JPH0643866B2 - トルクコンバータ用ロックアップクラッチの摩擦装置 - Google Patents
トルクコンバータ用ロックアップクラッチの摩擦装置Info
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- JPH0643866B2 JPH0643866B2 JP63270185A JP27018588A JPH0643866B2 JP H0643866 B2 JPH0643866 B2 JP H0643866B2 JP 63270185 A JP63270185 A JP 63270185A JP 27018588 A JP27018588 A JP 27018588A JP H0643866 B2 JPH0643866 B2 JP H0643866B2
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- piston
- friction plate
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はトルクコンバータ用ロックアップクラッチの摩
擦装置に関する。
擦装置に関する。
（従来技術） 本発明が対象とするようなロックアップクラッチは、米
国特許第４２４０５３２号や実公昭６１−２８１２６号
並びに実開昭６３−７５６５５号及び実開昭６３−７５
６５６号に記載されている。
国特許第４２４０５３２号や実公昭６１−２８１２６号
並びに実開昭６３−７５６５５号及び実開昭６３−７５
６５６号に記載されている。
そのようなクラッチでは、入力部であるピストンと、出
力部であるドリブンプレートとが複数のダンパースプリ
ング（圧縮コイルばね）により円周方向に連結されてお
り、それらのスプリングの伸縮によりトルク振動を吸収
するようにしている。
力部であるドリブンプレートとが複数のダンパースプリ
ング（圧縮コイルばね）により円周方向に連結されてお
り、それらのスプリングの伸縮によりトルク振動を吸収
するようにしている。
（発明が解決しようとする課題） ところが一般にクラッチのトルク振動吸収特性は、ダン
パースプリングの特性だけではなく、ディスクの摩擦特
性によっても左右される。即ちロックアップクラッチの
上記ピストンとドリブンプレートとが相対的に捩れ、ト
ルクコンバータのタービンと上記ピストンとが相対的に
捩れる場合に、その捩れ動作に対応して適当な摩擦が発
生するように構成し、それによりディスクの捩れ特性に
適当なヒステリシストルクが生じるようにすると、トル
ク振動を効果的に吸収できる。
パースプリングの特性だけではなく、ディスクの摩擦特
性によっても左右される。即ちロックアップクラッチの
上記ピストンとドリブンプレートとが相対的に捩れ、ト
ルクコンバータのタービンと上記ピストンとが相対的に
捩れる場合に、その捩れ動作に対応して適当な摩擦が発
生するように構成し、それによりディスクの捩れ特性に
適当なヒステリシストルクが生じるようにすると、トル
ク振動を効果的に吸収できる。
ところが従来のロックアップクラッチでは、摩擦を発生
させるための専用の機構が設けられていないので、ヒス
テリシストルクを所望の値に正確に設定することができ
ないという問題がある。
させるための専用の機構が設けられていないので、ヒス
テリシストルクを所望の値に正確に設定することができ
ないという問題がある。
またそのような問題を解決するために、第１０図に示す
ロックアップクラッチ１００のように、タービン１０１
とピストン１０２の間にタービン１０１と連結する環状
フランジ１０３を設け、この環状状フランジ１０３の両
側にサイドプレート１０４、１０５を設け、各サイドプ
レート１０４、１０５と環状フランジ１０３の間の少な
くとも一方に摩擦材１０６、フリクションワッシャ１０
７を介装する構造も知られている。
ロックアップクラッチ１００のように、タービン１０１
とピストン１０２の間にタービン１０１と連結する環状
フランジ１０３を設け、この環状状フランジ１０３の両
側にサイドプレート１０４、１０５を設け、各サイドプ
レート１０４、１０５と環状フランジ１０３の間の少な
くとも一方に摩擦材１０６、フリクションワッシャ１０
７を介装する構造も知られている。
しかしその構造では、ハブフランジ１０３、サイドプレ
ート１０４、１０５が配置される分だけ構造が複雑とな
り、装置全体のコスト及び重量が増すという不具合が考
えられる。
ート１０４、１０５が配置される分だけ構造が複雑とな
