JPH0644356A - 文字処理方法および装置 - Google Patents

文字処理方法および装置

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JPH0644356A
JPH0644356A JP4217248A JP21724892A JPH0644356A JP H0644356 A JPH0644356 A JP H0644356A JP 4217248 A JP4217248 A JP 4217248A JP 21724892 A JP21724892 A JP 21724892A JP H0644356 A JPH0644356 A JP H0644356A
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JP
Japan
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character
input
parameter
character input
window
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Application number
JP4217248A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Kawamoto
剛志 河本
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Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文字入力時に、修飾パラメータを容易に変更ま
たは設定可能とする。 【構成】文字入力処理部13は、文字入力バッファ15
を初期化し、ディスプレイ3の画面上に、パラメータ入
力エリアとエディットウィンドウとを有するダイアログ
ボックスを表示させるとともに、ダイアログボックスの
エディットウィンドウへの文字の入力のための処理を行
う。パラメータ処理部14は、ダイアログボックスのパ
ラメータ入力エリアへのパラメータの設定・変更入力の
ための処理を行う。文字入力バッファ15は、文字入力
処理時に、主としてエディットウィンドウへの入力文
字、およびパラメータ入力エリアへのパラメータの設定
内容を一時保持する。転送制御部16は、設定入力内容
が確定した時点で、文字入力バッファ15の内容をメモ
リ17へ転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字図形作成システ
ム、DTP(desktop publishing)システム、ワードプ
ロセシングシステム等のごとく文字列を含むデータを処
理する文字処理システムに係り、特に看板等の作成に使
用される文字図形作成システムに好適な文字処理方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DTPシステムあるいはCADシステム
に類似したシステムとして、文字および図形を所望に応
じて形成配置して図形データを作成し、その輪郭線に従
ってカッティングプロッタにより例えばカラー粘着シー
ト(背面に粘着用接着剤のついたカラーシート)をカッ
トし、文字シートを作成して看板、標識等の文字として
用いる文字図形作成システムがある。この文字図形作成
システムでは、ロゴマーク等のような簡単な図形も取り
扱うが、主として文字を取り扱う。
【0003】このような文字図形作成システムでは、作
成しようとする文字図形データにおける文字列に対して
は、文字または文字列からなる行を単位として、種々の
表現形態を規定する種々の修飾が行われる。このような
文字および行に対する修飾パラメータには、例えば、文
字の書体を指定する書体番号、指定された書体番号の書
体データに該当する文字コードのデータがない場合に使
用する書体を指定する補助書体番号、文字の高さを指定
する文字高さ、文字の幅を指定する文字幅、文字を斜体
化する場合の斜体の角度を指定する斜体角、文字の感覚
を指定する文字間隔、文字を回転する場合の回転角、文
字列からなる行と行との間隔を指定する文字間隔、1行
の文字列の長さを指定する文字列長、文字列を縦書きと
するか横書きとするかを指定する文字並び、および上側
揃え(縦書きの場合に上端を揃える)、下側揃え(縦書
きの場合に下端を揃える)、左側揃え(横書きの場合に
左端を揃える)、右側揃え(横書きの場合に右端を揃え
る)、中央揃え(縦書きおよび横書きのいずれの場合に
おいても文字列の中央を揃える)のように文字列の配置
を指定する文字列揃え等がある。
【0004】これらの文字および行に対する修飾パラメ
ータは、文字列に関するパラメータ情報として、文字ま
たは文字列の文字コード情報等と共に文字図形データ中
に保存される。このような、文字および行に対する修飾
パラメータは、一般に、文字および文字列の入力時に
は、システムの初期設定情報に従って設定される。シス
テムの初期設定情報では、通常の場合、文字または文字
列の修飾パラメータは標準的な文字入力に合わせて設定
されるので、文字または文字列の表現形態としては不十
分であることも少なくない。このような場合に、所望の
修飾を行うためには、一旦、システムの初期設定に従っ
て文字および文字列を入力した後に、システムの文字編
集機能を用い、所望の文字または文字列を指定して修飾
パラメータを変更・設定することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の文字図形作成システムでは、所望の修飾を行うため、
文字および文字列を入力した後に、文字編集機能を使用
して所望の文字または文字列を指定して修飾パラメータ
を変更または設定することが多かった。しかしながら、
このように、文字および文字列を入力した後に、文字編
集機能を使用して所望の文字または文字列の修飾パラメ
ータを変更または設定することは、非常に煩雑な作業と
なり、しかもその作業の煩雑さ故に編集の柔軟性に乏し
かった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、文字および文字列に関する修飾パラメータ
