JPH0642743A - 燃焼器の消音装置 - Google Patents

燃焼器の消音装置

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Publication number
JPH0642743A
JPH0642743A JP21837092A JP21837092A JPH0642743A JP H0642743 A JPH0642743 A JP H0642743A JP 21837092 A JP21837092 A JP 21837092A JP 21837092 A JP21837092 A JP 21837092A JP H0642743 A JPH0642743 A JP H0642743A
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JP
Japan
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combustor
sound wave
combustion
noise
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21837092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayasu Fujita
貴康 藤田
Shinji Sasaki
眞司 佐々木
Fumimasa Fujimoto
文將 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
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Publication of JPH0642743A publication Critical patent/JPH0642743A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にバーナの入力が固定であったりして比較
的に燃焼騒音及びその経時的変化がパターン化した燃焼
器等に対して適応できる、簡単な構成で、低コストで消
音効果の上がる燃焼器の消音装置の提供を目的とする。 【構成】 入力固定式或いは入力複数段切り換え式のバ
ーナ1と燃焼室2と排気通路5とを少なくとも備えた燃
焼器における消音装置であって、同器種の燃焼器につい
て予め得た平均的騒音波形と逆位相となる音波形を予め
記憶させた音波発生器6と、前記燃焼室2若しくは排気
通路5付近に配置されるスピーカ7とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼器の消音装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のオイル燃焼器の消音装置において
は、オイル供給ポンプの駆動に伴う騒音が主たる騒音の
原因となっていた。また従来のガス燃焼器においては、
オイル供給ポンプがないことから、燃料供給に関係した
騒音ではなく、送風ファンの回転による騒音が主たる騒
音の原因となっていた。そして前記オイル燃焼器におけ
る消音装置においては、その殆どが共鳴型、干渉型のも
のであり、オイル燃焼器に特徴的な低音波の音を消音す
るには、寸法的に大きな消音装置を必要とした。一方、
例えば特開平1-302026号公報等には、燃焼室における騒
音の状態を検出する検出器と位相変換器とを有して、騒
音の発生に即応してリアルタイム的に逆位相の音波を発
生するようにして消音する消音装置も提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の即
応型の消音装置の場合には、即応といっても応答に必要
な時間を多少なりとも必要とし、ズレが生じて消音効果
が十分であるとはいえなかった。また即応するための検
出器や位相変換器を必要とし、コストが高くなる欠点が
あった。
【0004】そこで、本発明は上記従来技術の欠点を解
消し、特にバーナの入力が固定であったり複数段の切り
換えができる程度の燃焼器で、比較的燃焼騒音及びその
経時的変化がパターン化したものに対して適応できる、
簡単な構成で、低コストで消音効果の上がる燃焼器の消
音装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の燃焼器の消音装置は、入力固定式或いは入
力複数段切り換え式のバーナと燃焼室と排気通路とを少
なくとも備えた燃焼器における消音装置であって、同器
種の燃焼器について予め得た平均的騒音波形と逆位相と
なる音波形を予め記憶させた音波発生器と、前記燃焼室
若しくは排気通路付近に配置されるスピーカとを有する
ことを第1の特徴としている。また本発明の燃焼器の消
音装置は、ガスバーナと回転数複数段切り換え式送風フ
ァンと燃焼室と排気通路とを少なくとも備えた燃焼器に
おける消音装置であって、同器種の燃焼器について前記
送風ファンの各段の回転数に対して予め得た平均的騒音
波形と逆位相となる各音波形を予め記憶させた音波発生
器と、前記燃焼室若しくは排気通路付近に配置されるス
ピーカとを有し、前記送風ファンの回転数に対応した音
波形を発生するよう構成したことを第2の特徴としてい
る。
【0006】
【作用】上記第1の特徴によれば、燃焼器の燃焼が開始
されると同時に、その燃焼器の持つ平均的燃焼騒音波形
と逆位相の波形を持つ音波がスピーカから発生される。
燃焼による騒音とスピーカから発せられる音波とが合成
されることで、騒音波形の振幅が低減され、消音効果が
上がる。特に、燃焼器においてはその着火時から定常状
態に至るまでの初期における音の変化が大きいが、予め
覚えさせた騒音の逆位相の音波を燃焼の開始から同時に
時間的なズレなく発生させることで、燃焼初期における
騒音の変化に対しても遅れることなく効果的に消音を達
成できる。勿論燃料入力が複数段に切り替わる程度の燃
焼器に対しては、その各燃料入力段のそれぞれに対応し
た形で予め騒音データをとり、それと逆位相となる音波
形をそれぞれ用意しておき、燃料入力の切り換わりに連
動してそれら用意した音波が発生するようにさせる。ま
た上記第2に特徴によれば、各段の回転数に対応した消
音用の音波形がスピーカから発生せられると共に、送風
ファンの回転数が切り換わると、その切り換わった後の
回転数に対応した消音用の音波形が選択され、音波発生
器から出力せられ、スピーカから音波が発生される。こ
れによって送風ファンの回転数に応じて消音がなされ
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明装置の実施例を示す断面構成図
である。
【0008】1はオイルバーナで、例えば、ガンタイプ
のオイルバーナが用いられる。このオイルバーナは燃料
入力が固定のものとするが、段階的に切り換えることが
できるものであってもよい。2は燃焼室で、該燃焼室2
内には水通路3を持つ熱交換器4を配置する。燃焼室2
の天井部には排気通路5が接続されている。6は音波発
生器で、7は音波を発するスピーカである。このスピー
カ7は騒音が発生する前記燃焼室2内や騒音が排出され
る排気通路5の付近に対して音波が発生されるように取
り付けている。
【0009】前記音波発生器6には、同器種の燃焼器に
ついて予め得たデータによる平均的騒音波形と逆位相と
なる音波形を予め記憶させておく。燃焼器での騒音は燃
焼器の各器種によって異なるので、同器種の燃焼器につ
いての燃焼騒音の状況を予め実験によってそのデータを
とって周波数分析を行い、平均的な騒音の波形を選び、
この波形に対して逆位相となる音波波形を記憶させる。
前記燃焼器の騒音は燃焼開始初期(即ち着火初期)と定
常燃焼時では騒音波形が異なるので、燃焼初期から定常
燃焼に至るまでの経時的な騒音変化に対応して連続的に
変化する逆位相の音波波形を燃焼開始から発生させるよ
うにするのが好ましい。また燃焼開始初期と定常燃焼時
とで、発生させる逆位相の音波形を切り換えるようにし
てもよい。
【0010】バーナ1の燃料入力が数段階に切り換えら
れるものにおいては、それぞれの段階の燃料入力での燃
焼騒音についてのデータをとり、それぞれに対する逆位
相の音波形を音波発生器6に記憶させておく。そして燃
焼入力の切り換えに連動して音波発生器6からの発生音
波波形を切り換えるようにする。音波発生器6から出力
された音波形はスピーカ7で増幅され、燃焼器での騒音
の強度(騒音波の振幅)に対応する程度にされて、発っ
せられる。消音用の音波は燃焼器の燃焼開始と同時に発
っせられ、燃焼終了と同時に停止される。
【0011】図2は今一つの本発明装置の実施例を示す
断面構成図である。11はガスバーナで、ガス噴出ノズル
18とガス供給ガバナ19を有している。このガスバーナは
燃料入力を段階的に切り換えることができるものとす
る。12は燃焼室で、該燃焼室12内には水通路13を持つ熱
交換器14を配置する。燃焼室12の天井部には排気通路15
が接続されている。16はマイコン内蔵の音波発生器で、
17は音波を発するスピーカである。このスピーカ17は騒
音が排出される排気通路15の付近に対して音波が発生さ
れるように取り付けている。が、騒音が発生する前記燃
焼室12内に音波が発生されるように取り付けてもよい。
20は送風ファンで、21は送風ファン20の回転数センサで
ある。
【0012】前記音波発生器16には、同器種の燃焼器に
ついて、送風ファンの各段の回転数に対して予め実験に
よって得た平均的騒音波形と逆位相となる各音波形を予
め記憶させておく。燃焼器での騒音は燃焼器の各器種に
よって異なるので、同器種の燃焼器についての燃焼騒音
の状況を予め実験によってそのデータをとって周波数分
析を行い、平均的な騒音の波形を選び、この波形に対し
て逆位相となる音波波形を記憶させる。そして同様に同
じ燃焼器でも送風ファンの回転数によって発生騒音が異
なるので、各切り換え段の回転数に対しても予め実験的
に得た平均的騒音波形と逆位相となる各音波形を記憶さ
せておく。燃焼器の運転に伴う送風ファン20の運転開始
と同時に音波発生器16から記憶されている音波形が出力
され、スピーカ17から発っせられる。そして送風ファン
20の回転数が切り換えられると、回転数センサ21がその
回転数を検出し、これが音波発生器16に入力されること
により、音波発生器16でその回転数に対応する音波形が
選出され、出力される。スピーカ17からの音波によって
騒音が相殺されて、消音される。燃焼運転の終了に伴う
送風ファン20の回転停止によって音波の発生も停止され
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の燃焼器の消音装置によれば、入力固定式
或いは入力複数段切り換え式のバーナと燃焼室と排気通
路とを少なくとも備えており、同器種の燃焼器について
予め得た平均的騒音波形と逆位相となる音波形を予め記
憶させた音波発生器と、前記燃焼室若しくは排気通路付
近に配置されるスピーカとを有するので、予め記憶させ
た逆位相の音波を燃焼器の燃焼にあわせて発するように
することで、その燃焼器の種類における騒音に密接に対
応して、低周波数の騒音に至るまで十分に消音を行うこ
とができる。また音波の発生はフィードバック制御によ
るものではなく、フィードフォワードに行われるので、
フィードバック制御によるものに比べて位相のズレが生
じない。また構成が簡単でシンプルとなり、十分低コス
トで製作することができる。また請求項2に記載の燃焼
器の消音装置によれば、ガスバーナと回転数複数段切り
換え式送風ファンと燃焼室と排気通路とを少なくとも備
えており、同器種の燃焼器について前記送風ファンの各
段の回転数に対して予め得た平均的騒音波形と逆位相と
なる各音波形を予め記憶させた音波発生器と、前記燃焼
室若しくは排気通路付近に配置されるスピーカとを有
し、前記送風ファンの回転数に対応した音波形を発生す
るよう構成したので、送風ファンによる騒音が主である
燃焼器において、その燃焼器の種類における騒音に密接
に対応して消音を行うことができる。また送風ファンの
回転数の変化に対応して適切な消音ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の実施例を示す断面構成図である。
【図2】今一つの本発明装置の実施例を示す断面構成図
である。
【符号の説明】
1 オイルバーナ 2 燃焼室 5 排気通路 6 音波発生器 7 スピーカ 11 ガスバーナ 12 燃焼室 15 排気通路 16 音波発生器 17 スピーカ 20 送風ファン 21 回転数センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力固定式或いは入力複数段切り換え式
    のバーナと燃焼室と排気通路とを少なくとも備えた燃焼
    器における消音装置であって、同器種の燃焼器について
    予め得た平均的騒音波形と逆位相となる音波形を予め記
    憶させた音波発生器と、前記燃焼室若しくは排気通路付
    近に配置されるスピーカとを有することを特徴とする燃
    焼器の消音装置。
  2. 【請求項2】 ガスバーナと回転数複数段切り換え式送
    風ファンと燃焼室と排気通路とを少なくとも備えた燃焼
    器における消音装置であって、同器種の燃焼器について
    前記送風ファンの各段の回転数に対して予め得た平均的
    騒音波形と逆位相となる各音波形を予め記憶させた音波
    発生器と、前記燃焼室若しくは排気通路付近に配置され
    るスピーカとを有し、前記送風ファンの回転数に対応し
    た音波形を発生するよう構成したことを特徴とする燃焼
    器の消音装置。
JP21837092A 1992-07-24 1992-07-24 燃焼器の消音装置 Pending JPH0642743A (ja)

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JP21837092A JPH0642743A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 燃焼器の消音装置

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JPH0642743A true JPH0642743A (ja) 1994-02-18

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JP21837092A Pending JPH0642743A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 燃焼器の消音装置

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JP (1) JPH0642743A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100772253B1 (ko) * 2006-04-19 2007-11-01 조선대학교산학협력단 외부가진 액상연료버너

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100772253B1 (ko) * 2006-04-19 2007-11-01 조선대학교산학협력단 외부가진 액상연료버너

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