JPH0643186A - 電流分流装置 - Google Patents
電流分流装置Info
- Publication number
- JPH0643186A JPH0643186A JP19549092A JP19549092A JPH0643186A JP H0643186 A JPH0643186 A JP H0643186A JP 19549092 A JP19549092 A JP 19549092A JP 19549092 A JP19549092 A JP 19549092A JP H0643186 A JPH0643186 A JP H0643186A
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- Japan
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- shunt
- temperature
- switch
- current path
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- Pending
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な構成で、過電流が流れた場合に
電流路に接続されている構成要素を保護できる電流分流
装置を実現することにある。 【構成】 電流路に直列接続された分流器と、この分流
器の表面温度を測定する温度センサと、分流器と並列に
接続されたスイッチと、温度センサの温度検出信号が設
定温度より高くなったらスイッチを閉じて設定温度より
低くなったらスイッチを開くように制御するスイッチ制
御要素とで構成されたもの。
電流路に接続されている構成要素を保護できる電流分流
装置を実現することにある。 【構成】 電流路に直列接続された分流器と、この分流
器の表面温度を測定する温度センサと、分流器と並列に
接続されたスイッチと、温度センサの温度検出信号が設
定温度より高くなったらスイッチを閉じて設定温度より
低くなったらスイッチを開くように制御するスイッチ制
御要素とで構成されたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電流分流装置に関するも
のであり、詳しくは、電流測定装置や電流測定計器に用
いられる分流器の過電流保護に関するものである。
のであり、詳しくは、電流測定装置や電流測定計器に用
いられる分流器の過電流保護に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から一般に、電流測定にあたって、
電流路に分流器を直列に接続し、この分流器の両端の電
圧をアナログやデジタルの電圧測定器で測定することが
行われている。ところで、このような構成での電流測定
にあたって、分流器に定格値を越える過電流が流れると
分流器が過熱状態になり、分流器の周辺の機器を焼損し
たり、分流器自体も焼損したりして測定できなくなるこ
とがある。
電流路に分流器を直列に接続し、この分流器の両端の電
圧をアナログやデジタルの電圧測定器で測定することが
行われている。ところで、このような構成での電流測定
にあたって、分流器に定格値を越える過電流が流れると
分流器が過熱状態になり、分流器の周辺の機器を焼損し
たり、分流器自体も焼損したりして測定できなくなるこ
とがある。
【０００３】そこで、このような過電流対策として、例
えば分流器と直列にヒューズやブレーカーを接続し、過
電流が流れたらヒュズを溶断させたりブレーカーを作動
させて電流路を遮断（開放）することが行われている。
えば分流器と直列にヒューズやブレーカーを接続し、過
電流が流れたらヒュズを溶断させたりブレーカーを作動
させて電流路を遮断（開放）することが行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成によれば、一旦過電流が流れて電流路が開放されてし
まうと再び電流路を閉じるためにはヒューズを交換した
りブレーカーをリセットしなければならないが、電流路
が活線であることを忘れて作業すると感電してしまうな
ど、操作者にとって極めて危険な場合が多い。
成によれば、一旦過電流が流れて電流路が開放されてし
まうと再び電流路を閉じるためにはヒューズを交換した
りブレーカーをリセットしなければならないが、電流路
が活線であることを忘れて作業すると感電してしまうな
ど、操作者にとって極めて危険な場合が多い。
【０００５】また、電流路を開放したり閉じた場合、電
流路に接続されている電源や負荷や測定系などの電流路
の構成要素に急激に大きな電気的変動が与えられること
になり、これら電流路の構成要素に２次的な損傷を与え
てしまう恐れもある。本発明はこのような問題点を解決
するものであり、その目的は、比較的簡単な構成で、過
電流が流れた場合に電流路に接続されている各種の構成
要素を保護できる電流分流装置を実現することにある。
流路に接続されている電源や負荷や測定系などの電流路
の構成要素に急激に大きな電気的変動が与えられること
になり、これら電流路の構成要素に２次的な損傷を与え
てしまう恐れもある。本発明はこのような問題点を解決
するものであり、その目的は、比較的簡単な構成で、過
電流が流れた場合に電流路に接続されている各種の構成
要素を保護できる電流分流装置を実現することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点を解決するために、電流路に直列接続された分流器
と、この分流器の表面温度を測定する温度センサと、分
流器と並列に接続されたスイッチと、温度センサの温度
検出信号が設定温度より高くなったらスイッチを閉じて
設定温度より低くなったらスイッチを開くように制御す
るスイッチ制御要素、とで構成されたことを特徴とす
る。
題点を解決するために、電流路に直列接続された分流器
と、この分流器の表面温度を測定する温度センサと、分
流器と並列に接続されたスイッチと、温度センサの温度
検出信号が設定温度より高くなったらスイッチを閉じて
設定温度より低くなったらスイッチを開くように制御す
るスイッチ制御要素、とで構成されたことを特徴とす
る。
【０００７】
【作用】分流器に過電流が流れて過熱状態になり、温度
が設定温度よりも高くなると、スイッチはスイッチ制御
要素の制御によって閉じられる。この結果、分流器に流
れる過電流の一部はスイッチ側を流れることになり、分
流器の過熱状態は解消される。そして、分流器の温度が
設定温度よりも低くなるとスイッチはスイッチ制御要素
の制御により再び開かれる。
が設定温度よりも高くなると、スイッチはスイッチ制御
要素の制御によって閉じられる。この結果、分流器に流
れる過電流の一部はスイッチ側を流れることになり、分
流器の過熱状態は解消される。そして、分流器の温度が
設定温度よりも低くなるとスイッチはスイッチ制御要素
の制御により再び開かれる。
【０００８】これにより、スイッチは分流器の温度変化
に応じて自動的に開閉されることになる。また、電流路
自体は直接には開閉されないので、電流路の各種の構成
要素の２次的な損傷を防止できる。
に応じて自動的に開閉されることになる。また、電流路
自体は直接には開閉されないので、電流路の各種の構成
要素の２次的な損傷を防止できる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図１は本発明の原理回路図である。図において、１
は分流器で、電流路に直列接続されている。２は温度セ
ンサで、分流器１の表面温度を測定するように設けられ
ている。３はスイッチで、分流器１と並列に接続されて
いる。４はスイッチ制御要素で、温度センサ２の温度検
出信号が設定温度より高くなったらスイッチ３を閉じて
設定温度より低くなったらスイッチ３を開くように制御
する。
る。図１は本発明の原理回路図である。図において、１
は分流器で、電流路に直列接続されている。２は温度セ
ンサで、分流器１の表面温度を測定するように設けられ
ている。３はスイッチで、分流器１と並列に接続されて
いる。４はスイッチ制御要素で、温度センサ２の温度検
出信号が設定温度より高くなったらスイッチ３を閉じて
設定温度より低くなったらスイッチ３を開くように制御
する。
【００１０】このような原理回路の具体化にあたって
は、電気的回路による方法，機械的要素で構成する方
法，これらの組み合わせなど各種の構成が考えられる。
図２は図１の具体例図であり、機械的要素のみで構成す
る例であって、図１と同一部分には同一符号を付けてい
る。図１において、分流器１の表面には熱伝導性の優れ
た絶縁体５が被着されている。この絶縁体５の上部近傍
には長手方向に沿って温度センサ２として用いるバイメ
タルが配置されている。すなわち、バイメタル２の一端
は電気導体よりなるフレーム６の一端に固定され、バイ
メタル２の他端にはスイッチ３を構成する可動接点３ａ
が取り付けられている。フレーム６の他端は分流器１の
一端側の電流路に電気的に接続されるとともに機械的に
固定されている。分流器１の他端側の電流路には電気導
体よりなるフレーム７が電気的に接続されるとともに機
械的に固定されている。このフレーム７はほぼＬ字形に
折り曲げ形成されていて、その折り曲げ面にはスイッチ
３を構成する固定接点３ｂが可動接点３ａと対向するよ
うに固定ナット８を介して可動接点３ａとの間隔が調整
可能に取り付けられている。
は、電気的回路による方法，機械的要素で構成する方
法，これらの組み合わせなど各種の構成が考えられる。
図２は図１の具体例図であり、機械的要素のみで構成す
る例であって、図１と同一部分には同一符号を付けてい
る。図１において、分流器１の表面には熱伝導性の優れ
た絶縁体５が被着されている。この絶縁体５の上部近傍
には長手方向に沿って温度センサ２として用いるバイメ
タルが配置されている。すなわち、バイメタル２の一端
は電気導体よりなるフレーム６の一端に固定され、バイ
メタル２の他端にはスイッチ３を構成する可動接点３ａ
が取り付けられている。フレーム６の他端は分流器１の
一端側の電流路に電気的に接続されるとともに機械的に
固定されている。分流器１の他端側の電流路には電気導
体よりなるフレーム７が電気的に接続されるとともに機
械的に固定されている。このフレーム７はほぼＬ字形に
折り曲げ形成されていて、その折り曲げ面にはスイッチ
３を構成する固定接点３ｂが可動接点３ａと対向するよ
うに固定ナット８を介して可動接点３ａとの間隔が調整
可能に取り付けられている。
【００１１】このような構造の動作を説明する。分流器
１の発熱は絶縁体５を経てバイメタル２に伝導される。
バイメタル２は伝導される温度の上昇変化に応じて固定
接点３ｂに近づく方向に変形し、プリセットされた間隔
以上に変形することによって可動接点３ａと固定接点３
ｂが接触してスイッチ３が閉じられる。スイッチ３が閉
じられることにより分流器１と並列に第２の電流路が形
成され、分流器１に流れる過電流の一部が第２の電流路
に分流する。このように過電流の一部が第２の電流路に
分流することによって分流器１の発熱は緩和され、バイ
メタル２に伝導される温度は降下してバイメタル２は自
動的に初期状態に復旧し、スイッチ３は再び開かれる。
１の発熱は絶縁体５を経てバイメタル２に伝導される。
バイメタル２は伝導される温度の上昇変化に応じて固定
接点３ｂに近づく方向に変形し、プリセットされた間隔
以上に変形することによって可動接点３ａと固定接点３
ｂが接触してスイッチ３が閉じられる。スイッチ３が閉
じられることにより分流器１と並列に第２の電流路が形
成され、分流器１に流れる過電流の一部が第２の電流路
に分流する。このように過電流の一部が第２の電流路に
分流することによって分流器１の発熱は緩和され、バイ
メタル２に伝導される温度は降下してバイメタル２は自
動的に初期状態に復旧し、スイッチ３は再び開かれる。
【００１２】ここで、可動接点３ａと固定接点３ｂとの
間隔をバイメタル２の通常状態からの温度変化に対する
変形特性に応じて適切に調整する。これにより、分流器
１の発熱に伴う電流路に接続されている各種の構成要素
の焼損などを防止でき、分流器１の発熱温度が通常状態
に低下するとスイッチ３は自動的に初期状態に復帰す
る。
間隔をバイメタル２の通常状態からの温度変化に対する
変形特性に応じて適切に調整する。これにより、分流器
１の発熱に伴う電流路に接続されている各種の構成要素
の焼損などを防止でき、分流器１の発熱温度が通常状態
に低下するとスイッチ３は自動的に初期状態に復帰す
る。
【００１３】このように構成することにより、駆動用の
電源は不要であり、バイメタル２は図１の温度センサ２
とスイッチ制御要素４の機能を兼ね備えているので構造
が簡単になって安価に構成でき、メンテナンスも不要に
なる。なお、前述のように図２と同等の機能を持つ構成
を電気的回路で構成することも可能である。この場合、
電源が必要になるとともにコストが比較的高価になるも
のの、例えば温度に対する応答性を自由に設定できるな
どの図２の構成では得られない効果が得られる。
電源は不要であり、バイメタル２は図１の温度センサ２
とスイッチ制御要素４の機能を兼ね備えているので構造
が簡単になって安価に構成でき、メンテナンスも不要に
なる。なお、前述のように図２と同等の機能を持つ構成
を電気的回路で構成することも可能である。この場合、
電源が必要になるとともにコストが比較的高価になるも
のの、例えば温度に対する応答性を自由に設定できるな
どの図２の構成では得られない効果が得られる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的簡単な構成で、過電流が流れた場合に電流路に接
続されている各種の構成要素を保護できる電流分流装置
を実現することができる。
比較的簡単な構成で、過電流が流れた場合に電流路に接
続されている各種の構成要素を保護できる電流分流装置
を実現することができる。
【図１】本発明の原理回路図である。
【図２】図１の具体例を示す構成説明図である。
１ 分流器 ２ 温度センサ ３ スイッチ ４ スイッチ制御要素 ５ 絶縁体 ６，７ フレーム ８ 固定ナット
Claims (1)
- 【請求項１】電流路に直列接続された分流器と、 この分流器の表面温度を測定する温度センサと、 分流器と並列に接続されたスイッチと、 温度センサの温度検出信号が設定温度より高くなったら
スイッチを閉じて設定温度より低くなったらスイッチを
開くように制御するスイッチ制御要素、とで構成された
ことを特徴とする電流分流装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19549092A JPH0643186A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電流分流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19549092A JPH0643186A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電流分流装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0643186A true JPH0643186A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16341958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19549092A Pending JPH0643186A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 電流分流装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0643186A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140068965A (ko) * | 2011-09-16 | 2014-06-09 | 지멘스 악티엔게젤샤프트 | 부하를 보호하기 위한 장치 및 방법 |
| WO2016183117A1 (en) * | 2015-05-11 | 2016-11-17 | Sri International | Efficient bowden cable system |
| US9520707B2 (en) | 2012-04-20 | 2016-12-13 | Siemens Aktiengesellschaft | Device for protecting a user |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP19549092A patent/JPH0643186A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140068965A (ko) * | 2011-09-16 | 2014-06-09 | 지멘스 악티엔게젤샤프트 | 부하를 보호하기 위한 장치 및 방법 |
| US9520707B2 (en) | 2012-04-20 | 2016-12-13 | Siemens Aktiengesellschaft | Device for protecting a user |
| WO2016183117A1 (en) * | 2015-05-11 | 2016-11-17 | Sri International | Efficient bowden cable system |
| US10443646B2 (en) | 2015-05-11 | 2019-10-15 | Sri International | Efficient bowden cable system |
| US10655670B2 (en) | 2015-05-11 | 2020-05-19 | Sri International | Efficient bowden cable system |
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