JPH0638754A - ポリビニルアルコールを用いた固定化生体触媒の製造法 - Google Patents
ポリビニルアルコールを用いた固定化生体触媒の製造法Info
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Abstract
れた固定化生体触媒を、短時間かつ低コストで容易に製
造する方法を提供する。 【構成】 ポリビニルアルコールと微生物または酵素よ
りなる混合物を、濃度が3重量%から飽和のホウ酸水溶
液にてゲル化処理を行ない、ゲル球体を生成するポリビ
ニルアルコールによる微生物または酵素の固定化生体触
媒の製造法において、えられるゲル球体を3〜20重量%
リン酸またはリン酸塩水溶液に浸漬して硬化させること
を特徴とする方法である。
Description
学産業において有用な、ポリビニルアルコールを用いる
固定化生体触媒の製造法に関する。
な天然または合成高分子材料を利用して微生物菌体また
は酵素を包括する技術は、1980年代から注目されつ
つあり、しかも実際工業生産に応用されて成功している
例も少なくない。たとえば、高フルクトースシロップ、
6−APA、L−アミノ酸などの生化学製品の生産など
があげられる。通常固定化担体に使われる代表的な高分
子材料としてはポリアクリルアミド、κ−カラギーナ
ン、アルギン酸ナトリウムおよび寒天などがある。ポリ
アクリルアミドは他の高分子より安価で、よく採用され
るが、一般的な連続反応器に適する球状顆粒に製するこ
とがむずかしく、かつその単体分子および重合促進剤に
はいずれも毒性があり、微生物菌体などの固定化操作に
適しない。κ−カラギーナンは成形し易く、毒性も低い
が、高価であることがその主な欠点である。アルギン酸
ナトリウムはコストが低く、球状にし易いが、リン酸
塩、ナトリウム、カリウムなどのカチオンを含む反応液
ではゲル強度がかなり不安定となり、甚だしくは崩壊す
ることもある。また、寒天ゲルは機械強度が弱すぎて、
長期操作に適しない。したがって、微生物菌体などの固
定化技術を有効に生化学製品の工業化工程、とくに最近
注目を浴びている廃水処理の分野に応用するには、微生
物や酵素の生化学活性を失活させることのない、低コス
トかつ機械強度の高い担体材料およびその製造法が開発
されなければならない。
ビニル単体から重合およびアルコール化により製造され
る水溶性樹脂である。ポリビニルアルコールは毒性がな
く人体にも無害と認められ、成形が容易で機械強度が高
く、かつ安価で量産できる工業化高分子原料であるた
め、固定化生体触媒の担体として非常に適している。
利用した数々の微生物固定化技術が公開されている。た
とえば、PVA水溶液と微生物を混合したのち、凍結真
空乾燥または冷凍解凍法でゲル固定化を行う方法(特開
昭57−14129および特開昭61−13938
5)、紫外線照射により光架橋構造を有するゲルを形成
する方法(特開平1−454372)、PVA水溶液と
微生物を混合し、飽和ホウ酸水溶液と接触させてゲル化
する方法(特開昭61−100193)などがある。上
記方法によれば強度の高いゲルがえられ、微生物や酵素
を固定化するための担体とすることができるが、なお多
くの改良すべき欠点がある。冷凍乾燥の方法において
は、材料を−30〜−80℃の低温にて冷凍状態を保持して
から、一定の含水率まで脱水乾燥を行うが、このような
冷凍−解凍−脱水の工程は、時間がかかるばかりか、操
作が煩雑で、エネルギーを消耗する。光架橋法はフィル
ムを形成するばあいに多く利用される方法で、一般の菌
体や酵素の固定化工程においては適しない。また、PV
A−ホウ酸法では、PVA−微生物の混合物をホウ酸水
溶液中に12〜24時間接触浸漬させて初めて相当な強度の
ゲルがえられるものであり、短時間では強度の弱いゲル
しかえられない。
化工程に長時間を要し、操作が煩雑で、大型の生産プラ
ントで量産しないとコストが上昇し、生産力が低下する
ことおよび、(2) 低温および真空の状態ならびにホウ酸
が、いずれも微生物の生存環境に余り適しないというこ
とである。とくにホウ酸には毒性があり、長時間の製造
工程中にいずれも微生物活性が低下する。
よび64−5491)はPVAと微生物菌体の混合物を
硫酸溶液と接触させる方法により上記欠点の改良を図
り、固定化に要する時間を短縮した。しかしながら、使
用するゲル溶液の濃度が相当高く、また、30%の硫酸ナ
トリウムまたは70%の硫酸アンモニウム溶液を用いる必
要があり、ゲル溶液の濃度が低すぎると顆粒に成形しに
くく、強度が弱くなるという欠点を有する。すなわち、
材料のコストが高くなり、ゲル化過程において高濃度の
塩類を用いるために微生物の生化学活性に悪影響をおよ
ぼすことになる。
時間に低コストで容易に微生物や酵素をその活性を低下
させることなくPVAに固定し、その結果耐水性と機械
強度が高く生化学活性のすぐれた固定化微生物または固
定化酵素(以下、これらを総称して固定化生体触媒とい
う)をえる方法が要望されている。
究を重ねた結果、たとえば7%のホウ酸溶液にて短時間
で成形し、さらに5%のリン酸塩溶液で強化させたばあ
い、すなわち、ホウ酸とリン酸またはリン酸塩による二
段階のゲル化によれば、きわめて容易かつ短時間に成形
が行なわれることおよび、安価で微生物のエネルギー代
謝のソースでもあり生物毒性のないリン酸塩を低濃度で
使用することにより、低コストでかつ微生物などの生化
学活性を低下させることもなく、従来の硫酸塩法に比べ
てゲルの強度が優れた固定化生体触媒がえられることを
見出し、本発明を完成するにいたった。
リビニルアルコールと微生物または酵素よりなる混合物
を、濃度が3重量%から飽和のホウ酸水溶液にてゲル化
処理を行ない、ゲル球体を生成するポリビニルアルコー
ルによる微生物または酵素の固定化生体触媒の製造法に
おいて、ゲル化処理の時間が10分〜2時間であり、さら
にえられたゲル球体を3〜20重量%リン酸またはリン酸
塩水溶液に30分間以上浸漬して硬化させることを特徴と
する方法に関する。
生物または酵素よりなる混合物を、濃度が3重量%から
飽和のホウ酸水溶液にてゲル化処理を行ない、ゲル球体
を生成するポリビニルアルコールによる微生物または酵
素の固定化生体触媒の製造法において、ホウ酸水溶液と
して3〜20重量%のリン酸またはリン酸塩を含有するホ
ウ酸水溶液を使用し、30分〜3時間のゲル化および硬化
処理時間で、ゲル化および硬化を同時に行なうことを特
徴とする方法に関する。
生体触媒の改良製造法を提供するもので、ポリビニルア
ルコールと微生物または酵素よりなる混合物を、濃度が
3重量%から飽和のホウ酸水溶液にてゲル化処理を行い
ゲル球体を生成する、ポリビニルアルコールによる微生
物または酵素の固定化生体触媒の製造法において、3〜
20重量%リン酸またはリン酸塩水溶液を用いてゲル球体
を硬化させることを特徴とする。リン酸またはリン酸塩
水溶液を用いるゲル球体の硬化は、ゲル化処理の時間が
10分〜2時間で、さらに3〜20重量%リン酸またはリン
酸塩水溶液に、えられた該ゲル球体を30分間以上浸漬し
て硬化させる方法により実施される。
A分子中の水酸基とホウ酸分子との間のイオン架橋作用
により成形させたのち、えられるあまり強固でないゲル
をリン酸またはリン酸塩水溶液に浸漬し、PVAとリン
酸またはリン酸塩水溶液とのエステル化反応により硬化
させることにより、耐水性と機械強度が高く、微生物ま
たは酵素の生化学活性が殆ど失われていない固定化生体
触媒をうるものである。本発明の製造フローチャートは
図1の通りである。
70〜98%またはそれ以上、重合度が1000〜3000のもの
で、ケン化度95〜98%またはそれ以上、重合度1500〜20
00のものが好ましい。重合度が低すぎるとゲルが不安定
になり、高すぎると粘度が上昇するため、処理しにくく
なる。PVAは水溶液の形態で微生物または酵素と混合
するが、適切なPVA濃度は10〜20重量%である。ホウ
酸によるゲル化処理時間は、飽和のホウ酸水溶液で行う
ばあい約15〜30分間が好ましい。
度は5〜15重量%であり、浸漬時間が約1〜2時間で理
想的な製品がえられる。リン酸塩水溶液にはリン酸ナト
リウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸カリウムまた
はリン酸アンモニウムなどを使用することができる。
は、ホウ酸とリン酸またはリン酸塩水溶液を混合する方
法、すなわちホウ酸水溶液として3〜20重量%のリン酸
またはリン酸塩を含有するホウ酸水溶液を使用し、同時
にゲル化と硬化を行う方法である。好ましくはホウ酸水
溶液として、飽和のホウ酸および5〜15重量%のリン酸
またはリン酸塩を含有するものを使用する。このゲル化
および硬化処理時間は30分〜3時間、好ましくは1〜2
時間である。
アルコール水溶液と、微生物または酵素水溶液の混合重
量比は1:2〜2:1であることが好ましい。
短時間にゲル基礎構造を建てることで、このさい、接触
時間が短いので、ホウ酸の微生物または酵素に対するダ
メージを最低に減少させることができる(特開昭61−
100193における、橋本奨によるホウ酸法によれ
ば、15〜24時間の接触時間が必要であった)。さらに、
ゲル硬化工程において、緩衝作用を有するリン酸または
リン酸塩水溶液を使用することであり、リン元素は微生
物のエネルギー代謝に必須の元素でもあるので微生物に
は無害であるばかりでなく、微生物を活性化する効果を
有している。
素、工業微生物、廃水処理微生物群および動植物細胞な
どの包括固定化技術に適用される。酵素としては、アミ
ラーゼ、セルラーゼ、プロテアーゼ、またはグルコシダ
ーゼなどがあげられる。また、微生物としては細菌、菌
類、藻類、原生動物またはそれらの混合物が使用でき、
アルコール醗酵酵母、硝化細菌、脱窒細菌および活性汚
泥、嫌気消化汚泥、メタン化汚泥、脱窒汚泥などの微生
物群があげられる。活性汚泥微生物としては具体的に
は、農業または工業排水で馴化した活性汚泥微生物があ
げられ、さらに、具体的な微生物としては、ビール酵母
(サッカロミセス セレビシアエ(Saccharomyces cere
visiae))、ステロイド転換細菌(アルスロバクター
シンプレックス(Arthrobacter simplex))などがあげ
られる。以上にあげたものはいずれも本発明のPVAゲ
ル法で可能な応用対象となる。
溶液20gと脱窒汚泥の濃縮液(脱窒汚泥微生物は実験室
の生物脱窒素工程の脱窒槽からえたもので、汚泥濃度は
50g/lである)20gを混合し、このPVA−汚泥混合
物を、緩和に攪拌した状態の飽和ホウ酸水溶液に滴下
し、直径約3mmの球状ゲルを形成させて該溶液に20分間
置いたのち、取り出して8重量%のリン酸二水素ナトリ
ウム溶液に40分間浸漬し、最後にゲル顆粒を取り出して
水洗いした。えられた固定化微生物担体20gを、硝酸カ
リウムとメタノールを主成分として含む80mlの人工廃
水(硝酸窒素の濃度100ppm,メタノール350ppm)と混合
し、125 mlの血清瓶に入れ、無酸素条件にてバッチ式
脱窒を行った。2時間の培養後、人工廃水の硝酸窒素の
濃度は32ppm に低下した。
窒試験を繰り返した。毎日同じ成分の人工廃水を交換
し、固定化微生物の脱硝速度を測定した結果、7日目に
0.65mgN/g−gel/hに達したのち、30日目までの
連続操作はいずれもこの速度を維持していて、生化学活
性はかなり安定であることがわかった。一方、橋本奨
(特開昭61−100193)の方法で同じ汚泥含有量
の固定化菌体を製造し、同じ条件にて本実施例と同様の
実験を行った。その結果、バッチ式脱窒で2時間培養し
たのち、人工廃水の硝酸窒素の濃度は82ppm であり、さ
らにバッチ式脱窒を繰り返したところ、15日目でやっと
0.55mg N/g−gel/hの脱窒速度に達した。
溶液と脱窒汚泥の濃縮液(汚泥濃度30g/L)を1:1
の重量比で均一に混合した(脱窒汚泥微生物は実験室の
生物脱窒素工程の硝化槽からえた)。このPVA−汚泥
を実施例1と同様に微生物固定化工程に付した。
用い、操作容積が10Lの生物反応器にて200ppmのアンモ
ニア窒素を含む人工廃水を連続流入し(流入量30L/
日)、担体充填率25%、通気量20L/分で、10日連続操
作した結果、流出水のアンモニア窒素濃度は9ppm であ
り、92%のアンモニア窒素が硝酸窒素に転換された。
200 〜300ppm)で一ヵ月馴化した活性汚泥を遠心してえ
られた濃縮汚泥溶液と、18重量%のPVA(ケン化度99
%以上、重合度2000)水溶液を1:1の重量比で均一に
混合し、5重量%のホウ酸と10重量%のリン酸二水素ナ
トリウムを含む混合溶液に滴下し、1時間浸漬して直径
3mmの球状ゲル顆粒を形成した。えられた固定化微生物
担体を実施例2と同様の生物反応器にて、豚養殖場廃水
の処理を行った。反応器の操作条件は実施例2と同様に
行った。20日の連続操作後、流出水のCOD濃度は200
〜300ppmに低下し、総窒素濃度も120 〜180ppmに低下し
た。
溶液10gと、ビール酵母(Saccharomyces cerevisiae)
遠心濃縮液(細胞濃度30g/l)10gを充分攪拌混合し
て、実施例1と同様の微生物固定化工程に付した。えら
れた固定化微生物担体(粒径2mm)15gを、3重量%
のグルコースを含む培地150 mlと混合し、フラスコに
移し、30℃にて8時間振盪培養した結果、培養液中のア
ルコール生産濃度は10.2g/lであった。一方、同じ菌
体量と、同じ培養条件にて、遊離細胞の培養を8時間行
うと、培養液中のアルコール生産濃度は10.6g/lであ
った。
溶液10gと、ステロイド転換細菌(Arthrobacter simpl
ex)濃縮液(細胞濃度20g/l)10gを充分攪拌混合し
て、実施例3と同様の微生物固定化工程に付した。えら
れた固定化微生物担体(粒径2mm)15gを0.2 重量%の
ハイドロコルチゾンを含む培地150 mlと混合し、容積
500 mlのフラスコに移して振盪培養によりステロイド
の△1 -脱水素生化学反応を行い、5時間培養した結
果、90%の基質がプレドニソロンに転換した。
溶液10gを、3gのイソアミラーゼおよび2gのβ−ア
ミラーゼと充分攪拌混合して、実施例1と同様の固定化
工程に付した。えられた固定化酵素担体(粒径2mm)15
gを、50g/lの液化アミラーゼを含む基質溶液150 m
lと混合し、容積500 mlのフラスコに移して振盪攪拌
により澱粉の加水分解反応を行った結果、反応3時間後
のマルトース濃度は41g/lで、基質の転換率は82%で
あった。
度が高く、生化学活性のすぐれた固定化生体触媒を、短
時間かつ低コストで容易に製造することができる。
製造フローチャートである。
Claims (16)
- 【請求項1】 ポリビニルアルコールと微生物または酵
素よりなる混合物を、濃度が3重量%から飽和のホウ酸
水溶液にてゲル化処理を行ない、ゲル球体を生成するポ
リビニルアルコールによる微生物または酵素の固定化生
体触媒の製造法において、ゲル化処理の時間が10分〜2
時間であり、さらにえられたゲル球体を3〜20重量%リ
ン酸またはリン酸塩水溶液に30分間以上浸漬して硬化さ
せることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 ポリビニルアルコールと微生物または酵
素よりなる混合物を、濃度が3重量%から飽和のホウ酸
水溶液にてゲル化処理を行ない、ゲル球体を生成するポ
リビニルアルコールによる微生物または酵素の固定化生
体触媒の製造法において、ホウ酸水溶液として3〜20重
量%のリン酸またはリン酸塩を含有するホウ酸水溶液を
使用し、30分〜3時間のゲル化および硬化処理時間で、
ゲル化および硬化を同時に行なうことを特徴とする方
法。 - 【請求項3】 ホウ酸水溶液が飽和のホウ酸水溶液であ
り、ゲル化処理の時間が15分〜30分間である請求項1記
載の方法。 - 【請求項4】 リン酸またはリン酸塩水溶液の濃度が5
〜15重量%で、ゲル球体を浸漬する時間が1〜2時間で
ある請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 ホウ酸水溶液が、飽和のホウ酸と5〜15
重量%のリン酸またはリン酸塩を含有する請求項2記載
の方法。 - 【請求項6】 ゲル化および硬化処理の時間が1〜2時
間である請求項2記載の方法。 - 【請求項7】 リン酸またはリン酸塩が、リン酸ナトリ
ウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン
酸アンモニウムおよびリン酸よりなる群より選ばれるも
のである請求項1または2記載の方法。 - 【請求項8】 ポリビニルアルコールの重合度が1000〜
3000で、ケン化度が70〜98%またはそれ以上であり、該
ポリビニルアルコールを10〜20重量%の水溶液として使
用する請求項1または2記載の方法。 - 【請求項9】 ポリビニルアルコールの重合度が1500〜
2000で、ケン化度が95〜98%またはそれ以上である請求
項8記載の方法。 - 【請求項10】 ポリビニルアルコール水溶液と、微生
物または酵素水溶液の混合重量比が1:2〜2:1であ
る請求項1または2記載の方法。 - 【請求項11】 微生物が細菌、菌類、藻類、原生動物
またはそれらの混合物である請求項1または2記載の方
法。 - 【請求項12】 微生物が活性汚泥微生物である請求項
1または2記載の方法。 - 【請求項13】 活性汚泥微生物が農業または工業廃水
で馴化した活性汚泥微生物である請求項12記載の方
法。 - 【請求項14】 微生物がビール酵母である請求項1ま
たは2記載の方法。 - 【請求項15】 微生物がステロイド転換細菌である請
求項1または2記載の方法。 - 【請求項16】 酵素がアミラーゼ、セルラーゼ、プロ
テアーゼまたはグルコシダーゼである請求項1または2
記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3974392A JPH072114B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | ポリビニルアルコールを用いた固定化生体触媒の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3974392A JPH072114B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | ポリビニルアルコールを用いた固定化生体触媒の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638754A true JPH0638754A (ja) | 1994-02-15 |
JPH072114B2 JPH072114B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=12561449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3974392A Expired - Lifetime JPH072114B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | ポリビニルアルコールを用いた固定化生体触媒の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072114B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003053385A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-25 | Kurita Water Ind Ltd | 生物脱窒装置 |
JP2010201423A (ja) * | 1999-06-10 | 2010-09-16 | Bicom:Kk | 活性汚泥に含まれる脱窒細菌の高濃度培養方法 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP3974392A patent/JPH072114B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010201423A (ja) * | 1999-06-10 | 2010-09-16 | Bicom:Kk | 活性汚泥に含まれる脱窒細菌の高濃度培養方法 |
JP2003053385A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-25 | Kurita Water Ind Ltd | 生物脱窒装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072114B2 (ja) | 1995-01-18 |
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