ライニング材層とを備え、 前記ピストンは、その底部外壁が前記シリンダーの底部
    内壁に対向するよう配置されており、前記出入ポートは
    前記ピストンの底部外壁と前記シリンダーの底部内壁と
    の間に形成される蓄圧室と外部とを連通しており、前記
    ピストンロッドは、前記スプリングの付勢力により前記
    前端部先端が前記ピストンの底部内壁に当接して前記ピ
    ストンを前記シリンダー側へ付勢しており、 前記出入ポートを介して前記シリンダー内へ流入し、前
    記ピストンを前記スプリングの付勢方向と反対方向に付
    勢する流体の圧力と前記スプリングの付勢力とのバラン
    スによって、前記蓄圧室の内容積が決定されるアキュム
    レータ。
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