JPH0644436Y2 - カテーテル - Google Patents

カテーテル

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JPH0644436Y2
JPH0644436Y2 JP1991080328U JP8032891U JPH0644436Y2 JP H0644436 Y2 JPH0644436 Y2 JP H0644436Y2 JP 1991080328 U JP1991080328 U JP 1991080328U JP 8032891 U JP8032891 U JP 8032891U JP H0644436 Y2 JPH0644436 Y2 JP H0644436Y2
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JP
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pipe
catheter
main pipe
main
injection port
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JP1991080328U
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JPH0521961U (ja
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重信 高根
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重信 高根
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直腸・膣等に挿入して
造影剤等の薬液を注入してX線検査・洗浄等を行う直腸
カテーテル・膣カテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカテーテルは、薬液等の注入路、
腸内への空気圧送路及び***物排出路を兼用する主管の
みで構成されていた。そのため、薬液注入時に主管に残
った***物***後に2回目の薬液注入をする時に、又は
使用後の充分に洗浄されていないカテーテルの再使用時
に、***物・薬液が再び腸・膣内へ流戻されることが多
々あり、細菌等が拡散することによって病状を悪化させ
る等の問題があった。
【0003】又、従来のカテーテルは、主管及び先端の
バルーンをシリコンゴム・ゴム等で一体成形して製造さ
れていた。そのため、製造コストが高くなり、本来使い
捨てされるべきカテーテルを消毒して再使用するという
不衛生的な使用法を招くこととなっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した問題
点を解消し、使い捨て可能なコストで提供でき、しかも
注入薬液・造影剤等に***物が混入することのない衛
であり、更に折曲し易い素材でもって可撓性をもたせ
られるようにしたカテーテルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
考案の要旨は、 1) 直腸・膣内に主管を挿入して薬剤・空気の注入と
排出を行うカテーテルにおいて、紙・合成紙・合成樹脂
等の折曲し易い素材を蛇腹状に成形して可撓性をもたせ
るように製作された主管内に、薬液注入パイプと空気注
入パイプをその先端が主管の先端近くに来るよう配し、
薬液注入口及び空気注入口及び排出口を備えた分岐コネ
クタを該主管の後端に嵌着し、前記薬液注入口に前記薬
液注入パイプを又前記空気注入口に前記空気注入パイプ
を夫々取付け、主管内の残存空間と前記排出口とを連通
させ、分岐コネクタの外側各注入口・排出口夫々チュー
ブを接続し、主管外周の先端付近にカテーテル固定用の
バルーン又はストッパーを備えたことを特徴とするカテ
ーテル 2) 直腸・膣内に主管を挿入して薬剤・空気の注入と
排出を行うカテーテルにおいて、紙・合成紙・合成樹脂
等の折曲し易い素材を用いた管壁の外周又は内周に1又
は複数の紐材を螺旋状に貼設して可撓性をもたせるよう
に製作された主管内に、薬液注入パイプと空気注入パイ
プをその先端が主管の先端近くに来るよう配し、薬液注
入口及び空気注入口及び排出口を備えた分岐コネクタを
該主管の後端に嵌着し、前記薬液注入口に前記薬液注入
パイプを又前記空気注入口に前記空気注入パイプを夫々
取付け、主管内の残存空間と前記排出口とを連通させ、
分岐コネクタの外側各注入口・排出口夫々チューブを接
し、主管外周の先端付近にカテーテル固定用のバルー
ン又はストッパーを備えたことを特徴とするカテーテル 3) カテーテルが分岐コネクタに薬液注入パイプ及び
空気注入パイプを取付け、同分岐コネクタと主管とを接
合してなるものである前記1)又は2)いずれかに記載
カテーテル にある。
【0006】
【作用】本考案のカテーテルは、その主管を腸・膣内に
挿入し、薬液注入口及び空気注入口より主管内部に配さ
れたパイプを通じて、腸・膣内に薬液・造影剤や空気を
送入し、主管内部の残存空間を排出路として排出口より
***物等を排出するものである。つまり、注入薬液・造
影剤の送入路と***物の排出路が独立しているので、薬
液等に***物が混入し腸・膣内に流戻することはなく衛
生的である。
【0007】又、本考案では腸・膣内に挿入する主管を
紙・合成紙・合成樹脂等の安価な素材を用いて製作する
ことで、カテーテルの製造コストを低く抑えている。と
同時に、患者の動き等によってカテーテルが使用中に折
曲することのないよう主管には可撓性をもたせてある。
これによって、カテーテル使用中に主管が折曲し、***
物排出路となる空間が圧潰され、***物等が腸・膣内に
流戻することのないよう、且つ主管の折曲部によって腸
・膣の内面を傷つけることのないよう考慮されており、
従来のゴム製のカテーテルに比べ低コストでありながら
も作用的には何ら孫色のないものとなっている。本考案
では、主管管壁を蛇腹状に成形し、或いは管壁外周又は
内周に紐材を螺旋状に貼設して主管に可撓性をもたせた
ものもある。
【0008】本考案によれば、カテーテルを主管・パイ
プ・分岐コネクタの3部材を各々製造して接合するだけ
でカテーテルを製造できる。単純な形状の部材を製作
し、それらを接合して組立てるだけのシンプルな製造工
程でよくなるので、一層容易且つ低コストで製造でき
る。
【0009】
【実施例】実施例については、以下の図面に基づき説明
する。図1は第1実施例を示す斜視図、図2は同分解斜
視図、図3は同断面図、図4は図1のA−A断面図、図
5は同B−B断面図、図6は同C−C断面図、図7は同
D−D断面図、図8は第2実施例を示す斜視図である。
【0010】第1実施例(図1〜図7参照)本実施例の
カテーテル1の主管2は、紙製管体の表面を所定色に着
色した後、シリコンゴム等に浸漬して防水加工を施した
ものである。シリコンゴムは主管に又可撓性を与える作
用もする。又、主管2の管壁は蛇腹状に成形してあり、
可撓性を有する。主管2の先端は外径を小さく且つ丸く
加工してあり、患者への挿入をできるだけ容易なものと
している。又、管壁には排出用開口部3が対向して2ケ
所穿設してあり、***物の排出性を高めている。
【0011】該排出用開口部3の後方の主管管壁外周に
は、カテーテル固定用バルーン4を2ケ有している。同
バルーン4は、シリコンのチューブ材5を主管2に緩嵌
し、その上から熱収縮性樹脂よりなるバンド材6を用い
て緊締して固定した後、該チューブ材5の非固定部分を
反転重合して接合する方法でもって製造されている。
尚、同バルーン4の膨縮用空気は、先端をバルーン4内
に有する空気チューブ7でもって出入される。8はバル
ーン4内の空気圧を保持するための逆止弁である。
【0012】主管2内には、薬液注入パイプ9及び空気
注入パイプ10をその両先端部が主管2先端近くに来る
よう配してある。又、前記パイプ9,10はその側壁を
互いに接合して剛性を高め、薬液等の注入に支障のない
よう構成している。又、前記パイプ9,10は、夫々主
管2後端に嵌着された分岐コネクタ11の分岐管12,
13に継合され、薬液注入口14及び空気注入口15と
連通する。
【0013】分岐コネクタ11は、主管2の後端へ嵌着
可能な外装部材11aに栓部材11bを嵌合して接合し
たものである。プラスチック製とすることで大量生産で
き、しかも構造もシンプルで組立も容易であるのでコス
トを低減できる。又、分岐コネクタ11の分岐管16は
主管2の残存する内部空間と連通し、***物排出口17
となる。即ち、薬液・空気は前記パイプ9,10で送入
され、***物は主管2の残存する内部空間を排出路18
として排出されるので、細菌等が再び腸内に流戻せず衛
生的である。さらに、各注入口14,15及び排出口1
7には、夫々分岐管内に逆止弁19を備えておくとよ
い。
【0014】第2実施例(図5参照)本実施例のカテー
テル20は、主管21管壁外周に沿って螺旋状にビニル
紐22が貼設してある。これにより、紙等の折曲し易い
素材に可撓性をもたせてある。又、カテーテル固定用の
バルーン23は1ケで挿入時の内部固定用である。外部
固定用として、本実施例ではツバ状のストッパー24を
主管2に嵌装してある。他の構成や作用は第1実施例と
同様でよいので省略する。
【0015】本考案は上記した実施例に限定されるもの
ではなく、バルーンの製造方法やバルーンへの空気送入
法は適当としてよい。又、主管に可撓性をもたせるため
の紐材は防湿性のものが好ましいが、素材は適当に選べ
る。又、紐でなくとも合成樹脂膜を主管管壁の外周又は
内周に張設することでもよい。又、上記実施例では主管
の素材を紙としたが、もちろん合成紙や合成樹脂或いは
ビニル等を紙で挟装した重層紙等でもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案は以上説明したように材料費を低
減できるので、低コストでカテーテルを製造できる。さ
らに、その製造工程をシンプルな構造の部材を製作し、
それらを接着剤等で接合するというシンプルな工程にす
ることができるので、一層低価格なカテーテルを提供で
き、使い捨てを促進できる。又、注入薬液に***物が混
入することがないので、大変衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す斜視図である。
【図2】第1実施例を示す分解斜視図である。
【図3】第1実施例を示す断面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図1のB−B断面図である。
【図6】図1のC−C断面図である。
【図7】図1のD−D断面図である。
【図8】第2実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カテーテル 2 主管 3 開口部 4 バルーン 5 チューブ材 6 バンド材 7 空気チューブ 8 逆止弁 9 薬液注入パイプ 10 空気注入パイプ 11 分岐コネクタ 12 分岐管 13 分岐管 14 薬液注入口 15 空気注入口 16 分岐管 17 排出口 18 排出路 19 逆止弁 20 カテーテル 21 主管 22 ビニル紐 23 バルーン 24 ストッパー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直腸・膣内に主管を挿入して薬剤・空気
    の注入と排出を行うカテーテルにおいて、紙・合成紙・
    合成樹脂等の折曲し易い素材を蛇腹状に成形して可撓性
    をもたせるように製作された主管内に、薬液注入パイプ
    と空気注入パイプをその先端が主管の先端近くに来るよ
    う配し、薬液注入口及び空気注入口及び排出口を備えた
    分岐コネクタを該主管の後端に嵌着し、前記薬液注入口
    に前記薬液注入パイプを又前記空気注入口に前記空気注
    入パイプを夫々取付け、主管内の残存空間と前記排出口
    とを連通させ、分岐コネクタの外側各注入口・排出口夫
    々チューブを接続し、主管外周の先端付近にカテーテル
    固定用のバルーン又はストッパーを備えたことを特徴と
    するカテーテル。
  2. 【請求項2】 直腸・膣内に主管を挿入して薬剤・空気
    の注入と排出を行うカテーテルにおいて、紙・合成紙・
    合成樹脂等の折曲し易い素材を用いた管壁の外周又は内
    周に1又は複数の紐材を螺旋状に貼設して可撓性をもた
    せるように製作された主管内に、薬液注入パイプと空気
    注入パイプをその先端が主管の先端近くに来るよう配
    し、薬液注入口及び空気注入口及び排出口を備えた分岐
    コネクタを該主管の後端に嵌着し、前記薬液注入口に前
    記薬液注入パイプを又前記空気注入口に前記空気注入パ
    イプを夫々取付け、主管内の残存空間と前記排出口とを
    連通させ、分岐コネクタの外側各注入口・排出口夫々チ
    ューブを接続し、主管外周の先端付近にカテーテル固定
    用のバルーン又はストッパーを備えたことを特徴とする
    カテーテル。
  3. 【請求項3】 カテーテルが分岐コネクタに薬液注入パ
    イプ及び空気注入パイプを取付け、同分岐コネクタと主
    管とを接合してなるものである請求項1又は2いずれか
    に記載のカテーテル。
JP1991080328U 1991-09-07 1991-09-07 カテーテル Expired - Lifetime JPH0644436Y2 (ja)

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JPH0521961U JPH0521961U (ja) 1993-03-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3527409B2 (ja) * 1998-04-30 2004-05-17 シュアメド株式会社 造影剤注入装置
JP5390982B2 (ja) * 2009-08-06 2014-01-15 ホリスター・インコーポレイテッド 改良された人工肛門装置
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