JPH0646301Y2 - 魚釣用スピニングリールのドラグ調整摘まみの弛緩防止装置 - Google Patents

魚釣用スピニングリールのドラグ調整摘まみの弛緩防止装置

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JPH0646301Y2
JPH0646301Y2 JP12241989U JP12241989U JPH0646301Y2 JP H0646301 Y2 JPH0646301 Y2 JP H0646301Y2 JP 12241989 U JP12241989 U JP 12241989U JP 12241989 U JP12241989 U JP 12241989U JP H0646301 Y2 JPH0646301 Y2 JP H0646301Y2
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収 武内
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Mamiya OP Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は魚釣用スピニングリールのドラグ調整摘まみの
弛緩防止装置に関する。
(従来の技術) 従来、此種の弛緩防止装置には、実開昭61-173271号に
開示されたものがある。
この装置は、スプールの凹陥部に制動部材を内装し、こ
の制動部材の前方に突出するスプール軸には皿体を摺動
可能に嵌着し、前記スプール軸の先端には調整摘まみを
螺着すると共に、この調整摘まみ内には皿体内周に形成
した凹凸歯に弾性係合する突片を設けて構成されてい
る。
そうして、突片と凹凸歯の係合により調整摘まみの弛緩
を防いで、リール使用中に振動等で調整摘まみが弛むこ
とで任意に設定したドラグ力が弱くなる虞れを防いでい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の弛緩防止装置によれば、調整摘まみを締め付
ける方向においては、突片と凹凸歯が常に係合して調整
摘まみの弛緩を防止できるが、調整摘まみを弛めた際に
突片が皿体前方に摺動し、凹凸歯から外れる虞れがあ
り、その場合には弛緩防止効果を得られないという欠点
を有していた。
本考案は上述した従来事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とする処は、調整摘まみを弛めた際に突片
が皿体前方に摺動しないようにして突片と凹凸歯の係合
を保持し、より確実な弛緩防止効果を得ることにある。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するために、本考案の弛緩防止装置
は、スプールの前面凹陥部に制動部材を内装し、該制動
部材の前方に突出するスプール軸には、周側部内周に凹
凸歯を形成した皿体を摺動可能に嵌着すると共に、該凹
凸歯の弾性係合する突片を備えた有底筒体を回動かつ摺
動可能に挿着し、前記有底筒体の軸孔口縁には前方に突
出する筒部を設け、該筒部に調整摘まみを一体回転且つ
軸方向に摺動可能に嵌合係着すると共に、調整つまみ内
にスプール軸先部の螺子部と螺合するナット部材を一体
回転状に収容し、該調整つまみとナット部材の間には弾
発バネを設け、さらに上記凹陥部には有底筒体の前方へ
の摺動を規制する押えリングを設けたことを特徴とす
る。
(作用) 以上の手段によれば、調整摘まみと筒部の係合により有
底筒体が調整摘まみと一体に回動し、この有底筒体の突
片が凹凸歯に弾性係合するをもって調整摘まみの弛緩を
防止する。同時に、押えリングが有底筒体の前方への摺
動を阻止して、調整摘まみを弛めた際にも突片が凹凸歯
から外れる虞れをなくし、かつ押えリングの前方に突出
する筒部が調整摘まみと筒部の係合を保持する。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図において(1)はスプール軸、(2)このスプー
ル軸(1)に回動自在に挿着したスプールを示してい
る。
スプール(2)は前面に凹陥部(2a)を設けると共にこ
の凹陥部(2a)の内周には上下に溝(2b)を形成してあ
り、凹陥部(2a)の内底に制動部材(3)を内装してあ
る。
スプール軸(1)は凹陥部(2a)に突出する部分にスリ
割を施し、このスリ割部(1a)先端にナット部材(4)
が螺着される螺子部(1b)を形成する。また、スリ割部
(1a)には皿体(5)を嵌着すると共に、有底筒体
(6)を挿着する。
制動部材(3)は、凹陥部(2a)の内底面(2a′)に当
接するようにスリ割部(1a)に回り止め嵌着したワッシ
ャー(3a)と、上記溝(2b)に係合する舌状片(3b′)
を備えスリ割部(1a)に回動自在に挿着したワッシャー
(3a)と、前記両ワッシャー(3a)(3b)間に挿入され
る摩擦板(3c)とから構成する。
皿体(5)は制動部材(3)に当接するようスリ割部
(1a)に回り止め嵌着し、その周側部(5a)内周には凹
凸歯(7)を形成する。
有底筒体(6)は皿体(5)の周側部(5a)内にて回動
可能な外径を備えた周壁部(6a)と、皿体(5)に接離
する底部(6b)とからなり、周壁部(6a)には相対向す
る一対の通孔(6c)(6c′)を開穿し、底部(6b)には
軸孔(6b′)を開穿してスリ割部(1a)に回動かつ摺動
自在に挿着する。軸孔(6b′)口縁には前方へ突出する
筒部(6d)を一体に形成する。
また、周壁部(6a)内には基端を一方の通孔(6c′)に
係合した環状バネ(8)を嵌挿し、この環状バネ(8)
の先端に形成した突片(8a)を他方の通孔(6c)から突
出せしめ、皿体(5)の凹凸歯(7)に弾性係合させ
る。
筒部(6d)は第2図に示すように、正面方形状に形成
し、その外周には調整摘まみ(9)を一体回転且つ軸方
向に摺動可能に嵌合係着する。
調整摘まみ(9)は後端に筒部(6d)に摺動可能に嵌挿
する方形孔(9a)、先端にナット部材(4)が摺動可能
に係合する角孔(9b)を備えた筒状部(9′)と、この
筒状部(9′)先端に固着した摘まみ(9″)とからな
り、ナット部材(4)と方形孔(9a)口縁との間には弾
発バネ(10)を介設して有底筒体(6)方向へ弾発され
る。
凹陥部(2a)内には有底筒体(6)の前方への回動を規
制する押えリング(11)を嵌挿する。
以下に本実施例の弛緩防止装置の作用を説明すると、第
1図の状態でナット部材(4)は螺子部(1b)の先端に
あって、調整摘まみ(9)、有底筒体(6)は前方に位
置し、皿体(5)、制動部材(3)の間に生じる摩擦力
は小さく、これにより得られるドラグ力は弱い。
次に調整摘まみ(9)を締め付ける方向に回動操作する
と、角孔(9b)に係合するナット部材(4)は凹陥部
(2a)内底方向へ螺動し、弾発バネ(10)の弾性によっ
て調整摘まみ(9)が皿体(5)方向へ弾発摺動する。
そして有底筒体(6)の底部(6b)を皿体(5)に押し
当て、皿体(5)、制動部材(3)の間の摩擦力を大き
くし、強いドラグ力を得る。同時に、環状バネ(8)の
突片(8a)と皿体(5)の凹凸歯(7)との弾性係合に
よりクリック音を発生させると共に、有底筒体(6)の
自由回転を阻止し、任意に設定したドラッグ力の弛みを
防ぐ(第3図)。
さらに、調整摘まみ(9)を弛める方向に回動操作する
と、ナット部材(4)は螺子部(1b)先端方向へ螺動す
るに伴って調整摘まみ(9)も前方へ摺動し、有底筒体
(6)が皿体(5)から離れるをもってドラグ力は弱く
なる。また、この時押えリング(11)が有底筒体(6)
の前方への摺動を規制して突片(8)が凹凸歯(7)か
ら外れることを防ぎ、上記同様なドラグ力の弛みを防
ぐ。
同時に、前方に突出する筒部(6d)が調整摘まみ(9)
と有底筒体(6)の係合を保持する(第1図)。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成したので、以下に記載
される効果を有する。
ドラッグ力を弱めた際にも突片と凹凸歯、及び調整摘ま
みと筒部を確実に係合させ、従って、調整摘まみを弛め
た際にも確実な弛緩防止効果を得ることができ、製品の
信頼性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図及び第3図は夫
々作動状態を示す縦断側面図、第2図はは第1図の
(2)−(2)線断面図である。 尚、図中、 (2):スプール、(2a):凹陥部 (3):制動部材、(1):スプール軸 (7):凹凸歯、(5):皿体 (8a):突片、(6):有底筒体 (6d):筒部、(4):ナット部材 (10):弾発バネ、(11):押えリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールの前面凹陥部に制動部材を内装
    し、該制動部材の前方に突出するスプール軸には、周側
    部内周に凹凸歯を形成した皿体を摺動可能に嵌着すると
    共に、該凹凸歯に弾性係合する突片を備えた有底筒体を
    回動かつ摺動可能に挿着し、前記有底筒体の軸孔口縁に
    は前方に突出する筒部を設け、該筒部に調整つまみを一
    体回転且つ軸方向に摺動可能に嵌合係着すると共に、調
    整つまみ内にスプール軸先部の螺子部と螺合するナット
    部材を一体回転状に収容し、該調整つまみとナット部材
    の間には弾発バネを設け、さらに上記凹陥部には有底筒
    体の前方への摺動を規制する押えリングを設けたことを
    特徴とする魚釣用スピニングリールのドラグ調整摘まみ
    の弛緩防止装置。
JP12241989U 1989-10-18 1989-10-18 魚釣用スピニングリールのドラグ調整摘まみの弛緩防止装置 Expired - Lifetime JPH0646301Y2 (ja)

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JP12241989U JPH0646301Y2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 魚釣用スピニングリールのドラグ調整摘まみの弛緩防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0361875U JPH0361875U (ja) 1991-06-18
JPH0646301Y2 true JPH0646301Y2 (ja) 1994-11-30

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