JPH0647052A - 管状挿入具の湾曲操作装置 - Google Patents

管状挿入具の湾曲操作装置

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JPH0647052A
JPH0647052A JP4203992A JP20399292A JPH0647052A JP H0647052 A JPH0647052 A JP H0647052A JP 4203992 A JP4203992 A JP 4203992A JP 20399292 A JP20399292 A JP 20399292A JP H0647052 A JPH0647052 A JP H0647052A
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JP
Japan
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bending
actuator
actuators
degree
forceps
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4203992A
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English (en)
Inventor
Yasuo Hirata
康夫 平田
Hibiki Imagawa
響 今川
Yorio Matsui
頼夫 松井
Koji Fujio
浩司 藤尾
Sakae Takehata
榮 竹端
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は管状挿入具の湾曲操作時に迅速な応答
動作が可能で、かつ管状挿入具を細径化することを最も
主要な特徴とする。 【構成】可撓性を備えた多自由度マニピュレータ2の湾
曲操作用のアクチュエータを軸方向に複数設け、温度変
化に応じて形状が変化する形状記憶材料によって形成す
るとともに、レーザ光をアクチュエータ側に選択的に照
射して加熱するレーザプローブ3を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、カテーテル,内
視鏡,レーザプローブ,加温プローブ等のように生体管
腔内、或いは工業用管路、空間内に挿入されて使用され
る管状挿入具の湾曲操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、医療用のカテーテルや
内視鏡にあっては体腔内に挿入される挿入部の先端側付
近に湾曲変形可能な湾曲部を構成し、それを湾曲操作す
るようにしたものが多い。
【0003】また、挿入部の湾曲部を湾曲操作する湾曲
操作装置としては内視鏡の手元側の操作部に湾曲部を湾
曲操作する操作ノブを配設するとともに、挿入部内に湾
曲操作用ワイヤを挿通し、操作ノブの手操作に伴い、湾
曲操作用ワイヤ介して挿入部の湾曲部を遠隔的に湾曲さ
せる構成にしたものが従来から知られている。
【0004】ここで、湾曲部には挿入部の軸心方向に沿
って並設され、それぞれ回動可能に連結された複数の湾
曲駒が設けられている。また、湾曲操作用ワイヤの先端
は挿入部の先端に固定されている。さらに、このワイヤ
の基端は手元側の操作部に設置した湾曲操作機構のプー
リ等に連結されている。
【0005】そして、操作ノブの手操作に伴い、湾曲操
作機構のプーリ等を回転操作して湾曲操作用ワイヤを牽
引することにより、挿入部の湾曲部をその牽引する向き
へ遠隔的に湾曲させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湾曲駒
をワイヤ牽引により、湾曲させる構成にした場合には挿
入部の内部に複数本の湾曲操作用ワイヤを配設する必要
があるので、挿入部の外径寸法が比較的大きくなる問題
がある。そのため、挿入部の外径寸法を小さくする上
で、制限があるので、狭所に挿入される小径な挿入部の
湾曲操作装置に適用することが困難なものとなる問題が
ある。
【0007】そこで、前述の問題を解消するために、例
えば特開平1−320068号公報に示すように挿入部
の軸方向に沿って長いメカノケミカル物質からなる長尺
部材を配設し、この長尺部材にメカノケミカル反応を起
こさせて収縮または伸長させる構成にしたもの、或いは
特開平3−86143号公報に示すように可撓性のある
多孔チューブに、温度変化に応じて収縮・伸長する線状
の形状記憶合金からなる湾曲駆動用ワイヤを多孔チュー
ブの軸方向に沿って組み込むとともに、湾曲駆動用ワイ
ヤに通電用リード線を接続し、このリード線の他端に通
電量制御部を接続した構成にしたもの等が提案されてい
る。
【0008】ところが、メカノケミカル材を用いた湾曲
操作装置ではメカノケミカル物質の単位体積当りの反応
速度が小さいので、挿入部の湾曲部を湾曲操作する際
に、迅速な応答動作が困難なものとなる問題がある。
【0009】また、形状記憶合金からなる湾曲駆動用ワ
イヤを通電用リード線を介して通電加熱する構成の湾曲
操作装置では挿入部の湾曲部を湾曲操作する際の応答速
度に問題があるとともに、挿入部の細径化を図るうえで
も制限がある。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、管状挿入具の湾曲操作時に迅速な応答
動作が可能で、かつ管状挿入具の細径化を図ることがで
きる管状挿入具の湾曲操作装置を提供することにある。
【0011】
【問題点を解決するための手段】本発明は可撓性を備え
た管状挿入具の湾曲操作用のアクチュエータを軸方向に
複数設け、温度変化に応じて形状が変化する形状記憶材
料によって形成するとともに、上記管状挿入具と実質的
に平行に設け、レーザ光を前記アクチュエータ側に選択
的に照射する照射手段を有していて、前記アクチュエー
タにレーザ光を照射して加熱する加熱手段を設けたもの
である。
【0012】
【作用】管状挿入具の湾曲操作時には形状記憶材料によ
って形成された湾曲操作用の複数のアクチュエータのい
ずれかに加熱手段からのレーザ光を選択的に照射して加
熱することにより、レーザ光が照射されたアクチュエー
タの形状を変化させ、このアクチュエータの形状変化に
ともない管状挿入具を湾曲操作するようにしたものであ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図4
を参照して説明する。図1中、1は多チャンネルスコー
プ(またはマルチルーメンカテーテル)である。この多
チャンネルスコープ1には軸心方向と平行に穿設された
複数のチャンネルが設けられており、その1つのチャン
ネルに多自由度マニピュレータ(管状挿入具)2、他の
1つのチャンネルに側射タイプのレーザプローブ(加熱
手段)3がそれぞれ挿通されている。
【0014】この場合、多自由度マニピュレータ2の先
端部は多チャンネルスコープ1の先端面から前方に突出
された状態で固定されており、レーザプローブ3は多チ
ャンネルスコープ1のチャンネル内に軸心方向に移動自
在に挿通されている。そして、レーザプローブ3の先端
部にレーザ光照射部が配設されている。
【0015】また、多自由度マニピュレータ2は図2
(a)に示すように可撓性を備えた管体によって形成さ
れている。そして、この多自由度マニピュレータ2の管
内には例えば図3に示すような把持鉗子5等の処置具を
挿通するチャンネルが形成されている。
【0016】さらに、多自由度マニピュレータ2の管体
の外周面には図2(b)に示すように軸方向に沿って複
数の湾曲操作用のアクチュエータ4a〜4dが設けられ
ている。これらのアクチュエータ4a〜4dは温度変化
に応じて形状が変化する形状記憶材料、例えば収縮する
方向へ形状記憶された形状記憶合金(SMA)材料によ
って形成されている。
【0017】また、アクチュエータ4a〜4dは多自由
度マニピュレータ2の先端側から適宜の間隔を存して一
定間隔で、かつ多自由度マニピュレータ2の周方向に沿
う適宜の角度位置に配置されている。例えば、図2
(b)中で、最先端のアクチュエータ4aと2番目のア
クチュエータ4bとはマニピュレータ2の周方向に18
0°離間させた角度位置に配置されている。さらに、3
番目のアクチュエータ4cは2番目のアクチュエータ4
bに対してマニピュレータ2の周方向に90°離間させ
た角度位置に配置され、4番目のアクチュエータ4dは
3番目のアクチュエータ4cに対してマニピュレータ2
の周方向に180°離間させた角度位置に配置されてい
る。
【0018】また、把持鉗子5には図3に示すように可
撓管によって形成された挿入部6が設けられている。こ
の挿入部6の先端部には把持部7が設けられている。こ
の把持部7には挿入部6の先端部に固定された固定鉗子
片8と、この固定鉗子片8に対して開閉可能な可動鉗子
片9とが設けられている。この場合、可動鉗子片9の基
端部は固定鉗子片8に対して連結ピン10を介して回動
自在に連結されている。
【0019】さらに、挿入部6の外周面には第2のパイ
プ11が挿入部6の管体と隣接され、平行に並設された
状態で固定されている。この第2のパイプ11内にはレ
ーザプローブ15が挿通されている。なお、このレーザ
プローブ15は把持部7の可動鉗子片9に対向配置され
ている。
【0020】そして、このレーザプローブ15と把持部
7の可動鉗子片9との間はベローズ状のアクチュエータ
12を介してフレキシブルに固定されている。このアク
チュエータ12のベローズ13の内部には液体14が満
たされている。また、このアクチュエータ12のベロー
ズ13は縮む方向に付勢されており、可動鉗子片9は固
定鉗子片8に対して開方向に付勢されている。
【0021】さらに、挿入部6の管内には視管部16が
挿入されている。この視管部16の先端部には弾性材料
によって形成された先端リング17が外嵌されている。
また、挿入部6の先端部には第3のパイプ18が突設さ
れており、この第3のパイプ18の先端部内周面に先端
リング17が嵌着されている。そして、この先端リング
17によって視管部16の先端部が挿入部6の第3のパ
