JPH0641781B2 - Ｖベルトの製造方法 - Google Patents
Ｖベルトの製造方法Info
- Publication number
- JPH0641781B2 JPH0641781B2 JP60222740A JP22274085A JPH0641781B2 JP H0641781 B2 JPH0641781 B2 JP H0641781B2 JP 60222740 A JP60222740 A JP 60222740A JP 22274085 A JP22274085 A JP 22274085A JP H0641781 B2 JPH0641781 B2 JP H0641781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- layered band
- belt
- guide surface
- blocks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Pulleys (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、Ｖベルトの製造方法に関するものである。
（ロ）従来の技術 従来のＶベルトとして、例えば特公昭５７−２３８２０
号公報に示されるものがある。このＶベルトは、無端環
状の複数の金属帯を重ね合わせた層状バンドと、層状バ
ンドに組み付けられる多数のブロックとから構成されて
いる。層状バンドの内周側はブロックの案内面と接触
し、これにより、動力伝達中における層状バンドとブロ
ックとの位置関係を所定の状態に保持している。
号公報に示されるものがある。このＶベルトは、無端環
状の複数の金属帯を重ね合わせた層状バンドと、層状バ
ンドに組み付けられる多数のブロックとから構成されて
いる。層状バンドの内周側はブロックの案内面と接触
し、これにより、動力伝達中における層状バンドとブロ
ックとの位置関係を所定の状態に保持している。
（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のようなＶベルトには、ブロックの精度に
よっては、Ｖベルトがプーリと接触したとき一部のブロ
ックの案内面が層状バンドと非接触状態となるという問
題点がある。すなわち、第６図に示すように、Ｖベルト
４９がプーリ５４と接触したとき、案内面が他のものよ
りも高く突出する特定のブロック５０ａが存在するた
め、これに隣接しているブロック５０ｂ及びブロック５
０ｃは層状バンド５２と接触しない状態となる（なお、
ブロック５０ａ等は層状バンド５２の内周側の部分のみ
を示してある）。このような特定のブロック５０ａによ
って層状バンド５２が突き上げられると、層状バンド５
２は部分的に応力集中を受けるようになるので、き裂が
入りやすくなって耐久性が低下することになる。この問
題点は、プーリのＶみぞと接触するブロックの傾斜接触
面を基準とした案内面の位置にばらつきがあるために生
ずるものである。このばらつきを絶対的に小さくするこ
とはブロックの製造技術上大きな困難を伴う。また、非
常に精度よくブロックを製造することができたとしても
非常に価格の高いものとなる。本発明はこのような問題
点を解決することを目的とする。
よっては、Ｖベルトがプーリと接触したとき一部のブロ
ックの案内面が層状バンドと非接触状態となるという問
題点がある。すなわち、第６図に示すように、Ｖベルト
４９がプーリ５４と接触したとき、案内面が他のものよ
りも高く突出する特定のブロック５０ａが存在するた
め、これに隣接しているブロック５０ｂ及びブロック５
０ｃは層状バンド５２と接触しない状態となる（なお、
ブロック５０ａ等は層状バンド５２の内周側の部分のみ
を示してある）。このような特定のブロック５０ａによ
って層状バンド５２が突き上げられると、層状バンド５
２は部分的に応力集中を受けるようになるので、き裂が
入りやすくなって耐久性が低下することになる。この問
題点は、プーリのＶみぞと接触するブロックの傾斜接触
面を基準とした案内面の位置にばらつきがあるために生
ずるものである。このばらつきを絶対的に小さくするこ
とはブロックの製造技術上大きな困難を伴う。また、非
常に精度よくブロックを製造することができたとしても
非常に価格の高いものとなる。本発明はこのような問題
点を解決することを目的とする。
（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は、隣接するブロック同士では傾斜接触面を基準
とした案内面の位置を示す寸法の差が所定値以下となる
ようにブロックを選択して組み付けることにより、上記
のような問題点を解決する。すなわち、本発明は、無端
環状の層状バンドと、層状バンド全周に組み付けられる
多数のブロックとから構成されるＶベルトであって、各
