JPH0640014Y2 - トラクタの燃料タンク取付構造 - Google Patents

トラクタの燃料タンク取付構造

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JPH0640014Y2
JPH0640014Y2 JP16806588U JP16806588U JPH0640014Y2 JP H0640014 Y2 JPH0640014 Y2 JP H0640014Y2 JP 16806588 U JP16806588 U JP 16806588U JP 16806588 U JP16806588 U JP 16806588U JP H0640014 Y2 JPH0640014 Y2 JP H0640014Y2
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fuel tank
support frame
tractor
band
mounting structure
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JP16806588U
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勇 山西
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Kubota Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、燃料タンクをトラクタに取り付ける際の取付
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
作業車へのタンクの取付構造としては、例えば実開昭62
-123423号公報に開示されているように、燃料タンクを
フランジ結合された前後二つ割り構造に構成し、この結
合用フランジ部をエンジンルームと操縦部との間に立設
されたアーチ型の支持フレームにボルトなどの金具を用
いて締結する構造のものが一般的である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような取付構造では燃料タンクとト
ラクタの本体とが連結されて一体化されるので、エンジ
ンによる振動や走行時の振動がタンクに直接伝わってし
まうことになる。タンクに伝わる振動は、内部の貯溜物
の激しく揺らして撹拌させるため、貯溜物がガソリンの
ような可燃物の場合には特に注意が必要となる上に、ボ
ルトなどの締結部分にがたを早期に招く原因となる。
本考案はこのような実情に着目して創案されたもので、
その目的は、タンクに伝わる振動を極力小さくし、振動
に起因した様々な弊害を防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係わるトラクタの
燃料タンク取付構造としては、燃料タンクをフランジ結
合された前後二つ割り構造に構成し、この燃料タンクの
底部外面に突設された結合用のフランジ部を、エンジン
ルームと操縦部との間に立設されたアーチ型の支持フレ
ームに備えた凹部に緩衝材を介して係入支持するととも
に、前記燃料タンクの前面もしくは後面から両側面にわ
たって巻掛けたバンドの両端を前記支持フレームの両側
部に連結して燃料タンクを後方もしくは前方に引き寄せ
支持し、支持フレームの略全周にわたって架設した防熱
板に、前記バンドによって引き寄せられた前記燃料タン
クを緩衝材を介して受け止め支持してある点に特徴があ
る。
〔作用〕
燃料タンクをトラクタに取り付ける場合、先ず、燃料タ
ンクの底部外面に突設された結合用フランジ部を、緩衝
材を介して、アーチ型の支持フレームに備えられた凹部
に係入支持することで、燃料タンクを支持フレーム上に
横ずれしない状態で載置する。そして、燃料タンクの前
面もしくは後面から側面にわたってバンドを巻掛け、こ
のバンドの両端を支持フレームの両側部に連結すること
で、燃料タンクを後方もしくは前方に引き寄せ支持す
る。そして引き寄せ支持された燃料タンクを、支持フレ
ームに架設された防熱板により、緩衝材を介して受け止
め支持させてある。
〔考案の効果〕
本考案によれば、燃料タンクが緩衝材を介してトラクタ
に固定されるので、走行に伴う振動やエンジンの振動が
吸収されて和らげられ、内部に貯溜された燃料を比較的
良好な状態に保てるようになった。また、緩衝材によっ
て弾性的に支持することになるので、微震動に強くてガ
タを発生し難くなった。しかも、燃料タンクを構成する
際に使用するフランジン部を利用するので、燃料タンク
に対しては特別の改造をする必要がなく従来のものでも
適用することができるのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、トラクタの車体の前部にエンジン
部(1)を、その後方に操縦部(2)を配備してある。
エンジン部(1)はエンジン(E)やその関連機器から
なり、開閉自在なボンネット(3)と後端に立設された
防熱壁(4)とで形成されるエンジンルーム(R)内に
収納してある。
前記防熱壁(4)は、第2図に示すように、後方に立設
されたアーチ形の支持フレーム(5)の内側略全周のわ
たって防熱板(6)を架設したもので、エンジン(E)
からの騒音、振動、熱が操縦部(2)に直接伝わるのを
防止するとともに、操縦塔(7)の支持体にもなってい
る。
つまり、防熱板(6)の左右両端にはピン孔(8)を、
もう一方の操縦塔(7)の左右両端にはピン(10)を設
けてある。そしてこれらピン孔(8)にピン(10)を上
方から差し込み、そして防熱板(6)のフランジ部(6
