JPH0644035Y2 - 端子台におけるネジの浮上機構 - Google Patents
端子台におけるネジの浮上機構Info
- Publication number
- JPH0644035Y2 JPH0644035Y2 JP918991U JP918991U JPH0644035Y2 JP H0644035 Y2 JPH0644035 Y2 JP H0644035Y2 JP 918991 U JP918991 U JP 918991U JP 918991 U JP918991 U JP 918991U JP H0644035 Y2 JPH0644035 Y2 JP H0644035Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive metal
- electric wire
- external electric
- wire connecting
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は電気・制御機器等に使用
される端子台における外部電線接続部材のネジを浮上さ
せる機構に関する。
される端子台における外部電線接続部材のネジを浮上さ
せる機構に関する。
【０００２】
【従来技術の構成と問題点】図４は電気・制御機器等に
使用される従来の端子台の平面図、図５は図４のＣ─Ｃ
線断面図である。同図において、端子台５０は合成樹脂
製のケース５１と、ケース５１に取り付けられた導電性
金属製の導電金具５２とを有する。導電金具５２は、一
端に外部電線接続端子部５３を有し、他端に電子管ソケ
ット等に接続される接続端子部５４を有する。外部電線
接続端子部５３には外部電線接続部材５５が取り付けら
れている。外部電線接続部材５５は、導電金具５２の一
端に垂直方向に移動可能に支持された移動部材５６と、
移動部材５６に回転可能に取り付けられたネジ５７とか
らなる。移動部材５６の下端はコイルバネ５８によって
上向きに弾性付勢されている。また、導電金具５２の外
部電線接続端子５３の裏面にはナット５９が取り付けら
れている。この端子台５０に接続しようとする外部電線
の端末部分の圧着端子（図示せず）をネジ５７の下端と
外部電線接続端子部５３の間に挿入し、ドライバ（図示
せず）でネジ５７を押し、移動部材５６を下降させ、ネ
ジ５７をナット５９に締め付けると、外部電線の端末部
分の圧着端子が移動部材５６と外部電線接続端子部５３
との間に挟まれて固定され、これによって、外部電線が
端子台５０に電気的に接続される。図５の下端側の外部
電線接続部材５５はその様子を示す。この端子台５０
は、ネジ５７が移動部材５６に取り付けられ、コイルバ
ネ５８によって上向きに弾性付勢されて持ち上げられて
いるので、外部電線の圧着端子を接続する際にネジ５７
をナット５９から取り外す必要がない。したがって、ネ
ジ５７が移動部材５６によって持ち上げられていない場
合に比べて外部電線を接続する時間を短縮することがで
きるという利点を有する。
使用される従来の端子台の平面図、図５は図４のＣ─Ｃ
線断面図である。同図において、端子台５０は合成樹脂
製のケース５１と、ケース５１に取り付けられた導電性
金属製の導電金具５２とを有する。導電金具５２は、一
端に外部電線接続端子部５３を有し、他端に電子管ソケ
ット等に接続される接続端子部５４を有する。外部電線
接続端子部５３には外部電線接続部材５５が取り付けら
れている。外部電線接続部材５５は、導電金具５２の一
端に垂直方向に移動可能に支持された移動部材５６と、
移動部材５６に回転可能に取り付けられたネジ５７とか
らなる。移動部材５６の下端はコイルバネ５８によって
上向きに弾性付勢されている。また、導電金具５２の外
部電線接続端子５３の裏面にはナット５９が取り付けら
れている。この端子台５０に接続しようとする外部電線
の端末部分の圧着端子（図示せず）をネジ５７の下端と
外部電線接続端子部５３の間に挿入し、ドライバ（図示
せず）でネジ５７を押し、移動部材５６を下降させ、ネ
ジ５７をナット５９に締め付けると、外部電線の端末部
分の圧着端子が移動部材５６と外部電線接続端子部５３
との間に挟まれて固定され、これによって、外部電線が
端子台５０に電気的に接続される。図５の下端側の外部
電線接続部材５５はその様子を示す。この端子台５０
は、ネジ５７が移動部材５６に取り付けられ、コイルバ
ネ５８によって上向きに弾性付勢されて持ち上げられて
いるので、外部電線の圧着端子を接続する際にネジ５７
をナット５９から取り外す必要がない。したがって、ネ
ジ５７が移動部材５６によって持ち上げられていない場
合に比べて外部電線を接続する時間を短縮することがで
きるという利点を有する。
【０００３】しかしながら、前記のような構成の端子台
５０において、移動部材５６を弾性付勢するためのコイ
ルバネ５８が必要であり、部品点数が増加するので、コ
ストが高くなり、端子台５０を組み立てるのに時間がか
かるという問題点がある。
５０において、移動部材５６を弾性付勢するためのコイ
ルバネ５８が必要であり、部品点数が増加するので、コ
ストが高くなり、端子台５０を組み立てるのに時間がか
かるという問題点がある。
【０００４】
【考案の目的】そこで、本考案は上記事情に鑑みて創案
されたもので、ネジを浮上させる機構を有する端子台に