ブロックは層状バンドと接触する案内面及びプーリのＶ
みぞと接触する傾斜接触面を有しているものを製造する
方法において、各ブロックの傾斜接触面を基準とした案
内面の位置を示す寸法を測定し、各ブロックについて測
定された上記案内面の位置を示す寸法と、これに隣接す
る別のブロックの測定された上記案内面の位置を示す寸
法との差が所定値以下となるようにブロックを選択して
層状バンドに組み付け、上記所定値はこれをａとし、層
状バンドの最大走行半径をＲとし、ブロックの板厚をｔ
としたとき、 の関係を満たすように設定されることを特徴としてい
る。
とした案内面の位置を示す寸法の差が所定値以下となる
ようにブロックを選択して組み付けることにより、上記
のような問題点を解決する。すなわち、本発明は、無端
環状の層状バンドと、層状バンド全周に組み付けられる
多数のブロックとから構成されるＶベルトであって、各
ブロックは層状バンドと接触する案内面及びプーリのＶ
みぞと接触する傾斜接触面を有しているものを製造する
方法において、各ブロックの傾斜接触面を基準とした案
内面の位置を示す寸法を測定し、各ブロックについて測
定された上記案内面の位置を示す寸法と、これに隣接す
る別のブロックの測定された上記案内面の位置を示す寸
法との差が所定値以下となるようにブロックを選択して
層状バンドに組み付け、上記所定値はこれをａとし、層
状バンドの最大走行半径をＲとし、ブロックの板厚をｔ
としたとき、 の関係を満たすように設定されることを特徴としてい
る。
（ホ）作用 上述のように組み付ければ、隣接するブロック間の傾斜
接触面を基準とした案内面の位置を示す寸法差はすべて
所定値以下に保たれるので、Ｖベルトがプーリと接触し
たとき、一部のブロックの案内面を層状バンドと非接触
状態とする特定のブロックは存在しなくなる。したがっ
て、層状バンドはすべてのブロックと接触し、応力は全
周にわたってほぼ均一となるので、Ｖベルトの耐久性が
向上する。
接触面を基準とした案内面の位置を示す寸法差はすべて
所定値以下に保たれるので、Ｖベルトがプーリと接触し
たとき、一部のブロックの案内面を層状バンドと非接触
状態とする特定のブロックは存在しなくなる。したがっ
て、層状バンドはすべてのブロックと接触し、応力は全
周にわたってほぼ均一となるので、Ｖベルトの耐久性が
向上する。
各隣接するブロックを上記のような関係とするために
は、例えばブロックを傾斜接触面を基準とした案内面の
位置を示す寸法に基づいて選別し、各選別されたグルー
プ内の上記寸法のばらつきを上記所定値以下とし、１つ
の層状バンドに組み付けられるすべてのブロックを１つ
のグループ内のものにすればよい。また、別の方法とし
ては、後述の実施例のＶベルトのように、１つの層状バ
ンドに複数のグループのブロックを組み付け、各グルー
プ内の上記寸法のばらつき、及び隣接するグループの関
係を調整して、すべてのブロックを上記のような関係と
なるようにすることもできる。
は、例えばブロックを傾斜接触面を基準とした案内面の
位置を示す寸法に基づいて選別し、各選別されたグルー
プ内の上記寸法のばらつきを上記所定値以下とし、１つ
の層状バンドに組み付けられるすべてのブロックを１つ
のグループ内のものにすればよい。また、別の方法とし
ては、後述の実施例のＶベルトのように、１つの層状バ
ンドに複数のグループのブロックを組み付け、各グルー
プ内の上記寸法のばらつき、及び隣接するグループの関
係を調整して、すべてのブロックを上記のような関係と
なるようにすることもできる。
（ヘ）実施例 第１図に本発明の製造方法によって製造されたＶベルト
２８を示す。プーリ２４及びプーリ２６にＶベルト２８
が巻き掛けてある。このＶベルト２８は、無端環状の層
状バンド２２と、これに組み付けられた多数のブロック
３０とから成っている。ブロック３０は、６つのブロッ
ク群１０、１２、１４、１６、１８及び２０によって構
成されている。ブロック群１０は後述のグループＡ内の
ブロック、ブロック群１２及び２０はグループＢ内のブ
ロック、ブロック群１４及び１８はグループＣ内のブロ
ック、またブロック群１６はクループＤ内のブロックに
よってそれぞれ構成されている。
２８を示す。プーリ２４及びプーリ２６にＶベルト２８
が巻き掛けてある。このＶベルト２８は、無端環状の層
状バンド２２と、これに組み付けられた多数のブロック
３０とから成っている。ブロック３０は、６つのブロッ
ク群１０、１２、１４、１６、１８及び２０によって構
成されている。ブロック群１０は後述のグループＡ内の
ブロック、ブロック群１２及び２０はグループＢ内のブ
ロック、ブロック群１４及び１８はグループＣ内のブロ
ック、またブロック群１６はクループＤ内のブロックに
よってそれぞれ構成されている。
ブロック３０は次のようにしてグループ分け（選別）さ
れる。ブロック３０を基準Ｖゲージ４０に設置した状態
を第２図に示す。ブロック３０は傾斜接触面３０ａ及び
３０ｂによって基準Ｖゲージ４０と接触する。このと
き、ブロック３０の案内面３０ｃ（この案内面３０ｃに
おいて層状バンド２２と接触する）の基準線４１（例え
ばプーリの回転中心線に相当する）からの寸法Ｈ（傾斜
接触面３０ａ及び３０ｂを基準とした案内面３０ｃの位
置を示す寸法）を測定する。実際に測定される寸法Ｈの
設計基準値からの誤差に応じてブロックをグループ分け
する。グループ分けの際の各グループの誤差の幅は、後
述のようにして層状バンド２２の走行半径及びブロック
の厚さ寸法に応じて算出される。この誤差の幅を６μｍ
とした場合、例えば第３図に示すように分布することに
なる。前述のグループＡ、Ｂ、Ｃ及びＤは、第３図に示
すグループＡ、Ｂ、Ｃ及びＤに対応している。誤差の幅
を後述のように所定の値にすると共に、第３図で互いに
隣接するグループ同士（例えば、Ａ−Ｂ、Ｂ−Ｃ、Ｃ−
Ｄ）を、層状バンド２２に組み付ける際に第１図に示す
ように互いに隣接させることにより、隣接する各ブロッ
クの寸法Ｈの差は必ず所定値以下となる。例えば、上述
のように誤差の幅を６μｍとすると、各グループ内で寸
法Ｈの６μｍ以上の差を生じることはなく、また隣接す
るグループの端部のブロック同士の寸法Ｈの差は最大で
も１２μｍである。従って、Ｖベルト２８全体として隣
接するブロック同士の間で寸法Ｈの差が１２μｍ以上と
なることはない。このように隣接するブロック同士の間
の寸法Ｈの差が所定値（上記例では１２μｍ）以下であ
れば、すべてのブロック３０が層状バンド２２に接触す
る状態となる。その理由及び上記所定値の算出方法につ
いて次に説明する。
れる。ブロック３０を基準Ｖゲージ４０に設置した状態
を第２図に示す。ブロック３０は傾斜接触面３０ａ及び
３０ｂによって基準Ｖゲージ４０と接触する。このと
き、ブロック３０の案内面３０ｃ（この案内面３０ｃに
おいて層状バンド２２と接触する）の基準線４１（例え
ばプーリの回転中心線に相当する）からの寸法Ｈ（傾斜
接触面３０ａ及び３０ｂを基準とした案内面３０ｃの位
置を示す寸法）を測定する。実際に測定される寸法Ｈの
設計基準値からの誤差に応じてブロックをグループ分け
する。グループ分けの際の各グループの誤差の幅は、後
述のようにして層状バンド２２の走行半径及びブロック
の厚さ寸法に応じて算出される。この誤差の幅を６μｍ
とした場合、例えば第３図に示すように分布することに
なる。前述のグループＡ、Ｂ、Ｃ及びＤは、第３図に示
すグループＡ、Ｂ、Ｃ及びＤに対応している。誤差の幅
を後述のように所定の値にすると共に、第３図で互いに
隣接するグループ同士（例えば、Ａ−Ｂ、Ｂ−Ｃ、Ｃ−
Ｄ）を、層状バンド２２に組み付ける際に第１図に示す
ように互いに隣接させることにより、隣接する各ブロッ
クの寸法Ｈの差は必ず所定値以下となる。例えば、上述
のように誤差の幅を６μｍとすると、各グループ内で寸
法Ｈの６μｍ以上の差を生じることはなく、また隣接す
るグループの端部のブロック同士の寸法Ｈの差は最大で
も１２μｍである。従って、Ｖベルト２８全体として隣
接するブロック同士の間で寸法Ｈの差が１２μｍ以上と
なることはない。このように隣接するブロック同士の間
の寸法Ｈの差が所定値（上記例では１２μｍ）以下であ
れば、すべてのブロック３０が層状バンド２２に接触す
る状態となる。その理由及び上記所定値の算出方法につ
いて次に説明する。
第４図に示すように、層状バンド２２が特定のブロック
３０ｘによって突き上げられた状態を想定する。ここ
で、第４図中のそれぞれの記号は次のように定義され
る。
３０ｘによって突き上げられた状態を想定する。ここ
で、第４図中のそれぞれの記号は次のように定義され
る。
ａ：ブロック３０ｘの突出高さ Ｒ：層状バンド２２の走行径 Ｌｃ：非接触状態にあるブロックの円周方向長さ（円弧
ＡＣの寸法に相当） Ａ：非接触状態にある層状バンド２２の左端位置 Ｃ：ブロック３０ｘに隣接するブロックがブロック３０
ｘの左端と接している位置 Ｂ：直線ＡＣの中間位置 Ｆ：ブロック３０ｘの頂部位置 Ｏ：プーリ中心位置 Ｅ：直線ＯＦに対するＡからの垂線の交点 Ｄ：直線ＡＥと直線ＯＢとの交点 θ：∠ＡＯＢ（＝∠ＦＯＢ） α１：∠ＦＡＣ α２：∠ＣＡＥ Ｒ０：ＯＢ間の寸法 △ＣＡＥと△ＣＢＯとは相似であるため、 α２＝θ △ＦＡＥと△ＦＡＯとは相似であるため、 α１＋α２＝２θ したがって、 α１＝α２＝θ α１、α２、及びθは非常に小さいので次のように考え
て差し支えない。
ＡＣの寸法に相当） Ａ：非接触状態にある層状バンド２２の左端位置 Ｃ：ブロック３０ｘに隣接するブロックがブロック３０