り、装置全体のコスト及び重量が増すという不具合が考
えられる。
本発明は上記課題を解決することを目的としている。
（課題を解決するための手段） 本発明は、エンジン側の回転力を伝達するフロントカバ
ー１１に圧接して連結する環状且つ板状のピストン１３
と、このピストン１３とトルクコンバータのタービン１
２とを円周方向に弾性的に連結するダンパースプリング
と、ピストン１３の外周近傍のタービン１２側の面に固
定されて上記ダンパースプリングを保持するリティニン
グプレート１６と、リティニングプレート１６をピスト
ン１３に固定するスタッドピン２４とを備えたトルクコ
ンバータ用ロックアップクラッチ１０において、上記ス
タッドピン２４にリティニングプレート１６の孔２６に
嵌合する小径部２５とリティニングプレート１６を押圧
する大径部２８と大径部２８のタービン１２側の頭部２
４ａを設け、上記リティニングプレート１６と頭部２４
ａとの間にリング状のフリクションプレート３０を配置
し、このフリクションプレート３０の円周方向に延びる
長孔３１又は外開きの切欠きを上記スタッドピン２４の
大径部２８上に嵌合してフリクションプレート３０をリ
ティニングプレート１６に対し相対的に回動自在に支持
し、フリクションプレート３０とリティニングプレート
１６の各内周部間に、両者の相対回転により摩擦が生じ
る摩擦機構を設け、フリクションプレート３０の内周部
にタービン１２側へ向かい一体に突出する複数の爪部３
４を設け、この爪部３４をタービン１２のシェル３５の
スリット３６又はタービン１２に固定されたドリブンプ
レート６０のスリット６４に嵌合してフリクションプレ
ート３０をタービン１２に対して相対回転不能且つ軸方
向に摺動自在の状態で連結したことを特徴とするトルク
コンバータ用ロックアップクラッチの摩擦装置である。
ー１１に圧接して連結する環状且つ板状のピストン１３
と、このピストン１３とトルクコンバータのタービン１
２とを円周方向に弾性的に連結するダンパースプリング
と、ピストン１３の外周近傍のタービン１２側の面に固
定されて上記ダンパースプリングを保持するリティニン
グプレート１６と、リティニングプレート１６をピスト
ン１３に固定するスタッドピン２４とを備えたトルクコ
ンバータ用ロックアップクラッチ１０において、上記ス
タッドピン２４にリティニングプレート１６の孔２６に
嵌合する小径部２５とリティニングプレート１６を押圧
する大径部２８と大径部２８のタービン１２側の頭部２
４ａを設け、上記リティニングプレート１６と頭部２４
ａとの間にリング状のフリクションプレート３０を配置
し、このフリクションプレート３０の円周方向に延びる
長孔３１又は外開きの切欠きを上記スタッドピン２４の
大径部２８上に嵌合してフリクションプレート３０をリ
ティニングプレート１６に対し相対的に回動自在に支持
し、フリクションプレート３０とリティニングプレート
１６の各内周部間に、両者の相対回転により摩擦が生じ
る摩擦機構を設け、フリクションプレート３０の内周部
にタービン１２側へ向かい一体に突出する複数の爪部３
４を設け、この爪部３４をタービン１２のシェル３５の
スリット３６又はタービン１２に固定されたドリブンプ
レート６０のスリット６４に嵌合してフリクションプレ
ート３０をタービン１２に対して相対回転不能且つ軸方
向に摺動自在の状態で連結したことを特徴とするトルク
コンバータ用ロックアップクラッチの摩擦装置である。
（作用） クラッチが接続してピストンがトルクコンバータのフロ
ントカバーに圧接した状態では、ダンパースプリングの
伸縮に伴ってピストンとタービンとが相対的に捩れる。
この捩れ動作において、フリクションプレートがタービ
ンと共に回転することによりピストンに対して相対的に
捩れ、それにより摩擦機構に摩擦が生じる。
ントカバーに圧接した状態では、ダンパースプリングの
伸縮に伴ってピストンとタービンとが相対的に捩れる。
この捩れ動作において、フリクションプレートがタービ
ンと共に回転することによりピストンに対して相対的に
捩れ、それにより摩擦機構に摩擦が生じる。
（実施例） 本発明の実施例を示す第１図において、図の左側（図外
のトランスミッションの反対側）を仮に前方とする。
のトランスミッションの反対側）を仮に前方とする。
第１図に示すように、本発明のロックアップクラッチ１
０は、トルクコンバータの入力部を構成するフロントカ
バー１１とトルクコンバータのタービン１２との間に配
置される。
０は、トルクコンバータの入力部を構成するフロントカ
バー１１とトルクコンバータのタービン１２との間に配
置される。
ロックアップクラッチ１０は、概ね環状且つ板状のピス
トン１３と、円周方向に間隔をへだてて配置される複数
のコイルばね１５（ダンパースプリング）とを備えてい
る。
トン１３と、円周方向に間隔をへだてて配置される複数
のコイルばね１５（ダンパースプリング）とを備えてい
る。
コイルばね１５とピストン１３とを連結するために、ピ
ストン１３の背面の外周近傍部分には、リティニングプ
レート１６が固定されている。リティニングプレート１
６は複数の折曲げ爪１７〜２０を有する板状部材で、概
ねトルクコンバータの円周方向に延びるリング形状に成
形されている。爪１７、１８はそれぞれ半径方向外方及
び内方から屈曲してコイルばね１５を抱擁している。ま
た爪１９、２０は、それぞれ半径方向外方及び内方から
屈曲して隣接するコイルばね１５、１５に対し、円周方
向に係合している（第５図）。
ストン１３の背面の外周近傍部分には、リティニングプ
レート１６が固定されている。リティニングプレート１
６は複数の折曲げ爪１７〜２０を有する板状部材で、概
ねトルクコンバータの円周方向に延びるリング形状に成
形されている。爪１７、１８はそれぞれ半径方向外方及
び内方から屈曲してコイルばね１５を抱擁している。ま
た爪１９、２０は、それぞれ半径方向外方及び内方から
屈曲して隣接するコイルばね１５、１５に対し、円周方
向に係合している（第５図）。
２１は溶接によりタービン１２のシェル３５の前面に一
体的に固定されているドリブンプレートで、円周方向に
僅かな間隔をへだてて環状に配置されている（第６
図）。ドリブンプレート２１はその内周部に前方へ突出
する突起２２を備えている。突起２２は互いに隣接する
コイルばね１５、１５の間に入り込んでいる。そして各
コイルばね１５の端部がこの突起２２に係合することに
より、ピストン１３とタービン１２は円周方向に弾性的
に連結される。
体的に固定されているドリブンプレートで、円周方向に
僅かな間隔をへだてて環状に配置されている（第６
図）。ドリブンプレート２１はその内周部に前方へ突出
する突起２２を備えている。突起２２は互いに隣接する
コイルばね１５、１５の間に入り込んでいる。そして各
コイルばね１５の端部がこの突起２２に係合することに
より、ピストン１３とタービン１２は円周方向に弾性的
に連結される。
ピストン１３の外周部には、環状の摩擦ライニング２３
が張り付けられている。ライニング２３はフロントカバ
ー１１の外周部内面に対向しており、ピストン１３が油
圧により前方へ移動することにより、ライニング２３が
フロントカバー１１の内面に圧接してピストン１３がフ
ロントカバー１１にに連結される。
が張り付けられている。ライニング２３はフロントカバ
ー１１の外周部内面に対向しており、ピストン１３が油
圧により前方へ移動することにより、ライニング２３が
フロントカバー１１の内面に圧接してピストン１３がフ
ロントカバー１１にに連結される。
第１図左側において、２４はスタッドピンで、その小径
部２５がリティニングプレート１６の内周部の孔２６及
びピストン１３の孔２７に嵌合し、リティニングプレー
ト１６をピストン１３に固定している。スタッドピン２
４はその後方に大径部２８を一体に備えており、この大
径部２８が後述するフリクションプレート３０の長孔３
１に嵌合してフリクションプレート３０の捩れ角度を区
画している。
部２５がリティニングプレート１６の内周部の孔２６及
びピストン１３の孔２７に嵌合し、リティニングプレー
ト１６をピストン１３に固定している。スタッドピン２
４はその後方に大径部２８を一体に備えており、この大
径部２８が後述するフリクションプレート３０の長孔３
１に嵌合してフリクションプレート３０の捩れ角度を区
画している。
フリクションプレート３０とリティニングプレート１６
の間には、ウエーブスプリング３３が縮設されている。
このウエーブスプリング３３は、フリクションプレート
３０とリティニングプレート１６が相対的に回すること
によって摩擦を生じ、ヒステリシストルクを発生させる
摩擦機構として作用する。なおウエーブスプリング３３
の代りにコーンスプリング６６（第８図左側）を採用し
てもよい。また中心線Ｃ方向にスペースを充分に取るこ
とができる時は、第８図の実施例のようにリティニング
プレート１６とコーンスプリング６６の間に摩擦材６７
を介装してもよい（第８図左側）。
の間には、ウエーブスプリング３３が縮設されている。
このウエーブスプリング３３は、フリクションプレート
３０とリティニングプレート１６が相対的に回すること
によって摩擦を生じ、ヒステリシストルクを発生させる
摩擦機構として作用する。なおウエーブスプリング３３
の代りにコーンスプリング６６（第８図左側）を採用し
てもよい。また中心線Ｃ方向にスペースを充分に取るこ
とができる時は、第８図の実施例のようにリティニング
プレート１６とコーンスプリング６６の間に摩擦材６７
を介装してもよい（第８図左側）。
第２図〜第５図に示すように、フリクションプレート３
０はリング状の板金部材で、同一円周上４５゜間隔をへ
だてたところに円周方向に延びる長孔３１を備えてい
る。なお長孔３１の代りに、円周方向に長く延びる切欠
きをフリクションプレート３０の外周部に設けてもよ
い。フリクションプレート３０の内周部には後方へ延び
る爪部３４を多数備えており、この爪部３４がそれと対
向するタービン１２のシェル３５に設けたスリット３６
に嵌合する（第７図）。
０はリング状の板金部材で、同一円周上４５゜間隔をへ
だてたところに円周方向に延びる長孔３１を備えてい
る。なお長孔３１の代りに、円周方向に長く延びる切欠
きをフリクションプレート３０の外周部に設けてもよ
い。フリクションプレート３０の内周部には後方へ延び
る爪部３４を多数備えており、この爪部３４がそれと対
向するタービン１２のシェル３５に設けたスリット３６
に嵌合する（第７図）。
第６図、第７図に示すように、スリット３６はシェル３
５の同一円周上に等間隔をへだてて設けられており、そ
の間隔は組立時にフリクションプレート３０の爪部３４
（第７図）と対向する位置に設定される。各スリット３
６の寸法は、爪部３４（第７図）が軸線Ｃ方向に摺動す
ることを許容し、且つ円周方向には相対回転不能な状態
で嵌合するように設定される。これによりフリクション
プレート３０は、タービン１２に対して相対回転不能且
つ軸方向に摺動自在の状態で連結される。
５の同一円周上に等間隔をへだてて設けられており、そ
の間隔は組立時にフリクションプレート３０の爪部３４
（第７図）と対向する位置に設定される。各スリット３
６の寸法は、爪部３４（第７図）が軸線Ｃ方向に摺動す
ることを許容し、且つ円周方向には相対回転不能な状態
で嵌合するように設定される。これによりフリクション
プレート３０は、タービン１２に対して相対回転不能且
つ軸方向に摺動自在の状態で連結される。
上記構造によると、第１図の状態からピストン１３のラ
イニング２３がフロントカバー１１に圧接した状態で
は、コイルばね１５の伸縮に伴ってピストン１３とドリ
ブンプレート２１が相対的に捩れ、その結果ピストン１
３とタービン１２とが相対的に捩れる。この捩れ動作に
おいて、フリクションプレート３０は爪部３４によりタ
ービン１２に対して相対回転不能且つ軸方向に摺動自在
の状態で連結されているので、フリクションプレート３
０がタービン１２と共に回転する。これによりフリクシ
ョンプレート３０はピストン１３に対して相対的に捩
れ、摩擦機構（ウエーブスプリング３３等）に摩擦が生
じる。
イニング２３がフロントカバー１１に圧接した状態で
は、コイルばね１５の伸縮に伴ってピストン１３とドリ
ブンプレート２１が相対的に捩れ、その結果ピストン１
３とタービン１２とが相対的に捩れる。この捩れ動作に
おいて、フリクションプレート３０は爪部３４によりタ
ービン１２に対して相対回転不能且つ軸方向に摺動自在
の状態で連結されているので、フリクションプレート３
０がタービン１２と共に回転する。これによりフリクシ
ョンプレート３０はピストン１３に対して相対的に捩
れ、摩擦機構（ウエーブスプリング３３等）に摩擦が生
じる。
（発明の効果） 以上説明したように本発明によると、トルクコンバータ
に並設されるロックアップクラッチ１０に摩擦動作専用
の摩擦機構（ウエーブスプリング３３等）を設けたの
で、捩り特性におけるヒステリシストルクを所望値に正
確に設定することができ、トルク振動吸収特性を高める
ことができる。
に並設されるロックアップクラッチ１０に摩擦動作専用
の摩擦機構（ウエーブスプリング３３等）を設けたの
で、捩り特性におけるヒステリシストルクを所望値に正
確に設定することができ、トルク振動吸収特性を高める
ことができる。
さらに本発明によると、ピストン１３の外周近傍のター
ビン１２側に配置されたリティニングプレート１６とフ
リクションプレート３０の間に摩擦機構が配置されてい
るので、少ない面圧でも大きな摩擦荷重を得ることがで
き、摩擦機構にかかる負荷を小さくして耐久性を向上さ
せることができる。また第１０図に示す構造で摩擦機構
を有するものに比べて、部品数を少なくすることがで
き、軽量化及びコスト低減に寄与する。
ビン１２側に配置されたリティニングプレート１６とフ
リクションプレート３０の間に摩擦機構が配置されてい
るので、少ない面圧でも大きな摩擦荷重を得ることがで
き、摩擦機構にかかる負荷を小さくして耐久性を向上さ
せることができる。また第１０図に示す構造で摩擦機構
を有するものに比べて、部品数を少なくすることがで
き、軽量化及びコスト低減に寄与する。
さらに本発明によると、フリクションプレート３０の内
周部に爪部３４を一体に設けているので、フリクション
プレート３０をプレス成形する際に爪部３４を同時に加
工することができ、この点からも加工工程の低減に寄与
し、ひいては製品のコスト低減に寄与する。
周部に爪部３４を一体に設けているので、フリクション
プレート３０をプレス成形する際に爪部３４を同時に加
工することができ、この点からも加工工程の低減に寄与
し、ひいては製品のコスト低減に寄与する。
更に本発明によると、ピストン１３に対してリティニン
グプレート１６を固定する複数のスタッドピン２４の大
径部２８と頭部２４ａを利用してフリクションプレート
３０とウエーブスプリング３３（摩擦機構）を装着でき
るので、構造が簡素化し、ウエーブスプリング３３はリ
ティニングプレート１６とフリクションプレート３０の
各内周部に挾持されている為、コイルばね１５の半径方
向内側のスペースを有効に利用して摩擦機構を組み込む
ことができ、軸方向寸法の増加する恐れもなくなる。又
タービン１２側へ軸方向に突出した爪部３４はタービン
１２のシェル３５のスリット３６又はタービン１２に固
定されたドリブンプレート６０のスリット６４に嵌合し
ているので、フリクションプレート３０をタービン１２
に対して相対回転不能且つ軸方向に摺動自在の状態で連
結する構造が簡単になり、組付けも容易になる。
グプレート１６を固定する複数のスタッドピン２４の大
径部２８と頭部２４ａを利用してフリクションプレート
３０とウエーブスプリング３３（摩擦機構）を装着でき
るので、構造が簡素化し、ウエーブスプリング３３はリ
ティニングプレート１６とフリクションプレート３０の
各内周部に挾持されている為、コイルばね１５の半径方
向内側のスペースを有効に利用して摩擦機構を組み込む
ことができ、軸方向寸法の増加する恐れもなくなる。又
タービン１２側へ軸方向に突出した爪部３４はタービン
１２のシェル３５のスリット３６又はタービン１２に固
定されたドリブンプレート６０のスリット６４に嵌合し
ているので、フリクションプレート３０をタービン１２
に対して相対回転不能且つ軸方向に摺動自在の状態で連
結する構造が簡単になり、組付けも容易になる。
（別の実施例） 第８図に示す本発明の別の実施例では、環状のドリブン
プレート６０がロックアップクラッチ１０とタービン１
２との間に配置されており、その内周部がリベット６１
によりタービンハブ６２の外周部に固定されている。ド
リブンプレート６０は、その外周部に前毎方（第８図の
左側）へ一体に延びる突起６３を備えており、この突起
６３がロックアップクラッチ１０のコイルばね１５の端
部に係合してロックアップクラッチ１０のピストン１３
とタービン１２を円周方向に弾性的に連結している。そ
してロックアップクラッチ１０はフリクションプレート
３０、摩擦機構（コーンスプリング６６、摩擦材６７）
を備えている。
プレート６０がロックアップクラッチ１０とタービン１
２との間に配置されており、その内周部がリベット６１
によりタービンハブ６２の外周部に固定されている。ド
リブンプレート６０は、その外周部に前毎方（第８図の
左側）へ一体に延びる突起６３を備えており、この突起
６３がロックアップクラッチ１０のコイルばね１５の端
部に係合してロックアップクラッチ１０のピストン１３
とタービン１２を円周方向に弾性的に連結している。そ
してロックアップクラッチ１０はフリクションプレート
３０、摩擦機構（コーンスプリング６６、摩擦材６７）
を備えている。
第９図に示すように、ドリブンプレート６０は、フリク
ションプレート３０の爪部３４に対向するスリット６４
を備えており、このスリット６４にフリクションプレー
ト３０の爪部３４が嵌合している。スリット６４は第６
図、第７図で説明したスリット３６と同様に、各爪部３
４が中心軸線Ｃ方向に摺動することを許容し、且つ円周
方向には相対回転不能な状態で嵌合する寸法に設定され
る。
ションプレート３０の爪部３４に対向するスリット６４
を備えており、このスリット６４にフリクションプレー
ト３０の爪部３４が嵌合している。スリット６４は第６
図、第７図で説明したスリット３６と同様に、各爪部３
４が中心軸線Ｃ方向に摺動することを許容し、且つ円周
方向には相対回転不能な状態で嵌合する寸法に設定され
る。
上記構造によっても、第８図の状態からピストン１３の
ライニング２３がフロントカバー１１に圧接している時
は、コイルばね１５の伸縮に伴ってピストン１３とドリ
ブンプレート６０が相対的に捩れ、その結果ピストン１
３とタービン１２とが相対的に捩れる。ピストン１３と
タービン１２とが相対的に捩れている時の動作におい
て、フリクションプレート３０がタービン１２と共に回
転することにより、ピストン１３に対して相対的に捩
れ、それにより摩擦機構（コーンスプリング６６、摩擦
材６７等）に摩擦が生じる。
ライニング２３がフロントカバー１１に圧接している時
は、コイルばね１５の伸縮に伴ってピストン１３とドリ
ブンプレート６０が相対的に捩れ、その結果ピストン１
３とタービン１２とが相対的に捩れる。ピストン１３と
タービン１２とが相対的に捩れている時の動作におい
て、フリクションプレート３０がタービン１２と共に回
転することにより、ピストン１３に対して相対的に捩
れ、それにより摩擦機構（コーンスプリング６６、摩擦
材６７等）に摩擦が生じる。
第１図は本発明の断面部分図、第２図は本発明のフリク
ションプレートの縦断面図、第３図は本発明のフリクシ
ョンプレートの一部切欠き正面図、第４図は本発明のロ
ックアップクラッチの縦断面図、第５図は本発明のロッ
クアップクラッチの一部切欠き正面図、第６図は本発明
を採用することのできるタービンの正面部分略図、第７
図は第６図のVII−VII断面略図、第８図は本発明の別の
実施例を示す断面部分図、第９図は本発明のロックアッ
プクラッチの一部を切欠いて示す斜視図、第１０図は従
来の構造を示す断面部分図である。１０……ロックアッ
プクラッチ、１１……フロントカバー、１２……タービ
ン、１３……ピストン、１５……コイルばね（ダンパー
スプリング）、１６……リティニングプレート、２４…
…スタッドピン、３０……フリクションプレート、３４
……爪部、３６、６４……スリット、３３……ウエーブ
スプリング（摩擦機構）、６６……コーンスプリング
（摩擦機構）、６７……摩擦材（摩擦機構）
ションプレートの縦断面図、第３図は本発明のフリクシ
ョンプレートの一部切欠き正面図、第４図は本発明のロ
ックアップクラッチの縦断面図、第５図は本発明のロッ
クアップクラッチの一部切欠き正面図、第６図は本発明
を採用することのできるタービンの正面部分略図、第７
図は第６図のVII−VII断面略図、第８図は本発明の別の
実施例を示す断面部分図、第９図は本発明のロックアッ
プクラッチの一部を切欠いて示す斜視図、第１０図は従
来の構造を示す断面部分図である。１０……ロックアッ
プクラッチ、１１……フロントカバー、１２……タービ
ン、１３……ピストン、１５……コイルばね（ダンパー
スプリング）、１６……リティニングプレート、２４…
…スタッドピン、３０……フリクションプレート、３４
……爪部、３６、６４……スリット、３３……ウエーブ
スプリング（摩擦機構）、６６……コーンスプリング
（摩擦機構）、６７……摩擦材（摩擦機構）
Claims (1)
- 【請求項１】エンジン側の回転力を伝達するフロントカ
バー１１に圧接して連結する環状且つ板状のピストン１
３と、このピストン１３とトルクコンバータのタービン
１２とを円周方向に弾性的に連結するダンパースプリン
グと、ピストン１３の外周近傍のタービン１２側の面に
固定されて上記ダンパースプリングを保持するリティニ
ングプレート１６と、リティニングプレート１６をピス
トン１３に固定するスタッドピン２４とを備えたトルク
コンバータ用ロックアップクラッチ１０において、上記
スタッドピン２４にリティニングプレート１６の孔２６
に嵌合する小径部２５とリティニングプレート１６を押
圧する大径部２８と大径部２８のタービン１２側の頭部
２４ａを設け、上記リティニングプレート１６と頭部２
４ａとの間にリング状のフリクションプレート３０を配
置し、このフリクションプレート３０の円周方向に延び
る長孔３１又は外開きの切欠きを上記スタッドピン２４
の大径部２８上に嵌合してフリクションプレート３０を
リティニングプレート１６に対して相対的に回動自在に
支持し、フリクションプレート３０とリティニングプレ
ート１６の各内周部間に、両者の相対回転により摩擦が
生じる摩擦機構を設け、フリクションプレート３０の内
周部にタービン１２側へ向かい一体に突出する複数の爪
部３４を設け、この爪部３４をタービン１２のシェル３
５のスリット３６又はタービン１２に固定されたドリブ
ンプレート６０のスリット６４に嵌合してフリクション
プレート３０をタービン１２に対して相対回転不能且つ
軸方向に摺動自在の状態で連結したことを特徴とするト
ルクコンバータ用ロックアップクラッチの摩擦装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63270185A JPH0643866B2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | トルクコンバータ用ロックアップクラッチの摩擦装置 |
| US07/417,154 US4969544A (en) | 1988-10-26 | 1989-10-04 | Friction mechanism of lock-up clutch for a torque converter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63270185A JPH0643866B2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | トルクコンバータ用ロックアップクラッチの摩擦装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02118256A JPH02118256A (ja) | 1990-05-02 |
| JPH0643866B2 true JPH0643866B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=17482709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63270185A Expired - Lifetime JPH0643866B2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | トルクコンバータ用ロックアップクラッチの摩擦装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4969544A (ja) |
| JP (1) | JPH0643866B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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|---|---|---|---|---|
| US4143561A (en) * | 1977-11-14 | 1979-03-13 | Ford Motor Company | Hydrokinetic torque converter with lock-up clutch and internal vibration damping |
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| JPS5973662A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-25 | Daikin Mfg Co Ltd | トルクコンバ−タの直結クラツチ |
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-
1988
- 1988-10-26 JP JP63270185A patent/JPH0643866B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-10-04 US US07/417,154 patent/US4969544A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02118256A (ja) | 1990-05-02 |
| US4969544A (en) | 1990-11-13 |
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