JPH0641442Y2 - 靴底成形用モールド - Google Patents
靴底成形用モールドInfo
- Publication number
- JPH0641442Y2 JPH0641442Y2 JP1989044300U JP4430089U JPH0641442Y2 JP H0641442 Y2 JPH0641442 Y2 JP H0641442Y2 JP 1989044300 U JP1989044300 U JP 1989044300U JP 4430089 U JP4430089 U JP 4430089U JP H0641442 Y2 JPH0641442 Y2 JP H0641442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- shoe sole
- molding
- partial
- design surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、靴底成形用モールドに関し、特に靴底の一部
を別異の底意匠乃至異質（異色）にするために、主体モ
ールドの一部を底意匠面にインサート室を設けた複数の
部分モールドと交換できるようにした靴底成形モールド
に関する。
を別異の底意匠乃至異質（異色）にするために、主体モ
ールドの一部を底意匠面にインサート室を設けた複数の
部分モールドと交換できるようにした靴底成形モールド
に関する。
（従来の技術） 近年、需要の多様化により従来にないデザイン、例え
ば、靴底表面に様々な意匠を表現したり、また靴底を多
色化したりしてファッション性に富んだ靴底が要望され
ている。このため、靴底成形モールドの一部を、別異の
意匠を有する部分モールドと交換することにより異なっ
た意匠感を有する靴底を成形できるモールドが実開昭55
-34457号によって提案されている。然し乍ら、この靴底
成形モールドは、部分的に靴底意匠を変えるのには適し
ているが、靴底意匠の一部を様々な図柄や文字などを形
どった変化のある底意匠にする場合は、主体モールドと
部分モールドとの嵌合形状が部分モールドの底意匠面の
外側形状と同一形状になる為、該部分モールドと主体モ
ールドとの嵌合形状が複雑な曲線になり、よって靴底成
形モールドを制作する際に、部分モールドを主体モール
ドの切欠部に摺り合わせするのに苦労があった。また一
方、靴底成形モールドの制作を容易する為に、主体モー
ルドと部分モールドの嵌合形状を単純な形状にすれば、
部分モールドの外側（嵌合）形状が単純であることか
ら、靴底全体に変化のある意匠模様を期待することがで
きないものであった。さらに、このような部分モールド
を使用して異質（異色）の接地底をインサート成形する
場合、靴底本体成形材とインサート辺とが入り乱れ、境
界が不鮮明となり外観を損ねていた。
ば、靴底表面に様々な意匠を表現したり、また靴底を多
色化したりしてファッション性に富んだ靴底が要望され
ている。このため、靴底成形モールドの一部を、別異の
意匠を有する部分モールドと交換することにより異なっ
た意匠感を有する靴底を成形できるモールドが実開昭55
-34457号によって提案されている。然し乍ら、この靴底
成形モールドは、部分的に靴底意匠を変えるのには適し
ているが、靴底意匠の一部を様々な図柄や文字などを形
どった変化のある底意匠にする場合は、主体モールドと
部分モールドとの嵌合形状が部分モールドの底意匠面の
外側形状と同一形状になる為、該部分モールドと主体モ
ールドとの嵌合形状が複雑な曲線になり、よって靴底成
形モールドを制作する際に、部分モールドを主体モール
ドの切欠部に摺り合わせするのに苦労があった。また一
方、靴底成形モールドの制作を容易する為に、主体モー
ルドと部分モールドの嵌合形状を単純な形状にすれば、
部分モールドの外側（嵌合）形状が単純であることか
ら、靴底全体に変化のある意匠模様を期待することがで
きないものであった。さらに、このような部分モールド
を使用して異質（異色）の接地底をインサート成形する
場合、靴底本体成形材とインサート辺とが入り乱れ、境
界が不鮮明となり外観を損ねていた。
（考案が解決しようとする問題点） 本考案は、これらの欠点を解消してなされたものであ
り、その目的は、複雑な多種多様の図柄や文字などを形
どった異質（異色）なインサート片を靴底に表現するこ
とができる経済的なモールドを提供することにある。
り、その目的は、複雑な多種多様の図柄や文字などを形
どった異質（異色）なインサート片を靴底に表現するこ
とができる経済的なモールドを提供することにある。
（問題点を解決するための手段及び実施例） 本考案は、底意匠面を有する主体モールドの一部を複数
の部分モールドと選択的に交換自在にした靴底成形モー
ルドにおいて、それぞれの複数の部分モールドの外側形
状を同一にし、しかも外周辺に主体モールドの底意匠面
と連続した底意匠面を形成するとともに、この底意匠面
の内側に仕切周壁を立設してインサート室を形成したこ
とを特徴とする靴底成形用モールドを本考案の要旨とす
