JPH0638643A - 植物栽培システム - Google Patents

植物栽培システム

Info

Publication number
JPH0638643A
JPH0638643A JP4128909A JP12890992A JPH0638643A JP H0638643 A JPH0638643 A JP H0638643A JP 4128909 A JP4128909 A JP 4128909A JP 12890992 A JP12890992 A JP 12890992A JP H0638643 A JPH0638643 A JP H0638643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
growing
plant
tanks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4128909A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Iwamura
公良 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYU GREEN SYST KK
Original Assignee
TOKYU GREEN SYST KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYU GREEN SYST KK filed Critical TOKYU GREEN SYST KK
Priority to JP4128909A priority Critical patent/JPH0638643A/ja
Publication of JPH0638643A publication Critical patent/JPH0638643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02P60/216

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】屋内のアトリウム空間などに分散配置された複
数の植栽(樹木、花卉、観葉植物など)を一括して管理
できる植物栽培システムを提供する。 【構成】ショールーム1内に、植物を水耕栽培で育成す
るための複数の育成槽401〜4016を分散して設け
る。エアレーションポンプ30と個々の育成槽401
4016との間を育成槽ごとに設けられた給水管41で接
続し、各給水管41には各育成槽401〜4016に対応
して電磁弁321〜3216を取り付ける。また、各育成
槽401〜4016から排出される水を回収・循環させる
循環系を形成しておく。制御装置10によって、個々の
育成槽401〜4016ごとに対応する電磁弁321〜32
16を周期的に開閉するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹木、花卉や観葉植物
などを栽培し管理する植物栽培システムに関し、特に、
屋内のアトリウム空間などに多数の植栽を分散配置した
場合において、これらの植栽を集中して管理できる植物
栽培システムに関する。
【0002】
【従来の技術】屋内、例えばホテルのロビー、展示会
場、ショールーム、コンベンションホール、エントラン
スホール、レストラン、事務所などには、人間の居住環
境を高めるために、樹木、花卉あるいは観葉植物などの
植物が配置されることが多い。これらの植物は、通常、
植木鉢(ポット)やプランターに植えられるか、建造物
に付随したピットや花壇に植えられる。いずれに植物を
植える場合であっても、屋内であるので、定期的な水や
り欠かすことができない。
【0003】屋内での植物栽培に適した方法として、水
耕栽培(ハイドロカルチャー)と呼ばれる方法がある。
この方法は、土の代りに無機質の発泡煉石を使用し、水
を定期的に供給することによって植物を育てようとする
ものである。供給する水に肥料成分を混入することもあ
る。水耕栽培では、土を使用しないので、土壌への塩類
集積や病虫害の発生、室内への土埃の飛散を防ぐことが
でき、さらに同じ水を継続して使用することができる。
発泡煉石は見かけの比重が土の約1/3であるので、大
型の植木鉢やプランターを使用する場合であっても、建
物に過重な負担をかけなくてすむという利点もある。
【0004】水耕栽培を行なう場合、水の供給過剰によ
る水腐れや植物の根腐れを防ぐ必要がある。根腐れを防
ぐために、植木鉢内に供給され保持される水にエアレー
ション(曝気)を施したり、植木鉢内の水位を周期的に
変化させて根の部分には間欠的にしか水が達しないよう
にしたりして、根への酸素の供給を盛んにする工夫がな
されている。そして、エアレーション用のポンプを一体
的に組み込んだ植木鉢や、水タンクとポンプとを一体的
に組み込み植物の根の部分に間欠的に水が供給されるよ
うにした植木鉢などの自動化された植木鉢が市販されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の植物栽
培の方法では、ホテルのロビー内などで複数の場所に植
栽を分散配置する場合、分散配置された個々の植木鉢や
プランター、ピットごとに、水の量や施肥など管理する
必要があり、管理・維持に手間がかかるという問題点が
ある。すなわち、上述の水耕栽培用の自動化された植木
鉢などを用いたとしても、水の補充は植木鉢ごとに人手
によって行なう必要がある。また、植物が置かれている
空間の環境(すなわち温度や湿度など)が変化した場合
に、供給する水の量や温度を一括して変化させることに
よってこれら温度や湿度の変化に対応するということが
難しいという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、分散配置された複数の植
栽を一括して管理できる植物栽培システムを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の植物栽培システ
ムは、給水部と排水部と発泡煉石層とを有する複数の育
成槽と、水を供給する供給手段と、前記各育成槽のそれ
ぞれに対応して設けられ、一端が対応する育成槽の給水
部に接続され他端が前記供給手段に接続された給水管
と、前記各給水管ごとにそれぞれ設けられ当該給水管中
の水の流通を制御する弁と、前記各育成槽の排水部と前
記供給手段とを接続し、前記各育成槽からの排出される
水を前記供給手段に循環させる循環手段と、前記各弁の
開閉を集中管理によって行なう制御装置とを有し、前記
植物が前記発泡煉石層に植え込まれて水耕栽培によって
育成される。
【0008】
【作用】発泡煉石層を有する複数の育成槽と、各育成槽
ごとにそれぞれ対応して設けられた給水管と、各給水管
ごとにそれぞれ設けられた弁と、前記各弁の開閉を集中
管理によって行なう制御装置とを有するので、弁の開閉
によって育成槽ごとの給水を制御することができ、分散
配置された複数の植栽を一括して管理することができる
ようになる。
【0009】各育成槽に供給される水には空気が混入さ
れることが望ましく、そのため、供給手段にはエアレー
ションポンプが含まれるようにするか、各育成槽ごとに
エアレーションポンプを備えるようにするとよい。ま
た、育成槽ごとに個別に肥料を与える労力を削減し、さ
らに植物の管理を容易にするため、循環手段には、循環
する水に肥料を混入する肥料混入機を備えるようにして
もよい。制御装置としては、各育成槽ごとにそれぞれ定
められた周期にしたがって当該育成槽に対応する弁の開
閉を行なうものであるを使用することが望ましい。この
定められた周期とは、当該育成槽に植えられる植物の種
類などによって適宜に定められるものである。
【0010】さらに、建造物内の育成槽が分散配置され
る空間の利用の自由度を高めるため、予め建造物の床面
に孔部を設けておき、育成槽をその孔部に設けるように
するとよい。このとき、育成槽の上面が建造物の床面と
ほぼ同じ平面にあるようにし、育成槽に植物を植えてお
かない場合には育成槽を蓋によって閉鎖でき、蓋によっ
て閉鎖されているときには蓋と床面との間に段差および
隙間が生じないものであるようにするとよい。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の一実施例の植物栽培システム
の構成を示すブロック図である。この植物栽培システム
は、複数の箇所に分散して設けられた植栽を集中して管
理するものであり、植物が植えられる16個の育成槽4
1〜4016を有している。ここでは、屋内の空間の例
としてショールーム1を取り上げ、育成槽401〜40
16がショールーム1に設けられている場合について説明
する。なお、ショールーム1に隣接して機械室2が設け
られているが、機械室2は、ショールーム1にいる人か
らは見えないようになっている。図1中の一点鎖線A
は、ショールーム1と機械室2とが分け隔てられている
ことを示している。後述する説明から明らかなように、
機械室2はショールーム1から離れた場所に設けられて
いてもよい。
【0012】まず、これら育成槽401〜4016の構成
について、図2を用いて説明する。これら育成槽401
〜4016の構成は同一であるので、特定の育成槽を指示
する場合以外は添え字を省略し、育成槽40と表記す
る。
【0013】育成槽40は底のある略直方体の容器であ
ってその上面全体が開口しており、底部には給水口42
と排水口51が設けられている。給水口42は後述の給
水管41に接続され、排水口51は排水管52を介して
循環水配管45に接続されている。給水口42には、育
成槽40の内部側から、管状の給水ノズル54が差し込
まれている。この給水ノズル54は、給水管41から供
給される水を、育成槽40の比較的上部側から育成槽4
0内に供給するためのものである。給水ノズル54の上
端は、育成槽40の上面よりは下側にあり、図2に示し
た例では、育成槽40の底面からその高さの約3/4の
ところにある。給水管41からの水は、給水口42、給
水ノズル54を通り、給水ノズル54の上端から育成槽
40内に供給される。
【0014】一方、排水口51には、育成槽40の内部
側から管状のオーバーフロー部材53が取り外し可能に
差し込まれている。このオーバーフロー部材53は、排
水位置を実質的に上方に移動させることにより、育成槽
40内の水位を一定に保つためのものである。すなわち
オーバーフロー部材53を排水口51に装着することに
より、育成槽40内の水は、オーバーフロー部材53の
上端からオーバーフロー部材53の内部を通り、排水口
51から排水管52を経て排水されるようになる。この
場合、オーバーフロー部材53の上端位置よりも下側の
水は、排水されないことになる。オーバーフロー部材5
3の長さは、育成槽40に所望される水位(図2では波
線で示されている)に合わせて設定され、図2に示した
例では、育成槽40の高さの約1/4である。育成槽4
0から植物を除去した場合など、育成槽40内を完全に
排水したい場合には、オーバーフロー部材53を排水口
51から取り外せばよい。
【0015】以上より、給水口42と給水ノズル54と
でこの育成槽40の給水部を構成し、排水口51とオー
バーフロー部材53とでこの育成槽40の排水部を構成
していることになる。
【0016】育成槽40内には、発泡煉石58が充填さ
れている。この発泡煉石58は、無機材料を焼成して得
た多孔質の粒状のものであり、水耕栽培において土の代
りに使用されるものである。そしてこの発泡煉石58の
層には、内鉢70が上方から脱着可能に挿入される。
【0017】内鉢70は、逆円錐台形であって上方にラ
ッパ形に開口した容器であり、通気性および透水性の材
料からなる。内鉢70は、例えば、多数の孔が設けられ
たステンレス鋼板、あるいは多数の孔が設けられたプラ
スチック板によって構成される。内鉢70は、実際に樹
木や花卉などの植物71が植えられる部分であり、発泡
煉石59が充填されている。植物71の根の部分は、発
泡煉石59の層の内部にある。
【0018】以上の説明から明らかなように、内鉢70
ごと交換することにより、植物71を容易に交換するこ
とができる。育成槽40へあるいは育成槽40から移植
される植物は、内鉢70ごと輸送され、保管されること
になる。この場合、保管用の大規模な育成槽を別途用意
しておけば、当面は使用しない植物を内鉢70ごとその
保管用の育成槽で育成することにより、季節や用途に応
じてその植物を随時使用できるようになる。植物71の
交換を意図しない場合や、発泡煉石層への植物71の移
植が容易に行なえる場合には、内鉢70を設けないこと
も可能である。この場合には、育成槽40全体が発泡煉
石で満たされ、この満たされた発泡煉石の層に植物が直
接植えられることになる。
【0019】水耕栽培では、土で栽培する場合に比べ、
植物の根の形状がコンパクトになり、根の形状を自由に
設定することができる。すなわち、所望の形状の鉢を用
いて植物を水耕栽培で育成すると、この鉢の形状に合わ
せて根がびっしりと密生する。根の形状は、円柱状のほ
か、例えば、角柱状や角錐状とすることができる。この
根は、鉢の中央部付近でも、鉢の外周部と同様の密度で
成長する。(これに対し、土を用いて育てた場合には、
鉢の外周部のみで根が成長するようになる。)ここで植
物を鉢から取り出し(発泡煉石層に植えられているの
で、根に損傷を与えることなく容易に鉢から取り出せ
る)、この植物を揺すると、根の間に保持されていた発
泡煉石が脱落する。そして、植物体のうち鉢に植えられ
ていた部分は、根と空気層のみの状態となる。この状態
でこの植物は輸送することが可能で、また、エアレーシ
ョンを施した水をこの根の部分に適宜供給することによ
り、この植物を育成しながら保管することが可能とな
る。この植物は、土はもちろんのこと発泡煉石も付随し
ていないので、極めて軽量であり、また、植物検疫上の
問題を引き起こすことなく、輸出入を行なうことができ
る。そして、この植物を本実施例の育成槽40に植える
場合は、内鉢が存在しないので、まず、育成槽40の発
泡煉石層の一部をどけ、どけたあとにこの植物の根を挿
入し、そして、発泡煉石で埋め戻せばよい。
【0020】次に、図1に戻って本実施例の植物栽培シ
ステムの詳細について説明する。
【0021】原水タンク11が設置され、原水タンク1
1には、液面コントロール用のフロート13が取り付け
られている流出口12が設けられている。水道水や井戸
水などの原水は、流出口12から原水タンク11に供給
される。原水タンク11から原水を汲み上げる原水ポン
プ14が設けられ、原水ポンプ14の排出側には肥料混
入機20が設けられている。肥料混入機20には、肥料
液タンク21,22が接続されており、肥料混入機20
を通過する原水に、肥料を混入できるようになってい
る。肥料混入機20の出口側には、肥料を混入された水
がを貯えるための循環タンク25が設けられている。
【0022】循環タンク25には、貯えられた水の水位
を検出する2個の水位センサ26,27、貯えられた水
の電気伝導度を計測する電気伝導度センサ28が取り付
けられている。2個の水位センサのうち一方の水位セン
サ26は、循環タンク25の水位の下限位置に相当する
位置に取り付けられ、他方の水位センサ27は循環タン
ク25の水位の上限位置に相当する位置よりやや下方に
取り付けられている。これら各水位センサ26,27、
電気伝導度センサ28はそれぞれ肥料混入機20に接続
されている。肥料混入機20は、電気伝導度センサ28
で検出される電気伝導度が一定値以下になった場合に各
肥料液タンク21,22からの液体肥料を原水に混入す
る。さら肥料混入機20は、一方の水位センサ26より
も循環タンク25の水位が下がった場合に、原水を循環
タンク25に供給するために、水位が他方の水位センサ
27に達するときまで原水ポンプ14を駆動する。
【0023】循環タンク25の水を吸い上げ、16個の
育成槽401〜4016のそれぞれに水を供給するための
エアレーションポンプ30が設けられている。このエア
レーションポンプ30は、水を吸い上げるとともに、そ
の水の中に空気を混入させるものである。エアレーショ
ンポンプ30は、供給手段を構成している。空気を混入
する方法としては、例えば、水を吸い上げると同時に細
孔より空気を吸入して、細かい気泡を水中に分散させる
方法がある。エアレーションポンプ30の排出側は、各
育成槽401〜4016にそれぞれ対応する16個の電磁
弁321〜3216を介して16本の給水管41に分岐し
ている。それぞれの給水管41は、各々、上述した16
個の育成槽401〜4016のいずれかに接続している。
16個の電磁弁321〜3216は、電磁弁ボックス31
の内部に一括して格納されている。例えば1番目の電磁
弁321を開閉することにより、1番目の育成槽401
の給水を行なったり停止したりすることができる。
【0024】電磁弁ボックス31には、制御装置10が
接続されている。この制御装置10は、各電磁弁321
〜3216ごとに任意の周期で当該電磁弁321〜3216
を開閉するものである。これにより、制御装置10用い
て各育成槽401〜4016への給水を集中管理によって
制御することができる。この場合、特定の電磁弁を常時
閉じた状態とすることも可能である。また、それぞれの
電磁弁321〜3216ごとに周期、一周期の中で電磁弁
が開いている時間を個別に設定することが可能である。
このような制御装置10は、例えば、タイマを用いたハ
ードウェア構成によって、あるいはマイクロコンピュー
タを用いたソフトウェア構成によって、実現できる。
【0025】循環水配管45は、上述のように各育成槽
401〜4016のそれぞれの排水管52と共通に接続さ
れており、各育成槽401〜4016からの排水をまとめ
て循環ピット35に送るためのものである。循環ピット
35は、これら排水を一時的に貯える。循環ピット35
に集められた水を循環タンク25に供給するための水中
ポンプ36が、循環ピット35の内部に設けられてい
る。
【0026】以上説明した各構成要素のうち、原水タン
ク11、原水ポンプ14、肥料混入機20、肥料液タン
ク21,22、循環タンク25、エアレーションポンプ
30、電磁弁ボックス31、循環ピット35、水中ポン
プ36は、機械室2の内部に設けられている。したがっ
て、ショールーム1内に設けられた各育成槽401〜4
16と機械室2内に設けられたものとは、給水管41お
よび循環水配管45によって接続されていることにな
る。これら配管の長さを延長できるのであれば、機械室
をショールームから離れた場所に設けることも可能であ
る。この植物栽培システムのうち、循環水配管45から
循環タンク25に至る部分と、原水タンク11、原水ポ
ンプ14、肥料混入機20などは、循環手段を構成して
いる。また、上述の説明から明らかなように、原水とし
て供給された水は、循環タンク25、エアレーションポ
ンプ30、電磁弁321〜3216、給水管41、育成槽
401〜4016、循環水配管45、循環ピット35、水
中ポンプ36とまわって再び循環タンク25に戻ること
になり、これらの構成要素によって育成槽401〜401
6に対する水の循環系が形成されたことになる。
【0027】次に、ショールーム1内での育成槽401
〜4016の配置について説明する。各育成槽401〜4
16は、例えば、その開口部が露出するようにして、シ
ョールーム1の床面に配置される。この場合、床面の一
部に育成槽401〜4016に見合う大きさの孔部をそれ
ぞれ設け、この孔部の中に育成槽401〜4016を配置
する。すなわち、育成槽401〜4016の開口面がショ
ールーム1の床面とほぼ一致し、給水管41と循環水配
管45とがそれぞれ床面の下に隠れるようになってい
る。後述するように、各育成槽401〜4016への給水
はエアレーションポンプ30による強制的なものである
ので、各育成槽401〜4016の高さは、エアレーショ
ンポンプ30の能力の範囲内で、それぞれ異なっていて
もよい。
【0028】もちろん、床の上に育成槽を直接設置して
もよいし、育成槽の下半分が床内に隠れ、上半分が床面
から突出するようにしてもよい。育成槽の側壁が外部か
ら見えるときには、この側壁の外周面に意匠を施こして
おくこともできる。最近、電力線、電話線、ローカルエ
リアネットワーク(LAN)などの大量の配線を床下に
収納するために、人間が実際に歩行し什器が設置される
ための床を建物の各階の基盤面に対してかさ上げして、
フリーアクセス床(いわゆるOAフロア)とすることが
広く行なわれている。このようなフリーアクセス床が使
用される場合には、建物の各階の基盤面の上に育成槽を
設置するようにすればよい。この場合、育成槽の高さ
は、基盤面と床面の間隔より小さいものとされる。給水
管および循環水配管は、電源線や電話線などの配線と同
様に、基盤面と床面との間の空間に格納される。
【0029】本実施例の植物栽培システムにおいては、
16個の育成槽401〜4016の全てに植物が植えられ
ていなければならないわけではない。上述のようにこの
育成槽は植物の交換が容易に行なえるようになってお
り、必要に応じて植物が植えられていない状態とするこ
とができる。図1に示したものでは、斜線(斜線は水を
含んでいる部分を示している。)が施されていない4個
の育成槽401,403,406,408には植物が植えられ
ていない。このようにいくつかの育成槽において植物が
植えられていないようにするのは、例えばショールーム
1内において陳列品の展示スペースを確保するためであ
る。
【0030】図3は植物を植えていない状態での育成槽
40を説明する図である。この図に示すように、育成槽
40の上面(開口部)は取外し可能な蓋60で覆われ
る。蓋60で覆ったときには、蓋60と床面62とが一
体化して両者の間に段差や隙間が生じないようにしてお
く。このように構成すれば、蓋60で覆われている育成
槽40の上を自由に歩行できるようになる。また、蓋6
0の上、あるいは蓋60の上と床面62の上とにまたが
って物品を載せることができるようになる。したがっ
て、植物を植える育成槽と、植物を植えずに蓋60をす
る育成槽とを適宜に選択することにより、ショールーム
1内での植物の配置を自由に設定することができ、ショ
ールーム1内の空間の多目的利用が可能となる。図3で
は、建物の各階の基盤面64と当該階の床面62とが離
隔して設けられ(例えばフリーアクセス床構造)、育成
槽40がこの床面62から吊り下げられるようにして設
置されるような場合を示しているが、もちろん、床に育
成槽を直接埋め込むような場合にあっても、育成槽の上
面が取り外し可能な蓋で覆われるようにすれば、同様の
効果を得ることができる。
【0031】ショールーム1内での育成槽401〜40
16について、さらに詳しく説明する。図4はこのショー
ルーム1の一部を図解するものであり、図中には、上述
の16個の育成槽401〜4016のうち、5個の育成槽
401〜405が示されている。ショールーム1の内部に
は、他よりも一段高くなった台部72が設けられてお
り、この台部72には育成槽405が設けられている。
この育成槽405は、その開口面が台部72の上面とほ
ぼ一致し、植物75が植えられている。
【0032】一方、台部72を除く部分のショールーム
1の床面62に、4個の育成槽40 1〜404が設けられ
ていることが示されている。床面62は、基盤面64と
間隔をあけて設けられており、フリーアクセス床構造と
なっている。床62と基盤面64との間の空間66が、
給水管41と循環水配管45の配設スペースとなってい
る。もちろん、この床面62の下側の空間66は、他の
電気配線や通信配線を格納するためにも使用される。上
述の4個の育成槽401〜404は、それぞれその開口面
が床面62とほぼ一致するように設置されている。この
うち2個の育成槽402,404には植物76,77が植え
られており、残りの2個の育成槽401,403には植物
が植えられていない。植物の植えられていない方の育成
槽401,403には、蓋60が取り付けられており、床
面62と蓋60との間には段差や隙間が生じないように
なっている。この結果、これら2個の育成槽401,40
3は存在しないものとして、ショールーム1を使用する
ことができる。また、育成槽402,404,405に植え
られている植物75〜77は、同一種類のものでもよい
が、図示されるように、異なる種類のものとすることが
できる。
【0033】次に、本実施例の動作を説明する。
【0034】流出口12を介して、水道、井戸水などの
原水を原水タンク11に供給する。流出口12にはフロ
ート13が取り付けられているから、原水タンク11に
は常に一定量の原水が貯えられることになる。この原水
タンク11に貯えられた原水は、原水ポンプ14によっ
て肥料混入機20に送られる。原水ポンプ14は常時作
動しているのではなく、肥料混入機20によって作動が
制御されている。
【0035】肥料混入機20は、上述のように、循環タ
ンク25に取り付けられた電気伝導度センサ28で検出
される電気伝導度が一定値以下になった場合に、各肥料
液タンク21,22からの液体肥料を原水に混入する。
さら肥料混入機20は、循環タンク25の一方の水位セ
ンサ26(循環タンク25の下限水位に相当する)より
も循環タンク25の水位が下がった場合に、その水位が
他方の水位センサ27(循環タンク25の上限水位より
やや下の水位に相当する)に達するときまで原水ポンプ
14を駆動する。その結果、循環タンク25内の水位
は、常に下限水位より上にあることになる。循環タンク
25には、肥料混入機20からの水のほか、後述するよ
うに循環ピット35からの水も流入するが、循環ピット
35の容積に比べ循環タンク25の容積を大きくし、他
方の水位センサ26の取り付け位置を工夫してあるの
で、循環ピット35からの水が流入しても循環タンク2
5の水位が上限水位を突破することはなく、さらには循
環タンク25から水があふれ出ることはない。また、水
中の肥料濃度は一般に水の電気伝導度に比例するから、
循環タンク25内の水の電気伝導度が一定値を下回らな
いように肥料混入機20で肥料液を原水に混入すること
により、循環タンク25内の水中の肥料成分の濃度が一
定値以上に保たれることになる。
【0036】循環タンク25に貯えられ一定値以上の肥
料を含む水は、エアレーションポンプ30によって、循
環水タンク25から吸い上げられ、空気を混入され、電
磁弁321〜3216を経て各育成槽401〜4016に送ら
れる。各電磁弁321〜321 6のうち、植物の植えられ
ている育成槽402,404,405,407,409〜4016
に対応する電磁弁322,324,325,327,329〜3
16は、制御装置10によって、それぞれ周期的に開閉
される。これら電磁弁322,324,325,327,329
〜3216の開閉の周期、あるいは一周期の中でその電磁
弁が開いている時間は、対応する育成槽402,404,4
5,407,409〜4016に植えられている植物の種類
に応じて、それぞれ最適なものとなるように個別に設定
される。また、植物が植えられていない育成槽401,4
3,406,408について対応する電磁弁321,323,
326,328は、常時閉となるように制御される。
【0037】ここでは、2番目の育成槽402(植物が
植えられている)に対する給水操作について説明する
が、植物の植えられている他の育成槽404,405,40
7,40 9〜4016について同様である。
【0038】この育成槽402について予め定められた
周期にしたがって、制御装置10によって2番目の電磁
弁322は開となり、給水管41を介して育成槽402
の肥料と空気とが含まれる水の供給が開始される。この
水は育成槽402内に滞留し排水口51から排出され
る。育成槽402の水位は、その育成槽402に設けられ
ているオーバーフロー部材53の長さによって定まり、
余剰の水はこのオーバーフロー部材53の上端から排水
口51を通って流出する。そして、予め定められた時間
の経過後、制御装置10によって電磁弁322は閉とな
り、育成槽402への水の供給が遮断される。
【0039】育成槽402から排出された水は、循環水
配管45を経由して循環ピット35に集められる。循環
ピット35に集められた水は、各育成槽401〜4016
に再度供給されるために、水中ポンプ36によって再び
循環タンク25に送られる。循環水配管45によって集
められる水にはゴミなどが混入することがあるので、水
中ポンプ36にはフィルタなどを取り付けておくとよ
い。また、水の循環回数が増加すると水質の劣化が生じ
ることがあるので、定期的に水中ポンプ36の動作を中
止させ循環ピット35中の水を廃棄することを行なって
もよい。循環中に植物に吸収されたり蒸発したりして目
減りした水、および上記の循環ピット35から廃棄され
た水に相当する量の水は、常に、原水タンク11から循
環系に供給され、循環系中の水量はほぼ一定に保たれ
る。
【0040】このように周期的に育成槽402,404,4
5,407,409〜4016への水の供給を行なうことに
より、水が供給されているときには植物の根への水分と
肥料との供給が行なわれる。また、水に対してエアレー
ションが行なわれているので、水腐れや根腐れを防ぐこ
とができ、永続的に植物を育成することができる。
【0041】なお、育成槽402,404,405,407,4
9〜4016に植えられる植物の根は、水が供給されて
育成槽内の水位が定常状態となっているときに、その植
物の種類に応じて、根の先端が水の中にあってもよい
し、根の先端が水に浸らないようになっていてもよい。
植物の植えられていない育成槽401,403,406,40
8については、オーバーフロー部材53を取り外してお
くことにより、電磁弁321,323,326,328の故障
などによって誤って水が供給されたとしても完全に排水
が行なわれるようにしておくとよい。周期的に各電磁弁
321〜3216の開閉を行なう場合、個々の電磁弁321
〜3216の開閉のスケジュールを調整して同時には多数
の電磁弁が開とならないようにすれば、エアレーション
ポンプ30として小容量のものを使用できる。
【0042】本実施例の植物栽培システムでは、植物が
植えられている育成槽402,404,405,407,409
〜4016に関し、対応する電磁弁322,324,325,3
7,329〜3216を常時開として、その育成槽402,
404,405,407,409〜4016に水を連続的に供給
することも可能である。しかしながら水耕栽培では根の
部分に酸素を供給することも重要であり、周期的にすな
わち間欠的に水を供給することが望ましい。実際には、
植えられる植物の種類にもよるが、各育成槽ごとに数時
間〜数日に1回ずつ数分間にわたって水が供給されるよ
うに、運転プログラムが設定される。
【0043】次に、ショールーム1内で模様替えを行な
う場合について説明する。上述の図2や図3に示される
ように、育成槽40に植えられている植物71の交換
は、内鉢70ごと交換することによって容易に行なえ
る。このとき、植物71の種類や大きさが変更になる場
合には、必要に応じて、オーバーフロー部材53や対応
する電磁弁の開閉の周期を調整する。内鉢70ごと交換
するのであるから、内鉢70の形状などについて規格を
定め、互換性を高めておくことが望ましい。また、模様
替えにともなって植物71を撤去する場合には、内鉢7
0ごと植物71を撤去し、必要に応じて育成槽40に蓋
60をすればよい。植物が植えられていない育成槽40
に新たに植物71を植える場合には、予めその植物71
を内鉢70に植え込んでおき、その育成槽40に蓋60
がなされていれば蓋60を取外し、内鉢70ごと育成槽
40に挿入すればよい。
【0044】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はさらに種々の変形実施例が可能である。
【0045】上述の実施例では、肥料混入機によって循
環系中の水の肥料濃度が一定値以上となるようにしてい
るが、育成槽(や内鉢)内の発泡煉石に予め肥料成分を
混入・固定しておくことが可能であれば、肥料混入機な
どを用いて循環系の水に肥料を混入する必要はない。
【0046】また、育成槽自体を床面上に置かれる移設
可能のものとすることもできる。この場合には、例えば
ショールームの床下に予め給水管と循環水配管を配設
し、育成槽が置かれることが予想される場所に給水栓と
排水栓とを対にして設けておく。ここでいう給水栓と
は、給水管の末端に位置するものであって、この給水栓
と育成槽の給水口とは取外し可能に接続される。給水栓
と育成槽とが接続されているときには、給水管から育成
槽に水を供給されるようになっている。もちろん育成槽
が接続されていないときには、給水栓から水が洩れ出る
ことがないようになっている。一方、排水栓は、育成槽
からの排水を回収するためのものであり、育成槽の排水
口)と取外し可能に接続される。循環水配管からの水が
逆流しないように、排水栓には逆止弁などを設けておく
とよい。
【0047】この場合、育成槽にはキャスタなどを取り
付けるとよい。植物を植えるために、土の代りに発泡煉
石を育成槽に使用しているので、育成槽全体の重量は小
さく、キャスタを取り付ければ育成槽を容易に移動でき
るようになる。このように構成することにより、給水栓
と排水栓とが設けられている場所に育成槽を移動させ、
給水栓および排水栓と育成槽とを接続することにより、
その移動した場所において育成槽中で植物を育成させる
ことができる。給水栓および排水栓のうち育成槽が接続
されないものがあってもよいから、これは、電気器具を
コンセントに接続して使用することによく似ている。
【0048】さらに、育成槽ごとにエアレーションポン
プを設けることも可能である。図5は、エアレーション
ポンプを備えた育成槽40の構成を示す模式断面図であ
る。この図1に示した育成槽との相違点は、エアレーシ
ョンポンプ56が発泡煉石58の層中に設けられている
ことである。エアレーションポンプ56としては、水耕
栽培用の市販のものを使用することができる。このエア
レーションポンプ56の下端は、オーバーフロー部材5
3の長さによって定まる水位面よりも下側にあり、この
下端からエアレーションポンプ56内に水を循環できる
ようになっている。エアレーションポンプ56の内部で
は、循環する水にエアレーションすなわち空気を混入さ
せることが行なわれる。エアレーションポンプ56は、
例えば100Vの商用電源あるいはそれよりも低圧の電
源で作動するが、エアレーションポンプ56への電源の
配線は、給水管41や循環水配管45の配管スペース
に、共存させることが可能である。このように育成槽4
0側にエアレーションポンプ56を設けた場合には、機
械室2(図1)側のエアレーションポンプ30を通常の
循環ポンプに置き換えることが可能である。極めて大型
の育成槽40を使用する場合には、このように育成槽4
0ごとにエアレーションポンプ56を設けることが、水
腐れや根腐れの防止に特に有効である。
【0049】以上の各実施例では、複数の育成槽をショ
ールーム内に分散配置するものとして説明したが、本発
明において育成槽の配置場所はショールーム内に限られ
るものではなく、例えばホテルのロビー、展示会場、コ
ンベンションホール、エントランスホール、レストラ
ン、事務所などに育成槽を配置することができる。ま
た、複数の部屋のそれぞれに育成槽を分散配置してお
き、これら育成槽を1箇所の機械室から一括して給水し
て管理することも可能である。さらに、育成槽の設置場
所は屋内に限られるものではなく、屋外であってもよ
い。
【0050】上述の実施例では育成槽の形状を略直方体
のものとしたが、育成槽の形状はこれに限られるもので
はなく、任意のものが可能である。例えば、円筒状、角
柱状あるいは逆円錐台状のものなどが可能である。
【0051】この実施例では、育成槽ごとに電磁弁が設
けられているが、本発明では、複数の育成槽をまとめて
1の系統とし、複数の系統に対し、各系統ごとに給水を
制御する弁をそれぞれ設けることも可能である。この場
合、1の系統に属する育成槽は、相互に近接しかつ設置
される場所の高さが同じであって、同様の植物が植えら
れるものであることが望ましい。極めて多数の育成槽を
有する大規模なシステムにおいては、個々の育成槽ごと
にそれぞれ給水を制御するのではなく、系統ごとに給水
の制御を行なうことが一般的になる考えられる。このよ
うな大規模なシステムにおいても本発明は極めて有効で
ある。
【0052】本発明の植物栽培システムは、このシステ
ムが適用される建造物において、警備、防災、空調、照
明のなどの他の集中管理システムと結合させ、これらの
集中管理システムと協調して動作させるようにすること
により、なお一層の効果を発揮することができる。例え
ば、育成槽に供給される水の温度を調節する手段を設け
ておき空調の管理システムとこの温度を調整する手段と
を連動させることにより、植物の育成を害することなく
空調の効果を高めることができる。また、遠隔地から通
信回線を利用して制御を行なうことも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の育
成槽と、各育成槽ごとにそれぞれ設けられた給水管と、
各給水管ごとにそれぞれ設けられた弁と、前記各弁の開
閉を集中管理によって行なう制御装置とを設けることに
より、分散配置された複数の植栽を一括して管理するこ
とができ、植物の育成に必要な労力を軽減できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の植物栽培システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】育成槽の構成を示す模式断面図である。
【図3】植物が植えられていない状態の育成槽を説明す
る模式断面図である。
【図4】ショールーム内での育成槽の配置を示す概略破
断斜視図である。
【図5】エアレーションポンプを備えた育成槽を説明す
る模式断面図である。
【符号の説明】
10 制御装置 11 原水タンク 12 流出口 13 フロート 14 原水ポンプ 20 肥料混入機 21,22 肥料液タンク 25 循環タンク 26,27 水位センサ 28 電気伝導度センサ 30 エアレーションポンプ 31 電磁弁ボックス 321〜3216 電磁弁 35 循環ピット 36 水中ポンプ 40,401〜4016 育成槽 41 給水管 42 給水口 45 循環水配管 51 排水口 52 排水管 53 オーバーフロー部材 54 給水ノズル 56 エアレーションポンプ 58,59 発泡煉石 60 蓋 62 床面 64 基盤面 70 内鉢 71,75〜77 植物 72 台部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物を栽培し管理する植物栽培システム
    であって、 給水部と排水部と発泡煉石層とを有する複数の育成槽
    と、 水を供給する供給手段と、 前記各育成槽のそれぞれに対応して設けられ、一端が対
    応する育成槽の給水部に接続され他端が前記供給手段に
    接続された給水管と、 前記各給水管ごとにそれぞれ設けられ当該給水管中の水
    の流通を制御する弁と、 前記各育成槽の排水部と前記供給手段とを接続し、前記
    各育成槽からの排出される水を前記供給手段に循環させ
    る循環手段と、 前記各弁の開閉を集中管理によって行なう制御装置とを
    有し、前記植物が前記発泡煉石層に植え込まれて水耕栽
    培によって育成される植物栽培システム。
  2. 【請求項2】 供給手段が、各給水管に供給する水に空
    気を混入させることのできるエアレーションポンプを含
    むものである請求項1に記載の植物栽培システム。
  3. 【請求項3】 育成槽には、前記育成槽内の水に空気を
    混入させることのできるエアレーションポンプが備えら
    れている請求項1に記載の植物栽培システム。
  4. 【請求項4】 育成槽の排水部は、前記育成槽内に所定
    の水位を維持することができるものである請求項2また
    は3に記載の植物栽培システム。
  5. 【請求項5】 制御装置は、各育成槽ごとにそれぞれ定
    められた周期にしたがって当該育成槽に対応する弁の開
    閉を行なうものである請求項1ないし4いずれか1項に
    記載の植物栽培システム。
  6. 【請求項6】 循環手段には循環する水に肥料を混入す
    る肥料混入機が備えられている請求項1ないし5いずれ
    か1項に記載の植物栽培システム。
  7. 【請求項7】 育成槽が、その上面が建造物の床面とほ
    ぼ同じ平面にあるように前記床面に設けられた孔部に設
    置され、植物を植えておかない場合には取り外し可能な
    蓋によって閉鎖でき、前記蓋によって閉鎖されていると
    きには前記蓋と前記床面との間に段差および隙間が生じ
    ないように構成されている請求項1ないし6いずれか1
    項に記載の植物栽培システム。
JP4128909A 1992-05-21 1992-05-21 植物栽培システム Pending JPH0638643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4128909A JPH0638643A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 植物栽培システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4128909A JPH0638643A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 植物栽培システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0638643A true JPH0638643A (ja) 1994-02-15

Family

ID=14996366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4128909A Pending JPH0638643A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 植物栽培システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638643A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6502350B1 (en) * 1999-04-21 2003-01-07 James Quinton Cameron Dick Apparatus or installation and method for hydroponic cultivation of plants
JP2013202009A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Urban Green Composition Ltd 水耕栽培装置及び植物栽培方法
JP2017522042A (ja) * 2014-07-31 2017-08-10 ネルソン・マーク 垂直植物配列のためのアセンブリ
JP2019068768A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社大林組 樹木の生育方法及び樹木生育システム
CN113519303A (zh) * 2021-07-20 2021-10-22 榆林市榆阳区林草生态修复中心 一种基于林业保护结构的珍稀植物保护培育设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853969Y2 (ja) * 1979-08-09 1983-12-08 松下電器産業株式会社 養液栽培装置
JPS61146143U (ja) * 1985-03-04 1986-09-09
JPS6380959U (ja) * 1986-11-18 1988-05-27
JPH01112928A (ja) * 1987-10-23 1989-05-01 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 水耕栽培装置
JPH0286716A (ja) * 1988-09-21 1990-03-27 Kanai Hiroyuki 水耕裁培装置及びそれを用いた水耕裁培方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853969Y2 (ja) * 1979-08-09 1983-12-08 松下電器産業株式会社 養液栽培装置
JPS61146143U (ja) * 1985-03-04 1986-09-09
JPS6380959U (ja) * 1986-11-18 1988-05-27
JPH01112928A (ja) * 1987-10-23 1989-05-01 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 水耕栽培装置
JPH0286716A (ja) * 1988-09-21 1990-03-27 Kanai Hiroyuki 水耕裁培装置及びそれを用いた水耕裁培方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6502350B1 (en) * 1999-04-21 2003-01-07 James Quinton Cameron Dick Apparatus or installation and method for hydroponic cultivation of plants
JP2013202009A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Urban Green Composition Ltd 水耕栽培装置及び植物栽培方法
JP2017522042A (ja) * 2014-07-31 2017-08-10 ネルソン・マーク 垂直植物配列のためのアセンブリ
JP2019068768A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社大林組 樹木の生育方法及び樹木生育システム
CN113519303A (zh) * 2021-07-20 2021-10-22 榆林市榆阳区林草生态修复中心 一种基于林业保护结构的珍稀植物保护培育设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5495198B1 (ja) 筒状緑化ユニット
US5782035A (en) Multi-purpose automatic filling and leveling fluid basin with water transfer
US5385590A (en) Hydroponic planter
KR100960340B1 (ko) 식물 재배장치
US20110258925A1 (en) Vertical planter
KR101650057B1 (ko) 어항과 led 조명을 이용한 식물 재배 장치
KR20140057482A (ko) 다단식 실내 경작방법과 장치
KR101358497B1 (ko) 다층구조를 가진 재배장치
KR101942402B1 (ko) 아쿠아포닉스 시스템 구축을 위한 가설장치
KR20140105977A (ko) 수족관 겸용 식물재배장치
JP2006271355A (ja) 観賞魚水槽を有する観葉植物の水耕栽培
AU713138B2 (en) Multi-purpose automatic filling and leveling liquid basin with liquid transfer
KR20180096115A (ko) 수족관 겸용 수경재배장치
JPH0638643A (ja) 植物栽培システム
JPH05137471A (ja) 吊下げ植木鉢用給水システム
KR200357431Y1 (ko) 가정용 식물 재배장치
KR102073242B1 (ko) 화분 및 이를 이용한 조립형 타워식 화분 어셈블리
JP2018102171A (ja) 蚊媒介及び緑膿菌感染症の予防対策が出来る底面給水方式の植木鉢エコ自動給水器
JPH1156136A (ja) ペットボトル等を活用した植木鉢等への給水装置
JPH06294203A (ja) 二重床装置
JPH04106953U (ja) フラワー・ポツト
KR200281182Y1 (ko) 저면관수를 이용한 식물재배 용기
KR20020032504A (ko) 저면관수를 이용한 식물재배 용기
KR100538042B1 (ko) 실내 조경용 바닥환경 조성장치
KR20120080456A (ko) 복합 실내정원