JPH0635064A - カメラ用付属品保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストラップをカメラから外すことなく、簡単
な作業によって該ストラップへ取り付け得る構成とす
る。 【構成】 カメラの付属品を保持する係止部１ａ，１ｂ
と、カメラのストラップが引っ掛けられる、先端に前記
係止部が設けられる面側に立ち上がった立上り部１ｄを
有した、コの字形状の開口部１ｇに囲まれて成るフック
部１ｃとを備え、該フック部及びその先端の立上り部
と、前記係止部によって保持される付属品の底面とによ
って、ストラップが通る空間を形成するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、リモートコントロール
送信機等の付属品を携帯性を考慮してカメラのストラッ
プへ取り付けることを可能とするカメラ用付属品保持具
の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】カメラのストラップへリモートコントロ
ール（以下、リモコンと記す）送信機を保持する保持具
は既に商品化されているが、その保持具の形状を図４
（ａ）〜（ｃ）に示す。

【０００３】図４（ａ）は保持具の上面を、図４（ｂ）
は図４（ａ）の中央断面を、図４（ｃ）は保持具の裏面
を、それぞれ示す図である。

【０００４】保持具５には、図示せぬリモコン送信機を
係止するための係止爪５ａ，５ｂ、穴部５ｃ，５ｄが形
成されており、カメラのストラップ６へは、該穴部５
ｃ，５ｄを通すことで取り付けられるようになってい
た。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、リモコン送信機を保持するための保持
具５をストラップ６に取り付ける際に、ストラップ６を
カメラから取り外してから、前述した様に保持具５の穴
部５ｃ，５ｄに通す必要があり、ユーザーにとっては手
間のかかる作業となっていた。

【０００６】また、カメラからストラップを取り外せな
い構造のものにおいては、この保持具５は使えないとい
った問題点があった。

【０００７】（発明の目的）本発明の目的は、ストラッ
プをカメラから外すことなく、簡単な作業によって該ス
トラップへ取り付けることのできるカメラ用付属品保持
具を提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、カメラの付属
品を保持する係止部と、カメラのストラップが引っ掛け
られる、先端に前記係止部が設けられる面側に立ち上が
った立上り部を有した、コの字形状の開口部に囲まれて
成るフック部とを備え、該フック部及びその先端の立上
り部と、前記係止部によって保持される付属品の底面と
によって、ストラップが通る空間を形成するようにして
いる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。

【００１０】図１は本発明の一実施例における付属品保
持具の上面及び裏面を、図２はリモコン送信機を保持し
た保持具をストラップに取り付けた状態の断面図を、図
３はリモコン送信機及び該送信機を保持する保持具をス
トラップに取り付けた状態の斜視図を、それぞれ示して
いる。

【００１１】これらの図において、１はリモコン送信機
の保持具、２はリモコン送信機、３はカメラのストラッ
プである。

【００１２】保持具１には、リモコン送信機２を係止す
るための係止爪１ａ，１ｂが設けられ、中央部にはコの
字形状の開口部１ｇに囲まれたフック部１ｃが設けられ
ている。このフック部１ｃの先端の立上り部１ｄの両端
はフック部１ｃの幅方向（図１の長手方向）より延長し
た延長部１ｅ，１ｆが形成されている。

【００１３】リモコン送信機２には固定爪２ａと可動爪
２ｂが設けられ、前記可動爪２ｂはバネ２ｃにより図２
の下方に常時付勢されており、固定爪２ａと可動爪２ｂ
は前記保持具１の係止爪１ａ，１ｂとそれぞれ係止する
ようになっている。

【００１４】上記の様な構成において、先ず、リモコン
送信機２の固定爪２ａを保持具１の係止爪１ａに引っ掛
け、次いでリモコン送信機２を保持具１へ強く押しつけ
る。すると、可動爪２ｂが一旦バネ２ｃの付勢に抗して
図２の上方向に移動し、その後該バネ２ｃの作用により
係止爪１ｂと係合して、リモコン送信機２が保持具１に
保持されることになる。

【００１５】また、可動爪２ｂを指で押し上げながら
（図２において）リモコン送信機２を保持具１から引き
離すと、リモコン送信機２と保持具１の係合は外れる。

【００１６】保持具１をストラップ３へ取り付ける際に
は、カメラに取り付けられた状態にあるストラップ３の
任意の部分を、保持具１のリモコン送信機２の取付面の
反対面（図１（ｂ）に示す面）から、コの字形状の開口
部１ｇより差し入れ、保持具１のフック部１ｃの立上り
部１ｄを乗り越えさせる（引っ掛ける）。これにより、
保持具１をストラップ１に取り付けることができる。こ
の時の状態を示したのが図３である。

【００１７】図３に示す状態時には、保持具１がストラ
ップ３から外れ易い傾向はあるが、フック部１ｃの先端
の立上り部１ｄには延長部１ｅ，１ｆが設けられている
ため、不用意に外れてしまうことはない。

【００１８】その後、リモコン送信機２を前述したよう
にして保持具１に係合させた状態を示すのが図２である
が（この際、立上り部１ｄの上面と該リモコン送信機２
の底面は略当接している）、この状態にあっては、スト
ラップ３はフック部１ｃと立上り部１ｄとリモコン送信
機２とに囲まれた状態となるので、該ストラップ３が外
れるといったことは無くなる。

【００１９】本実施例によれば、ストラップ３の任意の
部分を差し込み可能なコの字形状の開口部１ｇに囲まれ
たフック部１ｃと、この先端に立上り部１ｄとを設け、
リモコン送信機２を該保持具１に保持する際、リモコン
送信機２とフック部１ｃ及びフック部先端の立上り部１
ｄによって、ストラップ３の通る空間を形成するように
成したことにより、ストラップ３をカメラから取り外さ
なくても、簡単な取付け作業を行うことで、ストラップ
３に保持具１を取り付けることができ、また、リモコン
送信機２を保持具１に係合させれば、ストラップ３の外
れを完全に防ぐことができる。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カメラの付属品を保持する係止部と、カメラのストラッ
プが引っ掛けられる、先端に前記係止部が設けられる面
側に立ち上がった立上り部を有した、コの字形状の開口
部に囲まれて成るフック部とを備え、該フック部及びそ
の先端の立上り部と、前記係止部によって保持される付
属品の底面とによって、ストラップが通る空間を形成す
るようにしている。

【００２１】よって、ストラップをカメラから外すこと
なく、簡単な作業によって該ストラップへ取り付けるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における保持具の上面及び裏
面を示す図である。

【図２】同じくリモコン送信機を保持した保持具をスト
ラップに取り付けた状態を示す断面図である。

【図３】同じくリモコン送信機及び該送信機を保持する
保持具をストラップに取り付けた状態を示す斜視図であ
る。

【図４】従来の保持具の上面、断面及び裏面をそれぞれ
示す図である。

【符号の説明】

１ 保持具 １ａ，１ｂ 係止部 １ｃ フック部 １ｄ 立上り部 ２ リモコン送信機 ３ ストラップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カメラの付属品を保持する係止部と、カ
   メラのストラップが引っ掛けられる、先端に前記係止部
   が設けられる面側に立ち上がった立上り部を有した、コ
   の字形状の開口部に囲まれて成るフック部とを備えたカ
   メラ用付属品保持具。