JPH0635347Y2 - 継電器用ヒ−タ - Google Patents

継電器用ヒ−タ

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JPH0635347Y2
JPH0635347Y2 JP1986155571U JP15557186U JPH0635347Y2 JP H0635347 Y2 JPH0635347 Y2 JP H0635347Y2 JP 1986155571 U JP1986155571 U JP 1986155571U JP 15557186 U JP15557186 U JP 15557186U JP H0635347 Y2 JPH0635347 Y2 JP H0635347Y2
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JP
Japan
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relay
heater
bimetal
thermistor
heat
Prior art date
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Application number
JP1986155571U
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English (en)
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JPS6361731U (ja
Inventor
祐一 高岡
清文 鳥井
浅已 若林
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、過負荷継電器と呼ばれる継電器に用いられ
てその動作を安定させるための継電器用ヒータに関す
る。
〔従来の技術〕
例えば冷蔵庫、エアコン等のコンプレッサ(より正確に
はそのモータ)の保護用には、過負荷継電器と呼ばれる
継電器が用いられている。その電気回路の一例を第3図
に示す。電源1とコンプレッサ12との間に上記継電器2
が直列に挿入されている。14および16はそれぞれコンプ
レッサ12のモータの主コイルおよび補助コイルであり、
18は起動制御用の正特性サーミスタである。
継電器2は、第4図も参照して、一般的に円筒形をした
絶縁性のケース8内に、接点を持ったバイメタル4とそ
れを加熱して動作させるためのヒータ6を収納して成
る。10a、10bは端子である。
継電器2の働きを説明すると、コンプレッサ12を起動し
ようとした時に何等かの原因で起動しなかったり、ある
いはコンプレッサ12の負荷が大き過ぎてその回転が止ま
る等した場合、コンプレッサ12には大きな過電流が流れ
る。その時、その過電流によって継電器2内のヒータ6
が加熱され、その熱によってバイメタル4はオフ状態に
反転してコンプレッサ12への通電を停止する。このよう
にしてコンプレッサ12のコイルの焼損を防止し、高価な
コンプレッサ12を保護する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが上記のような継電器2においては、バイメタル
4のオン・オフ動作はその温度によって決まるため、そ
の動作時間が周囲温度によって大きくばらつくという問
題がある。例えば、過電流が流れて回路がオフになるま
での時間は、周囲温度が低くて継電器2の温度も低い時
には長くかかり、逆に継電器2の温度が高い時に短くな
る。そのため、特に低温時には、継電器2がオフになる
までに時間がかかり過ぎてコンプレッサ12のコイルが焼
損する場合がある。
そこでこの考案は、上記のような継電器に用いられるも
のであって、当該継電器に対する周囲温度の影響を少な
くしてその動作を安定させることができる継電器用ヒー
タを提供することを目的とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
この考案の継電器用ヒータは、絶縁ケース内に正特性サ
ーミスタを収納してそれにつながる端子を絶縁ケースか
ら引き出し、かつ当該正特性サーミスタに、概ねコ字状
をした放熱板であって、その両端部が前記継電器の側面
に当接するように当該側面に沿って曲げられており、か
つその内法寸法が当該側面部の外形寸法よりも幾分小さ
めに設定されているものを熱的に結合し、この放熱板の
弾性によって継電器の側面を挟み込むよう構成して成る
ことを特徴とする。
〔作用〕
放熱板を前述のような継電器のケースの側面に当接させ
ることにより、正特性サーミスタを発熱体として放熱板
を介して継電器をその側面から加熱することができる。
その場合、正特性サーミスタは自己温度調節機能を有し
ているため、周囲温度の変化による継電器の温度変化を
少なくすることができ、その結果継電器の動作が安定す
る。
〔実施例〕
第1図は、この考案の一実施例に係る継電器用ヒータを
継電器に取り付けた状態を部分的に切り欠いて示す平面
図である。
この実施例の継電器用ヒータ20においては、両主面に電
極(図示省略)を有する正特性サーミスタ22を、樹脂、
アルミナ等から成る絶縁ケース24内に収納すると共に、
その両主面を端部が絶縁ケース24外にそれぞれ引き出さ
れたばね端子26aと端子26bで弾性的に挟み込んでいる。
そして継電器2側に位置する端子26bに薄い絶縁物28を
介して放熱板30を近接させ、それによって当該放熱板30
と正特性サーミスタ22との熱的結合を図っている。端子
26aは、必ずしもばね端子でなくてもよく、別にばね材
を介在させる様にすることもできる。
放熱板30はこの例では概ねコ字状をしており、その両端
部は継電器2のケース8の側面に当接できるように当該
側面に沿って曲げられており、しかもその内径をケース
8の外径よりも幾分小さ目に設定して、ケース8の側面
を放熱板30によって挟み込むことによって当該継電器用
ヒータ20を保持固定できるようにしている。
その場合、端子26bはこの例のように平板に近い形にす
るのが好ましく、そのようにすれば正特性サーミスタ22
と放熱板30間の熱抵抗を小さくして正特性サーミスタ22
から放熱板30への熱伝導を良くすることができる。
また放熱板30を絶縁する必要の無い場合は、端子26bと
放熱板30を一体にしても良く、そのようにすれば上記熱
抵抗は更に小さくなる。
放熱板30の材料としては、熱伝導の良い材料、例えばア
ルミニウム、黄銅、鉄等の金属が好ましい。
上記継電器用ヒータ20を使用するに当たっては、それを
第1図に示すように継電器2のケース8の側面に取り付
けると共に、電気的には第3図のa−a′間あるいはb
−b′間に接続する。ちなみにb−b′間に接続した場
合は、継電器2がオンからオフになるとこの継電器用ヒ
ータ20による継電器2の加熱も中止されるため、継電器
2のオフからオンへの復帰を早めることができる。
上記継電器用ヒータ20によれば、正特性サーミスタ22を
発熱体として放熱板30を介して継電器2をその側面から
加熱することができる。その場合、正特性サーミスタ22
は例えば第2図に示すような抵抗温度特性を有していて
自己温度調節機能を有しているため、周囲温度の変化に
よる継電器2の温度変化を少なくすることができ、従っ
て継電器2の、即ちそのバイメタル4の動作が安定して
動作時間のばらつきが少なくなる。その結果、前述のよ
うな高価なコンプレッサ12が焼損する恐れ等を無くする
ことができ、信頼性が向上する。
しかもこの継電器用ヒータ20は、継電器2をその側面か
ら加熱するようにしているため、その内部のバイメタル
4を効率良く加熱することができるという利点もある。
これは、継電器2は通常、その底面S(第4図参照)が
コンプレッサ12側に取り付けられて運転中のコンプレッ
サ12の温度を検知するようにされ、またそのヒータ6は
ケース8内において通常バイメタル4の上側に配置され
ているため、継電器用ヒータ20の放熱板30を継電器2の
側面に当接させれば、バイメタル4に対するコンプレッ
サ12の温度の伝達を防げることなく放熱板30をバイメタ
ル4に近付けることができ、バイメタル4は上からはヒ
ータ6によって、下からはコンプレッサ12によって加熱
されるので、側面から継電器用ヒータ20によって加熱す
ればバイメタル4を全周から効率良く加熱することがで
きるからである。
また熱源の正特性サーミスタ22は、継電器2の温度が低
い時には大きなパワーを出し、逆に温度が高い時には自
動的に低パワーとなるので、消費電力の点で経済的でも
ある。
尚、放熱板30が継電器2の側面を包み込む領域は第1図
の実施例のようなものに限定されるものではない。
また、継電器2のケース8がこの例のような丸形でない
場合は、放熱板30の形状をケース8の側面形状に対応し
たものにしてそれに当接できるようにすれば良い。
更に、放熱板30が金属板の場合でその絶縁が必要な時
は、当該放熱板30の表面を絶縁樹脂等で覆っても良い。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案の継電器用ヒータによれば、次の
ような効果を奏することができる。
正特性サーミスタを発熱体として放熱板を介して継電
器をその側面から加熱することができ、しかも正特性サ
ーミスタは自己温度調節機能を有しているため、継電器
に対する周囲温度の影響を少なくしてその動作を安定さ
せることができる。その結果、当該継電器の信頼性を向
上させることができる。
継電器をその側面から加熱するよう構成しており、そ
れによれば継電器内部のバイメタルに対する被保護機器
からの熱伝達を妨げることなく放熱板をバイメタルに近
づけることができるので、継電器内部のバイメタルを効
率良く加熱することができ、正特性サーミスタの小容量
化を図ることができる。
概ねコ字状をした放熱板の両端部を継電器の側面に当
接するように当該側面に沿って曲げ、かつその弾性によ
って継電器の側面を挟み込む構造であるため、放熱板の
弾性によってこの考案の継電器用ヒータを相手の継電器
の側面に保持固定することができる。従って、取り付け
が極めて簡単であり、しかも放熱板からの熱を継電器に
効率良く伝達することができる。
熱源の正特性サーミスタは、継電器の温度が低い時に
は大きなパワーを出し、逆に温度が高い時には自動的に
低パワーとなるので、消費電力の点でも経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係る継電器用ヒータを
継電器に取り付けた状態を部分的に切り欠いて示す平面
図である。第2図は、正特性サーミスタの抵抗温度特性
の一例を示す図である。第3図は、継電器を用いた電気
回路の一例を示す図である。第4図は、第3図の継電器
の側面の一例を示す図である。 2……継電器、4……バイメタル、6……ヒータ、8…
…ケース、20……実施例に係る継電器用ヒータ、22……
正特性サーミスタ、24……絶縁ケース、26a,26b……端
子、30……放熱板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイメタルとそれを動作させるためのヒー
    タをケース内に収納して成る継電器に用いられるもので
    あって、絶縁ケース内に正特性サーミスタを収納してそ
    れにつながる端子を絶縁ケースから引き出し、かつ当該
    正特性サーミスタに、概ねコ字状をした放熱板であっ
    て、その両端部が前記継電器の側面に当接するように当
    該側面に沿って曲げられており、かつその内法寸法が当
    該側面部の外形寸法よりも幾分小さめに設定されている
    ものを熱的に結合し、この放熱板の弾性によって継電器
    の側面を挟み込むよう構成して成ることを特徴とする継
    電器用ヒータ。
JP1986155571U 1986-10-09 1986-10-09 継電器用ヒ−タ Expired - Lifetime JPH0635347Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986155571U JPH0635347Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09 継電器用ヒ−タ

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JP1986155571U JPH0635347Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09 継電器用ヒ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS6361731U JPS6361731U (ja) 1988-04-23
JPH0635347Y2 true JPH0635347Y2 (ja) 1994-09-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5485799B2 (ja) * 2010-05-31 2014-05-07 株式会社アドバンテスト アクチュエータ装置、試験装置、およびアクチュエータ制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0349361Y2 (ja) * 1985-03-06 1991-10-22
JPS60185301U (ja) * 1985-04-25 1985-12-09 ティーディーケイ株式会社 正特性サーミスタ装置

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