JPH0643140U - 型枠パネル - Google Patents

型枠パネル

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JPH0643140U
JPH0643140U JP1263992U JP1263992U JPH0643140U JP H0643140 U JPH0643140 U JP H0643140U JP 1263992 U JP1263992 U JP 1263992U JP 1263992 U JP1263992 U JP 1263992U JP H0643140 U JPH0643140 U JP H0643140U
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JP
Japan
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panel
plate
ribs
separator
rib
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Application number
JP1263992U
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English (en)
Inventor
隆之 森本
Original Assignee
株式会社森本工務店
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 矩形の堰板(6)に高さの異なるリブ1〜5が
格子状に突設され、全体が合成樹脂を繊維質で強化した
複合材料で一体成形された建築用型枠パネル。 【効果】 合成樹脂を繊維質で強化した複合材料にて形
成されているため必要な強度を保ちながら、パネル全体
の重量の増加を抑えることができる。パネルを構成する
樹脂はコンクリートとの剥離性が優れているので、パネ
ルのメンテナンスが容易であり、繰り返し使用できる。
パネルは樹脂のプレス成形より、簡単に且つ能率的に製
造できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート施工に使用する型枠パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来の斯種型枠は、木材、主としてラワンによって形成され、通常、数回使用 での廃棄される。この様に従来の型枠は消耗品であるため、木材の使用量が多く なることから、自然環境の破壊が問題となっている。
【0003】 木材に代えて、アルミニューム、合成樹脂を使用することが検討されるが、重 量が嵩んで取扱いに支障が生じ、或は強度不足で従来の木製パネルの規格寸法に 納まらず、パネル組みに必要なセパレータ、ホームタイ及び締付け用L型金具等 は従来の物を使用することに支障があった。 本考案は、上記問題を解決できる型枠パネルを明らかにするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】
本考案は、セパレータ(7)を挟んで対向配備され、セパレータ(7)の両端に連 結されたホームタイ(72)、縦ばた(8)、横ばた(81)及びL型金具(9)によって保 持され、コンクリートを流し込む空間を形成するための型枠であって、矩形の堰 板(6)の内外両面の内、外面の外周縁及び板面に規則的にリブを突設し、堰板( 6)に複数のセパレータ挿入孔(46)を開設しており、該挿入孔の孔縁及びその近 傍にホームタイ(72)の座板(74)及びL型金具(9)の一端を当てるための当り部(4 5)(51)を堰板(6)の内面から同高さに有し、該当り部(45)(46)は堰板の他の部分 よりも板厚方向に大きく形成され且つパネル全体が合成樹脂を繊維質で強化した 複合材料で一体成形されている。
【0005】
【作用及び効果】
型枠パネルは、合成樹脂を繊維質で強化した複合材料にて形成され、堰板(6) にリブを形成しているため、必要な強度を保ちながら、パネル全体の重量の増加 を抑えることができる。
【0006】 然も、セパレータ挿入孔の孔縁及びその近傍はホームタイ(72)の座板(74)及び L型金具(9)の一端を当てるための当り部(45)(51)を堰板(6)の内面から同高さ に形成しているため、従前のホームタイ(72)及びL型金具(9)の使用に支障はな い。
【0007】 パネルを構成する樹脂はコンクリートとの剥離性が優れているので、パネルの メンテナンスが容易であり、腐食の虞れもなく繰り返し使用できる。 パネルは樹脂のプレス成形より、簡単に且つ能率的に製造できる。
【0008】
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基づき本考案を具体的に説明する。 型枠パネルは、図1に示す如く、矩形の堰板(6)の内外両面の内、外面の外周 縁及び板面に規則的にリブ(4)(3)(2)(1)を突設している。
【0009】 パネルは、熱可塑性樹脂をガラス長繊維マットで強化したプレス成形用複合材 料(商品名 Azdel、宇部日東化成株式会社製 比重1.19)をプレス加工して 形成されている。 型枠パネルの堰板(6)は、長辺長さ1800mm 、短辺長さ600mm 、厚み2mmであ る。
【0010】 リブは突出高さ(堰板の厚みは含まない 以下同じ)によって、5種類有り、堰 板(6)の外周縁及び縦横に200mmピッチで夫々突出高さ70mm、厚み5mmの第4リ ブ(4)を突設している。 堰板(6)の厚み2mmと、第4リブ(4)の突出高さ70mmは、従来の厚み12mmの木 製パネルと、60mm角の鋼管の組合せ、即ち、72mm厚のパネル工法に対応させてい る。
【0011】 上記第4リブ(4)で囲まれる27個の正方形の基本領域(41)内に、縦横100mm ピッチで夫々突出高さ34mm、厚み4mmの第3リブ(3)を突設している。
【0012】 上記第3リブ(3)で囲まれる正方形の各領域内に、縦横50mmピッチで夫々突出 高さ14mm、厚み3mmの第2リブ(2)を突設している。
【0013】 上記第2リブ(2)で囲まれる正方形の各領域内に、縦横25mmピッチで夫々突出 高さ5.5mm、厚み2mmの第1リブ(1)を突設している。
【0014】 前記27個の基本領域(41)の内、板の中央部に位置する基本領域及び、該領域 から板の長手方向に4つ離れた領域の3つの基本領域(41a)だけは他の基本領域( 41)とは、リブの配列パターンが異なっている。
【0015】 図2に示す如く、上記3つの基本領域(41a)内には、大、中、小の3つの正方 形の領域(42)(43)(44)が同心に形成され、大領域(42)は一辺が150mmであって、 突出高さ10mm、厚み2mmの第5リブ(5)で囲まれている。
【0016】 中領域(43)は一辺が100mmであって、前記第1リブ(1)と同様のリブで囲まれ ている。
【0017】 小領域(44)は一辺が40mmであって、前記第3リブ(3)と同様のリブで囲まれて いる。
【0018】 小領域(44)のコーナ部から、中領域(43)、大領域(42)のコーナ部を通って、第 3リブ(3)と同様の斜めリブ(31)が設けられる。 斜めリブ(31)上から、該リブと同様のリブが基本領域(41)の第4リブ(4)に直 交して突設されている。
【0019】 前記小領域(44)内の板厚は12mmであって、図6に示す如く、中央部に直径10mm のセパレータ挿入孔(46)が開設され、パネルの内面には該孔(46)の孔縁に直径14 mm、深さ2mmの段部(47)が形成されている。 セパレータ挿入孔(46)のピッチは600mmであって、従来の木製パネルのそれと 同じである。
【0020】 小領域(44)の4辺の外側に前記第5リブ(5)と同様のリブが、該辺と直交して 夫々3本づつ8mmピッチで平行に突設されている。この平行リブ(5a)の上端高さ はパネルの内面から12mmであり、前記小領域(44)の板厚も12mmであって、この数 値は、従来の木製型枠パネルの板厚に一致させたものである。小領域(44)の板面 はセパレータ(7)の座板(74)の当り部(45)、平行リブ(5a)の上端面はL型金具( 9)の当り部(51)となっている。
【0021】 堰板(6)の外周のリブ(4)には、隣り合うパネルをクリップ止めするたの直径 14mmのクリップ孔(48)が、各リブの端部から150mmの位置から300mmピッチで開設 され、更に、50mmピッチで釘孔(49)が開設されている。
【0022】 規格サイズ以外の大きさのパネルが必要となったときは、現場で木製のパネル を製作して使用するのであるが、本考案のパネルと木製パネルとは、上記の釘孔 (49)から釘を打込んで接続できる。
【0023】 上記型枠パネルの板厚及び各リブは、パネルを構成する複合材料の機械的強度 から、従来の木製型枠パネルの強度に遜色のない性能を保障するために計算され た数値に基づいて決定されている。 上記パネルの重量は約12.4kgであって、従来の木製パネルの重量約16kg に比べ約23%の軽量化が画れた。
【0024】 然して、図7、図8に示す如く、セパレータ(7)を挟んで型枠パネルをそのリ ブ面を外側にして対向配備し、セパレータ(7)のネジ部(71)をパネルのセパレー タ挿入孔(46)から外部に臨出させる。隣り合うパネルは、クリップ孔(48)を揃え 、クリップ(図示せず)を嵌めて着脱可能に連結する。
【0025】 ネジ部(71)にホームタイ(72)を螺合し、パネルの第4リブ(4)に縦ばた(8)を 当て、該縦ばた(8)の外側から横ばた(81)を当てる。
【0026】 L型金具(9)の一辺の貫通孔(92)にホームタイ(72)を嵌め、金具の他端をパネ ルの平行リブ上の当り部(51)に当て、ホームタイ(72)のスリット(73)に楔(91)を 打込んでL型金具(9)によって保持する。
【0027】 当り部(45)(51)を板の内面からの高さは、従来の木製パネルの厚みに一致して いるため、従前のホームタイ(72)及びL型金具(9)がそのまま使用できる。
【0028】 型枠パネルは、堰板(6)上に高さの違ったリブを縦横に格子状に組み合せた多 重リブ構造であって、然も堰板(6)とリブとを熱可塑性樹脂をガラス長繊維マッ トで強化したプレス成形用複合材料にてプレス成形した一体構造であるため、パ ネル間に充填されるコンクリートの面圧を、堰板(6)から第1リブ(1)、第2リ ブ(2)、第3リブ(3)、第4リブ(4)と順次、効率的に且つ均等に伝えることが できる。従って、堰板(6)を薄く出来、パネル全体の軽量化を画ることが可能と なり、又、堰板(6)の歪みを防止して、成形するコンクリート面を平滑にできる 。
【0029】 リブを縦横格子状に突設しているので、パネルを縦横何れの方向にも使用でき る。 パネルの厚みを従来工法の一種と同じ寸法にしてあるため、工法の転換、工法 の組合せに柔軟に対応できる。
【0030】 パネルを構成する樹脂はコンクリートとの剥離性に優れているため、パネルの 取外し、取外し後のパネル自体のメンテナンスが容易であり、腐食の虞れもなく 繰り返し使用できる。
【0031】 尚、図7に於て、パネル組みの説明に不要なリブは省略してある。
【0032】 図6は、セパレータ挿入孔(46)を使用しない場合において、合成樹脂性のキャ ップ(11)で孔(46)を塞いだ状態を示している。 キャップ(11)は孔(46)の段部(47)に嵌まる円板(12)に軸(13)を突設し、軸の先 端に拡縮可能な円錐状抜止め片(14)を突設したものである。 キャップ(11)を抜止め片(14)側から孔(46)に挿入すると、抜止め片が孔を通過 後、弾性復帰して、板面に引っ掛かり、抜止めとなる。 抜止め片(46)を撮んで縮径させるとキャップ(11)を孔(46)から抜き出すことが できる。
【0033】 尚、各リブは、堰板(6)側から先端側に徐々に厚みを薄くして、プレス金型に 対する抜け勾配を形成しておけば、円滑にプレスの型抜きを行なうことができる 。
【0034】 本考案は、上記実施例の構成に限定されることなく実用新案登録請求の範囲に 記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】パネルの正面図である。
【図2】パネルの拡大正面図及び断面図である。
【図3】パネルの側面図である。
【図4】リブの断面図である。
【図5】セパレータ挿入孔近傍の正面図である。
【図6】セパレータ挿入孔近傍の断面図である。
【図7】パネル組の斜面図である。
【図8】パネル組の断面図である。
【符号の説明】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セパレータ(7)を挟んで対向配備され、
    セパレータ(7)の両端に連結されたホームタイ(登録商
    標)(72)、縦ばた(8)、横ばた(81)及びL型金具(9)に
    よって保持され、コンクリートを流し込む空間を形成す
    るための型枠パネルであって、矩形の堰板(6)の内外両
    面の内、外面の外周縁及び板面に規則的にリブ(4)(3)
    を突設し、堰板(6)に複数のセパレータ挿入孔(46)を開
    設しており、該挿入孔の孔縁及びその近傍にホームタイ
    (72)の座板(74)及びL型金具(9)の一端を当てるための
    当り部(45)(51)を堰板(6)の内面から同高さに有し、該
    当り部(45)(46)は堰板の他の部分よりも板厚方向に大き
    く形成され且つパネル全体が合成樹脂を繊維質で強化し
    た複合材料で一体成形された型枠パネル。
JP1263992U 1992-03-13 1992-03-13 型枠パネル Pending JPH0643140U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149493A (en) * 1974-07-31 1976-04-28 Raychem Corp Konekutanarabini konekutakanno denkitekiketsugohoho
JPS569562A (en) * 1979-07-04 1981-01-31 Mikasa Setsukei Jimushiyo Kk Panel device for building concrete casting form

Patent Citations (2)

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950411