JPH0639344B2 - セラミツク製品の製造方法 - Google Patents

セラミツク製品の製造方法

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JPH0639344B2
JPH0639344B2 JP61217836A JP21783686A JPH0639344B2 JP H0639344 B2 JPH0639344 B2 JP H0639344B2 JP 61217836 A JP61217836 A JP 61217836A JP 21783686 A JP21783686 A JP 21783686A JP H0639344 B2 JPH0639344 B2 JP H0639344B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明はセラミック製品の製造方法に関する。
(2)従来の技術 従来、この種製品を製造する場合は、セラミック粉末に
焼結助剤粉末等を分散させた混合粉末を用いて成形体を
得、次いでその成形体を常圧または高圧下で焼結して焼
結体を得、その後焼結体に機械加工を施すといった手法
が採用されている。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記工程を経て得られた焼結体は大きな
硬さを有するため、ダイヤモンド工具以外のものでは加
工が困難である上、そのダイヤモンド工具を用いても多
くの加工時間を要し、セラミック製品の生産性が悪いと
いう問題がある。
そこで斯かる問題を解決するために、例えば特開昭52-1
42707号公報に開示される如く通常の焼結温度よりも低
い仮焼結温度にて、焼結体よりは硬度の低い仮焼結体を
得て、その仮焼結体に機械加工を施すことにより中間製
品を製造し、その中間製品を高温で本焼結することによ
り焼結体を得るようにしたものが既に提案されている
が、この提案のものでは、上記仮焼結体を焼結温度のコ
ントロールのみに依存して得るようにしており、この場
合、機械加工に耐え得る仮焼結体を得るためにはその仮
焼結温度を本焼結温度に近づけて比較的高くする必要が
あるので、コストが嵩むばかりか、仮焼結の温度範囲も
狭くなってその温度管理を極めて厳格に行う必要がある
等の問題がある。
尚、セラミック粉末を比較的低温で仮焼結するために、
セラミック粉末中に接着剤の役目を果たす低温ガラス等
のバインダ材料を混合することも考えられるが、その場
合には、最終焼結体としてのセラミック製品の強度(特
に高温強度)が上記バインダ材料の混入に起因して低下
する、といった別の不都合を生じる。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、従来方法の上記
各問題を一挙に解決することができる、セラミック製品
の製造方法を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、セラミック粉末
に、該セラミック粉末の焼結温度よりも低い仮焼結温度
にて該セラミック粉末に対し仮焼結作用を発揮し得るハ
ロゲン化物粉末を0.1〜2.5重量%配合、分散させ
た混合粉末を用いて所定形状の成形体を得る工程と、前
記成形体を前記焼結温度よりも低い前記仮焼結温度にて
仮焼結して仮焼結体を得る工程と、前記仮焼結体に機械
加工を施して中間製品を得る工程と、前記中間製品を前
記焼結温度にて焼結する工程とを含むことを特徴とす
る。
(2)作用 上記配合量のハロゲン化物は、セラミック粉末を適度に
活性化させて十分な仮焼結作用を発揮するため、機械加
工に耐え得る強度および通常の超硬合金工具による機械
加工が可能な硬さを備えた仮焼結体が得られる。この場
合、ハロゲン化物の配合量が0.1重量%を下回ると、
該ハロゲン化物によってもセラミック粉末を十分には活
