JPH064687U - 粒状食品用金属質異物検出装置 - Google Patents

粒状食品用金属質異物検出装置

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JPH064687U
JPH064687U JP1915792U JP1915792U JPH064687U JP H064687 U JPH064687 U JP H064687U JP 1915792 U JP1915792 U JP 1915792U JP 1915792 U JP1915792 U JP 1915792U JP H064687 U JPH064687 U JP H064687U
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JP
Japan
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flow path
packaging
metallic foreign
granular
granular food
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Pending
Application number
JP1915792U
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English (en)
Inventor
欣二 森田
洋三 平田
茂 笠原
Original Assignee
東洋ナッツ食品株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ナッツ類等の粒状食品の包装中に金属質異物
が混入するのを防止し、殊にアルミニウム箔積層フィル
ム如き金属を含む包装材を使用しても最終包装中への金
属製異物の混入を確実に監視することができると共に、
最終包装を検査する場合のような検出洩れや誤検出の恐
れのない確実な検出手段を提供すること。 【構成】 粒状食品の流路を非磁性物質で傾斜した管状
に構成すると共に、該流路の外部に外接してリング状又
は溝状のセンサ部材を取り付ける。センサ4は、定量充
填機の計量部2への最終原料流路3の途中に取り付けら
れるのが好ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ナッツ類、ドライフルーツ又はペットフードなどの粒状食品中に夾 雑した金属質異物を検出するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナッツ類又はドライフルーツのような粒状の農産食品は、生育した土壌、保管 用倉庫、乾燥施設、梱包用資材などに由来する釘、ピン、金属片などにより汚染 している場合が少なくない。従って、これを最終包装の形で出荷する以前に、夾 雑金属片などにつき充分な検査が必要である。
【0003】 このような金属異物混入の可能性は、また食品工場へ入荷した後、製品に仕上 げられるまでの加工工程中においても存在する。従って上記食品の生産工場にお いては、最終包装製品の出荷以前に充分な検査を行わなければならない。
【0004】 これまで、この検査工程は、ベルトコンベヤ上の対象袋詰め製品列を金属探知 器の検出用センサの直下を通過させることにより行われて来た。しかし粒状製品 には厚みがあるため、粒状物が重なり合った状態のとき包装内部の金属片を確実 に検出するのは困難である。このため、包装を反転させたり又は内部の製品に振 や動を与えたりして再三検査を繰り返す必要があるが、これには面倒な作業や高 な金属検出器の増設を必要とした。
【0005】 加えて、1台のセンサで平面状に横たわる包装体中の広い領域を確実にカバー するのは困難であり、コンベヤ上の製品の整列状態が何らかの理由で乱れたとき 等に屡々検出洩れを生じ、逆にミスを防ぐため感度を上げた場合は、異常のない ものまで誤検出するなどの問題もあった。
【0006】 更に別個の問題として、現在汎用されている磁場変化を利用した金属検出器は 、磁場を乱す恐れのアルミニウム箔ラミネート又は金属缶などの金属を使用した 包装材料を使用できないため、やむなく、気体バリヤ性、外観などにおいて劣る ポリセロ袋などのプラスチック製包装材を使用する必要があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
以上の実情に鑑み、本考案は、本質的には、検出洩れや誤検出の恐れなしに、 ナッツ等の粒状食品の包装中に金属質異物が混入するのを確実に防止する手段を 提供すること、更に付加的には、気体バリヤ性、耐候性などの性能に優れたアル ミニウム箔積層フィルム金属缶を使用しても最終包装中への金属製異物の混入を 確実に監視することができる手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決せんがため、本考案は、粒状食品の流路を非磁性物質からな る傾斜した管状に構成すると共に、該流路の外部に外接してリング状又は溝状の 金属センサ部材を取り付けたことを特徴とする粒状食品用金属質異物検出装置を 要旨とする。以下、考案を構成する諸要素等につき項分けして説明する。
【0009】 (1) 粒状食品 本考案において、“粒状食品”というのは、主としてピーナッツ、ピスタシオ 、ヘーゼルナッツ、カシュウナッツ、アーモンドナッツ、クリ、クルミ、ピカン 、ブラジルナッツ、マカダミア、ガルバンゾーなどのナッツ類及び干しブドウ、 干しアンズ、干しプルン、干しバナナ、干しカリンなどのドライフルーツ類を意 味するが、なおドライペットフード等の粒状飼料をも包含する概念である。
【0010】 (2) 粒状食品の流路 本考案において、“粒状食品の流路”というのは、機械式コンベヤ、ニュウマ チックコンベヤなどのコンベヤ類、傾斜管、シュートなどの対象粒状食品を自動 的に一つの場所から別の場所へ移すための通路を意味する。ここに移動の種類は 、保管場所から加工装置への供給、複数の加工装置間の移動、加工装置から製品 貯蔵設備への移動、製品貯蔵設備から小分け充填装置への移動及びその他、食品 又は飼料工場内における一切の移動を包含する。
【0011】 (1) 検出装置の設置位置 しかしながら、考案の目的を最も有効に達成するためには、検出装置の設置位 置は袋又瓶などの包装用容器の口部と出来るだけ近い位置であることが望ましい 。今日の顆粒又は粉末の自動包装では、自動計量充填機を利用するのが普通であ るから、この場合該機の計量部から被包装容器(袋又は缶)への最終流路の途中 にセンサを設置するのが望ましい。
