JPH0636565B2 - 映像信号の雑音低減装置 - Google Patents

映像信号の雑音低減装置

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JPH0636565B2
JPH0636565B2 JP60209204A JP20920485A JPH0636565B2 JP H0636565 B2 JPH0636565 B2 JP H0636565B2 JP 60209204 A JP60209204 A JP 60209204A JP 20920485 A JP20920485 A JP 20920485A JP H0636565 B2 JPH0636565 B2 JP H0636565B2
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JP
Japan
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video signal
signal
noise reduction
circuit
noise
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喜雄 平内
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテレビジョン映像信号の如き、画像を走査して
得られるか或いは受信した映像信号に含まれる雑音成分
を低減する映像信号の雑音低減装置に関するものであ
る。
従来の技術 高品位テレビジョン信号の如き広帯域映像信号を伝送す
るに際して、その信号帯域幅をサブナイキストサンプリ
ングによって削減する方式が「テレビジョン学会技術報
告TEBS95−2」等でMUSE(マルチプル サブ
ナイキスト サンプリングエンコーディングMultiple S
ub-Nyquist Sampling Encoding)方式として日本放送協
会より提案されている。MUSE方式では映像信号の垂
直帰線消去期間に多重して送信側より受信側へ、受信側
での信号処理の制御を行なう各種のコントロール信号が
伝送されており、その中で送信側で所定の走査によって
発生し、伝送される映像信号に含まれる雑音を低減する
ために受信側に備わっている雑音低減回路において雑音
の低減量を制御する信号(以降ノイズリデュース制御信
号と称す)も1ビットの2値信号として伝送されてい
る。
以下に本発明に関係する従来例について、図面を参照し
ながら説明する。第2図は従来例としてのノイズリデュ
ース制御信号が入力映像信号に含まれて伝送されてくる
MUSE方式の雑音低減回路を示したものである。
映像信号入力端子1に供給される入力映像信号は演算回
路8を介して具体的にはメモリで実現した遅延回路9に
供給され、この遅延回路9への入力信号が装置の信号出
力端子10に送出されている。遅延回路9は通常、フィ
ールド、あるいはフレームに相当する遅延を与えるもの
であるが、従来例におけるMUSE方式の場合にはフレ
ーム遅延を行なっている。遅延回路9の出力信号は差検
出回路4に帰還され、ここで入力端子1より供給される
入力映像信号とのフレーム差が出力され、具体的にはR
OMで構成される第1係数演算回路5および第2係数演
算回路6を介して雑音低減用補正値を求め、スイッチ7
の入力端子に供給される。スイッチ7は制御信号入力端
子より供給されるノイズリデュース制御信号により第1
係数演算回路5の出力信号あるいは第2係数演算回路6
の出力信号を選択し、演算回路8で前記第1、第2何れ
かの係数演算回路の出力信号と入力映像信号との加算が
行われる。上述の演算回路8,遅延回路9,差検出回路
4および第1係数演算回路5あるいは第2係数演算回路
6で構成されるループは時間方向の積分を行なうもので
あるから映像信号の相関、詳細には時間方向の相関が高
い。例えば入力映像信号が静止映像信号の如きものにお
いては利用価値が大なることが知られている。しかし通
常のテレビジョン信号では映像の内容が時々刻々と変化
していることが多く、あるいはシーンチェンジなど完全
に相関がなくなる場合も多いので、上記のループの作用
により残像が生じることより係数演算回路の係数を固定
値とすることは実用的でなく、したがって可変の構成が
用いられる。通常雑音低減回路による雑音低減アルゴリ
ズムは、入力映像信号をa、一定遅延された映像信号を
b前記両信号を適当な割合で混合する係数をKとする
と、雑音が低減された映像信号cは、 c=a×(1−K)+b×K ………(1) のとおり表現できる。この式のとおりの構成では係数回
路が2ケ所必要であるので、本従来例では前記(1)式
を、 c=(b−a)×K+a ………(2) の如く変形して係数演算回路の配置を1ケ所でよいよう
に構成し、係数Kの異なる値と差信号とを演算する第1
および第2の係数演算回路の選択をノイズリデュース制
御信号により制御して係数の可変を実現している。
以下にノイズリデュース制御信号およびこれを用いた雑
音低減量可変制御方法について説明する。送信側より伝
送されるノイズリデュース制御信号は前述の如く1ビッ
トの2値信号であり、所定の低減量で雑音低減を行なう
場合と所定の低減量より少ない低減量(雑音低減を行な
わない場合を含む)で雑音低減を行なう場合とを区別す
るための信号である。所定の低減量より少ない低減量で
雑音低減を行なう場合とは、映像信号が時間的に相関を
もたないか相関があっても非常に小さな場合、MUSE
方式においてはたとえば、カメラのパンニング等で動き
補正が行なわれている場合や全画面にわたって動きをと
もなう映像と判断された時やシーンチェンジの様な画面
状態にあるときである。第1および第2係数演算回路の
一方には通常行なう所定の雑音低減係数Kを与え、他
方には所定の雑音低減量より少ない低減を行なう雑音低
減係数Kを与えておき、前記ノイズリデュース制御信
号で区別された映像信号の状態に従って静止画像及び静
止状態に近い画像に対しては通常の雑音低減量で、また
動画像及び動き画像に近い画像に対しては通常よりも少
ない雑音低減量で雑音低減を行なうことにより効果的に
入力映像信号の雑音低減を計ろうというものであった。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来例の雑音低減回路においては送信側
より伝送されてくるノイズリデュース制御信号のみによ
り雑音低減係数Kの選択を制御しているため、静止部分
と動き部分が画面中に混在して存在する様な場合におい
て、例えば静止部分が画面の大部分を占めておりその中
の微小な範囲に動き部分が存在している様な画像で、伝
送されてくるノイズリデュース制御信号が雑音低減量を
通常よりも少なくする状態、すなわち動きに関する何ら
かの条件により画面全体を動き画像と判断して雑音低減
制御を行なっているような場合、微小な範囲の動き部分
が存在するために本来雑音低減を十分に行なってもよい
静止画部分についても雑音低減量の少ない雑音低減しか
行なえず入力映像信号の全ての動,静の状態に対して必
ずしも効果的な雑音低減が行なえていないという問題点
を有していた。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するにあたり、本発明においては前記
ノイズリデュース制御信号と同様に入力映像の垂直帰線
消去期間に多重して伝送されてくる本来動き検出回路の
制御のためのブロックコントロール信号を利用して、前
記ノイズデュース制御信号と併用して雑音低減回路の雑
音低減係数Kを制御しようというものである。
作 用 MUSE方式におけるブロックコントロール信号は本来
動き検出のモードを制御するものであり、映像信号の1
フィールドを水平方向16,垂直方向33の合計528
のブロックに区切り、各ブロックについてブロック内に
動き部分が少しでも含まれる状態と動き部分が全く含ま
れていない静止部分の区別をするものであり、このブロ
ックコントロール信号をノイズリデュース制御信号に併
用して雑音低減を行なえば、例えば前記に例として挙げ
たような静止部分が画面の大部分を占めておりその中の
微少な範囲に動き部分が存在している様な画像で、伝送
されてくるノイズリデュース制御信号が雑音低減量を通
常よりも少なくする状態に制御が働いている場合にもブ
ロックコントロール信号により識別される動き部分を含
まないブロックについてはノイズリデュース制御信号の
制御を打ち消す方向に制御をかけ、静止部分における積
極的な雑音低減を行なうことが可能になる。
実施例 以下に本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。第1図は本発明における雑音低減装置の一実施
例を示したものであり第2図のものと同一物は同一番号
を付して説明する。映像信号入力端子1に供給される入
力映像信号は演算回路8を介して具体的にはメモリで実
現し、入力信号を1フレーム期間遅延させる遅延回路9
に供給され、この遅延回路9への入力信号が装置の信号
出力端子11に送出されている。遅延回路9の出力信号
は差検出回路4に帰還され、ここで入力端子1より供給
される入力映像信号とのフレーム差が出力され、第1係
数演算回路5および第2係数演算回路6を介して雑音低
減用補正値が求められスイッチ7の入力端子に供給され
る。送信側から映像信号の垂直帰線期間に多重して伝送
されてくるコントロール信号であるノイズリデュース制
御信号が入力端子2より、ブロックコントロール信号が
入力端子3より供給され、制御信号演算回路10の入力
信号となる。前記両者の制御信号はどちらも1ビットの
2値信号であるので制御信号演算回路10において論理
演算がなされ、その出力信号で第1および第2の係数演
算回路の出力信号である雑音低減補正値信号の選択を行
なうスイッチの制御を行なう。スイッチ7の出力端子に
現われる雑音低減補正値信号と入力端子1より供給され
る入力映像信号とを演算回路8で加算して、入力映像信
号に含まれる雑音が効果的に低減された信号として出力
端子11より出力される訳である。
制御信号演算回路10の動作についての一例を下表を用
いて説明する。
ノイズリデュース制御信号とブロックコントロール信号
とは共に1ビットの2値信号であり、ノイズリデュース
制御信号については所定の低減量で雑音低減を行なう制
御状態を論理“O”レベル、所定の低減量より少ない低
減量で雑音低減を行なう制御状態を論理“1”レベルと
し、ブロックコントロール信号については各ブロックに
ついてブロック内に少しでも動き部分を含むブロックは
論理“O”レベル、完全に静止画のみのブロックを論理
“1”レベルに対応させることにし、前記入力信号に対
する出力信号、すなわち前記スイッチ7を切り換えて所
定の低減係数Kを用いて前記差信号と演算する係数演
算回路を選択する状態を論理“O”レベル、所定の低減
量より少ない低減量で雑音低減を行なう低減係数K
用いて前記差信号と演算する係数演算回路を選択する状
態を論理“1”レベルに対応させて真理値表を書くと第
3図に示したものとなる。この真理値表から得られる論
理式は、ノイズリデュース制御信号をNR、ブロックコ
ントロール信号をBCと略記し、得られる制御信号をS
WCと略記すると、 SWC=NR・▲▼ ………(3) で表現できる。この式は、ノイズリデュース制御信号に
よって雑音低減量を少なくして雑音低減を行なうフィー
ルドに対して完全な静止画で占められるブロックに対し
ては雑音低減を所定の低減量で行なうことを意味してい
る。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば従来例
のノイズリデュース制御信号のみのフィールド単位で雑
音低減を行なう方法に比べブロックコントロール信号を
用いた雑音低減の制御を併用することによりブロック毎
の詳細な制御が可能となり、従来画面の微少面積を占め
る動き部分の影響で全画面動きと判断され雑音低減を抑
制されていた静止画部分の雑音低減を効果的に行なうこ
とができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における映像信号の雑音低減
装置のブロック図、第2図は従来例における映像信号の
雑音低減装置のブロック図である。 1,2,3……信号入力端子、4……差検出回路、5…
…第1係数演算回路、6……第2係数演算回路、7……
スイッチ、8……演算回路、9……遅延回路、10……
制御信号演算回路、11……信号出力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現在の入力映像信号と所定の遅延手段を用
    いて時間遅延されている過去の映像信号を所定の振幅比
    で加算したものを出力するとともに、出力信号を再び前
    記遅延手段に入力させることにより前記入力映像信号に
    含まれている雑音を低減する雑音低減装置であって、現
    在の映像信号と過去の映像信号とのフレーム差を検出す
    る差検出回路と、前記差検出回路の出力に雑音低減比率
    係数を乗ずる第1、第2の係数演算回路と、前記第1係
    数演算回路の出力と第2係数演算回路の出力の何れかを
    選択するスイッチと、入力映像信号に多重されるノイズ
    リデュース制御信号とブロックコントロール信号を入力
    として前記スイッチの制御を行う信号を生成する制御信
    号演算回路と、前記スイッチで選択された第1、第2い
    ずれかの係数演算回路の出力信号と入力映像信号との加
    算を行う演算回路と、前記演算回路の出力映像信号を1
    フレーム期間遅延させる遅延回路とを少なくとも備えた
    映像信号の雑音低減装置。
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KR100206319B1 (ko) * 1995-12-13 1999-07-01 윤종용 비디오 신호의 로컬 콘트라스트 개선을 위한 방법및장치
WO2002009444A1 (en) * 2000-07-21 2002-01-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Signal transmission system

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