a)の上端に操縦塔(7)の前部上端をボルト締めで固
定することで、操縦塔(7)を容易に組み付けられるよ
うになっている。尚、組み付けた際には、操縦塔(7)
のパネル部(7a)が前記フランジ部(6a)の上に被り、
支持フレーム(5)と接するようになっている。
前記エンジン(E)の後方には隔壁(11)を設けてあ
り、この隔壁(11)の後方と防熱壁(6)との間に形成
される空間内には、エンジン関連機器の一つである燃料
タンク(T)を配置してある。この燃料タンク(T)
は、フランジ結合された前後二つ割り構造に構成したも
のである。以下、この燃料タンク(T)の具体的な取付
構造について詳述する。
第3図に示すように、前記支持フレーム(5)の下端部
に下部支持フレーム(12)を横幅方向に沿う状態で取り
付け、この下部支持フレーム(12)の前端にタンク受止
具(13)を溶接してある。このタンク受止具(13)の上
面には横幅方向に沿った横溝(13a)を凹部として形成
してあり、更に緩衝材の一例である一枚のゴムシート
(14)を全面に被着してある。そして燃料タンク(T)
を、第4図に示すようにそのフランジ部(Ta)を前記横
溝(13a)に係入した状態で、前記タンク受止具(13)
上に載置してある。
また、前記燃料タンク(T)の全面及び側面に亘って連
続した浅い凹部(15)を形成してあり、この凹部(15)
にバンド(16)を掛けてある。このバンド(16)の両端
部にはフック(17)を設けてあり、これらフック(17)
を、支持フレーム(5)に形成された長孔(18)に係止
することで、燃料タンク(T)を後方へ締めつけてあ
る。
また、燃料タンク(T)の後方に位置する前記防熱板
(6)の前面には緩衝材の一例であるゴムパッド(19)
を被着してある。バンド(16)の締めつけに伴って燃料
タンク(T)の後面をゴムパッド(19)に接当させ、そ
れによって燃料タンク(T)を固定してある。
尚、バンド(16)とフック(17)との間にはアジャスタ
ボルト(20)を配備してあり、このアジャスタボルト
(20)によってバンド(16)の締め付け具合を自在に調
節できるようになっている。
以上説明したきたように、燃料タンク(T)をゴムシー
ト(14)やバンド(16)やゴムパッド(19)を介して機
体に固定してあるので、走行に伴う振動やエンジン
(E)の振動、特に高い周波数の振動を和らげて、内部
の燃料を比較的良好に保つことができるのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対象を便利
にするために符号を記すが、この記入より本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るトラクタの燃料タンク取付構造の実
施例を示し、第1図はトラクタ前部の縦断側面図、第2
図は防熱壁の正面図、第3図は燃料タンクの取付構造示
す斜視図、第4図はフランジ部の凹部への係入状態を示
す縦断側面図である。 (2)……操縦部、(5)……支持フレーム、(6)…
…防熱板、(13a)……凹部、(14)……緩衝材、(1
6)……バンド、(19)……緩衝材、(R)……エンジ
ンルーム、(T)……燃料タンク、(Ta)……フランジ
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンク(T)をフランジ結合された前
    後二つ割り構造に構成し、この燃料タンク(T)の底部
    外面に突設された結合用のフランジ部(Ta)を、エンジ
    ンルーム(R)と操縦部(2)との間に立設されたアー
    チ型の支持フレーム(5)に備えた凹部(13a)に緩衝
    材(14)を介して係入支持するとともに、前記燃料タン
    ク(T)の前面もしくは後面から両側面にわたって巻掛
    けたバンド(16)の両端を前記支持フレーム(5)の両
    側部に連結して燃料タンク(T)を後方もしくは前方に
    引き寄せ支持し、支持フレーム(5)の略全周にわたっ
    て架設した防熱板(6)に、前記バンド(16)によって
    引き寄せられた前記燃料タンク(T)を緩衝材(19)を
    介して受け止め支持してあるトラクタの燃料タンク取付
    構造。
JP16806588U 1988-12-26 1988-12-26 トラクタの燃料タンク取付構造 Expired - Lifetime JPH0640014Y2 (ja)

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JP16806588U JPH0640014Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 トラクタの燃料タンク取付構造

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JPH0287617U JPH0287617U (ja) 1990-07-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2559355Y2 (ja) * 1992-03-12 1998-01-14 小松ゼノア株式会社 燃料タンクの取付装置
JP5385818B2 (ja) * 2010-02-22 2014-01-08 株式会社クボタ トラクタ

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JPH0287617U (ja) 1990-07-11

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