ｘの左端と接している位置 Ｂ：直線ＡＣの中間位置 Ｆ：ブロック３０ｘの頂部位置 Ｏ：プーリ中心位置 Ｅ：直線ＯＦに対するＡからの垂線の交点 Ｄ：直線ＡＥと直線ＯＢとの交点 θ：∠ＡＯＢ（＝∠ＦＯＢ） α１：∠ＦＡＣ α２：∠ＣＡＥ Ｒ０：ＯＢ間の寸法 △ＣＡＥと△ＣＢＯとは相似であるため、 α２＝θ △ＦＡＥと△ＦＡＯとは相似であるため、 α１＋α２＝２θ したがって、 α１＝α２＝θ α１、α２、及びθは非常に小さいので次のように考え
て差し支えない。
ここで したがって、突出高さａは、非接触部の寸法Ｌｃとバン
ド走行径Ｒとによって決定されることになる。ここで寸
法Ｌｃをブロックの板厚よりも小さくすれば、ブロック
３０ｘと隣接するブロックは必ず層状バンド２２と接触
することになる。Ｒ及びＬｃの値に対してａの値がどの
ように変化するかを線図によって示すと、第５図のよう
になる。例えばＬｃ＝１．８mm、Ｒ＝６８．１mmに設定
したとすると、ａは１２μｍとなる。このことは、ブロ
ック３０の板厚が１．８mmの場合にａの値を１２μｍ以
下に設定すれば非接触状態となるブロック３０をなくす
ことができることを意味している。なお、第５図から分
かるように、同一のａの値に対してＲの値が大きくなれ
ばなるほどＬＣの値が大きくなるので、Ｒとしては層状
バンドの最大走行半径を想定しておけばよい。この例の
ようにａ≦１２μｍとしたいときには、隣接しているグ
ループの端部のブロック同士の最大の誤差を考慮して、
ａの値の１／２、すなわち６μｍの幅でブロック３０の
選別を行えばよいことがわかる。
ド走行径Ｒとによって決定されることになる。ここで寸
法Ｌｃをブロックの板厚よりも小さくすれば、ブロック
３０ｘと隣接するブロックは必ず層状バンド２２と接触
することになる。Ｒ及びＬｃの値に対してａの値がどの
ように変化するかを線図によって示すと、第５図のよう
になる。例えばＬｃ＝１．８mm、Ｒ＝６８．１mmに設定
したとすると、ａは１２μｍとなる。このことは、ブロ
ック３０の板厚が１．８mmの場合にａの値を１２μｍ以
下に設定すれば非接触状態となるブロック３０をなくす
ことができることを意味している。なお、第５図から分
かるように、同一のａの値に対してＲの値が大きくなれ
ばなるほどＬＣの値が大きくなるので、Ｒとしては層状
バンドの最大走行半径を想定しておけばよい。この例の
ようにａ≦１２μｍとしたいときには、隣接しているグ
ループの端部のブロック同士の最大の誤差を考慮して、
ａの値の１／２、すなわち６μｍの幅でブロック３０の
選別を行えばよいことがわかる。
（ト）発明の効果 以上説明してきたように本発明によると、ブロックの傾
斜接触面を基準とした案内面の位置を示す寸法（Ｈ）を
測定し、各隣接するブロック間の寸法（Ｈ）の差が、層
状バンドと非接触となるブロックを存在させないように
所定値以下として組み付けたので、ブロックを精度よく
製造することができない場合であっても、層状バンドに
すべてのブロックがほぼ均一に接触し、層状バンドに対
する部分的な応力集中を防止することができ、層状バン
ドの耐久性を向上させることができる。
斜接触面を基準とした案内面の位置を示す寸法（Ｈ）を
測定し、各隣接するブロック間の寸法（Ｈ）の差が、層
状バンドと非接触となるブロックを存在させないように
所定値以下として組み付けたので、ブロックを精度よく
製造することができない場合であっても、層状バンドに
すべてのブロックがほぼ均一に接触し、層状バンドに対
する部分的な応力集中を防止することができ、層状バン
ドの耐久性を向上させることができる。
第１図は本発明の方法を実施したＶベルトを示す図、第
２図はブロックと基準Ｖゲージとの位置関係を示す図、
第３図はブロックの案内面の位置を示す寸法の分布状況
を示す図、第４図はブロックの突出高さを算出する式を
導くための図、第５図はブロックの突出高さ、非接触部
長さ、及び層状ベルト走行半径の関係を示す線図、第６
図は従来のＶベルトを示す図である。 ２２……層状バンド、３０……ブロック、３０ａ、３０
ｂ……傾斜接触面、３０ｃ……案内面。
２図はブロックと基準Ｖゲージとの位置関係を示す図、
第３図はブロックの案内面の位置を示す寸法の分布状況
を示す図、第４図はブロックの突出高さを算出する式を
導くための図、第５図はブロックの突出高さ、非接触部
長さ、及び層状ベルト走行半径の関係を示す線図、第６
図は従来のＶベルトを示す図である。 ２２……層状バンド、３０……ブロック、３０ａ、３０
ｂ……傾斜接触面、３０ｃ……案内面。
Claims (2)
- 【請求項１】無端環状の層状バンドと、層状バンド全周
に組み付けられる多数のブロックとから構成されるＶベ
ルトであって、各ブロックは層状バンドと接触する案内
面及びプーリのＶみぞと接触する傾斜接触面を有してい
るものを製造する方法において、 各ブロックの傾斜接触面を基準とした案内面の位置を示
す寸法を測定し、 各ブロックについて測定された上記案内面の位置を示す