イプ18側に保持されている。
【0022】また、この把持鉗子5の使用時にはレーザ
プローブ15を通してアクチュエータ12のベローズ1
3内にレーザ光が照射される。この場合にはベローズ1
3の液体14内で絶縁破壊が起こり、レーザ光が衝撃波
に変換されて衝撃波が発生する。そして、その衝撃波に
より把持部7の可動鉗子片9が付勢力に抗して連結ピン
10を中心に回動し、図3に示すように固定鉗子片8と
噛合する閉方向に動き、対象物を把持するようになって
いる。
【0023】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、多自由度マニピュレータ2が非湾曲操作状態で保
持されている場合には多自由度マニピュレータ2の全て
のアクチュエータ4a〜4dは収縮されていない所定の
基準寸法で保持される。この状態では多自由度マニピュ
レータ2の管体は略直線形状の非湾曲状態で保持され
る。
【0024】また、多自由度マニピュレータ2の湾曲操
作時には目的の湾曲方向に応じて駆動するアクチュエー
タ4a〜4dが選択される。ここで、例えば図2(b)
中で最先端のアクチュエータ4aが選択された場合には
レーザプローブ3が最先端のアクチュエータ4aと対向
する位置まで繰出し操作され、レーザプローブ3の先端
部のレーザ光照射部がアクチュエータ4aと対向配置さ
れた状態にセットされる。
【0025】この状態で、レーザプローブ3の先端部の
レーザ光照射部からアクチュエータ4aにレーザ光が照
射され、このアクチュエータ4aが加熱される。この場
合にはアクチュエータ4aのSMAが予め記憶されてい
る収縮形状に変形し、このアクチュエータ4aの変形動
作にともない多自由度マニピュレータ2が図2(b)中
で上側へ屈曲する。
【0026】また、例えば図2(b)中で2番目のアク
チュエータ4bが選択された場合にはレーザプローブ3
がアクチュエータ4bと対向する位置まで移動操作さ
れ、レーザプローブ3の先端部のレーザ光照射部がアク
チュエータ4bと対応する位置に配置された状態にセッ
トされる。
【0027】この状態で、レーザプローブ3の先端部の
レーザ光照射部からアクチュエータ4b側にレーザ光が
照射され、このアクチュエータ4bが加熱される。この
場合にはアクチュエータ4bのSMAが予め記憶されて
いる収縮形状に変形し、このアクチュエータ4bの変形
動作にともない多自由度マニピュレータ2が図2(b)
中で下側へ屈曲する。
【0028】同様に、レーザプローブ3の先端部のレー
ザ光照射部から3番目のアクチュエータ4c側にレーザ
光が照射され、このアクチュエータ4cが加熱された場
合にはアクチュエータ4cが収縮形状に変形する動作に
ともない多自由度マニピュレータ2が図2(b)中で奥
側へ屈曲し、また4番目のアクチュエータ4d側にレー
ザ光が照射され、このアクチュエータ4dが加熱された
場合にはアクチュエータ4dが収縮形状に変形する動作
にともない多自由度マニピュレータ2が図2(b)中で
手前側へ屈曲する。
【0029】そこで、上記構成のものにあっては多自由
度マニピュレータ2の湾曲操作時にはSMAによって形
成された湾曲操作用の複数のアクチュエータ4a〜4d
のいずれかにレーザプローブ3からのレーザ光を選択的
に照射して加熱することにより、レーザ光が照射された
選択されたアクチュエータ4a(または4b〜4dのい
ずれか)の形状を変化させ、このアクチュエータの形状
変化にともない多自由度マニピュレータ2を湾曲操作す
ることができるので、SMAによって形成された湾曲操
作用のアクチュエータを通電加熱する場合に比べて多自
由度マニピュレータ2の湾曲操作時に迅速な応答動作が
可能となる。
【0030】さらに、多自由度マニピュレータ2の内部
に従来のように通電用リード線を配設する必要がないの
で、従来に比べて多自由度マニピュレータ2の細径化を
図るうえで有利となる。
【0031】なお、上記実施例では側射タイプのレーザ
プローブ3を設け、このレーザプローブ3によって湾曲
操作用の複数のアクチュエータ4a〜4dのいずれかに
レーザプローブ3からのレーザ光を選択的に照射して加
熱する構成のものを示したが、図5に示すように直射タ
イプのレーザプローブ3を設けてもよい。
【0032】この場合、多チャンネルスコープ1の内部
のレーザプローブ3の挿通チャンネルの先端部分に多自
由度マニピュレータ2側に向けて傾斜させた傾斜部を設
けることにより、レーザプローブ3からのレーザ光を多
自由度マニピュレータ2側のアクチュエータ4a〜4d
のいずれかを狙いやすくすることができる。
【0033】また、図6は本発明の第2の実施例を示す
ものである。図6中で、21は多チャンネルスコープ
(またはマルチルーメンカテーテル)である。この多チ
ャンネルスコープ21には軸心位置に可撓性を備えた管
体によって形成された多自由度マニピュレータ22が突
設されている。
【0034】この多自由度マニピュレータ22の管体の
外周面にはそれぞれ4つのアクチュエータ23a1 〜2
3a4 、23b1 〜23b4 、23c1 〜23c4 をこ
