JPH0645411Y2 - 揺れ枕効果を持つアンチロール装置 - Google Patents
揺れ枕効果を持つアンチロール装置Info
- Publication number
- JPH0645411Y2 JPH0645411Y2 JP1988091426U JP9142688U JPH0645411Y2 JP H0645411 Y2 JPH0645411 Y2 JP H0645411Y2 JP 1988091426 U JP1988091426 U JP 1988091426U JP 9142688 U JP9142688 U JP 9142688U JP H0645411 Y2 JPH0645411 Y2 JP H0645411Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- torsion bar
- vehicle body
- roll device
- roll
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は鉄道車両において、揺れ枕の効果を保持しつ
つ車両のロール剛性を高めることができるアンチロール
装置に関するものである。
つ車両のロール剛性を高めることができるアンチロール
装置に関するものである。
従来、アンチロール装置は車両のロール剛性を高めるた
めに用いられており、一方、台車の方は空気ばねの横剛
性を利用して揺れ枕を省略したものが多く実施されてい
る。
めに用いられており、一方、台車の方は空気ばねの横剛
性を利用して揺れ枕を省略したものが多く実施されてい
る。
ところで空気ばねの横剛性を利用して揺れ枕を省略した
車両では、横剛性の不足や、ロール中心が下がることな
どで、左右方向の乗り心地に若干問題がある車両も見受
けられ、その改善が求められている。
車両では、横剛性の不足や、ロール中心が下がることな
どで、左右方向の乗り心地に若干問題がある車両も見受
けられ、その改善が求められている。
ここにおいてこの考案は、車両の台車枠にこの車両の幅
方向に設けた一対の支持部材間に支承されるばね鋼から
なる捩り棒の、前記支持部材から側方へ突出する端部を
それぞれ車両の長手同一方向へ屈曲して構成し、この捩
り棒の両端を継手を介して左右に踏んばりをとるべくほ
ぼハの字状に配設した連結リンクの一端にそれぞれ連結
し、これら連結リンクの他端を車体側に球面継手を介し
て連結したり、又は車両の車体側にこの車両の幅方向に
下向きに設けた一対の支持部材間に支持される弾性材か
らなる捩り棒の、前記支持部材から側方へ突出する端部
をそれぞれ車両の長手同一方向へ屈曲して構成し、この
捩り棒の両端を球面継手を介して左右に踏んばりをとる
べくほぼハの字状に配設した連結リンクの一端にそれぞ
れ連結し、これら連結リンクの他端を台車枠に球面継手
を介して連結したりすることによつて、揺れ枕効果を持
つアンチロール装置を提案するものである。
方向に設けた一対の支持部材間に支承されるばね鋼から
なる捩り棒の、前記支持部材から側方へ突出する端部を
それぞれ車両の長手同一方向へ屈曲して構成し、この捩
り棒の両端を継手を介して左右に踏んばりをとるべくほ
ぼハの字状に配設した連結リンクの一端にそれぞれ連結
し、これら連結リンクの他端を車体側に球面継手を介し
て連結したり、又は車両の車体側にこの車両の幅方向に
下向きに設けた一対の支持部材間に支持される弾性材か
らなる捩り棒の、前記支持部材から側方へ突出する端部
をそれぞれ車両の長手同一方向へ屈曲して構成し、この
捩り棒の両端を球面継手を介して左右に踏んばりをとる
べくほぼハの字状に配設した連結リンクの一端にそれぞ
れ連結し、これら連結リンクの他端を台車枠に球面継手
を介して連結したりすることによつて、揺れ枕効果を持
つアンチロール装置を提案するものである。
この考案ではばね鋼からなる捩り棒が車両の台車枠と車
体側とのいずれか一方に支承され、この捩り棒を左右で
ほぼハの字状に配設した連結リンクを介して、前記台車
枠と車体側との他方に連結されており、走行中、車体が
枕ばね回りに純粋ロール変位をした場合には、ロール変
位により捩り棒が捩られ、その復元力はロールを戻す方
向に働き、また車体が純粋左右変位をした場合には、左
右変位によつて捩り棒が捩られ、その復元力は揺れ枕装
置の作用と同様に上心ロールの車体傾斜の方向に働くも
のである。
体側とのいずれか一方に支承され、この捩り棒を左右で
ほぼハの字状に配設した連結リンクを介して、前記台車
枠と車体側との他方に連結されており、走行中、車体が
枕ばね回りに純粋ロール変位をした場合には、ロール変
位により捩り棒が捩られ、その復元力はロールを戻す方
向に働き、また車体が純粋左右変位をした場合には、左
右変位によつて捩り棒が捩られ、その復元力は揺れ枕装
置の作用と同様に上心ロールの車体傾斜の方向に働くも
のである。
第１図（ａ）（ｂ）はこの考案の装置を取り付けた車両
の正面図及び一部側面図であつて、１は台車枠、２は車
体であり、台車枠１に車両の幅方向に設けた一対の支持
部材3,4間にばね鋼からなる捩り棒５を支承させ、この
捩り棒５の前記支持部材3,4から側方へ突出する端部6,7
をそれぞれ車両の長手方向（前後方向）の同一方向へ屈
曲して、第２図に示すような形状とし、この捩り棒５の
両端を球面継手8,9を介して連結リンク10,11の一端にそ
れぞれ連結し、左右に踏んばりをとるべくほぼハの字状
に配設したこれら連結リンク10,11の他端を車体２に対
して球面継手12,13を介して連結するのである。
の正面図及び一部側面図であつて、１は台車枠、２は車
体であり、台車枠１に車両の幅方向に設けた一対の支持
部材3,4間にばね鋼からなる捩り棒５を支承させ、この
捩り棒５の前記支持部材3,4から側方へ突出する端部6,7
をそれぞれ車両の長手方向（前後方向）の同一方向へ屈
曲して、第２図に示すような形状とし、この捩り棒５の
両端を球面継手8,9を介して連結リンク10,11の一端にそ
れぞれ連結し、左右に踏んばりをとるべくほぼハの字状
に配設したこれら連結リンク10,11の他端を車体２に対
して球面継手12,13を介して連結するのである。
上記中立位置にある第１図（ａ）（ｂ）の状態から車体
２が枕ばね回りに純粋ロール変位をした状態を示したの
が第３図（ａ）であつて、このロール変位によつて捩り
棒５は図示のように捩られ、その復元力はロールを戻す
方向に働いて第３図（ｂ）のようになる。
２が枕ばね回りに純粋ロール変位をした状態を示したの
が第３図（ａ）であつて、このロール変位によつて捩り
棒５は図示のように捩られ、その復元力はロールを戻す
方向に働いて第３図（ｂ）のようになる。
また車体２が純粋左右変位をした場合を示す第４図
（ａ）において、左右変位によつて捩り棒５が図示のよ
うに捩られ、その復元力は揺れ枕装置の作用と同様に第
４図（ｂ）に示すように上心ロールの車体傾斜の方向に
働くのである。
（ａ）において、左右変位によつて捩り棒５が図示のよ
うに捩られ、その復元力は揺れ枕装置の作用と同様に第
４図（ｂ）に示すように上心ロールの車体傾斜の方向に
働くのである。
第５図は装置の取付の一例を示すもので、前記支持部材
3,4を台車枠１の下面に下向きに設け、かつ前記連結リ
ンク10,11の他端を車体２の下に位置する枕梁14に球面
継手12,13（円筒継手など）を介して連結した場合であ
る。
3,4を台車枠１の下面に下向きに設け、かつ前記連結リ
ンク10,11の他端を車体２の下に位置する枕梁14に球面
継手12,13（円筒継手など）を介して連結した場合であ
る。
第６図はボルスタレス台車において、前記支持部材3,4
を車体２の下面に設け、これら支持部材3,4の両端に球
面継手8,9を介して一端を連結される連結リンク10,11の
他端を台車枠１に球面継手12,13を介して連結した例を
示す。
を車体２の下面に設け、これら支持部材3,4の両端に球
面継手8,9を介して一端を連結される連結リンク10,11の
他端を台車枠１に球面継手12,13を介して連結した例を
示す。
上記第５図及び第６図に示す取付例においても、連結リ
ンク10,11は左右の踏んばりをとるべくほぼハの字形に
配設するものとする。
ンク10,11は左右の踏んばりをとるべくほぼハの字形に
配設するものとする。
この考案は上記構成からなる装置によれば、極めて簡単
な構造の装置の付加によつて、車体のロール変位に対し
ても左右変位に対してもすぐれた復元作用が得られるも
のであつて、極めて有用なものである。
な構造の装置の付加によつて、車体のロール変位に対し
ても左右変位に対してもすぐれた復元作用が得られるも
のであつて、極めて有用なものである。
第１図（ａ）及び（ｂ）はこの考案の装置を装備した車
両の正面図及びその一部の側面図、第２図は捩り棒の斜
視図、第３図（ａ）及び（ｂ）は車体がロール変位をし
た状態図及びその復元状態図、第４図（ａ）及び（ｂ）
は車体が左右変位をした状態図及びその復元状態図で、
第５図及び第６図はこの考案の装置の取付例を示す図で
ある。 なお、図において、 １……台車枠 ２……車体 3,4……支持部材 ５……ばね鋼からなる捩り棒 8,9……球面継手 10,11……連結リンク 12,13……球面継手 14……枕梁 である。
両の正面図及びその一部の側面図、第２図は捩り棒の斜
視図、第３図（ａ）及び（ｂ）は車体がロール変位をし
た状態図及びその復元状態図、第４図（ａ）及び（ｂ）
は車体が左右変位をした状態図及びその復元状態図で、
第５図及び第６図はこの考案の装置の取付例を示す図で
ある。 なお、図において、 １……台車枠 ２……車体 3,4……支持部材 ５……ばね鋼からなる捩り棒 8,9……球面継手 10,11……連結リンク 12,13……球面継手 14……枕梁 である。
Claims (2)
- 【請求項１】車両の台車枠にこの車両の幅方向に設けた
一対の支持部材間に支承されるばね鋼からなる捩り棒
の、前記支持部材から側方へ突出する端部をそれぞれ車
両の長手同一方向へ屈曲して構成し、この捩り棒の両端
を球面継手を介して左右に踏んばりをとるべくほぼハの
字状に配設した連結リンクの一端にそれぞれ連結し、こ
れら連結リンクの他端を車体側に球面継手を介して連結
してなる揺れ枕効果を持つアンチロール装置。 - 【請求項２】車両の車体側にこの車両の幅方向に下向き
に設けた一対の支持部材間に支持されるばね鋼からなる
捩り棒の、前記支持部材から側方へ突出する端部をそれ
ぞれ車両の長手同一方向へ屈曲して構成し、この捩り棒
の両端を球面継手を介して左右に踏んばりをとるべくほ
ぼハの字状に配設した連結リンクの一端にそれぞれ連結
し、これら連結リンクの他端を台車枠に球面継手を介し
て連結してなる揺れ枕効果を持つアンチロール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988091426U JPH0645411Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 揺れ枕効果を持つアンチロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988091426U JPH0645411Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 揺れ枕効果を持つアンチロール装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0212973U JPH0212973U (ja) | 1990-01-26 |
| JPH0645411Y2 true JPH0645411Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=31315907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988091426U Expired - Lifetime JPH0645411Y2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 揺れ枕効果を持つアンチロール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645411Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009255641A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Hitachi Ltd | 車体構造 |
| JP5227234B2 (ja) * | 2009-01-05 | 2013-07-03 | 株式会社日立製作所 | 鉄道車両用の車体構造 |
| DE102011085029A1 (de) * | 2011-10-21 | 2013-04-25 | Luhn & Pulvermacher - Dittmann & Neuhaus GmbH | Stabilisator in Faserkunststoffverbund und Verfahren zu dessen Herstellung |
| KR101730491B1 (ko) | 2012-07-13 | 2017-04-26 | 가와사키 쥬코교 가부시키가이샤 (디/비/에이 가와사키 헤비 인더스트리즈, 리미티드) | 차체 지지 장치 및 철도 차량 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51100409U (ja) * | 1975-02-12 | 1976-08-12 |
-
1988
- 1988-07-12 JP JP1988091426U patent/JPH0645411Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0212973U (ja) | 1990-01-26 |
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