JPH0642568Y2 - 化粧料保護シート - Google Patents

化粧料保護シート

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JPH0642568Y2
JPH0642568Y2 JP9287890U JP9287890U JPH0642568Y2 JP H0642568 Y2 JPH0642568 Y2 JP H0642568Y2 JP 9287890 U JP9287890 U JP 9287890U JP 9287890 U JP9287890 U JP 9287890U JP H0642568 Y2 JPH0642568 Y2 JP H0642568Y2
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JP
Japan
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protective sheet
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container
cosmetic
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JP9287890U
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明子 加藤
久雄 岩本
順 清水
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鐘紡株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、中皿等に充填された化粧料の上に載置する保
護シートに係り、特にファンデーション,チークカラー
等、色番号による色別のある化粧料用として好適な保護
シートに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、ファンデーション等の化粧料は、容器本体と蓋
体とからなる外容器の内部に化粧料を充填した中皿を収
容してなるコンパクトの形で販売されている。
また、最近は、上記の外容器と化粧料を充填した中皿と
をセットした形ではなく、予め別個の商品として販売す
る販売方式も多く採用されつつある。即ち、この方式に
おいては、消費者は外容器を空容器の状態で購入すると
ともに、目的とする色の化粧料が充填された中皿をレフ
ィル容器に収容された状態で購入し、このレフィル容器
から中皿を取り出して前記空容器に収納することにより
使用するようになっている。
そして、このような形態をとる場合には、販売時点では
前記外容器に化粧料が収容されていないため、通常は商
品名,製造者名,色番等を表示して容器外底面に貼着さ
れる責任ラベル上に色番号の表示はされておらず、当然
もう一方のレフィル容器の方に化粧料の色番号が表示さ
れたラベルが貼着されることとなる。
然して、使用者が一旦化粧料が充填された中皿をレフィ
ル容器から取り出し外容器に収容してしまえば、レフィ
ル容器は不要となり廃棄されるのが一般的である。とこ
ろが、この化粧料を使い果たしてしまい、詰め替えのた
めに同一色番号の化粧料を購入しようとした際にその色
番号を調べようと思っても、これを表示していたレフィ
ル容器が廃棄されてしまっていて判らなくなっていると
いうようなことがあった。
このため使用者は、いちいち色番号をどこかに記録して
おいたり、あるいは空のレフィル容器を残しておいたり
することで対処せざるを得なかった。
そこで、このような問題を解決することを目的として、
第10図や第11図に示すようにレフィル容器(31),(4
1)の底面に貼着するラベル(32),(42)に工夫を凝
らしたものが開発,採用されてきた。
即ち、第10図に示すものは、ラベル(32)における色番
号表示部(33)を囲むようにカット線(34)を設けて、
このカット線(34)から前記色番号表示部(33)のみを
切離し可能にするとともに、切離し作業を容易にするた
めに前記色番号表示部(33)の一箇所にタブ(35)を設
けたものである。
また、第11図に示すものは、ラベル(42)の右端より3
分の1位の領域を色番号表示部(43)とし、その境目に
ミシン目(44)を設けることにより、前記色番号表示部
(43)のみを切離し可能としたものである。
また、第12図に示すようにカット線(51)で囲まれた色
番号表示部(52)を有するラベル(53)を、1枚ずつ添
えて販売する方式も採られている。これは、一面を粘着
面とし、この面を離型紙(54)で覆った単なるシール構
造をなすものであって、カット線(51)を介して色番号
表示部(52)を剥離してこれを外容器に貼着して用いる
ことができるようにしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
確かに、第10図や第11図に示したもののように、レフィ
ル容器(31),(41)に貼着するラベル(32),(42)
の一部である色番号表示部(33),(43)を外容器に貼
り替えることのできる構成をとることにより、従来のよ
うに再購入時に色番号がわからなくなるというような問
題は解決することができる。
しかしながら、このようなラベル(32),(42)におい
ては、色番号表示部(33),(43)を剥離するためのカ
ット線(34)やミシン目(44)の存在により様々な問題
が引き起こされることとなった。即ち、これらをラベラ
ーに仕掛けると、カット線(34)やミシン目(44)が引
掛って操業不良や品質不良につながったり、あるいはそ
の貼方向に制約が生じたり、製造過程において問題が発
生することが判ったのである。
更に、一旦容器に貼着してからその一部分を剥離するよ
うにしているため、剥離性についても充分ではなく、上
手く剥離できないという問題もありがちであった。
また、第12図に示すように剥離可能な色番号表示部(5
2)を備えるラベル(53)を何らかの形で1枚ずつ添付
するには、このラベル(53)を別個に製作するコストが
付加されるのみならず、これを挿入するための工程が必
要とされて工程全体が煩雑になることを免れなかった。
そこで、本考案者らは、上述のような様々な問題に鑑
み、新たに専用のラベルを作ったりする必要がなく、且
つ従来と同じ工程の中で何の不都合もなく当初の目的を
達成しうる構成につき鋭意検討を重ねた結果、化粧料の
上面に通常載置されている保護シートを適用することが
最適であるとの知見を得たのである。
然して、本考案は、色番号により色味が区別され、レフ
ィル容器からコンパクト容器等の外容器へと詰め替えて
使用される化粧料の、詰め替え後の色番号表示機能を兼
ね備える保護シートの提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案に係る化粧料保護
シートは以下のような構成をとっている。即ち、化粧料
表面に載置される保護シートにおいて、該保護シート
が、シート基層と、粘着タック加工を施したシートを前
記シート基層の片面にラミネート加工してなるラミネー
ト層との二層からなり、且つ上記ラミネート層が、適宜
形状の切断線で囲まれた剥離部を有することを要旨とす
るものである。
〔作用〕
上記の構成をとる保護シートは、通常の保護シートと同
様に化粧料の上に載置されて化粧料を保護するものであ
る。
そして、粘着タック加工を施したラミネート層に設けら
れた切断線を介して、これに囲まれた剥離部が容易に剥
離され、その粘着面をもってしてコンパクト容器等の外
容器の被粘着面にこれを貼着することができるのであ
る。
従って、レフィル容器に収容された化粧料の上に載置す
る保護シートに上記の剥離部を設け、この剥離部に当該
化粧料の色番号を記しておけば、化粧料をレフィル容器
からコンパクト容器に詰め替える際に剥離部のみを保護
シートから剥がしてコンパクト容器に貼着することによ
り、詰め替えられた化粧料の色番号を間違いなくコンパ
クト容器上に表示することができるのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、本考案に係る保護シート(1)の使用状態を
示す分解斜視図であって、同図のように、この保護シー
ト(1)は、ファンデーション等の化粧料(2)が充填
された中皿(3)の上に載置されてレフィル容器(4)
に収容される透明の保護シートである。
この保護シート(1)には、第2図(a)に示すように
その略々中央部に色番号表示部(5)が形成されてお
り、この色番号表示部(5)を剥離部とすべくこれを囲
むように長円形状の切断線(6)が設けられている。ま
た、この切断線(6)の長手方向両側夫々一箇所から
は、対称に一対の切込み(7)が延長されている。
また、第2図(b)及び(c)は、上記保護シート
(1)の構成を示す図であって、同図(a)のA−A′
断面図とB−B′断面図である。これらの図に示すよう
に、この保護シート(1)は、PPフィルムからなるシー
ト基層(8)と、弱粘着タック加工を施されたPETシー
トをラミネート加工してなるラミネート層(9)との二
層から構成されている。そして、前記切断線(6)及び
切込み(7)は、ラミネート層(9)のみに設けられて
いるため、この層(9)の、切断線(6)で囲まれた剥
離部(色番号表示部)(5)のみをシート基層(8)か
らスムーズに剥離することができるのである。また、切
断線(6)から延設された切込み(7)は、後述の剥離
操作をより一層容易ならしめる補助作用を奏するもので
ある。
以下、上記の保護シート(1)から色番号表示部(5)
を剥離する操作について説明する。
まず、第3図に示すように、この保護シート(1)全体
を切込み(7)に沿って山折りに屈曲させる。すると、
ラミネート層(9)における色番号表示部(5)が切断
線(6)に沿ってシート基層(8)から剥がされて浮き
上がった状態となる。そして、これを指の腹等で捲り上
げることにより、色番号表示部(5)全体が、裏面に粘
着タック加工による接着機能をもって剥離されるのであ
る。
このように保護シート(1)から色番号表示部(5)を
剥離した後、第4図に示すようにこれをコンパクト容器
等の外容器(10)、即ちレフィル容器(4)から取り出
された化粧料(2)を収容する容器の底面等に貼着する
ことにより、外容器(10)に色番号表示がなされること
となる。
然して、商品名や製造者名が記されたラベル(L)のみ
が貼着されている詰め替え用の空の外容器(10)に、第
1図に示したレフィル容器(4)に収容された化粧料
(2)を移し替えて収容するにあたって上述の如く保護
シート(1)から剥離した色番号表示部(5)を貼着す
ることにより、空になったレフィル容器(4)を廃棄し
てしまっても当該化粧料(2)の色番号を確実に記録し
ておくことが可能となるのである。
尚、剥離部(5)の形は上記の実施例のものに限定され
ず、例えば真円であっても多角形であってもよい。
また、切込み(7)は剥離部(5)の形状に合わせて適
当な設け方をすることができるが、特にこれを設ける必
要のない場合もある。
更に、第5図〜第8図は、本考案に係る保護シートの他
の実施例を示している。即ち、第5図に示すものは、保
護シート(11)のラミネート層(19)に切断線(16)で
囲まれた剥離部(15)を形成した点では前述の実施例の
ものと同じであるが、この実施例においては、第5図
(a)のA−A′断面図である同図(b)に示すよう
に、切断線(16)の一部(17)をシート基層(18)にま
で到らしめて該層(18)も切断した構成をとっている。
然して、第6図に示すように保護シート(11)から上記
切断線(17)の内側部分を起立せしめることにより、こ
こを起点として剥離部(15)を容易に剥離することがで
きる。更に、剥離部(15)を剥離した後には、上記のよ
うに起立した部分を、保護シート(11)を化粧料上面か
ら取り外す際の摘み部として機能させることもできる。
また、第7図に示すものは、色番号表示部(25)を囲む
切断線(26)をラミネート層(29)のみに設けるととも
に、この色番号表示部(25)を除いた保護シート(21)
にラミネート層(29)とシート基層(28)とを同じよう
に切断する円弧状の切込み(27a)を設け、更に、色番
号表示部(25)にかかる部分に、前記切込み(27a)と
接続しシート基層(28)のみを切断する円弧状の切込み
(27b)を設けてなるものである。然して、第8図に示
すように、切込み(27)の部分を下から押し上げること
により、色番号表示部(25)が切断線(26)に沿ってシ
ート基層から剥離され、その端部(28)を摘んで色番号
表示部(25)のみを保護シート(21)から剥離すること
ができるのである。尚、前記第2実施例と同様、切込み
(27)の押し上げられた部分は、シート取扱い用の摘み
部として機能させることができる。
また、第9図に示すように、剥離部(5)を知らしめる
絵や説明文を記しておくと、使用者の注意をひくことが
できるため、本考案の保護シートを正しく使用させるこ
とが可能となり、その効果を充分に発揮せしめることが
できるようになる。
〔考案の効果〕
以上述べた通り、本考案に係る保護シートは、通常の保
護シートと同様に化粧料の上に載置するものであるた
め、製品の組立て工程に新たな機能を付加したり工数を
増やしたりする必要なく用いられるものである。
そして、粘着タック加工の施されたラミネート層に設け
た切断線を介して、これに囲まれた剥離部のみをシート
基層から剥離することができ、その剥離された面は粘着
面となっているため、そのままコンパクト容器等の外容
器の被粘着面にこれを貼着することができるのである。
然して、色番号表示部を剥離部として本考案の保護シー
トを作成し、これをレフィル容器に収容された化粧料の
上に載置しておけば、化粧料をレフィル容器からコンパ
クト容器等の外容器に詰め替える際に、剥離部のみを保
護シートから剥がして外容器の適宜箇所に貼着し、当該
化粧料の色番号を間違いなく外容器に表示しておくこと
ができるのである。
従って、化粧料をレフィル容器から外容器へと詰め替え
た後にレフィル容器を廃棄してしまっても、その化粧料
の色番号が判らなくなって再購入の際に困難を生じると
いうような問題は完全に解消されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である保護シートをレフィル
容器に収容された化粧料の上に載置する状態を示す分解
斜視図、第2図(a)はその保護シートの平面図、同図
(b)及び(c)はそのA−A′及びB−B′断面図、
第3図は保護シートから剥離部が剥離される状態の説明
図、第4図は剥離されたものを外容器の底面に貼着する
状態を示す説明図、第5図〜第9図は本考案の保護シー
トの他の実施例を示す図、第10図〜第12図は従来技術の
説明図である。 (1)……保護シート、(2)……化粧料、 (3)……中皿、(4)……レフィル容器、 (5)……色番号表示部、(6)……切断線、 (7)……切込み、(8)……シート基層、 (9)……ラミネート層、(10)……外容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧料表面に載置される保護シートにおい
    て、 該保護シートが、シート基層(8)と、粘着タック加工
    を施したシートを前記シート基層(8)の片面にラミネ
    ート加工してなるラミネート層(9)との二層からな
    り、 且つ上記ラミネート層(9)が、適宜形状の切断線
    (6)で囲まれた剥離部(5)を有することを特徴とす
    る化粧料保護シート。
JP9287890U 1990-09-03 1990-09-03 化粧料保護シート Expired - Lifetime JPH0642568Y2 (ja)

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JPH0450227U JPH0450227U (ja) 1992-04-28
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