寸法と、これに隣接する別のブロックの測定された上記
案内面の位置を示す寸法との差が所定値以下となるよう
にブロックを選択して層状バンドに組み付け、 上記所定値はこれをａとし、層状バンドの最大走行半径
をＲとし、ブロックの板厚をｔとしたとき、 の関係を満たすように設定されることを特徴とするＶベ
ルトの製造方法。 - 【請求項２】ブロックを上記所定値の１／２以下の寸法
範囲ごとに区分された複数のブロック群に選別し、各ブ
ロック群をこれの上記寸法範囲が連続するもの同士を互
いに隣接させて層状バンドに組み付ける特許請求の範囲
第１項記載のＶベルトの製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60222740A JPH0641781B2 (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | Ｖベルトの製造方法 |
| US06/916,096 US4729758A (en) | 1985-10-08 | 1986-10-07 | Transmission belt provided with push elements |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60222740A JPH0641781B2 (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | Ｖベルトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6283531A JPS6283531A (ja) | 1987-04-17 |
| JPH0641781B2 true JPH0641781B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=16787157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60222740A Expired - Fee Related JPH0641781B2 (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | Ｖベルトの製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4729758A (ja) |
| JP (1) | JPH0641781B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003083397A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-19 | Toyota Motor Corp | 無端金属ベルトのエレメント組付け順序決定方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0355943U (ja) * | 1989-10-05 | 1991-05-29 | ||
| DE10159568A1 (de) * | 2001-12-04 | 2003-06-12 | Zf Batavia Llc | Verfahren zur Überprüfung der Fertigungsqualität von Schubgliedern in Schubgliederbändern |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL152969C (nl) * | 1973-08-31 | 1983-04-18 | Volvo Car Bv | Drijfband met een trapeziumvormig profiel, bestaande uit een metalen trekband en verschuifbaar daarop aangebrachte metalen dwarselementen. |
| NL155927B (nl) * | 1975-10-09 | 1978-02-15 | Doornes Transmissie Bv | Metalen drijfriem, alsmede duwelement daarvoor. |
| NL7900435A (nl) * | 1979-01-19 | 1980-07-22 | Doornes Transmissie Bv | Samengestelde drijfriem met dwarselementen voorzien van onderlinge koppelingsmiddelen. |
| JPS5723820A (en) * | 1980-07-18 | 1982-02-08 | Oval Eng Co Ltd | Testing device for vortex flow meter |
| US4525159A (en) * | 1981-11-13 | 1985-06-25 | Valeo | Belt and pulley transmission |
| US4498892A (en) * | 1983-03-14 | 1985-02-12 | Borg-Warner Corporation | Power transmission belt |
| JPS60192146A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-09-30 | Toyota Motor Corp | 動力伝達用無端ベルト |
-
1985
- 1985-10-08 JP JP60222740A patent/JPH0641781B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1986
- 1986-10-07 US US06/916,096 patent/US4729758A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003083397A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-19 | Toyota Motor Corp | 無端金属ベルトのエレメント組付け順序決定方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4729758A (en) | 1988-03-08 |
| JPS6283531A (ja) | 1987-04-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS63115937A (ja) | 無段変速機用ｖベルト | |
| KR960014900B1 (ko) | 서로 다른 파형의 두개의 박판 금속층을 갖는 촉매지지체 | |
| EP0269347B1 (en) | Wound core having cross section periphery with circular and elliptic portions | |
| US20120231910A1 (en) | Transmission belt | |
| JPH0641781B2 (ja) | Ｖベルトの製造方法 | |
| US4797015A (en) | Roller cage assembly for use in a bearing | |
| EP0356798A1 (en) | Flat belt and pulley transmission | |
| JPH02250726A (ja) | ハニカム・ダイス成形用放電加工電極の製造方法及びハニカム・ダイスの製造方法 | |
| US6471483B2 (en) | Turbine disc | |
| GB1586946A (en) | Multiple-part oil-scraper ring | |
| EP0067210A1 (en) | ANTI-FRICTION BEARING. | |
| US3776054A (en) | Power transmission belts | |
| JP3507801B2 (ja) | コイルドウェーブスプリングおよびその製造方法 | |
| JP2005321066A (ja) | 動力伝達チェーン及びそれを用いた動力伝達装置 | |
| US5147248A (en) | Power transmission sheave and method of manufacturing the same | |
| EP1236928B1 (en) | Drive belt and method for manufacturing thereof | |
| JPH03229038A (ja) | Ｖベルト | |
| JPS6170245A (ja) | Ｖベルト | |
| JP3186668B2 (ja) | ベルト式無段変速機用ベルトのエレメント | |
| JPH04284390A (ja) | クランクシャフト用高周波焼入コイル | |
| JP4560954B2 (ja) | 伝動用無端ベルト | |
| JPS6357942A (ja) | 無段変速機用ベルト | |
| JPH0316812Y2 (ja) | ||
| JPS61103028A (ja) | 動力伝達用無端ベルトの動力伝達ブロツク | |
| JPH063245B2 (ja) | Ｖベルト用ブロツク |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |