JPH0642008B2 - イメージファイバの製造方法 - Google Patents

イメージファイバの製造方法

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JPH0642008B2
JPH0642008B2 JP60093580A JP9358085A JPH0642008B2 JP H0642008 B2 JPH0642008 B2 JP H0642008B2 JP 60093580 A JP60093580 A JP 60093580A JP 9358085 A JP9358085 A JP 9358085A JP H0642008 B2 JPH0642008 B2 JP H0642008B2
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JP
Japan
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image fiber
fiber
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twisted
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JP60093580A
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裕男 松田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は画像伝送用イメージファイバの製造方法に係わ
る。
〈従来の技術〉 イメージフアイバは、細径で可とう性を有するため、狭
奥部を観察するための医療用あるいは工業用の内視鏡に
広く利用されている。かかるイメージフアイバは、通常
第4図に示す様なイメージフアイバ製造装置によつて製
造されている。即ち第4図に示す如く多数本のガラスフ
アイバ1を平行かつ稠密にガラスのジヤケツト管2の中
に配列したイメージフアイバ母材、あるいは、かかる母
材を加熱し密実一体化した固体母材7Sの下端をヒータ
3によつて加熱溶融延伸することによつて製造される。
製造されたイメージフアイバ7は、その断面図を第5図
に示す如く、多数本のコア4がジヤケツト6と共通のク
ラツド5の中に平行に配置され、コア4の相互間の関係
位置はイメージフアイバ全長にわたつて変らない。
このようなイメージフアイバを用いたフアイバスコープ
の基本的構成を第6図に示す。第6図に示すフアイバス
コープにおいて、イメージフアイバ7の一方の端面7a
上に対物レンズ8aを介して観測物体9の入射画像9a
が結像され、この像はイメージフアイバ7中を第6図に
示す如く伝搬し、他端面7b上に出射画像9bを得る。
出射側では出射用レンズ8bを介して受像面上に再生像
9cを得る。このとき、イメージフアイバ7が捩じれて
いると、その分だけ入射画像9aと出射画像9bは傾く
ことになる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 第6図に示されるようなフアイバスコープには、その中
の画像伝送路であるイメージフアイバに関して次のよう
な問題があつた。即ち、まず第一に第4図に示す様な方
法によつて製造するとき、線引におけるイメージフアイ
バの若干のねじれは避けられず、短尺のイメージフアイ
バでは出射画像9bは若干回転し、長尺の場合には、ね
じれ状態が更に大きくなる。このため入射画像9aに対
する出射画像9bの向きを予測することが極めて困難に
なる。この場合、出射画像9bの向きを修正するために
イメージフアイバを機械的にねじることが一般に行なわ
れる。しかし、これによるねじれ歪によつてイメージフ
アイバが破断することが起きたり、ねじりの繰返しによ
る静疲労が生じやすい等の問題があつた。
ところで、フアイバスコープはイメージフアイバの出射
画像を直接接眼レンズ8bで観察するのが従来の最も基
本的な構成であるが、この場合対物レンズ8aによりイ
メージフアイバ端面7aに結像される入射画像が倒立し
た像となり、その伝送画像9bを接眼レンズ8bにより
虚像として観測するのが普通である。従つて目には倒立
像として見える。この解決方法として、イメージフアイ
バを180°機械的に捩るか、イメージロテータ等の光学
的手段が用いられる。しかし、機械的にイメージフアイ
バを捩る場合、捩りによるイメージフアイバの表面歪が
単位長当り1%を越えると破断したり、静疲労が残り易
く好ましくない。またこの外、イメージフアイバの出射
画像の方向を任意の方向に設定したいことがあるが従来
のものでは簡単にできなかつた。
本発明はかかる従来技術の欠陥に鑑みてなされたもの
で、上記のような問題を容易に解決したイメージファイ
バの製造方法を提供することを目的とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 かかる目的を達成した本発明のイメージフアイバの製造
方法の構成は、コアを形成する多数本のガラスフアイバ
をジヤケツト管の中に平行かつ稠密に配列し、加熱溶融
密実一体化してイメージフアイバ母材を形成し、該イメ
ージフアイバ母材を、予め加熱溶融し、全長にわたつて
ねじりを与え、ねじり母材を形成し、かかるねじり母材
を線引炉によつて線引きすることを特徴とするものであ
る。
〈実施例〉 本発明によるイメージフアイバの一実施例の外観図を第
1図に示す。第1図に示す本発明によるイメージフアイ
バによれば、イメージフアバ全長にわたつて、第5図に
示すような断面形状、即ち、多数本のコア4がクラツド
5を介して一定の相互位置関係を保つて配置され、ジヤ
ケツト6で包まれた断面形状を保つとともに、コア4は
長手方向に一定ピツチPで捩られた構造をもつものであ
る。
第1図に示したような本発明によるイメージフアイバに
よれば、イメージフアイバを構成する多数本のコア4は
ピツチPでねじられているため、ピツチP毎に出射画像
9bは同一の方向を取る。従つてピツチPの間隔で出射
画像の所望の向きの出力を得ることが可能である。従つ
て、所定の長さのフアイバスコープを製造するに当つ
て、所定の長さより1ピツチPの調整しろを残して本発
明によるイメージフアイバを切断するならば、イメージ
フアイバの対物端面上の観測物体の入射画像9aとイメ
ージフアイバの接眼端面7b上の出射画像9bとが必ず
1個所で同一方向になる場所が得られる。従つてその位
置でイメージフアイバを切断すれば、入射と同一方向の
出射画像9bを得る。また倒立像等所望の方向の出射画
像を得たい場合は、その位置は簡単に求められるので、
イメージフアイバの長さをその位置に調整することによ
つて所望の方向の出射画像を得ることができる。本発明
によるイメージフアイバによれば、従来のものの如く、
イメージフアイバの入射画像と出射画像の向きを一致さ
せるために機械的にねじりを加えたり、あるいは光学的
にイメージロテータを用いる必要もない。
次に、第1図に示すような本発明によるイメージフアイ
バの製造方法を説明する。(1)本発明によるイメージフ
アイバのの製造方法の実施例によれば、コアを形成する
多数本のガラスフアイバをジヤケツト管の中に平行にか
つ稠密に充填したものを、加熱溶融し、密実一体化した
イメージフアイバ母材を形成し、さらにかかる母材を火
炎旋盤にかけて、さらに母材全長にわたつて一定ピツチ
のねじりを与え、ねじり母材12を形成し、かかるねじ
り母材12を第3図に示す如く線引炉11に挿入し、下
端を加熱溶融線引きしてコア4が所望のピツチPでねじ
られた第1図に示すようなイメージフアイバを得ること
ができる。
上記製造方法によればあらかじめ母材にねじりを付与し
てねじり母材を得ておき、このねじり母材を加熱溶融し
て単に線引きするだけであるので、イメージファイバの
線引きに対して相対的に回転を与える手段を用いること
なく、イメージファイバを作成できるものであり、製造
装置としてより簡単になる。
次に本発明のイメージフアイバの実施例について説明す
る。
実験例1 コアがGeO2-SiO2系ガラス、クラツドが石英ガラスから
なる外径400μmのガラスフアイバ約4000本を束
ね、外径30mm、肉厚2mmの石英のジヤケツト管の中に
平行に配列充填し、加熱一体化してイメージフアイバ母
材10を形成する。次いで第2図に示す如く、線引炉1
1によつて母材下端を加熱溶融し線引きする。線引きに
際し、母材10と線引きされるイメージフアイバ7とは
相対的に10rpmの回転が与えられ、1m/minの速度で線
引きされ、外径1mmのイメージフアイバ7を得た。得ら
れたイメージフアイバ7のコア4のピツチPは、P=1
00mmのねじれが与えられ、第1図に示す外観構造をも
つものであつた。かくして得られたイメージフアイバの
入射画像に対する出射画像の方向調整は、わずかな長さ
の調整によつて簡単に行うことができ、優れた画像方向
調整性が得られた。
実験例2 コアが石英ガラスでクラツドがF-SiO2ガラスからなる外
径150μmのフアイバを約30000本束ね、外径約30m
m、肉厚1.5mmの石英管の中に平行に配列して充填し、さ
らに加熱一体化してイメージフアイバ母材を得た。この
母材を火炎旋盤によつて全体にわたつて2mmのピツチで
捩り、ねじり母材12を得た。かかるねじり母材12を
第3図に示すように、線引炉11によつて加熱延伸し
て、外径1.5mm、ピツチP=800mmの第1図に示す外
観構造をもつイメージフアイバを得た。かくして得られ
たイメージフアイバを用いて長さ30m程度のフアイバ
スコープを作製するに際し、イメージフアイバを約30
m+Pに切断し、入射画像に対する出射画像の向きの調
整を行なうに当つて、長さ約200mmつめることによつ
て所望の向きの出射画像が得られた。
実験例2の装置は実験例1の装置に比べてより簡単なも
のとなると共に、ねじり母材のみをあらかじめ作製して
おくことができ、生産効率の向上及び設備の低コスト化
を図ることができる。
〈発明の効果〉 本発明によるイメージフアイバによれば多数本からなる
コアにピツチPの捩りが与えられているため、入射画像
に対する出射画像の向きの調整はピツチPの範囲にイメ
ージフアイバを切りつめることによつて極めて容易に行
なうことができる。このため、従来のものの如く、入射
画像に対する出射画像の向きを変えるため、機械的に捩
つたりする必要は全くなく、したがつて、出射画像の向
きの調節の際、機械的捩りによつてイメージフアイバを
破損するといつた不都合はなくなつた。また本発明によ
るイメージフアイバの製造方法によれば、コアが所望の
ピツチで捩られた本発明によるイメージフアイバを極め
て容易に低い製造コストで作製できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるイメージフアイバの一実施例の外
観図、第2図はイメージファイバの製造方法の一実施例
の説明図、第3図は本発明によるイメージファイバの製
造方法の一実施例の説明図、第4図はイメージフアイバ
線引装置の断面図、第5図はイメージフアイバの横断面
図、第6図はフアイバスコープの基本構成図である。 図面中、 1はガラスフアイバ、2はジヤケツト管、 4はコア、5はクラツド、6はジヤケツト、 7はイメージフアイバ、8aは対物レンズ、 8bは接眼レンズ、9は観測物体、 9aは入射画像、9bは出射画像、 10はイメージフアイバ母材、11は線引炉、 12はねじり母材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアを形成する多数本のガラスファイバを
    ジャケット管の中に平行かつ稠密に配列して、加熱溶融
    一体化したイメージファイバ母材を、予め加熱溶融し全
    長にわたってねじりを与えて、ねじり母材を形成し、か
    かるねじり母材を線引炉によって線引きすることを特徴
    とするイメージファイバの製造方法。
JP60093580A 1985-05-02 1985-05-02 イメージファイバの製造方法 Expired - Lifetime JPH0642008B2 (ja)

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