JPH0647226A - 高温ガス用除塵装置 - Google Patents

高温ガス用除塵装置

Info

Publication number
JPH0647226A
JPH0647226A JP5031253A JP3125393A JPH0647226A JP H0647226 A JPH0647226 A JP H0647226A JP 5031253 A JP5031253 A JP 5031253A JP 3125393 A JP3125393 A JP 3125393A JP H0647226 A JPH0647226 A JP H0647226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
gas
containing gas
ceramic filter
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5031253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3288104B2 (ja
Inventor
Yasushi Maeno
裕史 前野
Noriyuki Oda
紀之 織田
Katsumi Azuma
勝美 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP03125393A priority Critical patent/JP3288104B2/ja
Publication of JPH0647226A publication Critical patent/JPH0647226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3288104B2 publication Critical patent/JP3288104B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】時に多量の塵が飛来してもセラミックフィルタ
への異常な塵の堆積を避けることができ、煤などの未燃
焼成分を含む含塵ガスの除塵に供してもセラミックフィ
ルタが熱応力で損傷しない高温ガス用除塵装置を提供す
る。 【構成】ガス導入口10の付近にディフューザ8を設
け、ディフューザ入口部19とホッパー部7の間にガス
通路13を設け、含塵ガスをホッパー部7からガス入口
室6に還流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加圧流動床ボイラーに
よる発電プラント、石炭直接燃焼装置(Coal Di
rect Firing)などの燃焼プロセスや石炭ガ
ス化プラントなどにおいて排出される高温の含塵ガスの
除塵に好適な多孔質セラミックスからなるフィルタが組
込まれた高温ガス用除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックフィルタが組み込まれた高温
ガス用除塵装置に関する技術は、次世代の高効率でクリ
ーン(排出される排ガスが低NOX 、低SOX であるも
の)な石炭利用技術とされている石炭ガス化プラントや
加圧流動床ボイラーによる発電プラントを実現するため
の鍵となる技術とみなされており、現在世界各国で懸命
の実用化努力がなされている。
【0003】除塵装置をこれらのプラントに組込んで使
用する場合、特に注意を要するのは高温下における塵の
挙動である。すなわち、一般にガスの粘性係数は温度の
上昇とともに大きくなるため、高温下において塵はガス
の流れの影響を強く受け、除塵室(除塵装置内で固気分
離がなされる部分)内の主たる含塵ガスの流れを概ね下
向きとなるように構成しても、微細な塵の一部分は乱れ
たガスの流れに乗って重力に逆らって流動し、容易にホ
ッパー部へと落下しない傾向がある。
【0004】実際のプラントにおいては、除塵装置自体
の運転条件に起因する乱れや上流系あるいは下流系にお
ける外乱によって、除塵室内の流れは絶えず変動してお
り、様々な傍流を伴う乱れた流れが除塵装置の内部に存
在している。
【0005】その結果として除塵装置中には次のような
問題となる現象が発生している。 a.塵のブリッジング:その片端が閉じられた管状セラ
ミックフィルタが使用されているいわゆるキャンドル型
除塵装置や、板状のセラミックフィルタが使用されてい
るクロスフロー型除塵装置において見られる現象で、横
向きもしくは上向きの傍流の存在のためセラミックフィ
ルタの逆洗を行っても塵が下方のホッパー部に落下せ
ず、近くのセラミックフィルタに再び付着し、これが繰
り返されている間に塵がどんどんセラミックフィルタの
表面に堆積し、遂にはセラミックフィルタの含塵ガス側
の通路の一部分が堆積した塵で閉塞したり、セラミック
フィルタの濾過表面の一部分が厚い塵の堆積層で覆われ
てしまう現象をいう。
【0006】したがって、塵のブリッジングが起きる
と、徐々にフィルタの有効濾過面積が減少して除塵装置
の処理能力が低下するが、加圧流動床ボイラーからの燃
焼ガスを除塵する場合には、ブリッジングした塵中に含
まれる未燃焼成分がしばしば発火、燃焼し、除塵装置中
のセラミックフィルタが熱応力によって破損するなどの
致命的な損傷(亀裂あるいは破損)をもたらす。
【0007】また、石炭ガス化プラントにおける合成ガ
スの除塵処理では、運転停止直後の非酸化性ガスで置換
された状態から空気への切り替え時、もしくは運転再立
ち上げ時に酸素を含む酸化性雰囲気のガスが除塵装置中
に存在する状態のとき、ブリッジングしている塵中の未
