JPH0642813Y2 - 位置決めブロック及び位置決めブロックを用いた成形用金型 - Google Patents

位置決めブロック及び位置決めブロックを用いた成形用金型

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JPH0642813Y2
JPH0642813Y2 JP982590U JP982590U JPH0642813Y2 JP H0642813 Y2 JPH0642813 Y2 JP H0642813Y2 JP 982590 U JP982590 U JP 982590U JP 982590 U JP982590 U JP 982590U JP H0642813 Y2 JPH0642813 Y2 JP H0642813Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャビティ及びコアの形成されている部分が
ホルダに対して着脱自在の入子型として別体に形成され
ている成形用金型に関するものであり、特に装着された
入子型の位置決めに用いる位置決めブロックと、該ブロ
ックを用いた成形用金型に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に成形用金型は、キャビティ部を形成する一対のお
も型や、成形機の取付板、スペーサブロック、受け板等
の型板と、各型板のガイド機構や成形品のエジェクタ機
構をユニット化して構成されているものが多い。
ところで、多品種少量生産が進む中で、成形機に対する
金型交換回数は増加する傾向にある。これと同時に、一
つの金型から生産される成形品の数量は減少し、成形品
一個に対する金型制作費は増大している。このような事
情を背景として、全型制作費のより一層の低減と金型製
作時間の短縮を図るために、成形機に取り付けられる金
型ホルダと、成形品に応じてキャビティ部が形成された
入子型とによって成形用金型を構成し、金型ホルダに対
して入子型を着脱自在に装着するようにしたものが考案
され、一部では実用化されている。
金型ホルダに入子型を着脱自在に装着する前記構成の成
形用金型においては、金型ホルダの取付け部に対し、型
板の開閉方向に対して直交する方向から入子型を装着す
るタイプのものと、型板の開閉方向と同方向から入子型
を装着するタイプのものとが知られている。そして、型
板の開閉方向と直交する方向から入子型を装着する成形
用金型においては、装着された入子型を金型ホルダの取
付け部内に位置決めするために、第8図に例示するよう
な位置決め構造が用いられていた。
第8図の金型は、型板の開閉方向と直交する金型100の
前面に取付け部101が設けられており、この取付け部101
は金型ホルダ100の両側面に開口している。入子型102は
一方の開口から取付け部101内に挿入され、取付け部101
内の所定位置に設けられた突部103に突当てられて金型
ホルダ100の中央に位置決めされるようになっている。
また、図示はしないが、前述のような突部103によって
大まかな位置決めをし、さらに取付け部101内に出入自
在とされた一対の位置決めピンを、入子型102に形成し
た一対の位置決め孔に挿入して、該入子型102の精密な
位置決めを行うようにした金型も知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述したような突部を用いた入子型の位置決め構造によ
れば、突部の位置を変えることができないので、挿入方
向の長さが異なる入子型を装着した場合に、該入子型の
中心と金型ホルダの中心を一致させることができなかっ
た。この為、型締力が加わった際のバランスが変化して
入子型の接合面の特定箇所に力が集中し、成形品にバリ
の発生等の悪影響がでるという問題があった。
また、位置決めピン及び位置決め孔による位置決めの補
助として前記突部を利用する場合には突部に突当てられ
た入子型の位置決め孔と該突部との間隔をどの種類の入
子型でも一定にしておかなければ、位置決め孔に位置決
めピンを挿入する際、位置決めの補助として作用しな
い。さらに各種類の入子型に設ける位置決め孔は位置決
めピンの間隔に合せて一定に決めておく必要がある。こ
れに対して、前記突部の位置は一定で変えられなかった
ので、装着しようとする入子型の大きさによっては金型
ホルダ側の位置決めピンに対応しうる位置決め孔は設け
られない場合もあり、装着できる入子型の寸法が限定さ
れるという問題があった。
また、入子型が装着できたとしても、入子型の大きさが
変ると、前述のように金型ホルダの中心と入子型の中心
がずれてしまう。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、入
子型のような様々な寸法の被固定材を金型ホルダのよう
な基台の中心に位置決めするのに有用な位置決めブロッ
クと、このような位置決めブロック備えた入子型を有す
る成形用金型を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の位置決めブロックは、基台の取付け部内
に装着された被固定材に当接する当接面と、基台の取付
け部内に設けられた突出に係合する係合部とを具備する
ことを特徴としている。
請求項2記載の位置決めブロックは、上記位置決めブロ
ックにおいて、平行な二面の当接面と、前記両当接面の
中間位置から外れた位置に設けられた係合部とを具備す
ることを特徴としている。
請求項3記載の成形用金型は、型板の開閉方向と直交す
る方向から金型ホルダの取付け部に入子型を着脱自在に
装着するタイプの金型であって、金型ホルダの取付け部
内に突部を有し、さらに請求項1記載の位置決めブロッ
クが装着されていることを特徴としている。
請求項4記載の成形用金型は、請求項3記載の金型と同
タイプであって、請求項2記載の位置決めブロックが装
着されていることを特徴としている。
〔作用〕
基台(金型ホルダ)の取付け部に位置決めブロックを装
着し、取付け部の突部に位置決めブロックの係合部を係
合させる。同取付け部に被固定材(入子型)を装着して
前記位置決めブロックの当接面に当接させれば、異なる
サイズの被固定材(入子型)を基台(金型ホルダ)の中
央に位置決めできる。
〔実施例〕
第1図〜第7図によって本考案の一実施例を説明する。
第1図に示すように、この成形用金型1は、図示しない
成形機の固定側プラテンに取り付けられる固定側ホルダ
2と、同成形機の可動側プラテンに取り付けられる可動
側ホルダ3からなる金型ホルダ1を有している。そし
て、基台となる該金型ホルダ1には、固定側と可動側の
二部材からなる被固定材としての入子型12(12a,12b)
が着脱自在に装着されている。
まず、第1図〜第3図に示すように、固定側ホルダ2
は、前記固定側プラテンに取付けられる固定側取付板4
と、型開きに合せてランナを排出するランナプレート5
と、固定側型板6とを有している。
第1図に示すように、前記ランナプレート5は、前記固
定側取付板4に設けられたガイドピン7及びプラボルト
8に沿って摺動自在とされており、所定範囲内で前記固
定側取付板4に対して移動できるようになっている。ま
た前記固定側型板6は、前記固定側取付板4に設けられ
たガイドポスト9に沿って摺動自在とされており、前記
固定側取付板4に対して移動できるようになっている。
また、前記固定側型板6にはプラボルト10が摺動自在に
挿通しており、その先端は前記ランナプレート5に固定
されている。該プラボルト10の下端には固定側型板6の
抜け落ちを係止するストッパ10aが設けられ、該固定側
型板6と前記ランナプレート5の間には両板5,6を離れ
る方向に付勢するばね11が介装されている。
第1図及び第3図に示すように、前記固定側型板6の中
央には、固定側の入子型12aが装着される取付け部とし
て、凹部13が形成されている。この凹部13の上下には、
型開閉方向と直交する方向に沿って一対の溝14,14が対
向して設けらている。これらの溝14は両端が外部に開口
しており、前記入子型12aを凹部13内に受入れてスライ
ド自在に保持することができる。
前記一対の溝14,14の一方の端部近傍には、突部として
の突当てピン31が設けられている。この突当てピン31
は、溝14,14に沿って前記凹部13内に挿入された入子型1
2aを係止し、該入子型12aの大まかな位置決めをするた
めの部材である。また、突当てピン31が設けられている
側の溝14には、中心線に関して対称な位置に一対の位置
決めピン32,32が所定の間隔で溝14内に出没自在となる
ように設けられている。前記突当てピン31に当接した入
子型12aには、その中心線に関して対称な位置に、所定
の間隔で一対の位置決め孔(図示せず)が形成されてお
り、前記位置決めピン32,32がこの位置決め孔に挿入さ
れることにより、前記入子型12aが固定側ホルダ2に対
して正確に位置決めされるようになっている。また、図
中15はクランプ手段であり、前記位置決めピン32,32に
よって位置決めされた入子型12aの上下両縁を挟持し、
凹部13内に固定するようになっている。
第3図に示すように、本実施例では、前記突当てピン31
と入子型12aの間に必要に応じて位置決めブロック40が
介装されている。この位置決めブロック40は、スライド
方向の長さが異なる入子型の位置決めを前記位置決めピ
ン32,32によって行うため、入子型と突当てピン31の当
接位置を調整して該入子型を凹部13の中心に設定する部
材である。本実施例の位置決めブロック40は略直方体形
の部材で、長手方向の両端が入子型12aとの当接面41,42
になっている。そして両当接面41,42の中央の位置から
外れた位置には、前記突当てピン31に係合する係合部43
が形成されている。
次に、第1図に示すように、可動側ホルダ3は、前記可
動側プラテンに取付けられる可動側取付板16と、可動側
型板17を有している。可動側型板17の中央には、可動側
の入子型12bを装着する取付け部としての凹部18が形成
されている。この凹部18は、前記凹部13と同様に、型開
閉方向と直交する方向に開口した一対の溝19,19を有し
ている。そして、この溝19に沿って可動側の入子型12b
が装着されている。詳細は図示しないが、該入子型12b
は、突当てピン、位置決めピン及び孔、そして必要に応
じて用いられる位置決めブロックによって位置決めさ
れ、さらにクランプ手段によって固定されている。
次に、本実施例の成形用金型1における位置決めブロッ
ク40の用い方、即ち様々な寸法の入子型の位置決め方法
について、第4図〜第7図の模式図を用いて説明する。
第4図は位置決めブロック40を用いていない状態を示し
ており、入子型12aが突当てピン31に当接され、ここで
図示しない位置決めピン32を入子型12aの位置決め孔に
挿入して位置決めできる。
第5図は、位置決めブロック40の係合部43を突当てピン
31に係合させ、係合部43から近い方の当接面41を入子型
50に当接させている。これによって、溝14に沿ったスラ
イド方向の寸法が小さい入子型50についても、固定側ホ
ルダ2の中央に位置決めすることができ、さらに位置決
めピン32及び位置決め孔を併用することによってより正
確な位置決めをすることができる。
第6図は、位置決めブロック40の係合部43を突当てピン
31に係合させ、係合部43から遠い方の当接面42を入子型
51に当接させている。これによって、第5図に示す入子
型50よりもさらに小さい入子型51についても、固定側ホ
ルダ2の中央にあるいはそれに近い位置に位置決めする
ことができ、さらに位置決めピン32及び位置決め孔によ
る位置決めが併用できれば、さらに正確な位置決めがで
きる。
第7図は、位置決めブロック40の一方の当接面41に突当
てピン31を係合させ、他方の当接面42に入子型52を当接
させている。入子型52の寸法がこの位になると、実施例
で示した一対の位置決めピン32,32及び一対の位置決め
孔による位置決め機構は併用できないが、第6図の入子
型51よりもさらに小さい入子型52を十分な精度で中央に
あるいはそれに近い位置に位置決めできる。なお、以上
説明した実施例においては、金型ホルダ及び入子型が左
右対称になっているので、成形時には熱影響が均一とな
り、熱変形は各部で均一となる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、基台(金型ホルダ)の取付け部に装着
した被固定材(入子型)と該取付け部の突部との間に位
置決めブロックを介装させ、前記被固定材(入子型)と
前記突起の間隔を調整できるように構成したので、次の
ような効果が得られる。
(1)構造が簡単でメンテナンスが不要である。
(2)被固定材(入子型)の寸法の変更が簡単であり、
1種類の基台(金型ホルダ)で複数種類の被固定材(入
子型)を基台(金型ホルダ)の中央に十分な精度で位置
決めできる。
(3)従って、成形機,金型,成形品にあらわれる悪影
響が小さく、汎用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は入子型を装着した本考案の一実施例を示す図、
第2図は第1図のII−II線における矢視図、第3図は第
1図のIII−III線における矢視図、第4図(a),
(b)、第5図(a),(b)、第6図(a),
(b)、第7図(a),(b)、は、それぞれ同実施例
の使用方法を説明する図、第8図は従来の成形用金型に
おける入子型の位置決め構造を例示する図である。 1…基台としての金型ホルダ、 2…固定側ホルダ、3…可動側ホルダ、 12,12a,12b,50,51,52…被固定材としての入子型、 13,18…取付け部としての凹部、 40…位置決めブロック、 41、42…当接面、43…係合部。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台に設けられた取付け部に被固定材を装
    着して該取付け部内の所定位置に該被固定材を位置決め
    するための位置決めブロックにおいて、 前記被固定材に当接する当接面と、前記基台の前記取付
    け部内に設けられた突部に係合する係合部とを具備する
    ことを特徴とする位置決めブロック。
  2. 【請求項2】平行な二面の当接面と、前記両当接面の中
    間位置から外れた位置に設けられた係合部とを具備する
    請求項1記載の位置決めブロック。
  3. 【請求項3】固定側ホルダと可動側ホルダから構成さ
    れ、成形機のプラテンに固定されて開閉操作される金型
    ホルダと、キャビティとコアが形成され、前記金型ホル
    ダに設けられた取付け部に型板の開閉方向と直交する方
    向から着脱自在に装着される入子型とを有する成形用金
    型において、 前記金型ホルダの取付け部の少くとも一方に突部が形成
    され、さらに該取付け部に装着された前記入子型に当接
    する当接面と前記突部に係合する係合部とを有する位置
    決めブロックが前記取付け部に装着されたことを特徴と
    する成形用金型。
  4. 【請求項4】前記位置決めブロックは、平行な二面の当
    接面と、前記両当接面の中間位置から外れた位置に設け
    られた係合部とを具備する位置決めブロックである請求
    項3記載の成形用金型。
JP982590U 1990-02-05 1990-02-05 位置決めブロック及び位置決めブロックを用いた成形用金型 Expired - Lifetime JPH0642813Y2 (ja)

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JPH03101612U JPH03101612U (ja) 1991-10-23
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