JPH063713A - 2次光非線形材料及びその製造方法 - Google Patents

2次光非線形材料及びその製造方法

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JPH063713A
JPH063713A JP12305491A JP12305491A JPH063713A JP H063713 A JPH063713 A JP H063713A JP 12305491 A JP12305491 A JP 12305491A JP 12305491 A JP12305491 A JP 12305491A JP H063713 A JPH063713 A JP H063713A
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order optical
polyimide
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JP12305491A
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Inventor
Michiyuki Amano
道之 天野
Toshikuni Kaino
俊邦 戒能
Shigekuni Sasaki
重邦 佐々木
Shinji Ando
慎治 安藤
Toru Matsuura
松浦  徹
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 近赤外域において光透過損失の極めて少ない
2次光非線形材料、及びその製造方法を提供する。 【構成】 一般式(化5): 【化5】 (式中R1 及びR2 は、ベンゼン環の1〜3個からな
り、2以上の場合には、R1 では間接に、R2 では直接
又は間接に結合しており、このポリイミド中の水素は、
すべてフッ素又はパーフルオロアルキル基で置換されて
いる)で表される全フッ素化ポリイミド又は中間体のポ
リアミド酸中に2次光非線形性構造単位を含有する2次
光非線形材料。該単位の存在下におけるポリアミド酸化
又はポリイミド化、あるいは分極処理によるその製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はC−H結合を有しない全
フッ素化ポリイミドを用いた2次光非線形材料、及びそ
の製造方法に関し、特に光電子集積回路(OEIC)に
おける光非線形導波路の光学材料として使用可能な低光
損失率2次光非線形材料、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック材料は、無機系の材料に比
べて軽量であり、耐衝撃性、加工性に優れ、取扱いが容
易であるなどの優れた特徴を有しているため、これまで
も光ファイバーや光ディスク用基板、光学用レンズなど
様々な光学用途に用いられてきた。中でもプラスチック
をOEICにおける光導波路など、近赤外域(波長=
0.8〜2.5μm)での光学材料として用いる場合、
無機系の材料と比較してまず問題となるのは大きな光損
失である。プラスチックにおける損失原因には大きく分
けて光の散乱と光の吸収の2つがあるが、光通信に用い
られる波長が今後、長波長域へ移る(0.85μmから
1.3μm〜1.5μmへ)に従って、後者の原因、つ
まり分子構造に本質的な振動吸収による損失が支配的と
なり、プラスチック光学材料の光導波特性に大きな制約
をもたらすものと考えられる。特にPMMAやPSのよ
うに、分子鎖内に炭素−水素結合(C−H結合)を有す
るものは高調波の吸収強度が減衰しにくいこともあっ
て、近赤外域での光損失は大きなものとなっている。こ
のC−H結合に起因する高調波を小さくしかつ長波長側
へシフトさせるためには、分子鎖内の水素を重水素
(D)あるいはフッ素(F)で置換することが提案され
ており、PMMAやPS中の水素を重水素あるいはフッ
素で置換した材料については具体的な検討が既になされ