燃焼成分が発火して除塵装置のセラミックフィルタに致
命的な熱応力損傷を与える。
【0008】b.プラントの負荷変動時に煤を含む未燃
焼成分が燃焼ガス中に多量に排出されてセラミックフィ
ルタの表面に堆積し、次いで発火して異常燃焼する。た
とえば、加圧流動床ボイラーの燃焼ガスを除塵する場合
には、低負荷の状態からボイラー負荷を増やそうとする
と酸素濃度が高いにもかかわらず大量の未燃焼成分が発
生し、塵中に多量の煤(ときには30%にも達する)を
含むとともに1000ppmを超える一酸化炭素を含む
燃焼ガスが発生することがある。
【0009】加圧流動床ボイラーにおいては、一般にサ
イクロンにより粗除塵された燃焼ガスをセラミックフィ
ルタを内蔵する除塵装置に導入する方法が指向されてい
るが、サイクロンは含塵ガス中の塵濃度が急増するよう
な過渡的状態においては塵がオーバーフローして充分な
除塵機能を発揮しない。
【0010】したがって、サイクロンを素通りした大量
の未燃焼成分を含む塵は除塵装置のセラミックフィルタ
に到達する。このとき含塵ガス中の塵濃度が定常時の塵
濃度の5〜10倍に増えるため、濾過差圧の増加勾配も
定常時の5〜10倍に増えることになる。
【0011】キャンドル型除塵装置では、除塵室の含塵
ガス側の流路断面積が大きいため、含塵ガスの流れを完
全な下向流とすることが難しく、塵が管状セラミックフ
ィルタの一部分に多量に付着する傾向があり、塵に多量
の未燃焼成分が含まれる場合には発火する危険性が大き
い。
【0012】セラミックフィルタとして管状のものが組
み込まれ、容器の内部が複数の水平な管板で仕切られ、
複数の管状のセラミックフィルタがその端部で管板に保
持され、含塵ガスが管状セラミックフィルタの内側を貫
通して下方に流れるように構成されている除塵装置(特
公昭63−40567、特公平2−22689、特公平
3−24251、特公平3−61076、特開平1−3
03397等にこの型の除塵装置についての説明があ
り、以下チューブ型除塵装置という)においては、含塵
ガス側の流路断面積が小さく、含塵ガス側の流れがほぼ
完全な下向流とされている。
【0013】したがって、通常の運転条件においては塵
が管状セラミックフィルタの濾過表面に厚く堆積するこ
とがなく、飛来する未燃焼成分の絶対量が大きく変動せ
ず、塵中に常時10%程度未満の未燃焼成分が含まれ、
これが定常的に少しずつ燃焼しているかぎりにおいては
管状セラミックフィルタを損傷するような問題は生じな
い。
【0014】しかし、チューブ型除塵装置においても多
量の未燃焼成分を含む含塵ガスが短時間に導入される場
合には、下向きのガス流速がゼロに近い管状セラミック
フィルタの下端部の内面に塵が多量に堆積することにな
り、この塵が一気に発火燃焼して管状セラミックフィル
タの内側の温度を急激に上昇させ、管状セラミックフィ
ルタの外側との温度差がセラミック材料の許容温度差を
超え、管状セラミックフィルタが熱応力で損傷する現象
が起きる。
【0015】すなわち管状セラミックフィルタの下端部
においては、容器のガス入口室の圧力と速度の分布に影
響され、各管状セラミックフィルタで含塵ガスの流量に
バラツキが生じ、流速が殆どゼロの管状セラミックフィ
ルタもあればホッパー内からガスが逆流する管状セラミ
ックフィルタもあることが明らかになってきた。
【0016】さらに、ガス入口室内の圧力と速度の分布
は、チューブ型除塵装置、キャンドル型除塵装置を問わ
ずプラント上流の変動に影響されて時々刻々変化し、こ
れが除塵室内およびホッパー部の乱れたガス流れの原因
のひとつとなっていることも明らかになってきた。
【0017】チューブ型除塵装置においては、特公平3
−24251に含塵ガスをホッパーから抜き出して上流
側に還流する除塵方法が濾過差圧を低減し逆洗頻度を少
なくすることを目的として提案されている。
【0018】この提案はチューブ型除塵装置においても
キャンドル型除塵装置においても上記の問題を解決し得
る有用な方法であるが、除塵処理される含塵ガスの量が
非常に多い場合には、抜き出される含塵ガスの量も多
く、ガスを上流に還流させるには相応の動力が必要であ
る。
【0019】含塵濃度の高いガスを移送するには、蒸気
や高圧空気を駆動源とするエジェクタを使用するのが最
も現実的である。しかし、圧縮空気を用いるエジェクタ
の効率は高々4%であり、上記の提案で推奨しているガ
スの還流量を処理ガス量の多い除塵装置で確保すること
は現実的でない。
【0020】特に、キャンドル型除塵装置の場合は除塵
室における含塵ガスの流路断面積が大きく、必要とされ
るガスの還流量がチューブ型除塵装置よりも多いため、
圧縮空気などのユーティリティの使用量はプラントの効
率に大きい影響を与える。
【0021】還流と同じ効果を得るのに、含塵ガスの一
部分を塵とともに抜き出して外系に取り出すことも有効
であるが、多量の含塵ガスの抜き出しはプラントの効率
に影響を与えるので、発電プラントにおいては含塵ガス
の抜き出し量は1〜2%に抑えられている。したがって
この方法では充分な還流効果を得られず、負荷変動時等
に煤などの未燃焼成分を含んだ多量の塵が飛来すると塵
がセラミックフィルタ表面に多量に堆積することを避け
られない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の従来技術の問題点に鑑み、加圧流動床ボイラーなどの
高温の加圧燃焼プロセスや石炭ガス化プラント等からの
排出ガスの除塵処理に好適な、含塵ガスのホッパー部か
らの抜き出しとその含塵ガス導入部への還流を僅かなエ
