JPH0646320A - ビデオカメラによる撮影方法およびビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラによる撮影方法およびビデオカメラ

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JPH0646320A
JPH0646320A JP4195630A JP19563092A JPH0646320A JP H0646320 A JPH0646320 A JP H0646320A JP 4195630 A JP4195630 A JP 4195630A JP 19563092 A JP19563092 A JP 19563092A JP H0646320 A JPH0646320 A JP H0646320A
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JP
Japan
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peak value
video camera
video signal
signal
monitor
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JP4195630A
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Inventor
Hiroyuki Itakura
洋幸 板倉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオカメラの走査周波数と異なる周波数で
動作するモニタを撮影した際に横筋ノイズの発生を防止
する。 【構成】 第1の垂直周波数(例えば、70Hz)によ
り動作されるモニタ1の画面1aを、第2の垂直周波数
(例えば、60Hz)により動作されるCCD撮像素子
により撮影する場合に、そのCCD撮像素子の蓄積時間
を設定する際、ビデオカメラ10の画枠10aをモニタ
1の画面1a内に合わせた後、3原色映像信号S2 のピ
ーク値Vpeakをピーク検出回路17によって検出し、か
つマイクロコンピュータ35により蓄積時間を変化させ
ながら3原色映像信号S2 のピーク値Vpeakを監視し、
それが変化したときの蓄積時間に設定するようにしてい
る。ピーク値Vpeakが変化したときは、CCD撮像素子
の蓄積時間とモニタ1の垂直走査期間とが一致したとき
となるので横筋ノイズが発生することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、走査周波数の
異なるモニタの画面に表示された映像を撮影した際に、
その撮映後の映像信号による画像上に横筋ノイズを発生
させることのないビデオカメラによる撮影方法およびビ
デオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、コンピュータなどのディスプレイ
用として使用されているモニタは、高解像度が要求され
ることから、例えば、NTSC方式による映像信号の走
査周波数に比較して高い周波数で動作している。例え
ば、NTSC方式における垂直周波数は、60Hzであ
るのに対応して、上記モニタの垂直周波数は70Hzに
設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、コ
ンピュータ教育用のビデオテープをビデオカメラにより
作成しようとする場合、そのビデオカメラにより上記モ
ニタの画面を撮影する必要がある場合がある。
【0004】しかしながら、上記したNTSC方式によ
るビデオカメラで上記高解像度のモニタを撮影した場
合、言い換えれば、ビデオカメラの走査周波数と異なる
周波数で動作するモニタを撮影した場合、ビデオカメラ
の出力映像信号から形成される画像には、白または黒色
のいわゆる横筋ノイズが現れてしまうという不都合があ
った。
【0005】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであり、ビデオカメラの走査周波数と異なる周波数
で動作するモニタを撮影した際に横筋ノイズの発生を防
止することのできる撮影方法およびビデオカメラを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、例え
ば、図1に示すように、第1の垂直周波数により動作さ
れるモニタ1の画面1aを、上記第1の垂直周波数より
低い第2の垂直周波数により動作される固体撮像素子4