ている〔例えば戒能俊邦、アプライド フィジクス レ
ターズ( Appl. Phys. Lett. )第48巻、第757頁
(1986年)参照〕。しかし、これらのプラスチック
光学材料は、例えば基板上でのOEIC作製に必要な耐
熱性(260℃)を持たないため、光電子集積回路等に
適用するには工程上の種々の工夫が必要である。一方、
ポリイミド樹脂はプラスチックの中で最も耐熱性の優れ
たものの一つとして知られており、光学材料への適用も
最近検討(IBM、ハネウェル、NTT)され始めてい
る。しかしこれまでに検討されたすべてのポリイミドは
分子鎖中にフェニル基のC−H結合を有するため、C−
H結合の伸縮振動の高調波あるいはC−H結合の伸縮振
動の高調波と変角振動の結合音が表れ、近赤外域にはな
お大きな吸収損失が存在している。これまで全フッ素化
ポリイミドは明らかにされていない。また一方、分極処
理により作製した2次光非線形材料を含有するガラス状
高分子においては、通常、その高分子主鎖構造は、透明
性、加工性に優れたビニル系、エステル系、ウレタン系
高分子等が用いられる。一方、光部品に要求される一般
的耐熱性条件は80℃〜120℃とされ、上記、現用の
材料では、誘起される2次光非線形定数がガラス転移温
度付近以上では減衰するため、長期的に使用する場合、
2次光非線形定数の安定性は保証されない。このため、
透明性加工性に優れた高ガラス転移温度を有する高分子
主鎖構造が望まれている。このため、極めて高いガラス
転移温度を有するポリイミドに、2次光非線形性を有す
る色素を含有させ、熱的に安定な2次光非線形定数を得
たという報告がある〔J.W.ウ、J.F.バレー、
S.エルマー、B.S.ビンクレー、J.T.ケネー、
G.F.リプスコム、及びR.ライテル(J.W.Wu ,
J.F.Valley , S.Ermer , E.S.Binkley ,
J.T.Kenney , G.F.Lipscomb , R.Lytel)
ほか、アプライド フィジクス レターズ、第58巻、
第225〜227頁(1991)〕。ただし、この場
合、光通信、光情報処理に使用される近赤外領域で大き
な光損失を有しているため、実際に、光部品に使用する
ことはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような現
状にかんがみてなされたものであり、その目的は近赤外
領域において光透過損失の極めて少ない2次光非線形材
料、及びその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明の第1の発明は2次光非線形材料に関する発明であ
って、下記一般式(化1):
【化1】 〔式中R1 は下記式(化2):
【化2】 で表される基のうちのいずれかの基、R2 は下記式(化
3):
【化3】 で表される基のうちのいずれかの基であり、ここで式中
Rfはフッ素、又はパーフルオロアルキル基、Xは下記
式(化4):
【化4】 (ここで式中Rf′はパーフルオロアルキレン基、nは
1〜10の数を示す)で表される基のうちのいずれかの
基である〕で表される繰返し単位を含有する全フッ素化
ポリアミド酸、あるいは下記一般式(化5):
【化5】 〔式中R1 及びR2 は一般式(化1)中のR1 及びR2
と同義である〕で表される繰返し単位を含有する全フッ
素化ポリイミド中に、2次光非線形性構造単位を含有し
ていることを特徴とする。本発明の第2の発明は、2次
光非線形材料の製造方法に関する発明であって、下記一
般式(化7):
【化7】 〔式中R1 は一般式(化1)中のR1 と同義である〕で
表されるテトラカルボン酸、又はその誘導体と、下記一
般式(化8):
【化8】H2 N−R2 −NH2 〔式中R2 は一般式(化1)中のR2 と同義である〕で
表されるジアミンとを、2次光非線形性構造単位の存在
下で反応させることを特徴とする。また本発明の第3の
発明は他の2次光非線形材料の製造方法に関する発明で
あって、前記第1の発明における全フッ素化ポリアミド