を、文字入力時に、文字入力操作と関連して、容易に変
更または設定することを可能とし、文字および文字列の
修飾パラメータの設定の柔軟性を向上し得る文字処理方
法および装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る文字処理方
法は、文字入力の指示を行う文字入力指示ステップと、
前記文字入力の指示に応答して文字入力ウィンドウを表
示させると共に複数行の文字を保持し得る文字入力バッ
ファを確保するウィンドウ表示ステップと、前記文字入
力バッファに文字を入力する文字入力ステップと、前記
文字入力バッファに格納された文字を前記文字入力ウィ
ンドウ内に表示させる入力表示ステップと、前記文字入
力バッファ内の文字を編集する文字編集ステップと、前
記文字入力ステップおよび文字編集ステップの少なくと
も一方により処理された文字入力バッファ内の文字を文
字画像データファイルを格納する記憶部に転送する文字
転送ステップとを有することを特徴としている。
【0008】本発明に係る文字処理装置は、少なくとも
文字および座標情報を含む情報を入力するための入力手
段と、文字列を含む文字画像データを記憶するための記
憶手段と、少なくとも複数行の文字情報を格納し得る容
量を有し、前記入力手段により入力された文字情報を一
時的に保持するための文字入力バッファと、前記記憶手
段に記憶された複数行の文字列を含む文字画像データを
表示するための表示手段と、文字入力指示コマンドを含
むコマンドを入力するためのコマンド入力手段と、前記
文字入力指示コマンドに応答して前記表示手段に文字入
力ウィンドウを表示させるためのウィンドウ表示手段
と、前記文字入力バッファに格納された文字を前記表示
手段の文字入力ウィンドウに表示させるための入力表示
手段と、前記文字入力バッファに保持され且つ前記文字
入力ウィンドウに表示された文字データを編集処理する
ための文字編集手段と、前記文字入力バッファ内の文字
データを文字図形データファイルの一部として前記記憶
手段に格納するための格納処理手段とを具備することを
特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の文字処理方法および装置においては、
文字入力の指示に応答して文字入力ウィンドウを表示さ
せると共に複数行の文字を保持し得る文字入力バッファ
を確保し、入力された文字を前記文字入力バッファに格
納し且つ前記文字入力ウィンドウ内に表示させて、前記
文字入力バッファ内の文字を必要に応じて編集し、入力
されまたは編集された文字入力バッファ内の文字を文字
画像データファイルに転送するので、文字および文字列
に関する修飾パラメータを、文字入力時に、文字入力操
作と関連して、容易に変更または設定することが可能と
なり、文字および文字列の修飾パラメータの設定の柔軟
性が向上する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る文字処理装置
が組み込まれた文字図形作成システムの概略的な構成を
示している。本実施例の文字図形作成システムでは、複
数行の文字/文字列を表示および保持し得る入力ウィン
ドウおよびバッファを介して文字入力を行い、文字入力
時に、複数行の文字/文字列について、入力および修飾
パラメータの変更または設定を容易に行うことができ
る。
【0011】図1に示す文字図形作成システムは、文字
図形処理部1、入力装置2、ディスプレイ3、出力装置
4および記憶装置5を備えている。文字図形処理部1
は、CPU(中央処理装置)(図示していない)を含ん
でおり、文字/文字列の入力のための文字処理を含む文
字図形処理を実行する。入力装置2は、キーボード等の
操作入力装置、マウス等のポインティングデバイス、お
よびイメージスキャナ等の画像読み取り装置を含み、オ
ペレータによる操作入力情報および文字図形処理に必要
なその他の外部情報を文字図形処理部1に入力する。デ
ィスプレイ3は、文字図形処理部1による文字図形処理
にかかわる画像情報、入力装置2による入力に関連した
情報等の必要な情報を表示する。出力装置4は、カッテ
ィングプロッタ、プロッタまたはプリンタ等の少なくと
もいずれかを含み、文字図形処理部1により処理された
文字図形情報によりカラー粘着シート等をカッティング
し、あるいは文字図形情報をハードコピーとして出力す
る。記憶装置5は、例えばハードディスク装置のような
ディスク装置等からなり、文字図形処理部1と関連して
動作して、処理前、処理後および処理中の文字図形情
報、画像情報等のデータを必要に応じて格納する。
【0012】文字図形処理部1は、この場合、文字図形
データの編集等の文字図形処理を実行するための構成に
加えて、本発明実施例に係る文字処理を実行するための
メモリ/表示制御部11、編集処理部12、文字入力処
理部13、パラメータ処理部14、文字入力バッファ1
5、転送制御部16およびメモリ17を含んでいる。
【0013】メモリ/表示制御部11は、メモリ17の
読出し/書込みおよびディスプレイ3による表示を制御
する。このメモリ/表示制御部11の制御により、メモ
リ17に対する編集中の文字図形情報の読出し/書込み
(削除および書換を含む)が行われるとともに、ディス
プレイ3の画面への図面データ等の表示が行われる。編
集処理部12は、文字図形処理の間、随時機能し、例え
ばディスプレイ3の画面との対話的操作等によって、文
字入力処理、図形処理、カーソル制御処理、およびコマ
ンド選択処理等の編集処理、ならびに終了処理の各処理
を制御/実行する。このため、編集処理部12は必要に
応じてメモリ/表示制御部11を制御する。
【0014】文字入力処理部13は、編集処理の過程で
文字入力コマンドが選択されたときに、編集処理部12
と関連して動作し、文字入力、すなわち文字または文字
列の入力を行うための制御を行う。文字入力処理部13
による文字入力処理は、入力装置2の例えばマウスをオ
ペレータが操作することにより、編集処理部12および
メモリ/表示制御部11を介してディスプレイ3に表示
されるカーソルをディスプレイの画面上で移動させ、画
面上の文字入力コマンドのためのアイコン(icon)を指
示することにより開始される。文字入力処理部13は、
処理が開始されると、まず文字入力のための文字入力バ
ッファ15を初期化し且つ編集処理部12およびメモリ
/表示制御部11を介してディスプレイ3の画面上に文
字入力ウィンドウ(以下、「ダイアログボックス」と称
する)を表示させる。
【0015】ダイアログボックスは、この場合、文字お
よび文字列を修飾するパラメータの設定内容を表示する
ためのパラメータ入力エリアと、入力された文字および
文字列自体を複数行にわたって表示するためのテキスト
入力エリア(以下、「エディットウィンドウ」と称す
る)とを含んでいる。文字入力処理部13は、さらに、
入力装置2および編集処理部12と関連して機能し、ダ
イアログボックスのエディットウィンドウへの文字また
は文字列の入力のための処理を行う。ダイアログボック
スのエディットウィンドウへの文字または文字列の入力
は、例えば、入力装置2のキーボードを操作して逐次文
字を入力し、漢字を入力する場合は、文字入力処理部1
3に含まれるいわゆるフロントエンドプロセッサ(FE
P)による所定のかな−漢字変換機能を機能させて入力
文字を漢字に変換させることにより行う。
【0016】パラメータ処理部14は、入力装置2およ
び編集処理部12と関連して機能し、主としてダイアロ
グボックスのパラメータ入力エリアへのパラメータの設
定・変更入力のための処理を行う。ダイアログボックス
のパラメータ入力エリアへのパラメータの設定・変更入
力は、例えば、入力装置2を介して適宜カーソルを移動
させ、パラメータ入力エリアの所望のパラメータの設定
内容の表示部を指示させて、設定・変更すべき内容をキ
ーボードにより入力するか、設定・変更すべきパラメー
タの設定内容の表示部を指示させて選択することにより
行う。
【0017】ダイアログボックスのパラメータ入力エリ
アへのパラメータの設定変更入力を行うためのパラメー
タ入力モードと、ダイアログボックスのエディットウィ
ンドウへの文字または文字列の入力およびその入力文字
および文字列の編集を行うためのエディットモードとの
切換は、所定のキー入力またはマウスによる所定の指示
操作により行われる。パラメータ入力モードからエディ
ットモードへの切換は、パラメータ処理部14の制御に
より行われ、エディットモードからパラメータ入力モー
ドへの切換は、文字入力処理部13の制御により行われ
る。
【0018】文字入力バッファ15は、文字または文字
列の入力処理時に、主としてエディットウィンドウへの
入力文字および文字列を一時保持するためのバッファメ
モリであり、この場合、さらにそのエディットウィンド
ウへの入力文字および文字列に関連するパラメータ入力
エリアへのパラメータの設定内容も一時保持する。転送
制御部16は、編集処理部12と関連して動作し、ダイ
アログボックスの設定入力内容が確定した時点で、ダイ
アログボックスの設定入力内容、すなわち文字入力バッ
ファ15の保持内容をメモリ/表示制御部11を介して
メモリ17へ転送するための処理を行う。
【0019】メモリ17は、メモリ/表示制御部11に
より、読出し/書込みが行われて、編集処理部12によ
る処理中の文字図形データ等を保持し、また保持された
文字図形データは、転送制御部16により転送される、
文字入力バッファ15の内容であるダイアログボックス
の設定入力内容に従って書き換えられる。文字入力バッ
ファ15およびメモリ17は、一種のワークメモリであ
り、通常の場合、例えばシステムのメインメモリまたは
それに準ずるメモリの一部を使用する。もちろん、共通
のメモリシステムを、文字入力バッファ15とメモリ1
7とに使用する場合は、文字入力バッファ15とメモリ
17とでそれぞれ異なるメモリ領域を占有するようにす
る。
【0020】次に、このような構成の文字図形作成シス
テムにおける特に文字および文字列の入力に関連する文
字処理に係る動作を、図2に示すフローチャートを参照
して詳細に説明する。図2に示す処理は文字図形作成シ
ステムにおける文字および文字列の入力に係る文字処理
を示しており、この文字処理は、文字図形データの編集
における文字処理の一環として、文字入力が指示された
ときにその都度実行される処理である。
【0021】編集処理部12の制御による文字図形デー
タの編集中に文字入力が指示されると、図2の文字およ
び文字列の入力のための文字処理が実行される。文字入
力の指示は、編集処理部12の制御により行われ、例え
ば、画面上のコマンドのアイコンをカーソルで指示し選
択することにより、文字入力コマンドが選択されて、図
2の処理が開始される。文字および文字列の入力のため
の文字処理が開始されると、まず、文字入力処理部13
が機能して、ダイアログボックスの初期化が行われる
(ステップS11)。ステップS11のダイアログボッ
クスの初期化とは、実質的には、文字入力処理部13に
よる文字入力バッファ15の初期化であり、具体的に
は、例えばシステムのメインメモリ内に文字入力バッフ
ァ15を構成するメモリ領域が確保され、且つそのメモ
リ領域が初期化される。
【0022】ステップS11でダイアログボックスの初
期化が行われると、ディスプレイ3の画面上に、ダイア
ログボックスが表示される(ステップS12)。先に述
べたように、ダイアログボックスは、この場合、文字修
飾のためのパラメータの設定内容が表示されるパラメー
タ入力エリアと、入力された文字および文字列自体が表
示されるエディットウィンドウとを含んでいる。ステッ
プS12でダイアログボックスが表示されると、文字ま
たは文字列を入力するためのエディットモードが選択さ
れているか否か(すなわち、パラメータの設定変更入力
を行うためのパラメータ入力モードか)が判定される
(ステップS13)。通常の場合、ステップS12で、
最初にダイアログボックスがオープンされたときはエデ
ィットモードとなっている。
【0023】ステップS13で、エディットモードが選
択されていると判定された場合、文字入力処理部13の
制御により、ダイアログボックスのエディットウィンド
ウへの文字または文字列の入力またはその入力文字およ
び文字列の編集が行われる(ステップS14)。ステッ
プS14における文字入力、または文字入力とその編集
が終了し入力文字の「確定」操作が行われたか否かが判
定され(ステップS15)、「確定」操作が行われた場
合は、文字・パラメータの更新処理(ステップS16)
が行われる。ステップS16の文字・パラメータの更新
処理が行われると、システムは、文字入力のための処理
を終了し、次の処理へ移る。
【0024】ステップS13で、エディットモードでな
いと判定された場合は、文字パラメータの入力モードで
あるので、文字パラメータの入力またはその変更処理が
行われた後(ステップS17)、ステップS15に移行
し、文字パラメータの「確定」操作が行われたか否かが
このステップS15で判定される。また、ステップS1
5で、入力文字または入力文字パラメータの「確定」操
作が行われていないと判定された場合は、入力文字また
は入力文字パラメータの「取消」操作が行われたか否か
が判定され(ステップS18)、「取消」操作が行われ
たと判定された場合、システムは、直ちに文字入力のた
めの処理を終了し、次の処理へ移る。ステップS18
で、「取消」操作が行われていないと判定された場合
は、再びステップS13に戻り、エディットモードが選
択されているか否かが判定され、上述の処理を繰り返
す。
【0025】ステップS16の文字・パラメータの更新
処理では、それまでにダイアログボックスのエディット
ウィンドウに入力され、ダイアログボックスのパラメー
タ入力エリアに入力されて、ディスプレイ3の画面上の
ダイアログボックスに表示され且つ文字入力バッファ1
5に保持されている入力文字およびパラメータデータ
を、転送制御部16の制御により、メモリ17へ転送
し、メモリ17に格納された編集中の文字図形データを
更新する処理が行われる。
【0026】ここで、このような文字図形作成システム
における具体的な文字入力のための操作・処理の一例を
詳細に説明する。システムを起動して、文字図形の作成
編集を開始すると、まず、図面等を初めて作成する場合
は、ディスプレイ3の画面を介して、図面等の用紙のサ
イズの設定入力が促され、オペレータが入力装置2のキ
ーボード等を操作して、用紙の縦サイズおよび横サイズ
を入力することにより、文字図形の作成編集画面がディ
スプレイ3に表示される。既に、作成され、記憶装置5
等にファイルとして格納された図面等を編集する場合
は、図面等の用紙のサイズの設定入力のための画面を経
ることなく、文字図形の作成編集画面がディスプレイ3
に表示される。
【0027】文字図形の作成編集画面がディスプレイ3
に表示された状態で、画面上のコマンドメニューから文
字入力を選択すると、図3に示すように、編集画面WW
に必要に応じて適宜オーバラップしてダイアログボック
スDXが表示され、文字入力モードとなる。ダイアログ
ボックスDXは、図4に詳細に示すようにパラメータ入
力エリアPAとエディットウィンドウTAとを有してい
る。
【0028】図示のように、パラメータ入力エリアPA
には、文字入力の指示のためのファンクションキー「F
1」(このように機能に対応するファンクションキーの
表示はマウスによる指示のためのアイコンとしての機能
をも有し、プッシュボタン等と称される)および「文字
入力」という文字の表示と、文字書体の入力・変更を指
示するためのファンクションキー「F2」、「書体番
号」という文字および主書体番号が2であることを示す
「2」という数字が示された書体番号の表示と、文字高
さの入力・変更を指示するためのファンクションキー
「F3」、「文字高さ」という文字および文字の高さが
50.00mmであることを示す「 50.00」という数値が示さ
れた文字高さの表示と、文字幅の入力・変更を指示する
ためのファンクションキー「F4」、「文字幅」という
文字ならびに文字幅が 30.00mmで文字高さの 59.05%で
あることを示す「 30.00」および「 59.05」という数値
が示された文字幅の表示とが配置されている。
【0029】パラメータ入力エリアPAには、また、斜
体角の入力・変更を指示するためのファンクションキー
「F5」、「斜体角」という文字および文字の斜体角が
0.00°であることを示す「0.00」という数値が示された
斜体角の表示と、文字間隔の入力・変更を指示するため
のファンクションキー「F6」、「文字間隔」という文
字ならびに文字間隔が5.00mmで文字高さの 10.00%であ
ることを示す「5.00」および「 10.00」という数値が示
された文字間隔の表示と、回転角の入力・変更を指示す
るためのファンクションキー「F7」、「回転角」とい
う文字および文字の回転角が0.00°であることを示す
「0.00」という数値が示された回転角の表示と、行間隔
の入力・変更を指示するためのファンクションキー「F
8」、「行間隔」という文字および行間隔が0.00mmであ
ることを示す「0.00」という数値が示された行間隔の表
示と、文字列長の入力・変更を指示するためのファンク
ションキー「F9」、「文字列長」という文字ならびに
文字列長が210.76mmで且つ正体時の文字幅、現在の文字
間隔の合計による文字列長の100.00%であることを示す
「210.76」および「100.00」という数値が示された文字
列長の表示とが配置されている。
【0030】パラメータ入力エリアPAには、さらに、
文字並びの指定・変更を指示するためのファンクション
キー「F10」、「文字並び」という文字ならびに文字
並びの種類・指定状態を示す「◎横書き」および「○縦
書き」の表示(記号「◎」および「○」はラジオボタン
等と称され、「◎」は選択されていることを示し、
「○」は選択されていないことを示すとともに、選択の
際にマウスカーソル等で「○」を指示することにより、
その項目が選択され「◎」に変わる。選択が択一的であ
る場合は、「○」が「◎」に変わるとそれまでの「◎」
は「○」に変わる)と、文字列揃の指定・変更を指示す
るためのファンクションキー「F11」、「文字列揃」
という文字ならびに文字並びの種類・指定状態を示す
「◎左側(上側)」、「○中央」および「○右側(下
側)」の表示と、パラメータ設定および文字入力の確定
を指示するためのファンクションキーF12および「確
定」という文字の表示と、パラメータ設定および文字入
力の取消を指示するためのファンクションキー「ES
C」および「取消」という文字の表示とが配置されてい
る。
【0031】なお、文字列揃の左側、上側、中央、右
側、および下側は、文字並びが横書きか縦書きかに関連
して、それぞれ左側揃え(横書きの場合に左端を揃え
る)、上側揃え(縦書きの場合に上端を揃える)、中央
揃え(縦書きおよび横書きのいずれの場合においても文
字列の中央を揃える)、下側揃え(縦書きの場合に下端
を揃える)、および右側揃え(横書きの場合に右端を揃
える)を意味している。また、エディットウィンドウT
Aは、文字入力のためのウィンドウであり、入力された
文字が表示される。ダイアログボックスDXのこれらパ
ラメータ入力エリアPAとエディットウィンドウTAと
の内容は、文字入力バッファ15の記憶内容に対応す
る。
【0032】次に、ダイアログボックスDXを用いた文
字入力時の種々の操作について説明する。ダイアログボ
ックスDXを最初にオープンした状態では、通常、文字
入力のためのエディットモードにあり、この場合、エデ
ィットウィンドウTA内への文字入力のため、かな−漢
字変換用のフロントエンドプロセッサが起動された状態
となっていて、エディットウィンドウTAの最下行にフ
ロントエンドプロセッサが動作状態を示す記号等、例え
ば「漢」の文字が表示されている。この状態でキーボー
ドを適宜操作すれば漢字を含む文字の入力を行うことが
できる。このエディットモードで入力され、エディット
ウィンドウTAに表示された文字および文字列のパラメ
ータを設定または変更するには、入力モードを、エディ
ットモードからパラメータ入力モードに変更し、パラメ
ータ入力エリアPAの設定・変更を行う。
【0033】このエディットモードからパラメータ入力
モードへの変更は、例えば、キーボード上の「TAB」
キーを押下するか、パラメータ入力エリアPAに表示さ
れたプッシュボタンまたはラジオボタンをマウスで指示
するか、パラメータ入力エリアPAに表示されたパラメ
ータのうち、設定または変更しようとするパラメータを
マウスで指示するかのいずれかの操作により行う。ま
た、逆にパラメータ入力モードからエディットモードへ
の変更は、ファンクションキー「F1」を押下するか、
プッシュボタン「F1」をマウスで指示するか、エディ
ットウィンドウTAに表示された文字をマウスで指示す
るか、エディットウィンドウTAに表示された垂直スク
ロールバーをマウスで所定のごとく指示するかのいずれ
かの操作により行う。
【0034】パラメータ入力モードによりパラメータを
設定または変更するための処理の対象となる文字および
文字列の選択状態には、文字選択モードと、行選択モー
ドとの2種類のモードがある。この場合、通常は、文字
選択モードになるように設定されており、行選択モード
とするには、エディットモードにおいて、例えばエディ
ットウィンドウTA内の文字に対しマウスで所定の指示
操作を行うか、シフトキーと上下方向のカーソルキーと
を同時に操作してカーソルの移動を行うかする。このと
き、他の方法でエディットウィンドウTA内のカーソル
移動を行った場合、行選択モードが解除され、文字選択
モードに戻る。
【0035】パラメータ入力エリアPAに示される文字
および文字列の修飾のためのパラメータには、文字選択
モードによる文字を単位とする文字単位パラメータと、
行選択モードによる行を単位とする行単位パラメータと
を設定することができる。すなわち、文字単位のパラメ
ーとしては、行間隔、文字列長、文字並びおよび文字列
揃以外の書体番号、文字高さ、文字幅、斜体角、文字間
隔、および回転角の各パラメータを設定することがで
き、行単位のパラメータとしては、書体番号、文字高
さ、文字幅、斜体角、文字間隔、回転角、行間隔、文字
列長、文字並びおよび文字列揃の任意のパラメータを行
単位で指定することができる。
【0036】例えば、書体番号を選択する場合は、文字
または行選択モードにおいて、パラメータ入力モードと
し、「書体番号」のファンクションキー「F2」を選択
すると、図5に示すように、書体選択ウィンドウが表示
され、書体番号および書体名が表示された書体のうち任
意の書体を指示することにより、書体番号すなわち主書
体番号および必要に応じて補助書体番号を設定すること
ができる。また、文字高さを設定する場合は、文字また
は行選択モードにおいて、パラメータ入力モードとし、
「文字高さ」のファンクションキー「F3」を選択する
と、文字高さの数値の表示領域への入力状態となり、任
意の文字高さの数値を入力することにより、文字高さの
入力および変更を行うことができる。
【0037】同様に、文字間隔を設定する場合は、文字
または行選択モードにおいて、パラメータ入力モードと
し、「文字間隔」のファンクションキー「F6」を選択
すると、文字間隔の数値の表示領域への入力状態とな
り、任意の文字間隔の数値を入力することにより、文字
間隔の入力および変更を行うことができる。「文字間
隔」のファンクションキー「F6」を選択し、文字間隔
の数値の表示領域への入力状態として、さらに例えば
「TAB」キーを操作して、文字間隔の割合(%)の表
示領域への入力状態とし、文字高さに対する任意の文字
間隔の割合の%値を入力することによっても、文字間隔
の入力および変更を行うことができる。さらに、行間隔
を設定する場合は、行選択モードにおいて、パラメータ
入力モードとし、「行間隔」のファンクションキー「F
8」を選択すると、行間隔の数値の表示領域への入力状
態となり、任意の行間隔の数値を入力することにより、
行間隔の入力および変更を行うことができる。
【0038】そして、パラメータ入力モードにおいて、
「確定」のファンクションキー「F12」を選択するこ
とにより、確定を指示すると、編集画面WW上の移動先
すなわち配置先の座標の入力が促され、マウス等を用い
て文字を配置する基準位置を指示することにより、編集
画面WWの指示された位置に入力された文字または文字
列が、設定されたパラメータに従って表示される。この
編集画面WWの表示内容は、文字入力バッファ15の内
容が転送された結果に基づくメモリ17内の編集中の文
字図形データファイルの内容である。次に、ダイアログ
ボックスDXのエディットウィンドウTAに文字を入力
して、修飾パラメータを設定・変更する場合の具体的な
操作および結果として得られる文字について説明する。
【0039】〔文字幅を狭くする〕ダイアログボックス
DXをオープンし、エディットモードにおいて、例え
ば、「細長い文字」という文字列を入力した場合を考え
る。この場合、例えば、文字幅の標準値あるいはディフ
ォールト値(既定値)が「 20.00mm」であるとして、も
しも文字幅を変更せずにそのまま「確定」したとする
と、図6の文字列S1のようになる。また、エディット
モードにおいて、「細長い文字」という文字列を入力し
た後、エディットウィンドウTAに表示された「細長い
文字」という文字列を行選択してパラメータ入力モード
とし、パラメータ入力エリアPAの「文字幅」のファン
クションキー「F4」を指示して、文字幅の値、例えば
「 12.50mm」を入力し、「確定」のファンクションキー
「F12」により確定することにより、文字幅の変更を
行う。このようにすると、図6に示す文字列S2のよう
に、元の文字列S1よりも狭い文字幅の「細長い文字」
という文字列が編集画面に表示される。
【0040】〔文字幅を広くする〕ダイアログボックス
DXをオープンし、エディットモードにおいて、例え
ば、「平たい文字」という文字列を入力した場合を考え
る。この場合も、例えば、文字幅の標準あるいはディフ
ォールト値が「 20.00mm」であるとする。もしも、文字
幅を変更せずにそのまま「確定」したとすれば、図7の
文字列S3のようになる。また、エディットモードにお
いて、「平たい文字」という文字列を入力した後、エデ
ィットウィンドウTAに表示された「平たい文字」とい
う文字列を行選択してパラメータ入力モードとし、パラ
メータ入力エリアPAの「文字幅」のファンクションキ
ー「F4」を指示して、文字幅の値、例えば「 32.00m
m」を入力し、「確定」のファンクションキー「F1
2」により確定することにより、文字幅の変更を行う。
このようにすると、図7に示す文字列S4のように、元
の文字列S3よりも広い文字幅の「平たい文字」という
文字列が編集画面に表示される。
【0041】〔文字列の全長を変更する〕ダイアログボ
ックスDXをオープンし、エディットモードにおいて、
例えば、「全体の長さ1」という文字列を入力した場合
を考える。この場合、例えば、文字列長の標準値あるい
はディフォールト値が「116.00mm」であるとして、もし
も文字列長を変更せずにそのまま「確定」したとすれ
ば、図8および図9の文字列S5のようになる。また、
エディットモードにおいて、「全体の長さ1」という文
字列を入力した後、エディットウィンドウTAに表示さ
れた「全体の長さ1」という文字列を行選択してパラメ
ータ入力モードとし、パラメータ入力エリアPAの「文
字列長」のファンクションキー「F9」を指示して、文
字列長の値、例えば「 60.00mm」を入力し、「確定」の
ファンクションキー「F12」により確定することによ
り、文字列長の変更を行う。このようにすると、図8に
示す文字列S6のように、元の文字列S5よりも短い文
字列長の「全体の長さ1」という文字列が編集画面に表
示される。
【0042】同様に、エディットウィンドウTAに表示
された「全体の長さ1」という文字列を行選択してパラ
メータ入力モードとし、パラメータ入力エリアPAの
「文字列長」のファンクションキー「F9」を指示し、
さらに「TAB」キーを操作して設定枠を変更し、文字
列長の標準またはディフォールト値に対する割合、例え
ば「157.00%」を入力し、「確定」のファンクションキ
ー「F12」により確定することにより、文字列長の変
更を行う。このようにすると、図9に示す文字列S7の
ように、元の文字列S5よりも長い文字列長の「全体の
長さ1」という文字列が編集画面に表示される。
【0043】〔文字を傾斜させる〕ダイアログボックス
DXをオープンし、エディットモードにおいて、例え
ば、「傾いた文字」という文字列を入力した場合を考え
る。通常、文字の斜体角の標準値あるいはディフォール
ト値は「0.00°」であり、もしも斜体角を変更せずにそ
のまま「確定」したとすれば、図10の文字列S8のよ
うになる。また、エディットモードにおいて、「傾いた
文字」という文字列を入力した後、エディットウィンド
ウTAに表示された「傾いた文字」という文字列を行選
択してパラメータ入力モードとし、パラメータ入力エリ
アPAの「斜体角」のファンクションキー「F5」を指
示して、斜体角の値、例えば「 20.00°」を入力し、
「確定」のファンクションキー「F12」により確定す
ることにより、斜体角の変更を行う。このようにする
と、図10に示す文字列S9のように、元の文字列S8
の各文字が斜体化された「傾いた文字」という文字列が
編集画面に表示される。
【0044】同様に、パラメータ入力モードにおいて、
斜体角として「-15.00°」を入力し、「確定」のファン
クションキー「F12」により確定することにより、斜
体角の変更を行うと、図10に示す文字列S10のよう
に、元の文字列S8が文字列S9とは逆方向に各文字が
斜体化された「傾いた文字」という文字列が編集画面に
表示される。
【0045】〔文字を回転させる〕ダイアログボックス
DXをオープンし、エディットモードにおいて、例え
ば、「回転した文字」という文字列を入力した場合を考
える。通常、文字の回転角の標準値あるいはディフォー
ルト値は「0.00°」であり、もしも回転角を変更せずに
そのまま「確定」したとすれば、図11の文字列S11
のようになる。また、エディットモードにおいて、「回
転した文字」という文字列を入力した後、エディットウ
ィンドウTAに表示された「回転した文字」という文字
列を行選択してパラメータ入力モードとし、パラメータ
入力エリアPAの「回転角」のファンクションキー「F
7」を指示して、回転角の値、例えば「 20.00°」を入
力し、「確定」のファンクションキー「F12」により
確定することにより、回転角の変更を行う。このように
すると、図11に示す文字列S12のように、元の文字
列S11の角文字が回転された「回転した文字」という
文字列が編集画面に表示される。
【0046】同様に、パラメータ入力モードにおいて、
回転角として「-15.00°」を入力し、「確定」のファン
クションキー「F12」により確定することにより、回
転角の変更を行うと、図11に示す文字列S13のよう
に、元の文字列S11の各文字が文字列S12とは逆方
向に回転された「回転した文字」という文字列が編集画
面に表示される。
【0047】〔文字の大きさを変更する〕ダイアログボ
ックスDXをオープンし、エディットモードにおいて、
例えば、「文字の大きさ」という文字列を入力した場合
を考える。例えば、文字の大きさを規定する文字高さの
標準値あるいはディフォールト値が「 19.00mm」である
として、もしも文字高さを変更せずにそのまま「確定」
したとすれば、図12の文字列S14のようになる。ま
た、エディットモードにおいて、「文字の大きさ」とい
う文字列を入力した後、エディットウィンドウTAに表
示された「文字の大きさ」という文字列を行選択してパ
ラメータ入力モードとし、パラメータ入力エリアPAの
「文字高さ」のファンクションキー「F3」を指示し
て、文字高さの値、例えば「 11.00mm」を入力し、「確
定」のファンクションキー「F12」により確定するこ
とにより、文字高さの変更を行う。このようにすると、
図12に示す文字列S15のように、元の文字列S14
が縮小された「文字の大きさ」という文字列が編集画面
に表示される。
【0048】同様に、パラメータ入力モードにおいて、
文字高さとして「 26.00mm」を入力し、「確定」のファ
ンクションキー「F12」により確定することにより、
文字高さの変更を行うと、図12に示す文字列S16の
ように、元の文字列S14が拡大された「文字の大き
さ」という文字列が編集画面に表示される。
【0049】〔文字を縦書きにする〕ダイアログボック
スDXをオープンし、エディットモードにおいて、例え
ば、「縦に並べる」という文字列を入力した場合を考え
る。例えば、当初の文字並びの選択状態が「横書き」で
あるとして、もしも文字並びを変更せずにそのまま「確
定」したとすれば、図13の文字列S17のように横書
きとなる。また、エディットモードにおいて、「縦に並
べる」という文字列を入力した後、エディットウィンド
ウTAに表示された「縦に並べる」という文字列を行選
択してパラメータ入力モードとし、パラメータ入力エリ
アPAの「文字並び」のファンクションキー「F10」
を指示して、文字並びとして「縦書き」を選択し、「確
定」のファンクションキー「F12」により確定するこ
とにより、文字並びの変更を行う。このようにすると、
図13に示す文字列S18のように、元の文字列S17
が縦書きされた「縦に並べる」という文字列が編集画面
に表示される。
【0050】〔文字を横書きにする〕ダイアログボック
スDXをオープンし、エディットモードにおいて、例え
ば、「横に並べる」という文字列を入力した場合を考え
る。例えば、当初の文字並びの選択状態が「縦書き」で
あるとして、もしも文字並びを変更せずにそのまま「確
定」したとすれば、図14の文字列S19のように縦書
きとなる。また、エディットモードにおいて、「横に並
べる」という文字列を入力した後、エディットウィンド
ウTAに表示された「横に並べる」という文字列(縦書
きが指定されていてもエディットウィンドウTAには横
書きで表示される)を行選択してパラメータ入力モード
とし、パラメータ入力エリアPAの「文字並び」のファ
ンクションキー「F10」を指示して、文字並びとして
「横書き」を選択し、「確定」のファンクションキー
「F12」により確定することにより、文字並びの変更
を行う。このようにすると、図14に示す文字列S20
のように、元の文字列S19が横書きされた「横に並べ
る」という文字列が編集画面に表示される。
【0051】このように、エディットモードにおいてダ
イアログボックスDXのエディットウィンドウTA、す
なわち文字入力バッファ15には、複数行の文字および
文字列を入力することができ、入力した文字または文字
列を、適宜行選択して、行単位で所望の修飾パラメータ
を設定変更することにより、該当する文字または文字列
を行単位で所望に応じた修飾状態とすることができる。
同様に、エディットモードにおいてダイアログボックス
DXのエディットウィンドウTAに入力した文字または
文字列を、適宜文字選択して、文字単位で所望の修飾パ
ラメータを設定変更することにより、該当する文字また
は文字列を文字単位で所望に応じた修飾状態とすること
ができる。
【0052】このような、文字および文字列の修飾パラ
メータの設定・変更は、ダイアログボックスDXがオー
プンされエディットウィンドウTAに入力文字が表示さ
れている限り、任意に何度でも行うことができるから、
修飾パラメータの設定・変更操作が文字および文字列の
入力時に容易に行え、文字および文字列の修飾パラメー
タの設定の柔軟性が向上する。さらに、本発明は、上述
の実施例に限定されず、例えば上述した以外の文字修飾
要素を設定・変更可能とするなど、種々変形して実施す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、文
字入力の指示に応答して文字入力ウィンドウを表示させ
ると共に複数行の文字を保持し得る文字入力バッファを
確保し、入力された文字を前記文字入力バッファに格納
し且つ前記文字入力ウィンドウ内に表示させて、前記文
字入力バッファ内の文字を必要に応じて編集し、入力さ
れまたは編集された文字入力バッファ内の文字を文字画
像データファイルに転送するようにして、文字および文
字列に関する修飾パラメータを、文字入力時に、文字入
力操作と関連して、容易に変更または設定することを可
能とし、文字および文字列の修飾パラメータの設定の柔
軟性を向上し得る文字処理方法および装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る文字処理装置が組み
込まれた文字図形作成システムの概略的な構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 図1の文字図形作成システムの文字入力に係
る文字処理の概略的な動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】 図1の文字図形作成システムにおける文字処
理を説明するためのダイアログボックス(文字入力ウィ
ンドウ)をオープンした状態の表示画面の一例の様子を
概略的に示す模式図である。
【図4】 図1の文字図形作成システムにおける文字処
理を説明するためのダイアログボックスの一例を詳細に
示す模式図である。
【図5】 図1の文字図形作成システムにおける文字処
理を説明するための書体番号指定時のダイアログボック
スの様子の一例を示す模式図である。
【図6】 図1の文字図形作成システムにおける文字処
理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式図
である。
【図7】 図1の文字図形作成システムにおける文字処
理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式図
である。
【図8】 図1の文字図形作成システムにおける文字処
理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式図
である。
【図9】 図1の文字図形作成システムにおける文字処
理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式図
である。
【図10】 図1の文字図形作成システムにおける文字
処理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式
図である。
【図11】 図1の文字図形作成システムにおける文字
処理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式
図である。
【図12】 図1の文字図形作成システムにおける文字
処理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式
図である。
【図13】 図1の文字図形作成システムにおける文字
処理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式
図である。
【図14】 図1の文字図形作成システムにおける文字
処理を説明するための文字列の入力結果の例を示す模式
図である。
【符号の説明】
1…文字図形処理部、2…入力装置、3…ディスプレ
イ、4…出力装置、5…記憶装置、11…メモリ/表示
制御部、12…編集処理部、13…文字入力処理部、1
4…パラメータ処理部、15…文字入力バッファ、16
…転送制御部、17…メモリ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字入力の指示を行う文字入力指示ステ
    ップと、 前記文字入力の指示に応答して文字入力ウィンドウを表
    示させると共に複数行の文字を保持し得る文字入力バッ
    ファを確保するウィンドウ表示ステップと、 前記文字入力バッファに文字を入力する文字入力ステッ
    プと、 前記文字入力バッファに格納された文字を前記文字入力
    ウィンドウ内に表示させる入力表示ステップと、 前記文字入力バッファ内の文字を編集する文字編集ステ
    ップと、 前記文字入力ステップおよび文字編集ステップの少なく
    とも一方により処理された文字入力バッファ内の文字を
    文字画像データファイルを格納する記憶部に転送する文
    字転送ステップとを有することを特徴とする文字処理方
    法。
  2. 【請求項2】 文字編集ステップは、文字入力バッファ
    内の文字のパラメータを入力および修正するパラメータ
    編集ステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    文字処理方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも文字および座標情報を含む情
    報を入力するための入力手段と、 文字列を含む文字画像データを記憶するための記憶手段
    と、 少なくとも複数行の文字情報を格納し得る容量を有し、
    前記入力手段により入力された文字情報を一時的に保持
    するための文字入力バッファと、 前記記憶手段に記憶された複数行の文字列を含む文字画
    像データを表示するための表示手段と、 文字入力指示コマンドを含むコマンドを入力するための
    コマンド入力手段と、 前記文字入力指示コマンドに応答して前記表示手段に文
    字入力ウィンドウを表示させるためのウィンドウ表示手
    段と、 前記文字入力バッファに格納された文字を前記表示手段
    の文字入力ウィンドウに表示させるための入力表示手段
    と、 前記文字入力バッファに保持され且つ前記文字入力ウィ
    ンドウに表示された文字データを編集処理するための文
    字編集手段と、 前記文字入力バッファ内の文字データを文字図形データ
    ファイルの一部として前記記憶手段に格納するための格
    納処理手段とを具備することを特徴とする文字処理装
    置。
  4. 【請求項4】 文字編集手段は、文字入力バッファ内の
    文字のパラメータを入力および修正するためのパラメー
    タ編集手段を含むことを特徴とする請求項3に記載の文
    字処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023736A (ja) * 2005-06-24 2006-01-26 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008268594A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Matsushita Electric Works Ltd 画像制御装置

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JP2006023736A (ja) * 2005-06-24 2006-01-26 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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