JPH0645824A - Ｇｐｓ受信アンテナ - Google Patents
Ｇｐｓ受信アンテナInfo
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- JPH0645824A JPH0645824A JP19980192A JP19980192A JPH0645824A JP H0645824 A JPH0645824 A JP H0645824A JP 19980192 A JP19980192 A JP 19980192A JP 19980192 A JP19980192 A JP 19980192A JP H0645824 A JPH0645824 A JP H0645824A
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- gps
- conductor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】アンテナの高さ方向の寸法が小さく、且つ、従
来に比して部品点数が少なく安価なＧＰＳ受信アンテナ
を提供することを目的とする。 【構成】ＧＰＳ受信アンテナ１０は、ＧＰＳ衛星からの
電波を受信するアンテナエレメント放射導体２４と、前
記アンテナエレメント放射導体２４により受信した電波
を所定レベルに増幅する前置増幅器１４と、前記前置増
幅器１４によって増幅された信号をＧＰＳ受信機に送給
するための接続用ケーブル１８とを備え、前記アンテナ
エレメント放射導体２４と前置増幅器１４とが多層プリ
ント基板１２上に配設される。
来に比して部品点数が少なく安価なＧＰＳ受信アンテナ
を提供することを目的とする。 【構成】ＧＰＳ受信アンテナ１０は、ＧＰＳ衛星からの
電波を受信するアンテナエレメント放射導体２４と、前
記アンテナエレメント放射導体２４により受信した電波
を所定レベルに増幅する前置増幅器１４と、前記前置増
幅器１４によって増幅された信号をＧＰＳ受信機に送給
するための接続用ケーブル１８とを備え、前記アンテナ
エレメント放射導体２４と前置増幅器１４とが多層プリ
ント基板１２上に配設される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナエレメントと
増幅手段とが多層プリント基板に構成されたＧＰＳ受信
アンテナに関する。
増幅手段とが多層プリント基板に構成されたＧＰＳ受信
アンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】船舶や航空機のような時々刻々移動する
物体において、複数個の人工衛星からの電波を受信して
その現在位置、走行速度等を確認乃至決定するために、
近年、全世界測位システム（Grobal Positioning Syste
m 、以下ＧＰＳと称する）が注目されている。このＧＰ
Ｓに属する複数個の人工衛星からの電波を受信すること
により、走行する自動車の現在位置等を処理演算するＧ
ＰＳ測位装置は、次のような特徴を有する。すなわち、
全世界で何時でも連続して利用することができる、
位置、速度の測定精度が極めて高い、利用者数に制限
がない、等の特徴を有する。従って、前記ＧＰＳ測位装
置で測位することにより、特に、都市部の交通の混雑を
回避し、短時間に自らの現在位置を確認し、目的地まで
の迂回路を発見する等に利用することができれば、時間
的、経済的に非常に大きな利益を得ることが可能とな
る。
物体において、複数個の人工衛星からの電波を受信して
その現在位置、走行速度等を確認乃至決定するために、
近年、全世界測位システム（Grobal Positioning Syste
m 、以下ＧＰＳと称する）が注目されている。このＧＰ
Ｓに属する複数個の人工衛星からの電波を受信すること
により、走行する自動車の現在位置等を処理演算するＧ
ＰＳ測位装置は、次のような特徴を有する。すなわち、
全世界で何時でも連続して利用することができる、
位置、速度の測定精度が極めて高い、利用者数に制限
がない、等の特徴を有する。従って、前記ＧＰＳ測位装
置で測位することにより、特に、都市部の交通の混雑を
回避し、短時間に自らの現在位置を確認し、目的地まで
の迂回路を発見する等に利用することができれば、時間
的、経済的に非常に大きな利益を得ることが可能とな
る。
【０００３】ところで、図７および図８に示すように、
従来のＧＰＳ受信アンテナ１は、ＧＰＳ衛星からの電波
を受信するマイクロストリップライン形のアンテナエレ
メント２と、前記アンテナエレメント２で受信した電波
を増幅する前置増幅器３とが夫々別体で構成され、これ
らを溶接やねじ止め等により機械的に連設したものであ
る。なお、図中において、アンテナエレメント２には、
アンテナエレメント放射導体４と、アンテナエレメント
接地導体５が設けられ、前置増幅器３には、前置増幅器
３を構成する回路部品６と、前置増幅器３の接地導体７
とが設けられ、アンテナエレメント放射導体４および前
置増幅器３の信号入力端子とがピン部材８によって導通
されている。また、アンテナエレメント接地導体５およ
び前置増幅器３の接地導体７とが導体ａ、ｂを介して導
通されている。前置増幅器３を構成する回路部品６は、
シールドケース９ａによってカバーされており、前置増
幅器３の信号出力端子には、接続用ケーブル９が連結さ
れている。
従来のＧＰＳ受信アンテナ１は、ＧＰＳ衛星からの電波
を受信するマイクロストリップライン形のアンテナエレ
メント２と、前記アンテナエレメント２で受信した電波
を増幅する前置増幅器３とが夫々別体で構成され、これ
らを溶接やねじ止め等により機械的に連設したものであ
る。なお、図中において、アンテナエレメント２には、
アンテナエレメント放射導体４と、アンテナエレメント
接地導体５が設けられ、前置増幅器３には、前置増幅器
３を構成する回路部品６と、前置増幅器３の接地導体７
とが設けられ、アンテナエレメント放射導体４および前
置増幅器３の信号入力端子とがピン部材８によって導通
されている。また、アンテナエレメント接地導体５およ
び前置増幅器３の接地導体７とが導体ａ、ｂを介して導
通されている。前置増幅器３を構成する回路部品６は、
シールドケース９ａによってカバーされており、前置増
幅器３の信号出力端子には、接続用ケーブル９が連結さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記Ｇ
ＰＳ受信アンテナ１のアンテナエレメント２と前置増幅
器３の両者を機械的に連結して一体化した場合には、該
ＧＰＳ受信アンテナ１の高さ方向の寸法が大きくなるた
め、例えば、自動車に搭載する場合の接地部位が制限さ
れてしまう。また、前記アンテナエレメント２と前置増
幅器３とを溶接等により固着して一体化した場合には、
溶接する際の熱源によりアンテナエレメント２の基板に
そりが生じ、両者の接合面に間隙が生ずるという不都合
がある。さらに、前記アンテナエレメント２と前置増幅
器３の両者を機械的に連結する結果、部品点数が増加し
てコストアップするという不都合がある。
ＰＳ受信アンテナ１のアンテナエレメント２と前置増幅
器３の両者を機械的に連結して一体化した場合には、該
ＧＰＳ受信アンテナ１の高さ方向の寸法が大きくなるた
め、例えば、自動車に搭載する場合の接地部位が制限さ
れてしまう。また、前記アンテナエレメント２と前置増
幅器３とを溶接等により固着して一体化した場合には、
溶接する際の熱源によりアンテナエレメント２の基板に
そりが生じ、両者の接合面に間隙が生ずるという不都合
がある。さらに、前記アンテナエレメント２と前置増幅
器３の両者を機械的に連結する結果、部品点数が増加し
てコストアップするという不都合がある。
【０００５】本発明は、前記不都合を克服するためにな
されたものであって、アンテナエレメントと増幅手段と
を多層プリント基板上に構成することにより、アンテナ
の高さ方向の寸法が小さく、且つ、従来に比して部品点
数が少なく安価なＧＰＳ受信アンテナを提供することを
目的とする。
されたものであって、アンテナエレメントと増幅手段と
を多層プリント基板上に構成することにより、アンテナ
の高さ方向の寸法が小さく、且つ、従来に比して部品点
数が少なく安価なＧＰＳ受信アンテナを提供することを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、受信点の位置を測定するために、ＧＰ
Ｓ衛星からの送信電波を受信してＧＰＳ受信機へ送給す
るＧＰＳ受信アンテナにおいて、前記ＧＰＳ衛星からの
電波を受信するアンテナエレメントと、前記アンテナエ
レメントにより受信した電波を増幅する増幅手段と、前
記増幅手段によって増幅された電波を前記ＧＰＳ受信機
に送給するための接続ケーブルと、を備え、前記アンテ
ナエレメントと増幅手段とが多層プリント基板を構成す
る各導体層に配設されることを特徴とする。
めに、本発明は、受信点の位置を測定するために、ＧＰ
Ｓ衛星からの送信電波を受信してＧＰＳ受信機へ送給す
るＧＰＳ受信アンテナにおいて、前記ＧＰＳ衛星からの
電波を受信するアンテナエレメントと、前記アンテナエ
レメントにより受信した電波を増幅する増幅手段と、前
記増幅手段によって増幅された電波を前記ＧＰＳ受信機
に送給するための接続ケーブルと、を備え、前記アンテ
ナエレメントと増幅手段とが多層プリント基板を構成す
る各導体層に配設されることを特徴とする。
【０００７】また、前記多層プリント基板は、アンテナ
エレメントを構成する放射導体プリントパターンと、前
記放射導体プリントパターンとともにマイクロストリッ
プアンテナを形成する第１の接地導体プリントパターン
と、増幅手段を構成する回路プリントパターンと、前記
回路プリントパターンとともにマイクロストリップ回路
を形成する第２の接地導体プリントパターンとからなる
４層のプリントパターンが積層して形成されることを特
徴とする。
エレメントを構成する放射導体プリントパターンと、前
記放射導体プリントパターンとともにマイクロストリッ
プアンテナを形成する第１の接地導体プリントパターン
と、増幅手段を構成する回路プリントパターンと、前記
回路プリントパターンとともにマイクロストリップ回路
を形成する第２の接地導体プリントパターンとからなる
４層のプリントパターンが積層して形成されることを特
徴とする。
【０００８】さらに、前記多層プリント基板は、該多層
プリント基板の表裏に夫々形成された２層のプリントパ
ターンからなり、一方のプリントパターン層には、アン
テナエレメントを構成する放射導体プリントパターン
と、第１の接地導体プリントパターンとが形成され、他
方のプリントパターン層には、前記放射導体プリントパ
ターンとともにマイクロストリップアンテナを形成する
第２の接地導体プリントパターンと、前記第１の接地導
体プリントパターンとともにマイクロストリップ回路を
形成する回路プリントパターンとが形成されることを特
徴とする。
プリント基板の表裏に夫々形成された２層のプリントパ
ターンからなり、一方のプリントパターン層には、アン
テナエレメントを構成する放射導体プリントパターン
と、第１の接地導体プリントパターンとが形成され、他
方のプリントパターン層には、前記放射導体プリントパ
ターンとともにマイクロストリップアンテナを形成する
第２の接地導体プリントパターンと、前記第１の接地導
体プリントパターンとともにマイクロストリップ回路を
形成する回路プリントパターンとが形成されることを特
徴とする。
【０００９】さらにまた、前記多層プリント基板は、ア
ンテナエレメントを構成する放射導体プリントパターン
と、増幅手段を構成する回路プリントパターンと、前記
放射導体プリントパターンおよび前記回路プリントパタ
ーンとともにマイクロストリップアンテナおよびマイク
ロストリップ回路を形成する接地導体プリントパターン
とからなる３層のプリントパターンが積層して形成され
ることを特徴とする。
ンテナエレメントを構成する放射導体プリントパターン
と、増幅手段を構成する回路プリントパターンと、前記
放射導体プリントパターンおよび前記回路プリントパタ
ーンとともにマイクロストリップアンテナおよびマイク
ロストリップ回路を形成する接地導体プリントパターン
とからなる３層のプリントパターンが積層して形成され
ることを特徴とする。
【００１０】
【作用】上記の本発明に係るＧＰＳ受信アンテナでは、
アンテナエレメントと増幅手段とを多層プリント基板上
に配設することにより、該アンテナの高さ方向の寸法が
小さくなり、例えば、簡便に自動車等に搭載することが
できる。
アンテナエレメントと増幅手段とを多層プリント基板上
に配設することにより、該アンテナの高さ方向の寸法が
小さくなり、例えば、簡便に自動車等に搭載することが
できる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明に係るＧＰＳ受信アンテナにつ
いて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
いて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
【００１２】図１は、本発明の第１の実施例に係るＧＰ
Ｓ受信アンテナの斜視図、図２は図１に示すＧＰＳ受信
アンテナの一部省略縦断面図である。
Ｓ受信アンテナの斜視図、図２は図１に示すＧＰＳ受信
アンテナの一部省略縦断面図である。
【００１３】図１に示すように、ＧＰＳ受信アンテナ１
０は、基本的には、３層のプリントパターンが積層形成
された多層プリント基板１２からなり、前記多層プリン
ト基板１２には、後述するＧＰＳ受信部で測位をするた
めに必要なレベルまで信号を増幅する前置増幅器（増幅
手段）１４を構成する回路部品１６と、ＧＰＳ受信部に
接続するための接続用ケーブル１８とが連結される。
０は、基本的には、３層のプリントパターンが積層形成
された多層プリント基板１２からなり、前記多層プリン
ト基板１２には、後述するＧＰＳ受信部で測位をするた
めに必要なレベルまで信号を増幅する前置増幅器（増幅
手段）１４を構成する回路部品１６と、ＧＰＳ受信部に
接続するための接続用ケーブル１８とが連結される。
【００１４】前記多層プリント基板１２の誘導体層２０
の上面には、アンテナエレメント放射導体２４が形成さ
れ、誘導体層２２の下面には、前置増幅器１４を構成す
る回路部品１６を接続し、また、マイクロストリップ回
路を形成するための回路パターン２６が形成され、前記
誘導体層２０と２２との間にはアンテナエレメントおよ
び前置増幅器１４の共通の接地導体２８が形成されてい
る。前記多層プリント基板１２には、該多層プリント基
板１２を貫通するピン部材３０が設けられ、前記ピン部
材３０はアンテナエレメント放射導体２４と前置増幅器
１４の回路パターン２６内の信号入力端子とを導通する
とともに、前記共通する接地導体２８には接触しないよ
うに形成されている。なお、前記誘導体層２２の下面に
は、前置増幅器１４を構成する回路部品１６を包被する
シールドケース３２が設けられており、また、前置増幅
器１４の回路パターン２６内の信号出力端子には接続用
ケーブル１８が導通接続されている。
の上面には、アンテナエレメント放射導体２４が形成さ
れ、誘導体層２２の下面には、前置増幅器１４を構成す
る回路部品１６を接続し、また、マイクロストリップ回
路を形成するための回路パターン２６が形成され、前記
誘導体層２０と２２との間にはアンテナエレメントおよ
び前置増幅器１４の共通の接地導体２８が形成されてい
る。前記多層プリント基板１２には、該多層プリント基
板１２を貫通するピン部材３０が設けられ、前記ピン部
材３０はアンテナエレメント放射導体２４と前置増幅器
１４の回路パターン２６内の信号入力端子とを導通する
とともに、前記共通する接地導体２８には接触しないよ
うに形成されている。なお、前記誘導体層２２の下面に
は、前置増幅器１４を構成する回路部品１６を包被する
シールドケース３２が設けられており、また、前置増幅
器１４の回路パターン２６内の信号出力端子には接続用
ケーブル１８が導通接続されている。
【００１５】第１の実施例に係るＧＰＳ受信アンテナ１
０は、基本的には、以上のように構成され、次に前記Ｇ
ＰＳ受信アンテナ１０を、例えば、自動車３３のルーフ
３４に搭載して、現在位置を測位する場合の動作につい
て説明する。
０は、基本的には、以上のように構成され、次に前記Ｇ
ＰＳ受信アンテナ１０を、例えば、自動車３３のルーフ
３４に搭載して、現在位置を測位する場合の動作につい
て説明する。
【００１６】先ず、ＧＰＳ受信装置の全体構成について
概略説明する。図３に示すように、ＧＰＳ受信アンテナ
１０からの送信電波を処理するＧＰＳ受信部３６では、
ＰＮコードによって変調された送信電波を周波数変換器
によって周波数変換し、これを増幅するとともに、相関
器に導入し、この相関器において、自動車３３に搭載済
のＰＮコード発生器から送給されてくる信号によってＰ
Ｎ復調を行う。すなわち、図４に示すように、ＧＰＳ衛
星Ｓ１〜Ｓ３からの送信電波はＰＮコードによって拡散
スペクトル化されているために、ここで、前記ＰＮコー
ド発生器からの信号によって逆拡散され、次いで、同期
検波が行われる。この同期検波信号は、前記ＰＮコード
発生器に再び導入されて、常に送信されてくるＰＮコー
ドを含む電波との逆拡散がとられるようにＰＮコード発
生器の信号発生制御を行う。一方、このようにして得ら
れた受信電波に係わる信号は、基準発振器から送給され
てくるクロック周波数に基づき計数されて擬似距離デー
タが得られる。
概略説明する。図３に示すように、ＧＰＳ受信アンテナ
１０からの送信電波を処理するＧＰＳ受信部３６では、
ＰＮコードによって変調された送信電波を周波数変換器
によって周波数変換し、これを増幅するとともに、相関
器に導入し、この相関器において、自動車３３に搭載済
のＰＮコード発生器から送給されてくる信号によってＰ
Ｎ復調を行う。すなわち、図４に示すように、ＧＰＳ衛
星Ｓ１〜Ｓ３からの送信電波はＰＮコードによって拡散
スペクトル化されているために、ここで、前記ＰＮコー
ド発生器からの信号によって逆拡散され、次いで、同期
検波が行われる。この同期検波信号は、前記ＰＮコード
発生器に再び導入されて、常に送信されてくるＰＮコー
ドを含む電波との逆拡散がとられるようにＰＮコード発
生器の信号発生制御を行う。一方、このようにして得ら
れた受信電波に係わる信号は、基準発振器から送給され
てくるクロック周波数に基づき計数されて擬似距離デー
タが得られる。
【００１７】すなわち、ここでは自動車３３に搭載され
ている計示装置とＧＰＳ衛星Ｓ１〜Ｓ３に搭載されてい
る原子時計との間の時計オフセットがあることから、こ
の時計オフセットを含む距離データとして擬似距離デー
タが得られる。この擬似距離データは演算処理部３８に
送給され、自動車３３の現在位置情報を演算処理して得
ることができる。
ている計示装置とＧＰＳ衛星Ｓ１〜Ｓ３に搭載されてい
る原子時計との間の時計オフセットがあることから、こ
の時計オフセットを含む距離データとして擬似距離デー
タが得られる。この擬似距離データは演算処理部３８に
送給され、自動車３３の現在位置情報を演算処理して得
ることができる。
【００１８】ここで、ＧＰＳ衛星Ｓ１〜Ｓ３からの送信
電波は、ＧＰＳ受信アンテナ１０のアンテナエレメント
放射導体２４によって受信され、前記受信された信号は
ピン部材３０を介して前置増幅器１４においてＧＰＳ受
信部３６で測定するために必要なレベルまで増幅され、
前記増幅された信号が接続用ケーブル１８によりＧＰＳ
受信部３６に導入される。その際、制御部４０はＧＰＳ
受信部３６に対して走行する自動車３３の測位を行うに
際し、最適な電波を送信するＧＰＳ衛星の選択信号を指
令する。
電波は、ＧＰＳ受信アンテナ１０のアンテナエレメント
放射導体２４によって受信され、前記受信された信号は
ピン部材３０を介して前置増幅器１４においてＧＰＳ受
信部３６で測定するために必要なレベルまで増幅され、
前記増幅された信号が接続用ケーブル１８によりＧＰＳ
受信部３６に導入される。その際、制御部４０はＧＰＳ
受信部３６に対して走行する自動車３３の測位を行うに
際し、最適な電波を送信するＧＰＳ衛星の選択信号を指
令する。
【００１９】このようにして、ＧＰＳ衛星Ｓ１〜Ｓ３を
使用して自動車３３の走行速度、方位並びに現在地点を
測定する際には、幾何学的に測位精度が最良となる最適
なＧＰＳ衛星を選択する。ＧＰＳ受信部３６が、前記選
択された３個のＧＰＳ衛星Ｓ１〜Ｓ３に対する擬似距離
データを前記プロセスによって得た場合に、演算処理部
３８はこの擬似距離データと、以前、既に受信して得ら
れている航法メッセージデータから導き出される前記３
個のＧＰＳ衛星Ｓ１〜Ｓ３の衛星位置とにより二次元の
測位航法方程式をたて、これを解くことによって該自動
車３３の現在位置を求めることが可能となる。このよう
にして、航法方程式を解いて得られた自動車３３の現在
位置、走行方向、速度、ＧＰＳ航法装置の時計オフセッ
ト、該ＧＰＳ航法装置の時計オフセット変化率は、一
旦、メモリ４２に送られ格納される。一方において、こ
れらのデータは表示部４４に送られ、少なくとも、自動
車３３の現在位置、走行方向並びに速度を画面上に表示
することが可能となる。
使用して自動車３３の走行速度、方位並びに現在地点を
測定する際には、幾何学的に測位精度が最良となる最適
なＧＰＳ衛星を選択する。ＧＰＳ受信部３６が、前記選
択された３個のＧＰＳ衛星Ｓ１〜Ｓ３に対する擬似距離
データを前記プロセスによって得た場合に、演算処理部
３８はこの擬似距離データと、以前、既に受信して得ら
れている航法メッセージデータから導き出される前記３
個のＧＰＳ衛星Ｓ１〜Ｓ３の衛星位置とにより二次元の
測位航法方程式をたて、これを解くことによって該自動
車３３の現在位置を求めることが可能となる。このよう
にして、航法方程式を解いて得られた自動車３３の現在
位置、走行方向、速度、ＧＰＳ航法装置の時計オフセッ
ト、該ＧＰＳ航法装置の時計オフセット変化率は、一
旦、メモリ４２に送られ格納される。一方において、こ
れらのデータは表示部４４に送られ、少なくとも、自動
車３３の現在位置、走行方向並びに速度を画面上に表示
することが可能となる。
【００２０】ここで、前記ＧＰＳ受信アンテナ１０は、
アンテナエレメント放射導体２４が接合された誘導体層
２０と回路部品１６が接続された回路パターン２６を有
する誘導体層２２とが共通の接地導体２８を介して接合
されて構成された多層プリント基板１２に構成されてい
るため、従来のように高さ方向の寸法が大きくなること
なくコンパクトな形状にすることができる。また、例え
ば、このＧＰＳ受信アンテナ１０を自動車３３に搭載し
た場合には、形状がコンパクトなため、簡便に自動車３
３のルーフ３４等に取着することができるとともに、空
気抵抗の影響を回避することができる。さらに、従来に
比して部品点数を削減することができるため、安価なコ
ストで製造することができる。
アンテナエレメント放射導体２４が接合された誘導体層
２０と回路部品１６が接続された回路パターン２６を有
する誘導体層２２とが共通の接地導体２８を介して接合
されて構成された多層プリント基板１２に構成されてい
るため、従来のように高さ方向の寸法が大きくなること
なくコンパクトな形状にすることができる。また、例え
ば、このＧＰＳ受信アンテナ１０を自動車３３に搭載し
た場合には、形状がコンパクトなため、簡便に自動車３
３のルーフ３４等に取着することができるとともに、空
気抵抗の影響を回避することができる。さらに、従来に
比して部品点数を削減することができるため、安価なコ
ストで製造することができる。
【００２１】次に、ＧＰＳ受信アンテナの第２の実施例
を図５に示す。図６は、図５に示すＧＰＳ受信アンテナ
の縦断面図である。なお、第１実施例と同一の構成要素
には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
を図５に示す。図６は、図５に示すＧＰＳ受信アンテナ
の縦断面図である。なお、第１実施例と同一の構成要素
には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【００２２】本実施例に係るＧＰＳ受信アンテナ７０
は、信号伝送用ストリップライン７２が接続されたアン
テナエレメント放射導体７４と前置増幅器１４の接地導
体７６とを分離して多層プリント基板７８の上面に形成
し、一方、該多層プリント基板７８の下面には複数のピ
ン部材８０を介して前置増幅器１４の接地導体７６に導
通するアンテナエレメント接地導体８２と前置増幅器１
４の回路パターン８４とを分離して形成する。なお、多
層プリント基板７８の下面に形成された前記前置増幅器
１４の回路パターン８４内の信号入力端子と、アンテナ
エレメント放射導体７４に連結する信号伝送用ストリッ
プライン７２とは、該多層プリント基板７８を貫通する
ピン部材８６を介して導通状態にある。従って、本実施
例のＧＰＳ受信アンテナ７０は１枚の多層プリント基板
７８から構成されるため、ＧＰＳ受信アンテナ７０の高
さ方向の寸法を非常に小さくすることができる利点があ
る。
は、信号伝送用ストリップライン７２が接続されたアン
テナエレメント放射導体７４と前置増幅器１４の接地導
体７６とを分離して多層プリント基板７８の上面に形成
し、一方、該多層プリント基板７８の下面には複数のピ
ン部材８０を介して前置増幅器１４の接地導体７６に導
通するアンテナエレメント接地導体８２と前置増幅器１
４の回路パターン８４とを分離して形成する。なお、多
層プリント基板７８の下面に形成された前記前置増幅器
１４の回路パターン８４内の信号入力端子と、アンテナ
エレメント放射導体７４に連結する信号伝送用ストリッ
プライン７２とは、該多層プリント基板７８を貫通する
ピン部材８６を介して導通状態にある。従って、本実施
例のＧＰＳ受信アンテナ７０は１枚の多層プリント基板
７８から構成されるため、ＧＰＳ受信アンテナ７０の高
さ方向の寸法を非常に小さくすることができる利点があ
る。
【００２３】本ＧＰＳ受信アンテナ７０の動作について
は、選択されたＧＰＳ衛星からの送信電波をアンテナエ
レメント放射導体７４により受信し、前記受信信号を信
号伝送用ストリップライン７２と導通するピン部材８６
を介して前置増幅器１４の回路パターン８４に導入す
る。前置増幅器１４では、前記受信信号を所定レベルに
増幅して接続用ケーブル１８を介してＧＰＳ受信部３６
に送給する。その他の動作については、第１実施例と同
様であるので、その詳細な説明を省略する。
は、選択されたＧＰＳ衛星からの送信電波をアンテナエ
レメント放射導体７４により受信し、前記受信信号を信
号伝送用ストリップライン７２と導通するピン部材８６
を介して前置増幅器１４の回路パターン８４に導入す
る。前置増幅器１４では、前記受信信号を所定レベルに
増幅して接続用ケーブル１８を介してＧＰＳ受信部３６
に送給する。その他の動作については、第１実施例と同
様であるので、その詳細な説明を省略する。
【００２４】
【発明の効果】本発明に係るＧＰＳ受信アンテナによれ
ば、以下の効果が得られる。
ば、以下の効果が得られる。
【００２５】すなわち、従来において夫々別体に形成さ
れているアンテナエレメントと増幅手段とが多層プリン
ト基板上に配設されるため、アンテナの高さ方向の寸法
を小さくすることができる。この結果、例えば、簡便に
自動車に搭載することができるとともに、空気抵抗の影
響を回避することができる。また、従来に比して部品点
数を削減することができることから、安価なコストで製
造することができる。
れているアンテナエレメントと増幅手段とが多層プリン
ト基板上に配設されるため、アンテナの高さ方向の寸法
を小さくすることができる。この結果、例えば、簡便に
自動車に搭載することができるとともに、空気抵抗の影
響を回避することができる。また、従来に比して部品点
数を削減することができることから、安価なコストで製
造することができる。
【図１】本発明の第１の実施例に係るＧＰＳ受信アンテ
ナの斜視図である。
ナの斜視図である。
【図２】図１に示すＧＰＳ受信アンテナの縦断面図であ
る。
る。
【図３】ＧＰＳ受信装置等のブロック回路説明図であ
る。
る。
【図４】自動車のルーフに配設したＧＰＳ受信アンテナ
とＧＰＳ衛星との関係を示す説明図である。
とＧＰＳ衛星との関係を示す説明図である。
【図５】本発明の第２の実施例に係るＧＰＳ受信アンテ
ナの斜視図である。
ナの斜視図である。
【図６】図５に示すＧＰＳ受信アンテナの縦断面図であ
る。
る。
【図７】従来例に係るアンテナに前置増幅器を連設した
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図８】図７に示すアンテナの縦断面図である。
【符号の説明】 １０、７０…ＧＰＳ受信アンテナ １２…多層プリント基板 １４…前置増幅器 １６…回路部品 １８…接続用ケーブル ２０、２２…誘導体層 ２４、７４…アンテナエレメント放射導体 ２６…回路パターン ２８…接地導体
Claims (4)
- 【請求項１】受信点の位置を測定するために、ＧＰＳ衛
星からの送信電波を受信してＧＰＳ受信機へ送給するＧ
ＰＳ受信アンテナにおいて、 前記ＧＰＳ衛星からの電波を受信するアンテナエレメン
トと、 前記アンテナエレメントにより受信した電波を増幅する
増幅手段と、 前記増幅手段によって増幅された電波を前記ＧＰＳ受信
機に送給するための接続ケーブルと、 を備え、前記アンテナエレメントと増幅手段とが多層プ
リント基板を構成する各導体層に配設されることを特徴
とするＧＰＳ受信アンテナ。 - 【請求項２】請求項１記載のアンテナにおいて、 前記多層プリント基板は、アンテナエレメントを構成す
る放射導体プリントパターンと、前記放射導体プリント
パターンとともにマイクロストリップアンテナを形成す
る第１の接地導体プリントパターンと、増幅手段を構成
する回路プリントパターンと、前記回路プリントパター
ンとともにマイクロストリップ回路を形成する第２の接
地導体プリントパターンとからなる４層のプリントパタ
ーンが積層して形成されることを特徴とするＧＰＳ受信
アンテナ。 - 【請求項３】請求項１記載のアンテナにおいて、 前記多層プリント基板は、該多層プリント基板の表裏に
夫々形成された２層のプリントパターンからなり、一方
のプリントパターン層には、アンテナエレメントを構成
する放射導体プリントパターンと、第１の接地導体プリ
ントパターンとが形成され、他方のプリントパターン層
には、前記放射導体プリントパターンとともにマイクロ
ストリップアンテナを形成する第２の接地導体プリント
パターンと、前記第１の接地導体プリントパターンとと
もにマイクロストリップ回路を形成する回路プリントパ
ターンとが形成されることを特徴とするＧＰＳ受信アン
テナ。 - 【請求項４】請求項１記載のアンテナにおいて、 前記多層プリント基板は、アンテナエレメントを構成す
る放射導体プリントパターンと、増幅手段を構成する回
路プリントパターンと、前記放射導体プリントパターン
および前記回路プリントパターンとともにマイクロスト
リップアンテナおよびマイクロストリップ回路を形成す
る接地導体プリントパターンとからなる３層のプリント
パターンが積層して形成されることを特徴とするＧＰＳ
受信アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19980192A JPH0645824A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | Ｇｐｓ受信アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19980192A JPH0645824A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | Ｇｐｓ受信アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0645824A true JPH0645824A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16413858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19980192A Pending JPH0645824A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | Ｇｐｓ受信アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645824A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0725457A1 (en) * | 1995-01-31 | 1996-08-07 | Mitsumi Electric Company Ltd. | Integral type flat antenna provided with converter function |
| EP0818690A2 (en) * | 1996-07-09 | 1998-01-14 | Harada Industry Co., Ltd. | Portable DGPS receiver |
| US6181278B1 (en) * | 1997-03-21 | 2001-01-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Antenna-integral high frequency circuit electromagnetically coupling feeder circuit connected to high frequency circuit to microstrip antenna via slot coupling hole |
| KR20030044171A (ko) * | 2001-11-29 | 2003-06-09 | (주)웨이브다임 | 디지털신호를 출력하는 소형 지피에스안테나 |
| FR2843653A1 (fr) * | 2002-08-14 | 2004-02-20 | Zbigniew Sagan | Appareil electronique a antenne du type en plaque |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP19980192A patent/JPH0645824A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0725457A1 (en) * | 1995-01-31 | 1996-08-07 | Mitsumi Electric Company Ltd. | Integral type flat antenna provided with converter function |
| US5668563A (en) * | 1995-01-31 | 1997-09-16 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Integral type flat antenna provided with converter function |
| EP0818690A2 (en) * | 1996-07-09 | 1998-01-14 | Harada Industry Co., Ltd. | Portable DGPS receiver |
| EP0818690A3 (en) * | 1996-07-09 | 1999-06-09 | Harada Industry Co., Ltd. | Portable DGPS receiver |
| US6181278B1 (en) * | 1997-03-21 | 2001-01-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Antenna-integral high frequency circuit electromagnetically coupling feeder circuit connected to high frequency circuit to microstrip antenna via slot coupling hole |
| KR20030044171A (ko) * | 2001-11-29 | 2003-06-09 | (주)웨이브다임 | 디지털신호를 출력하는 소형 지피에스안테나 |
| FR2843653A1 (fr) * | 2002-08-14 | 2004-02-20 | Zbigniew Sagan | Appareil electronique a antenne du type en plaque |
| WO2004017463A3 (fr) * | 2002-08-14 | 2004-05-06 | Zbigniew Sagan | Appareil electronique a antenne du type en plaque |
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