JPH0638904B2 - 連続移動式充填層装置 - Google Patents

連続移動式充填層装置

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JPH0638904B2
JPH0638904B2 JP62174004A JP17400487A JPH0638904B2 JP H0638904 B2 JPH0638904 B2 JP H0638904B2 JP 62174004 A JP62174004 A JP 62174004A JP 17400487 A JP17400487 A JP 17400487A JP H0638904 B2 JPH0638904 B2 JP H0638904B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D15/00Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
    • B01D15/02Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor with moving adsorbents

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Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本願発明は吸着剤、抽出剤、触媒等を収納した充填層ユ
ニットを連続的に上下動させながら吸着、抽出反応等の
操作を行なう装置に関する。
(2)従来技術 従来吸着、抽出等の化学操作において、吸着剤あるいは
抽出剤を収納した充填層を移動させながらそれらの操作
を行なう方法は多く開示されている。
例えばドーナツ状の充填層を水平に回転させる方法とし
て特開昭54−138869、特開昭56−15820
が、あるいはブロック状の充填層を水平に直線状に移動
させる方法として特開昭59−74993等が挙げられ
る。
さらには垂直方向に充填層を降下させるものとして特開
昭56−45727が挙げられる。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかし前記従来技術において、水平に充填層を移動させ
る方法は多大なるスペースを必要とし、又シール部材が
大型になる等、さらには抽出操作の場合、その抽出剤の
交換手段が開示されていない等実用的には満足すべきも
のではなかった。
又垂直方向に充填層を降下させる例は、吸着ユニットの
入れ換え時に該ユニットを系内より取り出しさらに設置
しなければならず、その都度装置を停止する必要があ
り、非能率的な装置であった。
(4)問題点を解決するための手段 かかる現状に鑑み、本願発明者は、2基の円筒を立設し
その中空部においてブロック状の充填層ユニットを一方
の円柱は上昇専用、他方は下降専用に構成し、それらの
円柱間で充填層ユニットを循環させれば吸着、抽出等の
化学操作を連続的に行なうことができ、又スペースの有
効利用が成されるという知見を得て本願発明を成した。
すなわち本願発明は、少なくとも2基の筒状のカラムよ
り形成されるケーシング、それぞれのカラム内を軸方向
に移動自在に形成された充填層ユニット、前記カラムに
対応して設けられた充填層ユニット駆動装置、及びケー
シングの上部と下部に位置して回転自在に形成され充填
層ユニットをカラムからカラムへ移動させる回転駆動装
置より構成され、前記カラムに連通する少なくとも2個
の開口部を設けたことを特徴とする連続移動式充填層装
置である。
(5)問題点を解決するための手段 まず第1〜4図において、1はケーシングで該ケーシン
グは上下の円板状の基板2,3と、この間の周辺部に立
設介装された2基の円筒状をしたカラム4とから形成さ
れている。上下の基板2,3には各カラム4内と連通す
る円形の開口部5が設けられ、カラム4の配置は第2図
に示す如く相対応して配置されている。なおケーシング
1は架台(図示してない)に固定され不動である。
前記カラム4の中空部7には、抽出剤あるいは吸着剤等
の充填剤8が収納されている円筒状の充填層ユニット9
が軸方向に移動自在に嵌装されている。充填層ユニット
9の上下の開口部にはスクリーン10,11がそれぞれ
設置されており、充填層ユニット9の側壁12及び上下
のスクリーン10,11により区画形成された空間部1
3に前記充填剤8が収納される。側壁12における下部