により撮影して映像信号S2 を得るビデオカメラによる
撮影方法において、固体撮像素子4の蓄積時間を設定す
る際、ビデオカメラ10の画枠10aをモニタ1の画面
1a内に合わせた後、固体撮像素子4の蓄積時間を変化
させながら映像信号S2 のピーク値Vpeakを検出し、そ
のピーク値Vpeakが変化したときの蓄積時間に設定し
て、画面1aを撮影するようにしたものである。
【0007】第2の本発明は、上記映像信号が3原色映
像信号S2 であり、上記ピーク値V peakが3原色映像信
号S2 のうちのいずれか一つの原色映像信号のピーク値
pe akとしたものである。
【0008】第3の本発明は、上記映像信号が3原色映
像信号S2 であり、上記ピーク値V peakが3原色映像信
号S2 を合成して形成された輝度信号のピーク値Vpeak
としたものである。
【0009】第4の本発明は、第1の垂直周波数により
動作されるモニタ1の画面1aを、上記第1の垂直周波
数より低い第2の垂直周波数により動作される固体撮像
素子4により撮影して映像信号S2 を得るビデオカメラ
において、ビデオカメラ10の画枠10aをモニタ1の
画面1a内に合わせた後に得られる映像信号S2 のピー
ク値Vpeakを検出するピーク検出回路17と、ピーク値
peakが供給されて固体撮像素子4の蓄積時間を制御す
る信号処理回路35とを備え、信号処理回路35は、固
体撮像素子4の蓄積時間を設定する際、固体撮像素子4
の蓄積時間を変化させながら映像信号S2 のピーク値V
peakを監視し、そのピーク値Vpeakが変化したときの蓄
積時間に設定するように制御するものである。
【0010】第5の本発明は、映像信号が3原色映像信
号S2 であり、上記ピーク値Vpeakが上記3原色映像信
号S2 のうちのいずれか一つの原色映像信号のピーク値
pe akとされたものである。
【0011】第6の本発明は、上記映像信号が3原色映
像信号S2 であり、上記ピーク値V peakが上記3原色映
像信号を合成して形成された輝度信号のピーク値Vpeak
とされたものである。
【0012】
【作用】第1の本発明によれば、固体撮像素子4の蓄積
時間を設定する際、第1の垂直周波数より低い第2の垂
直周波数で動作するビデオカメラ10の画枠10aを第
1の垂直周波数で動作するモニタ1の画面1a内に合わ
せた後、固体撮像素子の蓄積時間を変化させながら映像
信号S2 のピーク値Vpeakを検出し、そのピーク値V
peakが変化したときの蓄積時間に設定するようにしてい
る。ピーク値Vpeakが変化したときは、固体撮像素子4
の蓄積時間とモニタ1の垂直走査期間とが一致したとき
となるので、横筋ノイズが発生することがない。
【0013】また、第4の本発明によれば、第1の垂直
周波数により動作されるモニタ1の画面1aを、上記第
1の垂直周波数より低い第2の垂直周波数により動作さ
れる固体撮像素子4により撮影して映像信号S2 を得る
ビデオカメラにおいて、固体撮像素子4の蓄積時間を設
定する際、ビデオカメラ10の画枠10aをモニタ1の
画面1a内に合わせた後、映像信号S2 のピーク値V
peakをピーク検出回路17によって検出し、かつ信号処
理回路35により固体撮像素子4の蓄積時間を変化させ
ながら映像信号S2 のピーク値Vpeakを監視し、そのピ
ーク値Vpeakが変化したときの蓄積時間に設定するよう
にしている。ピーク値Vpeakが変化したときは、固体撮
像素子4の蓄積時間とモニタ1の垂直走査期間とが一致
したときとなるので、横筋ノイズが発生することがな
い。
【0014】
【実施例】以下、本発明ビデオカメラによる撮影方法お
よびビデオカメラの一実施例について図面を参照して説
明する。
【0015】図1は、本発明ビデオカメラによる撮影方
法の一実施例が適用された本発明ビデオカメラの一実施
例の構成を示している。図1において、符号1は、その
画面1aが被写体であるモニタを示している。モニタ1
の垂直周波数fv1 は、fv1 =70Hzである。モニ
タ1の画面1aの画像情報を有する光2は、ビデオカメ
ラ10を構成するレンズ3を通じて図示しないCCD撮
像素子(固体撮像素子)を有するCCD撮像回路4に供
給される。なお、ビデオカメラ10はNTSC方式によ
るビデオカメラであり、その垂直周波数fv2 はfv2
=60Hzである。なお、PAL方式などによるビデオ
カメラでもよい。
【0016】このCCD撮像回路4には、タイミング信
号発生回路6から読みだしパルスP RD,電子シャッタパ
ルスPESなどを有するタイミングパルスP1 が供給され
ている。CCD撮像回路4は、タイミングパルスP1
応じて上記画像情報を有する光2を光電変換して3原色
撮像信号S1 {R1 (赤色撮像信号),G1 (緑色撮像
信号),B1 (青色撮像信号)}を形成してプロセス回
路7に供給する。
【0017】プロセス回路7は、タイミング信号発生回
路6からの垂直ブランキングパルスV.BLK,水平ブ
ランキングパルスH.BLKなどを有するタイミング信
号P 2 に応じて3原色撮像信号S1 から3原色映像信号
2 {R2 (赤色映像信号),G2 (緑色映像信号),
2 (青色映像信号)}を形成して出力する。
【0018】この3原色映像信号S2 はエンコーダ14
に供給され、そのエンコーダ14によりNTSC方式に
よる映像信号S3に変換されて出力端子15に供給され
る。
【0019】一方、3原色映像信号S2 は、ピーク検出
回路17にも供給される。このピーク検出回路17に
は、タイミング信号発生回路6からリセットパルスPR
が供給されている。
【0020】図2はピーク検出回路17の構成例を示し
ている。このピーク検出回路17は、基本的には、NA
M(Non AdditiveMix)回路18とピー
クホールド回路19とが直列に接続された構成になって
いる。
【0021】NAM回路18は、並列的に接続されたエ
ミッタフォロワ構成のトランジスタ25〜27を有する
回路であり、電流源28との接続点に入力信号のうちの
最大値を有する信号成分(以下、最大値信号Smaxと
いう)が現れる。なお、トランジスタ25〜27の共通
接続されたコレクタは、電源Vccに接続されている。
【0022】ピークホールド回路19は、基本的には、
整流回路の構成になっており、信号線に直列に接続され
るダイオード34とそのダイオード34のカソードと接
地間に接続されるホールド用のコンデンサ29とを有し
ている。コンデンサ29には、並列にリセットスイッチ
30が接続されている。
【0023】3原色映像信号S2 を構成する赤色映像信
号R2 ,緑色映像信号G2 および青色映像信号B2 は、
それぞれ、NAM回路18の入力端子21〜23を通じ
てトランジスタ25〜27のベースに供給される。トラ
ンジスタ25〜27の共通エミッタには、それらのうち
の最大のものが最大値信号Smaxとして現れる。この
ようにNAM回路18は、入力信号の加算はしないがそ
れらの信号を混合して、例えば、最大値信号を出力する
回路である。
【0024】この最大値信号Smaxがピークホールド
回路19のダイオード34のアノードに供給されること
で、ダイオード34のカソード、すなわち、コンデンサ
29のホット側には、最大値信号Smaxのピーク値V
peakが保持(ホールド)される。ピーク値Vpeakは、出
力端子32を通じて信号処理回路としてのマイクロコン
ピュータ35(図1参照)に供給される。なお、リセッ
トスイッチ30の制御端子には、タイミング信号発生回
路6から入力端子33を通じてリセットパルスPR が供
給されている。
【0025】マイクロコンピュータ35は、CPU,R
OM,RAM,タイマ,比較回路およびA/D変換器・
D/A変換器などの入出力インタフェースなどを備えて
いる。
【0026】このマイクロコンピュータ35には、タイ
ミング信号発生回路6からピーク値取り込みパルスPP
が供給されている。
【0027】マイクロコンピュータ35は、このピーク
値取り込みパルスPP が供給されるごとにピーク値V
peakを取り込み、そのピーク値Vpeakと後述するように
設定した閾値VTHとを比較してその比較結果に応じて、
制御信号S4 をタイミング信号発生回路6に供給する。
【0028】タイミング信号発生回路6は、CCD撮像
回路4にその制御信号S4 に対応してCCD撮像回路4
を構成するCCD撮像素子(図示していない)の蓄積時
間Tiを変化させる。
【0029】次に上記実施例の動作について、図3のフ
ローチャート,図4および図5の波形図をも参照して説
明する。
【0030】まず、図1の2点鎖線円内に示すように、
ビデオカメラ10の画枠10a(図示しないビューファ
インダ内の撮像範囲)がモニタ1の画面1a内に収まる
ようにレンズ3の方向を合わせる。これによって、図示
しないCCD撮像素子の全受光面が画面1aの画像情報
を有する光2のみを受光するようになる。なお、モニタ
1の画面1aは、例えば、白一色の高輝度画面にしてお
く。白一色でなくても一様な色の高輝度画面であればよ
い。後に分かるように、高輝度画面を撮影することによ
りS/Nが良くなるからである。なお、一様な色の高輝
度画面でなくとも、例えば、画面1aに低輝度の静止画
などが表示されていてもよい。