の管体の周方向に沿う4か所に略等間隔(略90°間
隔)で並設させたアクチュエータ装着部がこの管体の軸
方向に沿って前後3か所に設けられている。
【0035】これらのアクチュエータ23a1 〜23a
4 、23b1 〜23b4 、23c1〜23c4 は温度変
化に応じて形状が変化する形状記憶材料、例えば収縮す
る方向へ形状記憶されたSMA材料によって形成されて
いる。
【0036】また、多チャンネルスコープ21の周縁部
位には軸心方向と平行な4つのチャンネルが形成されて
いる。これらのチャンネル内にはそれぞれ側射タイプの
レーザプローブ24a〜24dがそれぞれ軸心方向に移
動自在に挿通されている。
【0037】そして、この実施例では多自由度マニピュ
レータ22の各アクチュエータ23a1 〜23a4 、2
3b1 〜23b4 、23c1 〜23c4 に対応して複数
のレーザプローブ24a〜24dを外周方向に配置させ
たマルチファイバ方式の湾曲操作装置が形成されてい
る。
【0038】そこで、上記構成のものにあっては多自由
度マニピュレータ22の管体の軸方向に沿って前後3か
所に、それぞれ4つのアクチュエータ23a1 〜23a
4 、23b1 〜23b4 、23c1 〜23c4 をこの管
体の周方向に沿う4か所に略等間隔で並設させたアクチ
ュエータ装着部と、多チャンネルスコープ21の4つの
チャンネル内にそれぞれ軸心方向に移動自在に挿通され
た側射タイプのレーザプローブ24a〜24dとの組み
合わせによって多自由度マニピュレータ22の湾曲操作
の自由度を一層大きくすることができる。
【0039】また、図7は本発明の第3の実施例を示す
ものである。これは、可撓性を備えた管体によって形成
された多自由度マニピュレータ31の管体内に、それぞ
れSMA材料によって形成された4つのアクチュエータ
32a1 〜32a4 、32b1 〜32b4 、32c1
32c4 をこの管体の周方向に沿う4か所に略等間隔
(略90°間隔)で並設させたアクチュエータ装着部を
この管体の軸方向に沿って前後3か所に設けるととも
に、多自由度マニピュレータ31の管内に側射タイプの
レーザプローブ33を挿通し、多自由度マニピュレータ
31の内側からアクチュエータ32a1 〜32a4 、3
2b1 〜32b4 、32c1 〜32c4 のSMAを加熱
するシングルファイバ方式の構成にしたものである。
【0040】この場合、多自由度マニピュレータ31の
管内に挿通された側射タイプのレーザプローブ33は多
自由度マニピュレータ31に対し回転自由に支持されて
おり、所望の位置のアクチュエータ32a1 〜32
4 、32b1 〜32b4 、32c1 〜32c4 のSM
Aを加熱することができる。
【0041】なお、多チャンネルスコープ1、21はマ
ルチルーメンカテーテルを代用してもよい。また、多自
由度マニピュレータ2、22、レーザプローブ3、24
a〜24dの少なくとも一部をそれぞれX線を通過しな
い材質で構成し、X線透視下で、湾曲操作可能な構成に
してもよい。さらに、レーザプローブ3、24a〜24
dのファイバを用いて観察像を得ることも可能である。
【0042】また、図8は本発明の第4の実施例を示す
ものである。これは、可撓性を備えた管体によって形成
された多自由度マニピュレータ41の管体に、それぞれ
SMA材料によって形成された4つのアクチュエータ4
2a〜42dをこの管体の周方向に沿う4か所に略等間
隔(略90°間隔)で並設させるとともに、向い合う各
一対の2組のアクチュエータ42aと42c,42bと
42dのうち、アクチュエータ42aと42bとは縮む
方向へ形状記憶し、残りのアクチュエータ42cと42
dとは伸びる方向へ形状記憶する構成にしたものであ
る。
【0043】この場合には多自由度マニピュレータ41
の湾曲操作時に一層確実な湾曲が可能となる。さらに、
熱伝導率(場合により導電性)のよい材料で両者を接続
することにより湾曲操作が一層容易となる。
【0044】また、レーザプローブを用いる代りにスコ
ープ内にレーザファイバを組み込み、このレーザファイ
バの出射端でレーザ光の出射方向を変化させることによ
り、複数のアクチュエータのSMAを選択的に狙ってレ
ーザ光を照射し、所望の湾曲方向のアクチュエータを加
熱する構成にしてもよい。
【0045】また、第1の実施例の把持鉗子5では把持
部7に挿入部6の先端部に固定された固定鉗子片8と、
この固定鉗子片8に対して開閉可能な可動鉗子片9とを
設けた構成のものを示したが、図9に示すように把持鉗
子5の一対の鉗子片51、52をいずれも可動としても
よい。
【0046】この場合、一対の鉗子片51、52の基端
部は連結ピン53を介して回動自在に連結されている。
さらに、一対の鉗子片51、52にはレーザプローブ5
7がそれぞれ対向配置されている。そして、各レーザプ
ローブ57と把持部7の各鉗子片51、52との間はベ
ローズ状のアクチュエータ54を介してフレキシブルに
固定されており、各アクチュエータ54のベローズ55
の内部には液体56が満たされている。
【0047】したがって、上記構成のものにあっては2
本のレーザプローブ57、57の出力を制御することに
より、一対の鉗子片51、52の開口位置を調整するこ
とが可能であり、対象物の位置にかかわらず対象物を一
層把持し易くすることができる。
【0048】なお、図3、4、9の把持鉗子5ではアク
チュエータ12のベローズ13内にレーザ光が照射され
た際に、ベローズ13の液体14内で発生する衝撃波を
用いて可動鉗子片9を押圧する構成のものを示したが、
液体14の気化膨張を利用し可動鉗子片9を押圧する構
成にしてもよい。ここで、衝撃波を用いる場合はレーザ
はピーク値の高いパルスレーザが望しく、また液体の気
化・膨張を利用する場合はエネルギの大きい連続波レー
ザを利用できる。
【0049】また、図10(a)〜(c)はカテーテル
の湾曲操作装置を示すものである。図10(a)中で、
61は外筒体、62はこの外筒体61内に挿通されたS
MA湾曲式の一方向湾曲カテーテルである。
【0050】この場合、外筒体61には筒体63内に軸
心方向に沿う複数箇所に伸縮変形可能な蛇腹部64a,
64b,64c…が形成されている。そして、各蛇腹部
64a,64b,64c…では図10(b)に示すよう
に真直な非屈曲形状、或いは図10(c)に示すように
屈曲形状を保つことが可能である。
【0051】さらに、一方向湾曲カテーテル62の内部
には例えばSMAワイヤ65が軸心位置から外れた偏心
位置に組み込まれている。このSMAワイヤ65には例
えば略円弧形状に屈曲された湾曲形状が予め形状記憶さ
れている。そして、このSMAワイヤ65は非加熱状態
では略直線状の基準形状で保持されるとともに、通電加
熱、あるいは温水等により加熱されることにより、湾曲
形状に変形するようになっている。
【0052】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、カテーテルが非湾曲操作状態で保持されている場
合には一方向湾曲カテーテル62のSMAワイヤ65は
略直線状の基準形状で保持される。そのため、この状態
では外筒体61の各蛇腹部64a,64b,64c…は
図10(b)に示すように真直な非屈曲形状で保持され
る。
【0053】また、カテーテルの湾曲操作時には外筒体
61の各蛇腹部64a,64b,64c…のうち、所望
の位置、例えば蛇腹部64bの位置に合わせて一方向湾
曲カテーテル62の湾曲部を配置させた状態にセットす
る。
【0054】続いて、この状態で、一方向湾曲カテーテ
ル62のSMAワイヤ65に通電加熱、あるいは温水等
により加熱することにより、図10(c)に示すように
湾曲形状に変形させる。これにより、外筒体61の蛇腹
部64bが屈曲形状に変形され、この蛇腹部64bによ
ってこの屈曲形状が保持される。
【0055】さらに、カテーテルを湾曲させた後、外筒
体61に対して一方向湾曲カテーテル62を前進あるい
は後退させ、次に屈曲させたい蛇腹部64a、或いは6
4c…に位置させる。
【0056】ここで、SMAワイヤ65は一般に通電加
温により硬度が上昇する。すなわち、一方向湾曲カテー
テル62のSMAワイヤ65に通電した状態では外筒体
61の蛇腹部64a,64b,64c…は屈曲可能であ
るが、SMAワイヤ65への通電がオフされた状態では
硬度が下がる。そのため、一方向湾曲カテーテル62を
前進あるいは後退させた際、外筒体61の蛇腹部64
a,64b,64c…を元の真直な非屈曲形状に戻すこ
とのないように各構成部材の硬度,曲げ力量を設定する
必要がある。
【0057】また、図11(a)は内視鏡71のチャン
ネル72内に挿通され、その先端から突出されたマイク
ログリッパ73を示すものである。このマイクログリッ
パ73には図示しない手元側操作部に連結された挿入部
74が設けられている。
【0058】さらに、挿入部74の先端部には例えば、
シリコン、あるいはポリウレタン等の可撓性を有する合
成樹脂材料によって形成された把持部75が設けられて
いる。この把持部75には略円柱状の一対の把持アーム
76a,76bが突設されている。
【0059】また、把持部75の内部には図11
(b)、(c)に示すように例えば、LaNi5 からな
る水素貯蔵合金78およびヒータ79の収容室77が設
けられている。このヒータ79にはリード線80a,8
0bの一端が接続されている。これらのリード線80
a,80bの他端は挿入部74内を通して図示しない手
元側の制御部に接続されている。
【0060】さらに、把持アーム76a,76bの内部
には図11(d)、(e)に示すように長穴状の加圧室
81a,81bがそれぞれ軸心方向に沿って穿設されて
いる。この場合、各加圧室81a,81bは把持アーム
76a,76bの軸心位置から外れた偏心位置で、かつ
他方の把持アーム76a,76bから離れた位置に配置
されている。
【0061】また、把持部75の内部には把持アーム7
6a,76bの各加圧室81a,81bと収容室77と
の間を連通する連通路82が形成されている。そして、
把持部75側の収容室77内のヒータ79の通電加熱に