おいて、部品点数を減らし、コスト及び端子台を組み立
てる時間を低減することを目的とする。
されたもので、ネジを浮上させる機構を有する端子台に
おいて、部品点数を減らし、コスト及び端子台を組み立
てる時間を低減することを目的とする。
【０００５】
【考案の構成】この考案は、絶縁性のケースと、このケ
ース内に設けた端子組立体とからなり、端子組立体は、
導電性金属製でケースに固定された導電金具と、この導
電金具の一端側に組立てられた外部電線接続部材とを具
備しており、導電金具は一枚の導電性金属板からなり、
外部電線接続部材の取り付け端側から他端に設けた接続
端子部に向けて伸びる基部と、基部に設けた折り曲げ部
と、一端が折り曲げ部に連結されていて、他端が外部電
線接続部材の下端側に接触する押さえ部とを有し、外部
電線接続部材は、導電金具の一端に垂直方向に移動可能
に支持された移動部材と、この移動部材に回転可能に取
り付けられたネジとを有し、導電金具の押さえ部によっ
て外部電線接続部材の移動部材を上向きに弾性付勢した
ことを特徴とするものである。
ース内に設けた端子組立体とからなり、端子組立体は、
導電性金属製でケースに固定された導電金具と、この導
電金具の一端側に組立てられた外部電線接続部材とを具
備しており、導電金具は一枚の導電性金属板からなり、
外部電線接続部材の取り付け端側から他端に設けた接続
端子部に向けて伸びる基部と、基部に設けた折り曲げ部
と、一端が折り曲げ部に連結されていて、他端が外部電
線接続部材の下端側に接触する押さえ部とを有し、外部
電線接続部材は、導電金具の一端に垂直方向に移動可能
に支持された移動部材と、この移動部材に回転可能に取
り付けられたネジとを有し、導電金具の押さえ部によっ
て外部電線接続部材の移動部材を上向きに弾性付勢した
ことを特徴とするものである。
【０００６】
【実施例の説明】本考案の一実施例を図面を参照しつつ
以下に説明する。図１は本考案に係る端子台の平面図、
図２はそのＡ−Ａ線断面図、図３は図２のＢ−Ｂ線断面
図である。端子台１０は、絶縁性のケース２０と、この
ケース２０内に設けた端子組立体３０とからなる。図１
に示すように、端子組立体３０は、導電性金属製でケー
ス２０に固定された導電金具３１と、この導電金具３１
の一端側に組み立てられた外部電線接続部材３９とを具
備している。図２、３に示すように、導電金具３１は一
枚の導電性金属板からなり、一端に外部電線の圧着端子
を接続するための外部電線接続端子部３２を有し、他端
に電子管ソケット等に接続されるための接続端子部３３
を有し、外部電線接続端子部３２と接続端子部３３との
間に基部３４を形成している。外部電線接続端子部３２
は後述する外部電線接続部材３９のネジ４１が通過する
ための孔３５を有し、外部電線接続端子部３２の裏面に
は、孔３５と同心上に配置されたナット３６が取り付け
られている。基部３４の側端部には垂直下方に折り曲げ
られた折り曲げ部３７が設けられ、折り曲げ部３７は、
一端が折り曲げ部３７に連結され、他端が外部電線接続
部材３９の下端側に接触する押さえ部３８を有する。図
２に示すように、外部電線接続部材３９は、導電金具３
１の外部電線接続端子部３２に垂直方向に移動可能に支
持された移動部材４０と、この移動部材４０に回転可能
に取り付けられたネジ４１とを有し、移動部材４０の下
端側は導電金具３１の押さえ部３８に接触しており、こ
れによって移動部材４０が上向きに弾性付勢されてい
る。
以下に説明する。図１は本考案に係る端子台の平面図、
図２はそのＡ−Ａ線断面図、図３は図２のＢ−Ｂ線断面
図である。端子台１０は、絶縁性のケース２０と、この
ケース２０内に設けた端子組立体３０とからなる。図１
に示すように、端子組立体３０は、導電性金属製でケー
ス２０に固定された導電金具３１と、この導電金具３１
の一端側に組み立てられた外部電線接続部材３９とを具
備している。図２、３に示すように、導電金具３１は一
枚の導電性金属板からなり、一端に外部電線の圧着端子
を接続するための外部電線接続端子部３２を有し、他端
に電子管ソケット等に接続されるための接続端子部３３
を有し、外部電線接続端子部３２と接続端子部３３との
間に基部３４を形成している。外部電線接続端子部３２
は後述する外部電線接続部材３９のネジ４１が通過する
ための孔３５を有し、外部電線接続端子部３２の裏面に
は、孔３５と同心上に配置されたナット３６が取り付け
られている。基部３４の側端部には垂直下方に折り曲げ
られた折り曲げ部３７が設けられ、折り曲げ部３７は、
一端が折り曲げ部３７に連結され、他端が外部電線接続
部材３９の下端側に接触する押さえ部３８を有する。図
２に示すように、外部電線接続部材３９は、導電金具３
１の外部電線接続端子部３２に垂直方向に移動可能に支
持された移動部材４０と、この移動部材４０に回転可能
に取り付けられたネジ４１とを有し、移動部材４０の下
端側は導電金具３１の押さえ部３８に接触しており、こ
れによって移動部材４０が上向きに弾性付勢されてい
る。
【０００７】前記のように構成された端子台１０に外部
電線の圧着端子（図示せず）を接続する手順について説
明する。外部電線の圧着端子をネジ４１の下端と外部電
線接続端子部３２の間に挿入する。ドライバ（図示せ
ず）によってネジ４１を垂直下方に押すと、移動部材４
０が導電金具３１の押さえ部３８の弾性に抗して下降す
