JPH0638177Y2 - 空気吹き出し装置付き直線運動用転がり軸受 - Google Patents

空気吹き出し装置付き直線運動用転がり軸受

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JPH0638177Y2
JPH0638177Y2 JP1987032234U JP3223487U JPH0638177Y2 JP H0638177 Y2 JPH0638177 Y2 JP H0638177Y2 JP 1987032234 U JP1987032234 U JP 1987032234U JP 3223487 U JP3223487 U JP 3223487U JP H0638177 Y2 JPH0638177 Y2 JP H0638177Y2
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JP
Japan
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slide unit
air blowing
blowing device
air
linear motion
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JP1987032234U
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JPS63139319U (ja
Inventor
勝 大西
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Nippon Thompson Co Ltd
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Nippon Thompson Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塗装用ロボットや窯業機械の摺動部分に用い
られる直線運動用転がり軸受の異物除去装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
本考案は、塗装中の使用状態に見られるような、軸受に
とって有害な物質が霧状に浮遊している使用条件におけ
る直線運動用転がり軸受の異物除去装置に関するもので
ある。
このような使用条件における従来の異物除去装置には、
(イ)直線運動用転がり軸受の露出したレール全体をジ
ャバラで覆うもの、(ロ)スライドユニットのケーシン
グ両端に取り付けたスクレーパーによってかき取るも
の、(ハ)空気による吹き飛ばしによるもの等があっ
た。
しかし、(イ)の場合はジャバラ自体が高価であると共
にその取付けが面倒であり、スライドユニットの摺動長
さが短くなる等の欠点があり、(ロ)については霧状の
有害物質を除去することができないため、その内部に取
り付けられたシール装置などが早期に損傷するという欠
点があった。また、(ハ)は、装置内に圧搾空気を持た
ねばならず、装置が大型化し、圧搾ボンベの安全性も充
分考慮しなければならない欠点がある。
〔解決しようとする問題点〕
このように従来の異物除去装置は、価格、除去性能、安
全性等の面において問題があり、軸受にとって有害な霧
状の物質が浮遊する条件下では、トラックレール上面と
軌道面に付着したこの種の異物を簡単にかつ安価に除去
する装置がなかったのである。
〔問題を解決するための手段〕
本考案はこれらの問題を解決するために次の構成を有す
る。
『長尺状のトラックレールと、このトラックレールに跨
がる断面略コ字状のスライドユニットとが、転動体を介
して相対運動する直線運動用転がり軸受において、 スライドユニットの摺動方向両端部分には該スライドユ
ニットと断面形状略同一でかつ薄形の空気吹き出し装置
がスライドユニットと一体に取り付けられており、 前記空気吹き出し装置の空気の出口の少なくとも前記ト
ラックレールの上面部と軌道溝の付近に形成されてい
て、 軌道溝付近の空気の出口部は軌道溝に沿って突出部が形
成され、 更に好ましくは、空気吹き出し装置と側板との間に間座
とシールを挿入することにより軸受の密封性が高めら
れ、該シールのリップ部は空気吹き出し装置の付近まで
延びており、 上記突出部とシールの働きにより空気の吹き出しを円滑
に行うことによってトラックレールに付着する浮遊物質
を排除する。』 即ち、 断面形状略同一でかつ薄形の空気吹き出し装置がスラ
イドユニットと一体に取り付けられたことにより(イ)
のジャバラ等による取付けは無用となり、 空気の吹き出しにより、(ロ)の霧状の有害物質を除
去することが可能となり、 断面形状略同一でかつ薄形のスライドユニットと一体
に取り付けられた空気吹き出し装置の、軌道溝の付近に
形成された空気の出口に形成された突出部及び、該空気
吹き出し装置と側板との間に間座とシールを挿入して軸
受の密封性が高められたことにより、(ハ)の従来の空
気吹き飛ばし方法における大型化と安全性面の欠点は解
消された。
〔実施例〕
第1図〜第6図の図面は本考案の実施例を示すものであ
る。第1図は本考案の技術分野に属する直線運動用転が
り軸受に本考案の実施例を実施した投影図、第2図は第
1図の正面図、第3図は本考案の実施例を示す投影図、
第4図は第3図の正面図、第5図は第2図のAA断面にお
ける実施例を示す断面図、第6図は空気吹き出し装置と
側板との間に間座とシールを挿入した場合の好ましい実
施例を示す第2図のAA断面図である。
第1図から第2図に示す軸受は、本考案の技術分野に属
する直線運動用玉軸受に本考案を実施したものである。
この軸受は長尺状のトラックレール1の両側面にボール
用の軌道溝1aを長手方向に形成し、一方このトラックレ
ール1上に跨乗摺動する断面ほぼコ字状のスライドユニ
ット2のケーシング3は、その下面に該トラックレール
1の上部とほぼ相補形状の凹溝を有し、この凹溝の内側
面上に、上記トラックレール側の軌道溝1aに対応する位
置にボール用の軌道溝3aを形成し、従ってこのスライド
ユニット側軌道溝3aを包含する無限循環路をスライドユ
ニット2のケーシング3内に形成し、上記トラックレー
ル側軌道溝1aと、対応するスライドユニット側軌道溝3a
間に多数のボール6を配列させてトラックレール1とス
ライドユニット2を相対的に直線運動させるものであ
る。
上記のようにスライドユニット2内に形成される無限循
環路は、ケーシング3に軌道溝3aと平行に伸びるボール
用のリターン孔3bを形成し、側板4にはケーシング3の
軌道溝3aとリターン孔3bとを連結する方向転換路4aを形
成しこれらを連通させて構成される。
本考案の異物除去装置である空気吹き出し装置は、ケー
シング3の摺動方向両端面に取付けられた側板4の外側
に取り付けられている。
この空気吹き出し装置5は側板4、ケーシング3と断面
形状が略同一であり、かつ非常に薄形であるために側板
への取付けが容易であり、スライドユニットと一体に取
り付けられている。
また該装置5は非常に薄形であるため、取付けによりス
ライドユニット全体を大型化させることも無い。
そしてスライドユニットと一体に取り付けてあるので、
該装置5はトラックレールの長手方向全長にわたって往
復摺動が可能である。
第3図は本考案の空気吹き出し装置5の実施例を示す投
影図であり、第4図はその正面図である。空気吹き出し
装置5の一方の側面にはホース用ソケット5bが取り付け
られ、使用状態ではこのソケット5bにエアーホースが取
り付けられて、空気吹き出し装置5に加圧空気が送り込
まれる。
空気吹き出し装置5に送り込まれた空気は、その中に形
成された通路5aを通って、所定の箇所(例えば、トラッ
クレール1の上面に異物が付着する場合はトラックレー
ル1の上面部付近やトラックレール1の軌道溝1a付近に
形成すると良い)に設けられた出口5cへと誘導される。
各通路の断面積は、ホース用ソケット5bの数や出口の位
置と数などによって決められるもので、各出口で均等に
空気が排出するようにする。
空気吹き出し装置5は通路5aの中心面で2分割させた完
成品の半分の部材を製作し、これを通路に合わせて固着
して作ることもできる。
第5図は第2図のAA断面図である。トラックレール1の
上面とわずかな隙間を有して、空気の出口5cよりも内部
へ突出した突出部5dが形成され、空気吹き出し装置5の
出口5cから排出される空気がケーシング3内部に入らず
にトラックレール1の表面に沿って軸受の外部に流れ、
トラックレール1に付着しようとする浮遊物質を排除す
ると共に、スライドユニット2に入ろうとする比較的大
きな異物を阻止するシールド板の役目をも有する。
該突出部5dの形成により、霧状の有害な浮遊物質の排除
のための空気の吹き出しはこれまでよりも効果的とな
り、スライドユニットへの異物の侵入も合わせて防げる
ようになった。
第6図は本考案の、空気吹き出し装置と側板との間に間
座とシールを挿入した場合の好ましい実施例である。図
は第5図と同じ方向からの断面図である。この例では、
空気吹き出し装置5と側板4との間に間座8とシール7
を挿入して、軸受の密封性をより高めたものである。間
座8の板厚を調整することによって、シール7のリップ
部7aを保護し、全体の摺動方向の位置関係を調整するこ
とができる。
リップ部7aは空気吹き出し装置5の出口5c付近まで延び
ており、出口5cから排出される空気を円滑に外部へ送り
出す効果を有する。シール7は該リップ部7aの働きによ
り、吹き出された空気の流出する方向を限定し、異物を
排除する効果を有することができるようになった。
このようにして、本考案において、浮遊物質を排除する
と共にシールド板の役目を有する突出部5dと、更に出口
5cから排出される空気を円滑に外部へ送り出すシール7
のリップ部7aとが、スライドユニットと一体に取り付け
られた空気吹き出し装置5に組み合わされることによ
り、霧状の有害な浮遊物質の除去のための空気吹き出し
装置を安価に、小型に、そして安全かつ容易に構成する
ことが可能となった。
以上のように、本考案は直線運動用転がり軸受の異物除
去装置として有効に働くもので、各工場のコンプレッサ
ーの普及率からして、容易に取付け実施できるものであ
る。
本考案は図面に示した直線運動用玉軸受のみに限定され
るものではなく、各種の公知な直線運動用転がり軸受に
実施することができる。
また、本考案の空気吹き出し装置とその他の異物除去装
置や密封装置の組合わせも種々可能であるが、本考案は
かかる組合わせにも限定されるものではない。
〔効果〕
本考案は次の効果を有する。
霧状に浮遊する異物を容易にかつ確実に除去すること
ができる。
安価に製作することができる。
維持費が安く、軸受の維持管理も簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図の図面は本考案の実施例を示すものであ
る。第1図は本考案の技術分野に属する直線運動用転が
り軸受に本考案を実施した投影図、第2図は第1図の正
面図、第3図は本考案の実施例を示す投影図、第4図は
第3図の正面図、第5図は第2図のAA断面における実施
例を示す断面図、第6図は空気吹き出し装置と側板との
間に間座とシールを挿入したAA断面図である。 1:トラックレール 1a、3a:軌道溝 2:スライドユニット 3:ケーシング 3b:リターン孔 4:側板 4a:方向転換路 5:空気吹き出し装置 5a:通路 5b:ホース用ソケット 5c:出口 6:ボール 7:シール 7a:リップ部 7b:補強板 8:間座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状のトラックレールと、このトラック
    レールに跨がる断面略コ字状のスライドユニットとが、
    転動体を介して相対運動する直線運動用転がり軸受にお
    いて、 スライドユニットの摺動方向両端部分には該スライドユ
    ニットと断面形状略同一でかつ薄形の空気吹き出し装置
    がスライドユニットと一体に取り付けられており、 前記空気吹き出し装置の空気の出口が少なくとも前記ト
    ラックレールの上面部と軌道溝の付近に形成されてい
    て、 軌道溝付近の空気の出口部は軌道溝に沿って突出部が形
    成され、 空気の吹き出しによってトラックレールに付着する浮遊
    物質を排除する ことを特徴とする直線運動用転がり軸受。
JP1987032234U 1987-03-05 1987-03-05 空気吹き出し装置付き直線運動用転がり軸受 Expired - Lifetime JPH0638177Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS63139319U JPS63139319U (ja) 1988-09-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2556176Y2 (ja) * 1991-03-11 1997-12-03 株式会社ツバキ・ナカシマ 直線運動用ベアリングの空気噴出構造
JP5912509B2 (ja) * 2011-12-21 2016-04-27 中村留精密工業株式会社 直線案内構造

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JPS566649Y2 (ja) * 1974-10-22 1981-02-13
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