ネルギー消費で行える実用的な手段を備えた高温ガス用
除塵装置を提供しようとするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を達
成すべくなされたものであり、本発明の高温ガス用除塵
装置は、容器内にセラミックフィルタを内蔵するととも
に、セラミックフィルタに捕捉された塵を払い落として
セラミックフィルタを再生する逆洗手段が取り付けら
れ、容器の下部が払い落とされた塵を集めるホッパー部
とされている除塵装置であって、容器の含塵ガス導入部
もしくは含塵ガス導入配管にディフューザが取り付けら
れ、かつ相対的に低い静圧となるディフューザ(末広
筒)の入口部とホッパー部を連通するガス通路が設けら
れ、ホッパー部の含塵ガスの一部分がガス通路とディフ
ューザを経て容器の含塵ガス導入部に還流するように構
成されていることを特徴とする。
【0024】除塵装置に含塵ガスを導入する配管内のガ
ス流速は、配管内への塵の付着と堆積を避けるため、エ
ロージョンを起こさない範囲で大きく設定されおり、本
発明の除塵装置においては、導入されるガスの動圧の大
部分をディフューザで静圧に変換して除塵室側の圧力を
高め、得られた差圧によって含塵ガスをホッパー部から
ガス通路を経て除塵装置の上流側に還流せしめる手段が
設けられている。
【0025】より具体的には、容器のガス導入口の近傍
にディフューザを設け、ディフューザの入口部の低い静
圧の部分にホッパー部と連通するガス通路を設ける。こ
のような還流手段を備えるものであればよく、含塵ガス
導入配管の設計、除塵装置の型式、適用するプラントの
種類および上流と下流におけるプラントの運転条件の変
動に対応可能な、ホッパー部から含塵ガス導入部への含
塵ガスの還流量を確保できる。
【0026】ここにおいて、ディフューザとは流体力学
的にディフューザの機能、すなわち圧力回復機能を発揮
するものを含み、末広がりの拡散管のみを意味しない。
例えば、容器へのガス導入口に大きいR(アール)を設
けてもよいし、容器へのガス導入口にオリフィスを設
け、オリフィスのすぐ下流で圧力が低く、その下流でガ
ス流が広がって自ら圧力を回復するように構成してもよ
い。
【0027】本発明の高温含塵ガス用除塵装置におい
て、除塵装置がチューブ型除塵装置である場合には、ホ
ッパー部から含塵ガス導入部への含塵ガスの還流率は除
塵装置に導入される含塵ガスの3〜15%とするのが好
ましい。また、除塵装置がキャンドル型除塵装置である
場合には、含塵ガスの還流率を同じく5〜25%とする
のが好ましい。
【0028】含塵ガスの還流量が3%(キャンドル型除
塵装置では6%)より少ない場合には、フィルタ管の一
部表面に塵が異常に堆積するのを防ぐ効果が小さく、3
0%より多いと、ホッパー部から塵を巻き上げやすくな
ったり、消費されるエネルギーが増すなどの影響があ
る。
【0029】本発明の好ましい高温ガス用除塵装置で
は、セラミックフィルタが管状セラミックフィルタであ
り、容器の内部が複数の水平な管板で仕切られるととも
に最上段の管板の上側にガス入口室が設けられ、複数の
管状セラミックフィルタがそれぞれその端部で管板に保
持され、含塵ガスが管状セラミックフィルタの内側を流
れるように構成されている。
【0030】チューブ型除塵装置では、除塵室における
含塵ガスの流路がフィルタ管の内側に設けられているの
で含塵ガスの流路断面積が小さくなっており、比較的少
量の含塵ガスをホッパー部からガス入口室に還流するこ
とで多量の塵を含む含塵ガスが除塵装置中に導入される
ような場合にも濾過表面への多量の塵の堆積や塵による
含塵ガス流路の閉塞を防ぐことができ、未燃焼成分を含
む塵が多量に除塵装置の内部に導入されても未燃焼成分
がフィルタ管の表面近傍で発火してフィルタ管を熱損傷
する問題を回避することができる。
【0031】本発明の他の好ましい高温ガス用除塵装置
では、セラミックフィルタが片端を閉じた管状セラミッ
クフィルタとされ、複数の管状セラミックフィルタが清
浄ガスヘッダの下側または上側に概ね鉛直に取り付けら
れた除塵ユニットが容器内に配設され、含塵ガスが除塵
ユニットの上部から順次下降しつつ除塵されるように構
成されている。
【0032】高温ガス用除塵装置がこのような除塵ユニ
ットを容器内に設けたキャンドル型除塵装置である場合
には、除塵室における含塵ガスの流路断面積が大きく、
相当多量の含塵ガスをホッパー部から含塵ガス導入部に
還流する必要がある。
【0033】本発明の高温ガス用除塵装置では、高い流
速で送られてくる静圧の低い含塵ガスをディフューザに
流して動圧を静圧に変換せしめて除塵装置の容器内の圧
力を高め、ディフューザ入口部の低い静圧の箇所に吸入
口が設けられ、ガス通路を経てホッパー部の含塵ガスを
吸い込み、除塵装置の含塵ガス導入部に含塵ガスを還流
せしめている。したがって圧縮空気などのユーティリテ
ィーを特に消耗することなく充分な量の含塵ガスを還流
することが可能である。
【0034】本発明の他の好ましい高温ガス用除塵装置
では、容器内に除塵ユニットが上下および/または水平
方向に複数個配設されている。除塵ユニットが複数個容
器内に層状に配設されているような大型のTiered
タイプのキャンドル型除塵装置の場合には、含塵ガス空
間中にガスの流れが停滞する箇所がいくつも存在してい
ているが、本発明の除塵装置では、複数の吸い込み口を
設けて充分な量の含塵ガスをホッパー部から含塵ガス導
入部に還流することが可能であり、フィルタ管の濾過表
面の一部分に多量の塵が堆積する傾向のない大型の実用
的な除塵装置を構成することができる。
【0035】本発明の他の好ましい高温ガス用除塵装置
では、ディフューザ入口部の上流側に絞り管またはエジ
ェクタノズルが取り付けられ、ディフューザ入口部に吸
入口配置されたエジェクタ構成とされている。すなわち
エジェクタはディフューザの入口部の上流側に絞り管あ
るいはエジェクタノズルを組合わせ、ディフューザの入
口部に吸入口が設けられているものであり、ディフュー
ザをエジェクタの一部分とする構成により、導入される
含塵ガスが有する動圧が小さい場合にも、ガス通路から
の含塵ガスの充分な吸入能力を確保することができる。
【0036】一般に除塵装置への含塵ガス導入配管内に
おける流速は比較的高速に設定されているにもかかわら
ず、従来静圧の回復を目的として除塵装置の含塵ガス導
入部にディフューザが設けられた例は知られていない。
このため、ディフューザを設けていない従来の設計と比
べ、たとえディフューザの上流側に絞り管を設けてエジ
ェクタ構成としても、除塵装置における圧損の増大を高
々ガスの還流に要する配管抵抗相当分程度に抑えること
ができる。
【0037】本発明の他の好ましい高温ガス用除塵装置
では、容器が圧力容器とされ、かつガス通路が圧力容器
の内部に設けられている。
【0038】含塵ガスをホッパー部から除塵装置の含塵
ガス導入部に還流するためのガス通路は、圧力容器の内
部に設けられていることによって短くできるので含塵ガ
スの還流に必要とされる駆動力を小さくすることがで
き、容器の外側に通路を設ける必要がないので通路の外
側に断熱材を施工する必要もなく、通路の表面からの熱
エネルギーの損失が少なく、圧力に耐える配管を追加す
る必要がないので装置の構築に要する費用も少なくて済
む。
【0039】本発明の高温ガス用除塵装置は、石炭を利
用する高効率でクリーン(排出されるSOx やNOx
僅かである。)な今後のエネルギー技術とされている加
圧流動床ボイラーが組込まれた発電プラントに特に好適
なものである。この種の発電プラントでは、ボイラーの
蒸気による蒸気タービンと燃焼ガスにより駆動されるガ
スタービンを併用することにより高い発電効率が得られ
るようになっており、除塵装置は加圧された状態にある
燃焼ガスをガスタービンの駆動に供するときに有害な
(ガスタービンを摩耗して寿命を短くする。)燃焼ガス
中の塵を除く目的に使用されるものである。
【0040】本発明の高温ガス用除塵装置は、たとえば
ボイラー負荷を増す際などに一時的に発生する多量の未
燃焼成分を含む高温含塵ガスの除塵処理にも使用でき、
未燃焼成分を多量に含む塵がセラミックフィルタの濾過
表面に多量に堆積するのを防ぐことによって、堆積した
塵中の未燃焼成分が発火しにくくなり、たとえ発火して
燃えても組込まれているセラミックフィルタが致命的な
熱応力損傷を受けるのを避けることができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の高温ガス用除塵装置の実施例
を図を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの
実施例によってなんら限定されるものではない。
【0042】図1は、本発明による高温ガス用除塵装置
をチューブ型除塵装置に適用した場合の一実施例を示す
縦断面図である。図1において、1はチューブ型除塵装
置であり、2は圧力容器、3は管状セラミックフィルタ
(フィルタ管)、5a、5b、5c、5dは各フィルタ
管を支持するとともに圧力容器の内部を水平方向に仕切
る管板(5aおよび5dは含塵ガス空間と清浄ガス室の
間を仕切っており、他の管板は清浄ガス室の間を仕切っ
ている。)、6は流入したガスを各フィルタ管に一様に
分配するガス入口室、7はホッパー部、8はディフュー
ザ、9a、9b、9cは上段、中段、下段の清浄ガス
室、10はガス導入口である。圧力容器2の内側には断
熱材が内張りされているが、図1ではこれが省略されて
いる。
【0043】また、11a、11b、11cは夫々上
段、中段、下段の清浄ガス室に逆洗ガスを吹き込むエジ
ェクタのディフューザを兼ねた清浄ガス出口管、12は
清浄ガス出口、13はホッパー部から抜き出される含塵
ガスが通る耐熱金属管からなるガス通路、14a、14
b、14cは夫々の清浄ガス出口管に逆洗用の圧縮空気
を噴出するエジェクタノズル、15はフィルタ管3の下
端部に設けたスカート、16はガス通路13がホッパー
部に開口している吸込み口、17はディフューザ8をそ
の一部とするエジェクタ、18はガス導入口10に取り
付けられたエジェクタノズルである。
【0044】ここでガス通路13の耐熱金属管はディフ
ューザ8を支える支柱を兼ねており、19はディフュー
ザ8の入口部、20は含塵ガスをガス通路16を経てホ
ッパー部7から吸入する吸入口である。このガス通路1
3のうち、清浄ガス室内を通過している部分をフィルタ
管とし、フィルタ管をガス通路として利用することもで
きる。
【0045】図1の除塵装置では、ガス通路13を構成
する耐熱金属管の熱膨張によるずれを吸収できるよう
に、ガス導入口10に取り付けられたエジェクタノズル
18が中間で分離され、嵌合構造とされている。また、
含塵ガスはガス導入口10より矢印の方向に流入し、エ
ジェクタノズル18によりディフューザ8の入口部19
で増速されて低い静圧を形成し、最も縮径したディフュ
ーザの入口部19に設けられた吸入口20からガス通路
13の含塵ガスを吸入するとともにディフューザ8内で
徐々に静圧を回復し、ディフューザの入口部19の静圧
より例えば1000mmAq高い静圧でガス入口室6に
流入する。
【0046】ガス入口室6内では不可避的に最大70m
mAq程度の差を有する静圧分布が生じているため、各
フィルタ管3に流入するガスの流速にはある程度のバラ
ツキがある。また、ガス導入口10に流入する含塵ガス
は、時々刻々その静圧と流量が変動しているので、ガス
入口室6内の静圧、速度ベクトルもこれに応じて変化
し、各フィルタ管3に流入するガスの流量も変化してい
る。
【0047】各フィルタ管3に分配された含塵ガスは、
フィルタ管3の内側を下降しつつフィルタ管3の内側の
表面で濾過され、清浄ガスとなって清浄ガス室9a、9
b、9cに流入する。清浄ガス室9a、9b、9cを出
たガスはそれぞれ清浄ガス出口管11a、11b、11
cを通ってから集合され、清浄ガス出口12から下流系
に送られる。
【0048】フィルタ管3内を流れる含塵ガスは、フィ
ルタ管3を流れつつ外側にガスが滲み出すため、その下
降速度は下方でしだいに小さくなり、各フィルタ管毎に
異なった速度でフィルタ管の下に取り付けられたスカー
ト15の下側からホッパー部7内に流入する。
【0049】ガス入口室6内の静圧分布が均等でフィル
タ管の通気圧損にバラツキがほとんどなければ、含塵ガ
スは各スカート15の下端からほぼ同一の速度でホッパ
ー部7に流入するはずであるが、現実にはこのようなこ
とはない。スカート15を設けたのはフィルタ管3の下
端から落下する塵がそのままガス通路13の吸込み口1
6へと巻き上げられないようにするためで、ホッパー部
7の底に堆積した塵を巻き上げない範囲で長くするのが
好ましい。
【0050】ホッパー部7内におけるガスの脈動を考慮
すると、スカート15の先端部からガス通路13の吸込
み口16までの距離は、好ましくは100mm以上、よ
り好ましくは200mm以上とする。吸込まれた含塵ガ
スはガス通路13を経て吸入口20からディフューザ8
に吸入され、ガス入口室6に還流される。
【0051】ディフューザ8の出口部と入口部との間に
300〜1000mmAqの静圧差を設けると、チュー
ブ型除塵装置の設計、適用プラントの種類等によって異
なるが、除塵装置に導入される含塵ガスの約7〜15%
の還流が可能となり、全てのフィルタ管の下端部におい
て含塵ガスの下降速度を確保できることになる。
【0052】含塵ガスの除塵装置への導入が始まるとと
もに塵がフィルタ管3の内面に堆積するとガス入口室6
と清浄ガス出口管11a、11b、11cの間の濾過差
圧が徐々に増加し始める。濾過差圧は通常一定時間間隔
で逆洗を実施することにより所定の低い差圧の範囲に保
持される。
【0053】フィルタ管の逆洗は、高速で作動する制御
弁を開閉することにより圧縮空気をエジェクタノズル1
4a、14bおよび14cから順次噴出させ、対応する
清浄ガス室9a、9b、9c内の圧力を含塵ガス側の圧
力より高くしガスをフィルタ管3の外側から内側に向け
て逆流させ、フィルタ管内に堆積している塵を離脱せし
めることにより順次行われる。
【0054】これら制御弁の開弁時間(全閉から全開、
全閉に要する時間)は通常0.1〜0.5秒とされる。
逆洗を効果的ならしめるため特に重要なのは全閉から全
開に要する時間と全開状態での保持時間であって、全閉
から全開に要する時間が長過ぎるとフィルタ管外の圧力
とフィルタ管内の圧力の差(以下逆洗差圧という。)を
充分大きくできなくなり、全開状態での保持時間が短か
過ぎると逆洗差圧の立ち上がりが不充分となって除塵装
置の濾過機能の再生が不完全となる。
【0055】逆洗による再生が不完全となれば濾過差圧
が徐々に増加傾向を示すなど除塵能力が不安定になる。
逆洗の条件は制御弁の形式、大きさ、圧縮空気の圧力、
圧縮空気配管の太さ、逆洗を行うフィルタ管の有効濾過
表面積とフィルタ管外の死容積(清浄ガス室の容積)等
によって最適な開弁時間がある。
【0056】逆洗は一定時間間隔(例えば15分間隔)
を置いて後9a、9b、9cの清浄ガス室の順にそれぞ
れ60秒以下の間隔で断続して実施してもよく、9a、
9b、9cの清浄ガス室を一定時間間隔(たとえば5分
間)毎に逆洗してもよい。
【0057】図2は本発明の高温ガス用除塵装置をいわ
ゆるTieredタイプのキャンドル型除塵装置に適用
した一例を示す縦断面図である。図3は図2のA−A断
面図であり、図2は図3のB−B断面図とされている。
【0058】図2において、31はキャンドル型除塵装
置、32はガス導入口、33は清浄ガス出口、34は圧
力容器、35は圧力容器34の内側に取り付けられた断
熱材、36は片端が閉じたフィルタ管、37は清浄ガス
ヘッダ、38は内部に逆洗用エジェクタ(図示していな
い)を有し、清浄ガスヘッダ37の下側に複数のフィル
タ管36が概ね垂直に取り付けられた除塵ユニット、3
9は圧力容器34の内部に設けられ、除塵ユニット38
を懸架するとともに含塵ガス空間と清浄ガス空間51と
を仕切る管板である。
【0059】また、40は各除塵ユニットに挿入されて
いる逆洗用のエジェクタノズル、41はガス導入口32
から流入する含塵ガスの流れ方向をフィルタ管36に沿
った下向流とする案内筒、42はホッパー部、43はガ
ス通路、44はディフューザ、45はホッパー部42に
開口しているガス通路43の吸込み口、46はディフュ
ーザ入口部、47はディフューザ入口部46の上流側に
設けられた絞り管、48はガス通路43から含塵ガスを
吸入するディフューザ入口部46に開口している吸入
口、50は案内筒41に囲まれている除塵室である。
【0060】図2において、含塵ガスはガス導入口32
より除塵装置31に流入し、案内筒41によって矢印で
示すように上向流から下向流に転向させられて上段の除
塵ユニットの上部に流入し除塵室50に入る。ここで含
塵ガスは上段の2組の除塵ユニットの各フィルタ管36
に沿って流下し、ホッパー部42に到達する。一部の含
塵ガスは吸込み口45からガス通路43を経てディフュ
ーザ入口部46に還流され、除塵装置に導入される含塵
ガスとともに除塵室50の上方に送りこまれる。
【0061】このように含塵ガスを還流させることによ
って、この除塵装置では除塵室50内の除塵ユニット3
8間における水平方向のガス流が抑えられ、含塵ガス側
空間でガスの下降速度が最小となる最下段の除塵ユニッ
トのフィルタ管の下端部においても下降するガス流が確
保される。
【0062】一方、フィルタ管36で濾過された清浄ガ
スはフィルタ管36内を上昇して清浄ガスヘッダ37に
入り、清浄ガス空間51に集められ、清浄ガス出口33
から下流系へ送り出される。
【0063】逆洗は各除塵ユニット38毎について順次
エジェクタノズル40から空気を噴出させて清浄ガスヘ
ッダ37内のガス圧を含塵ガス側の圧力より高くし、フ
ィルタ管36の濾過壁にガスを逆流させることによりな
される。
【0064】エジェクタノズル40からの空気の噴出は
チューブ型除塵装置の場合と同じく、開弁時間(全閉か
ら全開、全閉に要する時間)を通常0.1〜0.5秒に
設定した制御弁(図示していない)によって行う。逆洗
によって上段の除塵ユニット38から払い落とされた塵
は除塵室50の上部空間に滞留することなくガス流に乗
って下方に送られ、一部分は下段の除塵ユニット38で
捕捉されるが大部分はホッパー部42に落下する。
【0065】図3に示されている左右いずれかの列の除
塵ユニット38を逆洗するとその除塵ユニットから逆洗
ガスが噴出し、一瞬除塵室50およびホッパー部42内
のガス流は乱れるが、含塵ガスが吸込み口45から常時
抜き出されているため直ちに元の流れの状態に復帰す
る。
【0066】図4は、本発明のチューブ型除塵装置の他
の一実施例の縦断面図であり、図において、21はオリ
フィス、22はR(アール)部、23はガス通路、25
は吸い込み口、28は吸入口である。すなわち、ガス導
入口10にオリフィス21とR(アール)部22が設け
られ、オリフィス21のすぐ下流に吸入口28が開口し
ており、オリフィス21とR(アール)部22とによっ
てディフューザの機能を発揮するようになっている。そ
の他のバリエイションとして、案内筒の周囲の空間にエ
ジェクタを形成することなど、本発明の範囲内で種々の
構成を考えることができる。
【0067】図5は本発明によるキャンドル型除塵装置
の他の一実施例の縦断面図であり、図において、52は
ガス導入口32に設けられたR部である。この場合、オ
リフィスが設けられていなくても、R部のみでディフュ
ーザの機能を発揮することになる。
【0068】試験例 本発明による除塵装置を、加圧流動床ボイラーに設けら
れた3段構成のチューブ型除塵装置に適用した場合と適
用しない場合についての試験結果の一例を以下に紹介す
る。
【0069】1)本発明の除塵装置を使用しない場合
(図1の除塵装置で含塵ガスの還流手段を省いたも
の):ボイラー負荷の増加が開始されると同時に濾過差
圧の勾配(単位時間当たりの濾過差圧の増分)が7倍に
なり酸素濃度が急減し、未燃焼成分の大量発生と飛来が
起きている(と推定される)状態となり、5分後にボイ
ラー負荷は75%に達した。
【0070】その1分後にそれまで他の清浄ガス室の温
度と同一であった下段の清浄ガス室の温度が、他の清浄
ガス室の温度より急激に高くなり始め、3分後には他の
清浄ガス室の温度より40℃高くなった後下がり始め
た。このことは、これまでの経験から下段の清浄ガス室
内にあるフィルタ管の内面に付着している未燃焼成分を
含む塵の燃焼が起きていると判断された。
【0071】その直後に濾過差圧が急激に低下し、下流
の排気煙突から黒煙が出るのが観測された。ボイラーの
運転を直ちに停止し、除塵装置の内部の点検をしたとこ
ろ、下段のフィルタ管(コージライトセラミック製で外
径17cm、内径14cm、長さ3m)の内1本が下か
ら約70cmの範囲で欠損し、欠落したフィルタ管は多
数の小片に砕けていた。亀裂の状況その他からフィルタ
管が塵中の未燃焼成分が燃焼したことによる熱応力によ
って破損したものと判断された。
【0072】2)本発明の除塵装置を使用した場合:図
1の構成とした除塵装置のガス導入口に流入する含塵ガ
ス流量の10%をホッパー部からガス導入部に還流させ
て運転した。ボイラー負荷を増やしていき、軽油燃焼か
ら石炭燃焼に切り替えて負荷を75%としても、全ての
下段清浄ガス室内にあるフィルタ管の内部の温度は軽油
燃焼の時と同じく安定していた。ボイラー負荷が増加し
ても濾過差圧および下段の清浄ガス室内の温度は他の段
の清浄ガス室の温度に比して特に上昇が認められること
もなく経過した。その後、75%から100%までボイ
ラー負荷を増やし、合計約48時間にわたって運転した
後停止した。
【0073】除塵装置の下段の清浄ガス室を開いて点検
した結果、フィルタ管には全く異常が認められなかっ
た。また、除塵装置中にあるフィルタ管のいずれの部分
にも多量の塵が堆積した形跡も認められなかった。
【0074】
【発明の効果】本発明による高温ガス用除塵装置を加圧
流動床ボイラーによる発電プラント、石炭直接燃焼装置
などの燃焼プロセスや石炭ガス化プラントなどで生成す
る高温含塵ガスの除塵に使用すれば、塵の濃度の大きい
含塵ガスが導入されてもセラミックフィルタの濾過面上
に塵が多量に堆積する現象がなく、煤を始めとする未燃
焼成分を多量に含む塵が導入されてもフィルタ管の熱応
力損傷を被ることなく安全に使用でき、これら今後の石
炭利用技術の本格的な実用化時期を早めることができる
ので、そのエネルギー産業における利用価値は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温ガス用除塵装置の一実施例を示す
縦断面図。
【図2】本発明の高温ガス用除塵装置の他の一実施例を
示す縦断面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】本発明の高温ガス用除塵装置の他の一実施例を
示す縦断面図。
【図5】本発明の高温ガス用除塵装置の他の一実施例を
示す縦断面図。
【符号の説明】
1:チューブ型除塵装置 2、34:圧力容器 3、36:管状セラミックフィルタ(フィルタ管) 4、35:断熱材 5a、5b、5c、5d、39:管板 6:ガス入口室 7、42:ホッパー部 8、44:ディフューザ 9a、9b、9c:清浄ガス室 10、32:ガス導入口 11a、11b、11c:清浄ガス出口管 12、33:清浄ガス出口 13、23、43:ガス通路 14a、14b、14c、18、40:エジェクタノズ
ル 15:スカート 16、25、45:吸込み口 17、49:エジェクタ 19、46:ディフューザ入口部 20、28、48:吸入口 21:オリフィス 22、52:R(アール)部 31:キャンドル型除塵装置 37:清浄ガスヘッダ 38:除塵ユニット 41:案内筒 47:絞り管 50:除塵室 51:清浄ガス空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器内にセラミックフィルタを内蔵すると
    ともに、セラミックフィルタに捕捉された塵を払い落と
    してセラミックフィルタを再生する逆洗手段が取り付け
    られ、容器の下部が払い落とされた塵を集めるホッパー
    部とされている除塵装置であって、容器の含塵ガス導入
    部もしくは含塵ガス導入配管にディフューザが取り付け
    られ、かつディフューザの入口部とホッパー部を連通す
    るガス通路が設けられ、ホッパー部の含塵ガスの一部分
    がガス通路とディフューザを経て容器の含塵ガス導入部
    に還流するように構成されていることを特徴とする高温
    ガス用除塵装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、セラミックフィルタが
    管状セラミックフィルタであり、容器の内部が複数の水
    平な管板で仕切られるとともに最上段の管板の上側にガ
    ス入口室が設けられ、複数の管状セラミックフィルタが
    それぞれその端部で管板に保持され、含塵ガスが管状セ
    ラミックフィルタの内側を流れるように構成されている
    高温ガス用除塵装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、セラミックフィルタが
    片端を閉じた管状セラミックフィルタとされ、複数の管
    状セラミックフィルタが清浄ガスヘッダの下側または上
    側に概ね鉛直に取り付けられた除塵ユニットが1つまた
    は2つ以上容器内に配設され、含塵ガスが除塵ユニット
    の上部から順次下降しつつ除塵されるように構成されて
    いる高温ガス用除塵装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1つにおいて、デ
    ィフューザがエジェクタの一部分とされている高温ガス
    用除塵装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1つにおいて、容
    器が圧力容器とされ、かつガス通路が圧力容器の内部に
    設けられている高温ガス用除塵装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つにおいて、除
    塵処理される含塵ガスが加圧流動床ボイラーの燃焼ガス
    である高温ガス用除塵装置。
JP03125393A 1992-06-03 1993-01-27 高温ガス用除塵装置 Expired - Fee Related JP3288104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03125393A JP3288104B2 (ja) 1992-06-03 1993-01-27 高温ガス用除塵装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16841592 1992-06-03
JP4-168415 1992-06-03
JP03125393A JP3288104B2 (ja) 1992-06-03 1993-01-27 高温ガス用除塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0647226A true JPH0647226A (ja) 1994-02-22
JP3288104B2 JP3288104B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=26369709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03125393A Expired - Fee Related JP3288104B2 (ja) 1992-06-03 1993-01-27 高温ガス用除塵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3288104B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8551204B2 (en) 2006-11-06 2013-10-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dust collector
CN106582131A (zh) * 2016-12-30 2017-04-26 莱歇研磨机械制造(上海)有限公司 一种离线清灰陶瓷滤料除尘装置的仓体结构
CN107899351A (zh) * 2017-12-11 2018-04-13 中冶京诚工程技术有限公司 静电高炉煤气除尘器、除尘方法及清灰方法
CN109260832A (zh) * 2018-10-22 2019-01-25 福建龙净脱硫脱硝工程有限公司 一种布袋脉冲阀喷吹故障诊断方法及装置
JP2020514050A (ja) * 2016-12-22 2020-05-21 ワムグループ ソチエタ ペル アツィオニ ガス状流体用のダストコレクタ及びダストコレクタを製造する方法
JP2021041939A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 三菱重工機械システム株式会社 軟包装袋の充填密閉方法および真空排気装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8551204B2 (en) 2006-11-06 2013-10-08 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Dust collector
JP2020514050A (ja) * 2016-12-22 2020-05-21 ワムグループ ソチエタ ペル アツィオニ ガス状流体用のダストコレクタ及びダストコレクタを製造する方法
CN106582131A (zh) * 2016-12-30 2017-04-26 莱歇研磨机械制造(上海)有限公司 一种离线清灰陶瓷滤料除尘装置的仓体结构
CN107899351A (zh) * 2017-12-11 2018-04-13 中冶京诚工程技术有限公司 静电高炉煤气除尘器、除尘方法及清灰方法
CN109260832A (zh) * 2018-10-22 2019-01-25 福建龙净脱硫脱硝工程有限公司 一种布袋脉冲阀喷吹故障诊断方法及装置
CN109260832B (zh) * 2018-10-22 2021-02-02 福建龙净脱硫脱硝工程有限公司 一种布袋脉冲阀喷吹故障诊断方法及装置
JP2021041939A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 三菱重工機械システム株式会社 軟包装袋の充填密閉方法および真空排気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3288104B2 (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0754486B1 (en) Filter apparatus for hot gas
CN103702739B (zh) 湿式废气净化装置
US5254144A (en) Method and appartus for separating particulate material from combustible gases
US5013341A (en) Apparatus for separating particulate material from high-temperature gases
US5361728A (en) Pressurized fluidized bed combustion boiler system
CN1170613C (zh) 从气体中除去固体颗粒的装置和方法
KR100998938B1 (ko) 세라믹캔들필터가 구비된 집진장치의 운전방법
CN105833623B (zh) 脉冲反吹清灰装置及其气体引射器、过滤装置
CN105727648B (zh) 脉冲反吹清灰装置及其气体引射器、过滤装置
CN111440640A (zh) 一种可利用余热的煤气高温净化***及使用方法
CN104606971A (zh) 一种余热回收型除尘器
JPH0647226A (ja) 高温ガス用除塵装置
JPH08512241A (ja) ガスを濾過する装置および方法
JPH10318A (ja) 高温ガス用除塵装置
JPH09323013A (ja) 高温ガス用除塵装置
JP3276195B2 (ja) 高温ガス用除塵装置
JPH09262422A (ja) 高温ガス用除塵装置
JPH05253426A (ja) 高温加圧ガス用除塵装置
JPH05253422A (ja) 高温加圧ガス用除塵装置
CN106861315B (zh) 一种高温膜除尘组件及高温膜除尘器
CN218107192U (zh) 一种袋式除尘器
JPH0771718A (ja) 加圧流動床燃焼ボイラシステム
JP3131486B2 (ja) 高温高圧脱塵装置の保護方法
JPH1071315A (ja) 高温ガス用除塵装置及びその再生方法
CN115025584A (zh) 一种袋式除尘器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees