JPH0647578U - 部材の結合構造 - Google Patents

部材の結合構造

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JPH0647578U
JPH0647578U JP8558092U JP8558092U JPH0647578U JP H0647578 U JPH0647578 U JP H0647578U JP 8558092 U JP8558092 U JP 8558092U JP 8558092 U JP8558092 U JP 8558092U JP H0647578 U JPH0647578 U JP H0647578U
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一也 嶋田
正義 佐伯
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三協アルミニウム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部材を結合するときに、組み付け作業が簡単
ですっきりした外観を得やすく、構造的に頑丈な部材結
合構造の提供。 【構成】 正面部材4と側面部材5が方立6を介して結
合された構造に関する。方立6は断面において正面部材
4が留め結合の構造に当接される第1面14と側面部材
5がねじ結合される第2面15を備える。第1面14に
は正面部材4の端面で隠蔽される範囲に、第2面15に
端面を当接させた側面部材15を固定するねじを正面側
から挿通し、ねじ止めするための挿通孔22が形成され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、正面の格子桟と側面の格子桟を方立を用いて結合する構造のよう に、方立を用いた部材の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の壁面から張り出して形成される手摺や出窓など、正面部材と側面部材が 方立を介して結合される構造では、正面と側面の両部材および方立を結合する際 にコーナーピースなどの結合部材が用いらる。
【0003】 結合部材は、前記三部材を所定の角度に強固に結合する機能があるが、ガタや 間隙の発生あるいは目違いが生じないように取り付けるには熟練を要し、作業性 がよくない。さらに、結合部材と前記の三部材を固定したねじの頭を隠蔽するた め正面側にも目板を取り付けるなどし、このために方立などの素材表面が持つ優 美な質感などデザイン上必要とする要件が損なわれてしまう場合がある。
【0004】 また、図5のように従来の面格子1は建物の壁面に対して簡単なブラケット2 によって取り付けられることが多い。このような構成は、面格子1に関して正面 からの外観のみを重視する結果であって、面格子1の側面も見える建物の外観か らすると見苦しい面がある。
【0005】 一方、ユーザーの多様化によって面格子1にボリューム感や重厚な感じのある ものが求められている。しかし、従来のブラケットによる構造ではこのようなも のを得ることが難しい。従来、図6のように建物の壁面から側面を持ち出した構 造のものもあるが、この構造は、言わば格子桟3だけで面格子が形成されており 、強度上充分な構造とすることが難しい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 この考案は、組み付け作業が簡単ですっきりと優美な外観を得やすく、構造的 にも頑丈な結合構造の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
正面部材と側面部材が方立を介して結合される部材結合構造に関する。 正面部材の両端部は留め結合用に角度切りされる。 方立は断面において、正面部材の端面が当接されて留め結合となる第1面と側 面部材の端面が当接されて結合される第2面を備える。 第1面に、正面部材の端面が当接されてねじ止めされた時、正面部材の端面で 隠蔽される範囲に、第2面に端面を当接させた側面部材を固定するためのねじを 正面側から挿通しねじ止めするための挿通孔が形成される。
【0008】
【作用】
第1面に形成された挿通孔は、側面部材を第2面にねじ止めすることを可能と し、かつ、そのねじ頭を第1面に取り付けられた正面部材で隠蔽する。 正面部材、側面部材を方立に対しねじ止めする構成は、これらを結合部材を介 さず直接に結合することを可能とする。
【0009】
【実施例】
図1〜図4は面格子1に関する。面格子1は図4のように正面部材4、側面部 材5および方立6で構成されている。丸囲みの拡大部Aは、正面部材4と側面部 材5および方立6の三部材が結合された部材の結合構造となっている。
【0010】 正面部材4は、上、下枠7,8と複数本の横方向に配置された格子桟9で構成 され、側面部材5は、同様に上、下枠10,11と前記の格子桟9と同数の横方 向に配置された格子桟12および取り付け枠13で構成されている。取り付け枠 13は側面の上、下枠10,11と各格子桟12の室内側端を固定した垂直部材 である。
【0011】 方立6はアルミ合金の押出し成形材を横切りして形成されたもので、断面にお いて、全体として直角三角形を呈し、斜辺に相当する面が正面部材4の端部が取 り付けられる第1面14とされ、底辺に相当する面が側面部材5の室外側が取り 付けられる第2面15とされている。第1面14は第2面15に対し45°の角 度とされている。これは、正面部材4との結合を留め結合とするためである。
【0012】 なお、底辺15には補強のためのホロー部16と共に、結合構造の室内側隅部 を隠蔽するための室内側化粧部17が形成され、さらに、断面において垂直辺に 相当する第3面18と第1面14とが成す角部は円弧をもって丸く形成され、室 外側化粧部19とされている。
【0013】 第1面14には、正面側の上、下枠7,8および正面側の格子桟9の端部が当 接する範囲に、これらの枠および桟を方立6に結合するねじ20のためのねじ座 21および挿通孔22が形成されている。ねじ座21は押出し成形時に形成され た隆条にねじ孔を左右方向に穿設して構成される。挿通孔22は、第2面15を 正面側から見通せる位置に、ドライバーなどの工具を差し込むのに充分な大きさ を有する。符号23は低い突縁で、第1面14の両側に形成されている。
【0014】 第2面15には、側面側の上、下枠10,11および格子桟12の端部が当接 する範囲で、前記の挿通孔22の正面位置に、これらの枠および桟を方立6に結 合するねじ24のためのねじ孔が形成されている。なお、第2面15のホロー部 16の外壁の両側には、やはり低い突縁23が形成されている。 第3面18には、前記のねじ座21の正面位置(側面から見て)に挿通間隙2 5が形成されており、目板26が装着可能とされている。この間隙25は押出し 成形時にスリットとして形成される。
【0015】 図1、図2は、部材としての正面部材4と側面部材5および方立6を結合し、 結合構造とする手順を示し、図4における丸囲みA部分の組み付けに関する。こ れらは、次のように組み付けられる。 なお、この実施例においてはほぼV字形をし、ねじ孔を備えた板金製の補強金 具27が、第1面14と第2面15の内面側に添着させて使用される。
【0016】 方立6の上部ホロー部16の外壁を側面の上枠10の高さだけ切欠く(図2) 。 側面の上枠10の方立6に結合される側の端部は垂直面で長手方向に対し直角 に横切りされる。
【0017】 前記の切欠き部分に前記上枠10の端部を差し込み、第1面14における挿通 孔22の正面からねじ24を差し込み、補強金具27および第2面のねじ孔を通 して上枠10のビスホールに捩じ込む。 これにより、側面の上枠10は方立6に固定される。なお、符号28は目板で 上枠10用である。
【0018】 ついで、正面の上枠7および格子桟9の両端を留め結合用に平面視で45°に 切断し、その端面を第1面14に当接する。これにより、第1面14に露出して いる挿通孔22と、側面の上枠10を固定したねじ24の頭が上枠7で隠蔽され る。 第3面18の挿通間隙25からねじ20が補強金具27、第1面のねじ孔を通 して正面の上枠7のビスホールに捩じ込まれ、正面の上枠7が方立6に固定され る。
【0019】 目板26を挿通間隙25に装着する。 方立6の頂部に上方からキャップ29を装着する。キャップ29はこの実施例 においてアルミダイキャスト製である。
【0020】 これにより、正面の上枠7、側面の上枠10および方立6の3部材がコーナー ピースなどの結合部材を介することなくねじにより直接に結合される。なお、前 記実施例における補強金具27は2つの部材間に亘り介在してこれらを結合する 機能はないから結合部材ではない。