る。ネジ４１の先端が外部電線接続端子部３２の孔３５
を通過し、ナット３６に接触する。ドライバでネジ４１
をナット３６に締め付けると、外部電線の圧着端子が移
動部材４０と外部電線接続端子部３２との間に挟まれて
固定される。これによって、外部電線の圧着端子が端子
台１０に電気的に接続される。図２の下端側の端子組立
体３０はその状態を示す。以上述べたように、本考案の
端子台におけるネジの浮上機構によって、コイルバネを
使用してネジを浮上させる機構と同様の作用を得ること
ができる。
電線の圧着端子（図示せず）を接続する手順について説
明する。外部電線の圧着端子をネジ４１の下端と外部電
線接続端子部３２の間に挿入する。ドライバ（図示せ
ず）によってネジ４１を垂直下方に押すと、移動部材４
０が導電金具３１の押さえ部３８の弾性に抗して下降す
る。ネジ４１の先端が外部電線接続端子部３２の孔３５
を通過し、ナット３６に接触する。ドライバでネジ４１
をナット３６に締め付けると、外部電線の圧着端子が移
動部材４０と外部電線接続端子部３２との間に挟まれて
固定される。これによって、外部電線の圧着端子が端子
台１０に電気的に接続される。図２の下端側の端子組立
体３０はその状態を示す。以上述べたように、本考案の
端子台におけるネジの浮上機構によって、コイルバネを
使用してネジを浮上させる機構と同様の作用を得ること
ができる。
【０００８】
【考案の効果】以上述べたように、本考案の端子台にお
けるネジの浮上機構は、導電金具の一部を利用すること
によって、コイルバネを省略し、端子台の部品点数を少
なくすることができる。したがって、端子台のコストと
組み立てる時間を低減することができる。
けるネジの浮上機構は、導電金具の一部を利用すること
によって、コイルバネを省略し、端子台の部品点数を少
なくすることができる。したがって、端子台のコストと
組み立てる時間を低減することができる。
【図１】本考案の実施例の端子台１０を示す平面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。
【図３】図２のＢ−Ｂ線断面図。
【図４】従来の端子台５０を示す平面図。
【図５】図４のＣ−Ｃ線断面図。
１０ 端子台 ２０ ケース ３０ 端子組立体 ３１ 導電金具 ３３ 接続端子部 ３４ 基部 ３７ 折り曲げ部 ３８ 押さえ部 ３９ 外部電線接続部材 ４０ 移動部材 ４１ ネジ
Claims (1)
- 【請求項１】 絶縁性のケースと、このケース内に設け
た端子組立体とからなり、前記端子組立体は、導電性金
属製で前記ケースに固定された導電金具と、この導電金
具の一端側に組立てられた外部電線接続部材とを具備し
ており、前記導電金具は一枚の導電性金属板からなり、
前記外部電線接続部材の取り付け端側から他端に設けた
接続端子部に向けて伸びる基部と、前記基部に設けた折
り曲げ部と、一端が折り曲げ部に連結されていて、他端
が前記外部電線接続部材の下端側に接触する押さえ部と
を有し、前記外部電線接続部材は、前記導電金具の一端
に垂直方向に移動可能に支持された移動部材と、この移
動部材に回転可能に取り付けられたネジとを有し、前記
導電金具の押さえ部によって前記外部電線接続部材の移
動部材を上向きに弾性付勢したことを特徴とする端子台
におけるネジの浮上機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP918991U JPH0644035Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 端子台におけるネジの浮上機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP918991U JPH0644035Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 端子台におけるネジの浮上機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04118566U JPH04118566U (ja) | 1992-10-23 |
| JPH0644035Y2 true JPH0644035Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31899827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP918991U Expired - Lifetime JPH0644035Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 端子台におけるネジの浮上機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644035Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP918991U patent/JPH0644035Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04118566U (ja) | 1992-10-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |