JPH0640753U - 空調用ダクト - Google Patents

空調用ダクト

Info

Publication number
JPH0640753U
JPH0640753U JP7767092U JP7767092U JPH0640753U JP H0640753 U JPH0640753 U JP H0640753U JP 7767092 U JP7767092 U JP 7767092U JP 7767092 U JP7767092 U JP 7767092U JP H0640753 U JPH0640753 U JP H0640753U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
air
ceiling
air conditioning
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7767092U
Other languages
English (en)
Inventor
芳男 有明
茂 本橋
裕 瀬川
Original Assignee
新日本空調株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新日本空調株式会社 filed Critical 新日本空調株式会社
Priority to JP7767092U priority Critical patent/JPH0640753U/ja
Publication of JPH0640753U publication Critical patent/JPH0640753U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】余分な天井裏スペースを必要とせず、その分天
井高さを高くまたは階高を小さくすることができ、また
照明器具の取付け位置を制限することなく、その取付け
作業およびメンテナンス作業を容易とする。 【構成】室内の天井S部分にダクト本体16Bを室内側
に露出させて取付けられた空調用ダクト1であって、こ
の空調ダクト1内に照明器具12を備えるとともに、ダ
クト本体16Bは光透過性材料よりなり適所に吹出口1
6a、18a…を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、室内の空調のために天井部分に取付けられるダクト類(給気用、還 気用、外気用、排気用およびこれらに伴う吹出口、吸込口等)に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば全空気方式による空気調和機を利用し、室内の空調を施す場合、空調 機から室内に空気を供給する給気ダクト、室内から空調機に空気を戻す還気ダク ト、空調機に外気を取り入れる外気ダクト、室内からの排気を行う排気ダクトお よびこれらに伴う吸込口、吹出口等多くのダクト類が必要となる。
【0003】 これらのダクトは、一般に大量の空気を移送するための通路として機能してい るため、大容積を必要とする。したがって、それらのダクトを室内側に露出させ て天井面に取付けるとすると、隣接してまたは近傍に取付けられた照明器具の光 が前記ダクトによって遮られ、室内に影を作るため、ダクトは専ら天井裏に設置 され、天井面には吹出口または吸込口のみが設けられることが多かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示されるように、天井30の裏側にダクト類31を設置 する場合、所要天井高さhを確保した上で、さらに天井裏側に大きなスペースを 確保しなければならないため、結果的に階高Hが高くなり、スペース的な無駄が あった。また、設置場所が天井裏のため、その取付け作業およびメンテナンスが 狭隘な場所での作業となり、多大な労力を要するものであった。
【0005】 さらに、天井面には、空調効率の良い場所に空気の吸込口、吹出口32等を設 置する必要があるため、照明器具33の取付け位置が制限されるなどの問題点が あった。
【0006】 したがって本考案の主たる課題は、ダクト類の設置に当り、余分な天井裏スペ ースを必要とせず、その分天井高さを高くまたは階高を小さくすることができ、 また、照明器具の取付け位置を制限することなく、さらには取付け作業およびメ ンテナンス作業の容易とするダクト類を提供するのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、室内空調のために、室内の天井部分にダクト本体を室内側に露出 させて取付けられた空調用ダクトであって、この空調用ダクト内に照明器具を備 えるとともに、ダクト本体が光透過性材料からなり適所に吹出口または吸込口が 形成されたことで解決できる。
【0008】
【作用】
本考案においては、室内の天井部分にダクト本体を室内側に露出させて取付け るとともに、前記ダクトをたとえば透明樹脂等の光透過性材料によって製作し、 かつこのダクト内に照明器具を収容する構成を採用する。その結果、従来のよう にダクトにより照明に影を作ることもなくなるとともに、天井裏の余分なスペー スを必要とないためその分天井高を高くし、あるいは天井高をそのままにする場 合には階高を低くすることができる。また、照明器具の配置場所を何らの制限を 受けることなく決定できるなど、従来の問題点を一挙に解決できる。
【0009】 さらに、ダクト類が天井面に設置されているため、その取付け作業およびメン テナンスが室内側からできるため非常に容易なものとなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づき具体的に詳述する。 図1は、本考案に係る空調用ダクト1、…の設置状況を示す立体図である。本 考案空調ダクト1は、従来のように天井裏にダクトを設けられることなく、天井 S部分にダクト本体を室内側に露出して取付けられるものであるため、床面に設 置される室内設置型の空調装置2との組合せにおいて最も好適に適用される。
【0011】 前記空調装置2は、従来の無味乾燥な金属板等による表面板をキャビネット風 の表面板に代えて収納庫のように見せた室内用空調装置であって、その内部には 温度調節用コイル、送風機、フィルターが順に配置され(図示されない)、装置 下側の吸込口2aから吸い込まれた空気が加熱または冷却されるとともに、フィ ルターによって塵埃が取り除かれて、上部の吹出し口より空調ダクト1内に供給 される。
【0012】 前記空調ダクト1は、図2および図3に示されるように、取付け等の便宜より 施工単位を1ユニットとするダクトユニット1Aが連続するように天井面Sに取 付けられ、供給される空気の通路が形成されている。前記ダクトユニット1Aは 、ダクト軸方向にそって配設された二本のアングル部材10とこれらを相互に連 結する連結部材11、11…によって構成される鋼製フレームを骨部材として、 たとえば塩化ビニル等の透明樹脂板16A,16Bによって略断面台形状の空気 流通路が形成され、かつその内部に照明器具12を備えるもので、天井面側の四 隅に配設された吊支持用ボルト15、15…によって躯体部分から吊持されてい る。前記吊支持用ボルト15、15…の空調ダクト1との取付け部分には、図4 の詳細図にも示されるように、制電プレート13が介在され、天井側透明樹脂板 (制電プレート)16Aと天井面との間に一定の空気層17が形成されており、 断熱効果を持たせている。また透明樹脂板16Bの側面上部にはユニットダクト 1Aの補強のために制電プレート14が添設されている。なお、前記空調ダクト 1の素材は透明体であればよく、他の透明樹脂をも用いることができるが、制電 処理された塩化ビニルを使用する場合には、その物理的性質により、耐薬品性、 自己消火性を備えるとともに、静電気の発生防止に非常に優れるという特性を備 えている。
【0013】 また、前記透明樹脂板16A、16Bおよび制電プレート13、14は、線膨 張率7×10-2mm/m・deg の物性を有し、流通する加熱空気および照明器具12 によって熱伸縮するため、図5に示されるように、前記アングル部材10の一方 端に、隣接するダクトユニット1Aのアングル部材10に摺接するガイド部材1 0aを取付け、長孔10b部で伸縮可能に連結するとともに、ユニットダクト1 Aの一方の端には天井面側を除く周囲を囲む目地用盲板19が取付けられ、かつ その一部が隣接するダクトユニット1Aの開口端を覆い、目地部における伸縮を 空気漏れを防ぎながら許容している。
【0014】 一方、前記透明樹脂板16Bの下面側には、中央部分に大きな開口が形成され 、該開口部分の内面側の周囲に、枠状の小ブロック20が固着されており、この 小ブロック20を移動規制部材として、取外し自在に多数の透孔18a、…を有 する透明樹脂製のパンチング透明板18が載置されているとともに、側部の傾斜 面には長孔状のスリット16a、16a…が適宜の間隔が形成され、空調ダクト 1を流れる空気が前記パンチング透明板18およびスリット16a、16a…よ り室内に給気されている。供用後に、照明灯の交換や器具の故障等があった場合 には、前記開口部より照明灯の交換や器具の点検を行うことができる。なお、本 考案に係る照明兼用の空調ダクト1は、前記実施例で示すように給気ダクトとし て用いられる他、還気ダクト、外気ダクトおよび排気ダクトとして用いることが できる。
【0015】 他方、前記ダクト1の取付けに際しては、先ず図6(a) に示されるように、上 階のフロアF等の躯体部分に、たとえば支持用の溝型鋼21を取付けておき、好 ましくはFRP製吊支持用ボルト15を垂下して取付けておく。このとき、天井 下への釣下ろし長さは上端のダブルナットの調整により一定としておく。
【0016】 その後、天井Sの取付け工事が終了した段階で、ダクトユニット1A、…を1 施工単位として、制電プレート13を介在させて、天井側透明樹脂板16Aおよ びアングル部材10、10と連結材11、…よりなる鋼製フレームを前記吊支持 用ボルト15に対して固定する。
【0017】 次いで、鋼製フレームに対して固定される照明器具12の取付けおよび配線工 事等が完了したならば、最後に前記鋼製フレームのアングル部材10に対して、 下側の透明樹脂板16Bを位置決めし、制電プレート13を添わせてタッピング ネジ22によって固定し、取付け作業を完了する。なお、下側透明樹脂板16の 取付けは、端部の目地用盲板19部における重なり等を考慮し、空調機2側より 順次取付けを行う。
【0018】 なお、既設の照明に対しても、天井部分の照明を覆う透明ダクト1を取付け、 本考案に係る空調用ダクトとすることも可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本考案によれば、天井の室内側面に空調ダクト を設置するため、天井裏部分に余分な空間を確保する必要がないため、その分天 井高さを高く、または階高を低くすることができる。また、ダクト自体を透明と し、その内部に照明器具を配設するため、ダクトによって照明の影が形成される 等の障害もなくなるとともに、自由に照明位置を決定することができる。
【0020】 さらには、室内側に露出してダクトが形成されるため、その取付け作業が容易 であるとともに、使用後のメンテナンスも非常に容易なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る空調用ダクトの設置状態を示す立
体図である。
【図2】本考案空調用ダクトの1ユニットを取り出した
斜視図である。
【図3】空調用ダクトの拡大断面図である。
【図4】空調ダクト支持部の要部拡大断面図である。
【図5】隣接するダクトユニット間での連結部構造を示
す図である。
【図6】空調用ダクトの取付け要領を説明するための図
である。
【図7】従来の天井裏にダクトを設けた場合を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1…空調用ダクト、2…空調装置、10…アングル部
材、11…連結部材、12…照明器具、13・14…制
電プレート、15…釣支持ボルト,16A・16B…透
明樹脂板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内空調のために、室内の天井部分にダク
    ト本体を室内側に露出させて取付けられた空調用ダクト
    であって、この空調用ダクト内に照明器具を備えるとと
    もに、ダクト本体が光透過性材料からなり適所に吹出口
    または吸込口が形成されたことを特徴とする空調用ダク
    ト。
JP7767092U 1992-11-11 1992-11-11 空調用ダクト Pending JPH0640753U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7767092U JPH0640753U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 空調用ダクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7767092U JPH0640753U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 空調用ダクト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0640753U true JPH0640753U (ja) 1994-05-31

Family

ID=13640322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7767092U Pending JPH0640753U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 空調用ダクト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0640753U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533647A (ja) * 1998-12-18 2002-10-08 ユ・エヌ・イ・エール・ユルトラ・プロプル−ニュトリシオン・アンデュストリ−ルシェルシュ 布シース内の滅菌空気を放散させる装置
KR100638599B1 (ko) * 2005-03-02 2006-10-26 지피에스코리아(주) 건물용 공조덕트
JP2017166741A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 ヤフー株式会社 天井取付送風ダクト

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002533647A (ja) * 1998-12-18 2002-10-08 ユ・エヌ・イ・エール・ユルトラ・プロプル−ニュトリシオン・アンデュストリ−ルシェルシュ 布シース内の滅菌空気を放散させる装置
KR100638599B1 (ko) * 2005-03-02 2006-10-26 지피에스코리아(주) 건물용 공조덕트
JP2017166741A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 ヤフー株式会社 天井取付送風ダクト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5297326A (en) Method and apparatus for converting a fixed-opening air diffuser to an individually-controlled variable air volume diffuser
US5901515A (en) Raised floor having multiple layers
US3638404A (en) Vertical laminar-flow clean room of flexible design
JP7478586B2 (ja) 給気制御装置及び空調システム
JPH0640753U (ja) 空調用ダクト
JP2571301Y2 (ja) 天井構造
JP3044508B2 (ja) 住宅における設備機器の配置構造
WO2013138367A1 (en) Hvac base and return air system
KR0142636B1 (ko) 바닥취출 공기조화 시스템
JPH0145534B2 (ja)
JP2562694Y2 (ja) 天井への照明具及び空調空気吹き出し部材の取付け装置
JPH0754736Y2 (ja) オフイス空間の温度分布緩和装置
JPH0641471Y2 (ja) 事務机
KR960014806A (ko) 바닥취출 공기조화 시스템
KR20210088944A (ko) 조명 기구 일체형 멀티 덕트 시스템
JPH045926Y2 (ja)
JPH03274339A (ja) ダクト用換気扇
JPS642861B2 (ja)
JPS62190339A (ja) 清浄室装置
JP2015031060A (ja) 天井ユニット、天井構造、天井改修方法
JP2000274808A (ja) 天井埋込型空気調和機
JPH09273802A (ja) ファンコイルユニットの取付構造
JPS6334014Y2 (ja)
JP3801826B2 (ja) 浴室空調装置
JPH0332917Y2 (ja)