JPH0645162Y2 - プレートフィン型熱交換器 - Google Patents
プレートフィン型熱交換器Info
- Publication number
- JPH0645162Y2 JPH0645162Y2 JP1988167180U JP16718088U JPH0645162Y2 JP H0645162 Y2 JPH0645162 Y2 JP H0645162Y2 JP 1988167180 U JP1988167180 U JP 1988167180U JP 16718088 U JP16718088 U JP 16718088U JP H0645162 Y2 JPH0645162 Y2 JP H0645162Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- high temperature
- temperature fluid
- fin type
- type heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高温燃焼排ガスや蒸気等のような高温流体の
熱交換に使用するプレートフィン型熱交換器の改良に関
する。
熱交換に使用するプレートフィン型熱交換器の改良に関
する。
一般に使用されているプレートフィン型熱交換器は、第
３図に示すように、上下のチューブプレート1,1間に形
成される空間の両側端部にスペーサーバー2,2を配し、
スペーサーバー2,2間に伝熱フィン３を配して形成した
流体通路を必要段数高さに積層し、一体にろう付したも
のである。同図に示す熱交換器は、流体通路が交互に直
交させて組立てあり、高温流体Ａと低温流体Ｂは隣接す
る側面5,6から流体通路内へ供給され、矢印で示すよう
に互いに直交方向へ流動して熱交換される。
３図に示すように、上下のチューブプレート1,1間に形
成される空間の両側端部にスペーサーバー2,2を配し、
スペーサーバー2,2間に伝熱フィン３を配して形成した
流体通路を必要段数高さに積層し、一体にろう付したも
のである。同図に示す熱交換器は、流体通路が交互に直
交させて組立てあり、高温流体Ａと低温流体Ｂは隣接す
る側面5,6から流体通路内へ供給され、矢印で示すよう
に互いに直交方向へ流動して熱交換される。
プレートフィン型熱交換器には、上記した直交流型のほ
か、高温流体と低温流体が同じ方向に流れる向流型その
他がある。
か、高温流体と低温流体が同じ方向に流れる向流型その
他がある。
しかしながら、上記第３図に示した従来のプレートフィ
ン型熱交換器は、例えば高温燃焼排ガスや蒸気のような
高温流体の熱交換に用いると、高温流体Ａの流入口であ
る一側面において各段のチューブプレート１の左右両端
部（○で囲んで示す）が変形したり破損したりするとい
う問題があった。
ン型熱交換器は、例えば高温燃焼排ガスや蒸気のような
高温流体の熱交換に用いると、高温流体Ａの流入口であ
る一側面において各段のチューブプレート１の左右両端
部（○で囲んで示す）が変形したり破損したりするとい
う問題があった。
これは、高温流体Ａが流れるとチューブプレート１中央
部に挿入された伝熱フィン３は急速に加熱されるのに対
し、チューブプレート１左右両端に接するスペーサーバ
ー２は熱容量が大きく加熱されにくいため、チューブプ
レート１の中央部と左右両端部とで極端な温度差が生
じ、この境界部分に非常に大きな熱応力が過度的に発生
するからである。
部に挿入された伝熱フィン３は急速に加熱されるのに対
し、チューブプレート１左右両端に接するスペーサーバ
ー２は熱容量が大きく加熱されにくいため、チューブプ
レート１の中央部と左右両端部とで極端な温度差が生
じ、この境界部分に非常に大きな熱応力が過度的に発生
するからである。
本考案は、このような問題を解決するためになされたも
ので、高温燃焼排ガスや蒸気のような高温流体の熱交換
に使用しても熱応力の発生による変形や破損を生じるこ
とのないプレートフィン型熱交換器の提供を目的とする
ものである。
ので、高温燃焼排ガスや蒸気のような高温流体の熱交換
に使用しても熱応力の発生による変形や破損を生じるこ
とのないプレートフィン型熱交換器の提供を目的とする
ものである。
上記目的を達成するために、本考案では、上下のチュー
ブプレート1,1間に形成された空間の両側端部にスペー
サーバー2,2を配し、スペーサーバー2,2間に伝熱フィン
３を配して形成した流体通路を複数段積層し、各流体通
路に高温流体Ａと低温流体Ｂとを段違いに通過させて熱
交換を行うプレートフィン型熱交換器において、高温流
体通路を構成するチューブプレート１の両側端部と両側
のスペーサーバー2,2との間に、幅がスペーサーバー２
より大きい補強プレート4,4を、それぞれの内側部が高
温流体通路側へ突出するようにそれぞれ配設した。
ブプレート1,1間に形成された空間の両側端部にスペー
サーバー2,2を配し、スペーサーバー2,2間に伝熱フィン
３を配して形成した流体通路を複数段積層し、各流体通
路に高温流体Ａと低温流体Ｂとを段違いに通過させて熱
交換を行うプレートフィン型熱交換器において、高温流
体通路を構成するチューブプレート１の両側端部と両側
のスペーサーバー2,2との間に、幅がスペーサーバー２
より大きい補強プレート4,4を、それぞれの内側部が高
温流体通路側へ突出するようにそれぞれ配設した。
上記の構成によれば、チューブプレート１は、伝熱フィ
ン３と接する中央部の両側に、補強プレート４の突出部
４′と接する部分を有し、更にその両側にスペーサーバ
ー２および補強プレート４の重合体に接する部分を有す
ることになる。この結果、高温流体Ａの通路内流入によ
って加熱されるチューブプレート１の幅方向温度分布
は、中央部から補強プレート４突出部４′との接触部を
へて左右両端部へと段階的に低くなり、急激な温度差が
緩和されて熱応力の発生がなくなる。また、補強プレー
ト４は熱交換器全体の剛性をも高める。したがって熱応
力を原因とするチューブプレートの変形や破損を防止で
きる。
ン３と接する中央部の両側に、補強プレート４の突出部
４′と接する部分を有し、更にその両側にスペーサーバ
ー２および補強プレート４の重合体に接する部分を有す
ることになる。この結果、高温流体Ａの通路内流入によ
って加熱されるチューブプレート１の幅方向温度分布
は、中央部から補強プレート４突出部４′との接触部を
へて左右両端部へと段階的に低くなり、急激な温度差が
緩和されて熱応力の発生がなくなる。また、補強プレー
ト４は熱交換器全体の剛性をも高める。したがって熱応
力を原因とするチューブプレートの変形や破損を防止で
きる。
第１図は、本考案を実施したプレートフィン型熱交換器
の一例であり、第２図はその部分拡大である。上下のチ
ューブプレート1,1間に形成された空間の両側端部にス
ペーサーバー2,2を配し、スペーサーバー2,2間に波型の
伝熱フィン３を配して形成した流体通路を必要段数高さ
に積層してなる全ステンレス製のプレートフィン型熱交
換器は、流体通路を形成する伝熱フィン３が一段毎に直
交方向を向くいわゆる直交流型に組立てられており、高
温流体Ａと低温流体Ｂは隣接する側面5,6から段違いに
流体通路に入り、矢印の如く直交方向へ流れて熱交換さ
れるようになっている。
の一例であり、第２図はその部分拡大である。上下のチ
ューブプレート1,1間に形成された空間の両側端部にス
ペーサーバー2,2を配し、スペーサーバー2,2間に波型の
伝熱フィン３を配して形成した流体通路を必要段数高さ
に積層してなる全ステンレス製のプレートフィン型熱交
換器は、流体通路を形成する伝熱フィン３が一段毎に直
交方向を向くいわゆる直交流型に組立てられており、高
温流体Ａと低温流体Ｂは隣接する側面5,6から段違いに
流体通路に入り、矢印の如く直交方向へ流れて熱交換さ
れるようになっている。
そして、高温流体Ａの流体通路を構成する上下チューブ
プレート１の左右両端部と、両側のスペーサーバー2,2
との間には、補強プレート4,4がそれぞれ設けられてい
る。これらの補強プレート４は、幅（Ｗ）がスペーサー
バー２よりも広く形成してあり、外側端面をチューブプ
レート１およびスペーサーバー２の端面と整合されて取
付けると、内側部はスペーサーバー２よりも流体通路側
へ突出する突出部４′となる。図示例の場合、補強プレ
ート４の幅（Ｗ）はスペーサーバー２の約倍程度、厚さ
はスペーサーバー２の約1/4程度であり、取付けはろう
付により行われている。
プレート１の左右両端部と、両側のスペーサーバー2,2
との間には、補強プレート4,4がそれぞれ設けられてい
る。これらの補強プレート４は、幅（Ｗ）がスペーサー
バー２よりも広く形成してあり、外側端面をチューブプ
レート１およびスペーサーバー２の端面と整合されて取
付けると、内側部はスペーサーバー２よりも流体通路側
へ突出する突出部４′となる。図示例の場合、補強プレ
ート４の幅（Ｗ）はスペーサーバー２の約倍程度、厚さ
はスペーサーバー２の約1/4程度であり、取付けはろう
付により行われている。
なお、図示例は補強プレート４を高温流体Ａ用の流体通
路にのみ設けた例であるが、これに限るものではなく、
低温流体Ｂ用の流体通路にも設けてもよい。
路にのみ設けた例であるが、これに限るものではなく、
低温流体Ｂ用の流体通路にも設けてもよい。
以上に説明したとおり、本考案のプレートフィン型熱交
換器は、高温流体通路を構成するチューブプレート１の
両側端部と両側のスペーサーバー2,2との間に、内側部
が高温流体通路側へ突出する補強プレート4,4を配置し
て、チューブプレートに極端な温度差が生じないよう構
成したから、熱応力が発生せず、しかも補強プレートの
取付けによって熱交換器全体の剛性も高められる。した
がって、チューブプレートの変形や破損等の事故を生じ
ることがない。
換器は、高温流体通路を構成するチューブプレート１の
両側端部と両側のスペーサーバー2,2との間に、内側部
が高温流体通路側へ突出する補強プレート4,4を配置し
て、チューブプレートに極端な温度差が生じないよう構
成したから、熱応力が発生せず、しかも補強プレートの
取付けによって熱交換器全体の剛性も高められる。した
がって、チューブプレートの変形や破損等の事故を生じ
ることがない。
第１図は本考案プレートフィン型熱交換器の斜視図、第
２図は本考案プレートフィン型熱交換器の一部拡大図、
第３図は従来のプレートフィン型熱交換器を説明する斜
視図である。 1:チューブプレート、2:スペーサーバー、3:伝熱フィ
ン、4:補強プレート、5:一側面（高温流体流入口）、6:
一側面（低温流体流入口）。
２図は本考案プレートフィン型熱交換器の一部拡大図、
第３図は従来のプレートフィン型熱交換器を説明する斜
視図である。 1:チューブプレート、2:スペーサーバー、3:伝熱フィ
ン、4:補強プレート、5:一側面（高温流体流入口）、6:
一側面（低温流体流入口）。
Claims (1)
- 【請求項１】上下のチューブプレート（１），（１）間
に形成された空間の両側端部にスペーサーバー（２），
（２）を配し、スペーサーバー（２），（２）間に伝熱
フィン（３）を配して形成した流体通路を複数段積層
し、各流体通路に高温流体Ａと低温流体Ｂとを段違いに
通過させて熱交換を行うプレートフィン型熱交換器にお
いて、高温流体通路を構成するチューブプレート（１）
の両側端部と両側のスペーサーバー（２），（２）との
間に、幅がスペーサーバー（２）より大きい補強プレー
ト（４），（４）を、それぞれの内側部が高温流体通路
側へ突出するようにそれぞれ配設したことを特徴とする
プレートフィン型熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988167180U JPH0645162Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | プレートフィン型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988167180U JPH0645162Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | プレートフィン型熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0292477U JPH0292477U (ja) | 1990-07-23 |
| JPH0645162Y2 true JPH0645162Y2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=31455243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988167180U Expired - Fee Related JPH0645162Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | プレートフィン型熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645162Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS47748U (ja) * | 1971-01-18 | 1972-08-05 |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP1988167180U patent/JPH0645162Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0292477U (ja) | 1990-07-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |