JPH0638909Y2 - 搭載式散布機 - Google Patents

搭載式散布機

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JPH0638909Y2
JPH0638909Y2 JP5673489U JP5673489U JPH0638909Y2 JP H0638909 Y2 JPH0638909 Y2 JP H0638909Y2 JP 5673489 U JP5673489 U JP 5673489U JP 5673489 U JP5673489 U JP 5673489U JP H0638909 Y2 JPH0638909 Y2 JP H0638909Y2
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JP
Japan
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spraying
support frame
screw auger
hopper
gate
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Expired - Lifetime
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JP5673489U
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JPH02148029U (ja
Inventor
廣美 助川
義成 本庄
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は塔載式散布機の改良に係り、トラックやトラク
ター牽引車等への積み降しや非使用時の保管を容易なも
のにすると共に、作業時に於ける散布剤の落し忘れ等の
作業ミスを未然に防止できるようにした塔載式散布機に
関する。
(従来の技術) 凍結防止剤や肥料、薬剤等の散布機はこれ迄に様々な型
式のものが開発されている。しかし、これ迄に開発され
た散布機は何れも大形の専用散布機に関するものであ
り、自走車輌の車台上に散布剤の貯留・供給装置や散布
装置等を組付け、車輌のエンジンの出力を利用して前記
貯溜・供給装置や散布装置を駆動するよう構成されてい
る(特開昭61-242658号、特開昭62-206106号等)。
しかし、凍結防止剤や肥料等の散布に於いては、狭い道
路や狭い圃場では小企模な散布又は部分的な散布を必要
とする場合が屡々あり、前記大形専用散布機では能率よ
くこれに対処することが出来ない。
そこで、前記小企模散布や部分的散布に対応するものと
して、トラックの荷台やトラクターの牽引車へ簡単に積
み降し出来る様にした塔載式散布機の開発が進められて
いる。第6図及び第7図はこの種塔載式散布機の一例を
示すものであり、フレームA上にホッパーBが固設され
ており、更にホッパーBの後方部に散布ディスクCが垂
下状に配設され、シュートDを介してホッパーBとディ
スクCとが連結されている。
凍結防止剤等の散布に際しては、先ずシャッターEを開
放し、ホッパーBの底部に設けたベルトコンベヤFを駆
動して散布剤をシュートD内へ繰り出すと共に、散布デ
ィスクCを回転する。尚、図に於いてGはコンベヤ用モ
ータ、Hは減速機、Iはディスク用モータであり、各モ
ータG,Iへは作業用車輌のバッテリーから給電されてい
る。
しかし、従前の塔載式散布機は、散布ディスクCをフレ
ームAより下方へ突出させ、トラック等の荷台J上へ塔
載した場合に散布ディスクCが荷台Jの下方に位置する
様な形に形成されている。その結果、荷台Jから降して
これを保管する場合には、保管用の特別な支持架台を必
要とするうえ、重心が上昇して保管の安定性に欠けると
いう問題がある。
また、ベルトコンベヤF、シャッタE及び散布ディスク
C等は夫々単独に作動される構成となっており、その結
果、シャッタEを開放することなしにベルトコンベヤF
やディスクCを駆動すると云う様な作業ミスが生ずるこ
とになり、所謂散布剤の落し忘れが起ることになる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は従前の塔載式散布機に於ける上述の如き問題、
即ち不使用時の格納保管に特別な支持架台を別途に必
要とするうえ、安定性に欠けること、及び散布剤の落
し忘れ等の作業ミスを完全に防止出来ないこと等の問題
を解決せんとするものであり、不使用時には地上等へ直
接据置きすることが出来、しかも散布剤の落し忘れ等の
作業ミスの発生を皆無にした塔載式散布機を提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、トラックの荷台や牽引車上に載置される支持
フレームと;前記支持フレーム上に固設した貯留用ホッ
パと;前記ホッパ内に横設したスクリューオーガと;前
記支持フレームの後側部に回動自在に支持され、散布時
には支持フレームの下方に位置してスクリューオーガに
より供給される散布剤を拡散すると共に、非使用時には
支持フレームの上方に位置して支持固定される散布ディ
スクと;前記散布ディスクに連結され、ホッパからの散
布剤を散布ディスクへ落下せしめるシュートと;前記ホ
ッパの内部とシュートの内部を連通する散布剤の通路に
設けた電動式ゲートと;バッテリにより駆動されるスク
リューオーガ駆動用モータ及び散布ディスク駆動用モー
タと;前記スクリューオーガ駆動用モータの作動と電動
式ゲートの開放とのインターロック回路を設けた散布機
操作盤とを考案の基本構成とするものである。
(作用) 貯留用ホッパ内の散布剤は、スクリューオーガにより開
放された電動式ゲートを通してシュート内へ繰り出さ
れ、シュートを通して回転する散布ディスク上へ落下す
ることにより、略水平方向に拡散される。
前記電動式ゲートの作動はスクリューオーガの作動とイ
ンターロックされており、スクリューオーガの作動中は
常にゲートが開放されている。その結果、所謂散布剤の
落し忘れという様な作業ミスは皆無になる。
散布作業の完了後は、散布ディスク及びこれに連結され
たシュートを支軸を介して180°回動させ、支持フレー
ムの上方へ散布ディスク等を位置せしめて固定する。こ
れにより、当該塔載式散布機は平面上へ水平に載置する
ことが可能となる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案に係る塔載式散布機の一部を破断した平
面図であり、第2図、第3図及び第4図はその正面図、
左側面図及び右側面図である。
図に於いて、1は四角状に枠組された支持フレームであ
り、トラックの荷台やトラクターの牽引車等の上へ直接
載置される。当該支持フレーム1には、貯留用ホッパ2
が補強部材1aを介して固定されており、その他に後述す
るスクリューオーガ駆動用モータ6やクラッチ7、減速
機8及びジョイント9等が支持フレーム1上に支持固定
されている。また、支持フレーム1の後方側部には後述
する散布ディスク4が上下方向へ回動自在に支持固定さ
れている。
前記貯留用ホッパー2はステンレス鋼板等により形成さ
れており、その内部の底部には散布剤供給用のスクリュ
ーオーガ3が横架されている。
当該スクリューオーガ3の両端部はホッパー2の両側壁
を貫通して回転自在に軸支されており、前記スクリュー
オーガ駆動用モータ6、クラッチ7、ジョイント9、減
速機8及びチェーン10を介してオーガ3の前端部に回転
力が伝達され、所定の速度で回転駆動される。
前記スクリューオーガ3の後方端部はホッパ2の後部側
壁に穿設した貫通孔11を挿通して外方へ突出されてお
り、貫通孔11のホッパ側壁とオーガ3との間隙が散布剤
12の流出通路11aを形成している。
前記散布剤12の流出通路11aを開閉する電動ゲート13
は、オーガ3の後端部へ摺動自在に挿着したゲート体13
aと、ホッパ2の後部側壁側に固設した電動シリンダー1
3bと、シリンダーピストンとゲート体13aを連結するリ
ンク機構13cとから構成されており、シリンダーピスト
ンが突出されることによって通路11aが閉鎖され、また
逆に、ピストンが引き込められることにより通路11aが
開放される。
前記散布ディスク4は支持フレーム1の後方側部に固着
したブラケット1bに回転固定ピン14を介して回動自在に
支持されており、散布作業時には移動ピン15を第2図の
左側位置へ挿着することにより、ディスク4を支持フレ
ーム1の下方に位置せしめた状態に固定できる。
当該散布ディスク4には、ホッパ2の散布剤流出通路11
aから繰り出された散布剤12をディスク盤4a上へ落下せ
しめるシュート5が固設されており、更に前記ディスク
盤4aを回転せしめる散布ディスク駆動用モータ16や散布
剤12の反射板5b等がこれに一体的に配設されている。
尚、散布作業の完了後に当該塔載式散布機を格納保管す
る様な場合には、前記移動ピン15を外して散布ディスク
4を180°回動させ、支持フレーム1の上方へ散布ディ
スク4を持ち上げた状態で移動ピン15を右側位置へ嵌込
み、第2図点線の如き状態に散布ディスク4を支持固定
する。
当該塔載式散布機はトラック等に積載されているバッテ
リからの給電により駆動され、オーガ駆動用モータ6、
クラッチ7、電動ゲート13及び散布ディスク駆動用モー
タ16等は散布機操作盤17を介して運転制御が行なわれ
る。
第5図は前記散布機操作盤17の回路図であり、バッテリ
電源(24V)によってクラッチ7、スクリューオーガ駆
動用モータ6、散布ディスク駆動用モータ16、電動シリ
ンダ13b及び回転灯18が駆動される。
即ち、操作盤17には電源スイッチKS1、制御用キースイ
ッチKS2の他に、制御用スイッチとして散布スイッチS
W1、ディスク回転スイッチSW2、ゲート開閉スイッチSW3
及び回転灯スイッチSW4が夫々設けられており、前記デ
ィスク回転スイッチSW2は散布幅に応じて回転数を3段
階(100%,70%,50%)に切替え可能に構成されてい
る。
散布作業に際しては、先ず電源スイッチKS1及び制御キ
ースイッチKS2を投入する。次に回転灯スイッチSW4をon
にし、回転灯18を点灯し、引き続きゲート開閉スイッチ
SW3を開に、ディスク回転スイッチSW2の何れか一つ(例
えば100%回転スイッチ)をonにしたあと、散布スイッ
チSW1をonにする。
前記ゲート開閉スイッチSW3を開側に入れると、これと
同時にリレーGOが作動し、リレー接点GOを通して電動シ
リンダ13bに矢印イ方向へ電流が流れ、これによりゲー
ト体13aが後退して散布剤通路11aが開放される。
また、散布スイッチSW1をonにすると、リレーXO及びリ
レーMCCに続いてリレーMCO及びリレーMC100が作動し、
電磁クラッチ7、スクリューオーガ駆動用モータ6及び
散布ディスク駆動用モータ16が作動し、散布剤12の供給
並びに散布が行なわれる。
ところで、本考案の散布機操作盤17に於いては、ディス
ク回転スイッチSW2の(+)側とゲート開閉スイッチSW3
の開側接点とをダイオード19を通して連結し、散布スイ
ッチSW1がonになってリレーXOが作動した場合には、ゲ
ート開閉スイッチSW3が閉側に入っていても、常にゲー
ト開放用リレーGOが作動して電動ゲート13が開放される
ように回路が構成されている。即ち、スクリューオーガ
駆動用モータ6や散布ディスク駆動用モータ16と電動ゲ
ート13とは相互にインターロックされており、モータ6,
16が作動した場合にはインターロック回路を介して電動
ゲート13は必ず開放されることになる。
尚、散布作業が完了すれば、各スイッチSW1,SW2,SW4
をoffにし、且つSW3を閉側に入れる。これによりゲート
閉鎖用リレーGCが作動し、リレー接点GCを通して電動シ
リンダ13bに矢印ロ方向の電流が流れ、電動ゲート13が
閉鎖される。
(考案の効果) 本考案に於いては、塔載式散布機の散布ディスク4を支
持フレーム1の後側部へ回動自在に支持し、散布時には
散布ディスク4を支持フレーム1の下方位置に、また非
散布時にはこれを支持フレーム1の上方位置に夫々支持
固定可能な構成としているため、当該塔載式散布機をト
ラック等の荷台から降ろした際にも、支持フレーム1を
直接地上等へ載置することが出来、保管や格納が容易に
しかも安全に行なえる。
また、本考案に於いては、散布機操作盤に散布ディスク
駆動用モータやスクリューオーガ駆動用モータと電動ゲ
ートとのインターロック回路を設け、前記モータが作動
した際には必ず電動ゲートが開放される構成としてい
る。その結果、散布作業に於ける散布剤の落し忘れ等の
作業ミスが皆無となり、少ない人手でより完全な散布作
業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る塔載式散布機の一部を破断した平
面図、第2図は一部を破断した正面図、第3図は左側面
図、第4図は右側面図である。 第5図は散布機操作盤の電気回路図である。 第6図及び第7図は従前の塔載式散布機の正面図及び右
側面図である。 1は支持フレーム、2は貯留用ホッパ、3はスクリュー
オーガ、4は散布ディスク、5はシュート、6はスクリ
ューオーガ駆動用モータ、7は電磁クラッチ、8は減速
機、11aは散布剤流出通路、12は散布剤、13は電動ゲー
ト、14,15はピン、16は散布ディスク駆動用モータ、17
は散布機操作盤。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックの荷台や牽引車上に載置される支
    持フレーム(1)と;前記支持フレーム(1)上に固設
    した貯留用ホッパ(2)と;前記ホッパ(2)内に横設
    したスクリューオーガ(3)と;前記支持フレーム
    (1)の後側部に回動自在に支持され、散布時には支持
    フレーム(1)の下方に位置してスクリューオーガ
    (3)により供給される散布剤(12)を拡散すると共
    に、非使用時には支持フレーム(1)の上方に位置して
    支持固定される散布ディスク(4)と;前記散布ディス
    ク(4)に支持され、ホッパ(2)からの散布剤(12)
    を散布ディスク(4)へ落下せしめるシュート(5)
    と;前記ホッパ(2)の内部とシュート(5)の内部を
    連通する散布剤(12)の通路に設けた電動式ゲート(1
    3)と;バッテリにより駆動されるスクリューオーガ駆
    動用モータ(6)及び散布ディスク駆動用モータ(16)
    と;前記スクリューオーガ駆動用モータ(6)の作動と
    電動式ゲート(13)の開放とのインターロック回路を設
    けた散布機操作盤(17)とより構成した塔載式散布機。
  2. 【請求項2】散布剤(12)の通路をホッパ(2)の後部
    側壁に穿設したスクリューオーガ(3)の貫挿孔(11)
    とすると共に、電動式ゲート(13)をスクリューオーガ
    (3)を挿通せしめてこれに摺動自在に挿着したゲート
    体(13a)と、該ゲート体(13a)を摺動させる電動シリ
    ンダー(13b)とより構成して成る請求項(1)に記載
    の塔載式散布機。
JP5673489U 1989-05-17 1989-05-17 搭載式散布機 Expired - Lifetime JPH0638909Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5673489U JPH0638909Y2 (ja) 1989-05-17 1989-05-17 搭載式散布機

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JP5673489U JPH0638909Y2 (ja) 1989-05-17 1989-05-17 搭載式散布機

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Publication Number Publication Date
JPH02148029U JPH02148029U (ja) 1990-12-17
JPH0638909Y2 true JPH0638909Y2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=31580822

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JP5673489U Expired - Lifetime JPH0638909Y2 (ja) 1989-05-17 1989-05-17 搭載式散布機

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6646529B2 (ja) * 2016-03-09 2020-02-14 株式会社タイショー 散布装置
JP2019196685A (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 哲男 前田 粉粒体散布装置及び搭載車両

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JPH02148029U (ja) 1990-12-17

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