JPH0643917Y2 - シャーシの組み立て構造 - Google Patents

シャーシの組み立て構造

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JPH0643917Y2
JPH0643917Y2 JP5552292U JP5552292U JPH0643917Y2 JP H0643917 Y2 JPH0643917 Y2 JP H0643917Y2 JP 5552292 U JP5552292 U JP 5552292U JP 5552292 U JP5552292 U JP 5552292U JP H0643917 Y2 JPH0643917 Y2 JP H0643917Y2
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vertical
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JP5552292U
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康夫 曽山
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Onkyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オーディオ製品などの
電気製品等に使用されるシャーシの組み立て構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】例え
ば、CDプレーヤのシャーシは、従来においては、鉄板
プレス成形品や樹脂成形品等が使用されていたが、最近
においては、シャーシとして、アルミニウム材が使用さ
れている。アルミニウム材は、電気抵抗が小さく且つ非
磁性体であるため、音質の点から好ましいと共に、アル
ミニウム材は、表面処理が容易で且つ美しいので、外観
体裁が重要視されるシャーシの素材として好ましい。と
ころで、シャーシとして、アルミニウム材を使用する場
合、従来においては、例えば、ダイキャスト法によりシ
ャーシが製造されていたが、これでは、コスト的に高く
つくという問題がある。
【0003】そこで、上記問題を解決するために、図7
に示すように、シャーシを、底壁部31と左右一対の側
壁部32とを有し且つアルミニウムの押し出し材から成
る本体33と、この本体33の前後面に取付けられるフ
ロントパネルやバックパネル等から構成することが考え
られる。然しながら、本体33は押し出し材から成るた
め、ある程度の歪みは避けられず、例えば、図8に示す
ように、両側壁部32が内方に倒れると共に、底壁部3
1が下方に凸状に湾曲したり、或いは、図9に示すよう
に、両側壁部32が左右方向に関して同一方向に倒れた
りし易い。
【0004】そして、本体33の上記歪みを何ら矯正す
ることなく、シャーシを組み立てた場合には、シャーシ
全体が歪んで、音質の悪化や外観体裁の悪化を招来する
という問題があり、この問題を如何に解決するかが課題
となっていた。本考案は、上記課題を解決できるシャー
シの組み立て構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の特徴とするところは、水平壁部とその両端
部に鉛直状に備えられた一対の鉛直壁部とを有し且つア
ルミニウムの押し出し材から成る本体と、両鉛直壁部間
の水平方向の開口を夫々施蓋する一対のパネルとを有
し、両パネルにおいて、上下方向に関する水平壁部側端
部とは反対側端部に、両鉛直壁部間に挿入され且つ両端
部が両鉛直壁部の内面と当接して両鉛直壁部の内方への
倒れを矯正する第1矯正部が形成され、両パネルにおい
て、上下方向に関する水平壁部側端部に、両鉛直壁部間
に挿入され且つ水平壁部に固定具により固定されて水平
壁部の外方への湾曲を矯正する第2矯正部が形成された
点にある。尚、両鉛直壁部の内外方向に関する同一方向
への倒れを、第1矯正部と協働して矯正すべく、第2矯
正部の両端部を本体の両端部に上記内外方向に関して小
隙を介して対向させることもある。
【0006】
【作用】本体の両鉛直壁部が内方に倒れている場合に
は、両パネルの第1矯正部を本体の両鉛直壁部間に挿入
した際に、第1矯正部の両端部が両鉛直壁部を外方に押
し広げながら、両鉛直壁部の内方への倒れを矯正する。
又、水平壁部が外方に湾曲している場合には、両パネル
の第2矯正部を水平壁部に固定具により固定した際に、
水平壁部が第2矯正部に沿うように矯正されて、水平壁
部の外方への湾曲が矯正される。更に、両鉛直壁部が内
外方向に関して同一方向に倒れている場合には、両パネ
ルの第1・第2矯正部を本体の両鉛直壁部間に挿入した
際に、第1矯正部の両端部が鉛直壁部に当接すること
と、第2矯正部の端部が本体の端部と当接することとの
協働作用により、両鉛直壁部の内外方向に関する同一方
向への倒れが矯正される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図6の図
面に基づき説明すると、図1において、シャーシは、本
体1と、フロントパネル2と、バックパネル3と、天板
(図示省略)等を有する。
【0008】図2乃至図6にも示すように、本体1は、
アルミニウムの溝形状押し出し材から成るもので、水平
壁部として例示する底壁部5と、その両側端部から立設
され且つ鉛直壁部として例示する左右一対の側壁部6と
から成る。底壁部5の内面である上面において、その両
側端部の前後方向全長にわたる部分には、上方に突出す
る左右一対の対向部7が形成されている。両側壁部6内
側面の前後方向全長にわたる部分には、内側方に突出す
る突出部8、上取付ボス9、フィン10,11,12及
び下取付ボス13が、上記の順で上から下に向かって並
設されている。各取付ボス9,13の内側部は、内側方
に若干開口する環状部9A,13Aとされている。
【0009】フロントパネル2は本体1の両側壁部6間
の前方側開口を施蓋するもので、アルミニウムの押し出
し材から成り、両側部が、中央部より一段高くされてい
る。フロントパネル2は本体1前端面に当接すると共
に、両側端部の上下部が、夫々、固定具として例示する
上下一対宛のネジ15により、各取付ボス9,13の環
状部9A,13Aの前端部に着脱自在に固定されてい
る。又、フロントパネル2後面の両側端部を除く両側部
の上端部には、後方に突出する板状とされ且つ第1矯正
部として例示する左右一対の上矯正部16が左右方向に
形成されている。上矯正部16の両外側端部は、本体1
の両突出部8の前端部と左右方向に関して当接して、両
側壁部6前部の内側方への倒れを矯正する。更に、フロ
ントパネル2後面の下端部における両側端部を除く部分
には、後方に突出する板状とされ且つ第2矯正部として
例示する下矯正部17が左右方向に形成されている。下
矯正部17は、本体1の底壁部5の前端部に、固定具と
して例示する適数個のネジ18により着脱自在に固定さ
れて、底壁部5前部の下方への湾曲を矯正する。又、下
矯正部17の両側端部は、本体1の両対向部7の前端部
と小隙(例えば、0.1〜0.3mm程度)を介して対
向して、両側壁部6前部の左右方向に関する同一方向へ
の倒れを、上矯正部16と協働して矯正する。尚、両上
矯正部16の外側端部の後部及び、両下矯正部17の両
側端部の後部は、斜めに切り落とされた切り落とし部1
6A,17Aとされている。
【0010】バックパネル3は本体1の両側壁部6間の
後方側開口を施蓋するもので、アルミニウムの押し出し
材から成る。バックパネル3は本体1の後端面に当接す
ると共に、両側端部の上下部が、夫々、固定具として例
示する上下一対宛のネジ19により、各取付ボス9,1
3の環状部9A,13Aの後端部に着脱自在に固定され
ている。バックパネル3後面の上下端部における両側端
部を除く部分には、後方に突出する板状とされ且つ第1
・第2矯正部として例示する上下一対の上・下矯正部2
0,21が左右方向に形成されている。上矯正部20の
両側端部は、本体1の両突出部8の後端部と左右方向に
関して当接して、両側壁部6後部の内側方への倒れを矯
正する。下矯正部21は、本体1の底壁部5の後端部
に、固定具として例示する適数個のネジ22により着脱
自在に固定されて、底壁部5後部の下方への湾曲を矯正
する。又、下矯正部21の両側端部は、本体1の両対向
部7の後端部と小隙(例えば、0.1〜0.3mm程
度)を介して対向して、両側壁部6後部の左右方向に関
する同一方向への倒れを、上矯正部20と協働して矯正
する。尚、両上・下矯正部20,21の両側端部の前部
は、斜めに切り落とされた切り落とし部20A,21A
とされている。
【0011】上記のように構成した実施例によれば、シ
ャーシを組み立てる際には、本体1にフロントパネル
2、バックパネル3をネジ15,18,19,22によ
り取付けると共に、本体1の両突出部8、フロントパネ
ル2及びバックパネル3の上矯正部16,20に天板
(図示省略)をネジ(図示省略)により取付けて、シャ
ーシを構成する。この際、本体1が押し出し材から成る
ので、ある程度の歪みは避けられず、例えば、図8に示
すように、各側壁部6が内側方に倒れると共に、底壁部
5が下方に凸状に湾曲したり、或いは、図9に示すよう
に、両側壁部5が左右方向に関して同一方向に倒れたり
し易い。
【0012】然しながら、本考案では、フロントパネル
2の上矯正部16の両外側端部及び、バックパネル3の
上矯正部20の両側端部が本体1の両突出部8の前後端
部と左右方向に関して当接するようにされているので、
上記のように、両側壁部6が内側方に倒れている場合に
は、フロントパネル2及びバックパネル3を本体1に装
着すべく、両パネル2,3を本体1の前後端面に当接さ
せて、これらの上矯正部16,20を本体1の両突出部
8間に挿入した際に、上矯正部16,20の両側端部が
両側壁部6を外側方に押し広げながら、両側壁部6の内
側方への倒れを矯正する。又、フロントパネル2及びバ
ックパネル3の下矯正部17,21が本体1の底壁部5
の前後端部にネジ18,22により固定されるので、上
記のように、底壁部5が下方に凸状に湾曲している場合
には、ネジ18,22の螺結により、底壁部5が下矯正
部17,21に沿うように矯正されて、底壁部5の下方
への湾曲が矯正される。
【0013】更に、フロントパネル2及びバックパネル
3の下矯正部17,21の両側端部が、本体1の両対向
部7の前後端部と左右方向に関して小隙を介して対向す
るので、上記のように、両側壁部6が左右方向に関して
同一方向に倒れている場合には、フロントパネル2及び
バックパネル3を本体1に装着すべく、両パネル2,3
を本体1の前後端面に当接させて、これらの下矯正部1
7,21を本体1の両対向部7間に挿入した際には、下
矯正部17,21の端部が対向部7と当接することとな
り、この当接と、上記上矯正部16,20と両突出部8
との当接との協働作用により、両側壁部6の左右方向に
関する同一方向への倒れが矯正される。
【0014】尚、フロントパネル2の両上矯正部16の
外側端部の後部及び、下矯正部17の両側端部の後部
が、斜めに切り落とされた切り落とし部16A,17A
とされ、又、バックパネル3の上・下矯正部20,21
の両側端部の前部が、斜めに切り落とされた切り落とし
部20A,21Aとされているので、上矯正部16,2
0を本体1の両突出部8間に挿入する際及び、下矯正部
17,21を本体1の両対向部7間に挿入する際に、容
易に挿入できる。上記のように、本体1の歪みを好適に
矯正でき、従って、シャーシ全体が歪むことはなく、音
質の悪化や外観体裁の悪化を招来することはない。
【0015】尚、実施例では、側壁部の内側面に突出部
を形成して、この突出部に上矯正部を当接させたが、突
出部を形成せずに、側壁部の内面に上矯正部を直接当接
させてもよい。又、実施例では、底壁部の上面に対向部
を形成して、この対向部に下矯正部を対向させるように
したが、対向部を形成せず、側壁部の内側面に下矯正部
を対向させるようにしてもよい。更に、実施例では、本
体の水平壁部を底壁部とし、鉛直壁部を側壁部とし、
又、パネルをフロントパネル及びバックパネルとした
が、本体の水平壁部を天壁部とし、鉛直壁部を前後壁部
とし、パネルをサイドパネルとしてもよい。
【0016】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
両鉛直壁部の内方への倒れを矯正できると共に、水平壁
部の外方への湾曲を矯正できて、本体の歪みを好適に矯
正でき、従って、シャーシ全体の歪みを防止でき、音質
の悪化や外観体裁の悪化を防止できる。又、請求項2に
よれば、更に、両鉛直壁部の内外方向に関する同一方向
への倒れも矯正でき、本体の歪みをより一層好適に矯正
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】図1のB−B線矢視断面図である。
【図4】図2のC−C線矢視断面図である。
【図5】図4のD矢視図である。
【図6】図4のE−E線矢視断面図である。
【図7】比較例を示す斜視図である。
【図8】比較例を示す側面図である。
【図9】比較例を示す側面図である。
【符号の説明】
1…本体、2…フロントパネル、3…バックパネル、5
…底壁部(水平壁部)、6…側壁部(鉛直壁部)、7…
対向部、8…突出部、16,20…上矯正部(第1矯正
部)、17,21…下矯正部(第2矯正部)、15,1
8,19,22…ネジ(固定具)。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平壁部とその両端部に鉛直状に備えられ
    た一対の鉛直壁部とを有し且つアルミニウムの押し出し
    材から成る本体と、両鉛直壁部間の水平方向の開口を夫
    々施蓋する一対のパネルとを有し、両パネルにおいて、
    上下方向に関する水平壁部側端部とは反対側端部に、両
    鉛直壁部間に挿入され且つ両端部が両鉛直壁部の内面と
    当接して両鉛直壁部の内方への倒れを矯正する第1矯正
    部が形成され、両パネルにおいて、上下方向に関する水
    平壁部側端部に、両鉛直壁部間に挿入され且つ水平壁部
    に固定具により固定されて水平壁部の外方への湾曲を矯
    正する第2矯正部が形成されたことを特徴とするシャー
    シの組み立て構造。
  2. 【請求項2】両鉛直壁部の内外方向に関する同一方向へ
    の倒れを、第1矯正部と協働して矯正すべく、第2矯正
    部の両端部を本体の両端部に上記内外方向に関して小隙
    を介して対向させた請求項1記載のシャーシの組み立て
    構造。
JP5552292U 1992-07-14 1992-07-14 シャーシの組み立て構造 Expired - Lifetime JPH0643917Y2 (ja)

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JPH0611196U JPH0611196U (ja) 1994-02-10
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