JPH0636619A - フラットケーブル - Google Patents

フラットケーブル

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JPH0636619A
JPH0636619A JP8280293A JP8280293A JPH0636619A JP H0636619 A JPH0636619 A JP H0636619A JP 8280293 A JP8280293 A JP 8280293A JP 8280293 A JP8280293 A JP 8280293A JP H0636619 A JPH0636619 A JP H0636619A
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武広 細川
Keiichi Tanaka
啓一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温雰囲気下でも耐屈曲特性に優れたフラッ
トケーブルを提供する。 【構成】 高分子材料の絶縁フィルムと接着剤層とから
なる絶縁基材2枚の間に、複数本の平型導体を平行に配
置して一体化したフラットケーブルにおいて、絶縁フィ
ルム材料の20℃における引張弾性率が600kg/m
2 以下であり、接着剤層の樹脂組成物の引張弾性率
が、20℃において20kg/mm2 以上,300kg
/mm2 以下、80℃において4kg/mm2 以上であ
って、80℃において、接着剤層と平型導体との剥離強
度を1mm幅に換算した値で30g以上とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気,電子機器の配線
などに使用されるフラットケーブルに関し、さらに詳し
くは、屈曲特性に優れるフラットケーブルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、各種機器内配線が複雑化するのに
対応して、配線作業の省力化や誤配線防止のため、ビデ
オ機器,音響機器,OA機器,コンピュータ機器等の内
部配線用の電線として多心平型のフラットケーブルが使
用されている。フラットケーブルは一般に、2枚の絶縁
基材の間に複数本の導体を並列して挟み、絶縁基材同士
を熱融着し、一体化することにより製造されている。絶
縁基材としては機械特性,電気特性の優れた2軸延伸ポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム層が用い
られることが多いが、この場合、PETフィルム同志を
融着接続させることはできないので、間に接着剤層を設
ける必要がある。これまで接着剤層には、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)や熱可塑性飽和共重合ポリエステル等が主
に用いられてきた。さらに、接着剤層としてポリエチレ
ン等のように電子線にて架橋するタイプの樹脂を用いた
ものも提案されている。図1に高分子材料からなる絶縁
フィルム1と接着剤層2からなる絶縁基材の2枚の間
に、間隔を置いて並列した複数本の平型導体3を挟み絶
縁基材同志を熱融着にて接着した例を示す。
【0003】最近、フラットケーブルは可動部分の配線
に使用されることが多くなっており、これに伴い、耐屈
曲特性の要求も高まってきている。フラットケーブルの
耐屈曲特性を向上させるには、一般に導体と絶縁基材の
接着性を高める必要があるため、接着剤層には導体との
接着性に優れる樹脂が選択され、これまでは熱可塑性飽
和共重合体ポリエステルが主に用いられていた。例え
ば、25μm厚のPETフィルムに接着剤層を40〜5
0μmをコーティングしたものが一般的で、35μm厚
の平型導体を用いた場合のフラットケーブルの屈曲特性
値は、JIS,C5016の方法では106 オーダーが
一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この屈曲特
性値にしても室温での値であり、高温雰囲気下での耐屈
曲特性については考慮されていない。最近要求される厳
しい耐屈曲特性値は、例えば、80℃の高温雰囲気下で
105 オーダーや、室温でも107 オーダーの場合があ
る。さらに、より小さな曲率半径での耐屈曲特性が要求
されることもある。しかし、従来のフラットケーブルで
はこのような厳しい要求には対応することができなかっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、その特徴は、高分子材料
の絶縁フィルムと接着剤層とからなる絶縁基材2枚の間
に、複数本の平型導体を平行に配置して一体化したフラ
ットケーブルにおいて、絶縁フィルムを構成する材料の
20℃における引張弾性率が600kg/mm2 以下で
あり、接着剤層の樹脂組成物の引張弾性率が、20℃に
おいて20kg/mm2 以上,300kg/mm2
下、80℃において4kg/mm2 以上であって、接着
剤層と平型導体との80℃における剥離強度を1mm幅
に換算した値で30g以上としたことにある。
【0005】ここで、絶縁フィルムは2軸延伸ポリフェ
ニレンサルファイドフィルムが好適で、絶縁フィルムの
厚さ(Ti)と接着剤層の厚さ(Ta)は次式の関係に
あることが好ましい。 Ta+Ti≦90μm
【0006】又、上記のフラットケーブルにおいて、接
着剤層の樹脂組成物が、結晶性を有し、その結晶融点
が120℃以上150℃以下である飽和共重合ポリエス
テル樹脂を50重量部以上含有しているか、非晶性で
ガラス転移温度が30℃以上の飽和共重合ポリエステル
樹脂を5重量部以上含有していることを特徴とする。さ
らに、同ケーブルにおいて、接着剤層の樹脂組成物がエ
ポキシ基を含有する樹脂を少なくとも10重量部以上含
有しており、それが硬化されていることを特徴とする。
【0007】ここで、使用される導体は、厚さ20〜5
0μmの平型軟銅導体であることが好ましい。硬銅や銅
−錫合金では伸びが少ないため、曲率半径の極端に小さ
い場合、屈曲特性が悪くなる場合があるが、これが大き
い場合は用いても差し支えない。
【0008】絶縁フィルムとしては、ポリエチレンテレ
フタレート(PET),ポリエチレンナフタレート(P
EN),ポリアリレート(PAR),ポリフェニレンサ
ルファイド(PPS),ポリスルフォン(PSF),ポ
リエーテルスルホン(PES),ポリエーテルエーテル
ケトン(PEEK),ポリエーテルイミド(PEI),
ポリパラバン酸(PPA),ポリアミド(PA:ナイロ
ン),ポリイミド(PI)等を挙げることができる。こ
のうち、PET,PEN,PPS,PA等の結晶性材料
は2軸延伸されたものが好ましい。特に、2軸延伸タイ
プのPPSフィルムを用いれば屈曲特性を向上させるこ
とができる。
【0009】又、絶縁フィルムの20℃における引張弾
性率が600kg/mm2 を越えると、硬すぎるために
屈曲特性が悪くなってしまう。さらに、絶縁フィルムの
厚みが10μm未満では、わずかな傷などが原因で屈曲
特性の低下につながるため好ましくない。
【0010】接着剤層の樹脂組成物は、引張弾性率が2
0℃で15kg/mm2 未満では屈曲中に接着剤が変形
し易くなるため、屈曲特性が悪くなる。又、同温度で3
00kg/mm2 を越えると柔軟性に乏しくなるため、
曲率半径の小さい場合には屈曲特性が悪くなる。さら
に、80℃における引張弾性率が4kg/mm2 未満で
は、この温度での屈曲特性は悪い。逆に、4kg/mm
2 以上であれば80℃雰囲気下でも良好な屈曲特性が得
られる。但し、導体と接着剤との剥離強度が30g/m
m以上必要である。30g/mm未満では屈曲中に導体
が接着剤層から容易に剥がれ、導体に応力が集中してし
まうと考えられるからである。尚、本発明では引張弾性
率により材料を限定しているが、これを曲げ弾性率に置
き換えてもよい。
【0011】接着剤層に用いる樹脂組成物としては次の
ようなものを挙げることができる。まず、熱可塑タイプ
としては、飽和共重合ポリエステル系ホットメルト樹
脂、ポリアミド系ホットメルト系樹脂、ポリオレフィン
系(ポリエチレン、EVA、EEA等)ホットメルト樹
脂等がある。なかでもポリエステル系ホットメルト樹脂
(熱可塑性飽和共重合ポリエステル)は、導体との接着
性にすぐれ、引張弾性も高く、本発明の接着剤層には適
した材料である。
【0012】飽和共重合ポリエステルの場合には、全ポ
リマー中に、結晶性を有し、その結晶融点が120℃
以上150℃以下である飽和共重合ポリエステル樹脂を
50重量部以上含有するか、非晶性でガラス転移温度
が30℃以上の飽和共重合ポリエステル樹脂を5重量部
以上,好ましくは10〜20重量部含有することで所望
の接着性樹脂組成物を得ることができる。又、ポリオレ
フィン系のものは、パーオキサイドや電離放射線により
架橋させれば、よりすぐれた接着性能を付与することが
できる。
【0013】熱硬化タイプとしては、エポキシ樹脂やウ
レタン樹脂等があるが、エポキシ樹脂はそれ自身非常に
硬いため、ゴム成分を配合して柔軟性を付与することが
好ましい。エポキシ樹脂の硬化方法は、アミン等を用い
る熱硬化が一般的であるが、その硬化剤は、接着剤のラ
イフや硬化条件を考えた上で最適のものを選べばよい。
エポキシアクリレートやウレタンアクリレートの場合は
熱硬化も可能であるが、これらはアクリル基を含有して
いるため、電離放射線による硬化も可能である。以上に
例記したものは一例であり、他にも様々な樹脂が使用可
能であり、さらに、このような樹脂は単独又は2種以上
混合して用いることができる。
【0014】尚、接着剤層中に、塩素系、臭素系、燐系
等の有機難燃化剤や水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウム等の無機難燃化剤等の各種難燃化剤、もしくは難
燃化剤と三酸化アンチモン等の難燃化助剤とを添加する
ことにより難燃性を付与することができる。難燃化剤の
量は接着剤層に用いる樹脂 100重量部に対して10〜200
重量部の範囲にあることが好ましい。さらに、接着剤層
の樹脂組成物には酸化防止剤、着色剤、滑剤、充填剤等
の各種添加剤を適宜配合することができる。
【0015】接着剤層の厚みは、20μm以上なければ
導体の埋まり性が十分でないため適当でない。さらに、
絶縁フィルムと接着剤層を併せた絶縁基材の厚みは、9
0μm以下であることが好ましい。90μmを越えると
フラットケーブルを曲げた状態で導体に与える歪みが大
きくなるため屈曲特性が悪くなるからである。
【0016】そして、絶縁フィルム上への接着剤層のコ
ーティングは、ロールコーターによる方法やTダイ押出
法などで行う。絶縁フィルムと接着剤層との接着力をよ
り強固にするために、絶縁フィルム表面をコロナ処理し
たり、プライマー,アンカーコート剤(AC剤)を使用
してもよい。
【0017】
【実施例】以下に実施例,比較例を挙げて本発明を説明
する。 (実施例A)評価用サンプルは次のような手順で作製し
た。まず、実施例及び比較例に示したベースポリマを用
いた樹脂組成物(接着剤層)をTダイ押出機を用いて25
μmの絶縁フイルム上に、厚みが50μmとなるように押
出コーティングし、絶縁基材フイルムを作成した。次に
得られた絶縁基材2枚の間に、幅1.0mm ×厚さ0.05mmの
錫メッキ軟銅線を挟み込んで、熱ロールにより積層一体
化し、フラットケーブルサンプルを得た。
【0018】なお、実施例5,6,7及び比較例5は、
接着剤をMEKに溶解させ、ロールコータを用いて各絶
縁フイルム上に塗布し、乾燥することにより絶縁基材を
作製し、さらに積層一体化した後、 160℃の恒温槽中で
2時間放置することにより接着剤層を硬化させ、その後
試験を行った。又実施例3及び比較例3は積層一体化し
た後、 500kVの加速電圧の電子線を10Mrad照射して接着
剤層を硬化させ、その後試験を行った。
【0019】サンプルの評価は次の通り行った。 (1)導体との接着性…25℃において、 180°ピールに
よる剥離強度を測定。 (2)屈曲特性…JIS C 5016に準じる。ただし、屈曲の
曲率半径は 2.5Rと 5.0Rの2種とした。評価基準は次
の通り。 ◎…優( 2.5Rで10千回以上、 5.0Rで 5,000千回以
上) ○…良( 2.5Rで1〜10千回、 5.0Rで1,000 〜 5,000
千回) ×…不良( 2.5Rで1千回未満、 5.0Rで 1,000千回未
満)
【0020】実施例及び比較例のサンプル構成と評価結
果は表1(実施例)、表2(比較例)の通りである。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】実施例1〜9は、絶縁フイルムの引張弾性
率が 500kg/mm2以下であり、接着剤の引張弾性率が、20
℃において250kg/mm2 以下、80℃において4kg/mm2以上
である絶縁基材を用いたフラットケーブルであり、80℃
においても屈曲特性は良好である。比較例1は絶縁フイ
ルムとしてアラミドを用いたものであるが、引張弾性率
が非常に大きいため、曲率半径 2.5Rでは屈曲特性が悪
くなる。比較例2,3は80℃における接着剤の引張弾性
率が4kg/mm2に満たないものであるが、この温度での屈
曲特性は十分でない。又比較例4は接着剤層にPVCを
用いたものであるが、引張弾性率は大きいが導体との接
着性がないため屈曲特性は悪い。比較例5は接着剤の引
張弾性率が極端に高く350kg/mm2 であるが、 2.5Rの場
合、導体よりも先に接着剤層にクラックが生じ、屈曲特
性を低下させてしまう。
【0024】(実施例B)評価用の実施例及び比較例サ
ンプルを以下のようにして作製した。先ず、Tダイ押出
機により、表3,4及び5記載の絶縁フィルム上に、同
表記載の接着剤を所定の厚みに押出コーティングし、各
々の絶縁基材を得た。次に、得られた絶縁基材2枚の間
に、1.5mmピッチで10本の35μm厚×0.8m
m幅の錫メッキ平型軟銅導体を並列して挟み込み、熱ロ
ーラを通すことでこれをラミネート一体化し、サンプル
を得た。尚、表6に接着剤の配合,引張弾性力,導体と
の接着性を示す。
【0025】そして、サンプルの屈曲特性をJIS C
5016の方法により測定した。尚、曲率半径はJIS
で規定されている4.8mmRの他に2.5mmRでも
実施した。評価基準は次の通りである。 4.8mmRの場合 20℃ 80℃ ◎…1000万回以上 1000万回以上 ○…100万回以上,1000万回未満 100万回以上,1000万回未満 ×…100万回未満 100万回未満 2.5mmRの場合 20℃ 80℃ ◎…10万回以上 10万回以上 ○…1万回以上,10万回以下 1万回以上,10万回以下 ×…1万回未満 1万回未満
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】
【表6】
【0030】実施例1〜5は25μm厚のPETフィル
ムを絶縁フィルムとして用い、接着剤層として、50μ
m厚のB,C,E,F,H(表6参照)用いた場合であ
る。いずれの場合も、4.8mmR,2.5mmR共に
80℃の高温雰囲気であっても良好な屈曲特性を示し
た。
【0031】実施例6は実施例1のPETフィルムを6
−ナイロンに変更したものであるが、実施例1〜5と同
様の結果となった。実施例7は絶縁フィルムを25μm
厚のPPSとし、接着剤として50μm厚のBを用いた
もので、実施例9は絶縁フィルムを50μm厚のPPS
とし、接着剤として25μm厚のBを用いたものであ
る。いずれも屈曲特性はPETの場合よりも向上し、
4.8mmRで107 オーダー、2.5mmRでも10
5 オーダーが実現できた。又、これらは高温雰囲気下で
もPETより優れた結果を示した。実施例8.10もPP
Sフィルムを用いたものであるが、絶縁基材としてのト
ータルの厚みが90μmを越えるため、2.5mmRで
は105 オーダーの耐屈曲性は得られなかった。
【0032】一方、比較例1は実施例1の接着剤をAに
変更したものであるが、80℃での引張弾性率が4kg
/mm2 未満であるため、同温度での屈曲特性が十分で
なかった。又、比較例2は実施例1の接着剤をDとした
ものであるが、引張弾性率が20℃で20kg/mm2
未満、80℃でも4kg/mm2 未満であるため、いず
れの温度でも十分な屈曲特性が得られなかった。比較例
3は実施例1の接着剤をGとしたものであるが、引張弾
性率は条件を満たすものの、導体との接着力がなく、屈
曲特性は常温,高温共に悪い。比較例4は実施例1の絶
縁フィルムをアラミドに変えたものであるが、アラミド
フィルムの引張弾性率は700kg/mm2 で、20℃
での屈曲特性はまずまずである。しかし、80℃になる
と接着剤の引張弾性率が10kg/mm2 あるにもかか
わらず屈曲特性は悪くなってしまう。比較例5,6は比
較例1,3のPETフィルムをPPSフィルムに変えた
ものであるが、比較例5は高温での屈曲特性が、比較例
6では常温でも屈曲特性が悪い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフラット
ケーブルは、絶縁フィルムや接着剤層の樹脂組成物の引
張弾性率を限定したことにより高温雰囲気下でも屈曲特
性に優れたフラットケーブルを得ることができる、又、
絶縁フィルムとしてPPSを用いれば従来より優れた屈
曲特性を有するフラットケーブルを得ることができる。
従って、厳しい屈曲特性の要求される場合、極めて効果
的な配線材料となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フラットケーブルの断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁フィルム 2 接着剤 3 平型導体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子材料の絶縁フィルムと接着剤層と
    からなる絶縁基材2枚の間に、複数本の平型導体を平行
    に配置して一体化したフラットケーブルにおいて、 絶縁フィルム材料の20℃における引張弾性率が600
    kg/mm2 以下であり、 接着剤層の樹脂組成物の引張弾性率が、20℃において
    20kg/mm2 以上,300kg/mm2 以下、80
    ℃において4kg/mm2 以上であって、 接着剤層と平型導体との80℃における剥離強度が1m
    m幅に換算した値で30g以上であることを特徴とする
    フラットケーブル。
  2. 【請求項2】 絶縁フィルムが2軸延伸ポリフェニレン
    サルファイドフィルムであることを特徴とする請求項1
    記載のフラットケーブル。
  3. 【請求項3】 絶縁フィルムの厚さ(Ti)と接着剤層
    の厚さ(Ta)が次式の関係にあることを特徴とする請
    求項1又は2記載のフラットケーブル。 Ta+Ti≦90μm
  4. 【請求項4】 接着剤層の樹脂組成物が、 結晶性を有し、その結晶融点が120℃以上150℃以
    下である飽和共重合ポリエステル樹脂を50重量部以上
    含有しているか、 非晶性でガラス転移温度が30℃以上の飽和共重合ポリ
    エステル樹脂を5重量部以上含有していることを特徴と
    する請求項1、2又は3記載のフラットケーブル。
  5. 【請求項5】 接着剤層の樹脂組成物がエポキシ基を含
    有する樹脂を少なくとも10重量部以上含有しており、
    それが硬化されていることを特徴とする請求項1、2、
    又は3記載のフラットケーブル。
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JP2870348B2 (ja) 1999-03-17

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