よって水素貯蔵合金78から水素を放出させ、連通路8
2を介して把持アーム76a,76bの各加圧室81
a,81bを加圧することにより、図11(c)、
(e)に示すように把持アーム76a,76bを互いに
先端部間を接近させる方向に湾曲させ、把持動作させる
ようになっている。なお、水素貯蔵合金78が冷却され
ると水素を吸蔵し、各加圧室81a,81b内の加圧が
解除されるようになっている。
【0062】そこで、上記構成のものにあっては把持ア
ーム76a,76bの湾曲操作時に機械的な駆動機構が
不要となるので、単純な構成のアクチュエータを形成す
ることができ、マイクログリッパ73全体の小型化を図
るうえで有利となる。
【0063】また、図12(a)、(b)は図11
(a)〜(e)のマイクログリッパ73の変形例を示す
ものである。これは、把持アーム76a,76bの各加
圧室81a,81bに他の管路部分よりも容積が大きい
複数の関節部83a1 ,83b1、83a2 ,83b2
を形成したものである。
【0064】この場合には把持部75側の収容室77内
のヒータ79の通電加熱によって水素貯蔵合金78から
水素を放出させ、連通路82を介して把持アーム76
a,76bの各加圧室81a,81bを加圧した際に、
図12(b)に示すように各加圧室81a,81bの関
節部83a1 ,83b1 、83a2 ,83b2 が膨張
し、把持アーム76a,76bが各関節部83a1 ,8
3b1 、83a2 ,83b2 で屈曲されて把持動作が行
なわれるようになっている。
【0065】また、図13(a)、(b)はさらに別の
構成のマイクログリッパ91を示すものである。図13
(a)、(b)中で、92はこのマイクログリッパ91
の挿入部、93はこの挿入部92の先端部に設けられた
把持部である。
【0066】この把持部93には把持部93の本体93
aとは別体の一対の把持アーム94a,94bが突設さ
れている。これらの把持アーム94a,94bの基端部
間は略U字状の板ばね部96を介して連結されていると
ともに、このアーム連結部94cの両端部は連結ピン9
5a,95bを介して把持部93の本体93a側に回動
自在に連結されている。
【0067】さらに、把持部93の本体93aには温度
変化に応じて伸縮する一対のSMAワイヤ97a,97
bが複数のピン100…間でそれぞれ折り返し状態で架
設されている。
【0068】これらの2本のSMAワイヤ97a,97
bの一端は把持アーム94a,94bのアーム連結部9
4cにおける板ばね部96の両側部分に接続固定されて
いる。さらに、各SMAワイヤ97a,97bの他端は
挿入部92内のリード線99a,99bと接続され、そ
の接続点98a,98bは把持部93の本体93aに固
定されている。
【0069】そこで、上記構成のものにあっては各SM
Aワイヤ97a,97bが非通電状態で保持されている
場合には図13(a)に示すように把持アーム94a,
94b間が離間された状態で保持される。
【0070】また、リード線99a,99bを介して各
SMAワイヤ97a,97bが通電加熱されると、各S
MAワイヤ97a,97bが長さが短かくなるように収
縮する。そして、このときの各SMAワイヤ97a,9
7bの収縮変形動作にともないアーム連結部94cにお
ける板ばね部96の両側部分が図13(a)、(b)中
で右方向に引っ張り操作されるので、板ばね部96のば
ね力に抗して図13(b)に示すように把持アーム94
a,94b間が接近する方向に湾曲操作され、把持動作
される。
【0071】なお、各SMAワイヤ97a,97bが冷
却されて元の長さに伸長すると板ばね部96のばね力に
よって把持アーム94a,94bのアーム連結部94c
が図13(a)に示す元の形状に復帰され、把持アーム
94a,94bによる把持動作は解除される。
【0072】また、図14(a)〜(c)は内視鏡11
0のチャンネル111に挿通され、生体組織等を把持す
ることができる生検鉗子113の湾曲操作装置を示すも
のである。この生検鉗子113には図14(c)に示す
ように可撓管によって形成された挿入部114が設けら
れている。この挿入部114の先端部には生体組織等を
把持する把持部115、基端部には把持部115を操作
する手元側操作部116が設けられている。
【0073】さらに、挿入部114の可撓管内には手元
側操作部116に設けられた鉗子操作部121の操作量
を把持部115側に伝える操作ワイヤ117が挿通され
ている。
【0074】また、挿入部114の可撓管内における先
端部側には曲げ形状を記憶したSMAからなる例えばワ
イヤ状の一対の湾曲駆動部材118a,118bが図1
4(a)に示すように軸心線に対して線対称の位置に配
設されている。
【0075】さらに、湾曲駆動部材118a,118b
には各々独立に通電加熱できるようにリード線119
a,119bがそれぞれ接続されている。そして、各湾
曲駆動部材118a,118bの通電加熱時の形状変化
により挿入部114の先端部を湾曲操作できるようにな
っている。なお、リード線119a,119bの基端部
は手元側操作部116に設けられた接続コード123内
を通して外部の制御装置に接続されている。
【0076】また、挿入部114内における湾曲駆動部
材118a,118bの後方には手元側まで延在する一
対の湾曲ワイヤ120a,120bが配設されている。
この場合、各湾曲ワイヤ120a,120bの先端部は
挿入部114に固定されているとともに、基端部は手元
側操作部116に設けられた湾曲操作部122a,12
2bにそれぞれ連結されている。
【0077】そして、手元側の湾曲操作部122a,1
22bを操作することにより各湾曲ワイヤ120a,1
20bが挿入部114の内部を移動し、その結果、各湾
曲ワイヤ120a,120bを介して挿入部114の先
端側が牽引操作され、この生検鉗子113の挿入部11
4における内視鏡110の先端面から突出している部分
が各湾曲ワイヤ120a,120bによる牽引方向に湾
曲操作されるようになっている。
【0078】したがって、上記構成のものにあっては手
元側の湾曲操作部122a,122bの操作によって各
湾曲ワイヤ120a,120bを介して生検鉗子113
の挿入部114の先端部を比較的大きな操作量で牽引操
作する粗動湾曲操作と、SMAからなる湾曲駆動部材1
18a,118bを各々独立に通電加熱して挿入部11
4の先端部を比較的精細に湾曲操作する精密な湾曲操作
とを適宜選択的に使い分けることができる。
【0079】そのため、例えば内視鏡110のチャンネ
ル111から生検鉗子113を突出させ、この生検鉗子
113の把持部115によって所望の生体組織等を把持
させる操作を行なう場合に、まず手元側の湾曲操作部1
22a,122bの操作にともなう各湾曲ワイヤ120
a,120bによる大きな操作量で先端把持部115の
大まかな位置合わせを行なったのち、続いてSMAから
なる一対の湾曲駆動部材118a,118bの通電加熱
による微妙な湾曲操作により、迅速で正確な位置合わせ
作業を行なうことができ、把持部115による所望の生
体組織等の把持操作の作業性の向上を図ることができ
る。
【0080】また、図15はマイクロ多関節アームを示
すものである。このマイクロ多関節アームには略リング
状の複数の関節駒131…が軸心方向に沿って並設さ
れ、かつ隣接する前後一対の関節駒131,131間が
ピンジョイント132によって回動自在に連結されてい
る。
【0081】さらに、各関節駒131内には急速変形圧
電アクチュエータからなるアクチュエータユニット13
3がそれぞれ装着されている。このアクチュエータユニ
ット133には各関節駒131のリングの内面側に積層
型の圧電素子134の一端部が取り付けられ、その圧電
素子134の他端部に慣性体135が取り付けられてい
る。
【0082】この場合、各関節駒131の慣性体135
は大きさが同じであっても、関節駒131毎にそれぞれ
素材の比重が異なる。例えば、マイクロ多関節アームの
基端部側の関節駒131の慣性体135は先端部側の関
節駒131の慣性体135よりも比重の重いものとなっ
ており、マイクロ多関節アームを構成する全ての関節駒
131の慣性体135についても先端部側から基端部側
に向かうにしたがって順次、慣性体135の比重が重く
なるように設定されている。
【0083】そこで、上記構成のものにあってはマイク
ロ多関節アームを構成する各関節駒131はピンジョイ
ント132より適度な摩擦力を受けた移動体であり、圧
電素子134の伸縮により、ピンジョイント132周り
にモーメント力によって正逆方向にそれぞれ回転するこ
とができる。
【0084】ここで、各関節駒131の慣性体135は
サイズが同じでも基端部側に向かうにしたがって重くな
っているので、基端側の関節駒131ほどアクチュエー
タユニット133からの発生力が大きい。
【0085】したがって、上記構成のものにあってはサ
イズおよび供給エネルギに制限があるマイクロ多関節ア
ームにおいて、各関節駒131のアクチュエータユニッ
ト133のサイズおよび供給エネルギを同じにしても基
端部側の関節駒131ほど大きな屈曲力を発生させるこ
とができる。
【0086】また、図16(a)〜(c)はマイクロ多
関節アームの変形例を示すものである。このマイクロ多
関節アームには複数の円筒状アーム141…が軸心方向
に沿って並設され、各円筒状アーム141の中には急速
変形圧電アクチュエータを形成する移動体142が適度
な摩擦力でグリップされている。
【0087】さらに、移動体142の一端には積層型の
圧電素子143の一端が取り付けられている。この圧電
素子143の他端はピンジョイント144によって隣接
する他の先端側のアーム141に連結されている。
【0088】また、各移動体142および各アーム14
1には多数本のリード線等を通せるリード線挿通穴14
2a、141aがそれぞれ形成されている。さらに、1
つのアーム141と隣接する他の先端側アーム141と
の間は板ばね145を介して連結されている。
【0089】そこで、上記構成のものにあっては圧電素
子143の伸縮により、移動体142が前後に移動す
る。この場合、先端側の他のアーム141(及びそれよ
り先端側のすべてのアーム群)は圧電素子143に取り
付けられた慣性体として機能する。例えば、図16
(b)に示すように移動体142を前方に移動させる
と、前方のアーム141を同図中で上方に湾曲させるこ
とができる。また、逆に、移動体142を後方に移動さ
せると、図16(c)に示すように前方のアーム141
を下方に湾曲させることができる。
【0090】かくして、上記構成のものにあってはマイ
クロ多関節アームの急速変形圧電アクチュエータを構成
する各圧電素子143より前方の円筒状アーム141は
すべてその圧電素子143に取り付けられた慣性体と同
様に機能させることができるので、基端側のアーム14
1ほど重い慣性体を有することになり、発生力が大き
い。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施でき
ることは勿論である。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば可撓性を備えた管状挿入
具の湾曲操作用のアクチュエータを軸方向に複数設け、
温度変化に応じて形状が変化する形状記憶材料によって
形成するとともに、管状挿入具と実質的に平行に設け、
レーザ光をアクチュエータ側に選択的に照射する照射手
段を有していて、アクチュエータにレーザ光を照射して
加熱する加熱手段を設けたので、管状挿入具の湾曲操作
時に迅速な応答動作が可能で、かつ管状挿入具の細径化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の要部構成を示す斜視
図。
【図2】 多自由度マニピュレータを示すもので、
(a)は正面図、(b)は側面図。
【図3】 把持鉗子の要部構成を示す縦断面図。
【図4】 把持鉗子の操作機構の概略構成図。
【図5】 第1の実施例の変形例を示す要部の斜視図。
【図6】 本発明の第2の実施例の要部構成を示す斜視
図。
【図7】 本発明の第3の実施例の要部構成を示す概略
構成図。
【図8】 本発明の第4の実施例の要部構成を示す斜視
図。
【図9】 把持鉗子の操作機構の変形例を示す概略構成
図。
【図10】 カテーテルの湾曲操作装置を示すもので、
(a)は外筒体内に挿通されたカテーテルを示す縦断面
図、(b)はカテーテルを直線形状で保持させた状態を
示す要部の縦断面図、(c)はカテーテルを湾曲動作さ
せた状態を示す要部の縦断面図。
【図11】 内視鏡のチャンネル内に挿通されるマイク
ログリッパを示すもので、(a)は内視鏡のチャンネル
外に突出されたマイクログリッパを示す斜視図、(b)
はマイクログリッパの内部構成を示す縦断面図、(c)
はマイクログリッパの動作状態を示す縦断面図、(d)
は把持アームを直線形状で保持させた状態を示す要部の
斜視図、(e)は把持アームを湾曲動作させた状態を示
す要部の斜視図。
【図12】 マイクログリッパの変形例を示すもので、
(a)はマイクログリッパの内部構成を示す縦断面図、
(b)はマイクログリッパの動作状態を示す縦断面図。
【図13】 マイクログリッパのさらに別の変形例を示
すもので、(a)はマイクログリッパの内部構成を示す
縦断面図、(b)はマイクログリッパの動作状態を示す
縦断面図。
【図14】 生検鉗子の湾曲操作装置を示すもので、
(a)は要部の縦断面図、(b)は内視鏡のチャンネル
外に突出された生検鉗子を示す要部の斜視図、(c)は
生検鉗子全体の概略構成図。
【図15】 マイクロ多関節アームを示す縦断面図。
【図16】 マイクロ多関節アームの変形例を示すもの
で、(a)はアームの非湾曲状態を示す縦断面図、
(b)はアームの一方向の湾曲状態を示す縦断面図、
(c)はアームの他方向の湾曲状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
2…多自由度マニピュレータ(管状挿入具)、3…レー
ザプローブ(加熱手段)、4a〜4d…アクチュエー
タ。
フロントページの続き (72)発明者 藤尾 浩司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 竹端 榮 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を備えた管状挿入具の湾曲操作用
    のアクチュエータを軸方向に複数設け、温度変化に応じ
    て形状が変化する形状記憶材料によって形成するととも
    に、上記管状挿入具と実質的に平行に設け、レーザ光を
    前記アクチュエータ側に選択的に照射する照射手段を有
    していて、前記アクチュエータにレーザ光を照射して加
    熱する加熱手段を設けたことを特徴とする管状挿入具の
    湾曲操作装置。
JP4203992A 1992-07-30 1992-07-30 管状挿入具の湾曲操作装置 Withdrawn JPH0647052A (ja)

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