JPH0637931A - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

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JPH0637931A
JPH0637931A JP19231392A JP19231392A JPH0637931A JP H0637931 A JPH0637931 A JP H0637931A JP 19231392 A JP19231392 A JP 19231392A JP 19231392 A JP19231392 A JP 19231392A JP H0637931 A JPH0637931 A JP H0637931A
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JP
Japan
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signal
transmission
filter
voice
frequency band
Prior art date
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Application number
JP19231392A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Chino
宏之 千野
Keiichi Wakabayashi
敬一 若林
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Ebara Densan Ltd
Original Assignee
Ebara Densan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0637931A publication Critical patent/JPH0637931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送路の所定周波数帯域内で音声、デジタル
データの変調信号を同時に多重伝送することができ、し
かも音声信号の明瞭度および了解度の向上を図った多重
伝送装置を提供する。 【構成】 変調信号を音声信号と同時に多重伝送する場
合は、送信側切換回路21および受信側切換回路23は
共にフイルタ側接点bに切換えられ音声信号と変調信号
の伝送周波数帯域が分離される。音声信号のみを伝送す
る場合は切換回路21、23はバイパス側接点aに切換
えられ音声信号の伝送周波数帯域が拡大する。時間同期
回路25は切換信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送路の所定周波数帯
域内で音声信号およびデジタルデータなどの変調信号を
同時に伝送する多重伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話回線等の端末機器において、
1回線のみを使用して音声、デジタルデータ等の複数の
信号を同時に伝送する多重伝送方式が知られている。例
えば、有線、無線通信においてデジタルデータを伝送し
ながらその内容についても同時に会話できるようにする
ことができる。この多重伝送方式を行うために従来、周
波数分割方式を使用して低周波数帯域側を音声、高周波
数帯域側をデジタルデータ等を伝送するモデム等に振り
分けていた。
【0003】即ち、有線伝送路の周波数帯域は電話にお
いては0.3〜3.4KHzと狭く、音声と他の変調信
号を多重伝送する場合、図3に示すように音声信号を
0.3〜2KHzの低周波数帯域側に、変調信号を2.
5〜3.4KHzの高周波数帯域側に振り分けている。
【0004】図4は従来の多重伝送装置の構成のブロッ
ク図を示している。図4においてマイクロホン1によっ
て電気信号に変換された音声信号は増幅器(AMP)2
によって増幅され、高域フイルタ(HPF)3において
0.3KHz以下の音声信号は遮断され、次に低域フイ
ルタ(LPF)4において2.0KHz以上の周波数帯
域は遮断されて加算器5に入力される。
【0005】また、外部からのデジタルデータはCPU
6に送られ、その出力は周波数変位変調(FSK)回路
7によって低速度で変調され、この変調出力は高域フイ
ルタ8、低域フイルタ9に順次送られて2.5〜3.4
KHzの周波数帯域を通過した変調信号が加算器5に入
力される。
【0006】加算器5は各フイルタ3、4を介して制限
された0.3〜2KHzの音声信号、外部からのデジタ
ルデータに対応する2.5〜3.4KHzの変調信号を
加算して多重化し、同時にハイブリッド回路10、電話
回線からなる伝送回路11を介して送出される。
【0007】一方、伝送路11を介して相手側より送ら
れて来る音声信号とデジタルデータを表す変調信号との
多重信号はハイブリッド回路10を介して受信され、高
域フイルタ12と13に入力される。受信された多重信
号のうち音声信号は高域フイルタ12、低域フイルタ1
4を経て音声のみが選択され、増幅器15を介して増幅
された後、スピーカ16から音声出力される。また受信
された多重信号のうち高域フイルタ13、低域フイルタ
17を順次経てデジタルデータに対応する変調信号のみ
が選別されて周波数偏位復調回路18によりデジタルデ
ータが弁別されCPU6を介してデジタルデータ出力さ
れる。このように、送信側から送られる音声、デジタル
データの信号は同時に周波数分割によって多重化されて
伝送路11を介して受信側に送られ、一方、伝送路11
を介して受信された多重信号は音声、デジタルデータに
分離されて復調される。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】図3に示すように多重
伝送をする場合、音声の周波数伝送帯域とモデム等から
のデジタルデータに対応する変調信号の周波数伝送帯域
はフィルタにより区分されている。このため多重伝送さ
れる音声の明瞭度および了解度の音声の品質は使用され
るフィルタの特性により制限される。例えば、図3に示
すように音声の周波数伝送帯域を0.3〜2KHzに制
限した場合、母音の“イ”の第2フォルマントは2.4
〜3KHzにあるので伝送された音声が欠落するおそれ
がある。また、子音についても“サ”、“シ”、
“ス”、“セ”、“ソ”と発音する周波数音域は2KH
z以上に主成分があるので伝送される音声が欠落し、音
声の明瞭度および了解度を大幅に悪化させる問題があっ
た。
【0009】この発明の目的は、伝送路の所定周波数帯
域で音声、モデム等からの変調信号を同時に多重伝送す
ることができ、しかも音声信号の伝送の明瞭度および了
解度を向上を図った多重伝送装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の多重伝送装置
は、音声信号の伝送周波数帯域を設定する第1のフイル
タ手段と、前記音声信号と多重化する前記変調信号の伝
送周波数帯域を設定する第2のフイルタ手段と、前記音
声信号を前記第1のフイルタ手段に通過させるフイルタ
側か該第1のフイルタ手段をバイパスするバイパス側か
に切換える送信側切換手段と、受信される信号を前記音
声信号の伝送周波数帯域に制限する第3のフイルタ手段
と、伝送された信号を該第3のフイルタ手段を通過させ
るフイルタ側か該第3のフイルタ手段をバイパスするバ
イパス側かに切換える受信側切換手段と、前記送信側お
よび受信側切換手段を前記音声信号のみの出力中はバイ
パス側に切換え、前記音声信号と前記変調信号の多重伝
送時には前記フイルタ側へ切換える制御手段と、を備え
て構成されている。
【0011】
【作用】デジタルデータ等の変調信号を音声信号と同時
に多重化して伝送する場合には、送信側切換手段および
受信側切換手段は共にフィルタ側に切換えられ、第1の
フィルタ手段を介した音声信号と第2のフィルタ手段を
通過した変調信号とが伝送され、かつ受信される信号は
第3のフィルタ手段を介して音声信号が分離される。音
声信号のみを伝送する場合には、送信側切換手段および
受信側切換手段は共にバイパス側に切換えられ、音声信
号は第1のフィルタ手段を通過することなく伝送され、
そして受信された信号は第3のフィルタ手段を通過する
ことなく受信される。
【0012】
【実施例】図1は本発明の多重伝送装置の一実施例を示
し、図1の構成と同一部分は同一符号を付して示し、詳
しい説明は省略する。図4の従来の構成と図1の構成と
の相違は低域フィルタ4と加算器5、低域フィルタ9と
加算器5との間に送信側切換回路21を接続している。
送信側切換回路21は、加算器5の入力端子を低域フィ
ルタ4と9の各出力端子に接続するフィルタ側接点b
と、増幅器2から出力される音声信号をバイパス信号線
22を介して加算器5の入力端子へと直接接続すると共
に低域フィルタ9の出力端子と加算器5の接続を遮断す
るバイパス側接点aを備えている。一方、受信側では、
低域フィルタ14と増幅器15の間には受信側切換回路
23が接続されている。この受信側切換回路23は、低
域フィルタ14の出力端子と増幅器15の入力端子を接
続するフィルタ側接点bと、ハイブリッド回路10を介
して受信される信号をバイパス信号線24を介して増幅
器15に直接導くバイパス側接点aを備えている。
【0013】また、CPU6には時間同期回路25が備
えられており、該回路25から信号線26を介して切換
信号が送信側切換回路21および受信側切換回路23に
切換信号が出力される。送信側切換回路21および受信
側切換回路23は切換信号が入力されている間、フィル
タ側接点bに切換えて音声信号のフィルタリングを行
う。CPU6は、デジタルデータが入力されると時間同
期回路25を動作して前記切換信号を出力させると共
に、デジタルデータの入力が停止してデータの伝送が一
定時間後に終了すると時間同期回路25からの切換信号
の出力を停止させる。
【0014】図1のように構成された多重伝送装置にお
いて、音声信号とデジタルデータを同時に伝送する場合
は、デジタルデータがCPU6に入力するから時間同期
回路25が動作されて切換信号が出力され、送信側切換
回路21および受信側切換回路23はフィルタ側接点b
に切換えられる。このため、音声信号は高域フィルタ
3、低域フィルタ4を順次介した図2の(A)に示すよ
うな0.3〜2KHzの周波数帯域の信号が加算器5に
入力され、同時に、デジタルデータの変調信号は高域フ
ィルタ8、低域フィルタ9を順次介して加算器5に入力
されて多重化され伝送路11に送出される。一方、伝送
路11、ハイブリッド回路10を介して受信される信号
は高域フィルタ13、低域フィルタ17、周波数偏位復
調回路18、CPU6を順次介してデジタルデータとし
て復調されて出力される。さらに同時に高域フィルタ1
2、低域フィルタ14を順次介して図2の(A)に示す
周波数帯域の音声信号が選択されて増幅器15、スピー
カ16を介して音声出力される。
【0015】音声信号のみを伝送する場合は、CPU6
へのデジタルデータの入力は停止するから時間同期回路
25はデジタルデータの入力終了時から一定時間後に切
換信号の出力を停止する。このため、送信側切換回路2
1および受信側切換回路23はバイパス側接点aに切換
えられる。この状態で入力する音声信号はバイパス信号
線22、送信側切換回路21、加算器5をそれぞれ介し
て伝送される。この結果、音声信号は高域フィルタ3お
よび低域フィルタ4を通過することなく図2の(B)に
示すように伝送路11の有効周波数帯域0.3〜3.4
KHzの音声信号が伝送される。一方、受信される音声
信号はバイパス信号線24、受信側切換回路23、増幅
器15、スピーカ16を順次介して図2の(B)に示す
帯域の音声が出力される。受信される音声信号は高域フ
ィルタ12、低域フィルタ14を通過することはない。
しかして、音声信号のみを伝送する場合には自動的に音
声伝送周波数帯域が拡大され音声の明瞭度および了解度
が向上する。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、使用されるフィルタの周波数特性は任意に
選択することができる。また多重伝送装置は双方向伝送
である必要はなく、単一方向の多重伝送装置でも良い。
【0017】
【効果】以上説明したようにこの発明は、多重伝送装置
において音声信号のみを伝送する場合には自動的に伝送
路の伝送可能な周波数帯域の限度まで音声伝送周波数帯
域を拡大することができるから音声の明瞭度および了解
度等の音声の品質を有線、無線を問はずに格段に改善す
ることができる。しかも、従来の装置に時間同期回路お
よび切換回路を追加する簡単な構成であるので安価に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の多重伝送装置により伝送される音声伝送
周波数帯域を示す図である。
【図3】従来の多重伝送の周波数帯域区分を示す図であ
る。
【図4】従来の多重伝送装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
3、8、12、13 高域フィルタ 4、9、14、17 低域フィルタ 21 送信側切換回路 22、24 バイパス回路 23 受信側切換回路 25 時間同期回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路の所定周波数帯域内で音声信号お
    よび変調信号を多重伝送する伝送装置において、 前記音声信号の伝送周波数帯域を設定する第1のフイル
    タ手段と、前記音声信号と多重化する前記変調信号の伝
    送周波数帯域を設定する第2のフイルタ手段と、前記音
    声信号を前記第1のフイルタ手段に通過させるフイルタ
    側か該第1のフイルタ手段をバイパスするバイパス側か
    に切換える送信側切換手段と、受信される信号を前記音
    声信号の伝送周波数帯域に制限する第3のフイルタ手段
    と、伝送された信号を該第3のフイルタ手段を通過させ
    るフイルタ側か該第3のフイルタ手段をバイパスするバ
    イパス側かに切換える受信側切換手段と、前記送信側お
    よび受信側切換手段を前記音声信号のみの出力中はバイ
    パス側に切換え、前記音声信号と前記変調信号の多重伝
    送時には前記フイルタ側へ切換える制御手段と、を備え
    てなる多重伝送装置。
JP19231392A 1992-07-20 1992-07-20 多重伝送装置 Pending JPH0637931A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2161482A2 (en) 2008-09-04 2010-03-10 JATCO Ltd Control device for vehicle and control method thereof

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54149535A (en) * 1978-05-17 1979-11-22 Mitsubishi Electric Corp Analog-value generating element
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JPS62260464A (ja) * 1986-05-06 1987-11-12 Nec Corp フアクシミリ装置

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