酸、あるいは全フッ素化ポリイミド中に、2次光非線形
性構造単位を含有する材料を、該ポリアミド酸又はポリ
イミドのガラス転移温度以上の温度において、直流電場
を印加することにより、該2次光非線形性構造単位の分
極処理を行うことを特徴とする。更に、本発明の第4の
発明は、更に他の2次光非線形材料の製造方法に関する
発明であって、前記第1の発明における全フッ素化ポリ
アミド酸中に、2次光非線形性構造単位を含有させ、こ
れを分極処理しながら、同時にポリイミド化を行うこと
を特徴とする。
【0005】本発明は、高ガラス転移温度を有し、かつ
光伝送媒体として優れた低損失性を有する全フッ素化ポ
リイミド材料に2次光非線形材料を含有した材料に関す
るものである。また、該材料を分極処理し、大きな2次
光非線形定数を得る製造方法に関するものである。
【0006】本発明者らは、種々の既存のポリイミド及
びポリイミド光学材料について、その赤外域、近赤外域
の吸収スペクトルを測定し、近赤外域での光損失を算出
すると共に、その原因について鋭意検討した。その結
果、近赤外域で大きな光損失を引起こす原因の第1は、
アルキル基やフェニル環等におけるC−H結合の伸縮振
動の高調波吸収、及びC−H結合の伸縮振動の高調波と
変角振動の結合音による吸収であることが明らかとなっ
た。
【0007】本発明の全フッ素化ポリイミドはアルキル
基、フェニル環等の炭素に結合するすべての1価元素を
フッ素、又はパーフルオロアルキル基とし、繰返し単位
内にC−H結合を持たない構造とすることによって、近
赤外域での最大の光損失原因であるC−H結合に基づく
振動吸収を無くし、またイミド結合を主鎖構造に導入し
てポリイミドとすることによって、光電子集積回路を作
製する上での十分な耐熱性(260℃以上)を持たせる
ことができる。
【0008】本発明の全フッ素化ポリイミドを製造する
時に使用するテトラカルボン酸又はその誘導体として
は、分子内のアルキル基、フェニル環等の炭素に結合す
るすべての1価元素をフッ素、又はパーフルオロアルキ
ル基としたものであればどのようなものでもよい。テト
ラカルボン酸並びにその誘導体としての酸無水物、酸塩
化物、エステル化物等としては次のようなものが挙げら
れる。ここではテトラカルボン酸としての例を挙げると
1,4−ジフルオロピロメリット酸、1−トリフルオロ
メチル−4−フルオロピロメリット酸、1,4−ジ(ト
リフルオロメチル)ピロメリット酸、1,4−ジ(ペン
タフルオロエチル)ピロメリット酸、ヘキサフルオロ−
3,3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸、ヘ
キサフルオロ−3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシ
トリフルオロフェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,
3−ビス(3,4−ジカルボキシトリフルオロフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン、1,4−ビス(3,4−
ジカルボキシトリフルオロフェノキシ)テトラフルオロ
ベンゼン、ヘキサフルオロ−3,3′(又は4,4′)
−オキシビスフタル酸等が挙げられる。この中でピロメ
リット酸二無水物のベンゼン環にフルオロアルキル基を
導入した含フッ素酸二無水物である1,4−ジ(トリフ
ルオロメチル)ピロメリット酸二無水物、1,4−ジ
(ペンタフルオロエチル)ピロメリット酸二無水物等の
製造方法は特願昭63−165056号明細書に記載さ
れている。
【0009】また本発明に用いることのできるジアミン
の例としては、分子内のアミノ基を除くアルキル基、フ
ェニル環等の炭素に結合するすべての1価元素をフッ
素、又はパーフルオロアルキル基としたものであればど
のようなものでもよく、3,4,5,6−テトラフルオ
ロ−1,2−フェニレンジアミン、2,4,5,6−テ