【0012】 従って、流路は普通上方の原料ホッパーから充填用ホッパーへ連なる管状の傾 斜通路として構成され、この通路の周囲にセンサコイルが取り付けられる。但し 磁場による影響を避けるため、本通路はプラスチックス又はセラミックスのよう な透磁性材料から構成されるべきであり、かつ対象粒体の安息角以上の対水平傾 斜角度を有すべきことは当然である。
【0013】 (2) センサ部材 センサは、対象粉粒体中に夾雑する金属片による磁場の乱れを検出するための もので、高周波発振型又は差動コイル型などのいずれの形式でも利用されうるが 、上記通路内を流れる粉粒体の速度又は量が著しく大でなければ検出距離の短い 前者の形式のもので充分である。
【0014】 そして本センサ部材は、通常リング状又は溝状の外形として上記粉粒体用通路 の周壁に外接する如く設置されるが、一般にリング状外形の方がより好ましい。
【0015】 本センサ内を通過した粉粒体中の夾雑した金属片による磁場電流の乱れは、パ ワーリレー等を介して警報回路を吹鳴させるのみならず、更に所望により、充填 機及びコンベヤ用電源回路を切断して充填作業を中断させ、或はリムーバー用電 源回路を接続させて自動的にリムーバーを動作させることにより、輸送されて来 る包装体(袋や瓶)をコンベヤ上から払い退けることが可能である。
【0016】
【作用】
本考案の粒状食品用金属質異物検出装置は、粒状食品中の金属質異物を流れの まま検出する手段を提供するので、検出洩れや誤検出の恐れなしに、ナッツ等の 粒状食品の包装中に金属質異物が混入するのを確実に防止する手段を提供するの みならず、アルミニウムラミネートフィルム又は金属缶などの優れた金属質包装 材の使用を可能とする。かつ、センサの構造が簡単で設置費用が比較的安くて済 むため、必要に応じて充填工程のみならず、工程内の随所に設備することも可能 である。特に、装置を充填直前の流路に設置すると、製品について充分に検査し たときと同等の検出成績が得られる。
【0017】
【実施例】
以下、実施例により考案実施の態様を説明するが、例示は単に説明用のもので 、考案思想の制限又は限定を意味するものではない。
【0018】 図1は、本考案の要部を示す側面図、図2は、図1の線X−Xに沿う矢視断面 図1の線X−Xに沿う矢視断面図である。
【0019】 装置1は、上方の被包装用粉粒食品原料を入れた(図示省略)から下方の計量 用ホッパー2へ斜め下向きに伸びる粉粒体通路3と、該通路の周囲に取付金具4' を介して取り付けられた金属片検出センサ部材4と、該4からリード線5,5'を 介して接続されるコントローラー6とからなる。
【0020】 図3は、検出回路の一例を示すブロック図である。本回路は、上記部材4の内 部に内蔵された検出コイル7並びに発振回路8及びI−V変換回路9と、コント ローラー6内に内蔵されたレベル検出回路10、表示回路11、否定回路12、電流増 幅回路13、サージ吸収回路14及び定電圧回路15とからなる。
【0021】 粒状食品の流れF中に夾雑する金属片などにより検出コイル7に生じた磁場変 化は、発振回路8よりI−V変換回路9を経てレベル検出回路10で検出され、否 定回路11でスイッチ・オンされた後、電流増幅回路13を経て出力端子16から出力 される。この出力は、パワーリレー(図示せず)を介して、例えば計量器、充填 機及びコンベヤの運転を同時に停止させる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案は、上記構成を具備することにより、比較的少ない 費用でもって、包装前、好ましくは包装直前の粒状食品中の金属質異物を流れの まま確実に検出する手段を提供し、これにより包装中に金属質異物が混入するの を防止すると共に、性能の優れたアルミニウム箔積層フィルムや金属缶を使用し ても最終包装中への金属製異物の混入を確実に監視することができる手段を提供 するので、ナッツ類その他の粉粒状食品の小分け包装の検査工程の合理化並びに 検査精度の向上に寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部を示す側面図
【図2】図1の線X−Xに沿う矢視断面図
【図3】センサ回路のブロック図
【符号の説明】
1:装置の全体 2:計量用ホッパー 3:粉粒体通路 4:金属片検出センサ部材 4':4の取付金具 5,5':リード線 6:コントローラー 7:4内の検出コイル 8:4内の発振回路 9:4内のI−V変換回路 10:6内のレベル検出回路 11:6内の表示回路 12:6内の否定回路 13:6内の電流増幅回路 14:6内のサージ吸収回路 15:6内の定電圧回路 16:6の出力端子 F:粒状食品の流れ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒状食品の流路を非磁性物質からなる傾
    斜した管状に構成すると共に、該流路の外部に外接して
    リング状又は溝状の金属センサ部材を取り付けたことを
    特徴とする粒状食品用金属質異物検出装置。
  2. 【請求項2】 金属センサ部材が、定量充填機への最終
    原料流路の途中に取り付けられているる請求項1の装
    置。
JP1915792U 1992-02-28 1992-02-28 粒状食品用金属質異物検出装置 Pending JPH064687U (ja)

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JP1915792U JPH064687U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 粒状食品用金属質異物検出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296099A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Anritsu Corp 組合せ計量装置
JP2012076275A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Toray Ind Inc 粉体原料供給装置及び熱可塑性樹脂組成物の製造方法

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JPS63195586A (ja) * 1987-02-05 1988-08-12 ツリュツラー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 繊維塊の異物検出装置
JPS63210690A (ja) * 1987-02-27 1988-09-01 Furukawa Electric Co Ltd:The 金属異物検出方法

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