JPH063891Y2 - ハンドシャワーの姿勢保持構造 - Google Patents

ハンドシャワーの姿勢保持構造

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JPH063891Y2
JPH063891Y2 JP1484088U JP1484088U JPH063891Y2 JP H063891 Y2 JPH063891 Y2 JP H063891Y2 JP 1484088 U JP1484088 U JP 1484088U JP 1484088 U JP1484088 U JP 1484088U JP H063891 Y2 JPH063891 Y2 JP H063891Y2
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JP
Japan
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cylinder
guide bar
shower
male screw
end portion
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JP1484088U
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JPH01120571U (ja
Inventor
グレンジ ケネス
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、ハンドシャワーにおけるシャワーヘッドの保
持姿勢(高さ及び首振り方向)を調節するための構造に
関するものである。
(従来の技術) 第3図は、従来のハンドシャワー1を示す斜視図であ
る。該ハンドシャワー1は、使用者の身長差又は使用態
様に応じて、シャワーヘッド4の保持姿勢を調節できる
ようにしたものであった。すなわち、浴室内壁面等の縦
方向に沿ってガイドバー2が架設されており、該ガイド
バー2に対して、前記シャワーヘッド4を封止するため
のハンガー部材3が摺動自在に挿通されていた。そし
て、該ハンガー部材3には、その側面(又は正面)に、
前記ガイドバー2の外周面を押圧するための把手付ボル
ト3aが螺合されていた。従ってハンガー部材3は、把手
付ボルト3aの螺合度合を緩めると、ガイドバー2の軸線
方向に沿ったスライド及びガイドバー2の外周方向に沿
った回動が可能(以下、ハンガー部材3のスライド及び
回動を包摂して、単に摺動という)となり、反対に把手
付ボルト3aをガイドバー2へ当接するまで一杯に締め込
むと、その停止した状態を保持できるものであった。
(考案が解決しようとする課題) 従来のハンドシャワー1は、ガイドバー2の外周面に、
把手付ボルト3aのボルト先端(図示省略)による圧接傷
又はすり傷等が刻設されるようになり、該ガイドバー2
に対するハンガー部材3の摺動回数を重ねるにしたがっ
て、その傷数及び傷深さも大きくなっていた。これらの
傷は錆の原因となり、ガイドバー2の外観を劣化させ、
且つガイドバー2に対するハンガー部材3の摺動を重く
するものであった。また、ハンガー部材3に対して把手
付ボルト3aを締め込み過ぎると、ガイドバー2に付され
た前記圧接傷は、その傷周縁にふくれを伴ったものとな
り、該ガイドバー2に対してハンガー部材3が摺動でき
なくなっていた。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、シャワーヘッドの保持姿勢を調節する際に、ガイド
バーの外周面に傷が刻設されるのを防止して、長期にわ
たり、ガイドバーの外観が保たれ、また、シャワーヘッ
ドの保持姿勢調節が円滑,軽快に行える、ハンドシャワ
ーにおけるシャワーヘッドの、新規な姿勢保持構造(以
下、本案構造という)を提供することを目的とする。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) 本案構造の要旨とするところは、浴室内壁面等に縦方向
に架設されるガイドバーと、該ガイドバーに摺動自在に
挿通される把持筒及びシャワー保持筒とから成り、該把
持筒及びシャワー保持筒はガイドバーの軸線方向に沿っ
て互いに雌,雄の螺合関係にあり、雄螺子が設けられた
筒にはその雄螺子端部の螺進先端部にガイドバーの外周
面と接し得る停止舌片が突設され、雌螺子が設けられた
筒にはその雌螺子端部の螺進後端部に雄螺子側筒の前記
停止舌片と接し得る傾斜押圧面が形成されている点にあ
る。
(作用) 把持筒は、その外周面を握りやすいように形成するか又
は把手等が設けられた筒体である。一方、シャワー筒
は、シャワーヘッドを掛止するハンガー部が備えられた
筒体である。前記把持筒及びシャワー筒の両者は、ガイ
ドバーに対して夫々の備える筒孔が挿通されるようにな
っており、且つ該ガイドバーの外周面回りで互いに雌,
雄の関係をもって螺合しあうようになされている。従っ
て、いずれか一方の筒には雌螺子端部が形成され、他方
の筒には雄螺子端部が形成されている。
双方の筒が螺合されていない状態又は螺合されていても
その螺合度合が緩い状態において、雄螺子端部の螺進先
端部に設けられた停止舌片は、ガイドバーの外周面に接
触していない。このとき、双方の筒、即ち、前記把持筒
及びシャワー筒の両者は、ガイドバーに対してその軸線
方向に沿ったスライド及び外周面に沿った回動が自在と
なっている。しかし、双方の筒を互いに螺合し、その螺
合度合が増す如く両者を回動した場合は、雄螺子端部の
螺進後端部に設けられた傾斜押圧面と、前記雄螺子端部
の停止舌片とが互いに接触し、該停止舌片がガイドバー
の外周面へ強く押し付けられるようになる。ガイドバー
の外周面を押圧する押圧力を増加させれば、同時に、停
止舌片の接触面積が周方向又は全周的に徐々に拡大する
ようになるから、ガイドバーの外周面に傷が刻設される
ことはない。このように、把持筒は、ガイドバーに対す
る強いブレーキ作用及びシャワー保持筒に対する強固な
螺合状態を生じるようになるから、該シャワー保持筒に
掛止されるシャワーヘッドの姿勢は保持される。
(実施例) 以下本考案を、その実施例を示す図面に基づいて説明す
ると次の通りである。
第1図は、本案構造を備えたハンドシャワー5を示す斜
視図である。本案構造は、ガイドバー2に対して、把持
筒6及びシャワー保持筒7が摺動自在に挿通されて成
る。
前記把持筒6は、握りやすい外径を有し、内部が中空
(後述する)になされた縦長の筒体であって、その外周
面に半球状に突出する滑り留め用突起6b,6b,…が形成さ
れている。また、前記シャワー保持筒7は縦に短い筒体
であって、その側方へ向かって、シャワーヘッド9を掛
止するためのハンガー部8が突設されている。第2図
は、把持筒6とシャワー保持筒7とを分解した状態で示
した部分正面断面図である。前記把持筒6に形成された
筒孔6a及び前記シャワー保持筒7に形成された筒孔7a
は、いずれも、その内径が、ガイドバー2(二点鎖線で
示す)の外径よりも極僅かに径大に形成されている。
前記把持筒6の上端部には、その外周面に雄螺子が刻設
された雄螺子端部10が形成されている。また、該雄螺子
端部10の螺進先端部(図中では上部)には停止舌片12が
突設されている。該停止舌片12は、薄肉の殻部を有した
短筒の如く形成されており、縮径及びその復帰に必要な
弾性を有したものとなっている。なお、図示は省略する
が、停止舌片12に弾性を得られやすくするためには、短
筒部分の径方向に複数のスリットを穿設して、該短筒部
分を複数の孤片に分割すればよい。該停止舌片12の筒孔
内径は、ガイドバー2の外径より僅かに径大に形成され
ており、且つその筒外径は前記雄螺子端部10の外径より
も一段細く形成されている。また、該停止舌片12の先端
外周面には、断面半球状の補強リブ12aが周設されてい
る。
前記シャワー保持筒7における下端部は、その筒孔7aの
内周面に雌螺子が刻設された雌螺子端部11となってい
る。該雌螺子端部11は、前記把持筒6の雄螺子端部10に
対応したものであって、当該シャワー保持筒7と前記把
持筒6との螺合を可能にするためのものである。該シャ
ワー保持筒7の筒内面において、前記雌螺子端部11の螺
進後端部(図中では上部)には、その約半周に傾斜押圧
面13が形成されている。該傾斜押圧面13は、前記雌螺子
端部11における内径とガイドバー2の外径とを滑らかに
結ぶ如き傾斜を有する。なお、シャワー保持筒7の筒内
面において、傾斜押圧面13が形成される領域は、その1/
4円周を占める部分乃至全周のうちから適宜選択できる
ものである。
ガイドバー2に把持筒6及びシャワー保持筒7を挿通
し、双方の筒6及び7を互いに螺合させたとする。両者
の螺合度合が緩い場合は、把持筒6の停止舌片12とシャ
ワー保持筒7の傾斜押圧面13とは、未だ接触しておら
ず、したがって把持筒6の停止舌片12もガイドバー2の
外周面に接触していない。そのため、把持筒6及びシャ
ワー保持筒7は、互いに遊嵌的連結状態を保ったまま、
ガイドバー2に対して昇降スライド及び回転が自在な状
態となっている。従って、シャワー保持筒7のハンガー
部8に掛止されたシャワーヘッド9(第1図参照)の姿
勢(高さ及び首振り方向)は、所望の状態に調節するこ
とができる。シャワーヘッド9の姿勢を調節した後は、
シャワー保持筒7に対して把持筒6を回動させ、両者の
螺合度合を増すようにする。このことにより、把持筒6
の停止舌片12は、シャワー保持筒7の傾斜押圧面13の内
面側に接触しつつ縮径されて、該シャワー保持筒7内へ
圧入されるようになり、ガイドバー2の外周面へ強く押
し付けられる。そのため、把持筒6は、ガイドバー2に
対して強いブレーキ作用を奏するようになり、また該把
持筒6に対してシャワー保持筒7が強固に螺合されるた
め、前記シャワーヘッド9の調節後の姿勢は保持され
る。
(別態様の検討) 把持筒6とシャワー保持筒7との上下位置関係は、前記
実施例と反対になってもよい。また、把持筒6に雌螺子
端部11が設けられ、シャワー保持筒7に雄螺子端部10が
設けられるようにしてもよい。更に、雄螺子端部10に設
けられる停止舌片12は、該雄螺子端部10に対する全周部
とする必要はなく、一部のみとしてもよい。従って雌螺
子端部11に設けられる傾斜押圧面13についても、前記停
止舌片12を押圧可能な一部の領域にのみ設けるようにし
てもよい。なお、このような構造を採る場合は、雄螺子
端部10及び雌螺子端部11において、互いの螺子ピッチを
粗くしたり多条螺子を用いたりして、シャワー保持筒7
に対する把持筒6の回動量が少なくなるようにしておい
た方が便利である。このように、本案構造の構成及び形
状は、実施の態様に応じて適宜変更可能である。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案に係るハンドシャ
ワーの姿勢保持構造は、ガイドバーの外周面を押圧する
押圧力を増加するのに併せて、該押圧力の接触面積が、
その周方向又は全周的に徐々に拡大するようにしたもの
である。従来のハンドシャワーは、ガイドバーの外周面
に対して、接触面積が決して増加することのない把手付
ボルトを、その径方向へ直線的に押圧していたものであ
るから、押圧力の増加に伴って、その面圧は高くなる一
方となっていた。しかし、本案構造はこのような押圧作
用とは全く異なるから、ガイドバーの外周面に傷が刻設
されることはない。そのため、ガイドバーに錆が発生す
ることはなく、長期にわたり、ガイドバーの外観が保た
れ、且つシャワーヘッドの保持姿勢調節が円滑,軽快に
行えるものである。勿論、ガイドバーの外周面が局部的
にふくれを起こすようなこともないから、シャワーヘッ
ドの保持姿勢調節ができなくなることはない。
更に、従来のハンドシャワーと異なり、シャワーヘッド
を掛止するハンガー部の側面又は正面に把手が突出する
ものではないので、全体的にすっきりとした外観が得ら
れる等、幾多の優れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案構造を備えたハンドシャワーを示す斜視
図、第2図は把持筒とシャワー保持筒とを分解して示す
部分正面断面図、第3図は従来のハンドシャワーを示す
斜視図である。 5…ハンドシャワー、6…把持筒 7…シャワー保持筒、8…ハンガー部 9…シャワーヘッド、10…雄螺子端部 11…雌螺子端部、12…停止舌片 13…傾斜押圧面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室内壁面等に縦方向に架設されるガイド
    バーと、該ガイドバーに摺動自在に挿通される把持筒及
    びシャワー保持筒とから成り、該把持筒及びシャワー保
    持筒はガイドバーの軸線方向に沿って互いに雌,雄の螺
    合関係にあり、雄螺子が設けられた筒にはその雄螺子端
    部の螺進先端部にガイドバーの外周面と接し得る停止舌
    片が突設され、雌螺子が設けられた筒にはその雌螺子端
    部の螺進後端部に雄螺子側筒の前記停止舌片と接し得る
    傾斜押圧面が形成されていることを特徴とするハンドシ
    ャワーの姿勢保持構造。
JP1484088U 1988-02-05 1988-02-05 ハンドシャワーの姿勢保持構造 Expired - Lifetime JPH063891Y2 (ja)

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JP1484088U JPH063891Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 ハンドシャワーの姿勢保持構造

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JP1484088U JPH063891Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05 ハンドシャワーの姿勢保持構造

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JPH01120571U JPH01120571U (ja) 1989-08-15
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JP2005146722A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Kvk Corp 水栓部品の組付構造

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