スクリーン11の下方には抽出液あるいは脱着液が流通
する通液孔14が穿設されており、さらに側壁12の外
周には切欠部15が刻設され、後述する如くカラム4の
中空部7内に充填層ユニット9を定位させておくために
利用される。
又前記カラム4の最下部には第6図に示す如く充填層ユ
ニット9におけると同様な通液孔16が穿設されてお
り、カラム4内において最下部に位置する充填層ユニッ
ト9の通液孔14と連通するよう構成されている。
そして次に17,18は充填層ユニット9を公転移動さ
せる回転駆動装置で、ケーシング1を上下方向より挟持
する如く設置されており、17を上部回転駆動装置、1
8を下部回転駆動装置とそれぞれ称する。
まず上部回転駆動装置17の構成であるが、円板状をし
た基板19、カラム4と同形で円筒状をしたカラム20
及び該基板19の中心に串差し状に固定された軸21よ
り成り、該軸21の下方突出し部22は上部基板2の中
心に埋設されたベアリング23に軸支され、上部基板2
と基板19は密着しつつ上部基板2の中心を軸として回
転自在に構成されており、駆動は軸21に連結されてい
るモーター24により成される。
そして基板19には、上部基板2に設けてある開口部5
と対応する位置に第3図に示す如く2個の開口部25が
設けられており、前記カラム20はその中空部26と該
開口部25を連通させて基板19に固定され、その上部
はカバー27にて覆われ少なくとも1個の充填層ユニッ
ト9が収納される中空部26を形成する。カバー27の
中央部には抽出液あるいは脱着液が流通する通液孔28
が開口されており、ロータリージョイント29を介して
流体源に連通される。
一方下部回転駆動装置18の構成であるが、前記上部回
転駆動装置17と同様円板状をした基板30、カラム4
と同形で円筒状をしたカラム31及び該基板30の中心
に串差し状に固定された軸32より成り、該軸32の上
方突出し部33は下部基板3の中心に埋設されたベアリ
ング34に軸支され、下部基板3と基板30は密着しつ
つ下部基板3の中心を軸として回転自在に構成されてお
り、駆動は軸32に連結されているモーター35により
成される。
そして基板30には、下部基板3に設けてある開口部5
と対応する位置に第4図に示す如く2個の開口部36が
設けられており、前記カラム31はその中空部37と該
開口部36を連通させて基板30に固定され、その下部
は底板38にて覆われ少なくとも1個の充填層ユニット
9が収納される中空部37を形成する。ここにおいてそ
れぞれ連通されたカラム4の中空部7、カラム20の中
空部26、カラム31の中空部37で充填層移動空間部
を形成する。
カラム31の中空部37には円板状をした充填層ユニッ
ト支持板39が上下動自在に設置されており、該支持板
39の下面には連結杆40が突設され、底板38に穿設
されている挿通孔41を通って外部へ延設されている。
そして該連結杆40に対応して充填層ユニット駆動装置
例えばシリンダー42が設けられており、連結杆40及
び支持板39を介して充填層ユニット9を上下動させる
べく構成されている。
又下部基板3上でカラム4の下部周辺には充填層ユニッ
ト9をカラム4内に留めておく充填層ユニット支持装置
が設置されており、一例として本実施例ではシリンダー
43による手段を示す。シリンダー43は1基のカラム
4に1対ずつ合計4個設置されており、シリンダー43
のロッド44はカラム4の下部に設けられた挿通孔45
を通って充填層ユニット9の切欠部15と係合し、多段
に積層されている充填層ユニット9をカラム4内に留ま
るよう構成されている。この場合後述する如く上下部の
回転駆動装置17,18の回転を可能にするため、上部
基板2の上面とカラム4内において最上部に位置する充
填層ユニット9の上面、及び同様に下部基板3の下面と
最下部に位置する充填層ユニット9の下面がそれぞれほ
ぼ一致するようにする。すなわちカラム4の高さは充填
層ユニット9の整数倍ということになる。
47はコントローラーで、軸21,32を駆動するモー
ター24,35、及びシリンダー42,43の作動方向
を操作する方向切換弁45a,45bはそれぞれ目的に
そって制御する装置である。50はOリングで外部との
気密保持のため設置されている。
次に第7a〜7e図をもとに充填層ユニット9のカラム
4内における昇降手段について述べる。
ます第7a,7e図は第2図においてカラム4の中心線
を円周方向に沿って展開した図で、以後の説明上第2図
において右側を4R、左側を4Lとし、第7a〜7e図
においてそれぞれ対応させるものとする。又上部回転駆
動装置17のカラム20も第7a図にて右側のカラムを
20R、左側のカラムを20Lとし以後上部回転駆動装
置17が回転しても本名称は固定する。一方下部回転駆
動装置18についても同様に右側を31R、左側を31
Lとそれぞれ称し、下部回転駆動装置18が回転しても
本名称は固定する。又カラム31内に収納されている充
填層ユニット支持板39についてもカラム31に順じて
39R,39Lとそれぞれ称する。
次に充填層ユニット9であるが、第1図あるいは第7a
図に示す如くカラム4R,4Lに4個ずつ、又カラム2
0R,20Lに1個ずつ収納された状態で抽出、吸着、
触媒反応等の操作が行なわれ、以後順次カラム間で充填
層ユニット9の循環が成される。そして充填層ユニット
9について第7a図の状態でカラム20Rに収納されて
いる充填層ユニットを9Aとし、以下順次下方に向かっ
て9B,9C,9D,9Eとし、又カラム4Lの最下端
にある充填層ユニットを9Fとし、以下順次上方に向か
って9G,9H,9I,9Jとそれぞれ称する。
シリンダー4は固定されているが説明の都合上カラム4
R,4Lに対応させて42R,42Lとそれぞれ称し、
シリンダー43についても同様とする。
まずシリンダー42Rを作動させて充填層ユニット支
持板39Rを連結杆40を介してカラム31R内を上昇
させ、充填層ユニット9Eの底面に当接させる。(第7
b図) シリンダー43Rのロッド44を後退させた後、シリ
ンダー42Rの作用により充填層ユニット1個分降下さ
せた充填層ユニット9Eをカラム31Rに収納させる。
(第7c図) シリンダー43Rのロッド44を前進させ充填層ユニ
ット9Dの切欠部15と係合させ、シリンダー43Rに
て充填層ユニット9A,9B,9C,9Dを支持する。
次いでシリンダー42Rを降下させ充填層ユニット9E
をカラム31Rの最下部に位置させた後、シリンダー4
2Rをさらに降下させ連結杆40とシリンダー42Rを
離間させる。(第7d図)。
下部回転駆動板30を180゜回転させ、カラム4R
とカラム31L、カラム4Lとカラム31Rをそれぞれ
連通させる。
同時に上部回転駆動板17も180゜回転させカラム4
Lとカラム20R,カラム4Rとカラム20Lをそれぞ
れ連通させる。(第7e図)。
そして次に、、の工程を逆に操作し、カラム4
L,20R内の所定の位置に充填層ユニット9を定位さ
せる。本工程は充填層ユニット9の位置的ずれはある
が、第7a図に相当する。以下〜の繰返しにより充
填層ユニット9の循環が行なわれる。
前述の充填層ユニット9の循環工程において、第5図に
示す如く下部回転駆動装置18のカラム31が描く回転
半径の任意の位置に開口部36と同形の開口部36aを
設けておけば、充填層ユニット9を外部に開放させて該
充填層ユニット9を入れ換えることができ、特に抽出操
作における充填物の入れ換えに有効である。又開口部3
6aは充填層ユニット9の装置内への投入口として利用
してもよく、その投入、排出手段として第1図に示すシ
リンダー42を開口部36aに対応して設置すること
が、一例として挙げられる。
次に第8図に示す実施例は、通液孔48をカラム4の上
端部に設けた例で、該通液孔48は第1図に通液孔28
に変わるものであって、本実施例によりロータリージョ
イント29が不要となる。なお本実施例の場合、充填層
ユニット9における通液孔14を通液孔48に対応させ
て充填層ユニット9の上部に追加する必要がある。
次に第9〜14図に充填層ユニット9の他の実施例を示
す。第9図は側壁12にOリング49を設けた例で、本
実施例により抽出液等のショートパスが防止される。
第10図は充填層ユニット9を丸鋼等で格子状に構成
し、その内部に網状の袋を収納させて充填層ユニット9
を形成するもので、本実施例により充填層ユニット9の
構造が簡略化される。
第11図は充填層ユニット9を充填部61と通液孔部6
2に分割した例を示す。
第12〜13図は車輪状のフレーム63を中心軸64で
一体化し、該フレーム63にスクリーン10,11を固
定して、さらに側面をテフロン等のシート65で覆い充
填層ユニット9を構成する。本実施例においては側面の
シート65がシール兼潤滑の作用を成す。
第14図は充填層ユニット9として第11図の実施例に
おける充填部61のみを用いた例で、本実施例により充
填層ユニット9における空間部13を大にすることがで
きる。
そして本実施例においては通液口67を下部回転駆動装
置18におけるカラム31の底板38に設け、充填層ユ
ニット支持板39に設けられた送液口66を介して抽出
液等は排出される。
次に第15図にカラムを多数例えば6本設けた実施例を
示す。本実施例においては上部回転駆動装置17及び下
部回転駆動装置18を60゜ずつ回転させて、充填層ユ
ニット9を循環させるものであるが、該駆動装置17,
18を同方向に回転させれば充填層ユニット9は順送り
すなわちカラム内を上下動しながら回転移送される。
一方該駆動板17,18を相対的に反対方向に回転させ
れば、充填層ユニット9は2カラムずつにブロック化さ
れそれらの間で循環することになる。
本実施例により反応面積が大になり、さらに1装置で多
数の操作を同時に行なうこともできる。
第16図にロータリージョイントの他の実施例を示す。
本ロータリージョイントは円板状をした上部バルブ50
と下部バルブ51より成り、それぞれのバルブには2本
の通液孔52,53及び54,55が穿設されており、
それぞれが図に示す如く連通されている。そしてどちか
一方が回転自在に構成されていて、180゜回転後はそ
れぞれ違った通液孔と連通する。
本実施例のロータリージョイントを使うことにより、左
側のカラムと右側のカラムに異なった液を流通させるこ
とができる。
第17図に充填層ユニット駆動装置42の他の実施例を
示す。本実施例は下部駆動装置18のカラム31内にピ
ストン56を配置し、該カラムの底部に設けられた開口
部57に液圧回路58を連結してなるもので、コントロ
ーラ47で該回路58に連通するバルブ59を操作し、
ピストン56を介して充填層ユニット9の上下動を行な
う例である。
第18図に示す実施例は充填層ユニット駆動装置42を
充填層ユニット9が上昇するカラム4Lでは下方に、一
方下降するカラム4Rでは上方にそれぞれ設置した例を
示す。本実施例は例えば装置が小型で充填層ユニット9
として第9図に示すものを用いた場合Oリング49の摩
擦により自重では下降しないような時に有効である。
又充填層ユニット9の自重により該充填層ユニット9が
ゆるやかに下降するような場合は、第1図に示す充填層
ユニット支持装置43を必要に応じ本実施例に応用すれ
ばよい。なお本実施例における充填層ユニット9の移動
は、第7a〜eに示すのと同様である。
第19図に実施例は、上部回転駆動装置17の軸21と
下部回転駆動装置18の軸32とを一体化した例であ
り、本実施例は第18図の如く本願装置が小型の場合有
効で、構造が簡素化される。
次に第20図以下に本願装置を吸着、抽出、酵素反応等
の各操作に応用した例を示す。
まず第20図に示す例は吸着操作の例で、充填層ユニッ
ト9に活性炭素、イオン交換体等の吸着剤を収納し、第
7a〜7e図で示したサイクルで該充填層ユニット9を
矢印60の如く循環させる。そして第20図において左
側のカラムで吸着操作を行ない、右側のカラムで脱着操
作を行なうものとし、原液を第1図において上部回転駆
動装置17の左側に位置するカラム20の通液孔28よ
り供給する。供給された原液は吸着剤と接触し、目的と
する成分が該吸着剤に吸収され、ケーシング1における
左側のカラム4の通液孔46より非吸着液として排出さ
れる。
一方右側のカラム4の通液孔46からは脱着液が供給さ
れ、吸着剤に吸着された成分を脱着液と接触させること
により脱着して、上部回転駆動装置17における右側に
位置するカラム4の通液孔28より排出させる。そして
吸着した成分を脱着された吸着剤は再び左側のカラムに
移送され、原液と接触し吸着操作が行なわれ、以後この
サイクルが繰り返される。
本実施例により原液からある成分を除去すること、ある
いは脱着液に原液から除去した成分を移すこと、さらに
は目的物を含んだ脱着液に蒸留等の手段を加え原液から
除去した成分を分離しその回収をすること等ができ、目
的に応じて適宜選択すればよい。
次に第21図に示す実施例も吸着操作の例で、特に吸着
におけるクロマト分離的な操作を応用したものである。
原液は吸着剤に対して易吸着成分(第21図のA)と、
それと相対的に吸着し難い難吸着成分(第21図のB)
の2成分あるいは2群か構成される。
本実施例においては、既に系内を循環している原液と新
たに補充された原液がまず左側のカラムの流入し、該カ
ラム内で吸着剤を収納した充填層ユニット9と接触して
易吸着成分は吸着され、難吸着成分はそのまま通過す
る。そこでこの左側のカラムの中段部に液出口を設け、
難吸着成分に富む液を回収する。残りの易吸着成分は原
液が左側のカラムの通液孔16に到達するまでに吸着剤
に吸着され、易吸着成分は充填層ユニット9の移動とと
もに上方に移動する。
そして左側のカラムの通液孔16により流出した液が右
側のカラムへ流入するまでに、吸着剤より易吸着成分を
脱着するための脱着液が混入される。この混合液が右側
カラムに通液孔16を介して流入すると、左側カラムで
易吸着成分を吸着した吸着剤と接触し、該吸着剤に吸着
されていた成分を脱着させ、混合液の流れとともに該成
分すなわち易吸着成分を右側カラムの上部へと運ぶ。
そこで右側カラムの中段部に液出口を設けておけば、こ
れより上方では流速が低下するため易吸着成分は脱着す
るより吸着するものの方が多くなり、充填層ユニット9
の移動とともに易吸着成分は下方に移動する。これによ
り右側カラムの中段部に位置する液出口より易吸着成分
に富む液を回収することができる。本実施例により原液
中に存在していた2成分を分離することができる。
第22図の実施例は第20図の改良方法で、脱着液の一
部を原液に混入させ吸着剤の洗浄を行なわせる例であ
る。
第23図に示す例は抽出操作の例で、充填層ユニット9
にコーヒー豆、茶等の抽出剤を収納し、温水又はアルコ
ール等の抽出剤と接触させて抽出操作を行なう例であ
る。
まず充填層ユニット9は第7a〜7eで示したサイクル
で循環させるが、前記の吸着操作と異なる点は抽出が終
了した抽出剤は順次新しいものと取り換える必要がある
が、これは第5図に示す開口部36aを利用して行なわ
れる。
一方抽出剤は第1図における上部回転駆動板17の左側
に位置するカラム20の通液孔28より供給され、抽出
剤より目的とする成分を抽出し、一旦ケーシング1の左
側のカラム4の通液孔16より外部へ排出させ、さらに
右側のカラム4の通液孔16より注入させて再び抽出操
作を行ない、抽出液として上部回転駆動装置17の右側
に位置するカラム20の通液孔28より回収される。
第24図に示す実施例は反応の例で、充填層ユニット9
に吸着剤あるいは抽出剤に代えて固定化菌体、固定化酵
素、さらには触媒等を収納し、第7a〜7e図で示した
サイクルで充填層ユニット9を循環させる。
そして一方のカラム例えば左側のカラムにおいてその上
端の通液孔28より反応液を供給し、下端の通液孔16
より生成物として回収する。他のカラムすなわち右側の
カラムにおいては、充填層ユニット9内の充填物の活性
化に利用する。つまり右側カラムの下端の通液孔16よ
り再生液を供給し、充填物を活性化して再度反応に共す
るもので、本実施例により反応操作の連続化が成され
る。
第25図に示す実施例も反応の例で、本実施例は、固定
化微生物反応、固定化酵素反応等において、基質と接触
する相対的流速が低速ほど高収率で生成物が得られると
いう知見に基づくものである。すなわち図示する如くカ
ラム側面より逐次液を加えることにより、カラム内にお
ける流量は液流れの方向にステップ的に大になる。この
流れと向流的に充填層ユニット9を移動させれば、ある
充填層ユニット9内の充填物からみると基質の流速は次
第に小さくなることになる。
第26図に示す実施例は、2塔形式の連続移動式充填層
装置を多段式に構成し、原液に含有される多成分(A,
B,C,D)を連続的に分離する吸着操作の例で、第2
0図の吸着操作を組合わせたものである。ここにおいて
吸着剤に対する吸着の強さはA>B>C>Dの順であ
り、この吸着力の違いを利用して各2塔1組の移動層で
A,B,C,D各成分を群によって順次分割、分離して
ゆき該成分を連続的に分離するものである。
(5)発明の効果 以上詳述した如く、本願装置は充填層ユニットをカラム
内で軸方向に移動させる構成としたので、単位設置面積
当たりの収量を大にできる。又抽出、吸着、反応等の各
操作において連続化が可能で高い生産性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願装置の正面断面図、第2図は第1図の2−
2視断面図、第3図は第1図の3−3視断面図、第4図
は第1図の4−4視断面図、第5図はケーシング構造の
他の実施例図、第6図は第2図の6−6視断面図、第7
a〜第7e図は充填層ユニットの移動操作の作動図、第
8図は通液孔設置の他の実施例図、第9〜12図は充填
層ユニットの他の実施例図、第13図は第12図の平面
図、第14図は充填層ユニットの他の実施例図、第15
図はカラムを多数設置した実施例図、第16図はロータ
リージョイントの他の実施例図、第17図は上下動駆動
装置の他の実施例図、第18図は上下動駆動装置設置の
他の実施例図、第19図は軸を一本にした実施例図、第
20〜22図は本願装置を吸着操作に応用した系統図、
第23図は本願装置を抽出操作に応用した系統図、第2
4〜25図は本願装置を反応操作に応用した系統図、第
26図は多段式の例を吸着操作に応用した系統図をそれ
ぞれ示す。 なお図面中1はケーシング、4はカラム、9は充填層ユ
ニット、17は上部回転駆動装置、18は下部回転駆動
装置、20,31はカラム、21,32は軸、24,3
5はモーター、42は充填層ユニット駆動装置、43は
充填層ユニット支持装置、44,45は方向切換弁、4
7はコントローラーをそれぞれ示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2基の筒状のカラムより形成さ
    れるケーシング、それぞれのカラム内を軸方向に移動自
    在に形成された充填層ユニット、前記カラムに対応して
    設けられた充填層ユニット駆動装置、及びケーシングの
    上部と下部に位置して回転自在に形成された充填層ユニ
    ットをカラムからカラムへ移動させる回転駆動装置によ
    り構成され、前記カラムに連通する少なくとも2個の開
    口部を設けたことを特徴とする連続移動式充填層装置。
  2. 【請求項2】少なくとも2基の筒状のカラムより形成さ
    れるケーシング、それぞれのカラム内を軸方向に移動自
    在に形成された充填層ユニット、前記カラムに対応して
    設けられた充填層ユニット駆動装置、ケーシングの上部
    と下部に位置して回転自在に形成され充填層ユニットを
    カラムからカラムへ移動させる回転駆動装置、及びカラ
    ムの下部周辺に設けられ充填層ユニットと係合して該ユ
    ニットを支持する充填層ユニット支持装置より構成さ
    れ、前記カラムに連通する少なくとも2個の開口部を設
    けたことを特徴とする連続移動式充填層装置。
JP62174004A 1987-07-14 1987-07-14 連続移動式充填層装置 Expired - Lifetime JPH0638904B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62174004A JPH0638904B2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14 連続移動式充填層装置
US07/218,727 US4851115A (en) 1987-07-14 1988-07-13 Separator with movable receptacles
EP88111287A EP0299466B1 (en) 1987-07-14 1988-07-14 Separator with movable receptacles
DE8888111287T DE3876323T2 (de) 1987-07-14 1988-07-14 Trennvorrichtung mit beweglichen behaeltern.

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JPS6418438A JPS6418438A (en) 1989-01-23
JPH0638904B2 true JPH0638904B2 (ja) 1994-05-25

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ID=15970964

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US (1) US4851115A (ja)
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US4851115A (en) 1989-07-25
EP0299466B1 (en) 1992-12-02
DE3876323T2 (de) 1993-04-01
DE3876323D1 (de) 1993-01-14
JPS6418438A (en) 1989-01-23

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