JPH0638482A - 単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレス dcモ−タ - Google Patents

単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレス dcモ−タ

Info

Publication number
JPH0638482A
JPH0638482A JP4208425A JP20842592A JPH0638482A JP H0638482 A JPH0638482 A JP H0638482A JP 4208425 A JP4208425 A JP 4208425A JP 20842592 A JP20842592 A JP 20842592A JP H0638482 A JPH0638482 A JP H0638482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
armature coil
control circuit
magnetic
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4208425A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Watanabe
宏司 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shicoh Engineering Co Ltd
Hitachi Appliances Techno Service Ltd
Original Assignee
Hitachi Taga Technology Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Taga Technology Ltd, Shicoh Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Taga Technology Ltd
Priority to JP4208425A priority Critical patent/JPH0638482A/ja
Publication of JPH0638482A publication Critical patent/JPH0638482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】単相往復通電により駆動するコアレスタイプの
ブラシレスDCモ−タにおいて、効率及び騒音を格段に
向上させる通電区間の作り方と制御回路の提供。 【構成】電機子コイルの発生トルクに寄与する導体部の
幅部分にマグネットロ−タの磁極間がかかる場合を、2
つのホ−ル素子を電機子コイルの発生トルクに寄与する
導体部の両端に配置することにより認識し電機子コイル
無通電区間とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相往復通電により駆
動するブラシレスDCモ−タの内、コアレスタイプの構
造をもつものに係り、特に通電区間とその制御回路に関
し、ファンモ−タ、フラットモ−タなどに適する。
【0002】
【従来の技術】従来のコアレスタイプのブラシレスDC
モ−タの内、単相往復通電により駆動するものの代表的
な例には軸方向空隙型ブラシレスDC軸流ファンモ−タ
がある。
【0003】このブラシレスDC軸流ファンモ−タは、
隣り配置の磁極が異極となるようにN極,S極の磁極を
交互に複数極に着磁された円板状のマグネットロ−タ
と、該マグネットロ−タに軸方向の空隙を介した固定側
に扇状の形状をもつ複数のコアレス電機子コイルを単相
配置したコアレスステ−タ電機子を有し、電機子コイル
の半径方向に延びたトルク発生に寄与する導体部の幅の
ほぼ中心と対向する位置に設けた磁気センサ、例えばホ
−ル素子を上記ステ−タ電機子側に配設し、該ホ−ル素
子の磁極検出信号により、電機子コイルへの往復通電を
可能とした制御回路にてモ−タ部が構成され、直流低電
圧の電源が外部電源装置から供給されることによりモ−
タが駆動するものであった。
【0004】上記コアレスタイプのブラシレスDCモ−
タは構成が簡素なため生産性に優れ、積み重ねによるラ
インの自動化や電機子コイルの成形が単純であるなど、
大量生産に関し極めて良好な構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
においては、電機子コイルの発生トルクに寄与する半径
方向の導体部の幅がマグネットロ−タのN極とS極との
磁極間と対向するときには、電機子コイルへの通電中に
同発生トルクに寄与する半径方向の導体部では相反する
方向のトルクが発生し、モ−タ効率の低下、騒音の発生
など致命的な問題が生じていた。それゆえ単相往復通電
にて駆動するコアレスタイプのブラシレスDCモ−タ
は、効率、騒音ともさほど重要視されない小型ファンモ
−タなど、出力の小さいものにしか応用されないでい
た。
【0006】また、上記ファンモ−タなどは、OA機器
などの制御基板の放熱用ファンとして用いられることが
主な目的のため、モ−タ駆動制御回路用電源はOA機器
などの本体から供給され、独立していない。汎用モ−タ
においては電源も内臓しているものが一般的であるの
で、汎用化するためには電源の供給も安価に行う必要が
ある。一般的にDCモ−タ駆動用の電源としては、交流
100ボルトをトランスにより降圧し、整流機により直
流化するとともにレギュレ−タや平滑コンデンサによ
り、安定化する手法をとっている。
【0007】しかしながら、電流容量の比較的大きなト
ランスになると高価となり、小型汎用モ−タに採用でき
るレベルではなくなる。また、小信号回路の駆動用とし
てワット数の高い高価な抵抗を使うことにより、低電圧
を得ているものもあるがジュ−ル損により制御回路を含
めたモ−タの効率を低下させる原因となり問題である。
【0008】本発明では、かかる問題点を克服し、出力
が数十ワットクラスまでの汎用ブラシレスDCモ−タ
を、高効率でかつ低騒音にて供給できる手法を提供する
とともに、該ブラシレスDCモ−タへの通電制御回路を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明において、磁極を
センシングして制御回路にマグネットロ−タの姿勢を伝
達する磁気センサとして用いたホ−ル素子を2つ用いる
ことにより、電機子コイルの腕の部分にマグネットロ−
タの磁極間が存在するか否かを知ることができるように
したものである。
【0010】2つのホ−ル素子の配置とホ−ル素子によ
る信号処理の手段としては、一つには電機子コイルの発
生トルクに寄与する導体部の幅の両端にホ−ル素子を配
設し、2つのホ−ル素子が異極を検出している時は、制
御回路にて電機子コイル無通電区間をつくるものであ
る。
【0011】他の手段としては、電機子コイルの発生ト
ルクに寄与する導体部の内側にそれぞれホ−ル素子を配
置し、2つのホ−ル素子が同極を検出している時は、制
御回路にて電機子コイル無通電区間をつくるものであ
る。
【0012】1つのホ−ル素子にて無通電区間をつくる
方法としては、電機子コイルの発生トルクに寄与する導
体部の幅の2分の1の幅にてマグネットロ−タの磁極間
を無着磁部分とすることにより、電機子コイルの発生ト
ルクに寄与する導体部の中心部に配設されたホ−ル素子
は、マグネットロ−タの磁極間で反トルクを発生させる
磁極が電機子コイルの発生トルクに寄与する導体部の幅
を通過する時には磁極が検出できなくなるため、その間
が電機子コイル無通電区間となる。
【0013】この手法は、2ホ−ル素子制御のものに比
べ無通電となる区間が少なくて効率が良いのであるが、
無着磁部分の漏れ磁束を確実に無くする方法は困難で堅
実な手段とはいえない。
【0014】汎用モ−タとして、本発明のブラシレスD
Cモ−タを使用する際の制御回路の構成手段としては、
制御回路に交流100ボルトを入力し、整流素子および
平滑コンデンサにて直流電源141ボルトに変換する。
直流出力部分には、突入電流防止用のインダクタンスを
直列に接続し、突入電流による電子部品の故障を防止す
る。トランジスタなどスイッチング素子への電源供給は
141ボルトのままとし、高耐圧の汎用部品を用いる。
故障の防止は抵抗による電流制限のみで行う。ICなど
低電圧を電源に必要とする電子部品は、高抵抗の分圧に
よって低電圧電源を得る。
【0015】また、モ−タ駆動用の電機子コイルも線径
を細くかつ巻き回数を多くし、電機子コイルの抵抗値を
高くしておくことにより電機子コイルに通電させるパワ
−トランジスタの通電電流を小さくし、コレクタ損失を
低減する。上記電圧及び電流の制御手段の構成を本発明
の制御手段とする。
【0016】
【作用】上記技術的手段を用いることにより、電機子コ
イルの発生トルクに寄与する導体部の幅部分にマグネッ
トロ−タの磁極間が存在する場合は電機子コイル無通電
状態となり、これまで問題であった電機子コイルの発生
トルクに寄与する導体部の幅部分にマグネットロ−タの
磁極間が存在することによって起こる相反するトルクの
発生が改善でき、消費電力は大幅に低減され高効率のブ
ラシレスDCモ−タの実現ができる。また、反トルクの
改善により騒音も低減され低騒音化を実現できる。
【0017】さらに、交流100ボルトから電源を得る
安価な制御手段を施したことにより、汎用モ−タとして
の利用分野が広がり、様々な機器への対応が可能とな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用い説明す
る。
【0019】図1は、本発明の一実施例である単相往復
通電にて駆動するコアレスタイプの軸方向空隙型ブラシ
レスDCモ−タBLMの縦断面図である。
【0020】カップ形ハウジング2にはボ−ルベアリン
グ3が圧入され、マグネットロ−タ12の磁束を閉じる
電機子コイルヨ−ク4が接着などにより配設されてい
る。
【0021】電機子コイルヨ−ク4上には、電機子コイ
ルヨ−ク4と絶縁された電機子コイル5群がマグネット
ロ−タ12の極数と同一数か、整数分の1の数だけ互い
に重畳しないようにだけ配設されて単相配置のコアレス
ステ−タ電機子16を形成している。この実施例では,
図2及び図3に示すようにコアレスステ−タ電機子16
は4個の電機子コイル5−1,・・・,5−4からな
る。
【0022】電機子コイル5は,図2及び図3を参照し
て半径方向の導体部5aが発生トルクに寄与する導体部
となっており,周方向の導体部5bは発生トルクに寄与
しない導体部となっている。
【0023】電機子コイル5の発生トルクに寄与する導
体部5aの部分には、ホ−ル素子6が配置されマグネッ
トロ−タ12の磁極のセンシングを行っている。ホ−ル
素子16の配設方法については後記する。
【0024】電機子コイル5とホ−ル素子6への通電や
ホ−ル素子6の出力信号の処理は、ハウジング2の外周
部に形成した開口部にゴムブッシュ7を設け、リ−ド線
8にて外部制御回路と接続される。
【0025】尚、本発明の制御手段をハウジング2内に
収納する場合は、該リ−ド線8は交流100ボルト接続
線となる。
【0026】一方、ロ−タ側は、シャフト9に圧入され
たマグネットヨ−ク支持体10と、マグネットヨ−ク1
1に接着されたマグネットロ−タ12がシャフト9との
同軸度良く配設され構成されている。
【0027】該ロ−タのシャフト9をマグネットロ−タ
12の磁極面がハウジング2の電機子コイル5群からな
るステ−タ電機子16と面対向して配置するように、ハ
ウジング2のボ−ルベアリング3の内輪に波ワッシャ−
13を介し圧入保持する。
【0028】ハウジング2に対向する支持体10には、
エンドブラケット1にボ−ルベアリング17を圧入し、
該ボ−ルベアリング17の内輪に波ワッシャ−18を介
しロ−タシャフト9を圧入保持する。
【0029】シャフト9は,ボ−ルベアリング3,17
によって回動自在に支持される。
【0030】上記構成のハウジングフランジ部14とエ
ンドブラケットフランジ部15をねじ止めなどにより固
定することにより本発明のブラシレスDCモ−タBLM
の本体26が構成される。
【0031】図2は本発明の解決する技術的課題となる
マグネットロ−タ12のN極とS極の磁極間が電機子コ
イル5の発生トルクに寄与する導体部5aの幅部分にあ
る場合のトルク発生図である。
【0032】同図においてN極,S極の磁極を交互に4
極に90度幅で均等着磁されたマグネットロ−タ12
と、電機子コイルヨ−ク4との間では、N極磁束19と
S極磁束20がそれぞれ図に示す矢印方向に発生してい
る。
【0033】いま、マグネットロ−タ12のN極とS極
の磁極間が隣合う2つの電機子コイル5−1と5−2の
発生トルクに寄与する導体部5aの丁度隣接部に位置
し、かつ電機子コイル5−1,5−2へは記号A,A’
に示す向きに通電されているとすると、ファラデ−左手
の法則によりN極側電機子コイル5−2にはN極発生ト
ルク21が、S極側電機子コイル5−1にはS極発生ト
ルク22がそれぞれ発生する。
【0034】これは正反対の向きに生じるものであり、
コアレスタイプブラシレスDCモ−タBLMの性能低
下、騒音発生の大きな要素となっている。この相反する
トルクの発生を防ぐ手法を以下にて説明する。
【0035】図3は、本発明の特長となる2つのホ−ル
素子6−1,6−2を配置する位置を示すハウジング組
み立ての平面図である。
【0036】同図では電機子コイル5−1,・・・,5
−4を4つ直列に接続し、単相往復通電するもので、こ
れに対向するマグネットロ−タ12も4極のものが用い
られる。
【0037】電機子コイル5−1,・・・,5−4の発
生トルクに寄与する導体部5aは通常,k幅に形成する
ものであるが,同図のように4個の電機子コイル5−
1,・・・,5−4を隣合わせて並べた場合には、同図
に示すように電機子コイル5−1,・・・,5−4の発
生トルクに寄与する導体部5aはk’の幅部分となる。
【0038】従来例にある1ホ−ル素子による単相往復
通電を為すものにおいては、符号23の位置にホ−ル素
子6を配置し、マグネットロ−タ12の磁極のセンシン
グを行うものである。
【0039】しかし,本発明の一手段としては、1ホ−
ル素子の制御においても反トルクの排除を達成でき、一
つの電機子コイル5の発生トルクに寄与する導体部5a
の幅に相当するk’幅をもつ無着磁部分をマグネットロ
−タ12のN極とS極の磁極間に施すことにより、図2
で示した記号AかA’のどちらかの電流にはマグネット
ロ−タ12の無着磁部分が対向することで反トルクの発
生が防げるようになるというものである。
【0040】2つのホ−ル素子6−1,6−2の配設の
仕方は、マグネットロ−タ12の磁極の異極検出配置2
4−1,24−2と同極検出配置25−1,25−2が
あり、どちらでも同じ効果を得られる。
【0041】同極検出配置25−1,25−2の場合
は、例えば2つのホ−ル素子6−1,6−2をそれぞれ
電機子コイル5−3,5−4の発生トルクに寄与する導
体部5aの幅部分の両側に配置することにより、電機子
コイル5−1,・・・,5−4の発生トルクに寄与する
導体部5aにマグネットロ−タ12の磁極間が存在する
場合を2つの電機子コイル5−3と5−4が検出した磁
極にて判定し、該ホ−ル素子6−1と6−2が異極を検
知している場合には、制御回路において無通電区間を作
ることにより反トルクの発生を除去できる。
【0042】同極検出配置25−1,25−2の考え方
は、数学的に見た逆も真に基づいており、電機子コイル
5−1,・・・,5−4の発生トルクに寄与する導体部
5aの幅部分に磁極間があるということは、電機子コイ
ル5−1,・・・,5−4の発生トルクに寄与する導体
部5aの幅以外では同極であることと同じ意味である。
【0043】従って、同極検出配置25−1,25−2
の場合には、ホ−ル素子6−1と6−2が同極を検出し
ている区間を電機子コイル5−1,・・・,5−4の無
通電区間とすることにより、反トルクの発生を除去でき
るものである。
【0044】次に、上記電機子コイルへ5−1,・・
・,5−4の通電方法を達成する制御回路27を図4を
用い説明する。
【0045】図4では、上記異極検出配置の場合の制御
回路27を示した。
【0046】交流100ボルト電源28は、整流素子2
9と平滑コンデンサ31により直流電源:141ボルト
に変換され、インダクタンス30により突入電流を防止
している。
【0047】制御回路27には、プラス側電源端子32
と、マイナス側電源端子33が供給されている。
【0048】2つのホ−ル素子6−1と6−2は、ホ−
ル素子電流制限抵抗34−1と34−2、及びホ−ル素
子分圧抵抗35−1と35−2によって過電流や高電圧
によるホ−ル素子6−1,6−2の破壊防止を図ってい
る。
【0049】該ホ−ル素子6−1,6−2は、マグネッ
トロ−タ12の磁極の検出によりN極であればN極オン
トランジスタ36−1と36−2をオンさせ、S極であ
れば、S極オントランジスタ37−1と37−2をオン
させる。
【0050】これらのトランジスタ36−1,36−
2,37−1,37−2は小信号のスイッチング用であ
り、かつ高耐圧のもので構成しておく。トランジスタ3
6−1,36−2,37−1,37−2の電流制限用と
しては、トランジスタ電流制限抵抗38−1と38−2
を配設する。また、それぞれのトランジスタ36−1,
36−2,37−1,37−2には、コレクタ接地抵抗
39−1、39−2、40−1、40−2を配設する。
【0051】次に上記トランジスタ36−1,36−
2,37−1,37−2の出力は、アンドゲ−ト41−
1と41−2のアンドゲ−ト入力ピン42,43,4
4,45に接続され論理演算される。
【0052】アンドゲ−ト41−1,41−2の電源供
給としては、アンドゲ−ト電流制限抵抗46とアンドゲ
−ト分圧抵抗47により、低電圧、低電流が供給され
る。アンドゲ−ト41−1が出力すると、プッシュプル
トランジスタ48−1がオン状態となり、電流制限抵抗
49−1、50−1を介しパワ−トランジスタ51−1
と52−1をオンさせる。
【0053】これにより、モ−タ電機子コイル5への通
電回路はオ−プンとなり、電機子コイル5に電流が流れ
る。
【0054】もう一方のアンドゲ−ト41−2が出力す
ると、プッシュプルトランジスタ48−2がオン状態と
なり、電流制限抵抗49−2、50−2を介しパワ−ト
ランジスタ51−2と52−2をオンさせる。
【0055】これにより、モ−タ電機子コイル124へ
の通電回路はオ−プンとなり、電機子コイル5にはアン
ドゲ−ト41−1が出力した時と反対方向の電流が流れ
る。
【0056】尚、パワ−トランジスタ51−1と51−
2は高耐圧のものを使用し、コレクタには電流帰還用の
ダイオ−ド53−1、53−2を設ける。
【0057】また、パワ−トランジスタ52−1と52
−2も高耐圧のものとし、ベ−スブリ−ダ抵抗54−1
と54−2を設けるものとする。
【0058】いま、ホ−ル素子6−1と6−2が図3の
符号24−1,24−2に示す電機子コイル5−3,5
−4の発生トルクに寄与する導体部5aの幅の両端に配
置されているとする。この時、両方のホ−ル素子6−1
と6−2がマグネットロ−タ12のN極を検出したとす
ると、N極オントランジスタ36−1と36−2がオン
になり、アンドゲ−ト入力ピン42と43には、Hiが
入力されるためアンドゲ−ト41−1はHiを出力す
る。
【0059】一方、S極オントランジスタ37−1と3
7−2はオフ状態のままなのでアンドゲ−ト41−2の
入力ピン44,45には、Loが入力されているのと同
様となり、アンドゲ−ト41−2はLoを出力する。プ
ッシュプルトランジスタ48−1及び48−2はベ−ス
にHiが入力された時のみオンとなるので、この場合プ
ッシュプルトランジスタ48−1のみオン状態となり、
以下前記したモ−タ電機子コイル通電回路をオ−プンに
する。
【0060】次に、ホ−ル素子6−1がマグネットロ−
タ12のN極を検出し、ホ−ル素子6−2がS極を検出
している場合について述べる。
【0061】まず、ホ−ル素子6−1,6−2にてオン
オフするトランジスタであるが、36−1はオン、36
−2はオフ、37−1はオフ、37−2はオンとなる。
【0062】これによりアンドゲ−ト41−1,41−
2の入力ピンには、42がHi、43がLo、44がL
o、そして45にはHiが入力される。
【0063】それぞれのアンドゲ−ト41−1,41−
2の入力はHiとLoの組合せとなり、これより下段の
回路は動作しなくなり、モ−タ電機子コイル5は無通電
状態となる。
【0064】ホ−ル素子6−1がS極、6−2がN極を
検出している場合も同様にアンドゲ−ト41−1,41
−2の入力はHiとLoの組合せとなり、モ−タ電機子
コイル5は無通電状態となる。
【0065】両方のホ−ル素子6−1,6−2がS極を
検出したとすると、S極オントランジスタ37−1と3
7−2がオンになり、アンドゲ−ト入力ピン44と45
には、Hiが入力されるためアンドゲ−ト41−2はH
iを出力する。
【0066】一方、N極オントランジスタ36−1,3
6−2はオフ状態のままなのでアンドゲ−ト41−1の
入力ピン42,43には、Loが入力されているのと同
様となり、アンドゲ−ト41−1はLoを出力する。
【0067】この場合はプッシュプルトランジスタ48
−2がオン状態となり、モ−タ電機子コイル5にはホ−
ル素子6−1,6−2がどちらもマグネットロ−タ12
のN極を検出した時とは反対の向きの電流が流れる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば単相往復通電にて駆動す
るコアレスタイプのブラシレスDCモ−タにて問題であ
った反トルクの発生するタイミングを排除することがで
き、効率が良く騒音的にも優れたブラシレスDCモ−タ
の提供が可能となる。
【0069】また、本発明に実施例として示した各種手
段は、従来のコアレスタイプのブラシレスDCモ−タに
簡単な改造で直ちに実施することができ有益である。
【0070】また上記回路構成では、小さい電流値にて
制御回路を駆動させかつモ−タ性能も得られることがで
きる特長がある。また、整流素子、平滑コンデンサ、イ
ンダクタンス以外のほとんどの部品を1パッケ−ジのモ
−ルドとすることができ、モ−タのハウジング内に省ス
ペ−スで納められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコアレスタイプのブラシレスDC
モ−タの一実施例を示す断面構造図である。
【図2】本発明の解決する課題を示す、回転トルク発生
の原理図である。
【図3】本発明の磁極検出素子の配置を示す、ハウジン
グ組み立ての平面図である。
【図4】本発明の制御回路手段の一実施例を示す、交流
100ボルト制御回路図である。
【記号及び符号の説明】
BLD 単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブ
ラシレスDCモ−タ 1 エンドブラケット 2 ハウジング 3 ボ−ルベアリング 4 電機子コイルヨ−ク 5,5−1,・・・,5−4 電機子コイル 5a 電機子コイルの発生トルクに寄与する導体部 5b 電機子コイルの発生トルクに寄与しない導体部 6,6−1,6−2 ホ−ル素子 7 ゴムブッシュ 8 リ−ド線 9 シャフト 10 マグネットヨ−ク支持体 11 マグネットヨ−ク 12 マグネットロ−タ 13 波ワッシャ− 14 ハウジングフランジ部 15 エンドブラケットフランジ部 16 コアレスステ−タ電機子 17 制御回路 18 波ワッシャ− 19 N極磁束 20 S極磁束 23 1ホ−ル素子位置 24−1,24−2 異極検出配置 25−1,25−2 同極検出配置 26 本体 28 交流100ボルト電源 29 整流素子 30 インダクタンス 31 平滑コンデンサ 32 プラス側端子 33 マイナス側端子 34−1,34−2 ホ−ル素子電流制限抵抗 35−1,35−2 ホ−ル素子分圧抵抗 36−1、36−2 N極オントランジスタ 37−1,37−2 S極オントランジスタ 38−1、38−2 トランジスタ電流制限抵抗 39−1,39−2,40−1,40−2 コレクタ接
地抵抗 41−1,41−2 アンドゲ−ト 42,43,44,45 アンドゲ−ト入力ピン 46 アンドゲ−ト電流制限抵抗 47 アンドゲ−ト分圧抵抗 48−1,48−2 プッシュプルトランジスタ 49−1,49−2,50−1,50−2 電流制限抵
抗 51−1,51−2,52−1,52−2 パワ−トラ
ンジスタ 53−1、53−2 電流帰還ダイオ−ド 54−1、54−2 ベ−スブリ−ダ抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り配置の磁極が異極となるようにN
    極,S極の磁極を交互に有するマグネットロ−タと,該
    マグネットロ−タと空隙を介して対向する固定側に1以
    上のコアレス電機子コイルを単相通電構造に配置して形
    成したステ−タ電機子と,該ステ−タ電機子側に上記マ
    グネットロ−タのN極,S極の磁極を検出する磁気セン
    サを配設して該磁気センサの出力信号を基に制御回路に
    より上記電機子コイルの通電を切り換えるようにした単
    相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレスD
    Cモ−タにおいて,上記電機子コイルの発生トルクに寄
    与する導体部の幅部分が上記マグネットロ−タのN極と
    S極の両磁極に対向する場合に当該電機子コイルに通電
    しないように無通電区間を形成するように構成した制御
    回路を備えたことを特徴とする単相往復通電にて駆動す
    るコアレスタイプのブラシレスDCモ−タ。
  2. 【請求項2】 上記無通電区間を形成するように構成し
    た制御回路は,上記電機子コイルの発生トルクに寄与す
    る導体部の幅の両側にそれぞれに磁気センサを配設し,
    当該2つの磁気センサがそれぞれ違った磁極を検出して
    いる場合に当該制御回路により電機子コイルへ通電しな
    いように構成したことを特徴とする請求項1に記載の単
    相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレスD
    Cモ−タ。
  3. 【請求項3】 上記無通電区間を形成するように構成し
    た制御回路は,上記電機子コイルの発生トルクに寄与す
    る導体部の幅の両側にそれぞれに磁気センサを配設し,
    当該2つの磁気センサがそれぞれ同じ磁極を検出してい
    る場合に当該制御回路により電機子コイルへ通電しない
    ように構成したことを特徴とする請求項1に記載の単相
    往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレスDC
    モ−タ。
  4. 【請求項4】 上記マグネットロ−タのN極とS極間に
    上記電機子コイルの発生トルクに寄与する導体部の幅の
    2分の1程度の幅の無着磁部分を形成し,上記電機子コ
    イルの発生トルクに寄与する導体部の幅中心に上記磁気
    センサを配設し,該磁気センサによって上記電機子コイ
    ルの発生トルクに寄与する導体部が上記無磁極部分と対
    向していて,上記磁気センサが当該無磁極部分を検出し
    ている場合に,上記制御回路により電機子コイルへ通電
    しないように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレ
    スDCモ−タ。
  5. 【請求項5】 上記制御回路は,制御回路には交流10
    0ボルトを入力し、整流素子および平滑コンデンサにて
    直流電源に変換する回路を備え,直流入口には、突入電
    流防止用のインダクタンスを直列に接続し、突入電流に
    よる制御回路の故障を防止する構成とし,トランジスタ
    などスイッチング素子への電源供給は、トランスにて降
    圧することなく高耐圧の汎用部品で構成して抵抗による
    電流制限のみで故障を防止するように構成し,ICなど
    低電圧を電源に必要とする電子部品は、抵抗の分圧によ
    って電源を得る構成とし,電機子コイルも線径を細くか
    つ巻き回数を多くし、コイル抵抗値を高くしておくこと
    により電機子コイルに通電させるパワ−トランジスタの
    通電電流を小さくし、コレクタ損失を押さえる構成とし
    たことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の単
    相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレスD
    Cモ−タ。
JP4208425A 1992-07-13 1992-07-13 単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレス dcモ−タ Pending JPH0638482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4208425A JPH0638482A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレス dcモ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4208425A JPH0638482A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレス dcモ−タ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0638482A true JPH0638482A (ja) 1994-02-10

Family

ID=16556011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4208425A Pending JPH0638482A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレス dcモ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0638482A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5619085A (en) Slotless, brushless, large air-gap electric motor
US4737674A (en) Single phase brushless motor with a core
US4099104A (en) Brushless d-c motor system
US6850019B2 (en) Single coil, direct current permanent magnet brushless motor with voltage boost
US6005320A (en) Two-phase brushless direct-current motor having single hall effect device
US7304446B2 (en) Sensorless and brushless DC motor
US4565956A (en) Fast-acting servo drive system
EP1542340A2 (en) Electric machine with position sensor and controlling circuit
US4968913A (en) Two-phase brushless motor
JP2950907B2 (ja) 電子整流子電動機
JPS61229935A (ja) スロツトル弁調節機構
JPH0638482A (ja) 単相往復通電にて駆動するコアレスタイプのブラシレス dcモ−タ
JPH11346497A (ja) Dcブラシレスモータ及びその制御方法
US4472665A (en) Motor
JPS62126888A (ja) ブラシレスモ−タの制御方法
US11050326B2 (en) Reluctance motor and motor system including reluctance motor
JPH02214455A (ja) 有鉄心型単相ブラシレスモータ
JP2006238536A (ja) 単相ブラシレスdcモータ
JPS62126889A (ja) 三相ブラシレスモ−タの制御方法及びその方法に用いるロ−タ
KR100455306B1 (ko) 이중 권선형 2상 브러시리스 직류 모터
JPH05146134A (ja) 無接点直流モータ
JP2639521B2 (ja) 無集電子三相直流電動機
JPS6139842A (ja) モ−タ
JPH0428215Y2 (ja)
KR910008678Y1 (ko) 무정류자 자기콘트롤 전동기