【0031】次に、マイクロコンピュータ35に図示し
ない入力装置から自動調整開始信号が供給されたとき
に、ビデオカメラ10は、自動調整モードになり、図3
のフローチャートに示すプログラムが実行される。
【0032】そこで、まず、マイクロコンピュータ35
からの制御信号S4に基づきタイミング信号発生回路6
から図4Bに示す電子シャッタパルスPESの存在しない
読みだしパルスPRDがCCD撮像回路4に供給される。
読みだしパルスPRDは、垂直ブランキングパルスV.B
LK(図4A,図5A参照)のうち垂直ブランキング期
間41内に発生するパルスである。この場合、電子シャ
ッタパルスPESが存在していないので、図示しないCC
D撮像素子に対する電荷蓄積時間(以下、必要に応じ
て、単に蓄積時間という)Tiは最大蓄積時間Tmax
(Ti=Tmax)になる(図4B参照、ステップS1
1)。この最大蓄積値Tmaxは、ほぼ1Vの垂直走査
期間42に等しい期間である。なお、蓄積時間Tiが最
大蓄積時間Tmaxになる場合を1回目の制御と考え
て、変数i=0とする。
【0033】この状態において、ピーク値取り込みパル
スPp(図5B参照)がマイクロコンピュータ35に供
給されることで、ピーク検出回路17により3原色映像
信号S2 のピーク値Vpeakがマイクロコンピュータ35
に取り込まれる(ステップS12)。このときのデータ
をデータDiといい、このデータDiは、マイクロコン
ピュータ35のRAM内に記憶される。
【0034】このとき、NAM回路18の出力に現れる
最大値信号Smax(Ti=Tmax)の波形例を図5
Dに示す。この場合、図5Dから分かるように、NAM
回路18の出力に現れる最大値信号Smax(Ti=T
max)には、モニタ1の画面1aの2重撮し部分に対
応する凸部51が現れる。なお、2重撮し部分が発生す
るのは、ビデオカメラ10の垂直周波数fv2 =60H
z(16.7ms)に比較してモニタ1の垂直周波数f
1 =70Hz(14.3ms)が高い周波数になって
いるからである。なお、凸部51の現れる場所は、モニ
タ1とビデオカメラ10とは互いに非同期関係にあるの
で、一定ではない。また、ピーク値取り込みパルスPp
がマイクロコンピュータ35に供給された後、同じ垂直
ブランキング期間41内にリセットパスPR がリセット
スイッチ30に供給されてスイッチ30が閉じられるこ
とで、コンデンサ29に蓄積されたピーク値Vpeakに対
応する蓄積電荷が放電される。
【0035】次に、先に取り込んだデータDiをデータ
Gi(データの内容は同じであるが異なるメモリアドレ
スに格納する)として記憶するとともに、蓄積時間Ti
を1水平期間TH だけ減らした蓄積時間Ti(Ti←T
i−TH )にする(ステップS13)。変数iはi←i
+1にする。
【0036】この状態では、図4Cに示すように、電子
シャッタパルスPESが垂直走査期間42内に1本だけ、
読みだしパルスPRDから1水平期間TH 後に存在する状
態になっている。
【0037】そこで、この状態においてデータDi、す
なわち、蓄積時間Ti=Tmax−TH のときの3原色
映像信号S2 についてのピーク値Vpeakを取り込む(ス
テップS14)。
【0038】つぎに、そのデータDiとその前に取り込
んだデータGiとを比較する(ステップS15)。比較
処理は、例えば、数1に示す処理で行う。
【0039】
【数1】Gi−Di>VTH
【0040】ここで、閾値VTHは、ステップS12にお
いて取り込んだデータDiのピーク値Vpeakの、例え
ば、3/4の値に設定しておけばよい。要は、2重撮し
のピーク値Vpeak(図5D参照)と2重撮しされない場
合のピーク値Vpeak1(図5F参照)との間の値に設定
しておけばよい。(3/4)・Vpeakの値がノイズに最
も影響されない値ではある。なお、高輝度画面を撮影す
るようにしたのは、3原色映像信号S2 の信号振幅を大
きくしてS/Nを良くするためである。
【0041】図4Cの状態(Ti=Tmax−TH )で
は、ピーク値Vpeakは、モニタ1の画面1aを白色無地
の静止画面としているので同値(Gi=Di=Vpeak
となり、ステップS15における判定は成立しない。
【0042】そこで、ステップS13からステップS1
5を繰り返して行う。そして、蓄積時間Tiがモニタ1
の垂直走査期間(この場合、14.3ms)TVMと一致
したとき(図4D参照)、すなわち最適蓄積時間になっ
たときには、2重撮しがありえないので、NAM回路1
8の出力信号である最大値信号Smaxは、図5Fに示
すように、凸部51の存在しない波形になり、ステップ
S15の判定が成立する。なお、蓄積時間Tiがモニタ
1の垂直走査期間TVMの1水平走査期間TH 前の時間で
あった場合には、例えば、図5Eに示すように、1水平
走査期間TH 分の凸部52が存在することになる。
【0043】このようにして、2重撮しの発生しない、
言い換えれば、3原色映像信号S2に応じて形成される
画像に横筋ノイズの発生しない最適蓄積時間(蓄積時間
Tiがモニタ1の垂直走査期間TVMと等しい時間;Ti
=TVM)を自動的に設定することができる。
【0044】なお、上記した自動調整の正確さを期すた
めに、図3のフローチャートに示す処理を2回以上繰り
返して最適蓄積時間を設定するようにしてもよい。この
最適蓄積時間の設定処理は、1回あたり数秒以内の時間
で行うことができる。また、最適蓄積時間を設定するた
めの制御信号S4のデータは、マイクロコンピュータ3
5のRAMにバックアップして記憶しておく。
【0045】このように上記した実施例によれば、CC
D撮像回路4を構成するCCD撮像素子の蓄積時間Ti
を最適蓄積時間に設定する際に、第1の垂直周波数fv
1 により動作されるモニタ1の画面1aを、第1の垂直
周波数fv1 より低い第2の垂直周波数fv2 により動
作される上記CCD撮像素子により撮影する際、ビデオ
カメラ10の画枠10aをモニタ1の画面1a内に合わ
せた後、プロセス回路7によって形成された3原色映像
信号S2 のピーク値Vpeakをピーク検出回路17によっ
て検出する。そして、マイクロコンピュータ35とタイ
ミング信号発生回路6により固体撮像素子の蓄積時間T
iを最大蓄積時間Tmaxから1水平期間TH ずつ少な
く変化させながら3原色映像信号S2 のピーク値Vpeak
を監視し、そのピーク値Vpeakが変化したときの蓄積時
間Tiに設定して画面1aを撮影するように制御してい
る。
【0046】このため、ピーク値Vpeakが変化したとき
は、上記CCD撮像素子の蓄積時間Tiとモニタ1の垂
直走査期間TVMとが一致したときとなるので、2重撮し
がなくなり、横筋ノイズが発生することがない。しか
も、横筋ノイズの除去過程は、マイクロコンピュータ3
5を利用して自動的に行なうことができる。なお、図1
に示すエンコーダ14から出力される映像信号S3に基
づく画像には、横筋ノイズがなく、そのような状態が、
いわゆるクリアスキャンの状態といわれている。
【0047】また、上記実施例においては、NAM回路
18により3原色映像信号S2 を構成する原色映像信号
2 ,G2 ,B2 のうちいずれか一つの原色映像信号の
ピーク値Vpeakを検出するようにしているが、これに限
らず、3原色映像信号S2 から輝度信号Y(Y=0.3
2 +0.59G2 +0.11B2 )を形成し、この輝
度信号Yのピーク値を検出するようにしてもよい。この
ようにした場合には、一色表示ではない多色表示の静止
画に対する最適蓄積時間を設定する際、一層、正確にピ
ーク値Vpeakを検出することができる。
【0048】さらに、上記実施例においては、カラービ
デオカメラに適用した例について説明しているがモノク
ロームのビデオカメラに適用することももちろんでき
る。
【0049】また、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の垂直周波数により動作されるモニタの画面を、上
記第1の垂直周波数より低い第2の垂直周波数により動
作される固体撮像素子により撮影して映像信号を得るビ
デオカメラによる撮影方法において、固体撮像素子の蓄
積時間を設定する際、第1の垂直周波数より低い第2の
垂直周波数で動作するビデオカメラの画枠を上記第1の
垂直周波数で動作するモニタの画面内に合わせた後、固
体撮像素子の蓄積時間を変化させながら映像信号のピー
ク値を検出し、そのピーク値が変化したときの蓄積時間
に設定するようにしている。ピーク値が変化したとき
は、固体撮像素子の蓄積時間とモニタの垂直走査期間と
が一致したときとなるので、横筋ノイズが発生すること
がないという効果が得られる。
【0051】また、本発明によれば、第1の垂直周波数
により動作されるモニタの画面を、上記第1の垂直周波
数より低い第2の垂直周波数により動作される固体撮像
素子により撮影して映像信号を得るビデオカメラにおい
て、上記固体撮像素子の蓄積時間を設定する際、ビデオ
カメラの画枠をモニタの画面内に合わせた後、映像信号
のピーク値をピーク検出回路によって検出し、かつ信号
処理回路により固体撮像素子の蓄積時間を変化させなが
ら映像信号のピーク値を監視し、そのピーク値が変化し
たときの蓄積時間に設定するようにしている。ピーク値
が変化したときは、固体撮像素子の蓄積時間とモニタの
垂直走査期間とが一致したときとなるので、横筋ノイズ
が発生することがないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ビデオカメラによる撮影方法の一実施例
が適用されたビデオカメラの一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1例のビデオカメラのうちピーク検出回路の
詳細な構成を示す回路図である。
【図3】CCD撮像素子の蓄積時間の設定過程を示すフ
ローチャートである。
【図4】図1例の動作説明に供される波形図である。
【図5】図1例の動作説明に供される波形図である。
【符号の説明】
1 モニタ 1a 画面 4 CCD撮像回路 6 タイミング信号発生回路 10 ビデオカメラ 10a 画枠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の垂直周波数により動作されるモニ
    タの画面を、上記第1の垂直周波数より低い第2の垂直
    周波数により動作される固体撮像素子により撮影して映
    像信号を得るビデオカメラによる撮影方法において、 上記固体撮像素子の蓄積時間を設定する際、上記ビデオ
    カメラの画枠を上記モニタの画面内に合わせた後、上記
    固体撮像素子の蓄積時間を変化させながら上記映像信号
    のピーク値を検出し、そのピーク値が変化したときの蓄
    積時間に設定して、上記画面を撮影するようにしたこと
    を特徴とするビデオカメラによる撮影方法。
  2. 【請求項2】 上記映像信号が3原色映像信号であり、
    上記ピーク値が上記3原色映像信号のうちのいずれか一
    つの原色映像信号のピーク値であることを特徴とする請
    求項1記載のビデオカメラによる撮影方法。
  3. 【請求項3】 上記映像信号が3原色映像信号であり、
    上記ピーク値が上記3原色映像信号を合成して形成され
    た輝度信号のピーク値であることを特徴とする請求項1
    記載のビデオカメラによる撮影方法。
  4. 【請求項4】 第1の垂直周波数により動作されるモニ
    タの画面を、上記第1の垂直周波数より低い第2の垂直
    周波数により動作される固体撮像素子により撮影して映
    像信号を得るビデオカメラにおいて、 上記ビデオカメラの画枠を上記モニタの画面内に合わせ
    た後に得られる映像信号のピーク値を検出するピーク検
    出回路と、 上記ピーク値が供給されて上記固体撮像素子の蓄積時間
    を制御する信号処理回路とを備え、 上記信号処理回路は、上記固体撮像素子の蓄積時間を設
    定する際、上記固体撮像素子の蓄積時間を変化させなが
    ら上記映像信号のピーク値を監視し、そのピーク値が変
    化したときの蓄積時間に設定するように制御することを
    特徴とするビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 上記映像信号が3原色映像信号であり、
    上記ピーク値が上記3原色映像信号のうちのいずれか一
    つの原色映像信号のピーク値であることを特徴とする請
    求項4記載のビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 上記映像信号が3原色映像信号であり、
    上記ピーク値が上記3原色映像信号を合成して形成され
    た輝度信号のピーク値であることを特徴とする請求項4
    記載のビデオカメラ。
JP4195630A 1992-07-22 1992-07-22 ビデオカメラによる撮影方法およびビデオカメラ Pending JPH0646320A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08331443A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Mitsubishi Electric Corp 画像表示装置の調整システム及び画像撮像装置

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JPH08331443A (ja) * 1995-06-01 1996-12-13 Mitsubishi Electric Corp 画像表示装置の調整システム及び画像撮像装置

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