トラフルオロ−1,3−フェニレンジアミン、2,3,
5,6−テトラフルオロ−1,4−フェニレンジアミ
ン、4,4′−ジアミノオクタフルオロビフェニル、ビ
ス(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−アミノフェ
ニル)エーテル、ビス(2,3,5,6−テトラフルオ
ロ−4−アミノフェニル)スルホン、ヘキサフルオロ−
2,2′−ビス(トリフルオロメチル)−4,4′−ジ
アミノビフェニル等が挙げられる。
【0010】本発明に使用する全フッ素化ポリイミド前
駆体である全フッ素化ポリアミド酸の製造方法は、通常
のポリアミド酸の製造条件と同じでよく、一般的にはN
−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトア
ミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどの極性有機溶
媒中で反応させる。本発明においてはジアミンまたテト
ラカルボン酸成分とも単一化合物で用いるばかりではな
く、複数のジアミン、テトラカルボン酸成分を混合して
用いる場合がある。その場合は、複数又は単一のジアミ
ンのモル数の合計と複数又は単一のテトラカルボン酸成
分のモル数の合計が等しいかほぼ等しくなるようにす
る。前述のポリアミド酸などの重合溶液において、その
溶液の濃度は5〜40重量%(10〜25重量%である
ことが好ましい)、また前記ポリマー溶液の回転粘度
(25℃)は、50〜5000ポアズであることが好適
である。
【0011】本発明の低光損失率全フッ素化ポリイミド
のフィルム製造法としては、通常のポリイミドの製造法
が使用できる。例えばポリアミド酸溶液を、アルミ板上
にスピンコートし、窒素雰囲気下で70℃から200℃
まで段階的に加熱(70℃2時間、160℃1時間、2
50℃30分、350℃1時間)し、イミド化する。そ
の後、このアルミ板を10%塩酸に浸し、アルミ板を溶
解して全フッ素化ポリイミドフィルムを得ることができ
る。
【0012】本発明は上記の全フッ素化ポリイミドにお
いて2次光非線形材料を含有することを特徴とする2次
光非線形材料に関するものである。ここで、含有する2
次光非線形材料とは、2次光非線形分子感受率(β)が
少なくとも10-30 esu 以上である材料を言う。これら
の分子構造は、通常、電子供与基と電子吸引基がπ共役
構造を介して結合しており、代表的な高β材料は、19
87年アカデミックプレス社( Academic Press Inc. )
発行、「量子エレクトロニクス原理と応用」( Quantum
Electronics Principles and Applications )のうちの
D.S.ケムラ、及びJ.ツァイス(D.S.Chemla ,
J.Zyss )らによる「有機分子及び結晶の非線形光学
的性質」( Nonlinear Optical Properties of Organic
Molecules and Crystals ) 、第1巻に開示されてい
る。本発明では2次光非線形材料
【化6】 〔式中、X1 〜Xm-1 及びY1 〜Ym-1 はCH、N及び
N→Oのうちのいずれかの組合せを示し、π1 〜πm
π電子共役系の環状化合物であり、相互に等しい構造で
も異なる構造でもよい。A及びDはそれぞれ電子吸引基
及び電子供与基を表し、結合しているπ電子共役系の環
状化合物のいずれかの位置に結合している。mは3以上
の数を示す〕で表される材料が望ましい。
【0013】本発明は更に、分極処理を行うことを特徴
とする2次光非線形材料の製造方法に関するものであ
る。ここで、分極処理は、2次光非線形材料を含む全フ
ッ素化ポリイミドの軟化状態若しくは流動状態、すなわ
ち、ガラス転移温度以上の温度において、電極を装着し
て、若しくはコロナ放電等による電荷帯電により、直流
電場を印加して行う。試料の固化は、冷却により行い、
電場印加状態又は帯電状態で行うことが望ましい。
【0014】更にまた、本発明は全フッ素化ポリイミド
の合成中間体であるポリアミド酸に例えば一般式(化
6)で表される2次光非線形材料を含有させ、これを分
極処理しながら、ポリイミド化を同時に行うことを特徴
とする2次光非線形材料の製造方法に関するものであ
る。ここで、分極処理は、2次光非線形材料を含む全フ
ッ素化ポリアミド酸の軟化状態若しくは流動状態、すな
わち、ガラス転移温度以上の温度において、電極を装着
して、若しくはコロナ放電等による電荷帯電により、直
流電場を印加して行う。試料の固化は、ポリイミド化に
より起ることも、冷却により行うこともあるが、いずれ
の場合も電場印加状態又は帯電状態で行うことが望まし
い。
【0015】構造式(化6)におけるX=Yの具体例と
して、−C=C−、−N=N−、−CH=N−、−N=
CH−、−CH=N→O−、また、π1 〜πm は、ベン
ゼン環、ピリミジン環、オキサゾール環、フラン環、チ
アゾール環、ベンゾオキサジアゾール環、ナフタレン
環、アントラセン環、イソキノリン環などのπ電子共役
系の環状化合物で、互いに等しい構造でも、相異なる構
造であってもよい。また、電子吸引基Aとしては−NO
2 、−CN、−COOH、−COCH3 、−CHO、−
CONH2 、−CH=C(CN)2 、−C(CN)=C
(CN)2 、ハロゲン等があり、電子供与基Dとして
は、−SH、−SA、−OH、−OA、−NH2 、−N
1 2 等が挙げられる。A、A1 、A2 はアルキル基
若しくはアルキル誘導体である。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明の2次光非線形材
料として用いる全フッ素化ポリアミド酸、全フッ素化ポ
リイミドについて詳細に説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。下記各例中、イミド
化の確認は赤外吸収スペクトルにおけるカルボニル基の
対称、及び非対称伸縮振動による特性吸収から行った。
また、光透過性は紫外−可視吸収スペクトルを測定する
ことで行った。2次の光非線形性は、全フッ素化ポリイ
ミド薄膜からの第2高調波(SHG)を測定し、χ(2)
を求めることにより評価した。入射基本波は、偏光面の
そろった半導体レーザ励起YAGレーザ(1.3μm及
び1.55μm)を用い、0.65μm及び0.775
μmのSHGを検出した。χ(2) は、入射基本波とSH
Gの偏光方向を電圧印加方向(上記の光非線形分子の配
向方向)に一致させ、χ(2) 111 として、次の数式(数
1)により決定した。標準試料としては、α−石英結晶
(χq(2) 111 :1.6×10-9 esu)を用いた。
【数1】χ(2) =2/π・χq(2) 111 ・(I/Iq)
1/2 ・Lcq/L ここで、I及びIqは、それぞれポリイミド試料及びα
−石英のSHG強度、Lcq及びLは、それぞれα−石英
のコヒーレント長(20.6μm)及び試料膜厚であ
る。なお、Lは試料自体のコヒーレント長より薄いもの
を用いた。
【0017】実施例1 三角フラスコに以下の構造式(化9)を持つ1,4−ビ
ス(3,4−ジカルボキシトリフルオロフェノキシ)テ
トラフルオロベンゼン二無水物:
【化9】 11.644g(20.0mmol)と以下の構造式(化1
0)で示される2,4,5,6−テトラフルオロ−1,
3−フェニレンジアミン:
【化10】 3.602g(20.0mmol)、及びN,N−ジメチル
アセトアミド(DMAc)86gを加えた。この溶液を
窒素雰囲気中、室温で3日間かくはんし、ポリアミド酸
のDMAc溶液を得た。このものをアルミ板上にスピン
コーティングし、窒素雰囲気下で70℃で2時間、16
0℃で1時間、250℃で30分、350℃で1時間加
熱イミド化を行った。この試料を10%塩酸水溶液に浸
し、アルミ板を溶解してポリイミドフィルムを得た。こ
のポリイミドフィルムの赤外吸収スペクトルを測定する
とイミド基に特有の吸収が、1790cm-1に現れ、イミ
ド化が完全に進行したことを確認できた。このポリイミ
ドフィルムの波長0.8〜1.7μmの範囲での光の吸
収を測定したところ、図1に示すとおり、水の吸収以外
に光の吸収はなかった。以下に示す比較例1で作製した
従来のポリイミドフィルムに比べて小さかった。すなわ
ち図1は、実線は実施例1の全フッ素化ポリイミド、破
線は比較例1のポリイミドにおける、それぞれ光の吸光
度の波長依存性を示すグラフである。図1の縦軸は吸光
度、横軸は波長(μm)を表す。
【0018】上記のポリアミド酸DMAc溶液中に、下
記の構造式(化11)で表されるエリオクロム ブラッ
クT〔 Eriochrome Black T(アルドリッチ ケミカル
社<Aldrich Chem. Co>)〕:
【化11】 を溶かし20wt%溶液とし、スピンコートによりアルミ
板上に薄膜を形成した。これを、160℃1時間、25
0℃30分、350℃1時間加熱しながら、コロナ放電
を行い、イミド化を行った。放電電流は10μAに保
ち、コロナ放電を行いながら冷却した。得られたフィル
ムの2次光非線形定数は波長1.3μmで0.9×10
-7 esuであり、この値は120℃下で1年以上、常温下
で3年以上変化がなかった。
【0019】実施例2 三角フラスコに1,4−ビス(3,4−ジカルボキシト
リフルオロフェノキシ)テトラフルオロベンゼン二無水
物11.644g(20.0mmol)と以下の構造式(化
12)で示されるビス(2,3,5,6−テトラフルオ
ロ−4−アミノフェニル)エーテル:
【化12】 6.883g(20.0mmol)、及びDMAc105g
を加え、以下実施例1と同様の方法でポリイミドフィル
ムを得た。このフィルムの吸収スペクトルを測定したと
ころ、波長0.8〜1.7μmの範囲で水の吸収以外に
吸収ピークは見られなかった。
【0020】上記の反応中間体のポリアミド酸DMAc
溶液中にp−ニトロアニリンを溶かし20wt%溶液と
し、スピンコートによりアルミ板上に薄膜を形成した。
薄膜上に金属電極を装着し、該電極とアルミ板との間に
IMV/cmの電界を印加しながら、160℃1時間、2
50℃30分、350℃1時間加熱して、イミド化を行
った。更に、電界を印加しながら試料を冷却した。得ら
れたフィルムの2次光非線形定数は波長1.55μmで
0.8×10-7 esuであり、この値は120℃下で1年
以上、常温下で3年以上変化がなかった。
【0021】実施例3 三角フラスコに1,4−ビス(3,4−ジカルボキシト
リフルオロフェノキシ)テトラフルオロベンゼン二無水
物11.644g(20.0mmol)と以下の構造式(化
13)で示されるビス(2,3,5,6−テトラフルオ
ロ−4−アミノフェニル)スルフィド:
【化13】 7.205g(20.0mmol)、及びDMAc107g
を加え、以下実施例1と同様の方法でポリイミドフィル
ムを得た。このフィルムの吸収スペクトルを測定したと
ころ、波長0.8〜1.7μmの範囲で水の吸収以外に
吸収ピークは見られなかった。
【0022】上記の反応中間体のポリアミド酸DMAc
溶液中にジメチルアミノニトロスチルベンを溶かし20
wt%溶液とし、スピンコートによりアルミ板上に薄膜を
形成した。これを、160℃1時間、250℃30分、
350℃1時間加熱しながら、コロナ放電を行い、イミ
ド化を行った。放電電流は10μAに保ち、コロナ放電
を行いながら冷却した。得られたフィルムの2次光非線
形定数は波長1.55μmで1.0×10-7 esuであ
り、この値は120℃下で1年以上、常温下で3年以上
変化がなかった。
【0023】実施例4 三角フラスコに以下の構造式(化14)を持つ1,4−
ジフルオロピロメリット酸二無水物:
【化14】 5.082g(20.0mmol)と2,4,5,6−テト
ラフルオロ−1,3−フェニレンジアミン3.602g
(20.0mmol)、及びDMAc49gを加え、以下実
施例1と同様の方法でポリイミドフィルムを得た。この
フィルムの吸収スペクトルを測定したところ、波長0.
8〜1.7μmの範囲で水の吸収以外に吸収ピークは見
られなかった。
【0024】上記の反応中間体のポリアミド酸DMAc
溶液中に、下記の構造式(化15)
【化15】 で表される化合物を溶かし20wt%溶液とし、スピンコ
ートによりアルミ板上に薄膜を形成した。薄膜上に金属
電極を装着し、該電極とアルミ板との間にIMV/cmの
電界を印加しながら、160℃1時間、250℃30
分、350℃1時間加熱して、イミド化を行った。更
に、電界を印加しながら試料を冷却した。得られたフィ
ルムの2次光非線形定数は波長1.3μmで1.8×1
-7 esuであり、この値は120℃下で1年以上、常温
下で3年以上変化がなかった。
【0025】実施例5 三角フラスコに1,4−ジフルオロピロメリット酸二無
水物5.082g(20.0mmol)とビス(2,3,
5,6−テトラフルオロ−4−アミノフェニル)エーテ
ル6.883g(20.0mmol)、及びDMAc68g
を加え、以下実施例1と同様の方法でポリイミドフィル
ムを得た。このフィルムの吸収スペクトルを測定したと
ころ、波長0.8〜1.7μmの範囲で水の吸収以外に
吸収ピークは見られなかった。
【0026】上記の反応中間体のポリアミド酸DMAc
溶液中にジメチルアミノニトロアゾベンゼンを溶かし2
0wt%溶液とし、スピンコートによりアルミ板上に薄膜
を形成した。これを、160℃1時間、250℃30
分、350℃1時間加熱しながら、コロナ放電を行い、
イミド化を行った。放電電流は10μAに保ち、コロナ
放電を行いながら冷却した。得られたフィルムの2次光
非線形定数は波長1.55μmで1.2×10-7 esuで
あり、この値は120℃下で1年以上、常温下で3年以
上変化がなかった。
【0027】実施例6 三角フラスコに1,4−ジフルオロピロメリット酸二無
水物5.082g(20.0mmol)とビス(2,3,
5,6−テトラフルオロ−4−アミノフェニル)スルフ
ィド7.205g(20.0mmol)、及びDMAc70
gを加え、以下実施例1と同様の方法でポリイミドフィ
ルムを得た。このフィルムの吸収スペクトルを測定した
ところ、波長0.8〜1.7μmの範囲で水の吸収以外
に吸収ピークは見られなかった。
【0028】上記の反応中間体のポリアミド酸DMAc
溶液中に、下記構造式(化16)
【化16】 で表される化合物を溶かし20wt%溶液とし、スピンコ
ートによりアルミ板上に薄膜を形成した。薄膜上に金属
電極を装着し、該電極とアルミ板との間にIMV/cmの
電界を印加しながら、160℃1時間、250℃30
分、350℃1時間加熱して、イミド化を行った。更
に、電界を印加しながら試料を冷却した。得られたフィ
ルムの2次光非線形定数は1.55μmで1.8×10
-7 esuであり、この値は120℃下で1年以上、常温下
で3年以上変化がなかった。
【0029】実施例7 三角フラスコに1,4−ビス(3,4−ジカルボキシト
リフルオロフェノキシ)テトラフルオロベンゼン二無水
物11.644g(20.0mmol)とビス(2,3,
5,6−テトラフルオロ−4−アミノフェニル)エーテ
ル6.883g(20.0mmol)、及びDMAc105
gを加えた。この溶液にエリクロム ブラックTを溶か
し、20wt%溶液とした。以下実施例1と同様の方法で
ポリイミドフィルムを得た。このフィルムの吸収スペク
トルを測定したところ、波長0.8〜1.7μmの範囲
で水の吸収以外に吸収ピークは見られなかった。
【0030】上記の反応中間体のポリアミド酸DMAc
溶液を用い、スピンコートによりアルミ板上に薄膜を形
成した。薄膜上に金属電極を装着し、該電極とアルミ板
との間にIMV/cmの電界を印加しながら、160℃1
時間、250℃30分、350℃1時間加熱して、イミ
ド化を行った。更に、電界を印加しながら試料を冷却し
た。得られたフィルムの2次光非線形定数は波長1.5
5μmで1.2×10-7 esuであり、この値は130℃
下で1年以上、常温下で3年以上変化がなかった。
【0031】比較例1 三角フラスコに、以下の構造式(化17)を持つ2,2
−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン二無水物:
【化17】 8.885g(20.0mmol)と以下の構造式(化1
8)で示される2,2′−ビス(トリフルオロメチル)
−4,4′−ジアミノビフェニル:
【化18】 6.405g(20.0mmol)及びDMAc87gを加
え、実施例1と同様の方法でポリアミド酸のDMAc溶
液を得た。このものを用い、以下実施例1と同様の方法
でポリイミドフィルムを得た。このポリイミドフィルム
の波長0.8〜1.7μmの範囲での光の吸収を測定し
たところ、図1の破線で示すとおり、1.1μm付近に
C−H結合の伸縮振動の3倍音による吸収が、また1.
4μm付近にはC−H結合の伸縮振動の高調波と変角振
動の結合音による吸収が、また1.65μm付近ではC
−H結合の伸縮振動の2倍音による吸収が現れた。
【0032】上記のポリアミド酸溶液中に、エリクロム
ブラックTを溶かして20wt%溶液とし、スピンコー
トによりアルミ板上に薄膜を形成した。これを、160
℃1時間、250℃30分、350℃1時間加熱しなが
ら、コロナ放電を行い、イミド化を行った。放電電流は
10μAに保ち、コロナ放電を行いながら冷却した。得
られたフィルムの2次光非線形定数は波長1.3μmで
0.9×10-8 esu、波長1.55μmでは0.2×1
-8 esuであり、実施例に比べて1桁以上も小さい光非
線形であった。これは入射レーザ光がポリイミドに吸収
され、効率が低下したものと推定される。
【0033】
【発明の効果】これらの結果から、本発明の2次光非線
形材料として用いる全フッ素化ポリイミドは従来のもの
と比較して、近赤外領域での光透過損失率が極めて小さ
く、近赤外光を光源とする2次光非線形材料として優れ
ていることが明らかとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実線は実施例1の全フッ素化ポリイミド、破線
は比較例1のポリイミドにおける、それぞれ光の吸光度
の波長依存性を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 慎治 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 松浦 徹 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(化1): 【化1】 〔式中R1 は下記式(化2): 【化2】 で表される基のうちのいずれかの基、R2 は下記式(化
    3): 【化3】 で表される基のうちのいずれかの基であり、ここで式中
    Rfはフッ素、又はパーフルオロアルキル基、Xは下記
    式(化4): 【化4】 (ここで式中Rf′はパーフルオロアルキレン基、nは
    1〜10の数を示す)で表される基のうちのいずれかの
    基である〕で表される繰返し単位を含有する全フッ素化
    ポリアミド酸、あるいは下記一般式(化5): 【化5】 〔式中R1 及びR2 は一般式(化1)中のR1 及びR2
    と同義である〕で表される繰返し単位を含有する全フッ
    素化ポリイミド中に、2次光非線形性構造単位を含有し
    ていることを特徴とする2次光非線形材料。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の2次光非線形材料にお
    いて、該2次光非線形性構造単位が、下記一般式(化
    6): 【化6】 〔式中、X1 〜Xm-1 、及びY1 〜Ym-1 はCH、N及
    びN→Oのうちのいずれかの組合せを示し、π1 〜πm
    はπ電子共役系の環状化合物であり、相互に等しい構造
    でも異なる構造でもよい。A及びDはそれぞれ電子吸引
    基及び電子供与基を表し、結合しているπ電子共役系の
    環状化合物のいずれかの位置に結合している。mは3以
    上の数を示す〕で表される材料のいずれかである2次光
    非線形材料。
  3. 【請求項3】 下記一般式(化7): 【化7】 〔式中R1 は一般式(化1)中のR1 と同義である〕で
    表されるテトラカルボン酸、又はその誘導体と、下記一
    般式(化8): 【化8】:H2 N−R2 −NH2 〔式中R2 は一般式(化1)中のR2 と同義である〕で
    表されるジアミンとを、2次光非線形性構造単位の存在
    下で反応させることを特徴とする2次光非線形材料の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の全フッ素化ポリアミド
    酸、あるいは全フッ素化ポリイミド中に、2次光非線形
    性構造単位を含有する材料を、該ポリアミド酸又はポリ
    イミドのガラス転移温度以上の温度において、直流電場
    を印加することにより、該2次光非線形性構造単位の分
    極処理を行うことを特徴とする2次光非線形材料の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の全フッ素化ポリアミド
    酸中に、2次光非線形性構造単位を含有させ、これを分
    極処理しながら、同時にポリイミド化を行うことを特徴
    とする2次光非線形材料の製造方法。
JP12305491A 1991-04-26 1991-04-26 2次光非線形材料及びその製造方法 Pending JPH063713A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5750731A (en) * 1990-09-28 1998-05-12 Nippon Telegraph & Telephone Corporation Perfluorinated aromatic compounds
US6316589B1 (en) 1999-04-14 2001-11-13 Samsung Electronics Co., Ltd Polyimide for optical communications

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