性化させることができず、必要な仮焼結作用が得られな
くなるから、仮焼結体の強度が低くなって機械加工中に
仮焼結体が崩壊する虞れがあり、一方、ハロゲン化物の
配合量が2.5重量%を上回ると、ハロゲン化物が過剰
となって仮焼結体の強度が却って低下する。
かくして、仮焼結温度を特別高めに設定したりその温度
管理を特別厳格に行わずとも、特定量のハロゲン化物を
セラミック粉末に配合分散させて単に仮焼結するだけ
で、機械加工に耐え且つ比較的低硬度の仮焼結体が容易
に得られ、この仮焼結体に対する機械加工を能率良く的
確に行うことができる。
上記機械加工により得られた中間製品は、最終的に通常
の焼結温度で焼結処理を施されるので、高強度及び大き
な硬さを有し、また寸法精度の良いセラミック製品を得
ることができる。尚、ハロゲン化物は、上記中間製品の
焼結時にその焼結温度に達する直前で昇華するが、その
配合量が2.5重量%を上回って過剰である場合には、
中間製品の焼結によっても一部が昇華できないで残留
し、これが焼結後のセラミック製品に残ってその強度を
低下させる原因となる。
(3)実施例 セラミック粉末はセラミック製品の主体をなすもので、
この種粉末としては、直径0.1〜1μmのSi
、SiC、ZrO、TiC、TiN等の単独粉
末およびこれらの混合粉末が該当する。
セラミック粉末に対し、それの焼結温度よりも低い温度
にて仮焼結作用を発揮するハロゲン化物粉末としては、
直径0.1〜0.5μmの、MgF、CaF、Ba
等のフッ化物粉末、MgC、CaC、Ba
、AC、YC等の塩化物粉末等から選
択される少なくとも一種が該当する。この場合、AC
にはAC(3−X)(OH)xが、またYC
にはYC(3−X)(OH)xが包含される。前記
仮焼結作用は、前記ハロゲン化物によりセラミック粉末
が活性化されることに起因するものと思われる。
ハロゲン化物は、前記仮焼結作用の外に、セラミック粉
末の結晶粒の粗大化を防止して強度のばらつきを抑制す
る作用も有するもので、これは次のような理由に基づく
ものと思われる。即ち、セラミック粉末の結晶粒の粗大
化は、焼結中に一部のセラミック粉末がその周囲のマト
リックスを併合して1つの大きな結晶粒に成長すること
に起因するものであり、したがってセラミック粉末の結
晶粒内に取込まれない物性を持つハロゲン化物がセラミ
ック粉末の結晶粒界に存すると、前記マトリックスの併
合が抑制されることになる。
必要に応じ、セラミック粉末の焼結温度にて焼結作用を
発揮する焼結助剤粉末が用いられる。この種粉末として
は、直径0.1〜1μmのA、Y、Mg
O、SiO等の単独粉末およびこれらの混合粉末が該
当する。
前記ハロゲン化物粉末の配合量は、本発明においては特
に0.1〜2.5重量%に限定される。即ち、その配合
量が0.1重量%を下回ると、該ハロゲン化物によって
もセラミック粉末を十分には活性化させることができ
ず、必要な仮焼結作用が得られなくなるから、仮焼結体
の強度が低くなって機械加工中に仮焼結体が崩壊する虞
れがある。一方、ハロゲン化物粉末の配合量が2.5重
量%を上回ると、ハロゲン化物が過剰となって仮焼結体
の強度が却って低下する。またハロゲン化物は、中間製
品の焼結時にその焼結温度に達する直前で昇華するが、
その配合量が2.5重量%を上回って過剰である場合に
は、中間製品の焼結によってもハロゲン化物の一部が昇
華できないで残留し、これが焼結後のセラミック製品に
残ってその強度を低下させる原因となるのである。
このようにハロゲン化物粉末の配合量を限定した場合に
おいて、セラミック粉末の配合量は85〜97重量%と
することが望ましく、また焼結助剤粉末の配合量は、1
5重量%を上回ってもセラミック粉末の焼結性にはそれ
程変化が現れないことから、15重量%以下とすること
が望ましい。
前記セラミック粉末、ハロゲン化物粉末および必要に応
じて焼結助剤粉末よりなる混合粉末を用いて成形体を得
る場合は、スリップキャスティング法、加圧成形法、射
出成形法等の各種成形法が用いられる。成形圧力は25
〜150MPaが適当である。
また前記成形体より仮焼結体を得る場合の仮焼結条件は
1200〜1500℃で、0.5〜5時間である。この
仮焼結処理により成形体は1〜5%の線収縮率を示す。
仮焼結体の曲げ強さは3〜30MPa、ビッカース硬さ
Hmvは200〜600、密度は1.8〜2.1g/cm
3、気孔率は25〜40%である。
このように仮焼結体は多孔質体であり、しかもセラミッ
ク粉末等の結晶粒の成長は焼結の極初期段階にあって、
比較的硬さが低く、また所定の強度を有するので、レー
ス加工、ドリル加工等の機械加工性が良好で、例えばレ
ース加工において通常の超硬合金製バイトを用いて10
0mm/minの切削速度を得ることができ、また加工中に崩
壊することもない。この機械加工性を最良にするために
は仮焼結体のビッカース硬さHmvを300〜500に
設定するとよい。
機械加工により得られた中間製品の焼結法としては、常
圧焼結法、ホットプレス法、カプセル法によるHIP処
理(熱間静水圧プレス処理)等が採用される。
焼結条件はセラミック粉末によって異なり、例えばSi
を主体とする場合は1500〜1750℃で、3
0分間以上、SiCを主体とする場合は1600〜22
00℃で、30分間以上、ZrOを主体とする場合は
1400〜1600℃で、30分間以上である。
〔実施例I〕
直径0.1〜1μmのセラミック粉末 Si 91.5重量% TiN 5.0重量% 直径0.1〜0.5μmのハロゲン化物粉末 CaC 0.5重量% 直径0.1〜1μmの焼結助剤粉末 Y 2.0重量% A 1.0重量% を混合して混合粉末を得、この混合粉末を用いて加圧成
形法を適用し、成形圧力100MPaにて第1図に示す
直径40mm、長さ40mmの円柱状成形体1を得る。
乾燥後の成形体1を焼結炉に設置し、炉内にNガスを
30m/minの条件で流通させ、炉内温度を650℃
まで15℃/minの条件で昇温してその温度に45分間
保持し、その後1200℃まで20℃/minの条件で昇
温して1200℃で2時間の仮焼結処理を行う。
仮焼結体の曲げ強さは200MPa、ビッカース硬さH
mvは300である。
前記仮焼結体に、通常の超硬合金製ドリルを用いてドリ
ル加工を施し、第2図に示すように中心に直径23mmの
貫通孔2を形成された中間製品3を得る。
この中間製品3には加工時においてチッピング、クラッ
ク等の欠陥は生じておらず、また加工速度もアルミニウ
ム合金、チルド鋳鉄等と略同等であることが確認されて
いる。
中間製品に、HIP処理の適用下で1650℃にて90
分間の焼結処理を施してセラミック製品を得る。
この場合、中間製品は8%の線収縮率を示し、したがっ
てセラミック製品の寸法精度が良好である。またセラミ
ック製品の曲げ強さは0.7GPa(1GPa=1×1
MPa)、ビッカース硬さHmvは1650であ
り、セラミック製品は高強度で、且つ大きな硬さを有す
ることが確認されている。
必要に応じて、前記セラミック製品にはポリシング加
工、研磨加工等の仕上げ加工が施されるが、このような
仕上げ加工は焼結後であっても容易に行われる。
〔実施例II〕
直径0.1〜1μmのセラミック粉末 Si 86.5重量% TiN 10.0重量% 直径0.1〜0.5μmのハロゲン化物粉末 CaC 0.5重量% 直径0.1〜1μmの焼結助剤粉末 Y 2.0重量% A 1.0重量% を混合して混合粉末を得、この混合粉末を用いてスリッ
プキャスティング法を適用し、第3図に示す縦200m
m、横60mm、厚さ10mmの板状成形体4を得る。
乾燥後の成形体4を焼結炉に設置し、炉内にNガスを
30m/minの条件で流通させ、炉内温度を650℃
まで15℃/minの条件で昇温してその温度に45分間
保持し、その後1200℃まで20℃/minの条件で昇
温して1200℃で2時間の仮焼結処理を行う。
仮焼結体の曲げ強さは350MPa、ビッカース硬さH
mvは350である。
前記仮焼結体を、通常の超硬合金製カッタを用いて第3
図鎖線示のように切断して縦60mm、横40mm、厚さ1
0mmの素材を得る。第4図に示すように前記カッタを用
いて素材5に開口部の幅5mm、深さ20mmのV形切欠き
6を3本形成して中間製品7を得る。
この中間製品7には加工時においてチッピング、クラッ
ク等の欠陥は生じておらず、また加工速度もアルミニウ
ム合金、チルド鋳鉄等と略同等であることが確認されて
いる。
中間製品に、HIP処理の適用下で1650℃にて90
分間の焼結処理を施してセラミック製品を得る。
この場合、中間製品は10%の収縮率を示し、したがっ
てセラミック製品の寸法精度が良好である。またセラミ
ック製品の曲げ強さは0.8GPa(1GPa=1×1
MPa)、ビッカース硬さHmvは1800であ
り、セラミック製品は高強度で、且つ大きな硬さを有す
ることが確認されている。
前記実施例I同様に、必要に応じて前記セラミック製品
にはポリシング加工等の仕上げ加工が施されるが、この
ような仕上げ加工は焼結後であっても容易に行われる。
〔実施例III〕
直径0.1〜1μmのセラミック粉末 Si 80〜95重量% TiC 5.0〜15.0重量% 直径0.1〜0.5μmのハロゲン化物粉末 MgF 0.1〜2.5重量% 直径0.1〜1μmの焼結助剤粉末 Y 4.0重量%以下 MgO 2.0重量%以下 の範囲で配合量を変えた多種類の混合粉末を得、これら
混合粉末を用いて加圧成形法を適用し、成形圧力100
MPaにて、縦70mm、横20mm、厚さ5mmの多数の成
形体を得る。
乾燥後の各成形体を焼結炉に設置し、炉内にNガスを
25m/minの条件で流通させ、炉内温度を650℃
まで15℃/minの条件で昇温してその温度に45分間
保持し、その後1200℃まで20℃/minの条件で昇
温して1200℃で2時間の仮焼結処理を行う。この仮
焼結処理により各成形体は1〜2%の線収縮率を示して
おり、また各仮焼結体の密度は2.0〜2.2g/cm3
である。
第5図は各仮焼結体におけるMgFおよびTiCの配
合量と、各仮焼結体の曲げ強さとの関係を示し、線a
〜cはTiCの配合量が5.0、10.0、15.0
重量%の場合にそれぞれ該当する。
第5図から、TiCの配合量の増加に伴い仮焼結体の曲
げ強さが向上することが明らかである。また線a〜c
に該当する各仮焼結体のビッカース硬さHmvはそれ
ぞれ300〜500、400〜700、700〜100
0である。
各仮焼結体に、レース加工、ドリル加工等の機械加工を
施して中間製品を製作したところ、仮焼結体が、50M
Pa以上の曲げ強さおよび300以上のビッカース硬さ
Hmvを持っていれば機械加工性が良好で、またクラッ
ク等の発生のない正常な中間製品が得られることが確認
されている。
第5図において、TiCの配合量の増加に伴い仮焼結体
の曲げ強さが向上する理由は、TiC中の不純物である
酸素がMgFと充分反応してMgTiO等を生成
し、それらがみかけ上の焼結能向上に寄与しているこ
と、チタンは酸化、還元されやすく、TiC→TiNと
いった置換反応が仮焼結中進行すること等に起因するも
のと思われる。
またMgF(その他のハロゲン化物も同様であるが)
は前記仮焼結温度にて焼結助剤粉末としての酸化物(Y
、MgO)、TiC等と反応してそれらを活性化
する作用をなし、これにより高強度な仮焼結体が得られ
るものであるが、MgFの配合量が少ない場合には、
MgFの陰イオン効果が不足し、一方、MgFの配
合量が多い場合にはMgF量が再結晶化するTiC量
を越えるためそれぞれ仮焼結体の曲げ強さが低下する傾
向にあるものと思われる。
第5図の線a,bに該当するTiC5.0〜10.
0重量%の各中間製品に、HIP処理の適用下で170
0℃、90分間の焼結処理を施してセラミック製品を得
る。
この場合、各中間製品は10〜12%の線収縮率を示
し、したがって各セラミック製品の寸法精度が良好であ
る。また各セラミック製品の密度は3.1〜3.2g/
cm3であり、これは理論密度の93%以上であることが
確認されている。
第6図はセラミック製品におけるMgFおよびTiC
の配合量と、各セラミック製品の曲げ強さとの関係を示
し、線a,bはTiC配合量が5.0、10.0重
量%の場合にそれぞれ該当する。
第6図からTiCの配合量の増加に伴いセラミック製品
の曲げ強さが向上するが、TiCの配合量を一定にした
場合、例えば線aについてはMgFの配合量を0.
1〜2.0重量%に設定すると曲げ強さ0.7〜1.1
GPaが得られ、実用上十分な強度を確保することがで
きる。またセラミック製品の曲げ強さは仮焼結体のそれ
と似たような傾向を示すことが分かる。さらに線a
に該当する各セラミック製品のビッカース硬さHm
vはそれぞれ1500、1700である。
C.発明の効果 本発明によれば、セラミック粉末に、該セラミック粉末
に対し仮焼結作用を発揮し得るハロゲン化物粉末を特定
量(即ち0.1〜2.5重量%)配合、分散させたもの
から得た成形体を、焼結温度よりも低い仮焼結温度で仮
焼結して仮焼結体を得るようにして、次いでこの仮焼結
体に機械加工を施すことにより中間製品を得るようにし
たので、機械加工に耐え且つ比較的低硬度の仮焼結体が
容易に得られ、この仮焼結体に対する機械加工を能率良
く的確に行ってセラミック製品の生産性を向上させるこ
とができる。しかも上記仮焼結体を得るために、仮焼結
温度を特別高めに設定したり或いはその温度管理を特別
厳格にしたりしなくても済むから、コスト節減と工程管
理の容易化に寄与することができる。
また上記機械加工により得られた中間製品は、最終的に
は通常の焼結温度で焼結処理を施され、しかもその焼結
処理の際にハロゲン化物は配合量が2.5重量%以下に
抑えられている関係で十分に昇華して、ハロゲン化物混
合に起因した最終焼結体の強度低下が有効に回避される
ので、必要な強度及び硬さを有して寸法精度の良いセラ
ミック製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は成形体の一例を示す斜視図、第2図は中間製品
の一例を示す斜視図、第3図は成形体の他の例を示す斜
視図、第4図は中間製品の他の例を示す正面図、第5図
は仮焼結体におけるMgFの配合量と曲げ強さとの関
係を示すグラフ、第6図はセラミック製品におけるMg
の配合量と曲げ強さとの関係を示すグラフである。 1,4……成形体、3,7……中間製品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック粉末に、該セラミック粉末の焼
    結温度よりも低い仮焼結温度にて該セラミック粉末に対
    し仮焼結作用を発揮し得るハロゲン化物粉末を0.1〜
    2.5重量%配合、分散させた混合粉末を用いて所定形
    状の成形体を得る工程と、前記成形体を前記焼結温度よ
    りも低い前記仮焼結温度にて仮焼結して仮焼結体を得る
    工程と、前記仮焼結体に機械加工を施して中間製品を得
    る工程と、前記中間製品を前記焼結温度にて焼結する工
    程とを含むことを特徴とする、セラミック製品の製造方
    法。
JP61217836A 1986-09-16 1986-09-16 セラミツク製品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0639344B2 (ja)

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