【0021】 この結合構造は、正面部材4と側面部材5が方立6を介してねじ止めにより直 接に結合されるから、組み付け作業が簡単である。また、正面側に露出する挿通 孔22や側面部材5を固定したねじ24の頭は、正面部材4を固定した時に自動 的に隠蔽されるから、外観上目立つ正面に目板などを設ける必要がなく、結合構 造の外観がすっきりとする。
【0022】 前記の実施例において、側面の格子桟12を方立6に結合するときは、側面の 上枠10の場合と同様に結合しようとする端部を横切りし、第1面14の挿通孔 22を介してねじ止めする。また、正面の格子桟9を方立6に結合するときは、 正面の上枠7の場合と同様に、両端を留め結合用に45°に切断し、第3面18 の挿通間隙25から差し込んだねじにより固定する。
【0023】 すなわち、面格子1はこのようにして上下枠7,8と複数の格子桟9からなる 正面部材4を両側の方立6,6に固定し、さらに、この実施例では側面の上下枠 10,11と複数の格子桟12およびこれらの室内側端を結合した取り付け枠1 3からなる側面部材5,5を結合して形成される。
【0024】 このようにして形成された面格子1は、正面および側面ともに枠構造となり、 方立6を共用して一体に結合されているので、強度が高い。また、一方、格子桟 9,12はいずれも両端が直接、方立6に結合されていて、あらかじめ面格子に 組み立てられたものを方立6で結合するときのように、コーナー部で縦部材が二 重になるなどのことがなく、全体として一体感がある。さらに、前記の部材結合 構造を採用しているので、正面側に目板などが露出しない。
【0025】 室内側化粧部17は方立6を介した正面部材4と側面部材5との接合部を隠蔽 すると共に入り隅となる角部に厚み感を持たせている。室外側化粧部19は正面 部材4から側面部材5につながる出隅の角部に丸みを持たせて両部材4,5の一 体感と重厚感を持たせている。また、第1面14、第2面15における突縁23 はこれらの面に当接される部材の端面を飲み込んで、方立6とこれらの部材との 接合個所を隠蔽する。これにより、組み付け時の若干の間隙や目違いなどが隠蔽 される。
【0026】 以上は実施例であり、本考案は図示された具体的な構成に限定されない。方立 6の断面は三角形を基本とするものに限らず、側面部材5も留め結合とされるよ うな場合には、第1面14と第二面15が平行になるような断面構造になること がある。なお、方立6に対し正面部材4、側面部材5の端部が当接する角度は、 45°以外のこともある。 正面部材4、側面部材5は面格子1以外のこともある。
【0027】
【考案の効果】
最も目立ち易い正面側に目板などのデザインを損ねがちな部材が見えず、外観 のすっきりとした、部材の結合構造を得られる。 組み付けに結合部材を使用しないので、組み付け作業が簡単である。
【0028】 正面部材と側面部材を方立に対し直接結合するので、構造的に頑丈であり、か つ、方立個所に枠材の重なりがなく、優美なデザインとしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解して示す斜視図。
【図2】取り付け手順を説明するための斜視図。
【図3】横断面図。
【図4】全体の斜視図(実施例)。
【図5】斜視図(従来例1)。
【図6】斜視図(従来例2)。
【符号の説明】
1 面格子 4 正面部材 5 側面部材 6 方立 7 上枠(正面) 8 下枠 9 格子桟(正面) 10 上枠(側面) 11 下枠 12 格子桟(側面) 14 第1面 15 第2面 18 第3面 22 挿通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面部材と側面部材が方立を介して結合
    されており、正面部材の端部が留め結合用に角度切りさ
    れると共に、方立が断面において、正面部材の端面が当
    接されて留め結合となる第1面と側面部材の端面が当接
    されて結合される第2面を備え、第1面の前記正面部材
    の端面で隠蔽される範囲に、第2面に側面部材を固定す
    るねじを正面側から挿通しねじ止めするための挿通孔が
    形成されていることを特徴とした部材の結合構造。
JP8558092U 1992-12-14 1992-12-14 部材の結合構造 Expired - Lifetime JP2526227Y2 (ja)

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