るものである。以下、本考案の実施例を図に基づいて詳
細に説明する。第１図及び第３図に示すように、靴底成
形用モールド１は主体モールド２と一個以上の部分モー
ルド３、３…から構成されている。主体モールド２は、
第２図に示すように部分モールド３の形状に合わせて、
切欠部21が設けられている。部分モールド３は、その底
意匠面の外周辺に主体モールドの意匠面22と連続した意
匠面31を形成するとともに、この底意匠面の内側には靴
底を異色または異質に区分けするための仕切周壁32を立
設してインサート室４が設けられる。部分モールド３
は、その外側形状を他の部分モールドと選択的に交換で
きるように統一して同一形状にしておく。複数の部分モ
ールド３の外側（嵌合）形状は、それぞれ同一にしてお
けば特段形状を問わないが、主体モールド２の切欠部21
と摺り合わせしやすい四角乃至六角形などの単純な形状
が望ましい。インサート室４は、第２図及び第３図に示
すように部分モールド３の底意匠面の範囲内で自由に多
種多様の図形、文字などを形どった複雑な形状にするこ
とができる。また、インサート室４の底面には、漫画や
文字などの意匠を刻設してもよい。
の部分モールドと選択的に交換自在にした靴底成形モー
ルドにおいて、それぞれの複数の部分モールドの外側形
状を同一にし、しかも外周辺に主体モールドの底意匠面
と連続した底意匠面を形成するとともに、この底意匠面
の内側に仕切周壁を立設してインサート室を形成したこ
とを特徴とする靴底成形用モールドを本考案の要旨とす
るものである。以下、本考案の実施例を図に基づいて詳
細に説明する。第１図及び第３図に示すように、靴底成
形用モールド１は主体モールド２と一個以上の部分モー
ルド３、３…から構成されている。主体モールド２は、
第２図に示すように部分モールド３の形状に合わせて、
切欠部21が設けられている。部分モールド３は、その底
意匠面の外周辺に主体モールドの意匠面22と連続した意
匠面31を形成するとともに、この底意匠面の内側には靴
底を異色または異質に区分けするための仕切周壁32を立
設してインサート室４が設けられる。部分モールド３
は、その外側形状を他の部分モールドと選択的に交換で
きるように統一して同一形状にしておく。複数の部分モ
ールド３の外側（嵌合）形状は、それぞれ同一にしてお
けば特段形状を問わないが、主体モールド２の切欠部21
と摺り合わせしやすい四角乃至六角形などの単純な形状
が望ましい。インサート室４は、第２図及び第３図に示
すように部分モールド３の底意匠面の範囲内で自由に多
種多様の図形、文字などを形どった複雑な形状にするこ
とができる。また、インサート室４の底面には、漫画や
文字などの意匠を刻設してもよい。
本考案の靴底成形用モールドは、射出成形及びプレス成
形など従来慣用の手段によって靴底を製造するのに使用
される。例えば、射出成形の場合は、部分モールドのイ
ンサート室とダミーラストで一次靴底キャビティを構成
し、該靴底キャビティに靴底成形材を射成注入してイン
サート片を成形し、その後ダミーラストを取外して胛被
を被ったラストモールドをセットし、サイドモールド、
ボトムモールドから構成される二次靴底キャビティに異
質（異色）の靴底成形材を射出注入して靴底本体を成形
する。また、プレス成形では、靴底成形モールドにおい
て、部分モールドのインサート室に未加硫ゴムからなる
インサート片をセットし、さらに異質の未加硫ゴムを置
いて上蓋を被せた後、加硫プレスを行うことによって、
靴底本体をインサート成形する。本考案の靴底成形用モ
ールドは、多種多様の図柄や文字などを形どった形状の
インサート室を設けた部分モールドを選択し、主体モー
ルドにネジ等の適宜手段によって装着して用いる。
形など従来慣用の手段によって靴底を製造するのに使用
される。例えば、射出成形の場合は、部分モールドのイ
ンサート室とダミーラストで一次靴底キャビティを構成
し、該靴底キャビティに靴底成形材を射成注入してイン
サート片を成形し、その後ダミーラストを取外して胛被
を被ったラストモールドをセットし、サイドモールド、
ボトムモールドから構成される二次靴底キャビティに異
質（異色）の靴底成形材を射出注入して靴底本体を成形
する。また、プレス成形では、靴底成形モールドにおい
て、部分モールドのインサート室に未加硫ゴムからなる
インサート片をセットし、さらに異質の未加硫ゴムを置
いて上蓋を被せた後、加硫プレスを行うことによって、
靴底本体をインサート成形する。本考案の靴底成形用モ
ールドは、多種多様の図柄や文字などを形どった形状の
インサート室を設けた部分モールドを選択し、主体モー
ルドにネジ等の適宜手段によって装着して用いる。
（考案の作用、効果） 本考案は以上のような構成であるから、底意匠面を有す
る主体モールドの一部に複数の部分モールドを交換でき
るようにした靴底成形モールドにおいて、部分モールド
の外周辺に主体モールドの意匠面と連続した底意匠面を
形成し、この底意匠面の内側に仕切周壁によって多種多
様の図形や文字などを形どった形状のインサート室を設
けた部分モールドを準備しておき、これを適宜選択して
主体モールドと組み合わせして使用することにより、靴
底に多種多様の斬新な意匠を表現でき、また仕切周壁に
よって異質（異色）の材料の入り乱れが防止され、靴底
本体成形材とインサート片の境界が鮮明な靴底ができ
る。さらに、本考案の靴底成形用モールドは、主体モー
ルドと複数の部分モールドとの摺り合わせ作業が容易な
るように、嵌合形状に単純な形状を採用することがで
き、しかも複数の部分モールドの外側形状が同一なの
で、部分モールドのみ交換して靴底意匠の品種切り替え
ができ、経済的である。
る主体モールドの一部に複数の部分モールドを交換でき
るようにした靴底成形モールドにおいて、部分モールド
の外周辺に主体モールドの意匠面と連続した底意匠面を
形成し、この底意匠面の内側に仕切周壁によって多種多
様の図形や文字などを形どった形状のインサート室を設
けた部分モールドを準備しておき、これを適宜選択して
主体モールドと組み合わせして使用することにより、靴
底に多種多様の斬新な意匠を表現でき、また仕切周壁に
よって異質（異色）の材料の入り乱れが防止され、靴底
本体成形材とインサート片の境界が鮮明な靴底ができ
る。さらに、本考案の靴底成形用モールドは、主体モー
ルドと複数の部分モールドとの摺り合わせ作業が容易な
るように、嵌合形状に単純な形状を採用することがで
き、しかも複数の部分モールドの外側形状が同一なの
で、部分モールドのみ交換して靴底意匠の品種切り替え
ができ、経済的である。
図面は実施例を示すものであって、第１図は靴底成形用
モールドの平面図であり、第２図は第１図のＸ−Ｘの断
面図であり、第３図は多種多様な図形や文字などを形ど
った形状のインサート室を設けた部分モールドの平面図
である。 符号の説明 １……靴底成形用モールド ２……主体モールド 21……主体モールドの切欠部 22……主体モールドの底意匠面 ３……部分モールド 31……部分モールドの底意匠面 32……部分モールドの仕切周壁 ４……インサート室
モールドの平面図であり、第２図は第１図のＸ−Ｘの断
面図であり、第３図は多種多様な図形や文字などを形ど
った形状のインサート室を設けた部分モールドの平面図
である。 符号の説明 １……靴底成形用モールド ２……主体モールド 21……主体モールドの切欠部 22……主体モールドの底意匠面 ３……部分モールド 31……部分モールドの底意匠面 32……部分モールドの仕切周壁 ４……インサート室
Claims (1)
- 【請求項１】底意匠面22を有する主体モールド２の一部
を複数の部分モールド３と選択的に交換自在にした靴底
成形モールド１において、それぞれの複数の部分モール
ド3,3…の外側形状を同一にし、しかも外周辺に主体モ
ールドの底意匠面22と連続した底意匠面31を形成すると
ともに、この底意匠面31の内側に仕切周壁32を立設して
インサート室４を形成したことを特徴とする靴底成形用
モールド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989044300U JPH0641442Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | 靴底成形用モールド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989044300U JPH0641442Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | 靴底成形用モールド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02134009U JPH02134009U (ja) | 1990-11-07 |
| JPH0641442Y2 true JPH0641442Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31557474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989044300U Expired - Lifetime JPH0641442Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | 靴底成形用モールド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641442Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5576113U (ja) * | 1978-11-20 | 1980-05-26 |
-
1989
- 1989-04-15 JP JP1989044300U patent/JPH0641442Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02134009U (ja) | 1990-11-07 |
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