JPH0638698U - 座椅子 - Google Patents

座椅子

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JPH0638698U
JPH0638698U JP8135892U JP8135892U JPH0638698U JP H0638698 U JPH0638698 U JP H0638698U JP 8135892 U JP8135892 U JP 8135892U JP 8135892 U JP8135892 U JP 8135892U JP H0638698 U JPH0638698 U JP H0638698U
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JP
Japan
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plate
curved
curved portion
backrest plate
bottom plate
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Pending
Application number
JP8135892U
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English (en)
Inventor
繁則 若泉
Original Assignee
若泉漆器株式会社
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Application filed by 若泉漆器株式会社 filed Critical 若泉漆器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背もたれ板にもたれかかっても湾曲部が折れ
曲がったりすることなく、又座った状態が安定して安堵
感を覚える座椅子の提供。 【構成】 背もたれ板2は底板1から湾曲して立ち上が
り、背後へ滑らかな曲面にて湾曲し、又背もたれ板2の
横断面はその上端から下方の湾曲部3にかけて中央部を
背後へ滑らかな凸状に突出している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は特に背もたれ部の強度向上を図った座椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
座椅子は家庭でくつろぐ場合は勿論、宴会の席等に使用されることが多い。す なわち、腰を降ろして座った場合に体を背後から支えることが出来るために、長 時間にわたって座っていても疲れを感じさせず、又前かがみ状態で背中を丸めて 座る必要がないため、その利用価値は高い。図5は従来の座椅子を示す具体例で ある。この座椅子は木板を曲げたもので、底板(イ) と背もたれ板(ロ) から成り、 背もたれ板(ロ) はほぼ垂直に起立し、又横断面は滑らかな湾曲を成して背中にな じむ形状を呈している。しかし、この湾曲面は背もたれ板(ロ) の上半分に過ぎな い。
【0003】 図6に示す座椅子も別の従来例である。この座椅子では背もたれ板(ロ) の形状 が多少異なり、該背もたれ板(ロ) は完全垂直に起立しないで背後に湾曲していて 、座った状態で背もたれ板(ロ) に、もたれ易い形状となっており、同じく横断面 の上半分は中央部が背後へ突出した凸状曲面となっている。座椅子の背もたれ板 (ロ) をこのような形状として背中を支える場合、該背もたれ板(ロ) を押圧する力 (P)は曲げモーメント(M)として作用し、底板(イ) との境界となる湾曲部(ハ ) にて上記曲げモーメント(M)は最大となる。
【0004】 木質を材料とする座椅子の湾曲部(ハ) の強度が不足して、曲げモーメント(M )に耐えることが出来ず、その結果、該湾曲部(ハ) にて折れ曲がってしまうケー スがある。勿論、前記図5に示す座椅子の場合も同様であり、湾曲部(ハ) に最大 曲げモーメント(M)が作用するが、背もたれ板(ロ) の形状が垂直に起立してい る関係上、もたれにくいこともあって押圧力(P)は小さくなる。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、従来の座椅子には上記のごとき問題がある。本考案が解決しよう とする課題はこれら問題点であって、座り易くてしかも強度が高く、背もたれ板 にもたれかかっても折れ曲がることのない座椅子を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の座椅子はその背もたれ板に、大きな押圧力が作用しても折れ曲がるこ とのないように構成したもので、特に底板と背もたれ板の境界部である湾曲部の 強度を高めている。前記図5及び図6に示す従来の座椅子の湾曲部は板材を一方 向に曲げ成形されたものであり、この部分の断面2次モーメントは板厚に基づき 、決して大きくはない。
【0007】 本考案はこの部分の断面2次モーメントを大きくするために3次元形状に成形 し、湾曲部の中央を背後に突出した形状としている。又、該湾曲部の曲げ剛性が 高くなれば、上記曲げモーメントは底板を曲げ変形させることになるが、そのた め該底板にはリブを形成する。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細 に説明する。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の座椅子を示す実施例であって、基本的形状は従来の座椅子と同 じで、底板1と背もたれ板2から成っていて、材質は樹脂を用いて射出成形され る。従来のような板材の曲げ成形とは異なり、射出成形される座椅子は加工上で のその形状を制約されない。そこで底板1は平板であるが、背もたれ板2は背後 に湾曲するとともに、もたれた場合に背中の形状になじむように中央部は背後に ふくらんだ形状にて湾曲している。
【0009】 図2は本考案の座椅子の断面を示したもので、aはYーY断面、bはXーX断 面を表わしている。aに示すごとく背もたれ板2は滑らかな曲面をもって背後へ 倒れ、又湾曲部3ではその中央部が背後へ凸状に突出した形状を成す。同図にお ける点線は前記図6に示す従来の座椅子の背もたれ板(ロ) の縦断面を示している 。そして、XーX方向の断面はbに示すごとく滑らかな湾曲面であり、この湾曲 形状に多少の変化はあるが、背もたれ板2の上端から下方の湾曲部3にわたって 形成されている。従来の図6に示す座椅子の背もたれ板(ロ) であれば、上半分の み湾曲し、下半分は平坦面を形成していて、座った場合に尻が背もたれ板(ロ) に 当たる。
【0010】 図3は湾曲部3におけるXーX断面を示しており、同図の点線は従来の座椅子 での湾曲部断面である。背もたれ板2に作用する押圧力はこの湾曲部3に最大曲 げモーメントを発生するが、該湾曲部3の断面はこのような湾曲断面形状である ため、その断面2次モーメントは非常に大きくなり、従来のごとき点線で示す断 面形状に比較してその強度は2倍〜3倍となる。
【0011】 図4は座椅子の底板1の底面4を示しているが、底面4には補強リブ5、5… が形成されていて、底板1の強度を補強している。すなわち、上記湾曲部3の断 面2次モーメントの増大により曲げ剛性を高めたために、背もたれ板2に作用す る押圧力によって湾曲部3が大きく変形することはないため、その影響が底板1 へ及ぶことになる。そこで、湾曲部3の強化のみでは十分でないため、同図のよ うに底板1に補強リブ5、5…を形成する。
【0012】 ところで、上記湾曲部3での3次元曲面、並びに底板1の底面4の補強リブ5 、5…は射出成形にて問題なく製作される。板材から成る座椅子では、該湾曲部 3の3次元曲面、並びに底板の補強リブ5を形成することは出来ない。以上述べ たように、本考案の座椅子はその背もたれ板の横断面形状が上端から下方の湾曲 部にかけて滑らかに湾曲し、中央部を背後へ突出した形状としたもので、次のよ うな効果を得ることが出来る。
【0013】
【考案の効果】
本考案の座椅子は背もたれ板と底板との境界である湾曲部は、3次元形状でも って湾曲成形されているため、この部分での断面2次モーメントは高く、したが って背もたれ板に作用する押圧力によるモーメントに耐えることが出来、背もた れ板が折れ曲がることはない。又この背もたれ板はその上端から下方の湾曲部に かけて、その中央部が背後へ突出した曲面にて形成されるため、座り易い形状と なる。
【0014】 すなわち、前記図2の点線で示した従来形状であれば尻が湾曲部に当たって窮 屈に感じるが、本考案の湾曲部は後方へ凸状に突出しているため尻に接すること はない。しかも、背もたれ板の上端から湾曲部にかけて横断面が湾曲しているた め、もたれかかった状態が安定して安堵感を覚える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の座椅子を示す実施例。
【図2】aは図1のYーY断面図、bは図1のXーX断
面図。
【図3】図1の湾曲部での横断面図。
【図4】底板の底面を示す。
【図5】従来の座椅子。
【図6】従来の座椅子。
【符号の説明】
1 底板 2 背もたれ板 3 湾曲部 4 底面 5 補強リブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と背もたれ板を有して両板間には湾
    曲部を有す座椅子において、その材質は樹脂として射出
    成形によって形成され、上記背もたれ板の縦断面は上端
    部を後方へ滑らかに曲げるとともに湾曲部も同じく後方
    へ突出し、又横断面形状はその上端から下方の湾曲部に
    かけて中央部を背後へ突出した滑らかな曲面にて形成し
    たことを特徴とする座椅子。
  2. 【請求項2】 上記底板に補強リブを形成した請求項1
    記載の座椅子。
JP8135892U 1992-10-30 1992-10-30 座椅子 Pending JPH0638698U (ja)

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JP8135892U JPH0638698U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 座椅子

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JP8135892U JPH0638698U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 座椅子

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ID=13744130

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JP8135892U Pending JPH0638698U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 座椅子

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015080231A1 (ja) * 2013-11-29 2017-03-16 株式会社 Mtg 姿勢保持具
JP2019092853A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 株式会社 Mtg 電位治療器

Citations (3)

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JPS60112467A (ja) * 1983-11-18 1985-06-18 マンネスマン・アクチエンゲゼルシヤフト 縁に沿つて穴あけされた一層または多層の被印字材に使用される移送装置
JPS638894A (ja) * 1986-06-28 1988-01-14 アンリツ株式会社 料金分計システム
JPS6416457U (ja) * 1987-07-21 1989-01-26

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