JPH0642160A - 塗り床の施工方法と巾木シート - Google Patents

塗り床の施工方法と巾木シート

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JPH0642160A
JPH0642160A JP15246091A JP15246091A JPH0642160A JP H0642160 A JPH0642160 A JP H0642160A JP 15246091 A JP15246091 A JP 15246091A JP 15246091 A JP15246091 A JP 15246091A JP H0642160 A JPH0642160 A JP H0642160A
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JP
Japan
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sheet
floor
hardness
wall
baseboard
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Application number
JP15246091A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Miyoshi
範明 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ABC Trading Co Ltd
Original Assignee
ABC Trading Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床と壁の取り合い部を隙間を生じさせること
なく簡便かつきれいに仕上げることができる塗り床の施
工方法と、巾木シートを提供する。 【構成】 柔軟性を有した不織布等のシート状基材13
の上部に、適度な張り乃至硬さを有した不織布等のシー
ト状芯材14を積層すると共に、全体に熱硬化性樹脂1
5を含浸積層し、上塗り樹脂16で着色表層し、上部1
1が適度な張り乃至硬さを有し下部12が折曲自在な柔
軟性を有してなる巾木シート1を準備し、床下地4と壁
3の角部にアール面木2を固定し、壁面に巾木シート1
の上部11を接着すると共に、下部12をアール面木2
上から床下地面部分に亘って接合させ、塗り床5の端部
を上記巾木シート1上面に被覆施工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の塗り床、特に
床と壁の取り合い部を対象とした塗り床の施工方法、及
びこれに使用する巾木シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の塗り床施工において、床と壁の取
り合い部の納めは、塗り床の周縁部に樹脂パテ、樹脂モ
ルタル合いは樹脂ライニング等を現場施工で塗着するこ
とによって仕上げていたか、又は木、硬質樹脂或いはア
ルミニウムその他の金属材で所定形状に成形された適宜
断面形状の巾木を配設して仕上げているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法は、隅部をきれいに納める作業に熟練性を要すると
共に床施工に比して著しく施工時間を要する欠点があ
り、後者はこの欠点を解消してはいるものの、塗り床材
と異質の成形品を使用するために、塗り床面と巾木との
間に接合目地が発生し、シームレスな塗り床の特徴を損
なわせるものであった。又、床下地面と壁面には若干の
凹凸(不陸)があったり、正確に直角をなしていない場
合が比較的多いことから、成形品としての巾木がぴった
り納まらなかったり、両者間に隙間が生じることが多
く、その部分をパテで埋めたりしなければならなかっ
た。
【0004】本発明は、上記の如き従来工法による欠点
に着眼し、床下地面や壁面状態如何に係わらず簡便に施
工できて、床と壁の取り合い部をきれいに納めることが
でき、特にアール面としてもきれいに納めることがで
き、かつ塗り床のシームレス的特徴を損なわせることの
ない塗り床の施工方法、及びこれに使用する巾木シート
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための解決手段】上記課題を解決する
ために、本発明は、所定巾を有した長尺状シート体の巾
方向上部が適度な張り乃至硬さ(直立させた時にへたら
ず腰のある適度な張り乃至硬さを有していることをい
う)を有し、下部が折曲自在な柔軟性(可撓性)を有し
て成形されてなる熱硬化性樹脂主体の巾木シートを準備
し、床下地と壁の角部に面木が当接された状態でその上
方の壁面に上記巾木シートの適度な張り乃至硬さを有し
た上部を接着すると共に、その下部を面木部から床下地
面部分に亘って接合させ、塗り床の端部を上記巾木シー
ト上面に適宜被覆するように施工して塗り床とした施工
方法を特徴とするものである。
【0006】上記巾木シートは、熱硬化性樹脂をシート
状に成形すると共に、少なくともその上部の肉厚内乃至
裏面に適度な張り乃至硬さを有した不織布等のシート状
芯材を積層させて、適度な張り乃至硬さを有した上部を
形成した構成を有したものとすることが好ましく、さら
には、シート状全体の肉厚内乃至裏面に柔軟質状の不織
布等のシート状基材を積層すると共に、上部には前記と
同様のシート状芯材を積層させた構成を有するものとす
ることが好ましい。
【0007】
【作用】シート状の上部は垂直状に壁に沿って接着し、
下部は巾木部上から床下地面に亘って連続面を形成する
と同時に、下地の凹凸等を吸収してきれいな面を形成
し、巾木シートの上面全体又は下部の少なくとも水平部
分に塗り床面がシームレス状に密着することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を一実施例の図面によって説明
する。図1は本発明にかかる塗り床の一部破断部分斜視
図、図2〜4は巾木シート1の実施例断面図を示してあ
る。
【0009】巾木シート1は、シート体の巾方向上部を
壁面下部に当接可能な適度な張り乃至硬さを有して形成
してなる上部11と、巾方向下部を面、好ましくはアー
ル面等の折曲面を形成した上で床下地面部分に当接可能
な柔軟質性を有して形成してなる下部12とにより、所
定巾を有した長尺状に成形してある。下部11は、通常
の塗り床の厚み以下の厚み例えば約1mm以下に形成さ
れていることが望ましい。
【0010】図2の巾木シート1は、巾木の全巾と略々
同巾を有した薄い折曲自在な柔軟性を有した不織布等の
シート状基材13の上部に、より厚みのある不織布その
他適度な張り乃至硬さを有した不織布等のシート状芯材
14を積層すると共に、全体に軟質ポリエステル樹脂、
軟質塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ビニルエステル樹
脂等の熱硬化性樹脂15を含浸積層し、その室内側表面
に塗り床材と同色又は異色の任意着色剤を含有した熱硬
化性樹脂主体の上塗り樹脂16を表層してなっている。
なお、シート状基材13、シート状芯材14、及び熱硬
化性樹脂15の含浸乃至積層工程即ち巾木シート1の経
時的製造手順は任意である。また、上記シート状基材1
3,シート状芯材14は、ガラス繊維シート等でもよ
く、不燃性シートであれば一層好ましい。
【0011】図3の巾木シート1aは、上記折曲自在な
シート状基材13の両面に熱硬化性樹脂15を含浸積層
したものの裏面側上部に、上記シート状芯材14を積層
し、これにも熱硬化性樹脂15を含浸積層した変形例を
示している。
【0012】図3の巾木シート1bは、巾木上部に上記
シート状芯材14のみを配設し、これを含む巾木シート
全体を熱硬化性樹脂15でシート状に成形した変形例を
示している。
【0013】而して、図1に示す如く、床下地と壁との
取り合い角部に断面三角形の斜辺を面例えばアール面と
してなるアール面木2を固定し、巾木シート1の裏面に
接着剤好ましくはエポキシ樹脂接着剤等の反応型接着剤
を塗布の上、上部11を壁3の下部に接合し、下部12
をアール面木2から床下地4に亘って好ましくは接着剤
を介して接合する。
【0014】巾木シート1は適度な柔軟性を有するので
接着剤の接着力で十分固着可能である。仮止めの要否は
現場の状況に応じて行うことができる。上部11は適度
な張り乃至硬さ(剛性)を有しているので、へたること
なくかつ表面が波打つことなく壁の歪みを吸収して壁3
に接合して立設し、下部12はその柔軟性によりアール
面をきれいに形成すると同時に下地の凹凸に的確に追従
して敷設することができる。
【0015】塗り床5は、従来工法等の任意施工方法に
より所定厚みに塗り重ねて形成されるが、上記のように
アール面木2及び巾木シート1を取付けた上で施工し、
その端部を巾木シート1の上面に被覆させることによっ
て本発明による塗り床施工を行う。塗り床5の端部は巾
木シート1の上端に至るまで表面全体を被覆して仕上げ
る方法と、巾木シート1の下部12の水平部分のみを適
宜巾に亘って被覆仕上げる方法のいずれも採用可能であ
り、こうして塗り床5と巾木シート1とがシームレス的
に仕上げられる。
【0016】なお、上記において、アール面木2を無機
質材、熱硬化性樹脂材、その他の素材で成形すると共
に、これを巾木シート1と一体化して提供することもで
きる。また、巾木シート1の上縁沿いを弾性シーリング
材でシーリング化粧するのは任意である。
【0017】図5以下は、出隅、入り隅の処理を例示し
たものである。図5,6は役物を使用しない場合の例、
図7,8は役物を使用した場合の例をそれぞれ示してあ
る。
【0018】図5は出隅の納め状態を示したものであ
り、交差する両巾木シート1,1の端部を点線で図示す
る如く切除する。即ち、両巾木シート1の各上部11
を、下部12の突き出し水平長さに相当する寸法分の横
巾をもって垂直に切除すると共に、その下方を下部12
の折曲面状態と合致するような曲線をもって下先端に向
かって切除し、この両切除側端縁を突き合わせれば、出
隅を納めることができる。
【0019】図6は入り隅の納め状態を示したものであ
り、交差する両巾木シート1,1の端部を点線で図示す
る如く切除し、即ち、両巾木シート1の各下部12を、
張り出した下部12の折曲面状態と合致するような曲線
をもって下端に向かって切込み、この切除縁を含む両端
縁を突き合わせれば、入り隅を納めることができる。
【0020】図7は、役物を使用した出隅の納め状態を
示したものであり、出隅角から適宜横巾をもった平面視
直角状とし、下部を袴状に直角外側に張出形成した出隅
役物6を使用して納める例である。
【0021】図8は、同じく役物を使用した入り隅の納
め状態を示したものであり、入り隅角から適宜横巾をも
って平面視直角状とし、下部を袴状に直角内側に張出形
成した入り隅役物7を使用して納める例である。
【0022】
【発明の効果】以上のようにして、本発明によれば、床
下地と壁の角度、凹凸等の状態が異なっていても、簡便
かつ正確に所定位置に接合することができる巾木シート
を提供することができ、この巾木シートを簡便かつ正確
に接合することによって、塗り床を該巾木シート上に亘
って塗布することができるので、その作業性が簡便であ
るのみならず、仕上がりがむらなくきれいにできる効果
を奏し、特にアール面を隙間なく滑らかに形成するのに
一層効果的である。かつ同時に塗り床と巾木とをシーム
レス的に形成でき、塗り床の特徴を一層引き立たせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる塗り床の施工状態を示す部分破
断斜視図である。
【図2】一例の巾木シートの断面図である。
【図3】別の一例の巾木シートの断面図である。
【図4】さらに別の一例の巾木シートの断面図である。
【図5】出隅の処理例を示す巾木シートと接合過程状態
を示す正面及び斜視図である。
【図6】入り隅の処理例を示す巾木シートと接合過程状
態を示す正面及び斜視図である。
【図7】出隅の処理の別の一例を示す出隅部の一部分離
状態斜視図である。
【図6】入り隅の処理の別の一例を示す入り隅部の一部
分離状態斜視図である。
【符号の説明】
1 巾木シート 2 アール面木 3 壁 4 床下地 5 塗り床 11 上部 12 下部 13 シート状基材 14 シート状芯材 15 熱硬化性樹脂 16 上塗り樹脂
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる塗り床の施工状態を示す部分破
断斜視図である。
【図2】一例の巾木シートの断面図である。
【図3】別の一例の巾木シートの断面図である。
【図4】さらに別の一例の巾木シートの断面図である。
【図5】出隅の処理例を示す巾木シートと接合過程状態
を示す正面及び斜視図である。
【図6】入り隅の処理例を示す巾木シートと接合過程状
態を示す正面及び斜視図である。
【図7】出隅の処理の別の一例を示す出隅部の一部分離
状態斜視図である。
【図8】入り隅の処理の別の一例を示す入り隅部の一部
分離状態斜視図である。
【符号の説明】 1 巾木シート 2 アール面木 3 壁 4 床下地 5 塗り床 11 上部 12 下部 13 シート状基材 14 シート状芯材 15 熱硬化性樹脂 16 上塗り樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定巾を有した長尺状シート体の巾方向
    上部が適度な張り乃至硬さを有し、下部が折曲自在な柔
    軟性を有して成形されてなる熱硬化性樹脂主体の巾木シ
    ートを準備し、床下地と壁の角部に面木が当接された状
    態でその上方の壁面に上記巾木シートの適度な張り乃至
    硬さを有した上部を接着すると共に、その下部を面木部
    から床下地面部分に亘って接合させ、塗り床の端部を上
    記巾木シート上面に適宜被覆するようにしてなる塗り床
    の施工方法。
  2. 【請求項2】 熱硬化性樹脂で所定巾を有した長尺状シ
    ート体に成形すると共に、少なくともその上部の肉厚内
    乃至裏面に適度な張り乃至硬さを有した不織布等のシー
    ト状芯材を積層させて、適度な張り乃至硬さを有した上
    部を形成し、下部は折曲自在な柔軟性を有した構成を有
    してなる塗り床用巾木シート。
JP15246091A 1991-05-28 1991-05-28 塗り床の施工方法と巾木シート Pending JPH0642160A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132177A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Kajima Corp シール巾木工法
JP2018025090A (ja) * 2016-07-29 2018-02-15 フクビ化学工業株式会社 巾木、巾木付きシートおよび床と壁の装飾構造
JP2018204406A (ja) * 2017-06-09 2018-12-27 フクビ化学工業株式会社 巾木
JP2022026102A (ja) * 2020-07-30 2022-02-10 フクビ化学工業株式会社 巾木および巾木を利用した床塗装方法

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